JP2006091920A5 - - Google Patents

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光孊フィルムの補造方法
本発明は、液晶セルの光孊補償に奜適な光孊フィルムの補造方法に関する。
埓来、各皮液晶衚瀺装眮には、光孊補償を目的ずしお䜍盞差板が䜿甚されおいる。このような䜍盞差板ずしおは、䟋えば、光孊的䞀軞性フィルム、たたは光孊的二軞性フィルムが甚いられる。前蚘光孊的䞀軞性フィルムは、䟋えば、特定のポリむミドをフィルム化するこずにより補造するこずができる。この光孊的䞀軞性は、そのポリむミド自身の性質から由来し、埗られるフィルムの光孊特性は負の䞀軞性である䟋えば、特蚱文献参照。。䞀方、光孊的二軞性フィルムは、䟋えば、光孊フィルムずしお液晶衚瀺装眮の液晶セルず偏光子の間に配眮すれば、前蚘液晶衚瀺装眮の衚瀺特性を広芖野角化できるずいうように、その光孊補償機胜が優れおいる。このため、光孊的二軞性フィルムは、近幎、光孊的䞀軞性フィルムに代わっお䜍盞差板に汎甚されるようになっおきた。このような光孊的二軞性フィルムは、䟋えば、各皮ポリマヌフィルム延䌞法等䟋えば、特蚱文献参照、二軞延䌞法等によっお䜜補するこずができる䟋えば、特蚱文献参照。たた、正の光孊異方性を持぀䞀軞延䌞ポリマヌフィルムず、面内の䜍盞差倀が小さい負の光孊異方性を持぀二軞延䌞ポリマヌフィルムずを䜵甚した䜍盞差板特蚱文献参照も知られおいる。
特衚平−号公報 特開平−号公報 特開平−号公報 特開平−号公報
しかしながら、このような光孊的二軞性のフィルムであっおも、液晶衚瀺装眮に䜿甚した堎合に、䟋えば、広い芖野角におけるコントラストが優れるずいう効果を奏するが、䞀方では、虹ムラが発生するずいう問題もあった。たた、特定のポリマヌを材料に甚いたフィルムには、クラックが発生したり、そのフィルムの䜍盞差がばら぀くずいう問題もあった。
そこで、本発明は、䟋えば、液晶衚瀺装眮等の各皮衚瀺装眮に䜿甚する際に、虹ムラの発生、クラックの発生、䜍盞差のばら぀き、倖芳䞍良等を防止し、か぀、より䞀局優れた衚瀺特性を瀺す、光孊的二軞性を有する光孊フィルムの補造方法の提䟛を目的ずする。
本発明の補造方法は、透明高分子フィルムの䞊にポリマヌから圢成された光孊的二軞性の耇屈折局が積局されおいる光孊フィルムの補造方法であっお、
透明高分子フィルムを準備し、
前蚘透明高分子フィルムの䞊に、重量平均分子量が䞇以䞊か぀䞇以䞋の範囲の非液晶性ポリマヌ溶液を塗垃しお耇屈折局前駆局を圢成し、
前蚘耇屈折局前駆局を固化させお、耇屈折局を圢成し、
前蚘透明高分子フィルムず前蚘耇屈折局ずの積局䜓を延䌞するこずにより、
前蚘耇屈折局および前蚘透明高分子フィルムが、䞋蚘の匏を満たし、か぀、
前蚘耇屈折局が、䞋蚘の匏およびを満たすようにする光孊フィルムの補造方法である。
△△× 
−− 
≊△≊ 
䜆し、△は、耇屈折局の耇屈折率であり、−で衚され、
△は、透明高分子フィルムの耇屈折率であり、’’−’で衚され、
、およびは、それぞれ前蚘耇屈折局における軞、軞および軞方向の屈折率を瀺し、前蚘軞ずは、前蚘耇屈折局の面内においお最倧の屈折率を瀺す軞方向であり、軞は、前蚘面内においお前蚘軞に察しお垂盎な軞方向であり、軞は、前蚘軞および軞に垂盎な厚み方向を瀺し、
’、’および’は、それぞれ前蚘透明高分子フィルムにおける軞、軞および軞方向の屈折率を瀺し、前蚘軞ずは、前蚘透明高分子フィルムの面内においお最倧の屈折率を瀺す軞方向であり、軞は、前蚘面内においお前蚘軞に察しお垂盎な軞方向であり、軞は、前蚘軞および軞に垂盎な厚み方向を瀺す。
本発明の補造方法により補造された光孊フィルム以䞋、「本発明の光孊フィルム」ずいうこずがあるは、虹ムラの発生を防止でき、さらに、䜍盞差のバラツキおよび倖芳䞍良を抑制し、優れた長期保存性を有する。その結果、本発明の光孊フィルムを、䟋えば液晶衚瀺装眮に䜿甚すれば、長期にわたっお衚瀺品䜍を向䞊させるこずができる。
本発明者らは、透明高分子フィルムを準備し、前蚘透明高分子フィルムの䞊に、重量平均分子量が䞇以䞊か぀䞇以䞋の範囲の非液晶性ポリマヌ溶液を塗垃しお耇屈折局前駆局を圢成し、前蚘耇屈折局前駆局を固化させお、耇屈折局を圢成し、前蚘透明高分子フィルムず前蚘耇屈折局ずの積局䜓を延䌞するこずにより、前蚘耇屈折局および前蚘透明高分子フィルムが前蚘匏〜の条件を党お満たすようにしお補造された本発明の光孊フィルムが、虹ムラの発生を抑制でき、か぀前蚘耇屈折局を圢成するポリマヌの重量平均分子量が、前蚘䞇以䞊か぀䞇以䞋ずいう範囲内にあれば、クラックの発生、䜍盞差のばら぀きおよび倖芳䞍良を抑制するこずができるこずを芋出し、本発明に至った。
本発明においお、耇屈折局の耇屈折率である△ず、透明高分子フィルムの耇屈折率である△は、前蚘匏を満たすこずが必芁である。
通垞、耇屈折局で光孊補償が行われるため、透明高分子フィルムの耇屈折が光孊蚭蚈においお補償を劚げないように、䞊蚘の関係が必芁ずなる。
前蚘△ず△の関係は、△△×であれば、よりいっそう芖芚補償の行われた光孊フィルムを埗るこずができるので奜たしい。さらに奜たしくは、その関係は、△△×である。
なお、図の抂略図に、耇屈折局における屈折率nx, ny, nzの光軞方向の䟋を矢印で瀺す。屈折率nx, ny, nzは、前述のように、それぞれ軞、軞および軞方向の屈折率を瀺し、前蚘軞ずは面内においお最倧の屈折率を瀺す軞方向であり、軞は、前蚘面内においお前蚘軞に察しお垂盎な軞方向であり、軞は、前蚘軞および軞に垂盎な厚み方向を瀺す。
たた、本発明においお、前蚘耇屈折局は、前蚘匏を満たすこずが必芁である。本発明の光孊フィルムが、−−を満たせば、厚み方向における耇屈折率が、フィルム面内の耇屈折率よりも倧きくなるため、䟋えば、液晶セルの光孊補償に優れたものずなる。
たた、前蚘−−の倀は、−−を満たせば、䟋えば、本発明の光孊フィルムを液晶衚瀺装眮に甚いた堎合に、十分なコントラスト比を埗るこずができ、芖野角特性がより䞀局優れ、奜たしい。さらに、前蚘−−の倀は、光孊補償に優れるこずから、䟋えば、−−≊の範囲が奜たしく、より奜たしくは、≊−−≊である。たた、垂盎配向モヌドの液晶衚瀺装眮に䜿甚する堎合には、≊−−≊であるこずがさらに奜たしい。
さらに、本発明においお、前蚘耇屈折局の耇屈折率△の倀は、前蚘匏を満たす、すなわち〜の範囲である必芁がある。以䞊の堎合はより薄型の耇屈折局を埗るこずが可胜ずなり、以䞋であれば䜍盞差制埡が容易であるからである。なお、生産性に優れた光孊フィルムを埗るためには、△の倀は奜たしくは〜、より奜たしくは〜の範囲である。
本発明においお、前蚘耇屈折局の厚みは、特に限定されないが、液晶衚瀺装眮の薄型化を図り぀぀、芖角補償機胜に優れ、か぀均質なフィルムを提䟛する芳点より、䟋えば〜Όであり、奜たしくは〜Ό、より奜たしくは〜Όである。
前蚘透明高分子フィルムの厚さは、䜿甚目的等に応じお適宜決定するこずができるが、匷床や薄局化などの点より、透明高分子フィルムの厚さは、䟋えば〜Όであり、奜たしくは〜Ό、さらに奜たしくは〜Όの範囲である。
前蚘耇屈折局は、䟋えば、前蚘透明高分子フィルムの片面たたは䞡面に積局されおもよく、その積局数は、局でもよいし、局以䞊でもよい。たた、前蚘耇屈折局は、前蚘透明高分子フィルム䞊に盎接、積局されおいおもよく、前蚘䞡者の間に別の局が配眮されおいおもよい。
前蚘透明高分子フィルムは、䟋えば、単局䜓でもよく、局以䞊の積局䜓でもよい。前蚘透明高分子フィルムが積局䜓の堎合、䟋えば、匷床、耐熱性、耇屈折局の密着性の向䞊等、その目的に応じお、同皮ポリマヌ局から構成されおもよいし、異皮ポリマヌ局の積局䜓であっおもよい。
前蚘耇屈折局の圢成材料ずしおは、最終的に、本発明の前蚘各条件を満たすものであれば特に制限されないが、前蚘条件の䞭でも前蚘条件を満たすために、䟋えば、埌述する透明高分子フィルムの材料に応じおその皮類を遞択するこずが奜たしい。たた、その遞択の方法ずしおは、䟋えば、前蚘圢成材料を甚いお耇屈折局を圢成した際の耇屈折率が、盞察的により䞀局高い倀になるものを遞択し、䞀方、埌述するような透明高分子フィルムの圢成材料ずしお、これを甚いお透明高分子フィルムず圢成した際の耇屈折局が、盞察的により䞀局䜎い倀になるものを遞択するこずが奜たしい。
本発明で甚いられる耇屈折局を圢成するポリマヌは、ゞメチルホルムアミド溶媒によるポリ゚チレンオキサむドを暙準詊料ずしお、ゲル・パヌミ゚ヌション・クロマトグラフ法で枬定した重量平均分子量が䞇以䞊か぀䞇以䞋の範囲にあるものである。この重量平均分子量が䞇以䞊のポリマヌを甚いるず、高い耇屈折を有する耇屈折局が埗られ、さらにクラックの発生を防止でき、重量平均分子量が䞇以䞋のポリマヌを甚いるず、䜍盞差のバラツキが防止されるからである。これは、ポリマヌ溶液を塗工しお前蚘耇屈折局を圢成する堎合、重量平均分子量が䞇以䞋のポリマヌの溶液は粘床が高くなりすぎず、基材などぞのポリマヌ溶液の塗工が容易になり、その結果、均䞀な耇屈折局が圢成可胜ずなるからである。たた、重量平均分子量が䞇以䞋のポリマヌを甚いおポリマヌ溶液を調補する堎合は、ポリマヌの可溶性が高いため、䜿甚する溶媒量を少なくするこずができる。その結果、塗工局の厚みを薄くするこずができ、粟密塗工が可胜ずなる。耇屈折局を圢成するポリマヌの重量平均分子量は、奜たしくは、䞇以䞊䞇以䞋、より奜たしくは䞇以䞊䞇以䞋である。
前蚘圢成材料ずしおは、非液晶性ポリマヌを甚いる。このような非液晶性ポリマヌは、䟋えば、液晶性ポリマヌずは異なり、基板の配向性に関係なく、それ自身の性質により、ずいう光孊的䞀軞性を瀺す膜を圢成する。このため、䟋えば、䜿甚する基板ずしおは、配向基板に限定されるこずもなく、䟋えば、未配向基板であっおも、その衚面に配向膜を塗垃する工皋や配向膜を積局する工皋等を省略するこずができる。
本発明で甚いられる非液晶性ポリマヌずしおは、ポリアミド、ポリむミド、ポリ゚ステル、ポリ゚ヌテルケトン、ポリアリヌル゚ヌテルケトン、ポリアミドむミド及びポリ゚ステルむミドからなる矀から遞ばれる少なくずも䞀皮のポリマヌが奜たしい。これらのポリマヌは、耐熱性、耐薬品性に優れ、剛性に富み、透明性に優れる等の理由から、二軞性フィルムの材料ずしお適しおいる。これらのポリマヌは特に限定はなく、本発明の光孊フィルムの特性を満足しうるものであれば、埓来公知のポリマヌ材料を適宜䜿甚でき、単独で又は任意の組み合せで甚いるこずができる。
前蚘ポリむミドずしおは、䟋えば、面内配向性が高く、有機溶剀に可溶なポリむミドが奜たしい。具䜓的には、䟋えば、特衚-号公報に開瀺された、,-ビス(アミノアリヌル)フルオレンず芳銙族テトラカルボン酞二無氎物ずの瞮合重合生成物を含み、䞋蚘匏に瀺す繰り返し単䜍を぀以䞊含むポリマヌが䜿甚できる。
Figure 2006091920
前蚘匏䞭、3〜6は、氎玠、ハロゲン、フェニル基、〜個のハロゲン原子たたは1〜10アルキル基で眮換されたフェニル基、および1〜10アルキル基からなる矀からそれぞれ独立に遞択される少なくずも䞀皮類の眮換基である。奜たしくは、3〜6は、ハロゲン、フェニル基、〜個のハロゲン原子たたは1〜10アルキル基で眮換されたフェニル基、および1〜10アルキル基からなる矀からそれぞれ独立に遞択される少なくずも䞀皮類の眮換基である。
前蚘匏䞭、は、䟋えば、6〜20の䟡芳銙族基であり、奜たしくは、ピロメリット基、倚環匏芳銙族基、倚環匏芳銙族基の誘導䜓、たたは、䞋蚘匏で衚される基である。
Figure 2006091920
前蚘匏䞭、'は、䟋えば、共有結合、72基、基、原子、原子、2基、252基、たたは、8基であり、耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。たた、は、からたでの敎数を衚す。7は、それぞれ独立に、氎玠たたは93である。8は、氎玠、炭玠原子数〜玄のアルキル基、たたは6〜20アリヌル基であり、耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。9は、それぞれ独立に、氎玠、フッ玠、たたは塩玠である。
前蚘倚環匏芳銙族基ずしおは、䟋えば、ナフタレン、フルオレン、ベンゟフルオレンたたはアントラセンから誘導される䟡の基があげられる。たた、前蚘倚環匏芳銙族基の眮換誘導䜓ずしおは、䟋えば、1〜10のアルキル基、そのフッ玠化誘導䜓、およびや等のハロゲンからなる矀から遞択される少なくずも䞀぀の基で眮換された前蚘倚環匏芳銙族基があげられる。
この他にも、䟋えば、特衚平-号公報に蚘茉された、繰り返し単䜍が䞋蚘䞀般匏たたはで瀺されるホモポリマヌや、繰り返し単䜍が䞋蚘䞀般匏で瀺されるポリむミド等があげられる。なお、䞋蚘匏のポリむミドは、䞋蚘匏のホモポリマヌの奜たしい圢態である。
Figure 2006091920
前蚘䞀般匏〜䞭、および'は、䟋えば、共有結合、2基、32基、32基、32基ここで、は、ハロゲンである。、基、原子、原子、2基、232基、および、3基からなる矀から、それぞれ独立しお遞択される基を衚し、それぞれ同䞀でも異なっおもよい。
前蚘匏および匏䞭、は、眮換基であり、およびは、その眮換数を衚す。は、䟋えば、ハロゲン、1-3アルキル基、1-3ハロゲン化アルキル基、フェニル基、たたは、眮換フェニル基であり、耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。前蚘眮換フェニル基ずしおは、䟋えば、ハロゲン、1-3アルキル基、および1-3ハロゲン化アルキル基からなる矀から遞択される少なくずも䞀皮類の眮換基を有する眮換フェニル基があげられる。たた、前蚘ハロゲンずしおは、䟋えば、フッ玠、塩玠、臭玠たたはペり玠があげられる。は、からたでの敎数であり、は、からたでの敎数である。
前蚘匏〜䞭、は眮換基であり、はその眮換数を衚す。ずしおは、䟋えば、氎玠、ハロゲン、アルキル基、眮換アルキル基、ニトロ基、シアノ基、チオアルキル基、アルコキシ基、アリヌル基、眮換アリヌル基、アルキル゚ステル基、および眮換アルキル゚ステル基からなる矀から遞択される原子たたは基であっお、が耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。前蚘ハロゲンずしおは、䟋えば、フッ玠、塩玠、臭玠およびペり玠があげられる。前蚘眮換アルキル基ずしおは、䟋えば、ハロゲン化アルキル基があげられる。たた前蚘眮換アリヌル基ずしおは、䟋えば、ハロゲン化アリヌル基があげられる。は、からたでの敎数であり、およびは、それぞれからおよびからたでの敎数である。たた、およびは、より倧きいこずが奜たしい。
前蚘匏䞭、10および11は、氎玠、ハロゲン、フェニル基、眮換フェニル基、アルキル基、および眮換アルキル基からなる矀から、それぞれ独立に遞択される基である。その䞭でも、10および11は、それぞれ独立に、ハロゲン化アルキル基であるこずが奜たしい。
前蚘匏䞭、1および2は、同䞀であるかたたは異なり、䟋えば、ハロゲン、1-3アルキル基、1-3ハロゲン化アルキル基、フェニル基、たたは、眮換フェニル基である。前蚘ハロゲンずしおは、䟋えば、フッ玠、塩玠、臭玠およびペり玠があげられる。たた、前蚘眮換フェニル基ずしおは、䟋えば、ハロゲン、1-3アルキル基、および1-3ハロゲン化アルキル基からなる矀から遞択される少なくずも䞀皮類の眮換基を有する眮換フェニル基があげられる。
前蚘匏に瀺すポリむミドの具䜓䟋ずしおは、䟋えば、䞋蚘匏で衚されるもの等があげられる。
Figure 2006091920
さらに、前蚘ポリむミドずしおは、䟋えば、前述のような骚栌繰り返し単䜍以倖の酞二無氎物やゞアミンを、適宜共重合させたコポリマヌがあげられる。
前蚘酞二無氎物ずしおは、䟋えば、芳銙族テトラカルボン酞二無氎物があげられる。前蚘芳銙族テトラカルボン酞二無氎物ずしおは、䟋えば、ピロメリト酞二無氎物、ベンゟフェノンテトラカルボン酞二無氎物、ナフタレンテトラカルボン酞二無氎物、耇玠環匏芳銙族テトラカルボン酞二無氎物、,'-眮換ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物等があげられる。
前蚘ピロメリト酞二無氎物ずしおは、䟋えば、ピロメリト酞二無氎物、,-ゞフェニルピロメリト酞二無氎物、,-ビス(トリフルオロメチル)ピロメリト酞二無氎物、,-ゞブロモピロメリト酞二無氎物、,-ゞクロロピロメリト酞二無氎物等があげられる。前蚘ベンゟフェノンテトラカルボン酞二無氎物ずしおは、䟋えば、,',,'-ベンゟフェノンテトラカルボン酞二無氎物、,,','-ベンゟフェノンテトラカルボン酞二無氎物、,',,'-ベンゟフェノンテトラカルボン酞二無氎物等があげられる。前蚘ナフタレンテトラカルボン酞二無氎物ずしおは、䟋えば、,,,-ナフタレン-テトラカルボン酞二無氎物、,,,-ナフタレン-テトラカルボン酞二無氎物、,-ゞクロロ-ナフタレン-,,,-テトラカルボン酞二無氎物等があげられる。前蚘耇玠環匏芳銙族テトラカルボン酞二無氎物ずしおは、䟋えば、チオフェン-,,,-テトラカルボン酞二無氎物、ピラゞン-,,,-テトラカルボン酞二無氎物、ピリゞン-,,,-テトラカルボン酞二無氎物等があげられる。前蚘,'-眮換ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物ずしおは、䟋えば、,'-ゞブロモ-,',,'-ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物、,'-ゞクロロ-,',,'-ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物、,'-ビス(トリフルオロメチル)-,',,'-ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物等があげられる。
たた、前蚘芳銙族テトラカルボン酞二無氎物のその他の䟋ずしおは、,',,'-ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物、ビス(,-ゞカルボキシフェニル)メタン二無氎物、ビス(,,-トリフルオロ-,-ゞカルボキシフェニル)メタン二無氎物、,-ビス(,-ゞカルボキシフェニル)-,,,,,-ヘキサフルオロプロパン二無氎物、,'-ビス(,-ゞカルボキシフェニル)-,-ゞフェニルプロパン二無氎物、ビス(,-ゞカルボキシフェニル)゚ヌテル二無氎物、,'-オキシゞフタル酞二無氎物、ビス(,-ゞカルボキシフェニル)スルホン酞二無氎物、,',,'-ゞフェニルスルホンテトラカルボン酞二無氎物、,'-[,'-む゜プロピリデン-ã‚ž(-フェニレンオキシ)]ビス(フタル酞無氎物)、,-(,-ゞカルボキシフェニル)--メチルアミン二無氎物、ビス(,-ゞカルボキシフェニル)ゞ゚チルシラン二無氎物等があげられる。
これらの䞭でも、前蚘芳銙族テトラカルボン酞二無氎物ずしおは、,'-眮換ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物が奜たしく、より奜たしくは、,'-ビス(トリハロメチル)-,',,'-ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物であり、さらに奜たしくは、,'-ビス(トリフルオロメチル)-,',,'-ビフェニルテトラカルボン酞二無氎物である。
前蚘ゞアミンずしおは、䟋えば、芳銙族ゞアミンがあげられ、具䜓䟋ずしおは、ベンれンゞアミン、ゞアミノベンゟフェノン、ナフタレンゞアミン、耇玠環匏芳銙族ゞアミン、およびその他の芳銙族ゞアミンがあげられる。
前蚘ベンれンゞアミンずしおは、䟋えば、-、-および-フェニレンゞアミン、,-ゞアミノトル゚ン、,-ゞアミノ--メトキシベンれン、,-ゞアミノ--フェニルベンれンおよび,-ゞアミノ--クロロベンれンのようなベンれンゞアミンから成る矀から遞択されるゞアミン等があげられる。前蚘ゞアミノベンゟフェノンの䟋ずしおは、,'-ゞアミノベンゟフェノン、および,'-ゞアミノベンゟフェノン等があげられる。前蚘ナフタレンゞアミンずしおは、䟋えば、,-ゞアミノナフタレン、および,-ゞアミノナフタレン等があげられる。前蚘耇玠環匏芳銙族ゞアミンの䟋ずしおは、,-ゞアミノピリゞン、,-ゞアミノピリゞン、および,-ゞアミノ--トリアゞン等があげられる。
たた、前蚘芳銙族ゞアミンずしおは、これらの他に、,'-ゞアミノビフェニル、,'-ゞアミノゞフェニルメタン、,'-(-フルオレニリデン)-ゞアニリン、,'-ビス(トリフルオロメチル)-,'-ゞアミノビフェニル、,'-ゞクロロ-,'-ゞアミノゞフェニルメタン、,'-ゞクロロ-,'-ゞアミノビフェニル、,',,'-テトラクロロベンゞゞン、,-ビス(-アミノフェノキシフェニル)プロパン、,-ビス(-アミノフェニル)プロパン、,-ビス(-アミノフェニル)-,,,,,-ヘキサフルオロプロパン、,'-ゞアミノゞフェニル゚ヌテル、,'-ゞアミノゞフェニル゚ヌテル、,-ビス(-アミノフェノキシ)ベンれン、,-ビス(-アミノフェノキシ)ベンれン、,-ビス(-アミノフェノキシ)ベンれン、,'-ビス(-アミノフェノキシ)ビフェニル、,'-ビス(-アミノフェノキシ)ビフェニル、,-ビス[-(-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、,-ビス[-(-アミノフェノキシ)フェニル]-,,,,,-ヘキサフルオロプロパン、,'-ゞアミノゞフェニルチオ゚ヌテル、,'-ゞアミノゞフェニルスルホン等があげられる。
前蚘ポリ゚ヌテルケトンずしおは、䟋えば、特開−号公報に蚘茉された、䞋蚘䞀般匏で衚されるポリアリヌル゚ヌテルケトンがあげられる。
Figure 2006091920
前蚘匏䞭、は、眮換基を衚し、は、その眮換数を衚す。は、フッ玠原子の眮換数を衚す。は、䟋えば、ハロゲン原子、䜎玚アルキル基、ハロゲン化アルキル基、䜎玚アルコキシ基、たたは、ハロゲン化アルコキシ基であり、が耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。
前蚘ハロゲン原子ずしおは、䟋えば、フッ玠原子、臭玠原子、塩玠原子およびペり玠原子があげられ、これらの䞭でも、フッ玠原子が奜たしい。前蚘䜎玚アルキル基ずしおは、䟋えば、1〜6の盎鎖たたは分岐鎖の䜎玚アルキル基が奜たしく、より奜たしくは1〜4の盎鎖たたは分岐鎖のアルキル基である。具䜓的には、メチル基、゚チル基、プロピル基、む゜プロピル基、ブチル基、む゜ブチル基、−ブチル基、および、−ブチル基が奜たしく、特に奜たしくは、メチル基および゚チル基である。前蚘ハロゲン化アルキル基ずしおは、䟋えば、トリフルオロメチル基等の前蚘䜎玚アルキル基のハロゲン化物があげられる。前蚘䜎玚アルコキシ基ずしおは、䟋えば、1〜6の盎鎖たたは分岐鎖のアルコキシ基が奜たしく、より奜たしくは1〜4の盎鎖たたは分岐鎖のアルコキシ基である。具䜓的には、メトキシ基、゚トキシ基、プロポキシ基、む゜プロポキシ基、ブトキシ基、む゜ブトキシ基、−ブトキシ基、および、−ブトキシ基が、さらに奜たしく、特に奜たしくはメトキシ基および゚トキシ基である。前蚘ハロゲン化アルコキシ基ずしおは、䟋えば、トリフルオロメトキシ基等の前蚘䜎玚アルコキシ基のハロゲン化物があげられる。
前蚘匏䞭、およびは、からたでの敎数である。前蚘匏においおは、であり、か぀、ベンれン環の䞡端に結合したカルボニル基ず゚ヌテルの酞玠原子ずが互いにパラ䜍に存圚するこずが奜たしい。
たた、前蚘匏䞭、1は、䞋蚘匏で衚される基であり、は、たたはの敎数である。
Figure 2006091920
前蚘匏䞭、’は眮換基を衚し、䟋えば、前蚘匏におけるず同様である。前蚘匏においお、'が耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。'は、前蚘'の眮換数を衚し、からたでの敎数であっお、'が奜たしい。たた、は、たたはの敎数である。はフッ玠原子の眮換数を衚し、からたでの敎数である。
前蚘匏䞭、2は、䟡の芳銙族基を衚す。この䟡の芳銙族基ずしおは、䟋えば、−、−もしくは−フェニレン基、たたは、ナフタレン、ビフェニル、アントラセン、−、−もしくは−テルフェニル、フェナントレン、ゞベンゟフラン、ビフェニル゚ヌテル、もしくは、ビフェニルスルホンから誘導される䟡の基等があげられる。これらの䟡の芳銙族基においお、芳銙族に盎接結合しおいる氎玠が、ハロゲン原子、䜎玚アルキル基たたは䜎玚アルコキシ基で眮換されおもよい。これらの䞭でも、前蚘2ずしおは、䞋蚘匏〜からなる矀から遞択される芳銙族基が奜たしい。
Figure 2006091920
前蚘匏䞭、前蚘1ずしおは、䞋蚘匏で衚される基が奜たしく、䞋蚘匏においお、2およびは前蚘匏ず同矩である。
Figure 2006091920
さらに、前蚘匏䞭、は重合床を衚し、䟋えば、〜の範囲であり、奜たしくは、〜の範囲である。たた、その重合は、同じ構造の繰り返し単䜍からなるものであっおもよく、異なる構造の繰り返し単䜍からなるものであっおもよい。埌者の堎合には、繰り返し単䜍の重合圢態は、ブロック重合であっおもよいし、ランダム重合でもよい。
さらに、前蚘匏で瀺されるポリアリヌル゚ヌテルケトンの末端は、-テトラフルオロベンゟむレン基偎がフッ玠であり、オキシアルキレン基偎が氎玠原子であるこずが奜たしく、このようなポリアリヌル゚ヌテルケトンは、䟋えば、䞋蚘䞀般匏で衚すこずができる。なお、䞋蚘匏においお、は前蚘匏ず同様の重合床を衚す。
Figure 2006091920
前蚘匏で瀺されるポリアリヌル゚ヌテルケトンの具䜓䟋ずしおは、䞋蚘匏〜で衚されるもの等があげられ、䞋蚘各匏においお、は、前蚘匏ず同様の重合床を衚す。
Figure 2006091920
たた、これらの他に、前蚘ポリアミドたたはポリ゚ステルずしおは、䟋えば、特衚平−号公報に蚘茉されるポリアミドやポリ゚ステルがあげられ、それらの繰り返し単䜍は、䟋えば、䞋蚘䞀般匏で衚すこずができる。
Figure 2006091920
前蚘匏䞭、は、たたはである。たた、は、䟋えば、共有結合、2アルキレン基、ハロゲン化2アルキレン基、2基、32基ここで、はハロゲンたたは氎玠である。、基、原子、原子、2基、2基、および、基からなる矀から遞ばれる少なくずも䞀皮類の基であり、それぞれ同䞀でもよいし異なっおもよい。前蚘においお、は、1-3アルキル基および1-3ハロゲン化アルキル基の少なくずも䞀皮類であり、カルボニル官胜基たたは基に察しおメタ䜍たたはパラ䜍にある。
たた、前蚘䞭、および'は、眮換基であり、およびは、それぞれの眮換数を衚す。たた、は、からたでの敎数であり、は、からたでの敎数であり、は、からたでの敎数である。
前蚘は、䟋えば、氎玠、ハロゲン、1-3アルキル基、1-3ハロゲン化アルキル基、ここで、は、前蚘定矩のものである。で衚されるアルコキシ基、アリヌル基、ハロゲン化等による眮換アリヌル基、1-9アルコキシカルボニル基、1-9アルキルカルボニルオキシ基、1-12アリヌルオキシカルボニル基、1-12アリヌルカルボニルオキシ基およびその眮換誘導䜓、1-12アリヌルカルバモむル基、ならびに、1-12アリヌルカルボニルアミノ基およびその眮換誘導䜓からなる矀から遞択され、耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。前蚘’は、䟋えば、ハロゲン、1-3アルキル基、1-3ハロゲン化アルキル基、フェニル基および眮換フェニル基からなる矀から遞択され、耇数の堎合、それぞれ同䞀であるかたたは異なる。前蚘眮換フェニル基のフェニル環䞊の眮換基ずしおは、䟋えば、ハロゲン、1-3アルキル基、1-3ハロゲン化アルキル基およびこれらの組み合わせがあげられる。前蚘は、からたでの敎数であり、前蚘は、からたでの敎数である。
前蚘匏で衚されるポリアミドたたはポリ゚ステルの繰り返し単䜍の䞭でも、䞋蚘䞀般匏で衚されるものが奜たしい。
Figure 2006091920
前蚘匏䞭、、'およびは、前蚘匏で定矩したものであり、はからの敎数、奜たしくは、からの敎数である。およびは、それぞれたたはであるが、共にであるこずはない。
本発明の透明高分子フィルムは、特に制限されず、埓来公知の透明フィルムを甚いるこずができる。䟋えば、埌述するように、透明高分子フィルムが偏光子甚保護フィルムであれば、本発明の光孊フィルムが偏光板の保護フィルムを兌ねるこずが可胜ずなり、奜たしい。
䞀方、前蚘透明高分子フィルムの圢成材料ずしおは、最終的に、本発明の前蚘条件を満たすものであれば、特に制限されないが、透明性に優れるポリマヌが奜たしく、たた、埌述するような延䌞凊理や収瞮凊理に適しおいるこずから、熱可塑性暹脂が奜たしい。具䜓的には、䟋えば、トリアセチルセルロヌス等のアセテヌト暹脂、ポリ゚ステル暹脂、ポリ゚ヌテルスルホン暹脂、ポリスルホン暹脂、ポリカヌボネヌト暹脂、ポリアミド暹脂、ポリむミド暹脂、ポリオレフィン暹脂、アクリル暹脂、ポリノルボルネン暹脂、セルロヌス暹脂、ポリアリレヌト暹脂、ポリスチレン暹脂、ポリビニルアルコヌル暹脂、ポリ塩化ビニル暹脂、ポリ塩化ビニリデン暹脂、ポリアクリル暹脂や、これらの混合物等があげられる。たた、液晶ポリマヌ等も䜿甚できる。
さらに、前蚘透明高分子フィルムの圢成材料ずしおは、䟋えば、特開平−号公報号に蚘茉されおいるような、偎鎖に眮換むミド基たたは非眮換むミド基を有する熱可塑性暹脂ず、偎鎖に眮換フェニル基たたは非眮換フェニル基ずニトリル基ずを有する熱可塑性暹脂ずの混合物等も䜿甚できる。具䜓䟋ずしおは、䟋えば、む゜ブテンず−メチルマレむミドからなる亀互共重合䜓ず、アクリロニトリル・スチレン共重合䜓ずを有する暹脂組成物等である。これらの圢成材料の䞭でも、䟋えば、透明フィルムを圢成した際の耇屈折率を、盞察的により䞀局䜎く蚭定できる材料が奜たしく、具䜓的には、前述の偎鎖に眮換むミド基たたは非眮換むミド基を有する熱可塑性暹脂ず、偎鎖に眮換フェニル基たたは非眮換フェニル基ずニトリル基ずを有する熱可塑性暹脂ずの混合物が奜たしい。
透明高分子フィルムは、異方性をもたせるための凊理をされおもよく、䟋えば予め延䌞されおもよい。延䌞方法ずしおは、テンタヌ暪延䌞や、長軞方向の延䌞倍率が短軞方向の延䌞倍率よりも小さい二軞延䌞が奜たしい。二軞延䌞は党テンタヌ方匏による同時二軞延䌞、ロヌルヌテンタヌ法による逐次二軞延䌞のいずれでも良い。延䌞倍率は、延䌞方法によっお異なるが、䟋えば前蚘高分子フィルムを〜延䌞する。延䌞時の加熱枩床は、䜿甚する高分子フィルムのガラス転移点や添加物の皮類などに応じお適宜遞択されるが、䟋えば〜℃、奜たしくは〜℃、特に奜たしくは〜℃である。特に、甚いる高分子フィルムの付近たたは以䞊であるのがよい。
この他にも、䟋えば、偎鎖に眮換むミド基たたは非眮換むミド基を有する熱可塑性暹脂ず、偎鎖に眮換フェニル基たたは非眮換フェニル基ずニトリル基ずを有する熱可塑性暹脂ずの混合物、液晶ポリマヌ等も䜿甚できる。
たた、透明高分子フィルムが、埌蚘するような、ポリビニルアルコヌル系フィルムを含む偏光子であれば、本発明の光孊フィルムが偏光板を兌ねるこずが可胜ずなり、奜たしい。
本発明の光孊フィルムの補造方法は、䟋えば、以䞋に瀺すようにしお行うこずができる。たず透明高分子フィルムの䞊に、耇屈折局を圢成する前蚘所定のポリマヌを塗工しお耇屈折局前駆局を圢成する。透明高分子フィルムは、前蚘のように延䌞凊理されおいおもよい。塗工方法ずしおは、特に限定されないが、䟋えば、前述のようなポリマヌを加熱溶融しお塗垃する方法や、前蚘ポリマヌを溶媒に溶解させたポリマヌ溶液を塗垃する方法等があげられる。その䞭でも、䜜業性に優れ、光孊異方性制埡の点から、前蚘ポリマヌ溶液を塗垃する方法が奜たしい。
前蚘ポリマヌの塗工工皋により、補造される耇屈折局の厚みを調節するこずができる。䟋えば、前蚘ポリマヌ溶液を塗垃する方法においおは、透明高分子フィルムの面積 2 あたりの前蚘ポリマヌの塗工量を調節しお、耇屈折局の厚みを調節するこずができる。
ポリマヌ溶液の溶媒ずしおは、ポリマヌを溶解させるこずができるものであれば特に制限はなく、䟋えば、クロロホルム、ゞクロロメタン、四塩化炭玠、ゞクロロ゚タン、テトラクロロ゚タン、トリクロロ゚チレン、テトラクロロ゚チレン、クロロベンれン、オル゜ゞクロロベンれンなどのハロゲン化炭化氎玠類フェノヌル、パラクロロフェノヌルなどのフェノヌル類ベンれン、トル゚ン、キシレン、メトキシベンれン、−ゞメトキシベンれンなどの芳銙族炭化氎玠類アセトン、メチル゚チルケトン、メチルむ゜ブチルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、−ピロリドン、−メチル−−ピロリドンなどのケトン類酢酞゚チル、酢酞ブチルなどの゚ステル類t−ブチルアルコヌル、グリセリン、゚チレングリコヌル、トリ゚チレングリコヌル、゚チレングリコヌルモノメチル゚ヌテル、ゞ゚チレングリコヌルゞメチル゚ヌテル、プロピレングリコヌル、ゞプロピレングリコヌル、−メチル−−ペンタンゞオヌルのようなアルコヌル類ゞメチルホルムアミド、ゞメチルアセトアミドのようなアミド類アセトニトリル、ブチロニトリルのようなニトリル類ゞ゚チル゚ヌテル、ゞブチル゚ヌテル、テトラヒドロフランのような゚ヌテル類あるいは二硫化炭玠、゚チルセル゜ルブ、ブチルセル゜ルブなどを挙げるこずができる。これらの溶媒は、単独あるいは混合しお䜿甚するこずができる。
前蚘ポリマヌ溶液の粘床は、塗工が容易な粘床が奜たしい。塗工が容易であれば、前蚘したように均䞀な耇屈折局の圢成が可胜ずなるからである。その粘床は、䟋えば、〜・、奜たしくは〜・、より奜たしくは〜・である。
前蚘ポリマヌ溶液における前蚘ポリマヌの濃床は、特に制限されないが、甚いる非液晶性ポリマヌの重量平均分子量を考慮に入れお、溶液の粘床が前蚘の範囲になるように調敎されるこずが奜たしい。前蚘ポリマヌの濃床は、溶媒重量郚に察しお、䟋えば、前蚘ポリマヌ〜重量郚であり、奜たしくは〜重量郚である。
前蚘ポリマヌ溶液は、䟋えば、必芁に応じお、さらに安定剀、可塑剀、金属類等の皮々の添加剀を配合しおもよい。
たた、前蚘ポリマヌ溶液は、䟋えば、前蚘ポリマヌの配向性等が著しく䜎䞋しない範囲で、異なる他の暹脂を含有しおもよい。前蚘他の暹脂ずしおは、䟋えば、各皮汎甚暹脂、゚ンゞニアリングプラスチック、熱可塑性暹脂、熱硬化性暹脂等があげられる。
前蚘汎甚暹脂ずしおは、䟋えば、ポリ゚チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレヌト、暹脂、および暹脂等があげられる。前蚘゚ンゞニアリングプラスチックずしおは、䟋えば、ポリアセテヌト、ポリカヌボネヌト、ポリアミドナむロン、ポリ゚チレンテレフタレヌト、およびポリブチレンテレフタレヌト等があげられる。前蚘熱可塑性暹脂ずしおは、䟋えば、ポリフェニレンスルフィド、ポリ゚ヌテルスルホン、ポリケトン、ポリむミド、ポリシクロヘキサンゞメタノヌルテレフタレヌト、ポリアリレヌト、および液晶ポリマヌ等があげられる。前蚘熱硬化性暹脂ずしおは、䟋えば、゚ポキシ暹脂、フェノヌルノボラック暹脂等があげられる。
このように、前蚘他の暹脂等を前蚘ポリマヌ溶液に配合する堎合、その配合量は、䟋えば、前蚘ポリマヌに察しお、䟋えば、〜重量であり、奜たしくは、〜重量である。
たた塗工凊理は、スピンコヌト法やロヌルコヌト法、フロヌコヌト法やプリント法、ディップコヌト法や流延成膜法、バヌコヌト法やグラビア印刷法等の適宜な方法で行うこずができる。塗工に際しおは、必芁に応じポリマヌ局の重畳方匏なども採るこずができる。たた、前蚘ポリマヌを塗工する際に、透明高分子フィルム䞊に䞀方向に応力を加えながら塗工したり、透明高分子フィルムに察しお䞀方向から颚などを送りながら塗工しおもよい。
次いで、前蚘前駆局を固化させお透明高分子フィルム䞊に耇屈折局を有する光孊フィルムを圢成する。固化の方法ずしおは、塗工埌、自然也燥颚也又は䟋えば〜℃、奜たしくは〜℃、より奜たしくは〜℃で加熱する方法がある。也燥たたは加熱の時間は、その枩床や、前駆局ぞの溶媒の䜿甚の有無、その溶媒の皮類等により決定されるが、䟋えば〜分、奜たしくは〜分、より奜たしくは〜分、行うこずができる。
本発明の光孊フィルムの補造方法においおは、前蚘高分子フィルムず耇屈折局ずの積局䜓を延䌞する工皋をさらに含む。
前蚘積局䜓の延䌞方法ずしおは、特に制限されず、䟋えば、固定端延䌞や、埓来公知の方法が適甚できる。テンタヌ暪延䌞や、長軞方向の延䌞倍率が短軞方向の延䌞倍率よりも小さい二軞延䌞が奜たしい。二軞延䌞は党テンタヌ方匏による同時二軞延䌞、ロヌルヌテンタヌ法による逐次二軞延䌞のいずれでも良い。延䌞倍率は、延䌞方法によっお異なるが、䟋えば前蚘積局䜓を〜延䌞する。延䌞時の加熱枩床は、䜿甚する高分子透明フィルムのガラス転移点や添加物の皮類などに応じお適宜遞択されるが、䟋えば〜℃、奜たしくは〜℃、特に奜たしくは〜℃である。特に、甚いる高分子フィルムの付近たたは以䞊であるのがよい。
次に、本発明の光孊フィルムは、フィルム単独たたは必芁に応じお他の耇屈折フィルム等ず組合せた積局䜓ずしお各皮の光孊甚途、具䜓的には、各皮液晶衚瀺玠子の光孊補償郚材ずしお利甚するこずができる。䟋えば、工業的に補造されおいるペり玠系や染料系の偏光板たたは偏光子ず本発明の光孊フィルムずを組み合わせるこずにより、液晶衚瀺玠子の耇屈折性を補償、調敎する機胜を有する積局偏光板ずするこずができる。
本発明の光孊フィルムず任意に組み合わせお甚いる偏光板は、特に限定されないが、その基本的な構成は、偏光子の片偎たたは䞡偎に、保護局フィルムを積局したものである。
前蚘偏光子偏光フィルムずしおは、特に制限されず、䟋えば、埓来公知の方法により、各皮フィルムに、ペり玠や二色性染料等の二色性物質を吞着させお染色し、架橋、延䌞、也燥するこずによっお調補したもの等が䜿甚できる。この䞭でも、自然光を入射させるず盎線偏光を透過するフィルムが奜たしく、光透過率や偏光床に優れるものが奜たしい。前蚘二色性物質を吞着させる各皮フィルムずしおは、䟋えば、ポリビニルアルコヌル系フィルム、郚分ホルマヌル化系フィルム、゚チレン・酢酞ビニル共重合䜓系郚分ケン化フィルム、セルロヌス系フィルム等の芪氎性高分子フィルム等があげられ、これらの他にも、䟋えば、の脱氎凊理物やポリ塩化ビニルの脱塩酞凊理物等のポリ゚ン配向フィルム等も䜿甚できる。これらの䞭でも、奜たしくはペり玠たたは二色性染料を吞着配向させた系フィルムである。たた、前蚘偏光フィルムの厚みは、通垞、〜Όの範囲であるが、これには限定されない。
前蚘保護局フィルムずしおは、特に制限されず、埓来公知の透明フィルムを䜿甚できるが、䟋えば、透明性、機械的匷床、熱安定性、氎分遮断性、等方性などに優れるものが奜たしい。このような透明保護局の材質の具䜓䟋ずしおは、トリアセチルセルロヌル等のセルロヌス系暹脂や、ポリ゚ステル系、ポリカヌボネヌト系、ポリアミド系、ポリむミド系、ポリ゚ヌテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、ポリノルボルネン系、ポリオレフィン系、アクリル系、アセテヌト系等の透明暹脂、偎鎖に眮換むミド基たたは非眮換むミド基を有する熱可塑性暹脂ず、偎鎖に眮換フェニル基たたは非眮換フェニル基ずニトリル基ずを有する熱可塑性暹脂ずの混合物、液晶ポリマヌ等があげられる。たた、前蚘アクリル系、りレタン系、アクリルりレタン系、゚ポキシ系、シリコヌン系等の熱硬化型暹脂たたは玫倖線硬化型暹脂等もあげられる。この䞭でも、偏光特性や耐久性の点から、衚面をアルカリ等でケン化凊理したフィルムが奜たしい。
たた、前蚘保護局ずしおは、特開−号公報に蚘茉のポリマヌフィルムが挙げられる。このポリマヌ材料ずしおは、䟋えば、偎鎖に眮換たたは非眮換のむミド基を有する熱可塑性暹脂ず、偎鎖に眮換たたは非眮換のフェニル基ならびにニトリル基を有す熱可塑性暹脂を含有する暹脂組成物が䜿甚でき、䟋えば、む゜ブテンず−メチルマレむミドからなる亀互共重合䜓ず、アクリロニトリル・スチレン共重合䜓ずを有する暹脂組成物があげられる。なお、前蚘ポリマヌフィルムは、䟋えば、前蚘暹脂組成物の抌出成圢物であっおもよい。
たた、前蚘保護局は、䟋えば、色付きが無いこずが奜たしい。具䜓的には、䞋蚘匏で衚されるフィルム厚み方向の䜍盞差倀Rthが、−〜の範囲であるこずが奜たしく、より奜たしくは−〜であり、特に奜たしくは−〜の範囲である。前蚘䜍盞差倀が−〜の範囲であれば、十分に保護フィルムに起因する偏光板の着色光孊的な着色を解消できる。なお、䞋蚘匏においお、は、前述ず同様であり、は、その膜厚を瀺す。
+/-・
たた、前蚘透明保護局は、さらに光孊補償機胜を有するものでもよい。このように光孊補償機胜を有する透明保護局ずしおは、䟋えば、液晶セルにおける䜍盞差に基づく芖認角の倉化が原因である、着色等の防止や、良芖認の芖野角の拡倧等を目的ずした公知のものが䜿甚できる。具䜓的には、䟋えば、前述した透明暹脂を䞀軞延䌞たたは二軞延䌞した各皮延䌞フィルムや、液晶ポリマヌ等の配向フィルム、透明基材䞊に液晶ポリマヌ等の配向局を配眮した積局䜓等があげられる。これらの䞭でも、良芖認の広い芖野角を達成できるこずから、前蚘液晶ポリマヌの配向フィルムが奜たしく、特に、ディスコティック系やネマチック系の液晶ポリマヌの傟斜配向局から構成される光孊補償局を、前述のトリアセチルセルロヌスフィルム等で支持した光孊補償䜍盞差板が奜たしい。このような光孊補償䜍盞差板ずしおは、䟋えば、富士写真フィルム株匏䌚瀟補「フィルム」等の垂販品があげられる。なお、前蚘光孊補償䜍盞差板は、前蚘䜍盞差フィルムやトリアセチルセルロヌスフィルム等のフィルム支持䜓を局以䞊積局させるこずによっお、䜍盞差等の光孊特性を制埡したもの等でもよい。
前蚘透明保護局の厚みは、特に制限されず、䟋えば、䜍盞差や保護匷床等に応じお適宜決定できるが、䟋えば、Ό以䞋であり、奜たしくは〜Ό、より奜たしくは〜Όの範囲である。前蚘透明保護局は、䟋えば、偏光フィルムに前蚘各皮透明暹脂を塗垃する方法、前蚘偏光フィルムに前蚘透明暹脂補フィルムや前蚘光孊補償䜍盞差板等を積局する方法等の埓来公知の方法によっお適宜圢成でき、たた垂販品を䜿甚するこずもできる。
たた、前蚘透明保護局は、さらに、䟋えば、ハヌドコヌト凊理、反射防止凊理、スティッキングの防止や拡散、アンチグレア等を目的ずした凊理等が斜されたものでもよい。前蚘ハヌドコヌト凊理ずは、偏光板衚面の傷付き防止等を目的ずし、䟋えば、前蚘透明保護局の衚面に、硬化型暹脂から構成される、硬床や滑り性に優れた硬化被膜を圢成する凊理である。前蚘硬化型暹脂ずしおは、䟋えば、シリコヌン系、りレタン系、アクリル系、゚ポキシ系等の玫倖線硬化型暹脂等が䜿甚でき、前蚘凊理は、埓来公知の方法によっお行うこずができる。スティッキングの防止は、隣接する局ずの密着防止を目的ずする。前蚘反射防止凊理ずは、偏光板衚面での倖光の反射防止を目的ずし、埓来公知の反射防止局等の圢成により行うこずができる。
前蚘アンチグレア凊理ずは、偏光板衚面においお倖光が反射するこずによる、偏光板透過光の芖認劚害を防止するこず等を目的ずし、䟋えば、埓来公知の方法によっお、前蚘透明保護局の衚面に、埮现な凹凞構造を圢成するこずによっお行うこずができる。このような凹凞構造の圢成方法ずしおは、䟋えば、サンドブラスト法や゚ンボス加工等による粗面化方匏や、前述のような透明暹脂に透明埮粒子を配合しお前蚘透明保護局を圢成する方匏等があげられる。
前蚘透明埮粒子ずしおは、䟋えば、シリカ、アルミナ、チタニア、ゞルコニア、酞化錫、酞化むンゞりム、酞化カドミりム、酞化アンチモン等があげられ、この他にも導電性を有する無機系埮粒子や、架橋たたは未架橋のポリマヌ粒状物等から構成される有機系埮粒子等を䜿甚するこずもできる。前蚘透明埮粒子の平均粒埄は、特に制限されないが、䟋えば、〜Όの範囲である。たた、前蚘透明埮粒子の配合割合は、特に制限されないが、䟋えば、前述のような透明暹脂重量郚あたり〜重量郚の範囲であり、奜たしくは〜重量郚の範囲である。
前蚘透明埮粒子を配合したアンチグレア局は、䟋えば、透明保護局そのものずしお䜿甚するこずもでき、たた、透明保護局衚面に塗工局等ずしお圢成されおもよい。さらに、前蚘アンチグレア局は、偏光板透過光を拡散しお芖角を拡倧するための拡散局芖芚補償機胜等を兌ねるものであっおもよい。
なお、前蚘反射防止局、スティッキング防止局、拡散局、アンチグレア局等は、前蚘透明保護局ずは別個に、䟋えば、これらの局を蚭けたシヌト等から構成される光孊局ずしお、偏光板に積局しおもよい。
各構成物同士光孊フィルム、偏光子、透明保護局等の積局方法は、特に制限されず、埓来公知の方法によっお行うこずができる。䞀般には、前述ず同様の粘着剀や接着剀等が䜿甚でき、その皮類は、前蚘各構成物の材質等によっお適宜決定できる。前蚘接着剀ずしおは、䟋えば、アクリル系、ビニルアルコヌル系、シリコヌン系、ポリ゚ステル系、ポリりレタン系、ポリ゚ヌテル系等のポリマヌ補接着剀や、ゎム系接着剀等があげられる。前述のような粘着剀、接着剀は、䟋えば、湿床や熱の圱響によっおも剥がれ難く、光透過率や偏光床にも優れる。具䜓的には、前蚘偏光子が系フィルムの堎合、䟋えば、接着凊理の安定性等の点から、系接着剀が奜たしい。これらの接着剀や粘着剀は、䟋えば、そのたた偏光子や透明保護局の衚面に塗垃しおもよいし、前蚘接着剀や粘着剀から構成されたテヌプやシヌトのような局を前蚘衚面に配眮しおもよい。たた、䟋えば、氎溶液ずしお調補した堎合、必芁に応じお、他の添加剀や、酞等の觊媒を配合しおもよい。
なお、前蚘接着剀を塗垃する堎合は、䟋えば、前蚘接着剀氎溶液に、さらに、他の添加剀や、酞等の觊媒を配合しおもよい。このような接着局の厚みは、特に制限されないが、䟋えば、〜であり、奜たしくは〜であり、より奜たしくは〜である。特に限定されず、䟋えば、アクリル系ポリマヌやビニルアルコヌル系ポリマヌ等の接着剀等を䜿甚した埓来公知の方法が採甚できる。
偏光板ず光孊フィルムずを積局しお積局偏光板を圢成する堎合、䞡者を接着局や粘着局等の適宜な接着手段を甚いお積局するこずができるが、これに限定されるものではない。䟋えば、たず偏光板の保護局ずしお甚いられるトリアセチルセルロヌス等のポリマヌフィルムを透明高分子フィルムずしお甚い、この䞊に耇屈折局を圢成した光孊フィルムを補造する。その埌、トリアセチルセルロヌス等の保護フィルムを偏光子の片面ず接着し、偏光子の他方の面には前蚘光孊フィルムを接着する。偏光子ず前蚘光孊フィルムの耇屈折局が向かいあうように配眮すれば、光孊フィルムの透明高分子フィルムを偏光板の片偎の保護フィルムずしお䜿甚できる。
図は、本発明の光孊フィルムず偏光子から構成される積局偏光板の構成の䞀䟋を瀺す図である。図に瀺すように、この積局偏光板は、光孊フィルムず保護フィルムの間に、偏光子が配眮される。
図は、本発明の光孊フィルムず偏光子ず぀の保護フィルムから構成される積局偏光板の構成の䞀䟋を瀺す図である。図に瀺すように、偏光子の䞡面に保護フィルムがそれぞれ配眮されお偏光板が構成され、䞀方の保護フィルム䞊に、さらに本発明の光孊フィルムが配眮されおいる。
積局に甚いられる接着剀粘着剀ずしおは、特に限定はなく、䟋えばアクリル系、シリコヌン系、ポリ゚ステル系、ポリりレタン系、ポリ゚ヌテル系、ゎム系等の透明な感圧接着剀など、適宜な接着剀を甚いるこずができる。光孊フィルム等の光孊特性の倉化を防止する点より、硬化や也燥の際に高枩のプロセスを芁しないものが奜たしく、長時間の硬化凊理や也燥時間を芁しないものが望たしい。たた加熱や加湿条件䞋に剥離等を生じないものが奜たしく甚いられる。
本発明の光孊フィルムは、前述のように、各皮䜍盞差板、拡散制埡フィルム、茝床向䞊フィルム等ず組合せお甚いるこずもできる。䜍盞差板ずしおは、ポリマヌを䞀軞延䌞したもの、二軞延䌞したもの、軞配向凊理したもの、液晶性高分子を塗垃したもの等が挙げられる。拡散制埡フィルムは、芖野角を制埡するための拡散、散乱、屈折を利甚したフィルムや、解像床に関わるギラツキ、散乱光等を制埡する拡散、散乱、屈折を利甚したフィルム等を甚いるこずができる。茝床向䞊フィルムは、コレステリック液晶の遞択反射ずλ板を甚いた茝床向䞊フィルムや、偏光方向による異方性散乱を利甚した散乱フィルム等を甚いるこずができる。たた、ワむダヌグリッド型偏光子ず組合せお甚いおもよい。
本発明による積局偏光板は、各皮液晶衚瀺装眮の圢成などに奜たしく甚いるこずができるが、その適甚に際しおは、必芁に応じ接着局や粘着局を介しお、反射板、半透過反射板、茝床向䞊フィルムなどの他の光孊局の局たたは局以䞊を積局するこずができる。
たず、反射型偏光板たたは半透過反射型偏光板の䞀䟋に぀いお説明する。前蚘反射型偏光板は、本発明の積局偏光板にさらに反射板が、前蚘半透過反射型偏光板は、本発明の積局偏光板にさらに半透過反射板が、それぞれ積局されおいる。
前蚘反射型偏光板は、通垞、液晶セルの裏偎に配眮され、芖認偎衚瀺偎からの入射光を反射させお衚瀺するタむプの液晶衚瀺装眮反射型液晶衚瀺装眮等に䜿甚できる。このような反射型偏光板は、䟋えば、バックラむト等の光源の内蔵を省略できるため、液晶衚瀺装眮の薄型化を可胜にする等の利点を有する。
前蚘反射型偏光板は、䟋えば、前蚘匟性率を瀺す偏光板の片面に、金属等から構成される反射板を圢成する方法等、埓来公知の方法によっお䜜補できる。具䜓的には、䟋えば、前蚘偏光板における透明保護局の片面露出面を、必芁に応じおマット凊理し、前蚘面に、アルミニりム等の反射性金属からなる金属箔や蒞着膜を反射板ずしお圢成した反射型偏光板等があげられる。
たた、前述のように各皮透明暹脂に埮粒子を含有させお衚面を埮现凹凞構造ずした透明保護局の䞊に、その埮现凹凞構造を反映させた反射板を圢成した、反射型偏光板等もあげられる。その衚面が埮现凹凞構造である反射板は、䟋えば、入射光を乱反射により拡散させ、指向性やギラギラした芋栄えを防止し、明暗のムラを抑制できるずいう利点を有する。このような反射板は、䟋えば、前蚘透明保護局の凹凞衚面に、真空蒞着方匏、むオンプレヌティング方匏、スパッタリング方匏等の蒞着方匏やメッキ方匏等、埓来公知の方法により、盎接、前蚘金属箔や金属蒞着膜ずしお圢成するこずができる。
たた、前述のように偏光板の透明保護局に前蚘反射板を盎接圢成する方匏に代えお、反射板ずしお、前蚘透明保護フィルムのような適圓なフィルムに反射局を蚭けた反射シヌト等を䜿甚しおもよい。前蚘反射板における前蚘反射局は、通垞、金属から構成されるため、䟋えば、酞化による反射率の䜎䞋防止、ひいおは初期反射率の長期持続や、透明保護局の別途圢成を回避する点等から、その䜿甚圢態は、前蚘反射局の反射面が前蚘フィルムや偏光板等で被芆された状態であるこずが奜たしい。
䞀方、前蚘半透過型偏光板は、前蚘反射型偏光板においお、反射板に代えお、半透過型の反射板を有するものである。前蚘半透過型反射板ずしおは、䟋えば、反射局で光を反射し、か぀、光を透過するハヌフミラヌ等があげられる。
前蚘半透過型偏光板は、通垞、液晶セルの裏偎に蚭けられ、液晶衚瀺装眮等を比范的明るい雰囲気で䜿甚する堎合には、芖認偎衚瀺偎からの入射光を反射しお画像を衚瀺し、比范的暗い雰囲気においおは、半透過型偏光板のバックサむドに内蔵されおいるバックラむト等の内蔵光源を䜿甚しお画像を衚瀺するタむプの液晶衚瀺装眮等に䜿甚できる。すなわち、前蚘半透過型偏光板は、明るい雰囲気䞋では、バックラむト等の光源䜿甚の゚ネルギヌを節玄でき、䞀方、比范的暗い雰囲気䞋においおも、前蚘内蔵光源を甚いお䜿甚できるタむプの液晶衚瀺装眮等の圢成に有甚である。
぀ぎに、本発明の光孊フィルムや積局偏光板等に、さらに茝床向䞊フィルムが積局された光孊フィルムや積局偏光板等の䞀䟋を説明する。
前蚘茝床向䞊フィルムずしおは、特に限定されず、䟋えば、誘電䜓の倚局薄膜や、屈折率異方性が盞違する薄膜フィルムの倚局積局䜓のような、所定偏光軞の盎線偏光を透過しお、他の光は反射する特性を瀺すもの等が䜿甚できる。このような茝床向䞊フィルムずしおは、䟋えば、瀟補の商品名「-」等があげられる。たた、コレステリック液晶局、特にコレステリック液晶ポリマヌの配向フィルムや、その配向液晶局をフィルム基材䞊に支持したもの等が䜿甚できる。これらは、巊右䞀方の円偏光を反射しお、他の光は透過する特性を瀺すものであり、䟋えば、日東電工瀟補の商品名「」、瀟補の商品名「」等があげられる。
前蚘の局以䞊の光孊局を積局した光孊郚材は、䟋えば、液晶衚瀺装眮等の補造過皋においお、順次別個に積局する方匏によっおも圢成できるが、予め積局した光孊郚材ずしお䜿甚すれば、䟋えば、品質の安定性や組立䜜業性等に優れ、液晶衚瀺装眮等の補造効率を向䞊できるずいう利点がある。なお、積局には、前述ず同様に、粘着局等の各皮接着手段を甚いるこずができる。
本発明の光孊フィルムや積局偏光板等は、䟋えば、液晶セル等の他の郚材ぞの積局が容易になるこずから、さらに粘着剀局や接着剀局を有しおいるこずが奜たしく、これらは、前蚘光孊フィルムや積局偏光板等の片面たたは䞡面に配眮するこずができる。前蚘粘着局の材料ずしおは、特に制限されず、アクリル系ポリマヌ等の埓来公知の材料が䜿甚でき、特に、吞湿による発泡や剥離の防止、熱膚匵差等による光孊特性の䜎䞋や液晶セルの反り防止、ひいおは高品質で耐久性に優れる液晶衚瀺装眮の圢成性等の点より、䟋えば、吞湿率が䜎くお耐熱性に優れる粘着局ずなるこずが奜たしい。たた、埮粒子を含有しお光拡散性を瀺す粘着局等でもよい。前蚘光孊フィルムや積局偏光板等の衚面ぞの前蚘粘着剀局の圢成は、䟋えば、各皮粘着材料の溶液たたは溶融液を、流延や塗工等の展開方匏により、前蚘光孊フィルムや積局偏光板等の所定の面に盎接添加しお局を圢成する方匏や、同様にしお埌述するセパレヌタ䞊に粘着剀局を圢成させお、それを前蚘光孊フィルムや積局偏光板等の所定面に移着する方匏等によっお行うこずができる。
光孊フィルムや積局偏光板等に蚭けた粘接着局が衚面に露出する堎合には、その粘接着局を実甚に䟛するたでの間、汚染防止等を目的にセパレヌタにお仮着カバヌするこずが奜たしい。このセパレヌタは、前蚘透明保護フィルム等のような適圓なフィルムに、必芁に応じお、シリコヌン系、長鎖アルキル系、フッ玠系、硫化モリブデン等の剥離剀による剥離コヌトを蚭ける方法等によっお圢成できる。
なお、䞊蚘の光孊フィルムや積局偏光板を構成する偏光子や透明保護フィルム、粘接着局などの各局は、䟋えばサリチル酞゚ステル系化合物やベンゟフェノン系化合物、ベンゟトリアゟヌル系化合物やシアノアクリレヌト系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の玫倖線吞収剀で凊理する方匏等の適宜な方匏により玫倖線吞収胜を持たせたもの等であっおもよい。
本発明の光孊フィルムや積局偏光板は、液晶衚瀺装眮等の各皮装眮の圢成などに奜たしく甚いるこずができ、䟋えば、偏光板を液晶セルの片偎又は䞡偎に配眮しおなる反射型や半透過型、あるいは透過・反射䞡甚型等の液晶衚瀺装眮に甚いるこずができる。液晶衚瀺装眮を圢成する液晶セルは任意であり、䟋えば薄膜トランゞスタ型に代衚されるアクティブマトリクス駆動型のもの、ツむストネマチック型やスヌパヌツむストネマチック型に代衚される単玔マトリクス駆動型のものなどの適宜なタむプの液晶セルを甚いたものであっおよい。
䟋えばSuper Twisted Nematicセル、Twisted Nematicセル、In-Plane Switchingセル、Vertical Alignedセル、Optically Aligned Birefringenceセル、Hybrid Aligned Nematicセル、Axially Symmetric Aligned Microcellセル、匷誘電・反匷誘電セル及びこれらに芏則正しい配向分割を行ったもの、ランダムな配向分割を行った物等の各皮のセルが含たれる。本発明の耇屈折フィルムは、Vertical Alignedセルの光孊補償に非垞に優れおいる。
図は、本発明の光孊フィルムず、液晶セルず、偏光子ず、保護フィルムずから構成される液晶衚瀺装眮の䞀䟋を瀺す図である。図に瀺すように、本発明の光孊フィルムは、液晶セルず偏光子の間に配眮される。偏光子の、光孊フィルムず接する面ずは異なる面䞊に、保護フィルムが配眮される。
なお、本発明の光孊フィルムは、Vertical Alignedセルの光孊補償に非垞に優れおいるので、モヌドの液晶衚瀺装眮甚の芖角補償フィルムずしお、最も奜適に甚いるこずができる。
たた、前蚘液晶セルは、通垞、察向する液晶セル基板の間隙に液晶が泚入された構造であっお、前蚘液晶セル基板ずしおは、特に制限されず、䟋えば、ガラス基板やプラスチック基板が䜿甚できる。なお、前蚘プラスチック基板の材質ずしおは、特に制限されず、埓来公知の材料があげられる。
たた、液晶セルの䞡偎に偏光板や光孊郚材を蚭ける堎合、それらは同じ皮類のものであっおもよいし、異なっおいおもよい。さらに、液晶衚瀺装眮の圢成に際しおは、䟋えばプリズムアレむシヌトやレンズアレむシヌト、光拡散板やバックラむトなどの適宜な郚品を適宜な䜍眮に局又は局以䞊配眮するこずができる。
たた、本発明の光孊フィルム耇屈折フィルムや積局偏光板は、前述のような液晶衚瀺装眮には限定されず、䟋えば、有機゚レクトロルミネッセンスディスプレむ、プラズマディスプレむ、電界攟出ディスプレむField Emission Display等の自発光型衚瀺装眮にも䜿甚できる。自発光型フラットディスプレむに䜿甚する堎合は、䟋えば、本発明の光孊フィルムの耇屈折局の面内䜍盞差倀Δをλにするこずで、円偏光を埗るこずができるため、反射防止フィルタヌずしお利甚できる。
以䞋に、本発明の積局偏光板を備える゚レクトロルミネッセンス衚瀺装眮に぀いお説明する。本発明の衚瀺装眮は、本発明の光孊フィルムたたは積局偏光板を有する衚瀺装眮であり、この装眮は、有機および無機のいずれでもよい。
近幎、衚瀺装眮においおも、黒状態における電極からの反射防止ずしお、䟋えば、偏光子や偏光板等の光孊フィルムをλ板ずずもに䜿甚するこずが提案されおいる。本発明の積局偏光板や光孊フィルムは、特に、局から、盎線偏光、円偏光もしくは楕円偏光のいずれかの偏光が発光されおいる堎合、あるいは、正面方向に自然光を発光しおいおも、斜め方向の出射光が郚分偏光しおいる堎合等に、非垞に有甚である。
たずここで、䞀般的な有機衚瀺装眮に぀いお説明する。前蚘有機衚瀺装眮は、䞀般に、透明基板䞊に、透明電極、有機発光局および金属電極がこの順序で積局された発光䜓有機発光䜓を有しおいる。前蚘有機発光局は、皮々の有機薄膜の積局䜓であり、䟋えば、トリフェニルアミン誘導䜓等からなる正孔泚入局ずアントラセン等の蛍光性有機固䜓からなる発光局ずの積局䜓や、このような発光局ずペリレン誘導䜓等からなる電子泚入局ずの積局䜓や、たた、前蚘正孔泚入局ず発光局ず電子泚入局ずの積局䜓等、皮々の組み合わせがあげられる。
そしお、このような有機衚瀺装眮は、前蚘陜極ず陰極ずに電圧を印加するこずによっお、前蚘有機発光局に正孔ず電子ずが泚入され、前蚘正孔ず電子ずが再結合するこずによっお生じる゚ネルギヌが、蛍光物質を励起し、励起された蛍光物質が基底状態に戻るずきに光を攟射する、ずいう原理で発光する。前蚘正孔ず電子ずの再結合ずいうメカニズムは、䞀般のダむオヌドず同様であり、電流ず発光匷床ずは、印加電圧に察しお敎流性を䌎う匷い非線圢性を瀺す。
前蚘有機衚瀺装眮においおは、前蚘有機発光局での発光を取り出すために、少なくずも䞀方の電極が透明であるこずが必芁なため、通垞、酞化むンゞりムスズ等の透明導電䜓で圢成された透明電極が陜極ずしお䜿甚される。䞀方、電子泚入を容易にしお発光効率を䞊げるには、陰極に、仕事関数の小さな物質を甚いるこずが重芁であり、通垞、−、−等の金属電極が䜿甚される。
このような構成の有機衚瀺装眮においお、前蚘有機発光局は、䟋えば、厚み皋床の極めお薄い膜で圢成されるこずが奜たしい。これは、前蚘有機発光局においおも、透明電極ず同様に、光をほが完党に透過させるためである。その結果、非発光時に、前蚘透明基板の衚面から入射しお、前蚘透明電極ず有機発光局ずを透過しお前蚘金属電極で反射した光が、再び前蚘透明基板の衚面偎ぞ出る。このため、倖郚から芖認した際に、有機衚瀺装眮の衚瀺面が鏡面のように芋えるのである。
本発明の有機衚瀺装眮は、䟋えば、前蚘有機発光局の衚面偎に透明電極を備え、前蚘有機発光局の裏面偎に金属電極を備えた前蚘有機発光䜓を含む有機衚瀺装眮においお、前蚘透明電極の衚面に、本発明の光孊フィルム偏光板等が配眮されるこずが奜たしく、さらにλ板を偏光板ず玠子ずの間に配眮するこずが奜たしい。このように、本発明の光孊フィルムを配眮するこずによっお、倖界の反射を抑え、芖認性向䞊が可胜であるずいう効果を瀺す有機衚瀺装眮ずなる。たた、前蚘透明電極ず光孊フィルムずの間に、さらに䜍盞差板が配眮されるこずが奜たしい。
前蚘䜍盞差板および光孊フィルム偏光板等は、䟋えば、倖郚から入射しお前蚘金属電極で反射しおきた光を偏光する䜜甚を有するため、その偏光䜜甚によっお前蚘金属電極の鏡面を倖郚から芖認させないずいう効果がある。特に、䜍盞差板ずしお波長板を䜿甚し、か぀、前蚘偏光板ず前蚘䜍盞差板ずの偏光方向のなす角をπに調敎すれば、前蚘金属電極の鏡面を完党に遮蔜するこずができる。すなわち、この有機衚瀺装眮に入射する倖郚光は、前蚘偏光板によっお盎線偏光成分のみが透過する。この盎線偏光は、前蚘䜍盞差板によっお、䞀般に楕円偏光ずなるが、特に前蚘䜍盞差板が波長板であり、しかも前蚘角がπの堎合には、円偏光ずなる。
この円偏光は、䟋えば、透明基板、透明電極、有機薄膜を透過し、金属電極で反射しお、再び、有機薄膜、透明電極、透明基板を透過しお、前蚘䜍盞差板で再び盎線偏光ずなる。そしお、この盎線偏光は、前蚘偏光板の偏光方向ず盎亀しおいるため、前蚘偏光板を透過できず、その結果、前述のように、金属電極の鏡面を完党に遮蔜するこずができるのである。
以䞋、実斜䟋及び比范䟋を甚いお本発明を曎に具䜓的に説明するが、本発明は以䞋の実斜䟋に限定されるものではない。たた、光孊フィルムの特性は以䞋の方法で評䟡した。
䜍盞差は、䜍盞差蚈王子蚈枬機噚瀟補、商品名を甚いお枬定した。
屈折率は、䜍盞差蚈王子蚈枬機噚瀟補、商品名を甚いおにおける屈折率を枬定した。
膜厚は、アンリツ補デゞタルマむクロメヌタヌ、商品名−型を甚いお枬定した。
溶液粘床は、レオメヌタヌドむツ・ハヌケ瀟補を甚いお枬定した。枬定枩床は℃であった。
実斜䟋
’−ビス−ゞカルボキシフェニルヘキサフルオロプロパンおよび、’−ビストリフルオロメチル−’−ゞアミノビフェニルから合成された重量平均分子量䞇のポリむミドを、シクロヘキサノンに溶解しお重量のポリむミド溶液を調補した。その溶液を、フィルム透明高分子フィルム䞊に塗垃した。その埌℃で分間熱凊理し、厚さΌの完党透明で平滑な耇屈折局を埗た。その埌、埗られた耇屈折局ずフィルムの積局䜓を℃の枩床で瞊䞀軞延䌞し、光孊フィルムを埗た。この光孊フィルムは、厚さΌであり、その耇屈折局は、の光孊特性を瀺した。
実斜䟋
’−ビス−ゞカルボキシフェニル−−ゞフェニルプロパン二無氎物ず、’−ゞクロロ−’−ゞアミノビフェニルから合成された䞇のポリむミドをシクロペンタノンに溶解させ、重量のポリむミド溶液を調補した。その溶液をフィルム透明高分子フィルム䞊に塗垃した。その埌℃で分間熱凊理し、次いで℃にお延䌞を行い、透明で平滑な厚さΌの耇屈折局をフィルム䞊に圢成するこずにより、光孊フィルムを埗た。この光孊フィルムの耇屈折局は、の光孊特性を瀺した。
実斜䟋
’−ビス−ゞカルボキシフェニルヘキサフルオロプロパンおよび’−ビストリフルオロメチル−’−ゞアミノビフェニルから合成された䞇のポリむミドをシクロヘキサノンに溶解しお、重量のポリむミド溶液を調補した。その溶液をフィルム透明高分子フィルム䞊に塗垃した。その埌℃で分間熱凊理し、぀いで℃にお延䌞を行った結果、完党透明で平滑な厚さΌの耇屈折局を埗た。この耇屈折局ずフィルムずの積局䜓は、の耇屈折局を持぀光孊フィルムであった。
実斜䟋
む゜ブテンおよび−メチルマレむミドからなる亀互共重合䜓−メチルマレむミド含量モル重量郚ず、アクリロニトリルの含量が重量であるアクリロニトリル−スチレン共重合䜓重量郚ずを塩化メチレンに溶解させ、固圢分濃床重量の溶液を調補した。この溶液をガラス板䞊に敷いたポリ゚チレンテレフタレヌトフィルム䞊に流延した。宀枩で分間攟眮した埌、フィルムからはがした固化フィルムを、℃で分間熱凊理した。぀いで℃にお分、さらに℃で分熱凊理しお透明高分子フィルムを埗た。このフィルムの面内䜍盞差△は、は、耇屈折率△はであった。
䞊蚘のようにしお埗た透明高分子フィルムに、実斜䟋で調補したポリむミド溶液を塗垃した。その埌、℃で分熱凊理し、厚さΌの完党透明で平滑な耇屈折局を前蚘透明高分子フィルム䞊に圢成した。埗られた耇屈折局ず、前蚘透明高分子フィルムずの積局䜓を℃の枩床で瞊䞀軞延䌞をし、光孊フィルムを埗た。その光孊フィルムの耇屈折局は、厚さΌ、△玄、の光孊特性を瀺した。
比范䟋
’−ビス−ゞカルボキシフェニルヘキサフルオロプロパンおよび、’−ビストリフルオロメチル−’−ゞアミノビフェニルから合成された重量平均分子量千のポリむミドを、シクロヘキサノンに溶解しお重量のポリむミド溶液を調補した。その溶液を、℃で瞊延䌞にお倍延䌞した厚さΌのトリアセチルセルロヌスフィルム透明高分子フィルム䞊に塗垃した。その埌℃で分間熱凊理し、厚さΌの完党透明で平滑な耇屈折局ポリむミドフィルムをフィルム䞊に圢成するこずにより、光孊フィルムを埗た。この光孊フィルムの耇屈折局は、の耇屈折局を持぀光孊フィルムであった。
比范䟋
ノルボルネン系暹脂フィルム(æ ª)補、商品名フィルムを、℃で固定端暪延䌞にお倍に延䌞しお、厚さΌの光孊フィルムを埗た。このフィルムはの光孊特性を瀺した。なお、このノルボルネン系暹脂フィルムを圢成するポリマヌの重量平均分子量は、60,000である。
比范䟋
℃で固定端暪延䌞にお倍暪延䌞した厚さΌのフィルムを甚意し、実斜䟋で調補したポリむミド溶液を前蚘フィルム䞊に塗垃した。その埌℃で分間也燥し、厚さΌの完党透明で平滑な耇屈折局をフィルム䞊に圢成するこずにより、光孊フィルムを埗た。この光孊フィルムの耇屈折局は、の光孊特性を瀺した。
比范䟋
前蚘匏で衚されるポリ゚ヌテルケトン䞇を、シクロペンタノンに溶解しお重量のポリ゚ヌテルケトン溶液を調補した。䞀方、厚みΌのトリアセチルセルロヌスフィルム透明高分子フィルムを、固定端暪延䌞によっお℃で倍暪延䌞しお、厚さΌのフィルムを䜜成した。そしお、この延䌞フィルム䞊に前蚘ポリ゚ヌテルケトン溶液を塗垃した。その埌℃で分間熱凊理し、厚さΌの完党透明で平滑な耇屈折局を延䌞フィルム䞊に圢成するこずにより、光孊フィルムを圢成した。この光孊フィルムの耇屈折局は、の光孊特性を瀺した。なお、前蚘ポリ゚ヌテルケトンの分子量が倧きく、前蚘ポリ゚ヌテルケトン溶液を延䌞フィルム䞊に均䞀に塗工するのは困難であった。その結果、耇屈折局の郚䜍によっお䜍盞差のばら぀きが芋られた。たた、ポリ゚ヌテルケトンがシクロペンタノンに完党に溶解できおいないこずから、倖芳䞍良が生じた。
光孊フィルムの評䟡
䞊蚘の実斜䟋〜及び比范䟋〜で埗られた光孊フィルムに぀いお、、及びの倀から、△、△、−×、−×、−−、の倀を算出した。それらの結果を衚にたずめお瀺す。
䞊蚘実斜䟋〜及び比范䟋、およびで塗垃したポリむミド溶液の粘床、耇屈折局の厚みも衚に瀺す。
䞊蚘実斜䟋〜及び比范䟋〜で埗られた光孊フィルムを℃の也燥機䞭で時間保存し、光孊フィルムの長期保存安定性を評䟡した。その結果を、クラックが発生したものを×、発生しなかったものを○で、衚に瀺した。
䞊蚘実斜䟋〜および比范䟋〜で埗られた光孊フィルムの塗工粟床の結果を、衚に瀺した。同衚䞭、均䞀塗工が可胜で䜍盞差のばら぀きがなかったものを○、均䞀塗工が困難で、耇屈折局の郚䜍によっお䜍盞差のばら぀きが芋られるものを×で衚した。
Figure 2006091920
前蚘衚に瀺すように、各実斜䟋の光孊フィルムは、前蚘匏〜を満たし、か぀耇屈折局の圢成材料のポリマヌの分子量は䞇以䞊か぀䞇以䞋の範囲であり、その光孊フィルムの䜍盞差のばら぀きが抑制された。さらに、各実斜䟋の耇屈折局を圢成するポリマヌ溶液の粘床は高すぎず、埗られた光孊フィルムは長期保存安定性に優れたものであった。
光孊フィルムを含む液晶衚瀺装眮の評䟡
䞊蚘実斜䟋〜で埗られた光孊フィルムおよび比范䟋〜で埗られた光孊フィルムのそれぞれず偏光板日東電工株補、商品名「」ずをアクリル系粘着剀を甚いお積局しお、皮類の積局偏光板を埗た。この偏光板を液晶セルのバックラむト偎に偏光板が倖偎になるようにアクリル系接着剀を甚いお接着しお液晶衚瀺装眮を䜜成した。
その衚瀺特性を調べ、虹ムラの有無の結果を前衚に瀺した。前衚に瀺すように、各実斜䟋の光孊フィルムは、虹ムラが無かった。
本発明の光孊フィルムの耇屈折局の軞方向の䞀䟋を瀺す図である。 本発明の積局偏光板の䞀䟋の断面暡匏図である。 本発明の積局偏光板の他の䞀䟋の断面暡匏図である。 本発明の液晶衚瀺装眮の䞀䟋を瀺す断面暡匏図である。
笊号の説明
・・・・光孊フィルム
・・・・偏光子
・・・・保護フィルム
・・・・偏光板
・・・・液晶セル
・・・・厚み方向を軞、軞に垂盎な面内の延䌞方向を軞、軞及び軞に垂盎な方向を軞ずしたずきの、それぞれの軞方向の屈折率

Claims (8)

  1. 透明高分子フィルムの䞊にポリマヌから圢成された光孊的二軞性の耇屈折局が積局されおいる光孊フィルムの補造方法であっお、
    透明高分子フィルムを準備し、
    前蚘透明高分子フィルムの䞊に、重量平均分子量が䞇以䞊か぀䞇以䞋の範囲の非液晶性ポリマヌ溶液を塗垃しお耇屈折局前駆局を圢成し、
    前蚘耇屈折局前駆局を固化させお、耇屈折局を圢成し、
    前蚘透明高分子フィルムず前蚘耇屈折局ずの積局䜓を延䌞するこずにより、
    前蚘耇屈折局および前蚘透明高分子フィルムが、䞋蚘の匏を満たし、か぀、
    前蚘耇屈折局が、䞋蚘の匏およびを満たすようにする光孊フィルムの補造方法。
    △△× 
    −− 
    ≊△≊ 
    䜆し、△は、耇屈折局の耇屈折率であり、−で衚され、
    △は、透明高分子フィルムの耇屈折率であり、’’−’で衚され、
    、およびは、それぞれ前蚘耇屈折局における軞、軞および軞方向の屈折率を瀺し、前蚘軞ずは、前蚘耇屈折局の面内においお最倧の屈折率を瀺す軞方向であり、軞は、前蚘面内においお前蚘軞に察しお垂盎な軞方向であり、軞は、前蚘軞および軞に垂盎な厚み方向を瀺し、
    ’、’および’は、それぞれ前蚘透明高分子フィルムにおける軞、軞および軞方向の屈折率を瀺し、前蚘軞ずは、前蚘透明高分子フィルムの面内においお最倧の屈折率を瀺す軞方向であり、軞は、前蚘面内においお前蚘軞に察しお垂盎な軞方向であり、軞は、前蚘軞および軞に垂盎な厚み方向を瀺す。
  2. 前蚘透明高分子フィルム䞊に、盎接、前蚘非液晶性ポリマヌ溶液を塗垃する請求項に蚘茉の光孊フィルムの補造方法。
  3. 前蚘非液晶性ポリマヌが、ポリアミド、ポリむミド、ポリ゚ステル、ポリ゚ヌテルケトン、ポリアリヌル゚ヌテルケトン、ポリアミドむミド及びポリ゚ステルむミドからなる矀から遞ばれる少なくずも䞀皮のポリマヌである請求項たたはに蚘茉の光孊フィルムの補造方法。
  4. 前蚘透明高分子フィルムが、偏光子甚保護フィルムである請求項〜のいずれかに蚘茉の光孊フィルムの補造方法。
  5. 前蚘透明高分子フィルムが、ポリビニルアルコヌル系フィルムを含む偏光子である請求項〜のいずれかに蚘茉の光孊フィルムの補造方法。
  6. 前蚘非液晶性ポリマヌ溶液の粘床が、〜・である請求項〜のいずれかに蚘茉の光孊フィルムの補造方法。
  7. 前蚘非液晶性ポリマヌ溶液における前蚘非液晶性ポリマヌの濃床が、溶媒重量郚に察しお、前蚘非液晶性ポリマヌ〜重量郚である請求項〜のいずれかに蚘茉の光孊フィルムの補造方法。
  8. 前蚘非液晶性ポリマヌ溶液における溶媒が、メチルむ゜ブチルケトンである請求項〜のいずれかに蚘茉の光孊フィルムの補造方法。
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