JP2006093214A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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伸彦 岡
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Abstract

【課題】 高精度にフォトリソグラフィを行うことができる下地面が得られる半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】 ロコス領域2を形成した半導体層1上の表面に、ポジレジスト5を塗布し、フォトマスク6を用いて露光・現像を行って、ロコス領域2の縁部とナイトライド膜4とを覆うレジストパターンを形成する。レジスト5の開口を介してエッチングを行って、ロコス領域2の内側部分を除去する。ポジレジスト5を除去した後、ネガレジストを塗布し、フォトマスク6を用いて露光・現像を行って、ロコス領域2の内側部分を覆うレジストパターンを形成する。レジストを配置した部分以外であるロコス領域2およびナイトライド膜4をエッチングで除去する。フォトマスク6は、ロコス領域2を形成するときに使用したフォトマスクと同じものであるから、ロコス領域2による下地段差を簡単かつ正確に軽減できる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、ULSI(Ultra Large Scale Integration:極超大規模集積回路)規模の半導体装置の製造方法に関する。
従来、例えばULSI規模の半導体装置の製造工程において、配線パターンの寸法精度を満たすために、フォトリソグラフィの高精度化を行う技術が提案されている。
そのような技術としては、フォトリソグラフィを施す下地面の平坦化技術があり、平坦化技術の一例として、ターンテーブル上の研磨布(研磨パッド)にウェハを押し付け、研磨剤(スラリー)を用いて、上記ウェハの表面に露出する下地段差を研磨により除去するCMP(Chemical Mechanical Polishing)技術がある。
また、他の平坦化技術としては、段差を有する下地の表面に、液状のシリコン材料を塗布して、表面が平滑な絶縁膜を形成するSOG(Spin on Glass)技術がある。図4は、SOG膜を用いて作製された半導体装置の一部を示す断面図である。図4に示すように、第1層間絶縁膜110上の第1アルミニウム配線111によって形成されたナイトライド膜113の段差を埋めるように、SOG膜114を形成する。このSOG膜114の平坦な表面上に形成された平坦な酸化膜115の表面で、フォトリソグラフィを行うことにより、適切な寸法のレジストパターンを形成し、適切な寸法のスルーホール117を形成して、このスルーホール117内に形成する第2アルミニウム配線116を適切な線幅にしている。
また、SOG技術を用いて作製された他の半導体装置の例としては、図5に示すようなものがある。この半導体装置は、ゲート電極材料109を覆う第1層間絶縁膜110と、この第1層間絶縁膜110上に形成された第1アルミニウム配線111との表面にナイトライド膜113を形成し、このナイトライド膜113に形成された段差を埋めるように、SOG膜114を成膜する。この表面に酸化膜115を形成する。この酸化膜115と、ナイトライド膜113の上記ゲート電極材料109による隆起部分とが接する部分にスルーホール117を形成し、このスルーホール117内に第2アルミニウム配線116を形成している。上記スルーホール117を、上記酸化膜115とナイトライド膜113とが接する部分に形成することにより、このスルーホール117の内面にSOG膜114が露出しないようにして、SOG膜114に含まれる水分によって、第2アルミニウム配線116が腐食する等の不都合を防止するようにしている。つまり、SOG膜114からのガス対策として、ゲート電極材料109によるナイトライド膜113の段差を利用している。
また、特開平10−214835号公報に開示されているように、スルーホールにSOGが露出しないように、SOGをエッチバックして、アルミ配線直上の上記SOGの部分を除去する方法がある。
また、他の平坦化技術としては、例えば配線による下地の段差以上の厚みに絶縁膜を堆積し、この絶縁膜上にフォトレジストを塗布した後、エッチバックによって上記絶縁膜による段差部分およびフォトレジストを同時に除去するエッチバック法がある。
上記各技術により、フォトリソグラフィを施す面を平坦化することによって、下地段差により露光光の反射光がフォトレジスト膜の特定の領域に集中することを防止している。これにより、いわゆるハレーションによるパターン幅の変動や断線といった不都合を防止するようにしている。また、下地段差に起因するレジスト膜厚差によって、レジストパターンの幅方向の寸法が変動する不都合を防止するようにしている。
一方、平坦化技術以外の技術により、フォトリソグラフィの高精度化を図る技術としては、図6の模式断面図に示すように、吸光性膜200を、レジスト塗布前に下地に塗布するARC(反射防止膜:Anti reflective Coating)技術がある。上記吸光性膜200で、基体118およびこの基体118上の突起119による露光光の反射を抑制する。これにより、上記基体118と突起119で形成される下地段差に起因して、露光光の反射光がフォトレジスト膜の特定領域に集中して、パターン幅が変動する等の不都合を防止している。
しかしながら、上記従来のCMP技術では、スクラッチ(ウェハ表面の引っ掻き傷)等の問題が生じるという不都合がある。このスクラッチは、研磨パッドのドレッシング(目立て)に起因している。すなわち、研磨パッドとして微細な空孔を有するものを用いた場合、加工屑やスラリーによる目詰まりによって低下した研削レートを回復するため、上記研磨パッドの目詰まり部分を削り取るドレッシング作業を行う必要がある。このドレッシング作業で、上記研磨パッドを削り取るためのダイヤモンド砥粒が脱粒し、この脱粒したダイヤモンド砥粒が研磨パッドに付着した状態でウェハ研磨を行うことにより、ウェハにスクラッチが生じてしまう。
また、図4に示したSOGによる平坦化技術では、第1アルミニウム配線111と第2アルミニウム配線116を接続するためのスルーホール117の内側面に、SOG膜114が露出しているので、このSOG膜114からの水蒸気等のガスにより、上記スルーホール117内のアルミニウム配線が腐食して空隙が生じ、接触抵抗が大きくなって導電不良を引き起こす問題がある。
また、図5に示した他のSOGによる平坦化技術では、SOG膜114からのガス対策として、ゲート電極材料109によるナイトライド膜113の段差を利用して、上記SOG膜114のスルーホール117内側面への露出を防止しているが、第1アルミニウム配線111の形成時に、上記ゲート電極材料109に起因する第1層間絶縁膜110の段差により、レジストパターンの寸法精度が悪化するという問題がある。
また、エッチバック法による平坦化技術では、絶縁膜とレジストを略同じ速度でエッチングすることが必要となり、上記絶縁膜およびレジストの使用材料や、エッチング条件に制限が生じるという問題がある。
また、図6に示したARC技術では、段差上の反射防止膜200の膜厚D1が、段差の間の膜厚D3や、基体118表面の膜厚D2よりも薄くなるので、十分な反射防止効果を得るためには反射防止膜200の膜厚を厚く設定する必要がある。これにより、レジストパターン幅に対する反射防止膜200およびレジスト膜の膜厚の比(アスペクト比)が非常に大きくなり、形成したパターンが倒れて不良となるという問題がある。
特開平10−214835号公報
そこで、本発明の課題は、CMP技術におけるスクラッチの問題やSOG技術におけるガスの問題が無く、また、ARC技術のパターン不良の問題が無くて、高精度にフォトリソグラフィを行うことができる下地面が得られる半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体層の表面部分に、フォトリソグラフィ技術を用いてロコス(素子分離用酸化膜:local oxidation of silicon)領域を形成するロコス領域形成工程と、
上記ロコス領域により形成された段差を、フォトリソグラフィ技術を用いて軽減する段差軽減工程とを備え、
上記ロコス領域形成工程で用いるフォトマスクと、上記段差軽減工程で用いるフォトマスクとを共用することを特徴としている。
上記構成によれば、半導体層の表面部分に、フォトリソグラフィ技術を用いてロコス領域を形成し、このロコス領域により形成された段差を、フォトリソグラフィ技術を用いて軽減する。したがって、例えばCMP技術やARC技術等のように他の半導体製造装置を用いることなく、上記ロコス領域で形成される段差を、このロコス領域を形成した装置と同じ装置を用いて比較的簡単に軽減できる。また、SOG技術やARC技術のように他の層を設ける必要も無い。したがって、CMP技術のようなスクラッチの問題や、SOG技術のようなガスによる配線の腐食の問題や、ARC技術のようなパターン不良の問題等を確実に防止でき、しかも、比較的簡易な工程で下地段差を軽減できる。その結果、上記半導体層上の表面を、高精度のフォトリソグラフィを行うことが可能な表面にできる。
なお、段差を軽減するとは、段差の少なくとも一部を除去することにより、この段差の少なくとも一部が除去された面の上に施すフォトリソグラフィについて、レジストパターンの不良が生じないようにすることをいう。
また、上記ロコス領域形成工程で用いるフォトマスクと、上記段差軽減工程で用いるフォトマスクとを共用するので、上記ロコス領域による段差を正確に軽減でき、また、段差の軽減用に別個のフォトマスクを用意する必要も無い。したがって、上記半導体層上の表面を、比較的簡易かつ安価に、高精度のフォトリソグラフィを施すことができる表面にできる。
一実施形態の半導体装置の製造方法は、上記段差軽減工程は、
上記フォトマスクを用いて、ポジレジストおよびネガレジストのうちの一方からなると共に、上記ロコス領域の縁部を覆う第1レジストパターンを形成する工程と、
上記第1レジストパターンで覆われていない上記ロコス領域の内側部をエッチングする工程と、
上記フォトマスクを用いて、ポジレジストおよびネガレジストのうちの他方からなると共に、上記ロコス領域の内側部を覆う第2レジストパターンを形成する工程と、
上記第2レジストパターンで覆われていない上記ロコス領域の縁部をエッチングする工程と
を含む。
上記実施形態によれば、上記フォトマスクを用いて、ポジレジストおよびネガレジストのうちの一方からなると共に、上記ロコス領域の縁部を覆う第1レジストパターンを形成し、この第1レジストパターンで覆われていない上記ロコス領域の内側部をエッチングする。さらに、上記フォトマスクを用いて、ポジレジストおよびネガレジストのうちの他方からなると共に、上記ロコス領域の内側部を覆う第2レジストパターンを形成し、この第2レジストパターンで覆われていない上記ロコス領域の縁部をエッチングする。これにより、上記ポジレジストおよびネガレジストを形成するときに用いるフォトマスクを、1つにできる。したがって、ロコス領域による段差を比較的安価に除去できる。
本発明の半導体装置の製造方法は、基体上に、フォトリソグラフィ技術を用いて配線を形成する配線形成工程と、
上記基体および配線上に、絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
上記絶縁膜の上記配線上に形成された段差を、フォトリソグラフィ技術を用いて軽減する段差軽減工程とを備え、
上記配線形成工程で用いるフォトマスクと、上記段差軽減工程で用いるフォトマスクとを共用することを特徴としている。
上記構成によれば、基体上に、フォトリソグラフィ技術を用いて配線を形成し、上記基体および配線上に、絶縁膜を形成し、上記絶縁膜の上記配線上に形成された段差を、フォトリソグラフィ技術を用いて軽減する。したがって、例えばCMP技術やARC技術等のように他の半導体製造装置を用いることなく、絶縁膜の上記配線上の部分に形成された段差を、上記配線を形成した装置と同じ装置を用いて比較的簡単に軽減できる。また、CMP技術のようなスクラッチの問題も生じない。さらに、SOG技術やARC技術のように他の層を設ける必要が無いので、SOG技術のようなガスによる配線の腐食の問題や、ARC技術のようなパターン不良の問題等を確実に防止でき、しかも、比較的簡易な工程で下地段差を軽減できる。その結果、上記絶縁膜の表面を、高精度のフォトリソグラフィが可能な表面にできる。
なお、段差を軽減するとは、段差の少なくとも一部を除去することにより、この段差の少なくとも一部が除去された面の上に施すフォトリソグラフィについて、レジストパターンの不良が生じないようにすることをいう。
また、上記配線形成工程で用いるフォトマスクと、上記段差軽減工程で用いるフォトマスクとを共用するので、上記配線による段差を正確に軽減でき、また、段差の軽減用に別個のフォトマスクを用意する必要も無い。したがって、上記絶縁膜の表面を、比較的簡易かつ安価に、高精度のフォトリソグラフィを施すことができる表面にできる。
一実施形態の半導体装置の製造方法は、上記段差軽減工程は、上記絶縁膜の上記配線上の部分以外の部分を覆うレジストパターンを形成して、上記絶縁膜の上記配線上の部分をエッチングする工程である。
上記実施形態によれば、上記段差軽減工程では、上記絶縁膜の上記配線上の部分以外の部分を覆うレジストパターンを形成して、上記絶縁膜の上記配線上の部分をエッチングする。上記レジストパターンは、上記配線形成工程で配線を形成するときに用いたフォトマスクを用いて形成するので、上記絶縁膜の上記配線上の部分を正確にエッチングできる。したがって、上記絶縁膜の上記配線上の部分で形成される段差を正確に軽減できる。
一実施形態の半導体装置の製造方法は、上記配線はゲート配線であり、
上記絶縁膜は層間絶縁膜である。
上記実施形態によれば、上記層間絶縁膜の上記ゲート配線上に形成された段差を、比較的簡易かつ安価に、しかも、正確に軽減することができる。
一実施形態の半導体装置の製造方法は、上記基体は第1層間絶縁膜であり、
上記配線は第1アルミニウム配線であり、
上記絶縁膜は第2層間絶縁膜である。
上記第1層間絶縁膜上に形成された第1アルミニウム配線によって、上記第2層間絶縁膜に形成された段差を、比較的簡易かつ安価に、しかも、正確に軽減することができる。
一実施形態の半導体装置の製造方法は、上記第2層間絶縁膜上に、第2アルミニウム配線を形成する工程を備える。
上記第2層間絶縁膜の表面の段差が軽減されているので、この第2層間絶縁膜上に高精度のフォトリソグラフィを行って、第2アルミニウム配線を高精度の寸法に形成することができる。
以上のように、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体層の表面部分に、フォトリソグラフィ技術を用いてロコス領域を形成するロコス領域形成工程と、上記ロコス領域により形成された段差を、フォトリソグラフィ技術を用いて軽減する段差軽減工程とを備え、上記ロコス領域形成工程で用いるフォトマスクと、上記段差軽減工程で用いるフォトマスクとを共用するので、ロコス領域により形成される段差を、比較的簡単かつ安価に、しかも、正確に、軽減することができる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態の半導体装置の製造方法は、半導体層としての半導体基板1の表面部分にロコス領域2を形成し、このロコス領域2が形成された半導体基板1上に、フォトリソグラフィ技術により配線を形成する。下地加工となるロコス領域2の形成工程では、ポジ型レジストを使用する。
図1A乃至1Fは、上記半導体基板1上に形成されたロコス領域2による段差を軽減する様子を示した工程図である。図1A乃至1Fにおいて、3は酸化膜、4はナイトライド膜である。
先ず、図1Aに示すように、ロコス領域2が表面部分に形成された半導体基板1上の表面にポジレジスト5を塗布し、このポジレジスト5にフォトマスク6を介して露光を行い、現像する。これにより、上記ロコス領域2の縁部とナイトライド膜4とを覆う第1レジストパターンを形成する。
この後、図1Bに示すように、パターニングされた上記ポジレジスト5をマスクにして、矢印L1に示すようにエッチャントを導入して、ロコス領域2の内側部分をエッチングする。この後、上記ポジレジスト5を除去すると、図1Cに示すように縁部に段差が残った状態のロコス領域2が得られる。
次に、上記ロコス領域2およびナイトライド膜4上にネガレジスト7を塗布して、フォトマスク6を介した露光および現像を行い、図1Dに示すように、先にエッチングされた上記ロコス領域2の内側部分を覆う第2レジストパターンを形成する。
この後、図1Eに示すように、パターニングされた上記ネガレジスト7をマスクにして、矢印L2に示すようにエッチャントを導入して、ロコス領域2の縁部をナイトライド膜4と共にエッチングする。この後、上記ネガレジスト7を除去すると、図1Fに示すように、酸化膜3の表面に対して突出したロコス領域2の部分が除去される。すなわち、上記ロコス領域2によって形成された段差が軽減されて、略平坦な下地が得られる。
図1Aに示す工程において、ポジレジスト5を露光するときに用いたフォトマスク6は、図1Dに示す工程において、ネガレジスト7を露光するときに用いたフォトマスク6と同じものであり、また、上記ロコス領域2をフォトリソグラフィ技術によって形成するときに使用したフォトマスクと同じものである。つまり、ロコス領域2の段差を軽減するときに用いるフォトマスク6を、このロコス領域2を形成するときに用いたフォトマスクと共用している。したがって、上記ポジレジスト5については、上記ロコス領域2に対応した部分を正確に除去するパターニングができ、また、上記ネガレジスト7については、上記ロコス領域2に対応した部分を正確に残すパターニングができる。その結果、上記ロコス領域2によって形成された段差に対して、正確に選択的にエッチングすることができる。また、上記ロコス領域2の形成工程と、このロコス領域2の段差の軽減工程とに亘って、1つのフォトマスク6を用いることができるので、段差軽減用の他のフォトマスクを用意する必要が無いから、段差を比較的安価に軽減することができる。
このように、比較的簡単かつ正確に、しかも、安価に平坦化した絶縁膜3およびロコス領域2上には、高精度のフォトリソグラフィを行うことができるので、例えばULSI規模の配線等を高精度の寸法に形成することができる。
(第2実施形態)
本実施形態の半導体装置の製造方法は、基体としての半導体基板1上に配線としてのゲート配線9を形成し、このゲート配線9上に形成される絶縁膜としての第1層間絶縁膜10上に、フォトリソグラフィ技術により第1アルミニウム配線を形成する。本実施形態において下地加工となる上記ゲート配線9の形成工程では、ポジレジストを使用する。
図2Aおよび2Bは、上記ゲート配線9上の第1層間絶縁膜10による段差を軽減する様子を示した工程図である。図2Aおよび2Bにおいて、2は第1実施形態において平坦化されたロコス領域であり、8はゲート絶縁膜である。第1層間絶縁膜10は、2層の絶縁膜10a,10bで構成されている。
まず、下地として、第1実施形態において平坦化した半導体基板1上に、ゲート酸化膜8を形成し、その上にポリシリコン成膜し、フォトエッチング工程によってゲート配線9を形成する。この後、上記ゲート酸化膜8およびゲート配線9上に、絶縁膜10a,10bを形成して第1層間絶縁膜10を形成する。
上記ゲート配線9がゲート絶縁膜8の表面に対する段差となることにより、上記第1層間絶縁膜10の上記ゲート配線9上の部分に段差が生じる。このゲート配線9上の第1層間絶縁膜10の部分を選択的にエッチングすることにより、上記ゲート配線9に起因する段差を軽減する。
まず、第1層間絶縁膜10上にネガレジスト7を塗布し、図示しないフォトマスクを介して露光を行い、現像する。上記フォトマスクはゲート配線9を形成するときに使用したフォトマスクと同一である。これにより、図2Aに示すように、上記第1層間絶縁膜10のゲート配線9上の部分である段差部分に対応して、上記ネガレジスト7の部分を除去することが可能となる。このレジスト7の除去部分を介して、矢印L3に示すようにエッチャントを導入して、層間絶縁膜10の段差部分をエッチングする。これにより、図2Bに示すように、上記ゲート配線9に起因する層間絶縁膜10の段差を、選択的かつ正確に軽減することができる。こうして表面が平坦化された第1層間絶縁膜10の表面には、高精度のフォトリソグラフィを行うことができるので、例えばULSI規模の配線等を高精度の寸法に形成することができる。
(第3実施形態)
本実施形態の半導体装置の製造方法は、基体としての第1層間絶縁膜10上に、配線としての第1アルミニウム配線11を形成し、この第1アルミニウム配線11上に形成される絶縁膜としての第2層間絶縁膜12上に、フォトリソグラフィ技術により第2アルミニウム配線を形成する。第1層間絶縁膜10は、第2実施形態の半導体装置の製造方法によって平坦化されている。本実施形態において下地加工となる上記第1アルミニウム配線11の形成工程では、ポジレジストを使用する。
図3Aおよび3Bは、上記アルミニウム配線11上の第2層間絶縁膜12による段差を軽減する様子を示した工程図である。図3Aおよび3Bにおいて、2は第1実施形態において平坦化されたロコス領域であり、8はゲート絶縁膜であり、9はゲート配線材料である。
まず、下地として、第2実施形態において平坦化した第1層間絶縁膜10上に、第1アルミニウム配線11を形成し、その上に第2層間絶縁膜12を形成する。上記第1アルミニウム配線11が第1層間絶縁膜10の表面に対する段差となることにより、上記第2層間絶縁膜12の上記第1アルミニウム配線11上の部分に段差が生じる。この第1アルミニウム配線11上の第2層間絶縁膜12の部分を選択的にエッチングすることにより、上記第1アルミニウム配線11に起因する段差を軽減する。
まず、第2層間絶縁膜12上にネガレジスト7を塗布し、図示しないフォトマスクを介して露光を行い、現像する。上記フォトマスクは第1アルミニウム配線11を形成するときに使用したフォトマスクである。これにより、図3Aに示すように、上記第2層間絶縁膜12の第1アルミニウム配線11上の部分である段差部分に対応して、上記ネガレジスト7の部分を除去することが可能となる。このレジスト7の除去部分を介して、矢印L4に示すようにエッチャントを導入して、第2層間絶縁膜12の段差部分をエッチングする。これにより、図3Bに示すように、上記第1アルミニウム配線11に起因する第2層間絶縁膜12の段差を、選択的かつ正確に軽減することができる。こうして表面が平坦化された第2層間絶縁膜12の表面には、高精度のフォトリソグラフィを行うことができるので、例えばULSI規模の第2アルミニウム配線等を高精度の寸法に形成することができる。
以上のように、本発明の半導体装置の製造方法によれば、ロコス領域2の段差や、配線材料9等に起因する層間絶縁膜10,12の段差を正確かつ簡単に軽減することができる。したがって、下地表面を効果的に平坦化して、この下地表面にフォトリソグラフィを行う際に、露光光のハレーションが生じて寸法精度が低下する問題を効果的に防止できる。また、上記段差の除去には、CMP技術やARC技術等のように他の半導体製造装置を用いる必要が無いので、簡易な工程で下地表面の平坦化を行うことができる。また、CMP技術のようなスクラッチの問題も生じない。さらに、SOG技術やARC技術のように他の層を設ける必要が無いので、SOG技術のようなガスによる配線の腐食の問題や、ARC技術のようなパターン不良の問題等を確実に防止できる。
ロコス領域による段差を軽減する様子を示した工程図である。 図1Aに続く工程を示す図である。 図1Bに続く工程を示す図である。 図1Cに続く工程を示す図である。 図1Dに続く工程を示す図である。 図1Eに続く工程を示す図である。 第1層間絶縁膜による段差を軽減する様子を示した工程図である。 図2Aに続く工程を示した図である。 第2層間絶縁膜による段差を軽減する様子を示した工程図である。 図3Aに続く工程を示した図である。 SOG膜を用いた半導体装置の一部を示す断面図である。 SOG膜を用いた他の半導体装置の一部を示す断面図である。 ARC技術を用いた半導体装置の一部を示す断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 ロコス領域
3 酸化膜
4 ナイトライド膜
5 ポジレジスト
6 フォトマスク
7 ネガレジスト
8 酸化膜
9 ゲート電極材料
10 第1層間絶縁膜
10a 第1層間絶縁膜を構成する膜
10b 第1層間絶縁膜を構成する膜
11 第1アルミニウム配線
12 第2層間絶縁膜
110 第1層間絶縁膜
111 第1アルミニウム配線
113 ナイトライド膜
114 SOG膜
115 第2層間絶縁膜
116 第2アルミニウム配線
117 スルーホール
118 半導体基板
119 基板上の突起
200 吸光性膜
D1 段差上の反射防止膜厚
D2 基体表面の反射防止膜厚
D3 段差間の反射防止膜厚

Claims (7)

  1. 半導体層の表面部分に、フォトリソグラフィ技術を用いてロコス領域を形成するロコス領域形成工程と、
    上記ロコス領域により形成された段差を、フォトリソグラフィ技術を用いて軽減する段差軽減工程とを備え、
    上記ロコス領域形成工程で用いるフォトマスクと、上記段差軽減工程で用いるフォトマスクとを共用することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記段差軽減工程は、
    上記フォトマスクを用いて、ポジレジストおよびネガレジストのうちの一方からなると共に、上記ロコス領域の縁部を覆う第1レジストパターンを形成する工程と、
    上記第1レジストパターンで覆われていない上記ロコス領域の内側部をエッチングする工程と、
    上記フォトマスクを用いて、ポジレジストおよびネガレジストのうちの他方からなると共に、上記ロコス領域の内側部を覆う第2レジストパターンを形成する工程と、
    上記第2レジストパターンで覆われていない上記ロコス領域の縁部をエッチングする工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 基体上に、フォトリソグラフィ技術を用いて配線を形成する配線形成工程と、
    上記基体および配線上に、絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    上記絶縁膜の上記配線上に形成された段差を、フォトリソグラフィ技術を用いて軽減する段差軽減工程とを備え、
    上記配線形成工程で用いるフォトマスクと、上記段差軽減工程で用いるフォトマスクとを共用することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記段差軽減工程は、上記絶縁膜の上記配線上の部分以外の部分を覆うレジストパターンを形成して、上記絶縁膜の上記配線上の部分をエッチングする工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記配線はゲート配線であり、
    上記絶縁膜は層間絶縁膜である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記基体は第1層間絶縁膜であり、
    上記配線は第1アルミニウム配線であり、
    上記絶縁膜は第2層間絶縁膜である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第2層間絶縁膜上に、第2アルミニウム配線を形成する工程
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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