JP2006091146A - 画像形成装置及び定着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 樹脂バインダーと、色材と、離型性を向上させるワックスとを含むトナーを用いてトナー像を形成し、記録シートP上に転写した後、定着装置で加熱・加圧して定着する。定着装置の加熱ロール20は、金属からなる中空の円筒部材21を有し、周面から中空部に貫通する多数の小孔25が設けられている。トナーTが加熱されると溶融したワックスが表面に層を形成し、このワックスが毛細管現象によって小孔に吸引され、除去される。吸引されたワックスは、加熱ロールの内側に形成されているグラスファイバーの層23に吸着され、保持される。トナー像の表面から余剰のワックスが除去されることにより、定着後に急冷されても、顕著に高光沢となることはなく、光沢ムラの発生が抑えられる。
【選択図】 図3
Description
特許文献1に記載の装置は、定着装置を通過した記録シートに冷却用エアを吹き付け、記録シートが定着装置の下流側に設けられた搬送ロールに接触するまでにトナー像の温度を低下させようとするものである。
また、小孔の径を上記値以下とすることによって、定着されたトナー像の表面に小孔の跡が残らず、平滑で高光沢の画像が得られる。
一方、小孔の径が0.5μm以下になるとワックスを吸引する機能がなくなるが、0.5μm以上とすることによってワックスを有効に吸引除去することができる。
上記構成とすることにより、小孔から吸引された溶融したワックスは、加熱ロール内で保持部材に吸着され保持される。これにより、既に吸引されたワックスがその後の吸引を阻害するのを防止することができる。したがって、ワックスを吸引する機能が長く保持され、長期間にわたってトナー像の光沢ムラが発生するのを抑制することが可能となる。
図1は、本願に係る発明の一実施形態である画像形成装置を示す概略構成図である。
この画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する4つの画像形成ユニット10a、10b、10c、10dを備えており、これらの画像形成ユニット10のそれぞれと対向するように無端ベルト状の中間転写体11が支持され、周面が周回駆動されるものとなっている。画像形成ユニットが中間転写体11と対向する位置の下流側には、転写ロール12が中間転写体11と対向するように配置されており、この2次転写部にはシートトレイ13から搬送路14を経て記録シートが送り込まれる。記録シートの搬送経路における2次転写部の下流側には、トナー像を加熱・加圧して記録シート上にトナー像を圧着する定着装置15が設けられ、さらに下流側には、トナー像が定着された記録シートを搬送する搬送ロール16,17が設けられている。そして、装置のハウジング18の外部に、トナー像が定着された記録シートを収容する排紙トレイ19が形成されている。
トナーは主に磁性キャリアとの摩擦により負極性に帯電されるものであり、色材とバインダ樹脂とパラフィンワックスとを含むものである。バインダ樹脂の融点は約250℃、ガラス転移温度は約100℃となっており、パラフィンワックスの融点は約90℃となっている。
上記円筒部材21は、アルミニウム、ステンレススチール等の金属からなるものであり、外径が30mm〜40mm程度で、厚さが0.5mmから3mm程度となっている。そして、この円筒部材21には、図3に示すように、記録シートPと接触する範囲のほぼ全域に外周面から内側に貫通する多数の小孔25が、ほぼ均等に分布して形成されている。そして、表面の離型層22が上記小孔25の内周面に連続し、小孔の内周面のほぼ全域がフッ素樹脂層26によって被覆されている。
また、上記小孔25が占める面積は、円筒部材21の周面上で5%〜30%程度となっている。
なお、上記定着装置は、本願の請求項6に係る発明の一実施形態である。
中間転写体11に対向して設けられた4つの画像形成ユニット10a、10b、10c、10dで、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像が形成される。トナー像の形成は次のような工程により行われる。
感光体ドラム1がそれぞれ帯電装置2によりほぼ一様に帯電され、露光装置6から画像信号に応じてオンオフされるレーザー光が照射される。これにより光照射された位置の電荷が減衰し、感光体ドラム1上に静電電位の差による潜像が形成される。各感光体ドラム1上の静電潜像は、現像装置3との対向位置においてトナーの転移によって現像され、トナー像が感光体ドラム1上に形成される。
加熱が進み、トナーに含まれるワックス及びバインダー樹脂が溶融すると、溶融したワックスが表面に層状となり、このワックスが小孔25内に毛細管現象によって吸引される。そして表面で溶融しているワックスのかなりの部分が加熱ロール20に吸引して除去される。このとき、バインダー樹脂は、粘性が高いために小孔に入り込むことはない。そして、トナー像は加熱ロール20と加圧ロール30との間で押圧され、記録シート上に圧着されて定着画像となる。
その後、記録シートは下流側の搬送ロール16,17に挟み込まれて搬送され、排紙トレイ19へ排出される。この搬送される過程で、記録シートPは搬送ロール16、17と接触することになり、ワックスの融点以上の温度から融点以下にまで急冷されることも生じる。しかし、トナー像の表面からはワックスの多くが除去されているので、光沢の変動は少なく、搬送ロール等との接触部分が顕著に高光沢となることはない。したがって、光沢ムラの発生が有効に抑えられる。
20:定着装置の加熱ロール、 21:円筒部材、 22:離型層、 23:グラスファイバーの層、 24:ハロゲンヒータ、 25:小孔、 26:フッ素樹脂層、
30:定着装置の加圧ロール、 31:芯金、 32:弾性層、 33:離型層、
P:記録シート、 T:トナー像
Claims (6)
- 静電電位の差による潜像に粉状のトナーを選択的に付着させてトナー像を形成する像形成手段と、
前記トナー像を直接に記録シートに、又は中間転写体を介して記録シートに転写する転写手段と、
加熱された状態で未定着トナー像に接触する加熱部材と、トナー像を担持する記録シートを前記加熱部材に押圧する加圧部材とを備え、該加熱部材と加圧部材との間を通過する記録シート上のトナー像を該記録シートに定着する定着装置とを有し、
前記トナーとして、樹脂バインダーと、色材と、離型性を向上させるワックスとを含むものを用いる画像形成装置であって、
前記定着装置の加熱部材が中空の加熱ロールであり、
該加熱ロールが、周面から中空部に貫通する多数の小孔を有し、前記記録シート上のトナー像に押圧されたときに溶融した前記ワックスを吸引するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 前記小孔の径は、前記トナーの粒径の2/3以下で、0.5μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記加熱ロールの前記トナー像と接触する部分は、該加熱ロールの周面に対して前記小孔が占める面積の割合が、5%〜30%となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記小孔の内周面は、表面エネルギーの小さい材料からなる被覆層を有することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記加熱ロールの内部には、前記小孔から吸引したワックスを保持する保持部材を有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 加熱された状態で、記録シート上に担持された未定着トナー像に接触する加熱ロールと、前記記録シートを前記加熱ロールに押圧する加圧部材とを備え、該加熱ロールと加圧部材との間を通過する記録シート上のトナー像を加熱及び加圧して該記録シートに圧着する定着装置であって、
前記加熱ロールが、中空の部材で形成され、周面から中空部に貫通する多数の小孔を有し、前記記録シート上のトナー像に押圧されたときにトナーに含まれるワックスの溶融物を毛細管現象によって中空部内に吸引するものであることを特徴とする定着装置。
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