JP2006090812A - ガスセンサ及びガス濃度測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
固体電解質のジルコニアを主成分とする基体9に、被測定ガスと接する検知電極11と検知電極11の対極となる相手電極13とを配置したセンサ素子3を用い、被測定ガス中のガス濃度を測定するガス濃度測定方法において、検知電極11として酸化インジウムを用い、被測定ガス中にセンサ素子3を配置して、検知電極11と相手電極13との間の交流インピーダンスを測定することにより、水蒸気の濃度を検知する。
【選択図】 図1
Description
この種の湿度センサは、素子表面に付着した水分によって素子の電気抵抗が変化するので、その抵抗値の変化から湿度を測定するものである(特許文献1、2参照)。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高い温度でも好適に水蒸気や水素分子を含む可燃性ガスのガス濃度を測定できるガスセンサ及びガス濃度測定方法を提供することである。
ここで、「酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンス」とは、前記所定のガスの存在によって電極にて電気化学反応が生じる場合に、両電極間に交流を印加することによって測定される交流インピーダンスのことである。
(2)請求項2の発明は、固体電解質のジルコニアを主成分とする基体に、被測定ガスと接する検知電極と当該検知電極の対極となる相手電極とを配置したセンサ素子を備え、前記被測定ガス中の所定のガスの濃度を測定するガスセンサにおいて、酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンスが水蒸気の存在によって変化する金属酸化物を含む電極を用い、前記被測定ガス中に前記センサ素子を配置した際の前記検知電極と前記相手電極との間の交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を測定することにより、分子中に水素原子を含んだ可燃性ガスの濃度を検知することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、前記水蒸気の存在によって交流インピーダンスが変化する金属酸化物が、酸化インジウム、酸化亜鉛、又は酸化スズであることを特徴とする。
本発明は、検知電極と対になる相手電極の材料を例示したものである。この材料を相手電極の主成分(或いは相手極全体)として用いることにより、水蒸気や水素含有可燃性ガの濃度を精度良く求めることができる。
本発明は、本発明のガスセンサの好ましい使用温度範囲(従ってセンサ素子の電極近傍の温度)を例示したものである。つまり、従来では、この様な高い測定温度では、水蒸気濃度等を測定することは困難であったが、本発明では、例えば排ガスの様な高温であっても、しかも微量であっても、水蒸気濃度等を精度良く測定することが可能である。
本発明では、温度センサやヒータを備えているので、例えば温度センサによりセンサ素子やその周囲の温度(即ち測定温度)をチェックし、ヒータによって所定の温度に制御することにより、被測定ガスの温度が低い場合やガスセンサに温度依存性がある場合でも、常に精度良くガス濃度を測定することができる。
(10)請求項10の発明は、固体電解質のジルコニアを主成分とする基体に、被測定ガスと接する検知電極と当該検知電極の対極となる相手電極とを配置したセンサ素子を用い、前記被測定ガス中の所定のガスの濃度を測定するガス濃度測定方法において、酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンスが水蒸気の存在によって変化する金属酸化物を含む電極を用い、前記被測定ガス中に前記センサ素子を配置して、前記検知電極と前記相手電極との間の交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を測定することにより、分子中に水素原子を含んだ可燃性ガスの濃度を検知することを特徴とする。
(11)請求項11の発明は、前記ガスの濃度を測定する際に、酸素濃度による補正を行うことを特徴とする。
本発明は、補正方法を例示したものである。後述する実験例に示す様に、酸素濃度が高くなるほど交流インピーダンスが小さくなるため、相対的にセンサ素子(特に基体)におけるバルクの寄与が大きくなるという現象があるので、ここでは、センサ素子のバルク分の影響を低減する補正を行う。
本発明は、ガス濃度を測定する際に、両電極間に印加する交流電圧の周波数の好ましい範囲を例示したものである。
本発明は、本発明のガスセンサの好ましい使用温度範囲を例示したものである。
図1に示す様に、本実施例のガスセンサ(ガス濃度測定装置)1は、被測定ガス中の水蒸気の濃度(ガス濃度)を測定する水蒸気センサであり、センサ素子3と、センサ素子3の温度を調節する温度調節部5と、センサ素子3からの信号によってガス濃度を測定するガス測定部7と、から構成されている。
まず、純度99%以上のジルコニア(ZrO2):100molに対して、純度99%以上のイットリアを8molの割合で配合し、湿式混合した後、1300℃の温度で仮焼した。
この造粒物を、ラバープレス法によりコップ状の有底円筒状(又は平板状:実施例3)に成形し、砥石によって研削し、その形状を整えた。
また、検知電極11用として、酸化インジウム(In2O3)の粉末に、バインダとして10重量%のエチルセルロースを加えるとともに、溶剤としてパーピネオール(商品名)を適当な粘度となるように混合して、ペーストを作成した。
ここでは、後述する実験例で用いる実験装置を例に挙げて、ガス濃度測定方法を説明する。
図2に示す様に、ガス濃度を測定する実験装置では、筒状のヒータ23の貫通孔内に、試験管状の測定用石英セル31が配置され、測定用石英セル31内に前記センサ素子3が配置されている。また、センサ素子3の後端側(同図右側)が外気に開放されるようにして、測定用石英セル31の後端側の開口部33が、ゴム製の蓋35により密閉されている。
具体的には、測定用石英セル31には、バルブ37〜45や流量計47〜55や切換スイッチ57〜61を介して、4種のボンベ63〜69が接続され、このボンベ63〜69から、測定用石英セル31の先端側に、各ガスが供給されるようになっている。
・次に、上述した実験装置を用いたガス濃度測定(即ち水蒸気濃度の測定)の手順を説明する。
具体的には、切換スイッチ57、59及びバルブ43を操作して、第4ボンベ69から測定用石英セル31に到る流路を開き、測定用石英セル31の先端側から乾燥空気を供給する。
これによって得られた交流インピーダンス及び位相角の信号を処理し、同じく図3に示す様に、空気中に含まれる水蒸気の濃度に対応したデータ(即ち水蒸気を含む空気の交流インピーダンス|Z|H2O及び位相角に対応した円弧状のグラフ)を、ディスプレイ31に表示する。
(1)実験例1
本実験例1は、本発明の範囲の検知電極を用いた場合のガスセンサの感度を確認したものである。
本実験例2は、本発明のガスセンサにより水蒸気濃度に対応した出力が得られることを確認したものである。
そして、このセンサ素子を前記図2に示す測定用石英セル内に配置し、被測定ガスとして、乾燥空気、水蒸気濃度が異なる7種の空気(水蒸気濃度:104ppm、209ppm、522ppm、1045ppm、2089ppm、5223ppm、10445ppm)を、順次測定用石英セル内に供給した。また、ヒータによって測定温度を900℃に設定するとともに、センサ素子の両電極間に0.1〜1MHzの交流電圧を印加し、その時の両電極間の交流インピーダンスを測定した。
本実験例3は、本発明のガスセンサの温度依存性を調べたものである。
本実験例では、In2O3からなる検知電極を備えたセンサ素子を用いた。
図7から明らかな様に、水蒸気濃度に対応したΔZAが得られるとともに、その値は温度が高くなるほど高くなることがことが分かる。つまり、ΔZA(又は感度)には温度依存性があることが分かる。
本実験例4は、本発明のガスセンサの酸素依存性を調べたものである。
本実験例では、In2O3からなる検知電極を備えたセンサ素子を用いた。
その結果を図8に示す。図8は、縦軸に交流インピーダンスの差ΔZをとり、横軸に対数にて水蒸気濃度をとったものである。
(5)実験例5
本実験例5は、本発明のガスセンサの酸素依存性を低減する方法を調べたものである。
具体的には、図9(b)に示す様に、YSZのバルクの抵抗(Rbulk)を無視して、各交流インピーダンスの補正値(|Z|H2O'、|Z|air')を求めた。
尚、上述したYSZのバルク抵抗分を無視する補正を行うことにより酸素濃度の影響を低減できる理由は、実際に水蒸気に対して変化する電極反応に対する交流インピーダンスの値が得られるからと考えられる。
また、本実施例では、ヒータ23により測定温度を調節するので、測定雰囲気の温度が変動しても、常に安定して精度良く水蒸気の濃度を検出することができる。
a)本実施例は、被測定ガスに含まれる、分子中に水素原子を含んだ可燃性ガス(例えばH2、CH4、C2H6、C3H6、C3H8、C4H10などを含む水素含有可燃性ガス)の濃度を検知できるガスセンサ及びガス濃度測定方法に関するものである。
(1)実験例6
本実験例6では、前記実施例1の実験装置を用いて、乾燥空気、水素含有ガス可燃性ガス(但しそれぞれ1種類のガスのみ)を添加した下記の6種の乾燥空気を、順次測定用石英セルに供給した。そして、それぞれの場合において、センサ素子の両電極間の交流インピーダンス、即ち乾燥空気における交流インピーダンス|Z|air、水素含有可燃性ガスを添加した乾燥空気における交流インピーダンス|Z|gasを測定した。
・ベースガス:乾燥空気
・検知電極:In2O3
・測定温度:900℃
・周波数:1Hz
・可燃性ガス:H2、CH4、C2H6、C3H6、C3H8、C4H10
(ガス濃度は、いずれも400ppm)
その結果を、図10に示す。図10は、縦軸に感度として交流インピーダンスの差(|Z|air−|Z|gas)をとり、横軸に対数にて可燃性ガス中の水素原子数をとったものである。
尚、ここで、被測定ガス中に含まれる可燃性ガス中の水素原子数に対応した出力を得ることができるのは、測定条件が乾燥雰囲気下で900℃という高温であり、検知電極の材料は可燃性ガスの気相酸化反応に対する触媒活性が高いために、可燃性ガスが界面に到達するときには、完全に水蒸気とCO2とに酸化され、それによって生成した水蒸気を本ガスセンサが検知しているからであると推定される。
本実験例7では、前記実施例1の実験装置を用いて、乾燥空気、各種の水素含有ガス可燃性ガス(但し異なるガスを混在させたもの)を添加した下記の5種の乾燥空気を、順次測定用石英セルに供給した。そして、それぞれの場合おいて、センサ素子の両電極間の交流インピーダンス、即ち乾燥空気における交流インピーダンス|Z|air、可燃性ガスを添加した乾燥空気における交流インピーダンス|Z|gasを測定した。
・ベースガス:乾燥空気
・検知電極:In2O3
・測定温度:900℃
・周波数:1Hz
・可燃性ガス:100ppmC3H6、
200ppmC3H6+100ppmH2、
100ppmC3H6+200ppmC4H10、
200ppmC3H6+300ppmC3H8+100ppmH2、
100ppmC3H6+200ppmC3H8+300ppmC4H10
その結果を、図11に示す。図11は、縦軸に感度として交流インピーダンスの差(|Z|air−|Z|gas)をとり、横軸に対数にて可燃性ガス中の水素原子数をとったものである。尚、ここでは、100ppmC3H6を基準とした水素原子数に変換してある。
(3)実験例8
本実験例8は、前記実験例6、7の実験データを用いて処理を行ったものである。
その結果を、図12に示す。図12は、縦軸に感度として交流インピーダンスの差(|Z|air−|Z|gas)をとり、横軸に対数にて(換算した)水蒸気の濃度をとったものである。尚、ここでは、図6に示す水蒸気濃度のデータも重ねてプロットしている。
従って、例えば実際の内燃機関の排気ガスの場合には、ガスの成分はほぼ推測がつくので、センサ出力からHのモル数が分かり、よって、ガス成分(可燃性ガスの濃度)も計算できることになる。
本実験例9では、ガスセンサのガス選択性を確認する実験を行った。
前記実施例1の実験装置を用いて、乾燥空気、下記の各種のガスを含む乾燥空気を添加した7種の乾燥空気を、順次測定用石英セルに供給した。そして、それぞれの場合において、センサ素子の両電極間の交流インピーダンス、即ち乾燥空気における交流インピーダンス|Z|air、可燃性ガスを添加した乾燥空気における交流インピーダンス|Z|gasを測定した。
・ベースガス:乾燥空気
・検知電極:In2O3
・測定温度:900℃
・周波数:1Hz
・添加ガス:CO、CO2、NO、NO2、H2、CH4、C3H8
(ガス濃度は、いずれも400ppm)
その結果を、図13に示す。図13は、縦軸に感度として交流インピーダンスの差(|Z|air−|Z|gas)をとったものである。
本実施例は、前記実施例1とはセンサ素子の構造が異なる。
図14に示す様に、本実施例のガスセンサ81のセンサ素子83は、平板状の基体(基板)85の両側に、それぞれ検知電極87と相手電極89とを配置したものであり、本実施例では、検知電極87と相手電極89とが被測定ガスに接するように構成されている。尚、基体85の同じ側に検知電極87と相手電極89とを配置してもよい。
尚、温度制御器97、インピーダンス測定装置99、パソコン101、ディスプレイ103は、前記実施例1と同様に接続されている。
ここでは、センサ素子を被測定ガス中に配置し、両電極に交流電圧を印加した場合に得られる位相角を用いて、水蒸気濃度を測定するガス濃度測定方法について説明する。
図15から明らかな様に、所定周波数の交流電圧を印加することによって、水蒸気濃度に対応した位相角が得られることが分かる。よって、この位相角から、水蒸気濃度を精度良く求めることができる。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
3、83…センサ素子
9、85…基体
11、87…検知電極
13、89…相手電極
21、93…熱電対
23、95…ヒータ
25、97…温度調節器
29、101…パソコン
27、99…インピーダンス測定装置
Claims (15)
- 固体電解質のジルコニアを主成分とする基体に、被測定ガスと接する検知電極と当該検知電極の対極となる相手電極とを配置したセンサ素子を備え、前記被測定ガス中の所定のガスの濃度を測定するガスセンサにおいて、
前記検知電極として、酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンスが水蒸気の存在によって変化する金属酸化物を含む電極を用い、前記被測定ガス中に前記センサ素子を配置した際の前記検知電極と前記相手電極との間の交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を測定することにより、水蒸気の濃度を検知することを特徴とするガスセンサ。 - 固体電解質のジルコニアを主成分とする基体に、被測定ガスと接する検知電極と当該検知電極の対極となる相手電極とを配置したセンサ素子を備え、前記被測定ガス中の所定のガスの濃度を測定するガスセンサにおいて、
前記検知電極として、酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンスが水蒸気の存在によって変化する金属酸化物を含む電極を用い、前記被測定ガス中に前記センサ素子を配置した際の前記検知電極と前記相手電極との間の交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を測定することにより、分子中に水素原子を含んだ可燃性ガスの濃度を検知することを特徴とするガスセンサ。 - 前記水蒸気の存在によって交流インピーダンスが変化する金属酸化物が、酸化インジウム、酸化亜鉛、又は酸化スズであることを特徴とする前記請求項1又は2に記載のガスセンサ。
- 前記相手電極が、酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンスが水蒸気の存在によって変化しない金属を含む電極、又は前記前記水蒸気の存在によって交流インピーダンスが変化する金属酸化物を含む電極であることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載のガスセンサ。
- 前記水蒸気の存在によって交流インピーダンスが変化しない金属が、白金、パラジウム、ロジウム、又はイリジウムであることを特徴とする前記請求項4に記載のガスセンサ。
- 前記交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を測定する際に印加する交流電圧の周波数が、0.1〜100Hzであることを特徴とする前記請求項1〜5のいずれかに記載のガスセンサ。
- 前記ガスの濃度を測定する際の測定温度が、500〜1000℃であることを特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに記載のガスセンサ。
- 温度センサ及び/又はヒータを備えたことを特徴とする前記請求項1〜7のいずれかに記載のガスセンサ。
- 固体電解質のジルコニアを主成分とする基体に、被測定ガスと接する検知電極と当該検知電極の対極となる相手電極とを配置したセンサ素子を用い、前記被測定ガス中の所定のガスの濃度を測定するガス濃度測定方法において、
前記検知電極として、酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンスが水蒸気の存在によって変化する金属酸化物を含む電極を用い、前記被測定ガス中に前記センサ素子を配置して、前記検知電極と前記相手電極との間の交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を測定することにより、水蒸気の濃度を検知することを特徴とするガス濃度測定方法。 - 固体電解質のジルコニアを主成分とする基体に、被測定ガスと接する検知電極と当該検知電極の対極となる相手電極とを配置したセンサ素子を用い、前記被測定ガス中の所定のガスの濃度を測定するガス濃度測定方法において、
前記検知電極として、酸素を含む電気化学反応に対する交流インピーダンスが水蒸気の存在によって変化する金属酸化物を含む電極を用い、前記被測定ガス中に前記センサ素子を配置して、前記検知電極と前記相手電極との間の交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を測定することにより、分子中に水素原子を含んだ可燃性ガスの濃度を検知することを特徴とするガス濃度測定方法。 - 前記ガスの濃度を測定する際に、酸素濃度による補正を行うことをことを特徴とする前記請求項9又は10に記載のガス濃度測定方法。
- 前記酸素濃度の補正は、乾燥空気中における前記交流インピーダンス又は交流インピーダンスの位相角を基準とする補正であることを特徴とする前記請求項11に記載のガス濃度測定方法。
- 前記酸素濃度の補正は、前記センサ素子におけるバルク分の抵抗を除く補正であることを特徴とする前記請求項11又は12に記載のガス濃度測定方法。
- 前記検知電極と前記相手電極との間に印加する交流電圧の周波数を、0.1〜100Hzとすることを特徴とする前記請求項9〜13のいずれかに記載のガス濃度測定方法。
- 前記ガスの濃度を測定する際の測定温度を、500〜1000℃に設定することを特徴とする前記請求項9〜14のいずれかに記載のガス濃度測定方法。
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