JP2006093086A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解質膜・電極構造体の電極触媒層から滞留水を円滑且つ確実に排出するとともに、簡単な構成で、良好な発電性能を確保することを可能にする。
【解決手段】第1金属セパレータ14の面14aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとを連通する酸化剤ガス流路36が設けられる。酸化剤ガス流路36を構成する酸化剤ガス流路溝36aの端部36b、36cは、電解質膜・電極構造体12の電極触媒層26a、26bの端部よりも外方に突出して入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに連通する。燃料電池運転停止時に掃気を行う際に、酸化剤ガス流路36に送られる掃気エアは、電極触媒層26a、26bの残留水を端部36cから出口バッファ部38bに排出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路の入口側又は出口側に連通する反応ガス連通孔が形成される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒(電極触媒層)と多孔質カーボン(拡散層)からなるアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持する発電セルにより構成されている。通常、燃料電池では、この発電セルを所定の数だけ積層した燃料電池スタックが使用されている。
この種の燃料電池において、アノード側電極には、燃料ガス(反応ガス)、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)が供給される一方、カソード側電極には、酸化剤ガス(反応ガス)、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されている。アノード側電極に供給された燃料ガスは、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。
上記の燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード側電極及びカソード側電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、内部マニホールドを構成する場合が多い。この内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔を備えており、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路の入口及び出口には、前記反応ガス入口連通孔及び前記反応ガス出口連通孔がそれぞれ連通している。
ところで、酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス出口連通孔や酸化剤ガス入口連通孔である酸化剤ガス連通孔(反応ガス連通孔)には、発電時に生成される反応生成水が導入され易く、この酸化剤ガス連通孔内に滞留水が存在する場合がある。一方、燃料ガスが流れる燃料ガス出口連通孔や燃料ガス入口連通孔である燃料ガス連通孔(反応ガス連通孔)には、結露等による滞留水が発生するおそれがある。これにより、酸化剤ガス連通孔や燃料ガス連通孔が滞留水によって縮小又は閉塞され易く、酸化剤ガスや燃料ガスの流れが妨げられて発電性能が低下するという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1の固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法が知られている。この特許文献1では、固体高分子電解質膜を挟んで配設した触媒層と多孔質の拡散層とからなるアノード電極及びカソード電極を有し、前記アノード電極に水素を含む燃料ガスを供給し、前記カソード電極に酸化剤ガスとして空気を供給することにより発電を行う燃料電池本体と、前記空気を加湿することにより固体高分子電解質膜を加湿する加湿装置とを備えた固体高分子電解質型燃料電池発電装置の運転方法において、運転停止時に、先ず前記空気の加湿を停止し、その後、カソード電極に無加湿の空気を所定時間供給した後に、燃料電池発電装置の運転を停止している。
特開2001−332281号公報(図1)
通常、反応ガス流路は、長尺なガス流路長を確保するために、例えば、サーペンタイン流路等の複雑な流路形状を採用しており、前記反応ガス流路と反応ガス連通孔との連通部分には、前記反応ガスを円滑に供給又は排出するために、バッファ部が設けられる場合がある。
このため、発電面内で反応ガス流路が分断されてしまい、上記の特許文献1の運転方法を用いる際には、バッファ部に対応してガス流速が低下し易い。これにより、バッファ部直前の反応ガス流路に水が残存するおそれがあり、特に低温時に残留水が凍結して電解質・電極構造体の電極触媒が損傷を受ける可能性がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、電解質・電極構造体の電極触媒層から滞留水を円滑且つ確実に排出するとともに、簡単な構成で、良好な発電性能を確保することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路の入口側又は出口側に連通する反応ガス連通孔が形成される燃料電池である。
セパレータは、反応ガス流路と反応ガス連通孔との間にバッファ部を設けるとともに、前記反応ガス流路の前記反応ガス連通孔に向かう端部は、略水平方向に指向し且つ電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出して前記バッファ部に連通している。
また、電極は、電極触媒層と拡散層とを備え、前記拡散層は、前記電極触媒層の端部よりも外方に突出し且つバッファ部を覆って配置されることが好ましい。さらに、反応ガス流路の端部とバッファ部を構成するエンボス部との距離は、前記反応ガス流路の溝幅と同等寸法に設定されることが好ましい。
さらにまた、電極触媒層とバッファ部との間には、複数の反応ガス流路の端部が合流することが好ましく、また、前記反応ガス流路の端部は、反応ガス連通孔に向かって開口断面積が小さくなるよう先細り形状に設定されることが好ましい。さらに、バッファ部の最下位置は、反応ガス流路の端部の最下位置よりも下方に設定されることが好ましい。
また、セパレータが、反応ガス流路と反応ガス連通孔との間に親水処理部を設けている。親水処理は、一般的に採用されている種々の方式が可能であるとともに、例えば、金メッキ表面処理等を用いることができる。
さらにまた、本発明に係る燃料電池では、反応ガス流路の反応ガス連通孔に向かう端部には、略水平方向に指向し且つ電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出する延長部が設けられるとともに、複数の前記延長部の端部が前記反応ガス連通孔に向かって互いに合流している。
また、本発明に係る燃料電池では、反応ガス流路の反応ガス連通孔に向かう端部には、略水平方向に指向し且つ電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出する延長部が設けられるとともに、前記延長部の端部は、前記反応ガス連通孔に向かって開口断面積が小さくなるよう先細り形状に設定されることが好ましい。
さらに、本発明に係る燃料電池では、反応ガス流路の反応ガス連通孔に向かう端部には、電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出するとともに、前記電解質・電極構造体は、電極触媒層の端部から反応ガス連通孔に向かって延在する端部に、補強用含浸部、例えば、樹脂含浸部を設けている。
さらにまた、電解質・電極構造体の四隅には、それぞれ外方に突出する端部が設けられるとともに、各端部には、一方の電極を構成するガス拡散層に前記補強用含浸部が設けられることが好ましい。
また、電解質・電極構造体は、一方の電極を構成するガス拡散層が他方の電極を構成するガス拡散層よりも大きな寸法に設定されるとともに、前記大きな寸法に設定されたガス拡散層に補強用含浸部が設けられることが好ましい。
本発明によれば、反応ガス流路の端部が電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりもバッファ部側に突出しているため、運転停止時に残留水が前記電極触媒層に残留することを阻止することができる。これにより、特に、低温時に残留水によって電極触媒層が凍結することがなく、電解質・電極構造体の耐久性が良好に向上する。
また、反応ガス流路の延長部は、電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも反応ガス連通孔側に突出するとともに、複数の前記延長部の端部が前記反応ガス連通孔に向かって互いに合流し、あるいは、前記延長部の端部は、前記反応ガス連通孔に向かって開口断面積が小さくなるよう先細り形状に設定されている。このため、反応ガス流路内でガス流速の低下を惹起することがなく、残留水を容易且つ確実に排出することが可能になる。
さらに、電解質・電極構造体は、反応ガス流路と反応ガス連通孔との間に対応して補強用含浸部を形成している。従って、電解質・電極構造体は、残留水の凍結によって損傷することがなく、始動性及び耐久性の向上を図ることができる。しかも、補強用含浸部には、空隙が存在することがなく、水の進入による電解質・電極構造体の破損を有効に防止することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10の要部分解斜視図である。燃料電池10は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)12と第1及び第2金属セパレータ14、16とを、水平方向(矢印A方向)に積層しており、通常、燃料電池スタックを構成する。
電解質膜・電極構造体12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜18と、該固体高分子電解質膜18を挟持するアノード側電極20及びカソード側電極22とを備える。
図2に示すように、アノード側電極20及びカソード側電極22は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層24a、24bと、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層24a、24bの表面に一様に塗布して形成される電極触媒層26a、26bとを有する。電極触媒層26a、26bの端部は、固体高分子電解質膜18の両面に対し、前記固体高分子電解質膜18の端部から内方に距離Hだけ離間する位置に形成されている。電解質膜・電極構造体12には、外周から内方に距離Hだけ離間した範囲内に発電面28が構成される(図1参照)。
燃料電池10の矢印B方向の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)30a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔32a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)34bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)34a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔32b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)30bが、矢印C方向に配列して設けられる。
図1及び図2に示すように、第1金属セパレータ14の電解質膜・電極構造体12に向かう面14aには、酸化剤ガス流路(反応ガス流路)36が設けられる。酸化剤ガス流路36は、図3に示すように、複数の酸化剤ガス流路溝36aを有し、前記酸化剤ガス流路溝36aは、矢印B方向に蛇行しながら矢印C方向に延在しており、具体的には、矢印B方向に1往復半だけ屈曲するサーペンタイン流路を構成している。
酸化剤ガス流路36と酸化剤ガス入口連通孔30a及び酸化剤ガス出口連通孔30bとの間に、入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bが設けられる。酸化剤ガス流路溝36aの酸化剤ガス入口連通孔30aに向かう端部36bは、略水平方向に、より好適には、水平方向から下方に傾斜する方向に指向し、且つ電解質膜・電極構造体12の電極触媒層26a、26bの端部よりも外方に距離Lだけ突出して入口バッファ部38aに連通する。距離Lは、水が電極触媒層26a、26bに戻されることがないように、1mm〜10mmの範囲内、より好ましくは2mm〜10mmの範囲内に設定される。距離Lが1mm未満では、水の排出性が低下する一方、10mmを超えると、発電に寄与しない領域が増大して燃料電池10が大型化する。
酸化剤ガス流路溝36aの酸化剤ガス出口連通孔30bに向かう端部36cは、略水平方向に、より好適には、出口バッファ部38b側から下方に傾斜する方向に指向し、且つ電解質膜・電極構造体12の電極触媒層26a、26bの端部よりも外方に距離Lだけ突出して前記出口バッファ部38bに連通する。入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bには、複数のエンボス(又はディンプル)40a、40bが設けられている。
酸化剤ガス入口連通孔30a及び酸化剤ガス出口連通孔30bと、入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bとは、複数の連通溝42a、42bを介して連通するとともに、前記連通溝42a、42bには、シールラインに沿ってブリッジ用の板体44a、44bが配設される。入口バッファ部38aの底面46a及び出口バッファ部38bの底面46bは、酸化剤ガス流路溝36aの最下位置に配置される端部36b、36cよりも下方に距離Dだけ離間して設けられる。
図4に示すように、第2金属セパレータ16の電解質膜・電極構造体12に向かう面16aには、燃料ガス流路(反応ガス流路)48が設けられる。燃料ガス流路48は、酸化剤ガス流路36と同様に、矢印B方向に1往復半だけ屈曲するサーペンタイン流路を構成する複数の燃料ガス流路溝48aを有する。燃料ガス流路48と燃料ガス入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔34bとの間に、入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bが設けられる。燃料ガス流路溝48aの端部48b、48cは、水平方向から僅かに下方に傾斜し、且つ電解質膜・電極構造体12の電極触媒層26a、26bの端部よりも外方に距離Lだけ突出して入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bに連通する。
燃料ガス入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔34bと、入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bとは、複数の連通溝52a、52bを介して連通するとともに、前記連通溝52a、52bには、シールラインに沿って板体54a、54bが配設される。入口バッファ部50aの底面56aは、燃料ガス流路溝48aの最下位置の端部48bよりも下方に距離Dだけ離間する。出口バッファ部50bの底面56bは、燃料ガス流路溝48aの最下位置の端部48cよりも下方に距離Dだけ離間する。
第1金属セパレータ14と第2金属セパレータ16とは、互いに対向する面14b、16bに冷却媒体流路58を一体的に形成する(図1参照)。冷却媒体流路58は、酸化剤ガス流路36の裏面側、及び燃料ガス流路48の裏面側に一体的に形成され、矢印B方向及び矢印C方向に延在する複数の冷却媒体流路溝58aを有する。この冷却媒体流路58は、冷却媒体入口連通孔32aと冷却媒体出口連通孔32bとに連通する。
図1〜図3に示すように、第1金属セパレータ14の面14a、14bには、この第1金属セパレータ14の外周縁部を周回して第1シール部材60が射出成形等により一体的に設けられる。第1シール部材60は、平坦シールを構成するとともに、面14aにおいて、酸化剤ガス入口連通孔30a、酸化剤ガス出口連通孔30b及び酸化剤ガス流路36を覆って酸化剤ガスの洩れ止めを行う。
第2金属セパレータ16の面16a、16bには、この第2金属セパレータ16の外周縁部を周回して第2シール部材62が射出成形等により一体的に設けられる。第2シール部材62は、平坦シールを構成するとともに、面16aには、図4に示すように、燃料ガス入口連通孔34a、燃料ガス出口連通孔34b及び燃料ガス流路48を覆って燃料ガスの洩れ止めを行う第1及び第2線状シール64a、64bが設けられる。面16bには、図1に示すように、冷却媒体入口連通孔32a、冷却媒体出口連通孔32b及び冷却媒体流路42を覆って冷却媒体の漏れ止めを行う線状シール66が設けられる。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔30aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔34aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔32aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔30aから第1金属セパレータ14の酸化剤ガス流路36に導入される。酸化剤ガス流路36では、図3に示すように、酸化剤ガスが一旦入口バッファ部38aに導入された後、複数の酸化剤ガス流路溝36aに分散される。このため、酸化剤ガスは、各酸化剤ガス流路溝36aを介して蛇行しながら、電解質膜・電極構造体12のカソード側電極22に沿って移動する。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔34aから第2金属セパレータ16の燃料ガス流路48に導入される。この燃料ガス流路48では、図4に示すように、燃料ガスが一旦入口バッファ部50aに導入された後、複数の燃料ガス流路溝48aに分散される。さらに、燃料ガスは、各燃料ガス流路溝48aを介して蛇行し、電解質膜・電極構造体12のアノード側電極20に沿って移動する。
従って、電解質膜・電極構造体12では、カソード側電極22に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極20に供給される燃料ガスとが、電極触媒層26a、26b内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極22に供給されて消費された酸化剤ガスは、出口バッファ部38bから酸化剤ガス出口連通孔30bに排出される(図1及び図3参照)。同様に、アノード側電極20に供給されて消費された燃料ガスは、出口バッファ部50bから燃料ガス出口連通孔34bに排出される(図4参照)。
一方、冷却媒体入口連通孔32aに供給された冷却媒体は、第1及び第2金属セパレータ14、16間に形成された冷却媒体流路58に導入される(図1参照)。この冷却媒体流路58では、冷却媒体が水平方向(矢印B方向)及び鉛直方向(矢印C方向)に移動する。従って、冷却媒体は、電解質膜・電極構造体12の発電面28の全面にわたって冷却した後、冷却媒体出口連通孔32bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、図3に示すように、例えば、酸化剤ガス流路36の出口側において、酸化剤ガス出口連通孔30bと前記酸化剤ガス流路36との間に出口バッファ部38bが設けられている。そして、酸化剤ガス流路36を構成する各酸化剤ガス流路溝36aの端部36cは、電解質膜・電極構造体12の電極触媒層26a、26bの端部よりも外方に距離Lだけ突出して出口バッファ部38bに連通している。
このため、燃料電池10の運転停止時に、酸化剤ガス流路36の掃気処理を施す際、各酸化剤ガス流路溝36aに沿って移動する掃気用エアは、電極触媒層26a、26bの端部でガス流速が低下することがない。これにより、各酸化剤ガス流路溝36aの残留水は、電極触媒層26a、26bの外部に、すなわち発電面28の外部に確実に排出され、出口バッファ部38b乃至端部36cの先端部近傍に送り出される。
特に、端部36cは、電極触媒層26a、26bの端部から距離Lだけ外方に突出するとともに、この距離Lが1mm〜10mmの範囲内に、より好適には2mm〜10mmの範囲内に設定されている。従って、電極触媒層26a、26bによる水の吸い寄せに起因する影響を回避し、前記電極触媒層26a、26bから残留水を確実且つ円滑に排出することができる。
このため、第1の実施形態では、例えば、低温時に残留水により電極触媒層26a、26bが凍結することがなく、前記電極触媒層26a、26bの損傷を良好に回避し、電解質膜・電極構造体12の耐久性が有効に向上するという効果が得られる。
さらに、出口バッファ部38bの底面46bの位置は、最下位置に配置される端部36cよりも下方に距離Dだけ離間している。これにより、出口バッファ部38bに排出された残留水が、端部36cから酸化剤ガス流路溝36aに逆流することを確実に阻止することが可能になる。なお、酸化剤ガス流路36を構成する酸化剤ガス流路溝36a及び燃料ガス流路48を構成する燃料ガス流路溝48aは、サーペンタイン流路であるが、これに限定されるものではなく、例えば、直線状流路であってもよい。また、以下に示す他の実施の形態においても同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ70の正面説明図である。なお、第1の実施形態に係る第1金属セパレータ14と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3〜第15の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
第1金属セパレータ70の電解質膜・電極構造体12に向かう面70aには、酸化剤ガス流路(反応ガス流路)72が設けられる。酸化剤ガス流路72は、サーペンタイン流路を構成する複数の酸化剤ガス流路溝72aを有する。酸化剤ガス入口連通孔30a及び酸化剤ガス出口連通孔30bに向かう端部72b、72cは、電極触媒層26a、26bの端部よりも外方に距離Lだけ突出し、且つ各々2本ずつ合流して入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに連通する。
具体的には、端部72b、72cは、各々2本ずつ互いに近接する方向に屈曲して合流し、入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに連通する。各々の屈曲部分は、電極触媒層26a、26bの端部位置に一致する必要はなく、該端部位置の内方あるいは外方であってもよい。
このように構成される第2の実施形態では、例えば、各酸化剤ガス流路溝72aの端部72cにおいて、燃料電池停止時の掃気を行う際、この端部72cに送られる掃気用エアは、流速を維持した状態で、出口バッファ部50bに導入される。従って、酸化剤ガス流路72に残留する水分は、掃気用エアによって電極触媒層26a、26bの外方に円滑且つ確実に排出され、この電極触媒層26a、26b内に残留水が存在することがなく、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ90の正面説明図である。
第1金属セパレータ90に設けられる酸化剤ガス流路(反応ガス流路)92は、サーペンタイン流路を構成する複数の酸化剤ガス流路溝92aを有する。各酸化剤ガス流路溝92aの端部92b、92cは、1つおきに屈曲して2つの端部92b、92c同士が合流するとともに、入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bに連通する。端部92b、92cは、電極触媒層26a、26bの外方に距離Lだけ突出しており、掃気用エアの流速を減少させることがなく、電極触媒層26a、26bから残留水を円滑且つ確実に排出することができる等、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ100の正面説明図である。第1金属セパレータ100に設けられる酸化剤ガス流路(反応ガス流路)102は、複数の酸化剤ガス流路溝102aを有してサーペタイン流路を構成する。各酸化剤ガス流路溝102aの端部102b、102cは、電極触媒層26a、26bの外方に、すなわち入口バッファ部104a及び出口バッファ部104bに向かって距離Lだけ突出する。
入口バッファ部104a及び出口バッファ部104bは、複数のエンボス部106a、106bにより構成されている。酸化剤ガス流路溝102aの端部102b、102cと、該端部102b、102cに最も近接して対向するエンボス部106a、106bとの距離S1は、前記酸化剤ガス流路溝102aの溝幅S2と同等の寸法に設定される。
このように構成される第4の実施形態では、燃料電池の運転停止時に、酸化剤ガス流路102を構成する各酸化剤ガス流路溝102aに掃気用エアが供給されると、この掃気用エアは端部102cから出口バッファ部104bに流出する。その際、端部102cとエンボス部106bとの距離S1は、酸化剤ガス流路溝102aの溝幅S2と同等の寸法に設定されることによって、前記酸化剤ガス流路溝102a内でのガス流速の低下を阻止することができる。従って、酸化剤ガス流路溝102aの端部102cから出口バッファ部104bに向かって残留水を確実に排出することができ、第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池110の要部分解斜視図である。燃料電池110は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)112と第1及び第2金属セパレータ114、116とを水平方向に積層して構成する。電解質膜・電極構造体112は、酸化剤ガス入口連通孔30a、燃料ガス出口連通孔34b、燃料ガス入口連通孔34a及び酸化剤ガス出口連通孔30bに向かって突出する端部112a〜112dを有する。カソード側電極22は、固体高分子電解質膜18と略同一の表面積に設定されるとともに、アノード側電極20は、前記固体高分子電解質膜18よりも小さな表面積に設定される。
第2金属セパレータ116は、燃料ガス入口連通孔34aの近傍に複数の供給孔部118aを設ける一方、燃料ガス出口連通孔34bの近傍に複数の排出孔部118bを設ける。
図9に示すように、第2金属セパレータ116の電解質膜・電極構造体112に向かう面116aには、燃料ガス流路(反応ガス流路)120が設けられる。燃料ガス流路120は、矢印B方向に直線状に延在する複数の燃料ガス流路溝120aを有する。燃料ガス流路溝120aは、燃料ガス入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔34bに向かう端部に水平方向から僅かに下方に傾斜し、且つ電解質膜・電極構造体112の電極触媒層26aの端部よりも外方に突出する延長部120b、120cを設ける。各延長部120b、120cは、供給孔部118a及び排出孔部118bに連通している。
第2金属セパレータ116の面116bには、図8に示すように、冷却媒体入口連通孔32a及び冷却媒体出口連通孔32bに連通する冷却媒体流路122が設けられる。冷却媒体流路122は、矢印B方向に平行に延在する複数の冷却媒体流路溝122aを有する。
第1金属セパレータ114の電解質膜・電極構造体112に向かう面114aには、酸化剤ガス入口連通孔30a及び酸化剤ガス出口連通孔30bに連通する酸化剤ガス流路(反応ガス流路)124が設けられる。この酸化剤ガス流路124は、矢印B方向に直線状に延在する複数の酸化剤ガス流路溝124aを有する。第1金属セパレータ114の面114bは、第2金属セパレータ116の面116bに重なり合って、冷却媒体流路122を形成する。第1金属セパレータ114の外周縁部を周回して、第1シール部材125が一体的に設けられる。この第1シール部材125は、平面シール部を構成している。
図9に示すように、第2金属セパレータ116の外周縁部を周回して、第2シール部材126が一体的に設けられる。第2シール部材126は、面116aに設けられる外側シール部128と内側シール部130とを備える。第2シール部材126は、図8に示すように、面116bに設けられるシール部132を有する。
このように構成される第5の実施形態では、図9に示すように、酸化剤ガス流路124の出口側において、燃料ガス流路溝120aの端部には、電解質膜・電極構造体112の電極触媒層26aの端部よりも燃料ガス出口連通孔34b側に突出して延長部120cが設けられている。このため、各燃料ガス流路溝120aに沿って移動する掃気用エアは、延長部120cで流速が低下することがなく、この延長部120cから排出連通孔118bに残留水を容易且つ確実に排出することができる。
これにより、例えば、低温時に残留水による電極触媒層26aの凍結が阻止され、電解質膜・電極構造体112の耐久性が良好に向上する等、第1〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。なお、燃料ガス流路120及び酸化剤ガス流路124は、直線状流路を構成しているが、例えば、サーペンタイン流路を構成してもよい。また、以下の実施形態でも、同様である。
図10は、本発明の第6の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータ140の正面説明図である。
第2金属セパレータ140に設けられる燃料ガス流路(反応ガス流路)142には、直線状流路を構成する複数の酸化剤ガス流路140aを有する。燃料ガス流路溝142aの燃料ガス入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔34b側に突出する延長部142b、142cは、電極触媒層26aの外方に距離Lだけ突出するとともに、供給孔部118a及び排出孔部118bに連なる通路の近傍で終端している。このため、第6の実施形態では、上記の第5の実施形態と同様の効果が得られる。
図11は、本発明の第7の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータ150の正面説明図である。
第2金属セパレータ150に設けられる燃料ガス流路(反応ガス流路)152は、直線状流路(又は、サーペンタイン流路)を構成する複数の燃料ガス流路溝152aを有する。燃料ガス流路溝152aの燃料ガス入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔34bに向かって突出する端部152b、152cは、前記燃料ガス入口連通孔34a及び前記燃料ガス出口連通孔34bに向かって開口断面積が小さくなるよう先細り形状に設定される。
これにより、燃料ガス流路152の端部152cが電極触媒層26aの排出孔部118b側に突出するため、ガス流速が低下することがなく、残留水を確実に排出することができる等、第1〜第6の実施形態と同様の効果が得られる。
しかも、端部152cは、先細り形状に構成されるため、この端部152cの先端のガス流速が上がり、水の滞留を一層確実に抑制することが可能になる。これにより、特に低温時における電解質膜・電極構造体112の破損を良好に阻止することができるという利点がある。
図12は、本発明の第8の実施形態に係る燃料電池160の要部分解斜視図である。なお、第5の実施形態に係る燃料電池110と同一の構成要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
燃料電池160を構成する電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)162は、矢印B方向外方に突出する端部112a〜112dを設けている。燃料ガス入口連通孔34a及び燃料ガス出口連通孔34bに向かって突出する端部112c、112bに樹脂含浸部(補強用含浸部)164a、164bが設けられる。含浸樹脂としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン等が採用される。
従って、第8の実施形態では、燃料ガス流路120から排出孔部118bに残留水が排出されずに端部112bに滞留水が存在しても、この端部112bに設けられている樹脂含浸部164aを介して固体高分子電解質膜18の強度を維持することができる。これにより、特に低温時に、固体高分子電解質膜18が残留水の凍結によって破損することを確実に阻止することが可能になり、始動性及び耐久性の向上を図ることができるという利点が得られる。
図13は、本発明の第9の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータ170の正面説明図である。なお、第7の実施形態に係る第2金属セパレータ150と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2金属セパレータ170は、延長部152b、152cを含んで燃料ガス流路152と供給孔部118a及び排出孔部118bとの間に、親水処理部172a、172bを設ける。親水処理部172a、172bは、例えば、金メッキ表面処理の他、親水性物質を液状媒体に混在させた溶液を用い、その溶液と第2金属セパレータ170の所定の部位とを接触させることによっても設けられる。その他、従来から採用されている種々の親水処理が適用可能である。
このように、第9の実施形態では、親水処理部172a、172bを設けるため、特に燃料ガス流路152から排出孔部118bに残留水が排出される際、水のメニスカスの形成を緩和するとともに、液滴の発生を抑制することが可能になる。従って、滞留水の凍結によって固体高分子電解質膜(図示せず)の破損を有効に防止することができ、始動性及び耐久性の向上を図ることが可能になる。
図14は、本発明の第10の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ180の正面説明図である。
第1金属セパレータ180は、端部36bが水平方向から上方に傾斜して入口バッファ部38aに連通する。入口バッファ部38aの底面182a及び出口バッファ部38bの底面182bは、酸化剤ガス入口連通孔30aの底面及び酸化剤ガス出口連通孔30bの底面と略同一高さに設定される。
これにより、第10の実施形態では、入口バッファ部38a及び出口バッファ部38bに水が滞留することがなく、この水は、連通溝42a、42bから酸化剤ガス入口連通孔30a及び酸化剤ガス出口連通孔30bを介して燃料電池の外部に良好に排出することができるという効果が得られる。
図15は、本発明の第11の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ190の正面説明図である。
第1金属セパレータ190は、入口バッファ部38aの底面192a及び出口バッファ部38bの底面192bは、酸化剤ガス入口連通孔30aの底面及び酸化剤ガス出口連通孔30bの底面と略同一高さに設定される。
図16は、本発明の第12の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ200の正面説明図である。
第1金属セパレータ200は、端部92b、92cが互いに逆向きに構成される。入口バッファ部38aの底面202a及び出口バッファ部38bの底面202bは、酸化剤ガス入口連通孔30aの底面及び酸化剤ガス出口連通孔30bの底面と略同一高さに設定される。
図17は、本発明の第13の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータ210の正面説明図である。
第1金属セパレータ210は、入口バッファ部104aの底面212a及び出口バッファ部104bの底面212bは、酸化剤ガス入口連通孔30aの底面及び酸化剤ガス出口連通孔30bの底面と略同一高さに設定される。
図18は、本発明の第14の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータ220の正面説明図である。第2金属セパレータ220は、延長部120bが水平方向から僅かに上方に傾斜して供給孔部118aに連通する。
図19は、本発明の第15の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータ230の正面説明図である。第2金属セパレータ230は、延長部142bが水平方向から僅かに上方に傾斜して供給孔部118aの近傍で終端する。
なお、第1〜第15の実施形態では、必要に応じてそれぞれの主要な構成要素を任意に組み合わせて構成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視図である。 前記燃料電池の酸化剤ガス側の入口バッファ部近傍で切断した一部断面図である。 前記燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視図である。 前記燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第8の実施形態に係る燃料電池の要部分解斜視図である。 本発明の第9の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第10の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第11の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第12の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第13の実施形態に係る燃料電池を構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第14の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。 本発明の第15の実施形態に係る燃料電池を構成する第2金属セパレータの正面説明図である。
符号の説明
10、110、160…燃料電池
12、112、162…電解質膜・電極構造体
14、16、70、90、100、114、116、140、150、170、180、190、200、210、220、230…金属セパレータ
18…固体高分子電解質膜 20…アノード側電極
22…カソード側電極 24a、24b…ガス拡散層
26a、26b…電極触媒層 28…発電面
30a…酸化剤ガス入口連通孔 30b…酸化剤ガス出口連通孔
32a…冷却媒体入口連通孔 32b…冷却媒体出口連通孔
34a…燃料ガス入口連通孔 34b…燃料ガス出口連通孔
36、72、92、102、124…酸化剤ガス流路
36b、36c、48b、48c、72b、72c、92b、92c、102b、102c、112a〜112d、152b、152c…端部
38a、50a、104a…入口バッファ部
38b、50b、104b…出口バッファ部
46a、46b、56a、56b、182a、182b、192a、192b、202a、202b、212a、212b…底面
48、120、142、152…燃料ガス流路
60、62…シール部材 106a、106b…エンボス部
118a…供給孔部 118b…排出孔部
120b、120c、142b、142c…延長部
122…冷却媒体流路 164a、164b…樹脂含浸部
172a、172b…親水処理部

Claims (12)

  1. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路の入口側又は出口側に連通する反応ガス連通孔が形成される燃料電池であって、
    前記セパレータは、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔との間にバッファ部を設けるとともに、
    前記反応ガス流路の前記反応ガス連通孔に向かう端部は、略水平方向に指向し且つ前記電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出して前記バッファ部に連通することを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記電極は、前記電極触媒層と拡散層とを備えるとともに、
    前記拡散層は、前記電極触媒層の端部よりも外方に突出し且つ前記バッファ部を覆って配置されることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記反応ガス流路の端部と前記バッファ部を構成するエンボス部との距離は、前記反応ガス流路の溝幅と同等寸法に設定されることを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記電極触媒層と前記バッファ部との間には、複数の反応ガス流路の端部が合流することを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記反応ガス流路の端部は、前記反応ガス連通孔に向かって開口断面積が小さくなるよう先細り形状に設定されることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記バッファ部の最下位置は、前記反応ガス流路の端部の最下位置よりも下方に設定されることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記セパレータは、前記反応ガス流路の端部と前記反応ガス連通孔との間に親水処理部が設けることを特徴とする燃料電池。
  8. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路の入口側又は出口側に連通する反応ガス連通孔が形成される燃料電池であって、
    前記反応ガス流路の前記反応ガス連通孔に向かう端部には、略水平方向に指向し且つ前記電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出する延長部が設けられるとともに、
    複数の前記延長部の端部が前記反応ガス連通孔に向かって互いに合流することを特徴とする燃料電池。
  9. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路の入口側又は出口側に連通する反応ガス連通孔が形成される燃料電池であって、
    前記反応ガス流路の前記反応ガス連通孔に向かう端部には、略水平方向に指向し且つ前記電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出する延長部が設けられるとともに、
    前記延長部の端部は、前記反応ガス連通孔に向かって開口断面積が小さくなるよう先細り形状に設定されることを特徴とする燃料電池。
  10. 電解質の両側に一対の電極が設けられた電解質・電極構造体と、セパレータとが水平方向に積層され、前記電解質・電極構造体と一方のセパレータとの間には、前記電極の面方向に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、積層方向に貫通して前記反応ガス流路の入口側又は出口側に連通する反応ガス連通孔が形成される燃料電池であって、
    前記反応ガス流路の前記反応ガス連通孔に向かう端部には、前記電解質・電極構造体の電極触媒層の端部よりも外方に突出するとともに、
    前記電解質・電極構造体は、前記電極触媒層の端部から前記反応ガス連通孔に向かって延在する端部に、補強用含浸部を設けることを特徴とする燃料電池。
  11. 請求項10記載の燃料電池において、前記電解質・電極構造体の四隅には、それぞれ外方に突出する端部が設けられるとともに、
    各端部には、一方の電極を構成するガス拡散層に前記補強用含浸部が設けられることを特徴とする燃料電池。
  12. 請求項10又は11記載の燃料電池において、前記電解質・電極構造体は、一方の電極を構成するガス拡散層が他方の電極を構成するガス拡散層よりも大きな寸法に設定されるとともに、
    前記大きな寸法に設定されたガス拡散層に前記補強用含浸部が設けられることを特徴とする燃料電池。
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