JP2006090353A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
軽量・コンパクト化を図ると共に、ハブ輪に加締固定される内輪の耐久性と信頼性を向上させた車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】
ハブ輪2の小径段部2bに内輪3が圧入され、小径段部2bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部2cにより、ハブ輪2に対して内輪3を軸方向に固定した車輪用軸受装置において、加締部2cの内周面11が二次切削加工され、小径段部2bの端部の肉厚が減肉されているので、内輪3を押し広げる拡径力が減少し、内輪3の固定力や軸受剛性、さらには加締部2cの強度を低下させることなく内輪3にフープ応力が発生するのを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、ハブ輪に加締固定される内輪の耐久性向上を図った車輪用軸受装置に関するものである。
自動車等の車両の車輪用軸受装置には、駆動輪用のものと従動輪用のものとがある。特に、自動車の懸架装置に対して車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置は、低コスト化は言うまでもなく、燃費向上のための軽量・コンパクト化が進んでいる。その従来構造の代表的な一例として、図3に示すような従動輪用の車輪用軸受装置が知られている。
この車輪用軸受装置は第3世代と称され、ハブ輪51と内輪52と外輪53、および複列の転動体54、54とを備えている。ハブ輪51は、その一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ55を一体に有し、外周に内側転走面51aと、この内側転走面51aから軸方向に延びる小径段部51bが形成されている。また、車輪取付フランジ55の円周等配位置には車輪を固定するためのハブボルト56が植設されている。
ハブ輪51の小径段部51bには、外周に内側転走面52aが形成された内輪52が圧入されている。そして、ハブ輪51の小径段部51bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部51cにより、ハブ輪51に対して内輪52が軸方向へ抜けるのを防止している。
外輪53は、外周に車体取付フランジ53bを一体に有し、内周に複列の外側転走面53a、53aが形成されている。この複列の外側転走面53a、53aと対向する内側転走面51a、52aの間には複列の転動体54、54が転動自在に収容されている。
ハブ輪51は、炭素の含有量が0.40〜0.80重量%である炭素鋼製の素材に鍛造を施すことにより一体に形成され、斜格子で示した部分、すなわち、車輪取付フランジ55の基部から内側転走面51a、および小径段部51bに亙って高周波焼入れ等によって表面が硬化処理されている。なお、加締部51cは、鍛造後の素材表面硬さの生のままとしている。一方、内輪52は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼のような高炭素鋼製とし、芯部まで焼入れ硬化されている。
これにより、低コストで充分な耐久性を有する車輪用軸受装置が実現でき、加締部51cに亀裂等の損傷が発生するのを防止すると共に、この加締部51cによりハブ輪51に固定される内輪52の内径が実用上問題になる程度変化するのを防止できる。そして、この内輪52がその固定作業に伴って損傷する可能性を低くすると共に、予圧を適正値に維持でき、しかも部品点数、部品加工、組立工数の削減によってコスト低減が図れる。
特開平11−129703号公報
このような従来の車輪用軸受装置では、加締作業に伴って予圧や転がり疲労寿命等の耐久性に影響を及ぼす程、内輪52の内径を大きく変形させるような力が作用するのを防止することができる。然しながら、小径段部51bの端部を径方向外方に塑性変形させて加締部51cを形成する場合、小径段部51cのうち加締部51cの近傍も径方向に塑性変形するため内輪52の内径は押し広げられることになり、内輪52の外径57にフープ応力が発生する。
このフープ応力を下げるための手段として、内輪52の押込み量や内輪52の圧入シメシロを小さくすることが考えられるが、これでは内輪52の固定力や軸受剛性が低下して好ましくない。また、内輪52の外径を大きくしてフープ応力を抑制することもできるが、シールの最小断面高さの面から限界があって余り期待できない。さらにはハブ輪51の小径段部51bの端部形状を種々変更し、揺動加締時の塑性変形量を抑えることも提案されているが、装置に大きなモーメント荷重等が負荷された時においても内輪52を強固に固定するだけの強度が加締部51cに要求されるため、これら塑性変形量を抑え、かつ加締部の強度を確保すると言った相反する課題を効果的に解決した車輪用軸受装置は未だ開発されていない。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、軽量・コンパクト化を図ると共に、ハブ輪に加締固定される内輪の耐久性と信頼性を向上させた車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記小径段部の端部を塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記加締部の内周面が二次切削加工され、前記小径段部の端部の肉厚が減肉されている構成を採用した。
このように、ハブ輪の小径段部に内輪が圧入され、小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により、ハブ輪に対して内輪を軸方向に固定した、所謂セルフリテイン構造の車輪用軸受装置において、加締部の内周面が二次切削加工され、小径段部の端部の肉厚が減肉されているので、内輪を押し広げる拡径力が減少し、内輪の固定力や軸受剛性、さらには加締部の強度を低下させることなく内輪にフープ応力が発生するのを抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記ハブ輪が、炭素0.40〜0.80重量%を含む中炭素鋼からなり、前記内側転走面から前記小径段部に亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理され、前記加締部が鍛造後の素材表面硬さ25HRC以下の未焼入れ部とされると共に、前記内輪が高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されているので、加締加工によって発生する内輪のフープ応力を250MPa以下に抑えることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記ハブ輪の内周に等速自在継手を構成する外側継手部材の軸部が所定の径方向すきまを介して嵌合されていれば、ハブ輪をこの軸部で円筒支持することができ、駆動側の車輪用軸受装置において、その軸受剛性を一段と高めることができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記小径段部の端部を塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記加締部の内周面が二次切削加工され、前記小径段部の端部の肉厚が減肉されているので、内輪を押し広げる拡径力が減少し、内輪の固定力や軸受剛性、さらには加締部の強度を低下させることなく内輪にフープ応力が発生するのを抑制することができる。
外周に車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪とからなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記加締部の内周面が二次切削加工され、前記小径段部の端部の肉厚が減肉されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
この車輪用軸受装置は従動輪側の第3世代と称され、内方部材1と外方部材10、および両部材1、10間に転動自在に収容された複列の転動体(ボール)6、6とを備えている。内方部材1は、ハブ輪2と、このハブ輪2に所定のシメシロを介して圧入された内輪3とからなる。
ハブ輪2は、アウトボード側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、この車輪取付フランジ4の円周等配位置に車輪を固定するためのハブボルト5が植設されている。また、ハブ輪2の外周には内側転走面2aと、この内側転走面2aから軸方向に延びる軸状の小径段部2bが形成されている。そして、外周に内側転走面3aが形成された内輪3がこの小径段部2bに圧入され、さらに、小径段部2bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部2cにより、ハブ輪2に対して内輪3が軸方向へ抜けるのを防止している。
外方部材10は、外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ10bを一体に有し、内周に複列の外側転走面10a、10aが形成されている。そして、それぞれの転走面10a、2aと10a、3a間に複列の転動体6、6が収容され、保持器7、7によりこれら複列の転動体6、6が転動自在に保持されている。また、外方部材10の端部にはシール8、9が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
ハブ輪2は、S53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中炭素鋼で形成され、アウトボード側の内側転走面2aをはじめ、シール8が摺接するシールランド部、および小径段部2bに亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部2cは、鍛造後の素材表面硬さ25HRC以下の未焼入れ部としている。一方、内輪3は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。
また、外方部材10は、S53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中炭素鋼で形成され、複列の外側転走面10a、10aをはじめ、シール8、9が嵌合する端部内径面に亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで本実施形態では、小径段部2bの端部を塑性変形させて加締部2cを形成した後、この加締部2cの内周面11を旋削等で切削加工して小径段部2bの端部肉厚を減肉している(図中破線で示す)。これにより、内輪3を押し広げる拡径力が減少することになり、内輪3の固定力や軸受剛性、さらには加締部2cの強度を低下させることなく内輪3の外径3bにフープ応力が発生するのを抑制することができる。
この種の内輪3は外部環境に曝露され、泥水等に頻繁に曝されるため、この部位に腐食が発生した場合、環境下に存在する拡散性水素が内輪3の組織内に侵入して金属粒界が破壊する、所謂「遅れ破壊」が発生し易くなる使用条件下にある。こうした厳しい使用条件下においても、加締加工によって発生する内輪のフープ応力を250MPa以下に抑えることができ、内輪3の割れを効果的に防止することができる。したがって、ハブ輪2に加締固定される内輪3の耐久性と信頼性を向上させた車輪用軸受装置を提供することができる。
ここでは、ハブ輪2の外周に直接内側転走面2aが形成された第3世代と呼称される車輪用軸受装置を例示したが、本発明に係る車輪用軸受装置はこうした構造に限定されず、例えば、ハブ輪の小径段部に一対の内輪を圧入した、第1世代あるいは第2世代構造であっても良い。なお、転動体6、6をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円すいころを使用した複列円すいころ軸受であっても良い。
図2は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。この実施形態は、本発明に係る車輪用軸受装置を駆動輪側に適用したもので、前述した第1の実施形態と同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
ハブ輪12は、アウトボード側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、外周に内側転走面12aと、この内側転走面12aから軸方向に延びる円筒状の小径段部12bが形成され、内周に等速自在継手の外側継手部材14が嵌合するセレーション(またはスプライン)13が形成されている。そして、内輪3が小径段部12bに圧入され、この小径段部12bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部12cにより、ハブ輪12に対して内輪3が軸方向へ抜けるのを防止している。
前述した実施形態と同様、小径段部12bの端部を塑性変形させて加締部12cを形成した後、この加締部12cの内周面15を旋削等で切削加工して小径段部12bの端部肉厚を減肉している(図中破線で示す)。これにより、内輪3を押し広げる拡径力が減少することになり、内輪3の固定力や軸受剛性、さらには加締部12cの強度を低下させることなく内輪3の外径3bにフープ応力が発生するのを抑制することができる。
なお、こうした駆動輪側の車輪用軸受装置は、外側継手部材14の軸部16が嵌合されるが、加締部12cの内周面15を所定の内径寸法に二次切削することにより、軸部16との間に所望の径方向すきまを確保することができる。これにより、ハブ輪12をこの軸部16で円筒支持することができ、軸受剛性を一段と高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、ハブ輪の小径段部に内輪を圧入し、小径段部の端部を塑性変形させて形成した加締部によって内輪を固定した第1世代乃至第3世代のセルフリテイン構造の車輪用軸受装置に適用できる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・内方部材
2、12・・・・・・ハブ輪
2a、3a、12a・内側転走面
2b、12b・・・・小径段部
2c、12c・・・・加締部
3・・・・・・・・・内輪
3b・・・・・・・・外径
4・・・・・・・・・車輪取付フランジ
5・・・・・・・・・ハブボルト
6・・・・・・・・・転動体
7・・・・・・・・・保持器
8、9・・・・・・・シール
10・・・・・・・・外方部材
10a・・・・・・・外側転走面
10b・・・・・・・車体取付フランジ
11、15・・・・・内周面
13・・・・・・・・セレーション
14・・・・・・・・外側継手部材
16・・・・・・・・軸部
51・・・・・・・・ハブ輪
51a、52a・・・内側転走面
51b・・・・・・・小径段部
51c・・・・・・・加締部
51d・・・・・・・段部
52・・・・・・・・内輪
53・・・・・・・・外輪
53a・・・・・・・外側転走面
53b・・・・・・・車体取付フランジ
54・・・・・・・・転動体
55・・・・・・・・車輪取付フランジ
56・・・・・・・・ハブボルト
57・・・・・・・・外径

Claims (3)

  1. 内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    一端部に車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、
    前記小径段部の端部を塑性変形させて形成した加締部により前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、
    前記加締部の内周面が二次切削加工され、前記小径段部の端部の肉厚が減肉されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記ハブ輪が、炭素0.40〜0.80重量%を含む中炭素鋼からなり、前記内側転走面から前記小径段部に亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理され、前記加締部が鍛造後の素材表面硬さ25HRC以下の未焼入れ部とされると共に、前記内輪が高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記ハブ輪の内周に等速自在継手を構成する外側継手部材の軸部が所定の径方向すきまを介して嵌合されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
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