JP2006094010A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブルーミングによる画像の黒沈みを防止し、正常画像へ高速に復帰させることを課題とする。
【解決手段】 被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子(1)と、撮像素子による光電変換後の撮像信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出手段(17)と、撮像信号のブランキング期間におけるブランキングレベルを抽出するブランキングレベル抽出手段(20)と、光学的黒レベルの異常を検出する異常検出手段(11)と、異常検出手段の検出結果に基づいて、正常時には光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルを基準として第1の目標値にクランプし、異常時にはブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルを基準として第2の目標値にクランプするクランプ手段(6,10,18)とを有する撮像装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像技術に関し、特に光学的黒レベルを所定レベルにクランプする撮像技術に関する。
通常、CCD等の固体撮像素子で撮像した静止画像や動画像を表示したり、記録したりする際に、撮像信号の明るさの基準として、撮像素子の光学的黒(オプティカルブラック、以降OBと呼ぶ)レベルが利用される。OBとは、撮像素子の受光画素部の中で遮光されて入射光に依存しない画素出力のことを指す。
このOBレベルを撮像信号の黒基準とする直流分再生(クランプ)回路で、ビデオカメラ等で一般的によく利用されるフィードバッククランプ方式の装置構成の一例を図7に、主要動作波形を図8に示し、その動作について簡単に説明する。
図7において、まず、たとえばCCDなどの固体撮像素子101があり、この撮像素子101から出力される撮像信号が、CDS(相関2重サンプリング)回路と呼ばれる回路102に入力されてリセットノイズが除去された後に、オフセット加算回路103に入力されて所定のオフセット電圧が加算されて、そのオフセット加算出力が可変増幅器104に入力される。
また、CDS回路102は、端子106より入力された所定の基準電圧VREFによって撮像信号のフィードスルー部の基準とするCDS回路を成しており、同様に、可変増幅器104は、基準電圧VREFを撮像信号の直流増幅の基準とする直流増幅器を成している。
可変増幅器104は、CCD101の出力感度ばらつきを補正したり、撮像装置の感度設定を切り換えるためのゲイン可変手段であるが、以降、撮像装置のクランプ動作を簡略かつ明確に説明するために、ゲイン1倍として簡易的に扱うものとする。
可変増幅器104からの増幅出力信号は、一方で、不図示の画像処理・記録・表示回路に入力されるとともに、他方で、サンプルホールド回路107に入力され、端子109より入力されたOB画素の読み出しタイミングに同期するOBクランプパルスによって、サンプルホールドされたOBレベルが、積分アンプ105に入力される。
積分アンプ105は、コンデンサ105b、抵抗105cにより所定の積分時定数を成しており、前記サンプルホールドされたOBレベルと、端子106より入力される所定の基準電圧VREFとの差分電圧(クランプ誤差電圧)が前記積分時定数にて積分されるとともに、その出力(電圧VREFからのずれ量(誤差信号))が、オフセット加算回路103に入力されて減算されるネガティブフィードバック制御の構成になっている。
図8は、可変増幅器104の出力信号11CのOBレベルが直流電圧レベルVREFにクランプされて収束する様子と、そのときの各部の動作波形を示したものである。
信号波形11AはCDS回路102の出力波形であり、撮像素子101から読み出された1水平ライン毎に、所定期間のOB画素出力を持っており、このOB画素出力期間の一部をサンプルホールドするタイミング信号がOBクランプパルス11Dである。
信号波形11AのOB画素出力は、CDS(相関2重サンプリング)回路102の働きにより、前記基準電圧VREFに比較的近い直流電圧を保っているが、実際には、撮像素子101のフィードスルー成分と信号成分との差成分(CCDオフセット)及び、撮像素子の温度に依存する暗電流成分が重畳されてオフセット誤差を有している。(通常、数ミリ〜数十ミリボルト)
このオフセット誤差は、撮像素子ごとにばらつき、また、温度により変動する。そして、このオフセット誤差が可変増幅器104によって増幅されて最終的に、撮像信号の黒レベル変動VERRとして出力される。
黒レベル変動VERRは、サンプルホールド回路107及び積分アンプ105によって、VREF電圧の差分として検出され、積分されて図8に示す積分出力信号11B(ΔVERR)として出力され、CDS回路102の出力信号11Aより減算される。
OBクランプパルス11Dの出力毎に、この動作が繰り返されることにより、積分出力ΔVERRは、信号波形11Bのごとく黒レベル変動VERRへと収束し、可変増幅器104の出力信号のOB画素出力は、信号波形11Cのごとく基準電圧VREFへと収束する。
ところで、このようなフィードバック方式のOBクランプ回路では、黒レベル変動VERRを積分して不帰還する場合の積分の時定数が非常に重要である。
時定数が短いと水平ライン毎の出力OBレベルのVREF電圧への追従応答性が速くなる反面、クランプ動作毎の変動量(変動頻度)もその分多くなり、横スジ上のノイズを発生し易くなる。
そのため、時定数は、この横スジ上のノイズが画質上問題にならない程度に所定の長さに設定せざるを得ない。
また、下記の特許文献1には、光学的黒領域からの信号に基づいてクランプ処理を行う撮像装置が開示されている。
特開2003−143488号公報
このような従来のフィードバック方式のOBクランプ回路においては、OBの変動量の主要因として撮像素子のCCDオフセット及び暗電流成分によるオフセット誤差を想定しており、これらのオフセット誤差成分を補正することを主眼に設計がなされている。
本来、これらのオフセット誤差成分は、撮像信号のフルレンジ(〜1ボルト)に対して、その10分の1以下(数ミリ〜数十ミリボルト)と、あまり大きなものではない。
ところで、CCDなどの固体撮像素子に直射日光などの強い光が入射されると、光電変換部で電荷がオーバーフローを起こす、所謂、ブルーミングとよばれる現象が発生する。ブルーミングが発生すると、本来は受光画素部の中で遮光されていて入射光に依存しないOB画素部にもオーバーフローした電荷が流入して蓄積される場合がある。
この場合のOBレベルは、前記オフセット誤差成分とは異なり、正確な黒基準になり得ないばかりか、激しいブルーミングに対しては撮像信号のフルレンジのレベル(CCD飽和レベルVSAT)変動にまで及ぶ。
図9は、ブルーミング発生時のクランプ動作を説明するための各部の動作波形を示したものである。CDS出力11AのOB出力は、ブルーミングの発生にともない急速にCCD飽和レベルVSATに達する。可変増幅出力11CのOB出力は、積分アンプ105で設定された時定数による応答時間で、CCD飽和レベルVSATまで上昇した誤ったOBレベルに対して、ゆるやかに基準電圧VREFまで引き下げられる。
このように、従来のクランプ回路構成では、ブルーミング発生時に、適正なOBレベルを大きく逸脱する誤った黒レベルに追従してしまい、撮像信号全体が黒沈みを起こしてしまうという問題があった。
また、適正なOBレベルを大きく逸脱する誤った黒レベルに追従した結果、撮像素子のブルーミングが解消した後も、正常なOBレベルへの復帰時間が非常に長くかかってしまい、その間、黒沈みの状態が続くという問題があった。
本発明の目的は、ブルーミングによる画像の黒沈みを防止し、正常画像へ高速に復帰させることである。
本発明の撮像装置は、前記被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子による光電変換後の撮像信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出手段と、前記撮像信号のブランキング期間におけるブランキングレベルを抽出するブランキングレベル抽出手段と、前記光学的黒レベルの異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段の検出結果に基づいて、正常時には前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルを基準として第1の目標値にクランプし、異常時には前記ブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルを基準として第2の目標値にクランプするクランプ手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、前記被写体の光学像を電気信号に変換する光電変換ステップと、前記光電変換後の撮像信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出ステップと、前記撮像信号のブランキング期間におけるブランキングレベルを抽出するブランキングレベル抽出ステップと、前記光学的黒レベルの異常を検出する異常検出ステップと、前記異常検出結果に基づいて、正常時には前記抽出された光学的黒レベルを基準として第1の目標値にクランプし、異常時には前記抽出されたブランキングレベルを基準として第2の目標値にクランプするクランプステップとを有することを特徴とする。
撮像素子のブルーミング現象の発生によって、たとえ撮像素子の出力に適正レベルを大きく逸脱する光沢的黒レベルの変動が発生したとしても、光学的黒レベルに追従して撮像信号に黒沈みを生じるという問題を防止できる。また、撮像素子のブルーミング現象が解消した後も、正常な光学的黒レベルへの復帰を速やかに行うことができるので、応答性に優れた撮像信号を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態によるフィードバック方式のOBクランプ回路の構成例を示すブロック図である。
まず、図1の構成について説明すると、1は被写体の光学像を電気信号に変換するCCD(CCDイメージセンサ:撮像素子)であり、このCDD1から出力される撮像信号が、CDS(相関2重サンプリング)呼ばれる回路2に入力されてリセットノイズが除去された後に、オフセット加算回路3に入力されて所定のオフセット(直流)電圧が加算されて、そのオフセット加算出力が可変増幅器4に入力される。可変増幅器4は、所定ゲイン又は可変ゲインで撮像信号を増幅する。
また、CDS回路2は、端子8より入力された所定の基準電圧VREF1を撮像信号のフィードスルー部を基準とするCDS回路を成しており、同様に、可変増幅器4は、基準電圧VREF1を撮像信号の直流増幅の基準とする直流増幅器を成している。
可変増幅器4は、CCD1の出力感度ばらつきを補正したり、撮像装置の感度設定を切り換えるためのゲイン可変手段であるが、以降、本実施形態においては、撮像装置のクランプ動作を簡略かつ明確に説明するために、ゲイン1倍として簡易的に扱うものとする。
可変増幅器4からの増幅出力信号は、端子26より、不図示の画像処理・記録・表示回路に入力されるとともに、その一方で、サンプルホールド回路17に入力され、端子23より入力されたOB画素の読み出しタイミングに同期するOBパルスCPOBによって、サンプルホールドされたOBレベルがセレクタ18に入力される。
また、可変増幅器4からの増幅出力信号は、サンプルホールド回路20に入力されて、端子24より入力されたブランキングタイミングに同期するブランキングパルスCPBLKによって、サンプルホールドされたブランキングレベルが、セレクタ18に入力される。
セレクタ18により選択された出力は、積分アンプ6の正極に入力される。
積分アンプ6は、コンデンサ6B、抵抗6Cとにより所定の積分時定数を成しており、前記サンプルホールドされたOBレベルと、信号線7より入力される所定の基準電圧VREFとの差分電圧(クランプ誤差電圧)が前記積分時定数にて積分されるとともに、その出力(電圧VREFからのずれ量)が、減算値としてオフセット加算回路3に入力されて減算されるフィードバック制御の構成になっている。
黒レベルの異常検出回路11は、サンプルホールド回路19と、オフセット加算器21、比較器12、14及び一次積分器(抵抗15、コンデンサ16)とにより構成される。
そして、前記サンプルホールドされたOBレベルとともに、前記サンプルホールドされたブランキングレベルが、黒レベルの異常検出回路11に入力される。
黒レベルの異常検出回路11では、入力されたブランキングレベルがオフセット加算器21を介して、同じくオフセット加算器21に入力された所定電圧VTHでレベルシフトされた後に、比較器14の負極に入力される。
他方で、サンプルホールド回路17でサンプルホールドされたOBレベルが、端子24より入力されたブランキングタイミングに同期するブランキングパルスCPBLKによって、リサンプリングされた後に比較器14の正極に入力されることにより、OBレベルとブランキングレベルとの大小比較が行われる。比較器14の出力は、抵抗15、コンデンサ16の構成による一次積分器を介して、比較器12の正極に入力される。比較器12の負極には比較電圧VCMPが入力されており、比較器12の出力信号が、最終的に黒レベルの異常検出回路11の検出結果として、セレクタ18及びセレクタ10の切り換え制御端子に入力される。
セレクタ10には、黒レベルの基準となる直流電圧VREF1、VREF2が、それぞれ供給されており、黒レベルの異常検出回路11の検出結果により、そのいずれかに切り換えられて、積分アンプ6の基準電圧VREFとして積分アンプ6の負極に入力される。
黒レベルの異常検出回路11の検出は、通常状態においてローレベルを為しており、このとき、可変増幅器4からの増幅出力信号からサンプルホールドされたOBレベルがセレクタ18により選択されるように接続が為されており、積分アンプ6の被積分電圧として供給される。
併せて、CDS回路2及び可変増幅器4に供給される基準電圧と同じ電圧VREF1がセレクタ10により選択されるように接続が為されており、積分アンプ6の基準電圧VREFとして供給される。これにより、OBレベルが直流電圧レベルVREFを目標電圧としてクランプ動作が行われる。
通常状態において、可変増幅器4からの増幅出力信号1D(図2)のOBレベルが直流電圧レベルVREF(VREF=VREF1)にクランプされて収束する際の様子は、前記従来例の図8に示した例と全く同様であるので、ここでは図示しない。
CDS出力1AのOB画素出力は、CDS(相関2重サンプリング)回路2の働きにより、基準電圧VREFに比較的近い直流電圧を保っているが、実際には、CCD1のフィードスルー成分と信号成分との差成分(CCDオフセット)及び、撮像素子の温度に依存する暗電流成分が重畳されてオフセット誤差を有している。(通常、数ミリ〜数十ミリボルト)
このオフセット誤差は、撮像素子ごとにばらつき、また、温度により変動する。そして、このオフセット誤差が可変増幅器4によって増幅されて最終的に、撮像信号の黒レベル変動VERRとして出力される。
黒レベル変動VERRは、サンプルホールド回路17及び積分アンプ6によって、VREF電圧の差分として検出され、積分されて、積分出力信号1Cとして出力され、出力1Cの電圧VREFからのずれ量がCDS回路2の出力信号1Aより減算される。
これによって、OBクランプパルス1Eの出力毎に、この動作が繰り返されることにより、積分出力1B及び可変増幅器4の出力信号のOB画素出力は、基準電圧VREFへと収束する。
次に、本実施形態におけるブルーミング発生時のクランプ動作を説明する。
図2は、本実施形態におけるブルーミング発生時のクランプ動作を説明するための各部の動作波形を示したものである。
CDS出力1AのOB出力は、ブルーミング現象の発生にともない急速に上昇しCCD飽和レベルVSATに達する。可変増幅出力1DのOB出力は、最初、CDS出力1AのOB出力上昇に合わせて上昇を開始し、サンプルホールド回路17を通じて積分アンプ6へ入力されて、積分アンプ6で設定された時定数による応答時間で、上昇したCDS出力1AのOBレベルに対してゆるやかに基準電圧VREF1まで引き下げるように働く。
しかし、急速にCCD飽和レベルVSATまで上昇したOB出力に対して、黒レベルの異常検出回路11は、黒レベルの異常を検知して、その出力がハイレベルとなって、セレクタ10により基準電圧VREFが、通常状態における電圧VREF1から異常状態におけるVREF2へと切り換えられる。
図3は、その時の黒レベル異常検出回路11における検出動作を説明するための各部の動作波形を示したものであり、まさに、CCDに強い光が入射されてブルーミングが発生し、信号読み出し期間とOB期間の両方に渡って、信号レベルがCCDの飽和レベルVSATにまで変動した場合の様子を示している。
まず、可変増幅出力1Dは、1ライン単位の撮像信号の様子を模式化して示したものであり、1水平ライン毎の信号は、大まかに、ブランキング期間と映像読み出し期間とOB期間とにより構成される。ブランキング期間は、CCDからの画素信号の読み出しを停止している期間である。
可変増幅出力1Dでは、OB期間の信号レベルが、ブルーミング現象により、本来の黒レベルから、映像読み出し期間の信号レベルと同様に、CCDの飽和レベルVSATに、急速に上昇する。
CCDからの画素の読み出しの行われていないブランキング期間においては、ブルーミングの影響はまったく生じない。
しかしながら、ブランキングレベルVBLKは、OBレベルVOBがブルーミング現象のない本来の黒レベルに有るときにも、VOBとの間に所定の電位差ΔVをもつ。
ΔVは、マイナス符号をもつ場合も有りうるが、本実施形態では、(ΔV=VOB−VBLK)とし、VBLK<VOBの場合について説明する。
そして、可変増幅出力1Dは、OBパルスCPOB(1E)によってサンプルホールドされ、その直後にブランキングパルスCPBLK(1F)により再びサンプルホールドされたOBレベルVOBは、それまでの本来の黒レベルからCCDの飽和レベルVSATに変わる。
一方、可変増幅出力1Dは、ブランキングパルスCPBLK(1F)によりサンプルホールドされたブランキングレベルVBLKはほとんど変化せず、オフセット加算器21の出力も、一定レベル(VBLK+VTH)を保つ。
通常、VBLK、VOB間の電位差ΔVを考慮の上で、撮像信号が持っている黒レベル変動VERRを、およそ逸脱する黒レベル変動が発生した際に、初めて、OBレベルVOBと、(VBLK+VTH)との間で、比較レベルの逆転が起こるように、適切な閾値電圧レベルVTHが設定される。
したがって、この場合(VOB=VSAT)、比較器14の正極にはVSAT、負極には、(VBLK+VTH)が入力されて、比較器14の出力1Gは、ブランキングパルスCPBLK(1F)のタイミングで、ローレベルからハイレベルに逆転する。そして、比較器14の出力1Gは、PGA出力信号1DのOBレベルVOBが、ブルーミング現象が解消して本来のOBレベルに戻るまでの間、ハイレベルを保持する。
さらに、比較器14の出力1Gは、抵抗15、コンデンサ16からなる一次積分器を介して、比較器12において、所定の比較電圧VCMPと比較されて出力される。積分器の時定数、及び比較電圧VCMPは、所定の水平ライン数以上、比較器14の出力1Gがハイレベルを保持し続けた場合に、ちょうど電圧VCMPに達するように設定が為されており(通常、数ラインから数十ライン)、これにより、比較器14の出力1Gがハイレベルが初めて、黒レベル異常検出回路11の検出出力として、比較器12の出力1Jに伝達される。
これは、たとえば、可変増幅器などのゲイン切り換えにより生じた極めて短期間のOB変動に、黒レベル異常検出回路11が敏感に反応して誤って検出出力を出すことを防止するためのものである。
以上説明したように、ブルーミング現象に伴い発生した黒レベル変動は、黒レベル異常検出回路11により検出されることで、基準電圧VREFが、通常状態における電圧VREF1から異常状態におけるVREF2へと切り換えられる。それと同時に、クランプ動作の黒レベル基準として、それまでの可変増幅器4の出力信号のOBレベルVOBからブランキングレベルVBLKへと切り換えられる。
電圧VREF2は、電圧VREF1よりもΔVだけ低い電圧レベルに設定されており、積分アンプ6の基準電圧VREFが電圧VREF1からVREF2へと切り換えられることにより、可変増幅器4の出力信号のブランキング出力は目標電圧VREF1へと収束するのではなく、VREF2に収束する。
すなわち、積分出力1Cにおいて、本来の正しいOBレベルから誤ったOBレベルVSATに追従して誤差電圧VSATを出力する前に、目標電圧がVREF1がVREF2に切り換えられることで、図2に示すように、ΔVだけ出力低減が為されて、VBLKが、本来のOBレベルに対してちょうどΔVだけ低い電圧レベルのところ(VREF2)にクランプされることになるので、撮像信号としては、最終的には、適切な黒レベルにクランプされて収束する結果となり、OBレベル異常時においても、十分に、撮像信号の黒沈みを抑えることができる。
CCDのブルーミング現象が解消した後には、今度は、可変増幅出力1Dは本来の正しいOB出力レベルに対して、電圧変動分ΔVだけ基準電圧VREF1に引き上げられる。したがって、ΔV電圧を適切に設定することにより、クランプ後の撮像信号が正しいOB出力レベルに復帰するのに要する時間も短縮することができる。
たとえば、CCD飽和レベルVSATに比較して十分に小さいΔV(=VOB−VBLK)を用いれば、ブルーミングに際して、クランプ変動電圧ΔVに比例して、黒沈み量と復帰時間を大幅に抑えることができる。
以上のように、黒レベル異常検出回路11は、撮像素子1のばらつき及び温度特性による光学的黒レベルの変動量を逸脱する変動量の異常検出を行う。黒レベル異常検出回路11の検出結果に基づいて、正常時にはサンプルホールド回路17により抽出された光学的黒レベルを基準として第1の目標値VREF1にクランプし、異常時にはサンプルホールド回路20により抽出されたブランキングレベルを基準として第2の目標値VREF2にクランプする。
具体的には、異常検出回路11の検出結果に基づいて、正常時にはサンプルホールド回路17により抽出された光学的黒レベルと第1の目標値VREF1との誤差信号を検出し、異常時にはサンプルホールド回路20により抽出されたブランキングレベルと第2の目標値VREF2との誤差信号を検出する。検出された誤差信号をオフセット加算回路3により撮像素子1による光電変換後の電気信号から減算するための負帰還信号となすことで撮像信号の光学的黒レベルを所定の電圧にクランプすることができる。
第2の目標値VREF2は、サンプルホールド回路17により抽出された光学的黒レベルとサンプルホールド回路20により抽出されたブランキングレベルとのレベル差に基づいて設定される。第1及び第2の目標値VREF1,VREF2は、可変増幅器4の増幅度に応じて設定される。
なお、クランプの基本的な動作を簡略に説明するために、本実施形態では、可変増幅器4のゲインを1倍の扱いとしたが、可変増幅器4のゲイン設定によってオフセット加算回路3におけるオフセット補正量がゲイン倍されることを考えれば、適切なΔV電圧がゲイン設定値を考慮して決定されることは言うまでもない。
勿論、可変増幅器4の可変量に応じて、適切な黒レベルの基準電圧VREF1及びVREF2をテーブル参照値として複数、個別にもち、適時、切り換えて使用しても良い。
(第2の実施形態)
ところで、前記第1の実施形態で示したフィードバック方式のOBクランプ回路は、可変増幅器の出力信号をフィードバックする構成のものであったが、昨今の撮像機器のデジタル化に際して、可変増幅器の後段にA/D変換器を設けて、そのデジタル出力をフィードバックする構成も、一般に、よく利用されている。
このようなデジタルフィードバック方式のOBクランプ回路に対しても、ブルーミング発生時のOBレベルの変動による黒沈みを抑え、ブルーミングの解消後の正常なOBレベルへのクランプ復帰時間を短縮できるようにその構成及び動作を工夫したものが、本発明の第2の実施形態である。
図4は、本発明の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。
図4の構成について説明すると、40は被写体の光学像を電気信号に変換するCCD(CCDイメージセンサ)であり、このCDD40から出力される撮像信号が、CDS(相関2重サンプリング)回路41に入力されてリセットノイズが除去された後に、オフセット加算回路43に入力されて所定のオフセット電圧が加算されて、そのオフセット加算出力が可変増幅器45に入力される。
また、CDS回路41は、端子42より入力された所定の基準電圧VREFを撮像信号のフィードスルー部を基準とするCDS回路を成しており、同様に、可変増幅器45は、基準電圧VREFを撮像信号の直流増幅の基準とする直流増幅器を成している。
可変増幅器45は、CCD40の出力感度ばらつきを補正したり、撮像装置の感度設定を切り換えるためのゲイン可変手段である。
可変増幅器45からの増幅出力信号は、A/D変換器46に入力されてアナログ撮像信号からデジタル撮像信号に変換される。デジタル信号に変換された撮像信号は、一方で、画像処理・記録・表示回路60に入力されるとともに、他方で、OBレベル抽出回路51に入力されてデジタル信号の中に含まれるOB期間のOBレベルが抽出されて比較回路54及びデータセレクタ47に入力される。
A/D変換器46からのデジタル信号は、他方で、ブランキングレベル抽出回路53に入力されてデジタル信号の中に含まれるブランキング期間のブランキングレベルが抽出されて比較回路54及びデータセレクタ47へ入力される。
比較回路54の比較結果は制御回路55へ入力されて、その制御出力により、データセレクタ47に入力されているOBレベル及びブランキングレベルのデータ切り替えが制御されると同時に、データセレクタ56に入力されている黒レベル目標値のデータ(レジスタ値)58及び59へのデータ切り換えが制御される。データセレクタ56の切り換え、選択出力は、演算回路52へ入力されて、選択された黒レベル目標値とデータセレクタ47から選択出力との間で誤差演算が行われて、その出力が、電流DAC49(D/A変換器)を介してアナログ電流値に変換されて出力される。
OBレベル抽出回路51及び電流DAC49には、端子50よりOB画素の読み出しタイミングに同期するOBクランプパルスCPOBが入力されており、これによりOBレベルの抽出及び電流DAC49の駆動が行われる。
ブランキングレベル抽出回路53には、端子57よりOB画素の読み出しタイミングに同期するブランキングパルスCPBLKが入力されており、これによりブランキングレベルの抽出が行われる。
黒レベル異常検出回路61は、上記のOBレベル抽出回路51、ブランキングレベル抽出回路53、比較回路54、制御回路55とから構成されており、制御回路55の制御出力が検出出力になっている。
電流DAC49の出力は一端を接地されたコンデンサ48に接続されており、出力電流をコンデンサ48に充放電することによって、前記抽出されたOB誤差レベルが電流値とコンデンサ48によって構成される所定の時定数にて積分されるとともに、その出力がバッファ回路44を介して減算値としてオフセット加算回路43に入力されて減算されるフィードバック制御の構成になっている。
そして、通常状態において、可変増幅器45の出力信号のOBレベルが直流電圧レベルVREF1にクランプされて収束する際の様子は、すでに説明した従来例の図8に示した例と同様であるので、ここでは図示しない。
CCD出力のOB画素出力は、CDS(相関2重サンプリング)回路41の働きにより、基準電圧VREFに比較的近い直流電圧を保っているが、実際には、CCDのフィードスルー成分と信号成分との差成分(CCDオフセット)及び、撮像素子の温度に依存する暗電流成分が重畳されてオフセット誤差を有している。(通常、数ミリ〜数十ミリボルト)
このオフセット誤差VERRは、撮像素子ごとにばらつき、また、温度により変動する。そして、このオフセット誤差が可変増幅器45によって増幅されて、撮像信号の黒レベルに重畳して、A/D変換器46によりデジタル値に変換されて出力される。
通常状態において、黒レベル異常検出回路61からはローレベルが出力されて、データセレクタ47では抽出されたOBレベル、データセレクタ56では黒レベル目標値1が選択される。
オフセット誤差VERRは、デジタル変換された黒レベルからOBレベル抽出回路51、デジタル演算回路52、データセレクタ56により選択された黒レベル目標値1、電流DAC49によって検出され、積分されて、バッファ回路44を介して積分出力信号ΔVERRとして出力されて、CDS回路41の出力信号より減算される。
OBクランプパルスの出力毎に、この動作が繰り返されることにより、黒レベル変動ΔVERRはVERRに近づき、CDS回路41のOB出力が基準電圧VREF1に近づくとともに、これに対応してA/D変換後のOBレベルも所定の目標値1へと収束する。
次に、本発明の第2の実施形態におけるブルーミング発生時のクランプ動作を説明する。
ブルーミング発生時のクランプ動作を説明するための各部の動作波形であるが、本発明の第1の実施形態の説明で用いた図2の様子とほぼ同様であるので、図2を用いて(差異の部分を含めて)以下に説明する。
CDS回路41の出力1AのOB出力は、ブルーミングの発生にともない急速に上昇しCCD飽和レベルVSATに達する。可変増幅器45からの出力信号1DのOB出力は、最初、CDS出力1AのOB出力上昇に合わせて上昇を開始し、その黒レベル目標値1からの誤差分が、A/D変換器46及びOBレベル抽出回路51、デジタル演算回路52、データセレクタ56により選択された黒レベル目標値1、電流DAC49によって検出され、積分されて、バッファ回路44を介して積分出力信号としてCDS回路41の出力信号より減算される過程で、電流DAC49とコンデンサ48とで設定された時定数による応答時間で、積分出力1Cとして、上昇したCDS出力1AのOBレベルに対してゆるやかに基準電圧VREF1まで引き下げるように働く。
しかし、急速にCCD飽和レベルVSATまで上昇したOB出力に対して、黒レベルの異常検出回路61は、黒レベルの異常を検知して、その出力がハイレベルとなって、データセレクタ47ではOBレベルがブランキングレベルに切り換えられて、セレクタ56により黒レベル目標値が、通常状態における目標値1から異常状態における目標値2へと切り換えられる。
図5は、ブルーミング発生時の黒レベル異常検出回路61における検出動作を説明するための各部の動作波形である。
まず、可変増幅出力1Dは、1ライン単位の撮像信号の様子を模式化して示したものであり、1水平ライン毎の信号は、大まかに、ブランキング期間と映像読み出し期間とOB期間とにより構成される。ブランキング期間は、CCDからの画素の読み出しの行われていない期間である。
可変増幅出力1Dでは、OB期間の信号レベルが、ブルーミング現象により、本来の黒レベルから、映像読み出し期間の信号レベルと同様に、CCDの飽和レベルVSATに、急速に上昇する。
しかし、CCDからの画素の読み出しの行われていないブランキング期間には、ブルーミングの影響はまったく生じない。
しかしながら、ブランキングレベルVBLKは、OBレベルVOBがブルーミング現象のない本来の黒レベルに有るときにも、VOBとの間に所定の電位差ΔVをもつ。
ΔVは、マイナス符号をもつ場合も有りうるが、本実施形態では、(ΔV=VOB−VBLK)とし、VBLK<VOBの場合について説明する。
そして、A/D変換器46の出力信号は、OBレベル抽出回路51においてOBパルスCPOB(1E)のハイレベル期間にOBレベルの抽出が行われて、OBレベル抽出回路51の出力OBレベルVOBは、それまでの本来の黒レベルからCCDの飽和レベルVSATに変わる。抽出されたOBレベルは、OBパルスCPOB(1E)のローレベル期間中は保持される。
一方、A/D変換器46の出力信号は、ブランキングレベル抽出回路53においてブランキングパルスCPBLK(1F)のハイレベル期間にブランキングレベルの抽出が行われて、ブランキングレベル抽出回路53の出力VBLKはほとんど変化しない。抽出されたブランキングレベルは、ブランキングパルスCPBLK(1E)のローレベル期間中は保持される。
比較回路54では、入力された上記のブランキング出力VBLKとOBレベルVOBとの間で比較演算が行われる。
そして、通常、VBLK、VOB間の電位差ΔVを考慮の上で、撮像信号が持っている黒レベル変動VERRを、およそ逸脱する黒レベル変動が発生した際に、初めて、OBレベルVOBと、ブランキングレベルVBLKとの間で比較レベルの逆転が起こるように、あらかじめ、適切な閾値レベルVTHが設定される。
そして、ブランキングパルスCPBLK(1F)のハイレベル期間に、OBレベルVOBと(ブランキングレベルVBLK+VTH)とで大小比較が行われる。
通常状態においては、(OB<VBLK+VTH)となり、制御回路55に対して比較出力1Gはローレベル出力となる。また、OB部へのブルーミング発生時には、(OB>VBLK+VTH)となって、制御回路55に対して比較出力1Gはハイレベル出力となる。
したがって、この場合(VOB=VSAT)、ブランキングパルスCPBLK(1F)のハイレベル期間に、比較出力1Gは、ローレベルからハイレベルに逆転する。そして、可変増幅出力1DのOBレベルVOBが、ブルーミング現象が解消して本来のOBレベルに戻るまでの間、ハイレベルを保持する。
制御回路55の出力すなわち黒レベル異常検出回路61の出力1Jは、比較出力1Gの結果を受けて、比較出力1Gが所定期間ハイレベルを持続したら、ローレベルからハイレベルに逆転する。そして、可変増幅出力1DのOBレベルVOBが、ブルーミング現象が解消して本来のOBレベルに戻るまでの間、ハイレベルを保持するとともに、比較出力1Gがローレベルに転じた後、直ちにローレベルになる。
これは、たとえば、可変増幅器などのゲイン切り換えにより生じた極めて短期間のOB変動に、黒レベル異常検出回路61が敏感に反応して誤って検出出力を出すことを防止するためのものである。
以上説明したように、ブルーミング現象の発生に伴い発生した黒レベル変動は、黒レベル異常検出回路61により検出されることで、黒レベル目標値が、通常状態における目標値1から異常状態における目標値2へと切り換えられる。それと同時に、クランプ動作の黒レベル基準として、それまでのA/D変換器46の出力信号から抽出されたOBレベルVOBからブランキングレベルVBLKへと切り換えられる。
これにより、バッファ回路44から出力された積分出力1Cが、通常状態における目標値1(電圧VREF1)から異常状態における目標値2(VREF2)へと切り換えられる。
電圧VREF2は、電圧VREF1よりもΔVだけ低い電圧レベルに設定されており、演算回路52の黒レベル目標値(基準電圧VREF)が目標値1(電圧VREF1)から目標値2(VREF2)へと切り換えられることにより、可変増幅器4の出力信号のブランキング出力は目標値1(電圧VREF1)へと収束するのではなく、目標値2(VREF2)に収束する。
すなわち、積分出力1Cにおいて、本来の正しいOBレベルから誤ったOBレベルVSATに追従して誤差電圧VSATを出力する前に、目標電圧がVREF1がVREF2に切り換えられることで、図2に示すように、ΔVだけ出力低減が為されて、VBLKが、本来のOBレベルに対してちょうどΔVだけ低い電圧レベルところ(VREF2)にクランプされることになるので、撮像信号としては、最終的には、適切な黒レベルにクランプされて収束する結果となり、OBレベル異常時においても、十分に、撮像信号の黒沈みを抑えることができる。
CCDのブルーミング現象が解消した後には、今度は、可変増幅出力1Dは本来の正しいOB出力レベルに対して、電圧変動分ΔVだけ基準電圧VREF1に引き上げられる。したがって、ΔV電圧を適切に設定することにより、クランプ後の撮像信号が正しいOB出力レベルに復帰するのに要する時間も短縮することができる。
たとえば、CCD飽和レベルVSATに比較して十分に小さいΔV(=VOB−VBLK)を用いれば、ブルーミングに際して、クランプ変動電圧ΔVに比例して、黒沈み量と復帰時間を大幅に抑えることができる。
第1及び第2の目標値は、A/D変換器46のデジタル下限値に対応するボトム電圧と、OBレベル抽出回路51により抽出された光学的黒レベルとブランキングレベル抽出回路53により抽出されたブランキングレベルとのレベル差とに基づいて設定される。
ところで、クランプ変動電圧ΔVとそれによるクランプ収束時間は、本実施形態のように、デジタル値を介したデジタルフィードバッククランプ方式の場合には、単純に、アナログ領域における黒レベルの電圧変動量だけでは決定し得ない。
図6は、ブルーミングによるOBレベル変動時の撮像信号のクランプ波形に関して、撮像信号のアナログ値とデジタル値との対応を示したものである。
可変増幅出力2D(A/D変換器46の入力)、A/D変換器46のデジタル下限値(ゼロ)に対応するボトム電圧2Bに対して、もし、ブランキングレベルが、ボトム電圧2Bを下回ると結果は全てゼロとなりアナログ電圧を正しくデジタル値で表現できない。
すなわち、ブランキングレベルを定める目標値2が、正しいOBレベルを定める目標値1からΔV(に相当するA/D変換値)だけ減じたレベルが、A/D変換器46のデジタル下限値(ゼロ)を下回ると目標値2がデジタル下限値(ゼロ)となり、OBレベル異常時には、デジタル下限値(ゼロ)を下回る分(V0)だけ、黒レベルは、正常時の値から降下したところにクランプ収束する結果となる。(レベルV0の黒沈み発生)
また、このような場合には、ブルーミングによるOBレベルの異常検出直後、ΔVがボトム電圧2Bを下回った分だけ減じられて復帰量が正しくフィードバックできないため、クランプ収束時間もその分だけ時間がかかる。
勿論、ΔVがボトム電圧2Bを下回ることがないようにΔVの範囲を制限することで回避する方法も考えられる。しかし、ΔVは可変増幅器45の増幅度に比例して増大するので、増幅度が高くなるとそれだけ対応が難しい。
そこで、本実施形態においては、このような場合には、OBレベルの異常検出時に、黒レベルの目標値1及び目標値2に対して、所定のオフセットデータD1を設けることで、目標値1からΔV(に相当するA/D変換値)だけ減じたレベルが、A/D変換器46のデジタル下限値(ゼロ)を下回ることのを回避させる手段を講じている。そして、後段の画像処理・記録・表示回路60において、このオフセットデータD1を減ずることで、黒沈みのない適正な黒レベルを得ることができる。
なお、クランプの基本的な動作を簡略に説明するために、本実施形態では、可変増幅器45のゲインを1倍の扱いとしたが、可変増幅器45のゲイン設定によってオフセット加算回路43におけるオフセット補正量がゲイン倍されることを考えれば、適切なΔVを考慮して決定されることは言うまでもない。
勿論、可変増幅器45の可変量に応じて、適切な黒レベル目標値1及び2をテーブル参照値として複数、個別にもち、適時、切り換えて使用しても良い。
なお、本発明の第1、第2の実施形態においては、従来例における装置構成と対比するために、従来例の装置構成をベースに、撮像素子、CDS回路、オフセット加算器、ゲイン可変増幅器の順番で信号処理の構成を成した一例を説明しているが、本発明の、オフセット加算器へのオフセット加算器を制限する、即ち、撮像手段の素子ばらつきや温度特性及び増幅手段による変動量をおよそ逸脱する負帰還信号に対して帰還制限を行うという主旨に基づけば、必ずしも、順番は上記の構成に限定されるものではない。
以上の説明から容易に理解できるように、第1及び第2の実施形態によれば、CCDのブルーミング現象の発生によって、たとえCCD出力に適正レベルを大きく逸脱するOBレベル変動が発生したとしても、光学的黒レベルの異常を検出する検出手段を有し、検出手段の結果に基づいて、正常時にはOBレベルのクランプ手段を選択し、異常時にはブランキンングレベルのクランプ手段を選択するように為したので、OB出力を大きく誤った黒レベルに追従して撮像信号に黒沈みを生じるという問題のない撮像信号を得ることができる。
また、CCDのブルーミングが解消した後も、正常なOBレベルへの復帰が速やかに行えるので、応答性に優れた撮像信号を得ることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態の構成ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の動作を説明する各部動作波形図である。 本発明の第1の実施形態の動作を説明する各部動作波形図である。 本発明の第2の実施形態の構成ブロック図である。 本発明の第2の実施形態の動作を説明する各部動作波形図である。 本発明の第2の実施形態の動作を説明する各部動作波形図である。 従来例の構成ブロック図である。 従来例の通常の動作を説明する各部動作波形図である。 従来例の問題発生時の動作を説明する各部動作波形図である。
符号の説明
1 CCD
2 CDS回路
3、21 オフセット加算回路
4 可変増幅器
5 基準電圧VREF
6 積分増幅器
12、14 比較器
10、18 セレクタ
8 基準電圧VREF1
9 基準電圧VREF2
17、19、20 サンプルホールド回路
23 OBクランプパルス
24 ブランキングパルス
26 画像処理・記録・表示回路
40 CCD
41 CDS回路
42 基準電圧VREF
43 オフセット加算回路
44 バッファ回路
45 可変増幅器
48 コンデンサ
46 A/D変換器
49 電流DAC(D/A変換器)
60 画像処理・記録・表示回路
52 デジタル演算回路
47、56 データセレクタ
50 OBクランプパルス
57 ブランキングパルス
61 黒レベル異常検出回路
58 黒レベル目標値1
59 黒レベル目標値2

Claims (15)

  1. 前記被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子による光電変換後の撮像信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出手段と、
    前記撮像信号のブランキング期間におけるブランキングレベルを抽出するブランキングレベル抽出手段と、
    前記光学的黒レベルの異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段の検出結果に基づいて、正常時には前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルを基準として第1の目標値にクランプし、異常時には前記ブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルを基準として第2の目標値にクランプするクランプ手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. さらに、前記撮像素子による光電変換後のアナログ撮像信号をデジタル撮像信号に変換するA/D変換手段を有し、
    前記光学的黒レベル抽出手段及び前記ブランキングレベル抽出手段は、デジタル撮像信号に含まれる光学的黒レベル及びブランキングレベルを抽出し、
    前記クランプ手段は、前記正常時には前記光学的黒レベルを第1の目標値にクランプし、前記異常時には前記ブランキングレベルを第2の目標値にクランプすることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1及び第2の目標値は、前記A/D変換手段のデジタル下限値に対応するボトム電圧と、前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルと前記ブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルとのレベル差とに基づいて設定されることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記光学的黒レベル抽出手段及び前記ブランキングレベル抽出手段は、アナログ撮像信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段である請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記第2の目標値は、前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルと前記ブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルとのレベル差に基づいて設定されることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記クランプ手段は、
    前記撮像素子による光電変換後の電気信号に対して所定の直流電圧を加算するオフセット加算手段と、
    前記異常検出手段の検出結果に基づいて、正常時には前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルと第1の目標値との誤差信号を検出し、異常時には前記ブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルと第2の目標値との誤差信号を検出する誤差信号検出手段とを有し、
    前記光学的黒レベル抽出手段及び前記ブランキングレベル抽出手段は、前記オフセット加算手段による直流電圧加算処理後の撮像信号に含まれる光学的黒レベル及びブランキングレベルを抽出し、
    前記検出された誤差信号を前記オフセット加算手段により前記撮像素子による光電変換後の電気信号から減算するための負帰還信号となすことで前記撮像信号の光学的黒レベルを所定の電圧にクランプすることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. さらに、前記オフセット加算手段による直流電圧加算処理後のアナログ撮像信号をデジタル撮像信号に変換するA/D変換手段を有し、
    前記光学的黒レベル抽出手段及び前記ブランキングレベル抽出手段は、デジタル撮像信号に含まれる光学的黒レベル及びブランキングレベルを抽出することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記第1及び第2の目標値は、前記A/D変換手段のデジタル下限値に対応するボトム電圧と、前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルと前記ブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルとのレベル差とに基づいて設定されることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記光学的黒レベル抽出手段及び前記ブランキングレベル抽出手段は、アナログ撮像信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段である請求項6記載の撮像装置。
  10. 前記第2の目標値は、前記光学的黒レベル抽出手段により抽出された光学的黒レベルと前記ブランキングレベル抽出手段により抽出されたブランキングレベルとのレベル差に基づいて設定されることを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記ブランキング期間は、前記撮像素子からの画素信号の読み出しを停止している期間であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記誤差信号検出手段は、前記正常時には前記撮像信号に含まれる光学的黒レベルの変動に対して、所定の積分時定数を持って誤差の検出を行うことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記異常検出手段は、前記撮像素子のばらつき及び温度特性による光学的黒レベルの変動量を逸脱する変動量の異常検出を行うことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. さらに、所定ゲイン又は可変ゲインで前記撮像信号を増幅するための増幅手段を有し、
    前記第2の目標値は、前記増幅手段の増幅度に応じて設定されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記被写体の光学像を電気信号に変換する光電変換ステップと、
    前記光電変換後の撮像信号に含まれる光学的黒レベルを抽出する光学的黒レベル抽出ステップと、
    前記撮像信号のブランキング期間におけるブランキングレベルを抽出するブランキングレベル抽出ステップと、
    前記光学的黒レベルの異常を検出する異常検出ステップと、
    前記異常検出結果に基づいて、正常時には前記抽出された光学的黒レベルを基準として第1の目標値にクランプし、異常時には前記抽出されたブランキングレベルを基準として第2の目標値にクランプするクランプステップと
    を有することを特徴とする撮像方法。
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