JP2006092773A - 燃料電池用セパレータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、セパレータ本体両面にシール材を射出し被覆する際、セパレータ本体の反り、うねり、歪みがなく、且つ後工程で穴埋め作業が不要な燃料電池用セパレータの製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 セパレータ本体11の縁11aの上下面12、13にシール材を備えた燃料電池用セパレータの製造方法において、セパレータ本体11の縁11aの上下面12、13のうち、少なくとも一方の面にシール材14の厚さに相当する径若しくは厚さの保持部材を複数個配置する工程と、保持部材を備えたセパレータ本体11を射出金型にセットする工程と、射出金型のキャビティへ、溶融シール材を注入して前記セパレータ本体にシール材を一体成形する工程と、射出金型を開いてシール材の付いたセパレータ本体を取出す工程とから構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体高分子形燃料電池において、セパレータ本体の縁の上下面にシール材を備える燃料電池用セパレータの製造方法に関する。
従来、セパレータ本体の縁の上下面にシール材を一体成形した燃料電池用セパレータの製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−237317公報(図17)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図12は従来の技術の基本構成を説明する図であり、下型101と上型102にセパレータ本体103を挟み、ゲート105、105を通じて溶融シール材を射出することで、セパレータ本体103の縁にシール材106を一体成形するというものである。
反り、うねり、歪みの発生したセパレータ本体103を金型内に配置し、押さえ金具107、108、109、110でセパレータ本体103を金型内で押さえつけ、反り、うねり、歪みを矯正することを特徴とする。
押さえ金具107〜110は、下型101、上型102の付属物であるために、上型102を開くと、シール材106を被覆した部分の一部に押さえ金具107〜110の抜けた跡が穴の形態で残る。
これらの穴は、絶縁性などの点から好ましくないので、後工程でこれらの穴を埋める穴埋め作業が必要がある。
このため、特許文献1の技術では、製造コストが嵩む。
本発明は、セパレータ本体両面にシール材を射出し一体成形する際、後工程で穴埋め作業が不要な燃料電池用セパレータの製造方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、セパレータ本体の縁の上下面にシール材を備えた燃料電池用セパレータの製造方法において、セパレータ本体の縁の上下面のうち、少なくとも一方の面に保持部材を複数個配置する工程と、保持部材を備えたセパレータ本体を射出金型にセットする工程と、射出金型のキャビティへ、シール材を注入してセパレータ本体にシール材を一体成形する工程と、金型を開いてシール材の付いたセパレータ本体を取出す工程と、からなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、シール材は、シリコーンゴムであり、保持部材は、けい素又はけい素化合物を含むことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、保持部材は、シール材の厚さに相当する径をもつ球体であることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、保持部材は、シール材の上下方向総高さに相当する高さのコ字断面ピースであることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、保持部材は、球体とコ字断面ピースの組合せであることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、セパレータは、セパレータ本体の縁の上下面のうち、少なくとも一方の面にシール材の厚さに相当する保持部材を複数個配置し、これらの保持部材を配置したセパレータを射出金型にセットし、溶融シール材を注入してシール材を一体成形し、射出金型からシール材の付いたセパレータ本体を取出すことにより製造する。
セパレータ本体の縁に付けた保持部材は、シール材から取除かないでシール材に埋設する。従って、シール材に穴が残ることはなく、穴を埋める作業は発生しない。穴埋めの作業が不要であるため、製造コストを下げることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、シール材にシリコーンゴムを使うので、絶縁性、耐熱性、撥水性、耐老化性、耐薬品性の効果が得られるという利点がある。
加えて、保持部材にけい素又はけい素化合物を含有させたので、射出成形するシリコーンゴムであるシール材と同じ成分を含むことになり、シール材と保持部材とをなじませることができ、シール材と保持部材との好ましい接合を得ることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、保持部材は、球体であるため、セパレータ本体の所定の位置へ保持部材を簡便に配置することができるという利点がある。
また、保持部材は球体なので、セパレータ本体からの高さを一定値に設定することができる。
この結果、所定の位置に複数付けられた保持部材の間で、押圧力を均一にかけることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、保持部材は、シール材の上下方向総高さに相当する高さのコ字断面ピースなので、セパレータ本体の上下面を同時に保持することができるため、1回の射出成形により歪みのないセパレータを得ることができる。
この結果、製造コストをさらに下げることができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、保持部材は、球体とコ字断面ピースの組合せとしたので、よりシール材の厚さ精度の高いセパレータを得ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るセパレータ本体に球状の保持部材を配置する工程を説明する図である。この工程では、(c)に示す通りに、セパレータ本体11の上面12に球状の保持部材16・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を規則的に配置する。そのために、(a)のチップ治具18と、(b)のプレート治具21とを準備する。
(a)に示す通り、チップ治具18は、の表面に表面18aに球状の保持部材16・・・(以下、チップ17・・・ともいう。)をセットするセット穴19・・・を配置し、これらのセット穴19・・・に球状のチップ17・・・をセットすることができる治具である。
さらに、チップ治具18には、下型となるプレート治具21に備える位置決めボスト22、22に嵌合する位置に位置決めポスト穴23、23を設け、セット穴19・・・の下方にエアを吸引する吸引吹出口24・・・を設け、これらの吸引吹出口24・・・から下部に向け接続穴25・・・を設け、これらの接続穴25・・・とつながり水平方向に集合穴26を設ける。集合穴26の出口から引出す配管27は、図示せぬ真空ポンプに接続する。
チップ治具18にチップ17・・・をセットするには、チップ治具18の表面18aに備えるセット穴19・・・が上方となるように向け、これらのセット穴19・・・に向けチップ17・・・を散布しつつ、吸引吹出口24・・・・からエアを吸引することにより、(c)に示す所定箇所に配置されるようにチップ17・・・をセットする。
本実施例において、セット穴19・・・に入らない余分なチップは球体であるため、チップ治具18を振ることにより容易に除去できる。
余分なチップを除去するには、エアにより吹き飛ばしても良いし、チップ治具18を傾斜させても良く、除去する方法は任意である。
次に、(b)のプレート治具21の上にセパレータ本体11をセットし、想像線で示すチップ治具18を合わせる。
詳細には、チップ17・・・がセット穴から外れないように、エアを吸引したままチップ治具18の表面18aを下方に向け、セパレータ本体11を載せたプレート治具21の位置決めポスト22、22にチップ治具18の位置決めポスト穴23、23を重ねる。
なお、セパレータ本体11の上面12には、あらかじめ、チップ17との接触によりチップ17を接着する接着剤、あるいはプライマーを塗布しておくものとする。
プレート治具21にチップ治具18を重ねた後、吸引吹出口24・・・からエアの吸引を止め、チップ治具18からチップ17・・・の規制を解除し、セパレータ本体11の上面12にチップ17・・・を付ける。セパレータ本体11の上面12にチップ17・・・を付けるため、吸引吹出口24からセット穴19・・・に向けエアを吹き出す。
(c)は、プレート治具21から取出したセパレータ本体11を示す。
このように、チップ治具18を使うことにより、球体としての複数のチップ17・・・を所定の位置に簡便に配置することが可能となる。
すなわち、保持部材は、球体であるため、セパレータ本体11の所定の位置に保持部材を簡便に配置することができる。
これに伴い、セパレータ本体11からの高さをばらつきなく一定値にすることができる。従って、後工程の射出金型内において、所定の位置に複数付けられた保持部材の各々に、押圧力を均一にかけることができる。
なお、工程を追加することにより、セパレータ本体11の上面12に加え、下面13にも球状の保持部材16を付けることが可能である。この場合、セパレータ本体11の両面12、13に球状の保持部材16が付くので、セパレータ本体11の両面12、13を同時に射出成形することができる。
すなわち、セパレータ本体11の縁11aの両面12、13のうち、少なくとも一方の面にシール材の厚さに相当する径若しくは厚さの球状の保持部材16を複数個配置することができる。
本実施例において、球状の保持部材16は球体としたが、この形状に限定されない。例えば、直方体、立方体でも良いものとする。
図2は図1の2−2線断面図であり、セパレータ本体11の縁11aに球状の保持部材16(以下、チップ17と呼ぶことがある。)を付けた状態を示す。あらかじめ、セパレータ本体11の上面12には、接着剤(又はプライマー)を塗布したので、チップ17を上面12に固着することができる。
以上に述べた、保持部材を配置する工程につづく射出工程を、以下に順に説明する。
図3は本発明に係る保持部材を備えたセパレータ本体を射出金型にセットすることを示す図であり、先ず、第1下型42に球状の保持部材16を付けたセパレータ本体11をセットし、上型43を載せる。なお、上型43は、溶融シール材を注入するゲート44、45を備え、各々のゲート44、45に供給経路であるランナ46、47を介して溶融シール材を供給する不図示のシリンダから射出することができる金型である。
第1下型42に上型43を合わせ、すなわち射出金型41を閉じると、セパレータ本体11に付けた球状の保持部材16は上型43のキャビティ51に当接する。
図4は本発明に係る樹脂射出説明図である。
先ず、本実施例における射出成形の条件を、以下のように設定する。
シール材射出圧力:1.5〜10MPa(150〜1000kg/cm
射出成形型温度:373〜473K(100〜200℃)
シール材料:シリコーンゴム
セパレータ保持部材:樹脂又はゴム弾性体
(a)において、不図示のシリンダを用い、ゲート44を介してキャビティ51へ溶融シール材を射出する。シール材が固まったら上型43から第1下型42を外す。
(b)において、上型43に第2金型54を合わせ、不図示のシリンダを用いゲート45を介してキャビティ52へ溶融シール材を射出する。
このとき、セパレータ本体11に付けた保持部材16は、上型43のキャビティ51とセパレータ本体11に当接させたので、セパレータ本体11に反り、うねり、歪みは発生しない。
詳細に説明すると、セパレータ本体11の縁11aの上下面のうち、少なくとも一方の面にシール材14の厚さに相当する径若しくは厚さの球状の保持部材16を複数個配置したので、金型内にセパレータ本体11を配置する際、セパレータ本体11に生ずる反り、うねり、歪みを、保持部材16によって押さえつけることにより矯正することができる。元来、セパレータ本体11は、極めて薄いものであるため、通常、上下面に反りなどが残った状態であるが、複数の球状の保持部材16を配置することにより、上下面に残った反りなどを成形前に矯正することができる。
この結果、シール材14を一定厚さに被覆したセパレータ15が得られる。
シール材14はシリコーンゴムであり、保持部材は、けい素又はけい素化合物を含むことを特徴とする。
シール材にシリコーンゴムを使うので、絶縁性、耐熱性、撥水性、耐老化性、耐薬品性の効果が得られる。
加えて、球状の保持部材16にけい素又はけい素化合物を含有させたので、射出成形するシール材であるシリコーンゴムと同じ成分を含むことになり、シール材14と保持部材16との間に好ましい接合が得られる。
また、球状の保持部材16を配置した後、球状の保持部材16の表面にけい素若しくはけい素化合物を含有したプライマーを塗布し、溶融シール材を射出成形することで、更にシール材14と球状の保持部材16との間の接合を良好にすることも可能である。
図5は本発明に係る金型の型開き図であり、上型43と第2下型54とを離し、シール材14を形成したセパレータ本体11を上型43と第2下型54とを備える射出金型41から取出す。
図6は本発明に係るセパレータの完成図であり、セパレータ本体11の一部に、球状の保持部材16を付け、この球状の保持部材16をシール材14の一部となるように成形することで、シール材を一定厚さに被覆したセパレータを製造することができる。
このように、セパレータ本体11の縁11aに付けた球状の保持部材16は、シール材14から取除かないでシール材14に埋設する。従って、シール材14に穴が残ることはなく、穴を埋める作業は発生しない。穴埋めの作業が不要であるため、製造コストを下げることができる。
さらに、この穴埋め作業は手作業であり、材料のつけ過ぎや、材料を穴以外の場所につけるなどにより不良が発生することがあったが、作業自体が不要になる。
この結果、穴に関係した不良の発生を防止できる。
図7は本発明に係るコ字断面ピースをセパレータ本体の縁に嵌合することを示す図である。具体的には、シール材14の上下方向総高さHに相当する高さのコ字断面ピース61を複数個準備する工程において、所定数のコ字断面ピース61・・・を準備する。
次いで、準備したコ字断面ピース61をコ字断面ピースをセパレータ本体11Bの縁66に嵌合する工程において、準備したコ字断面ピース61・・・をセパレータ本体11の縁11aに嵌合する。
なお、シール材14はシリコーンゴムであり、コ字断面ピース61は、けい素又はけい素化合物を含む部材である。
図8は本発明に係るコ字断面ピースを備えたセパレータ本体を射出金型にセットすることを示す図である。
図4の球体の保持部材に換えてコ字断面ピース61をセットすることで、セパレータ本体11Bをコ字断面ピース61と合わせ部89の2箇所で抑えることにより、セパレータ本体11Bの反り、うねり、歪みを矯正し、溶融シール材を射出することができる。
具体的には、コ字断面ピースを付けたセパレータ本体を射出金型にセットする工程において、下型62にコ字断面ピース61を付けたセパレータ本体11Bをセットし、上型64を被せる。
次に、上型64と下型62とを備える射出金型60のキャビティ63へ樹脂を注入してセパレータ本体11Bにシール材14Bを一体成形する工程において、溶融シール材を注入する。
最後に、金型を開いてシール材14Bの付いたセパレータ本体11Bを取出す工程において、上型64を開き一体成形したセパレータ15Bを取出す。
図8が図4と異なるところは、コ字断面ピース61の上面61aを上型64のキャビティ63に当て、且つ、コ字断面ピース61の下面61bを下型62のキャビティ65に当接させた構造である。68はランナ、69はゲートである。
シール材14の上下方向総高さHに相当する高さのコ字断面ピース61をセパレータ本体11Bの縁66に嵌合し、コ字断面ピース61付きのセパレータ本体11Bを射出金型60にセットした後、射出金型60のキャビティ63、65へ溶融シール材を注入する。
このように、セパレータ本体11Bの縁66にセットしたコ字断面ピース61は、セパレータに埋設した部材であり、被覆部に穴が残ることはなく、穴を埋める穴埋め作業を不要にできる。
この結果、製造コストを下げることができるという利点がある。
作業自体が不要となるので、穴に関する不良が発生する虞もなくなる。
コ字断面ピース61によりセパレータ本体11Bの上下面12B、13Bを同時に保持できるため、一回の射出成形でセパレータ両面にシール材が被覆されたセパレータを得ることができる。
この結果、製造コストを削減することができる。
さらに、コ字断面ピース61にけい素又はけい素化合物を含有させたので、射出成形するシリコーンゴムであるシール材と同じ成分を含むことになり、シール材14Bとコ字断面ピース61との好ましい接合が得られる。
さらにまた、コ字断面ピース61を配置した後、コ字断面ピース61の表面にけい素若しくはけい素化合物を含有したプライマーを塗布し、更にシール材とコ字断面ピース61との間の接合を良好にすることも可能である。
図9は本発明に係るコ字断面ピースを配置したセパレータの完成図であり、セパレータ本体11Bの縁部66にコ字断面ピース61を嵌め、このコ字断面ピース61をシール材14Bの一部となるように成形したものである。
上記の製造方法により、セパレータ本体11Bの縁部66の上下面12B、13Bにシール材14Bを備える燃料電池用セパレータ15Bを製造することができる。
図10は図8の別実施例図であり、球状の保持部材16は、球状の保持部材16でもある球体72とコ字断面ピース61の組合せであることを特徴とする。
燃料電池用セパレータの製造方法において、セパレータ本体11Cに球状の保持部材16を取付け、次に、コ字断面ピース61を付け、射出金型70に入れ射出成形を行う。
73は上型、74は下型、76はランナ、77はゲートである。
球状の保持部材16を取付けは、図1において説明した球状の保持部材16をセパレータ本体11Cに複数個配置する工程と、コ字断面ピース61を図7において説明したセパレータ本体11Cの縁部71に嵌合する工程とにより行う。
その他、図8において説明したセパレータ本体を射出金型にセットする工程及び、溶融シール材を注入する工程は、基本的に同じであり、説明は省略する。
なお、セパレータ本体11Cにコ字断面ピース61を付け、次に、球状の保持部材16を取付けるという順序でも差し支えない。
図11は図9の別実施例図であり、セパレータ本体11Cの上面12Cに球状の保持部材16を載せ、縁部71にコ字断面ピース61を嵌め、射出成形を行い、シール材14Cを形成する。球状の保持部材16及びコ字断面ピース61をシール材14Cの一部となるように成形したものである。
保持部材は、球体とコ字断面ピースとを適宜組合せることにより、よりシール材の厚さ程度の高いセパレータを得ることができる。
本発明は、燃料電池用セパレータの製造に好適である。
本発明に係るセパレータ本体に球状の保持部材を配置する工程を説明する図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係る保持部材を備えたセパレータ本体を射出金型にセットすることを示す図である。 本発明に係る樹脂射出説明図である。 本発明に係る金型の型開き図である。 本発明に係るセパレータの完成図である。 本発明に係るコ字断面ピースをセパレータ本体の縁に嵌合することを示す図である。 本発明に係るコ字断面ピースを備えたセパレータ本体を射出金型にセットすることを示す図である。 本発明に係るコ字断面ピースを配置したセパレータの完成図である。 図8の別実施例図である。 図9の別実施例図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
11、11B、11C…セパレータ本体、12、12B、12C…セパレータ本体の上面、13、13B、13C…セパレータ本体の下面、14、14B、14C…シール材、16…球状の保持部材、51、52…キャビティ、61…コ字断面ピース。

Claims (5)

  1. セパレータ本体の縁の上下面にシール材を備えた燃料電池用セパレータの製造方法において、
    前記セパレータ本体の縁の上下面のうち、少なくとも一方の面に保持部材を複数個配置する工程と、
    前記保持部材を備えた前記セパレータ本体を射出金型にセットする工程と、
    前記射出金型のキャビティへ、前記シール材を注入して前記セパレータ本体に前記シール材を一体成形する工程と、
    前記金型を開いて前記シール材の付いた前記セパレータ本体を取出す工程と、
    からなることを特徴とする燃料電池用セパレータの製造方法。
  2. 前記シール材は、シリコーンゴムであり、前記保持部材は、けい素又はけい素化合物を含むことを特徴とする請求項1記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  3. 前記保持部材は、前記シール材の厚さに相当する径の球体であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  4. 前記保持部材は、前記シール材の上下方向総高さに相当する高さのコ字断面ピースであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  5. 前記保持部材は、球体とコ字断面ピースの組合せであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
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