JP2006091110A - プロジェクタ装置、携帯電話、カメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクタモジュール6によって生成される投射像の投射面における映り具合を調整するためのキャリブレーション動作を、カメラモジュール7により撮影して取得された投射像の撮像画像に基づいて、その投射像の投射中に繰り返し実行する。このキャリブレーション動作の1つとして投射像の明るさの調節を行うときに、投射対象として選択された画像に、明るさを検出するための所定の画像を重畳する。
【選択図】図1
Description
また、従来の投射型液晶プロジェクタでは通常、投射像の明るさの調節を行うときに、元の画像データから色情報値を変更して画像の色合いを変えることによって実現しているため、処理が複雑であるという問題もある。
請求項2の発明によるプロジェクタ装置は、光源を有し、その光源から発せられる光を用いて画像を投射面に投射してその画像の投射像を生成する投射手段と、撮影した被写体の撮像画像を取得する撮像手段と、撮像手段により撮影して取得された投射像の撮像画像に基づいて、光源からの発光量を変化させることにより、投射像の明るさを調節する明るさ調節手段とを備えるものである。
請求項3の発明は、請求項2のプロジェクタ装置において、明るさ調節手段は、投射像の明るさを所定の基準値よりも暗くする場合には、光源からの発光量を低下させて投射像の明るさを調節し、投射像の明るさを基準値よりも明るくする場合には、画像自体の明るさを変えることにより、投射像の明るさを調節するものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかのプロジェクタ装置において、明るさ調節手段は、投射像の明るさの調節をその投射像の投射中に繰り返し行うものである。
請求項5の発明は、請求項4のプロジェクタ装置において、明るさ調節手段は、投射像の明るさの調節を一定周期ごとに繰り返し行うものである。
請求項6の発明は、請求項4のプロジェクタ装置において、ユーザからの操作入力を受け付けるための操作入力手段をさらに備え、明るさ調節手段は、投射像の明るさの調節を操作入力手段への操作入力が行われるごとに繰り返し行うものである。
請求項7の発明は、請求項1のプロジェクタ装置において、投射手段は、所定の形状パターンを含む画像を所定の短時間だけ投射し、撮像手段は、その画像の投射タイミングに同期して、投射像を被写体として撮影するものである。
請求項8の発明は、請求項4〜6のいずれかのプロジェクタ装置において、投射像の明るさの調節頻度を設定するための設定手段をさらに備え、明るさ調節手段は、設定手段により第1の調節頻度が設定された場合は、投射像の明るさの調節をその投射像の投射中に繰り返し行い、第2の調節頻度が設定された場合は、投射像の明るさの調節をその投射像の投射中に1回だけ行い、第3の調節頻度が設定された場合は、投射像の明るさの調節を行わないこととするものである。
請求項9の発明による携帯電話は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置と、外部の無線通信設備を介して他の端末との通信を行うための無線通信手段とを備えるものである。
請求項10の発明によるカメラは、請求項1〜8のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置を備えたものである。
また、光源からの発光量を変化させることにより投射像の明るさを調節することとしているので、簡単な処理で投射像の明るさを調節できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための第1の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による携帯可能なハンディタイプのプロジェクタ付き携帯電話機10の外観図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図をそれぞれ表している。図1において、プロジェクタ付き携帯電話機10の筺体は操作部1と表示部2によって構成されており、操作部1と表示部2は回動可能な折りたたみヒンジ部3を介して連結されている。すなわち、プロジェクタ付き携帯電話機10は折りたたみヒンジ部3を回動中心に折りたたみ可能な構造を有している。
プロジェクタモジュール6において投射像のフォーカス状態が適切でない場合、すなわち投射面までの距離に対して投射像の焦点が正しく合っていない場合には、ピントがずれてボケた投射像が映し出されてしまう。ピントが合った投射像を映すためには、適切なフォーカス状態に調節する必要がある。この投射像のフォーカス状態の調節は、カメラモジュール7により撮影して取得された投射像の撮像画像に基づいて、次のようにして行われる。
次に、明るさの調節について説明する。プロジェクタモジュール6において適切な明るさで投射が行われないと、投射像が暗すぎたり明るすぎたりして見えづらくなってしまうため、投射像の明るさを適切に調節する必要がある。この投射像の明るさの調節は、前述したフォーカス状態の調節と同様に、カメラモジュール7によって撮影して取得された投射像の撮像画像に基づいて行われる。
次に、ホワイトバランスの調節について説明する。プロジェクタモジュール6において投射像の色合いを調節していないと、周囲の配光状況や投射面の色合いによっては、投射像の見た目が本来の色合いとは異なるものとなってしまう場合がある。したがって、投射像が本来の色合いで見えるようにホワイトバランス調節を行う必要がある。この投射像のホワイトバランスの調節は、前述したフォーカス状態の調節や明るさの調節と同様に、カメラモジュール7によって撮影して取得された投射像の撮像画像に基づいて行われる。
最後に、台形歪みの補正について説明する。台形歪みとは、プロジェクタモジュール6による投射方向と投射面との角度に応じて生じる投射像の台形状の歪みのことをいう。投射方向が投射面に正対していない場合には、こうした台形歪みが生じることが知られている。この台形歪みの補正は、前述した各種の調節と同様に、カメラモジュール7によって撮影して取得された投射像の撮像画像に基づいて行われる。
この制御方法では、カメラモジュール7の撮像焦点位置、すなわち撮像画像に対する撮影レンズ71の焦点位置と、プロジェクタモジュール6の投射焦点位置、すなわち投射像に対する投影レンズ61の焦点位置とを、同じ位置関係に保ちつつ変化させる。ここで撮像焦点位置と投射焦点位置が同じ位置関係であるとは、プロジェクタ付き携帯電話機10に対する距離が両焦点位置でほぼ等しいことをいう。そして、プロジェクタモジュール6により異なる複数の投射焦点位置において投射像をそれぞれ生成し、その複数の投射像の撮像画像をカメラモジュール7により、その複数の投射焦点位置とそれぞれ同じ位置関係に保たれている複数の撮像焦点位置においてそれぞれ取得する。こうして取得された複数の投射像の撮像画像についてコントラスト量をそれぞれ算出し、コントラスト量が最大となったときの位置に合わせるように撮像焦点位置と投射焦点位置を調節する。このようにして、撮像画像のピント調節と投射像のフォーカス状態の調節とを同時に行う。さらにこの際に、取得された複数の撮像画像に基づいて、投射像のフォーカス状態の調節以外のキャリブレーション動作も合わせて実行してもよい。
この制御方法では、カメラモジュール7の撮像焦点位置を固定させた状態で、プロジェクタモジュール6の投射焦点位置のみを変化させる。そして、異なる複数の投射焦点位置において投射像の撮像画像を生成し、その複数の投射像の撮像画像を固定された1つの撮像焦点位置において取得する。こうして取得された複数の投射像の撮像画像についてコントラスト量をそれぞれ算出し、コントラスト量が最大となったときの位置に合わせてプロジェクタモジュール6の投射焦点位置を調節する。
(1)カメラモジュール7により撮影して取得された投射像の撮像画像に基づいて、プロジェクタモジュール6におけるキャリブレーション動作を投射像の投射中に繰り返し実行することとした。具体的には、投射像のフォーカス状態の調節や、投射像の明るさの調節や、投射像の色合いの調節や、投射像の台形歪みの補正を、投射像の投射中に繰り返し実行することとした。このようにしたので、プロジェクタ付き携帯電話機10を持っている手の向きが変化したりすることで投射中に投射像がぶれた場合にも、投射像の映り具合を適切に調節することができる。
本発明の第2の実施の形態について説明する。この実施形態ではカメラモジュール7にズーム機能が付いており、撮影時にユーザの操作によって任意のズーム位置へと動かすことができる。これにより、ユーザは被写体を拡大または縮小して撮影することができる。なお、本実施形態の外観および構成は第1の実施の形態と同じであるため、ここでは説明を省略する。
本発明の第3の実施の形態について説明する。図13は、本実施形態によるプロジェクタ付き携帯電話機10Aの外観図である。(a)と(b)は側面図、(c)は背面図を表している。このプロジェクタ付き携帯電話機10Aは、第1の実施の形態と同じ操作部1と、表示部2Aによって構成されている。表示部2Aは、図に示す位置にプロジェクタモジュール6とカメラモジュール7が配設されており、図1のサブ液晶表示器5は有していない。これ以外の点については、第1の実施の形態における表示部2と同一である。
(1)プロジェクタモジュール6の投射方向とカメラモジュール7の撮像方向が同一方向であるか否かを判定し、同一方向ではないと判定された場合には警告を発することとしたので、カメラモジュール7の撮像方向が可変な場合でも投射像を適切に撮影できるようにすることができる。
3:折りたたみヒンジ部 4:メイン液晶表示器
5:サブ液晶表示器 6:プロジェクタモジュール
7:カメラモジュール 10:プロジェクタ付き携帯電話機
61:投影レンズ 62:液晶パネル
63:LED光源 64:LED駆動部
65:液晶駆動部 66:レンズ駆動部
71:撮影レンズ 72:イメージセンサ
73:レンズ駆動部 74:カメラ制御CPU
101:CPU 102:メモリ
103:近距離通信部 104:メモリカード
105:マイク 106:外部インターフェイス
107:電源 108:通信制御部
109:アンテナ 110:操作キー群
111:スピーカー 112:開閉角度センサ
Claims (10)
- 所定の形状パターンを含む画像を投射面に投射してその画像の投射像を生成する投射手段と、
撮影した被写体の撮像画像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により撮影して取得された前記投射像の撮像画像中に含まれている前記所定の形状パターンに基づいて、前記投射像の明るさを調節する明るさ調節手段とを備えることを特徴とするプロジェクタ装置。 - 光源を有し、その光源から発せられる光を用いて画像を投射面に投射してその画像の投射像を生成する投射手段と、
撮影した被写体の撮像画像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により撮影して取得された前記投射像の撮像画像に基づいて、前記光源からの発光量を変化させることにより、前記投射像の明るさを調節する明るさ調節手段とを備えることを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項2のプロジェクタ装置において、
前記明るさ調節手段は、
前記投射像の明るさを所定の基準値よりも暗くする場合には、前記光源からの発光量を低下させて前記投射像の明るさを調節し、
前記投射像の明るさを前記基準値よりも明るくする場合には、前記画像自体の明るさを変えることにより、前記投射像の明るさを調節することを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1〜3のいずれかのプロジェクタ装置において、
前記明るさ調節手段は、前記投射像の明るさの調節をその投射像の投射中に繰り返し行うことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項4のプロジェクタ装置において、
前記明るさ調節手段は、前記投射像の明るさの調節を一定周期ごとに繰り返し行うことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項4のプロジェクタ装置において、
ユーザからの操作入力を受け付けるための操作入力手段をさらに備え、
前記明るさ調節手段は、前記投射像の明るさの調節を前記操作入力手段への操作入力が行われるごとに繰り返し行うことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1のプロジェクタ装置において、
前記投射手段は、前記所定の形状パターンを含む画像を所定の短時間だけ投射し、
前記撮像手段は、その画像の投射タイミングに同期して、前記投射像を被写体として撮影することを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項4〜6のいずれかのプロジェクタ装置において、
前記投射像の明るさの調節頻度を設定するための設定手段をさらに備え、
前記明るさ調節手段は、
前記設定手段により第1の調節頻度が設定された場合は、前記投射像の明るさの調節をその投射像の投射中に繰り返し行い、
第2の調節頻度が設定された場合は、前記投射像の明るさの調節をその投射像の投射中に1回だけ行い、
第3の調節頻度が設定された場合は、前記投射像の明るさの調節を行わないことを特徴とするプロジェクタ装置。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置と、
外部の無線通信設備を介して他の端末との通信を行うための無線通信手段とを備えることを特徴とする携帯電話。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置を備えたカメラ。
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