JP2006090490A - 車両用変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シフトアップ時の変速ショックが軽減されるとともに変速時間を短縮可能とし、且つ複雑化せずに構成可能な車両用変速制御装置を提供する。
【解決手段】
エンジンEと、変速操作に応じて回転作動するシフトスピンドル81の回転に同期して噛合する歯車列Gの結合状態を変更し、エンジンEからの動力の変速を行う変速機TMと、変速操作に同期してエンジンEの回転数を減速させるブレーキ装置Bとを有する車両用変速制御装置において、ブレーキ装置Bをシフトスピンドル81に連動連結されてシフトスピンドル81の回転と同期作動するように構成し、エンジンEからの動力を変速機TMに伝達するプライマリドリブンギヤ42に噛合する歯車91aを有する歯車軸91を制動するように構成している。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンと、変速指令に応じて歯車列の結合状態の変更を行ってエンジンからの動力を変速する変速機とを有し、変速時に変速指令に同期してエンジン回転数を減速させるブレーキ装置を設けた車両用変速制御装置に関する。
上記車両用変速制御装置を有する車両の例として二輪車が挙げられる。二輪車における変速動作は通例、まず、スロットルグリップの操作によりエンジン回転数を低下させ、クラッチレバーの操作により変速クラッチを断として変速クラッチによるトルク伝達を切断し、シフトペダルの操作によりシフトスピンドルを回転させて変速機の歯車列の結合状態を変更させる。そして、歯車列の結合状態の変更後、スロットルグリップの操作によりエンジン回転数を上昇させるとともに、クラッチレバーの操作によりクラッチ伝達トルクを増加させて変速クラッチを接とすることにより、変速動作が完了する。ここで、図7に二点鎖線で示すように、変速クラッチ接続時にエンジンの回転状態と後輪の回転状態(即ち、変速機出力軸の回転状態)との調和がとれていない段階でクラッチ伝達トルクを増加させると、変速ショックが生じ乗車快適性が低下する。この変速ショックは、特にシフトアップ時において生じやすい問題とされている。
このため、従来、ドライブバイワイヤ(以下、DBWとも称する)を利用したスロットル開度制御、エンジンの点火カット制御、燃料供給カット制御等によってエンジン回転数をシフトアップ先の変速段に適正の回転数に合わせる手段(例えば、特許文献1)や、エンジントルク、エンジンイナーシャ等を考慮してクラッチ伝達トルク容量を制御することにより、図7に一点鎖線で示すように、エンジンの回転状態と変速機出力軸の回転状態との差に応じて徐々に伝達トルクを増すようにして変速クラッチを接続していく手段(例えば、特許文献2)、あるいはこれら2つの手段の組み合わせ(例えば、特許文献2)等により、シフトアップ時の変速ショックの軽減が図られている。
特開昭57−204359 特開平10−148145
しかしながら、スロットル開度の制御等によりエンジン回転数をシフトアップ先の適正回転数に合わせる手段によれば、図7に一点鎖線(一部実線と重なる)で示すように、変速ショックが回避される一方で、歯車列の結合状態の変更が完了した時刻t3から変速を完了して加速走行を開始する時刻t6まで余分に時間を要することとなる。このように、変速時間が長くなる点から運転の円滑性が失われるという課題がある。
また、クラッチ伝達トルク容量の制御等によって変速クラッチを滑らせながら接続する手段によれば、変速ショックが軽減可能となる一方、回転状態の調和がとれるまでに時間を要し、上記の手段と同様に変速時間が長くなるという課題がある。さらに、エンジントルク、エンジンイナーシャ等の考慮によって制御内容が複雑且つ精密なものとなってコストアップに繋がるという問題や、クラッチを滑らせる構成であるためクラッチ負荷が大きいことからクラッチのサイズ大型化、供給油量の増化を必要とし、重量増加に伴う馬力損失の要因となる課題を有している。
また、上記2つの手段を組み合わせて変速制御装置を構成する場合においても、結果的にエンジン回転数が適正回転数に下がるまでの時間にクラッチを滑らせる制御を行うこととなるため、2つの手段が有する変速時間が長くなるという問題、制御内容の複雑化および精密化に伴う問題、あるいはクラッチ負荷が大きくなることに対する問題等が解消されるものでない。
上記問題に鑑みて本発明は、変速ショックが軽減されるとともに変速時間を短縮可能とし、且つ簡易な構成による車両用変速制御装置を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明に係る車両用変速制御装置は、エンジンと、変速操作に応じて回転作動するシフトスピンドルの回転に同期して噛合する歯車列の結合状態を変更し、エンジンからの動力の変速を行う変速機と、変速操作に同期してエンジンの回転数を減速させるブレーキ装置とを有する車両用変速制御装置において、ブレーキ装置をシフトスピンドルに連動連結されてシフトスピンドルの回転と同期作動するように構成し、エンジンからの動力を変速機に伝達するプライマリドリブンギヤに噛合する歯車を有する歯車軸を制動するように構成している。
また、ブレーキ装置を、シフトスピンドルの回転に連動回転し、一端にカム面を有するシフタプレートと、シフタプレートのカム面と対向する側に設けられ、シフタプレートのカム面に当接してシフタプレートを軸方向に押圧可能とするカム面を有するとともに回転自在で軸方向移動不能に保持された固定カムと、固定カムがシフタプレートのカム面を押し出す際に固定カムの回転を阻止する一方向クラッチとから構成することが好ましい。
また、変速操作に応じて回転したシフトスピンドルを該変速操作の解除とともに該変速操作前の位置まで復帰回転するように構成し、この復帰回転に伴ってブレーキ装置による制動が解除されるように構成することが好ましい。また、シフトスピンドルを変速操作においてシフトアップ操作とシフトダウン操作とで反対方向に回転するように構成し、シフタプレートがシフトアップ操作されたときのシフトスピンドルの回転に対してのみ連動回転するように構成してもよい。
また、変速機にプライマリドリブンギヤによるエンジンの動力伝達を解除するクラッチ装置を設け、ブレーキ装置による制動を変速時においてクラッチ装置により動力伝達を解除する期間内で完結するように構成することが好ましい。また、変速機を歯車列に設けたドグクラッチの係合凸部と係合凹部の係脱状態の変更により歯車列の結合状態の変更を行うドグクラッチ式変速機とし、ブレーキ装置による制動を変速時においてドグクラッチ式変速機の係合凸部と係合凹部の係合が解除されてから係合されるまでの期間内で完結するように構成してもよい。
上記構成の本発明に係る車両用変速制御装置は、クランクシャフトからの動力を伝達するプライマリドリブンギヤと噛合する歯車を備えた歯車軸の回転を制動するように構成されていることから、歯車軸からプライマリドリブンギヤを介してクランクシャフトに制動トルクを発揮させることができる。これにより、変速操作を試みてシフトスピンドルを操作すれば、エンジン回転数を低下させるブレーキ装置が作動するため、変速するに適正のエンジン回転数まで短期間で低下させることができ、変速ショックを軽減させた変速動作を時間短縮して行うことができる。
また、ブレーキ装置をシフトスピンドルに連動連結してシフトスピンドルの回転と同期作動させ、歯車軸と機械的に連結されるクランクシャフトに制動トルクを発揮させてエンジン回転数を低下させるように構成されている。このように、本発明によれば、構成および作用が機械的なものとされて電気的制御を必要としないため、簡易な構成によって変速制御装置を提供することができる。具体的には、上記したようなシフタプレートおよび固定カムによってシフトスピンドルの回転動をシフタプレートの直動に変換するカム機構を利用してブレーキ装置を作動させることにより、電気的制御を必要としない簡易な構成によって変速制御装置を提供することができる。
変速機にプライマリドリブンギヤによるエンジンからの動力を切断するクラッチ装置を設け、ブレーキ装置による制動をクラッチ装置により動力伝達が解除される期間内で完結する構成としている。即ち、クラッチによるトルク伝達が停止されている状態でエンジン回転数を適正回転数まで低下させるため、クラッチを滑らせながら接続させる方法をとらずとも、変速ショックを軽減させて変速でき、複雑な電気制御あるいは徐々にクラッチを接続させるためのクラッチレバー操作を不要とすることができる。
変速機がドグクラッチ式である場合に、エンジン回転数を適正回転数まで低下させるためのブレーキ装置の制動を、ドグクラッチの係合凸部と係合凹部の係合が解除されてから他の係合凸部と係合凹部が係合されるまでの期間内で完結する構成としている。ここで、ドグクラッチ式変速機において係合凸部と係合凹部が解除されてから係合されるまでの期間は、ギヤ中立状態となっている。このため、係合凸部と係合凹部の係合が解除されている間に適正回転数までブレーキ装置によりエンジン回転数が下がれば、クラッチ装置を接としたまま、即ち、クラッチレバーによるクラッチ装置の断操作を必要とせずに、変速ショックのない変速を行うことができる。従って、変速ショックを軽減させた変速制御において、変速時間のさらなる短縮化とともに運転操作の省力化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る車両用変速制御装置は、エンジンおよび変速機からなる車両の駆動装置と、駆動装置に取り付けられるブレーキ装置とから構成される。図1,図2に本発明に係る車両用変速制御装置を適用した二輪車の駆動装置Dを示しており、まず例示の駆動装置Dについて概略説明する。駆動装置Dは、並列4気筒のエンジンEと6段変速可能な変速機TMとを備え、エンジンEのクランクシャフト13の回転をプライマリギヤ列40を介して連結される変速機TMで変速して駆動スプロケットSPに伝達するように構成されている。そして、駆動スプロケットSPからチェーンCHを介して後輪に回転駆動力が伝達されるように構成されている。
エンジンEは、それぞれ円筒状のシリンダ内周面を有した4つのシリンダボディ10と、それぞれのシリンダボディの上面を覆って取り付けられたシリンダヘッド11と、それぞれのシリンダ内周面に軸方向に摺動可能に嵌合してシリンダボディ内に配設されたピストン12と、シリンダボディを支持するハウジング内にシリンダ軸と直交する方向に延びるとともに回転自在に支持されたクランクシャフト13と、それぞれの先端部がピストン12に枢結されるとともに基端部がクランクシャフト13のクランク部に枢結されたコネクティングロッド14とを有して構成され、ピストン12の往復動に伴ってクランクシャフト13が回転駆動されるようになっている。
シリンダヘッド11には、点火プラグ21および燃料噴射装置(図示せず)が取り付けられており、シリンダボディ10内において、シリンダヘッド11とピストン12とで囲まれた燃焼室15内に燃料噴射装置により圧縮空気と燃料との混合気を噴射して点火プラグ21により点火燃焼させるようになっている。さらに、シリンダヘッド11には、吸気バルブ23,23と、図1において吸気バルブ23,23の奥側に配設される排気バルブ24,24とが、双方バネにより閉止方向に付勢されて取り付けられており、吸気バルブ23,23はシリンダヘッド11に形成された吸気通路23a,23aを開閉し、排気バルブ24,24は同様にして排気通路を開閉する。
エンジンEは、ピストン12が往復する間に吸気、圧縮、燃焼、排気工程が行われ、これに併せて吸気バルブ23および排気バルブ24が開閉作動される。このような吸気バルブ23の作動はクランクシャフト13と平行に配設されて回転自在の吸気側カムシャフト25の回転に伴って行われ、排気バルブ24の作動は同じくクランクシャフト13と平行に配設されて回転自在の排気側カムシャフト26の回転に伴って行われる。クランクシャフト13、吸気側カムシャフト25、および排気側カムシャフト26の右端には、第1スプロケット31、第2スプロケット32、および第3スプロケット33がそれぞれ設けられるとともに、これらスプロケット31〜33にカムチェーン34が掛け渡されており、クランクシャフト13の回転によって両カムシャフト25,26が回転し、吸気バルブ23および排気バルブ24の開閉作動が行われるように構成されている。
また、吸気通路24aの吸気ポート(図示せず)にはキャブレータが接続されており、キャブレータにはスロットルバルブを兼ねたベンチュリーピストン(図示せず)がスロットルワイヤを介してスロットルグリップ(図示せず)に連結されている。この構成により、スロットルグリップの操作に応じてベンチュリーピストンが昇降し、燃焼室15への吸気量を調整できるようになっている。
クランクシャフト13の左端には、チェーンを介して図示しないスタータモータに連結されるとともにワンウェイクラッチを備えて構成されるスタータモータドリブンスプロケット35と、クランクシャフト13の回転により駆動される発電機36が設けられている。
クランクシャフト13にはプライマリドライブギヤ41が一体形成されており、プライマリドライブギヤ41は後述する変速機TMの入力軸43上に相対回転自在に設けられるプライマリドリブンギヤ42と噛合し、クランクシャフト13の回転が変速機の入力軸43に伝達可能に構成されている。なお、プライマリドリブンギヤ42には、クランクシャフト13と一体のプライマリドライブギヤ41との噛合におけるバックラッシュを抑えるためのダンパスプリング42aが設けられている。
変速クラッチCLは、入力軸43の上に回転自在に配設されたプライマリドリブンギヤ42と入力軸43とを係脱するもので、プライマリドリブンギヤ42に結合されたクラッチアウタ51と、入力軸43にスプライン結合されたクラッチセンタ52と、クラッチアウタ51に連結されたクラッチプレートおよびクラッチセンタ52に連結された摩擦プレートを交互に重ねて配置した多板クラッチ部53と、多板クラッチ部53に対向するプレッシャープレート54と、プレッシャープレート54を多板クラッチ部54に押し付ける方向に付勢するバネ55とから構成されており、常にはバネ56の作用により多板クラッチ部54が押し付けられてクラッチ接続状態とされるとともに、図示しないクラッチレバーの操作により、バネ56の付勢力に抗してプレッシャープレート55が多板クラッチ部54から離れる方向に移動してクラッチ切断状態とされる。
変速機TMは、図3に示すように、クランクシャフト13と平行に配設された入力軸43および出力軸44と、入出力軸43,44間に並列配設された第1速〜第6速ギヤ列G1〜G6からなる歯車列Gとを有して構成され、出力軸44の端部には駆動スプロケットSPが取り付けられている。
第1速〜第6速ギヤ列G1〜G6は、入力軸43上に設けられた第1〜第6速駆動ギヤM1〜M6と、出力軸44上に設けられてそれぞれ第1〜第6速駆動ギヤに常時噛合した状態の第1〜第6速従動ギヤC1〜C6とから構成される。なお、本実施例においては、歯車列Gに後述のように係合凸部、係合凹部が形成されており、係合凸部と係合凹部の係脱状態を変更させて入力軸43から出力軸44へ回転を伝達する歯車列を変更するドグクラッチ式変速機とされている。
第1速駆動ギヤM1は入力軸43と一体に形成され、第2速駆動ギヤM2は入力軸43にスプライン結合されている。第3速駆動ギヤM3と第4速駆動ギヤM4は、入力軸43の略央部に配設されて断面H字状の中央駆動ギヤMCとして一体形成されており、図示左方に第3速駆動ギヤM3が、右方に第4速駆動ギヤM4が位置している。この中央駆動ギヤMCは入力軸43にスプライン結合されているとともに、第5係合凸部65a、第6係合凸部66aが形成され、両ギヤM3,M4の間に第1フォーク溝71が形成されている。第5速駆動ギヤM5は入力軸43の上に相対回転自在に配設されるとともに第5係合凹部65bが形成され、第6速駆動ギヤM6は入力軸43の上に相対回転自在に配設されるとともに第6係合凹部66bが形成されている。
また、第1速従動ギヤC1は出力軸44の上に相対回転自在に配設されるとともに第1係合凹部61bが形成されており、第2速従動ギヤC2は出力軸44の上に相対回転自在に配設されるとともに第2係合凹部62bが形成されており、第3速従動ギヤC3は出力軸44の上に相対回転自在に配設されるとともに第3係合凹部63bが形成されており、第4速従動ギヤC4は出力軸44の上に相対回転自在に配設されるとともに第4係合凹部64bが形成されており、第5速従動ギヤC5は出力軸44にスプライン結合されるとともに第1係合凸部61a、第4係合凸部64a、および第2フォーク溝72が形成されており、第6速従動ギヤC6は出力軸44にスプライン結合されるとともに第2係合凸部62a、第3係合凸部63a、および第3フォーク溝73が形成されている。すなわち、図3に示す歯車Gの結合状態は、どの係合凸部も対応する係合凹部と係合しておらず、どの変速ギヤ列によっても入力軸43の回転を出力軸44に伝達することのないギヤ中立状態となっている。
歯車列Gの結合状態は、シフトチェンジ機構80の作動により行われる。図4に示すように、シフトチェンジ機構80は、入出力軸43,44等に対して平行に配設されて回転自在に支持されるシフトスピンドル81と、一端部がシフトスピンドル81に固定されてシフトスピンドルの回転に同期して回転するシフトプレート82と、外周に複数条のカム溝83a〜83cが形成されて回転自在に支持されるシフトドラム83と、シフトプレート82とシフトドラム83との間に介設されてシフトプレートの回転をシフトドラムに伝達するシフトドラムセンタ84と、シフトドラム83に対して平行に支持されるシフトフォークシャフト85と、シフトフォークシャフト85上を軸方向に摺動可能に取り付けられてそれぞれ一端がカム溝83a〜83cに係合する3本のシフトフォーク86〜88とからなり、第1シフトフォーク86のフォーク部86aが第1フォーク溝71に係合し、第2シフトフォーク87のフォーク部87aが第2フォーク溝72に係合し、第3シフトフォーク88のフォーク部88aが第3フォーク溝73に係合するように構成されている。
シフトスピンドル81の突端部には図示しないシフトペダルが連結されており、シフトペダルが操作されると、ペダル動作に伴いシフトスピンドルが一定量回転し、この回転がシフトプレート82およびシフトドラムセンタ84を介してシフトドラム83に伝達される。シフトドラム83の回転により各シフトフォーク86〜88がカム溝83a〜83cに案内されてシフトフォークシャフト85上を軸方向に摺動し、第1〜第3フォーク溝71〜73を形成する中央駆動ギヤMC、第5速従動ギヤC5、第6速従動ギヤC6が適宜左右に移動する。これらギヤの左右動に伴ってドグクラッチの係脱が行われ、歯車列Gの結合状態が変更されるようになっている。
歯車列Gの結合状態の変更によって第1〜第6速ギヤ列G1〜G6のいずれかを介して駆動される出力軸44の回転は、そのまま駆動スプロケットSPに伝達され、チェーンCHを介して後輪に伝達され、後輪が駆動される。
次いで、本発明に係る車両用変速制御装置のブレーキ装置Bについて、図5,図6等を参照して説明する。ブレーキ装置Bは、端部にギヤ91aを一体に形成した歯車軸91と、この歯車軸91上に設けられる摩擦ブレーキ100と、シフトスピンドル81と連動連結されてシフトスピンドル81の回転に同期して摩擦ブレーキ100を作動させるカム機構部110とがブレーキハウジングBH内に設けられて構成されている。このブレーキ装置Bは、歯車軸のギヤ91aとプライマリドリブンギヤ32との噛合により、駆動装置Dと連結されている。
歯車軸91は、ベアリング92,92により支持されて回転自在に設けられるとともに、歯車軸91の端部に一体に形成したギヤ91aが入力軸43上に設けられたプライマリドリブンギヤ42に噛合している。このため、エンジンEの駆動によりクランクシャフト13から伝達される回転駆動力が、プライマリギヤ列を40介して歯車軸91にも伝達されるようになっている。なお、歯車軸91はクランクシャフト13に対してトルク減少するレシオを持った軸となるように設定されている。
摩擦ブレーキ100は、ブレーキハウジングBHに固定されるアウタドラム101と、歯車軸91上に設けられて歯車軸と一体に回転可能なインナドラム102と、アウタドラム101に連結されたブレーキプレートおよびインナドラム102に連結された摩擦プレートを交互に重ねて配置した多板ブレーキ部103と、最外のブレーキプレートと当接して設けられるプレッシャープレート104と、プレッシャープレートの軸部104a上に設けられて軸部上を摺動可能に取り付けられるリフタプレート105と、プレッシャープレート104とリフタプレート105との間に介設される皿バネ106とから構成されており、プレッシャープレート104を左方摺動させることによって多板ブレーキ部103を押し付けた状態とし、歯車軸91の回転を制動できるようになっている。
カム機構部110は、シフトスピンドル81の突端部においてシフトスピンドル81にスプライン結合されるアーム状のスピンドルレバー111と、歯車軸91と同一軸線上に位置し、左右にレバー部112a,112bを有して左レバー部112aがスピンドルレバー111のアーム端部111aに載置されて設けられているとともに、ドーナツ状に所定間隔に並ぶ左ラチェット面(カム面)112rを有して形成されるシフタプレート112と、ブレーキハウジングBHに固定して設けられ、シフタプレートの右レバー部112bを下方において係止する固定シャフト113と、固定シャフト113とシフタプレート112とに跨設される捩りバネ114と、シャフト状に形成されてシフタプレート112の軸心部に嵌合されるとともに、ドーナツ状に所定間隔に並んで形成されてシフタプレートの左ラチェット面112rと係合する右ラチェット面115r(カム面)を有する固定カム115と、固定カム115の一方向のみの回転を許容するように設けられるワンウェイクラッチ116とから構成され、シフタプレート112の左端面が摩擦ブレーキ100のリフタプレートと当接するように設けられている。
ここで、ワンウェイクラッチ116は、固定カム115の図6の左回りのみの回転を許容し、固定カム115の右回りの回転は阻止するように構成されている。さらに、シフタプレート112と固定カム115は互いのラチェット面112r,115rが係合して接合状態とされているが、シフタプレート112が図6の左回り方向に回転力を受けるとラチェット面112r,115rの係合がなされたままとなり、シフタプレート112と固定カム115が連れて左回りに回転する。一方、シフタプレート112が図6の右回り方向に回転力を受けると、左ラチェット面112rが右ラチェット面115rの傾斜を伝いながら右回り回転し、固定カム115は右回りの回転がワンウェイクラッチ116によって阻止されているため連れ回りが生じないようになっている。このようなシフタプレート112の右回り回転時には、左ラチェット面112rが右ラチェット面115rの傾斜を伝うことによってシフタプレート112が軸方向において左動することとなり、また、右ラチェット面115rのピッチだけ回転するとラチェット面112r,115rが係合状態に復帰してシフタプレート112が復帰右動する。
このように構成されるカム機構部110により、シフトアップ操作がなされてシフトスピンドルが回転すると、シフトスピンドル81と結合するスピンドルレバー111が図示左回りに回転し、スピンドルレバー111のアーム端部111aに左レバー部112aが載せ置かれたシフタプレート112が右回りに回転する。これに伴って、ラチェット面112r,115rの係合状態が解除されながらシフタプレート112が左動し、摩擦ブレーキ100のリフタプレート105が左方押圧されて摩擦ブレーキ100が制動力を発揮する。ここで、歯車列Gの結合状態変更のために必要なシフトスピンドル81の回転がなされたときに、シフタプレート112がラチェット面112r,115rの1ピッチ分に相当する角度だけ回転するように構成されている。
歯車列Gの結合状態変更のために必要なシフトスピンドル81の回転がなされると、ラチェット面112r,115rが係合状態に復帰してシフタプレート112が右動して摩擦ブレーキ100の制動力が解除されるとともに、固定シャフト113とシフタプレート112との間に跨設された捩りバネ114の付勢力によってシフト操作前の位置まで反転(左回り回転)される。この反転によってシフタプレート112とともに固定カム115も連れて回転される。同時に、シフトアップが完了するとシフトスピンドル81はシフトペダルとともに操作前の位置まで復帰回転するように構成されている。
ここで、摩擦ブレーキ100の皿バネ106は、シフタプレート112が所定量の回転および左動を行ってリフタプレート105が所定長さだけ左方摺動したときに、アウタドラム101の外側面101aに当接するようにプレッシャープレート104に設けられている。このため、皿バネ106がアウタドラム101に当接した以降のシフタプレート112の回転および左動に対しては、リフタプレート105が皿バネを圧縮させるように軸部104a上を左動するとともに、プレッシャープレート104はこれ以上左動することがない。ここで、皿バネ106は圧縮時に多板ブレーキ部103が所定の制動力を発揮するようにセット荷重を持って設けられている。シフトスピンドル81が歯車列Gの結合状態の変更に必要な角度だけ回転してシフタプレート112が復帰右動すると、皿バネ106を圧縮して左動したリフタプレート105も軸部上104aに設けられるストッパ107に右動を規制されて元の位置に復帰する。
なお、シフトダウン操作が行われたときは、シフトスピンドル81の回転に伴ってスピンドルレバー111が図示右回りに回転するが、レバー部112aを介してシフタプレート112に回転が伝達されることはないため上記したラチェット面112r,115r、ワンウェイクラッチ116等の作用はない。シフトダウンが完了するとシフトスピンドル81が操作前の位置まで復帰回転することに伴ってスピンドルレバー111も元の位置へ復帰回転する。
このように構成される変速制御装置の作動を、第1係合凸部61aと第1係合凹部61bが係合した第1速段から第2係合凸部62aと第2係合凹部62bが係合する第2速段へのシフトアップを例として、図7の変速作動タイミング図における実線部を参照して説明する。
第1速段成立状態でスロットルが開かれた状態とされ、燃焼室15への吸気量が増加してエンジン回転数が上昇すると、クランクシャフト13〜駆動スプロケットSPにかけてそれぞれ回転数が上昇して車速が上昇するとともに、歯車軸91も併せて回転される。時刻t1において第2速段へのシフトアップが試みられ、このとき、クラッチレバーの操作により変速クラッチCLが断とされて変速クラッチCLによるトルク伝達が停止状態とされるとともに、シフトペダルの操作により歯車列の結合状態が第2速段成立状態へと変更される。
シフトペダルの操作がなされると、シフトスピンドル81の回転に伴ってシフトドラム83が回転し、時刻t2において、第2シフトフォーク87がカム溝83bの案内を受けて右動することにより第5従動ギヤC5が中立位置に復帰して第1係合凸部61aと第1係合凹部61bの係合が解除され、次いで時刻t3において、第3シフトフォーク88がカム溝83cの案内を受けて左動することにより第6従動ギヤC6が左動して第2係合凸部62aと第2係合凹部62bが係合して第2速段が成立される。このように、第1係合凸部61aと第1係合凹部61bの係合が解除されてから第2係合凸部62aと第2係合凹部62bが係合を完了するまでには所定の時間Δtを要する。
また、シフトスピンドル81が回転すると、この回転に伴ってスピンドルレバー111がシフトスピンドル81と左回りに同一角度だけ回転する。スピンドルレバー111の左回り回転に伴って、上記したカム機構部110の作動により、ラチェット面112r,115rの係合が解除されてシフタプレート112が左動し、リフタプレート105が左方押圧される。
リフタプレート105の左動により多板ブレーキ部103が押し付けられて歯車軸91に制動力が発揮されると、歯車軸91の端部に一体に設けられるギヤ91aと噛合するプライマリドリブンギヤ42、プライマリドリブンギヤ42と噛合するプライマリドライブギヤ41が設けられるクランクシャフト13の回転に制動力が発揮し、エンジン回転数が低下する。ここで、上記した第2係合凸部62aと第2係合凹部62bの係合直後の時刻t4に、クラッチレバーを操作して変速クラッチCLが断から接とされ、クラッチ伝達トルクが増していくが、既にこの時点でのエンジン回転数が適正回転数との差が殆どない状態であり、クラッチ伝達トルクを増加させても二点鎖線で示すような駆動力が過駆動状態となることはなく変速ショックが生じることがない。また、適正回転数との差が殆どないことから、エンジン回転数が適正回転数となるまで変速クラッチCLを滑らせて徐々にクラッチ伝達トルクを増加させるような制御を行う必要もない。
クラッチレバーを操作する時刻t4直後の時刻t5において、エンジン回転数が適正回転数となるとともに、変速クラッチCLが接となる。この時刻t5は、前述の従来技術である一点鎖線で示されるエンジン回転数が適正回転数となるときの時刻t6よりも早い時刻となっている。
このように、本発明に係る車両用変速制御装置は、シフトスピンドル81の回転に同期して摩擦ブレーキ100を作動させることにより、プライマリドリブンギヤ32に噛合するギヤ91aを端部に一体に設けた歯車軸91の回転が制動されるように構成されている。このため、変速時にエンジン回転数が第2速段に適正の回転数まで短時間で低下させることができる。このため、エンジン回転数が適正回転数に下がりきらないうちに変速クラッチCLを接続状態とすることによって変速ショックが生じたり、エンジン回転数が適正な回転数に合うまでクラッチ接続を待つことにより変速時間が長くかかるといったことがなく、変速ショックの回避と変速時間の短縮化とを同時に図ることができる。
そしてこのブレーキ装置Bは、シフトペダルの操作に連動するシフトスピンドル81の回転に同期して作動する摩擦ブレーキ100の作動により、プライマリドリブンギヤ32の回転を強制的に制動することによりエンジン回転数を低下させるものであって、構成およびその作動は機械的なものである。このように、本発明の車両用変速制御装置は、電気的制御を一切行うことなく簡易に構成して変速時間を短縮させ且つ変速ショックを軽減することができる。
なお、本発明に用いるブレーキ装置Bの作動に加えれば、DBW等によるスロットル開度の全閉制御等を併用することにより、エンジン回転数の低下傾向はさらに大きなものとなり、変速時間を短縮することができる。ここで、変速時においてどの係合凸部も係合凹部と係合していない時間Δtのうちに、シフトアップ先の変速段に適正のエンジン回転数まで低下させるように構成する。このような構成による本発明に係る車両用変速制御装置の変速動作タイミング図を図8に示し、以下この図面を参照して本構成例での変速動作について、上記実施例と同様に第1速段から第2速段へのシフトアップを例として説明する。
なお、本構成例においては、シフトペダルに配設されるペダル操作検出器と、このペダル操作検出器から操作信号を入力してベンチュリーピストンにスロットル開度を全閉とする全閉信号を出力するDBW制御部とが車両用変速制御装置に備えられる(図示せず)。
このようなシフトペダルの操作が行われるとDBW制御部によりスロットル閉状態とされてエンジン駆動力がゼロとされる。さらに、上記実施例と同様に、シフトペダルと連動するシフトスピンドル81の回転に伴い、その後の時刻t2において第1係合凸部61aと第1係合凹部61bの係合が解除され、所定時間Δt経過後の時刻t3において第2係合凸部62aと第2係合凹部62bとが係合して入力軸43の回転が出力軸44に伝達される。
ここで、時刻t2以降においては、シフトペダルの操作が行われることによりシフトスピンドルが回転し、上記実施例と同様にしてシフトスピンドル81に連動連結されるカム機構部110の作動に伴って摩擦ブレーキ100が作動し、歯車軸91の回転が制動され、歯車軸91から繋がるクランクシャフト13に制動トルクが発揮されてエンジン回転数が低下する。このようにペダル操作に連動してスロットル開度を全閉することにより、本発明の車両用変速制御装置のブレーキ装置Bによるエンジン回転数の第2速段の適正回転数NEaへの一致が上記所定時間Δtで行われる。
このようにエンジン回転数を低下させる制御を行うことにより、第2係合凸部62aと第2係合凹部62bとが係合したときに変速クラッチCLが接続状態であっても過駆動状態となることがなく、適正な駆動力となって変速ショックが回避される。このため、変速時において、変速クラッチCLを常時接続状態としたままで、即ちクラッチレバーの操作を必要とせずに変速ショックのない変速を行うことができ、変速ショックを軽減させた変速制御において、変速時間のさらなる短縮化とともに運転操作の省力化を図ることができる。
なお、本発明に係る車両用変速制御装置は、ペダル操作に伴って結果的にクランクシャフト13を制動することとなるが、クランクシャフト13に対して制動トルクを発生させるためにペダルに荷重がかかって操作の負担となることから、上記各実施例において運転者の操作負担を軽減するためのアシスト機能を備えた構成としてもよい。
なお、上記各実施例では、第1速段から第2速段へのシフトアップを例として説明したが、その他の変速段からのシフトアップ時においても同様にブレーキ装置Bを作動させて同様の効果を得ることができる。
また、本発明に係る車両用変速制御装置が適用される車両は、必ずしも上記実施例で説明したような二輪車に限られず、シフトスピンドルと、エンジンの回転に伴って回転する歯車と摩擦ブレーキを設けたシャフト上の歯車とを噛合可能であれば、バギーや他の一般車両の駆動装置にも同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
本発明に係る車両用変速制御装置を示す断面図である。 本発明に係る車両用変速制御装置を示す側断面図である。 本発明に係る車両用変速制御装置の変速機を示す断面図である。 本発明に係る車両用変速制御装置のシフトチェンジ機構を示す断面図である。 本発明に係る車両用変速制御装置のブレーキ装置を示す断面図である。 本発明に係る車両用変速制御装置のブレーキ装置の作動を示す側断面図である。 本発明に係る車両用変速制御装置の変速動作タイミング図である。 本発明に係る車両用変速制御装置の他の構成例における変速動作タイミング図である。
符号の説明
E エンジン
TM 変速機
B ブレーキ装置
G 歯車列
CL 変速クラッチ(クラッチ装置)
13 クランクシャフト
42 プライマリドリブンギヤ
43 入力軸
44 出力軸
61a〜66a 係合凸部
61b〜66b 係合凹部
81 シフトスピンドル
91 歯車軸
91a ギヤ
100 摩擦ブレーキ
110 カム機構部
111 スピンドルレバー
112 シフタプレート
115 固定カム
112r,115r ラチェット面(カム面)
116 ワンウェイ(一方向)クラッチ

Claims (6)

  1. エンジンと、
    変速操作に応じて回転作動するシフトスピンドルの回転に同期して噛合する歯車列の結合状態を変更し、前記エンジンからの動力の変速を行う変速機と、
    変速操作に同期して前記エンジンの回転数を減速させるブレーキ装置とを有する車両用変速制御装置において、
    前記ブレーキ装置は、前記シフトスピンドルに連動連結されて前記シフトスピンドルの回転と同期作動するように構成され、前記エンジンからの動力を前記変速機に伝達するプライマリドリブンギヤに噛合する歯車を有する歯車軸を制動するように構成されていることを特徴とする車両用変速制御装置。
  2. 前記ブレーキ装置は、
    前記シフトスピンドルの回転に連動回転し、一端にカム面を有するシフタプレートと、
    前記シフタプレートのカム面と対向する側に設けられ、前記シフタプレートのカム面に当接して前記シフタプレートを軸方向に押圧可能とするカム面を有するとともに回転自在で軸方向移動不能に保持された固定カムと、
    前記固定カムが前記シフタプレートのカム面を押し出す際に前記固定カムの回転を阻止する一方向クラッチとを有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用変速制御装置。
  3. 変速操作に応じて回転した前記シフトスピンドルは、該変速操作の解除とともに該変速操作前の位置に復帰回転するように構成されており、前記復帰回転に伴って前記ブレーキ装置による制動が解除されることを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の車両用変速制御装置。
  4. 前記シフトスピンドルは、前記変速操作においてシフトアップ操作とシフトダウン操作とで反対方向に回転するように構成されており、
    前記シフタプレートは、シフトアップ操作されたときの前記シフトスピンドルの回転に対してのみ連動回転するように構成されていることを特徴とする請求項2および3のいずれかに記載の車両用変速制御装置。
  5. 前記変速機には、前記プライマリドリブンギヤによる前記エンジンの動力伝達を解除するクラッチ装置が設けられており、
    前記ブレーキ装置による制動は、変速時において前記クラッチ装置により前記動力伝達を解除する期間内で完結することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用変速制御装置。
  6. 前記変速機は、前記歯車列に設けたドグクラッチの係合凸部と係合凹部の係脱状態の変更により前記歯車列の結合状態の変更を行うドグクラッチ式変速機であり、
    前記ブレーキ装置による制動は、変速時において前記ドグクラッチ式変速機の前記係合凸部と前記係合凹部の係合が解除されてから係合されるまでの期間内で完結することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用変速制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009047211A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Kubota Corp 作業車の走行変速構造
JP2011094760A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Inasaka Gear Mfg Co Ltd 単車用変速機のシフト補助装置

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