JP5121603B2 - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、加締部の強度を確保すると共に、軸受サイズに応じた最適な加締部の形状が設定された車輪用軸受装置に関するものである。
自動車等の車両の車輪用軸受装置には、駆動輪用のものと従動輪用のものとがある。特に、自動車の懸架装置に対して車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置は、低コスト化は言うまでもなく、燃費向上のための軽量・コンパクト化が進んでいる。その従来構造の代表的な一例として、図6に示すような従動輪用の車輪用軸受装置が知られている。
この車輪用軸受装置は第3世代と称され、軸部材(ハブ輪)51と内輪52と外輪53、および複列のボール54、54とを備えている。軸部材51は、その一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ55を一体に有し、外周に内側転走面51aと、この内側転走面51aから軸方向に延びる小径段部51bが形成されている。
軸部材51の小径段部51bには、外周に内側転走面52aが形成された内輪52が圧入されている。そして、軸部材51の小径段部51bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部51cにより、軸部材51に対して内輪52が軸方向へ抜けるのを防止している。
外輪53は、外周に車体取付フランジ53bを一体に有し、内周に複列の外側転走面53a、53aが形成されている。そして、この複列の外側転走面53a、53aと、これら複列の外側転走面53a、53aに対向する内側転走面51a、52aの間には複列のボール54、54が転動自在に収容されている。
ここで、加締部51cを形成する円筒部56の肉厚は、この円筒部56を径方向外方に加締拡げる以前の状態で先端縁に向う程小さくなっている。そして、この円筒部56を径方向外方に加締拡げることにより、内輪52の大端面52bを押え付ける加締部51cの肉厚は、円筒部56の基端部の肉厚に対し、先端に向うにしたがって漸減している。
これにより、円筒部56の先端部を押型により塑性変形させて加締部51cを形成するために要する力が徒に大きくなることがなく、加締作業に伴って加締部51cに亀裂等の損傷が発生したり、あるいは、加締部51cにより固定される内輪52に、この内輪52の直径を予圧や転がり疲れ寿命等の耐久性に影響を及ぼす程大きく変化させるような力が作用することがない。
特開平10−272903号公報
このような従来の車輪用軸受装置では、加締作業に伴って予圧や転がり疲労寿命等の耐久性に影響を及ぼす程、内輪52の内径を大きく変形させるような力が作用するのを防止することができる。然しながら、内輪52の変形を抑える反面、加締部51cの強度不足が懸念される。すなわち、加締部51は、内輪52の軸力(押付力)を付与しているため、無負荷状態の時であってもこの軸力が反作用していると共に、軸受部分に振動大、騒音大で継続使用が不可となるまで、少なくとも加締部51cが破断しないように強度を確保する必要がある。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、加締部の強度を確保すると共に、軸受サイズに応じた最適な加締部の形状が設定された車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記小径段部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記ハブ輪に対して前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記加締部の引張強さをσk(MPa)、断面積をA(mm)、前記複列の転動体列のうちインナー側の転動体列の基本静定格ラジアル荷重をC0r(kN)、当該転動体の個数をZi、接触角をθとした時、σkmin×Amin=0.672Amin≧C0r×Zi×tanθ+80の基準式を満足すると共に、加締前における前記ハブ輪の小径段部の端部が中空状の円筒部に形成され、この円筒部の底面から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をL1、前記インナー側の転動体列の転動体の作用線と前記小径段部との交点から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をL2とした時、L2>L1が成立し、かつ前記加締部の許容せん断応力をτ、加締部軸方向断面積をA1、加締部高さをtとした時、τmin×A1=0.605A1≧C0r×Z×tanθ+80(kN)の基準式を満足するように前記加締部の形状・寸法が設定されている。
このように、ハブ輪の小径段部に内輪が圧入され、小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により、ハブ輪に対して内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、加締部の引張強さをσk(MPa)、断面積をA(mm)、複列の転動体列のうちインナー側の転動体列の基本静定格ラジアル荷重をC0r(kN)、当該転動体の個数をZi、接触角をθとした時、σkmin×Amin=0.672Amin≧C0r×Zi×tanθ+80の基準式を満足すると共に、加締前におけるハブ輪の小径段部の端部が中空状の円筒部に形成され、この円筒部の底面から内輪の大端面までの軸方向寸法をL1、インナー側の転動体列の転動体の作用線と小径段部との交点から内輪の大端面までの軸方向寸法をL2とした時、L2>L1が成立し、かつ加締部の許容せん断応力をτ、加締部軸方向断面積をA1、加締部高さをtとした時、τmin×A1=0.605A1≧C0r×Z×tanθ+80(kN)の基準式を満足するように加締部の形状・寸法が設定されているので、軽量・コンパクト化を図りつつ、基本静定格ラジアル荷重C0rが全ての転動体に均一に加わった時でも、その軸方向分力で加締部が破断することはなく、加締部の強度を確保すると共に、軸受サイズに応じた最適な加締部の形状が設定された車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記加締部の径方向の幅をE、高さをtとした時、E/t=0.75〜1.1の範囲に設定されていれば、軽量・コンパクト化を図ると共に、所望の加締強度を確保することができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記小径段部の端部が、加締前において中空状の円筒部に形成され、その内径面が端部に向って漸次拡径するテーパ面に形成されていても良いし、また、請求項に記載の発明のように、前記小径段部の端部が、加締前において中空状の円筒部に形成され、その肉厚が底部から端部に亙って略均一に形成されていても良い。
また、請求項に記載の発明のように、前記ハブ輪が炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面が直接形成され、この内側転走面から前記小径段部に亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理され、前記加締部が鍛造後の素材表面硬さ30HRC以下の未焼入れ部とされると共に、前記内輪が高炭素クロム軸受鋼からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成され、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されていれば、軽量・コンパクト化を図ると共に、加締作業に伴って予圧や転がり疲労寿命等の耐久性に影響を及ぼす程、内輪の内径を大きく変形させるような力が作用するのを防止することができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記アウター側の転動体列のピッチ円直径PCDoが前記インナー側の転動体列のピッチ円直径PCDiよりも大径(PCDo>PCDi)に形成されると共に、前記アウター側の転動体列の転動体個数Zoが、前記インナー側の転動体列の転動体個数Ziよりも多く(Zo>Zi)設定されていれば、有効に軸受スペースを活用してインナー側に比べアウター側部分の軸受剛性を増大させることができ、軸受の長寿命化を図ることができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記小径段部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記ハブ輪に対して前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記加締部の引張強さをσk(MPa)、断面積をA(mm)、前記複列の転動体列のうちインナー側の転動体列の基本静定格ラジアル荷重をC0r(kN)、当該転動体の個数をZi、接触角をθとした時、σkmin×Amin=0.672Amin≧C0r×Zi×tanθ+80の基準式を満足すると共に、加締前における前記ハブ輪の小径段部の端部が中空状の円筒部に形成され、この円筒部の底面から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をL1、前記インナー側の転動体列の転動体の作用線と前記小径段部との交点から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をL2とした時、L2>L1が成立し、かつ前記加締部の許容せん断応力をτ、加締部軸方向断面積をA1、加締部高さをtとした時、τmin×A1=0.605A1≧C0r×Z×tanθ+80(kN)の基準式を満足するように前記加締部の形状・寸法が設定されているので、軽量・コンパクト化を図りつつ、基本静定格ラジアル荷重C0rが全ての転動体に均一に加わった時でも、その軸方向分力で加締部が破断することはなく、加締部の強度を確保すると共に、軸受サイズに応じた最適な加締部の形状が設定された車輪用軸受装置を提供することができる。
外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記小径段部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記ハブ輪に対して前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、前記小径段部の端部が、加締前において中空状の円筒部に形成され、前記内輪の大端面を基準にして、前記円筒部の底面までの軸方向寸法をL1、前記複列の転動体列のうちインナー側の転動体列の転動体の作用線と前記小径段部との交点までの軸方向寸法をL2、前記加締部の断面積をA(mm)、前記インナー側の転動体列の基本静定格ラジアル荷重をC0r(kN)、当該転動体の個数をZi、接触角をθとした時、L2>L1であり、かつ、0.672Amin≧C0r×Zi×tanθ+80の基準式を満足するように、前記加締部の形状・寸法が設定されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の要部拡大図、図3は、図2の変形例を示す要部拡大図、図4は、図2の他の変形例を示す要部拡大図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
この車輪用軸受装置は従動輪側の第3世代と称され、内方部材1と外方部材10、および両部材1、10間に転動自在に収容された複列の転動体(ボール)6、6とを備えている。内方部材1は、ハブ輪2と、このハブ輪2に所定のシメシロを介して圧入された内輪3とからなる。
ハブ輪2は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、この車輪取付フランジ4にはハブボルト5が周方向等配に植設されると共に、これらハブボルト5間には円孔4aが形成されている。この円孔4aは軽量化に寄与できるだけでなく、装置の組立・分解工程において、レンチ等の締結治具をこの円孔4aから挿入することができ作業を簡便化することができる。また、ハブ輪2の外周には一方(アウター側)の内側転走面2aと、この内側転走面2aから肩部11を介して軸方向に延びる軸状の小径段部2bが形成されている。そして、外周に他方(インナー側)の内側転走面3aが形成された内輪3がこの小径段部2bに所定のシメシロを介して圧入されている。
そして、内輪3の小端面3cをハブ輪2の肩部11に突き当てた状態で、小径段部2bの端部を径方向外方に塑性変形させて加締部2cが形成されている。すなわち、この加締部2cとハブ輪2の肩部11とで内輪3を挟持し、ハブ輪2に対して内輪3が軸方向に固定されている。加締部2cは内輪3のインナー側の外郭に沿って密着した状態で塑性変形させて形成され、内輪3の大端面3bを押え付けて所望の軸力を確保することができる。
外方部材10は、外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ10bを一体に有し、内周に複列の外側転走面10a、10aが一体に形成されている。そして、それぞれの転走面10a、2aと10a、3a間に複列の転動体6、6が収容され、保持器7、7によりこれら複列の転動体6、6が転動自在に保持されている。また、外方部材10と内方部材1との間に形成される環状空間の開口部にはシール8、9が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
なお、ここでは、ハブ輪2の外周に直接内側転走面2aが形成された第3世代と呼称される車輪用軸受装置を例示したが、本発明に係る車輪用軸受装置はこうした構造に限定されず、例えば、ハブ輪の小径段部に一対の内輪を圧入した、第1世代あるいは第2世代構造であっても良い。また、転動体6、6をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円すいころを使用した複列円すいころ軸受であっても良い。
ハブ輪2はS53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、アウター側の内側転走面2aをはじめ、アウター側のシール8のシールランド部となる基部4bから小径段部2bに亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部2cは、鍛造後の素材表面硬さの未焼入れ部とされている。
一方、内輪3および転動体6はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。また、外方部材10は、前記ハブ輪2と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、少なくとも複列の外側転走面10a、10aに高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本出願人は、加締部2cの強度を確保すると共に、軸受サイズに応じた最適な加締部2cの形状を設定するために、内輪3の軸力と内輪3に対する加締部2cの形状・寸法との関係に着目した。本実施形態では、図2に示すように、加締前におけるハブ輪2の小径段部2bの端部は中空状の円筒部12として形成されている(図中二点鎖線にて示す)。加締部2cの耐力を検討するにあたり、小径段部2bの外径をD1、加締部2cにおける内輪3の大端面3b位置での内径をD2とした場合、内輪3の大端面3b位置での加締部2cの最小断面積Amin(mm)は、Amin=π(D1−D2max)/4となる。
一方、硬さと引張強さの関係をあらわす式としては次の式が知られている(日本規格協会)。この式を引用して、加締部2cの表面硬さHk(Hv)と引張強さσk(MPa)との関係は、σk=3.2Hkで表わすことができる。ここで、加締部2cの表面硬さを鍛造後の素材表面硬さのままで13〜30HRCの範囲とした場合、加締部2cの引張強さσkmin=3.2Hk=3.2×210(13HRC相当)=672(MPa)となる。
したがって、内輪3の軸力、すなわち、加締部2cによって内輪3を固定する力をFとした場合、この軸力Fに加え、軸受部分に振動大、騒音大で継続使用が不可となる荷重、基本静定格ラジアル荷重C0r(kN)が全てのボール6に均一に加わっても、その軸方向分力で加締部2cが破断しないためには、加締部2cの引張耐力は、σkmin×Amin≧C0r×Z×tanθ+F(kN)の基準式を満足すれば良く、また、この基準式を満足するように、加締部2cの形状・寸法を設定すれば良い。これにより、加締作業に伴って予圧や転がり疲労寿命等の耐久性に影響を及ぼす程、内輪3の内径を大きく変形させるような力が作用するのを防止することができると共に、加締部2cは充分な耐力を確保することができる。ここで、Ziはインナー側の軸受列の転動体6の個数、θはインナー側の軸受列の接触角である。
一般的に、この種の車輪用軸受では、内輪3の軸力F=20〜80kNの範囲に設定されるため、F=80kNを前述した基準式、すなわち、σkmin×Amin≧C0r×Zi×tanθ+F(kN)に当てはめると、加締部2cの引張耐力として、0.672Amin≧C0r×Zi×tanθ+80(kN)を満足すれば充分である。さらに、加締前の円筒部12の底面12aから内輪3の大端面3bまでの軸方向寸法をL1、インナー側の軸受列の作用線Sと小径段部2bとの交点Pから内輪3の大端面3bまでの軸方向寸法をL2とした場合、L2>L1であれば、加締加工が容易にでき、また、加締作業に伴って加締部2cに亀裂等の損傷が発生するのを防止できると共に、軸受部に負荷される荷重が加締部2cに負荷されることはなく、耐久性を向上させることができる。
本実施形態では、内輪3の軸力と加締部2cの引張耐力を同時に確保するために、加締側の軸受列の基本静定格ラジアル荷重C0rから決定される加締部2cの引張耐力の基準式に基き、加締部2cの形状・寸法を設定するようにしたので、軽量・コンパクト化を図ると共に、内輪3の軸力と加締部2cの引張耐力を確保した車輪用軸受装置を提供することができる。
なお、ここでは、加締前におけるハブ輪2の小径段部2bの端部が中空状の円筒部12として形成され、その内径面が端部に向って漸次拡径するようなテーパ面に形成されたものを例示したが、本発明に係る加締部2cの形状はこれに限らず、例えば、図3に示すように、加締前の円筒部12’が、その肉厚が底部12aから端部に亙って略均一に形成されたものであっても良い。これにより、円筒部12’の内径の加工バラツキを抑え、加締部2cの強度を安定させることができる。
次に、基本静定格ラジアル荷重C0rが全ての転動体6に均一に加わった時でも、その軸方向分力で加締部2cが破断しないためには、加締部2cの軸方向許容せん断応力は、τmin×A1=0.605A1≧C0r×Zi×tanθ+F(kN)の基準式を満足すれば良く、また、この基準式を満足するように、加締部2cの形状・寸法を設定すれば良い。前述のように、加締部2cの引張強さσkmin=3.2Hk=3.2×210(13HRC相当)で求められるが、この部位については、加工硬化によって略60Hvの硬さアップが予想されるため、σkmin=3.2×(210+60)Hv=864(MPa)となる。
せん断応力は、一般的に引張応力の70%であるため、許容せん断応力τmin=605MPaとなる。図4に示すように、加締部2cの高さをtとした時、加締部2cの軸方向断面積A1=πD1tとなる。そして、前述したように内輪3の軸力F=80kNを基準式、すなわち、τmin×A1=0.605A1≧C0r×Zi×tanθ+F(kN)に当てはめると、一般的に、加締部2cのせん断耐力として、0.605A1≧C0r×Z×tanθ+80(kN)を満足すれば充分である。
また、基本静定格ラジアル荷重C0r相当の総軸方向荷重が負荷された場合、加締部2cの外径側に力が加わり、加締部2cが開く方向に延ばされる。このため、内輪3の大端面3bに係っている加締部2cの径方向の幅Eを設定し、加締部2cの体積を確保する必要があるため、加締部2cの径方向の幅Eと加締部2cの高さをtを、E/t=0.75〜1.1とすることにより、所望の加締強度を確保することができる。ここで、この比率が小さくなると加締強度が不足し、また、この比率が大きくなると加締部2cの体積も大きくなって重量増となり好ましくない。
図5は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位あるいは同様の機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は第3世代と呼称される従動輪用であって、内方部材13と外方部材14、および両部材13、14間に転動自在に収容された複列の転動体6、6列とを備えている。内方部材13は、ハブ輪15と、このハブ輪15に所定のシメシロを介して圧入された内輪3とからなる。
ハブ輪15は、アウター側の端部に車輪取付フランジ4を一体に有し、外周に一方(アウター側)の内側転走面15aと、この内側転走面15aから軸方向に延びる軸状部16を介して小径段部2bが形成されている。
内輪3は、外周に他方(インナー側)の内側転走面3aが形成され、ハブ輪15の小径段部2bに圧入されて背面合せタイプの複列アンギュラ玉軸受を構成すると共に、小径段部2bの端部を塑性変形させて形成した加締部2cによって軸方向に固定されている。
ハブ輪15はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面15aをはじめ、車輪取付フランジ4のインナー側の基部4bから小径段部2bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
外方部材14は、外周に車体取付フランジ10bを一体に有し、内周にハブ輪15の内側転走面15aに対向するアウター側の外側転走面14aと、内輪3の内側転走面3aに対向するインナー側の外側転走面10aが一体に形成されている。これら両転走面間に複列の転動体6、6が収容され、保持器17、7によって転動自在に保持されている。
この外方部材14はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面14a、10aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。そして、外方部材14と内方部材13との間に形成される環状空間の開口部にはシール18、9が装着され、軸受内部に封入されたグリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
本実施形態では、アウター側の転動体3列のピッチ円直径PCDoがインナー側の転動体3列のピッチ円直径PCDiよりも大径に設定されている(PCDo>PCDi)。そして、転動体3のサイズは同じであるが、このピッチ円直径PCDo、PCDiの違いにより、アウター側の転動体3列の転動体個数Zoがインナー側の転動体3列の転動体個数Ziよりも多く設定されている(Zo>Zi)。
ハブ輪15の外郭形状は、内側転走面15aの溝底部からカウンタ部15bと、このカウンタ部15bから円弧状の段部16aを介して軸方向に延びる軸状部16、および内輪3が突き合わされる肩部11を介して小径段部2bに続いている。また、ハブ輪15のアウター側の端部にはすり鉢状の凹所19が形成されている。この凹所19の深さは内側転走面15aの溝底付近までの深さとされ、ハブ輪15のアウター側の端部が略均一な肉厚に形成されている。そして、ピッチ円直径PCDo、PCDiの違いに伴い、ハブ輪15の内側転走面15aは内輪3の内側転走面3aよりも拡径して形成され、軸状部16の外径が内側転走面3aの溝底径と略同一径になるように形成されている。
一方、外方部材14において、ピッチ円直径PCDo、PCDiの違いに伴い、アウター側の外側転走面14aがインナー側の外側転走面10aよりも拡径して形成され、アウター側の外側転走面14aから円筒状の肩部20とテーパ状の段部20aを介して小径側の肩部21に続き、インナー側の外側転走面10aに到っている。そして、この外側転走面10aの溝底径と大径側の肩部20の内径が略同一径になるように形成されている。
こうした構成の車輪用軸受装置では、アウター側の転動体3列のピッチ円直径PCDoがインナー側の転動体3列のピッチ円直径PCDiよりも大径に形成され、その分、転動体個数もアウター側の転動体3列の転動体個数Zoがインナー側の転動体3列の転動体個数Ziよりも多く設定されているため、有効に軸受スペースを活用してインナー側に比べアウター側部分の軸受剛性を増大させることができ、軸受の長寿命化を図ることができる。さらに、ハブ輪15のアウター側端部に凹所19が外郭形状に沿って形成され、ハブ輪15のアウター側の端部が均一な肉厚に設定されているので、装置の軽量・コンパクト化と高剛性化という相反する課題を解決することができる。
ここで、本実施形態では、前述した第1の実施形態と同様、加締部2cの引張耐力として、0.672Amin≧C0r×Zi×tanθ+80(kN)、かつ、加締前の円筒部12の底面12aから内輪3の大端面3bまでの軸方向寸法をL1よりも、インナー側の軸受列の作用線Sと小径段部2bとの交点Pから内輪3の大端面3bまでの軸方向寸法L2が大きくなるように加締部2cの形状・寸法が設定されているので、有効に軸受スペースを活用してインナー側に比べアウター側部分の軸受剛性を増大させることができ、軸受の長寿命化を図ることができると共に、加締部2cの強度を確保しつつ、軸受サイズに応じた最適な加締部2cの形状が設定された車輪用軸受装置を提供することができる。
また、加締部2cのせん断耐力として、0.605A1≧C0r×Zi×tanθ+80(kN)を満足するように加締部2cの高さtが設定されると共に、加締部2cの径方向の幅Eと加締部2cの高さをtを、E/t=0.75〜1.1の範囲に設定されているので、軽量・コンパクト化を図ると共に、所望の加締強度を確保することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、ハブ輪の小径段部に内輪を圧入し、小径段部の端部を塑性変形させて形成した加締部によって内輪を固定した第1世代乃至第3世代のセルフリテイン構造の車輪用軸受装置に適用できる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の変形例を示す要部拡大図である。 図2の他の変形例を示す要部拡大図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1、13・・・・・・内方部材
2、15・・・・・・ハブ輪
2a、3a、15a・内側転走面
2b・・・・・・・・小径段部
2c・・・・・・・・加締部
3・・・・・・・・・内輪
3b・・・・・・・・大端面
3c・・・・・・・・小端面
4・・・・・・・・・車輪取付フランジ
4a・・・・・・・・円孔
4b・・・・・・・・基部
5・・・・・・・・・ハブボルト
6・・・・・・・・・転動体
7、17・・・・・・保持器
8、9、18・・・・シール
10、14・・・・・外方部材
10a、14a・・・外側転走面
10b・・・・・・・車体取付フランジ
11、20、21・・肩部
12、12’・・・・円筒部
15b・・・・・・・カウンタ部
16・・・・・・・・軸状部
16a、20a・・・段部
19・・・・・・・・凹所
51・・・・・・・・ハブ輪
51a、52a・・・内側転走面
51b・・・・・・・小径段部
51c・・・・・・・加締部
52・・・・・・・・内輪
52b・・・・・・・大端面
53・・・・・・・・外輪
53a・・・・・・・外側転走面
53b・・・・・・・車体取付フランジ
54・・・・・・・・ボール
55・・・・・・・・車輪取付フランジ
56・・・・・・・・円筒部
A・・・・・・・・・加締部の断面積
A1・・・・・・・・加締部の軸方向断面積
C0r・・・・・・・基本静定格ラジアル荷重
D1・・・・・・・・小径段部の外径
D2・・・・・・・・加締部における内輪の大端面位置での内径
F・・・・・・・・・内輪の軸力
Hk・・・・・・・・加締部の表面硬さ
L1・・・・・・・・加締前の円筒部の底面から内輪の大端面までの寸法
L2・・・・・・・・作用線と小径段部との交点から内輪の大端面までの寸法
P・・・・・・・・・インナー側の軸受列の作用線と小径段部との交点
S・・・・・・・・・インナー側の軸受列の作用線
Zi・・・・・・・・インナー側の軸受列の転動体個数
Zo・・・・・・・・アウター側の軸受列の転動体個数
θ・・・・・・・・・インナー側の軸受列の接触角
σk・・・・・・・・加締部の引張強さ
τ・・・・・・・・・加締部の許容せん断応力

Claims (6)

  1. 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列の転動体とを備え、
    前記小径段部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部により前記ハブ輪に対して前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置において、
    前記加締部の引張強さをσk(MPa)、断面積をA(mm)、前記複列の転動体列のうちインナー側の転動体列の基本静定格ラジアル荷重をC0r(kN)、当該転動体の個数をZi、接触角をθとした時、σkmin×Amin=0.672Amin≧C0r×Zi×tanθ+80の基準式を満足すると共に、
    加締前における前記ハブ輪の小径段部の端部が中空状の円筒部に形成され、この円筒部の底面から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をL1、前記インナー側の転動体列の転動体の作用線と前記小径段部との交点から前記内輪の大端面までの軸方向寸法をL2とした時、L2>L1が成立し、かつ前記加締部の許容せん断応力をτ、加締部軸方向断面積をA1、加締部高さをtとした時、τmin×A1=0.605A1≧C0r×Z×tanθ+80(kN)の基準式を満足するように前記加締部の形状・寸法が設定されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記加締部の径方向の幅をE、高さをtとした時、E/t=0.75〜1.1の範囲に設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記小径段部の端部が、加締前において中空状の円筒部に形成され、その内径面が端部に向って漸次拡径するテーパ面に形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記小径段部の端部が、加締前において中空状の円筒部に形成され、その肉厚が底部から端部に亙って略均一に形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記ハブ輪が炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面が直接形成され、この内側転走面から前記小径段部に亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理され、前記加締部が鍛造後の素材表面硬さ30HRC以下の未焼入れ部とされると共に、前記内輪が高炭素クロム軸受鋼からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成され、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  6. 前記アウター側の転動体列のピッチ円直径PCDoが前記インナー側の転動体列のピッチ円直径PCDiよりも大径(PCDo>PCDi)に形成されると共に、前記アウター側の転動体列の転動体個数Zoが、前記インナー側の転動体列の転動体個数Ziよりも多く(Zo>Zi)設定されている請求項1乃至5いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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