JP2006090075A - 二段開放型スナッチロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】掛止めレバーを2回に分けて回転操作しなければウィング体を解錠できないスナッチロック装置を提供する。
【解決手段】ケースの先端部分にロック板と掛止めレバーが受溝の各側に枢着され、ケースの基端部分にストッパーカムが枢着される。1回目の掛止めレバー操作終了時、受金具がロック板の錠止用凹部に係合した状態でケースの受溝内を先端開口に向けて移動しているとともに、ロック板の留止突起が掛止めレバーの係止突起と制止突起間の谷部に係合し、掛止めレバーの停止突起がストッパーカムのカム突起の基端側辺に当接し、
2回目の掛止めレバー操作終了時、受金具がロック板の受動突子に押されて錠止用凹部から脱出しているとともに、留止突起が係止突起よりも先端側に偏位した位置において掛止めレバーの側面部に当接し、停止突起がカム突起の基端側辺に当接する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トラクターのエンジンフード等のウィング体に使用されるスナッチロック装置に関するものである。
従来のスナッチロック装置は、ウィング体と固定フレームの一方に固着され、先端面に開口した受溝を側壁板の先端部分に形成したケースと;前記受溝の一方の側において前記側壁板の先端部分に第1枢軸によって枢着されたロック板と;前記受溝の他方に側において前記側壁版の先端部分に前記第1枢軸と平行な第2枢軸によって枢着された掛止めレバーと;前記第1枢軸及び第2枢軸と直角な第3枢軸によってケースの下側壁板に枢着され、前記掛止めレバーの基端受動部を押圧する解除レバーと;ウィング体と固定フレームの他方に固着され、ウィング体の閉鎖時にケースの前記受溝に進入する受金具とからなり、
前記第1枢軸より先端側に偏位した位置において、前記掛止めレバーに対面する前記ロック板の側面部に、前記受金具が係脱する錠止用凹部を形成し、前記錠止用凹部の基端側辺に連続して受動突子をロック板の前記側面部に形成し、前記第1枢軸より基端側に偏位した位置において、ロック板の前記側面部に制止用窪みを形成し、前記第2枢軸よりも基端側に偏位した位置において、前記ロック板に対面する前記掛止めレバーの側面部に制止突起を形成し、
解錠状態において前記受動突子が傾斜配置されて前記受溝に重なり合うように付勢用バネによって前記ロック板を回転付勢し、解錠状態において前記制止突起が前記制止用窪みよりも基端側においてロック板の前記側面部に当接するように前記掛止めレバーを付勢用バネによって回転付勢している(特許文献1参照)。
このスナッチロック装置では、ウィング体が開放状態にあるときには、ロック板の前記受動突子はケースの前記受溝と斜めに重なり合った待機位置にあり、ロック板の前記停止突子はケースの内側面に当接し、掛止めレバーの前記制止突起はロック板の制止用窪みから外れた位置に当接している。
固定フレームに向けてウィング体が閉鎖方向に移動すると、前記受金具がケースの前記受溝に上端開口から進入し、ロック板の前記受動突子の上面に当接した受金具が前記受動突子を下側に押圧することによって、ロック板は前記付勢用バネの付勢に抗して時計回り方向に回転する。掛止めレバーの前記制止突起はロック板の右端部下面に当接する。
ウィング体が全閉状態に来たときには、掛止めレバーの前記制止突起がロック板の前記制止窪みに係合し、受金棒が前記受動突子の内面を経てロック板の前記錠止用凹部に深く係合する。受金具が前記錠止用凹部から脱出するためには、ロック板が反時計回りに回転しなければならないが、ロック板の同方向への回転は、掛止めレバーの前記制止突起とロック板の前記制止用窪みとの係合によって阻止され、ウィング体は固定フレームに対して錠止された状態に保持される。
この錠止を解除してウィング体を開放するには、外部から連動部材を牽引操作して、前記解除レバーを反時計回り方向に回転させ、解除レバーの前記操作カム面によって掛止めレバーの前記受動端部を押圧すればよい。この操作によって掛止めレバーは前記付勢用バネの付勢に抗して反時計回り方向に回転させられ、掛止めレバーの前記制止突起とロック板の制止用窪みとの係合が解除される。この解除動作がなされた瞬間にロック板は前記付勢用バネによって反時計回り方向に回転する。このロック板の回転に伴って前記受金具が前記錠止用凹部の内側面によって押圧され、前記受金具が当該錠止用凹部とケースの前記受溝から弾き出されることになる。
このように従来のスナッチロック装置では、連動部材を牽引して解除レバーを回転させるという単一動作によって、前記受金具とロック板の錠止用凹部との係合が解除されてウィング体が直ちに解錠されるものであり、いわゆる単段開放型に構成されている。
しかしながら、ヨーロッパ共同体が制定した安全基準によれば、トラクターのエンジンフード等のウィング体に適用されるスナッチロック装置においては、単段開放型のものは使用禁止とされ、所要の改良措置を講じることが求められている。
特許第2727305号公報
本発明の課題は、ウィング体が固定フレームに対する錠止を解除されるまでに2段階の過程を踏まなければならないため、安全性が改善されたスナッチロック装置を提供することである。
本発明の二段開放型スナッチロック装置は、ウィング体と固定フレームの一方に固着され、先端面側に開口した受溝を側壁板の先端部分に形成したケースと;前記受溝の一方の側において前記側壁板の先端部分に第1枢軸によって枢着されたロック板と;前記受溝の他方の側において前記側壁版の先端部分に前記第1枢軸と平行な第2枢軸によって枢着された掛止めレバーと;前記第1枢軸と平行な第3枢軸によって前記側壁版の基端部分に枢着されたストッパーカムと;ウィング体と固定フレームの他方に固着され、ウィング体の閉鎖時にケースの前記受溝に進入する受金具とからなる。
前記第1枢軸の横側方位置において、前記掛止めレバーに対面する前記ロック板の側面部に前記受金具が係脱する錠止用凹部を形成し、前記錠止用凹部の基端側辺に連続して受動突子をロック板の前記側面部に形成し、前記第1枢軸よりも基端側に偏位した位置において、前記受動突子の基端側辺に連続してロック板の前記側面部に留止突起を形成し、前記留止突起の基端側辺に連続して、前記ロック板の前記側面部とは反対側にある側面部に抑止突起を形成し、
前記第2枢軸よりも基端側に偏位した位置において、前記ロック板に対面する前記掛止めレバーの側面部に係止突起を形成し、前記係止突起の基端側辺に連続して掛止めレバーの前記側面部に制止突起を形成し、
前記第3枢軸よりも先端側において、前記掛止めレバーに対面する前記ストッパーカムの側面部に受止突起を形成し、前記受止突起よりも基端側に偏位した位置において、カム突起をストッパーカムの前記側面部に形成してある。
解錠状態において前記受動突子が傾斜配置されて前記受溝に重なり合うとともに、前記留止突起が前記係止突起よりも先端側において掛止めレバーの前記側面部に当接するように第1バネによって前記ロック板を回転付勢し、
解錠状態において前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接するように前記掛止めレバーを第2バネによって回転付勢し、
解錠状態において前記カム突起の基端側辺が前記掛止めレバーの前記停止突起に当接するように前記ストッパーカムを第3バネによって回転付勢してある。
施錠状態において、前記受金具が前記ケースの前記受溝内において前記ロック板の前記錠止用凹部に係合しているとともに、前記ロック板の前記受動突子が前記掛止めレバーの前記係止突起と前記制止突起間の谷部に係合し、前記掛止めレバーの前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接し、
前記掛止めレバーを最初に前記第2枢軸の周りに前記ストッパーカムから離反する方向に回して原位置に戻したとき(1回目の掛止めレバー操作終了時)、前記受金具が前記ロック板の前記錠止用凹部に係合した状態で前記ケースの前記受溝内を先端開口に向けて移動しているとともに、前記ロック板の前記留止突起が前記掛止めレバーの前記係止突起と前記制止突起間の錠止溝に係合し、前記掛止めレバーの前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接し、
前記掛止めレバーを次に前記第2枢軸の周りに前記ストッパーカムから離反する方向に回して原位置に戻したとき(2回目の掛止めレバー操作終了時)、前記受金具が前記ロック板の前記受動突子の先端側辺に押されて、前記ロック板の前記錠止用凹部及び前記ケースの前記受溝から脱出しているとともに、前記ロック板の前記留止突起が前記係止突起よりも先端側に偏位した位置において前記掛止めレバーの前記側面部に当接し、前記掛止めレバーの前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接するように配置してある。
本発明の二段開放型スナッチロック装置では、上記の通り掛止めレバーを二回に分けて回転操作することによって、前記ロック板及び前記ストッパーカムが各バネ付勢に抗して相対的に所要角度回転し、2回目の操作終了時点で初めて前記受金具が前記ロック板の前記錠止用凹部から脱出するものであり、掛止めレバーを単に一度回しただけでは全解錠過程が完結し得ないため、他の物品や人体が偶発的に接触したことに起因してウィング体が解錠開放される危険性が排除される。
図1から図4は本発明の一実施例を示したものであり、ケース1は例えばトラクターのエンジン収納部を構成する固定フレーム2に固着され、U字型に屈曲加工した受金具3は、前記エンジン収納部を被覆するフードたるウィング体4に固着されている。ケース1の前後一対の側壁板5の中間部にはバネ支持板部6が設けられ、ケース1の下壁板部7は固定フレーム2に固着される。
各側壁板5の先端部分に設けた縦長の受溝8は側壁板5の中央位置に形成され、ウィング体4の開閉動作に対応して受金具3が受溝8に出入りする。ロック板9の第1枢軸10、掛止めレバー11の第2枢軸12及びストッパーカム13の第3枢軸14は、前後の側壁板5,5間に水平方向に嵌挿され、第1枢軸10と第2枢軸12は同じ高さ位置にある。図1に示したようにケース1の受溝8は第1枢軸10のほぼ真横位置にあり、第1枢軸10は受溝8の右側にあり、第2枢軸12は受溝8の左側にある。
第1枢軸10はロック板9のほぼ中央部分を貫通しており、錠止用凹部15は掛止めレバー11に対面する側の側辺部(図1では左側面部)にあり、第1枢軸10に向かって入り込むように形成されている。
施錠状態においては、受溝8の深部に進入した受金具3は、錠止用凹部15の先端側辺15aに当接している。第1バネ16は捻りコイルバネによって構成され、そのコイル部16aは第1枢軸10に嵌合支持され、直線状に延在する中間連結部16bがロック板9の右側端部のバネ受部17に掛けられ、直線状端部16cが前記バネ支持板部6に当接支持され、ロック板9を図1において時計回り方向に回転付勢している。ロック板9の左側面部には、錠止用凹部15の基端側辺に連続して受動突子18が形成され、受動突子18の基端側辺に連続して留止突起19が形成されており、留止突起19は第1枢軸10よりも基端側に偏位した位置にある。留止突起19の基端側辺に連続して形成される抑止突起20は、錠止用凹部15、受動突子18及び留止突起19を形成した側面部とは反対側、すなわち右側面部に斜め下向きに形成されている。
縦長状の掛止めレバー11の右側面部には、第2枢軸12よりも基端側に偏位した位置に係止突起21が形成され、係止突起21の基端側辺に連続して制止突起22が形成されている。掛止めレバー11の右側面部にはバネ支持板部6と干渉しないように逃げ溝部23が形成されている。この逃げ溝部23の基端側辺に連続して形成された停止突起24は、係止突起21及び制止突起22よりも右側に大きく突出している。
掛止めレバー11の基端部には、解錠または施錠に際して掛止めレバー11を回転操作するための駆動部材(ワイヤー、ロッド等)が装着される連結孔25が形成されている。
第3枢軸14によって基端部をケース1の側壁板5に枢着されたカムストッパー13の左側面部には、受止突起26が先端角部に形成され、受止突起26よりも基端側に偏位した位置に三角形状のカム突起27が形成されている。
ロック板9の受動突子18は、図3に示したように解錠状態において傾斜配置され、ケース1の前記受溝8の深部に重なり合う。ロック板9の留止突起19は掛止めレバー11の係止突起21よりも先端側において、掛止めレバー11の右側面部に当接する。
第2バネ28は捻りコイルバネによって構成され、そのコイル部28aは第2枢軸12に嵌合支持され、直線状に延在する中間連結部28bが掛止めレバー11の左側端部のバネ受部29に掛けられ、直線状端部28cが前記バネ支持板部6に当接支持され、掛止めレバー11を図1において反時計回り方向に回転付勢している。解錠状態において掛止めレバー11の停止突起24は、ストッパーカム13のカム突起27の基端側辺に当接する。
第3バネ30は捻りコイルバネによって構成され、そのコイル部30は第3枢軸14に嵌合支持され、直線状に延在する中間連結部30bがストッパーカム13の右側面部に掛けられ、直線状端部30cがケース1の下壁板部7に当接支持され、ストッパーカム13を図1において反時計回り方向に回転付勢している。
施錠状態から解錠状態に至る作動過程について図2を用いて説明すると、図2の(a)の初期状態においては、受金具3がケース1の受溝8内においてロック板9の錠止用凹部に係合15しているとともに、ロック板9の受動突子18が掛止めレバー11の係止突起21と制止突起22間の谷部に係合し、掛止めレバー11の停止突起24がストッパーカム13のカム突起27の基端側辺に当接している。
図2の(b)に示したように連結孔25に接続した駆動部材を介して、掛止め部材11を第2枢軸12の周りに第2バネ28の付勢に抗して時計回り方向に一定字角度だけ回転操作すると、掛止めレバー11の係止突起21と制止突起22間の谷部と、ロック板9の受動突子18との係合が次第に浅くになり、ロック板9の受動突子18は最後に係止突起21の基端側辺と当接する。掛止めレバー11の停止突起24が左側に移動することによって、ストッパーカム13は第3バネ30の付勢によって第3枢軸14の周りに時計回り方向に回転し、ストッパーカム13が若干立ち上がる。
掛止めレバー11の1回目の回転操作が終点に到達すると、図2の(c)に示したように掛止めレバー11の制止突起22がケース1のバネ支持板部6に当接し、掛止めレバー11の停止突起24はストッパーカム13のカム突起27から完全に離れる。掛止めレバー11の係止突起21がロック板9の受動突子18から離れたため、ロック板9は第1バネ16の付勢によって第1枢軸10の周りに時計回り方向に一定角度回転し、この回転終端においてロック板9の抑止突起20がストッパーカム13の受止突起26の先端側辺に係合する。受金具3はケース1の受溝8の入口部付近まで弾き移動させられている。
前記駆動部材を介しての掛止めレバー11の回転力の付与を中止して掛止めレバー11を解放すると、図2の(d)に示したように掛止めレバー11は第2バネ28の付勢によって第2枢軸12の周りに反時計回り方向に回転し、掛止めレバー11の停止突起24はストッパーカム13のカム突起27を押す。そのため、ストッパーカム13は第3枢軸14の周りに第3バネ30の付勢に抗して時計回り方向に一定角度回転させられる。この回転によって、ストッパーカム13の受止突起26とロック板9の抑止突起20との係合は次第に浅くなるが、ロック板9は図2の(c)と同じ回転姿勢に抑止されている。第2バネ28の弾性反発力は、第3バネ30の弾性反発力よりも強く設定されている。
掛止めレバー11の1回目の回転操作が完全に終了し、図2の(e)に示したように掛止めレバー11が第2バネ28の付勢によって原位置に戻されたときには(1回目の掛止めレバー操作終了時)、受金具3がロック板9の錠止用凹部15に係合した状態でケース1の受溝8の先端開口付近に移動しており、ストッパーカム13の受止突起26はロック板9の抑止突起20から完全に離れている。ロック板9の留止突起19が掛止めレバー11の係止突起21と制止突起22間の谷部に係合することによって、ロック板9は錠止用凹部15の入口部に受金具3をくわえ込んだ姿勢に保持されている。
前記駆動部材を介して掛止めレバー11を第2バネ28の付勢に抗して第2枢軸12の周りに再度時計回り方向に回転操作すると、図2の(f)に示したように掛止めレバー11の係止突起21と制止突起22間の谷部と、ロック板9の留止突起19との係合が次第に浅くになり、留止突起19は最後には係止突起21の基端側辺と当接する。掛止めレバー11の停止突起24がストッパーカム13のカム突起27から離れるため、ストッパーカム13が第3バネ30の付勢によって第3枢軸14の周りに反時計回り方向に回転し、ストッパーカム13の受止突起26の基端側辺がロック板9の抑止突起20に係合する。
掛止めレバー11の2回目の回転操作が終点に到達すると、図2の(g)に示したように掛止めレバー11の制止突起22がケース1のバネ支持板部6に当接し、ストッパーカム13が反時計回りに更に回転して、ストッパーカム13の受止突起26の基端側辺とロック板9の抑止突起20が更に係合する。ロック板9の留止突起19は、係止突起21より先端側に偏位した位置において掛止めレバー11の右側面部に当接しており、ロックカム9の抑止突起20はケース1のバネ支持板部6の右橋に係合している。ロック板9の受動突子18に押された受金具3は、ロック板9の錠止用凹部15及びケースの受溝8から押し出されている。すなわち、固定フレーム2に対するウィング体4の錠止は解除されている。
掛止めレバー11の2回目の回転操作が完全に終了し、掛止めレバー11が第2バネ28の付勢によって原位置に戻されたときには(2回目の掛止めレバー操作終了時)、掛止めレバー11の停止突起24によってストッパーカム13のカム突起27が押されるため、図2の(h)に示したようにストッパーカム13は第3枢軸14の周りに第3バネ30の付勢に抗して時計回り方向に回転させられ、ストッパーカム13の受止突起26がロック板9の抑止突起20から完全に離れる。ロック板9の留止突起19は係止突起21より先端側に偏位した位置において掛止めレバー11の右側面部に当接しており、ロックカム9の抑止突起20はケース1のバネ支持板部6の右橋に係合している。
図3に示した解錠状態から施錠状態に移行する過程について図4を用いて説明する。ウィング4の閉鎖動作の終端域において図4の(a)に示したように受金具3がロック板9の受動突子18に当たると、ロック板9が第1枢軸10の周りに第1バネ16の付勢に抗して反時計回り方向に回転させられる。この回転動作の途中でロック板9の留止突起19によって掛止めレバー11の係止突起21の先端側辺が押されるため、掛止めレバー11は第2枢軸12の周りに第2バネ28の付勢に抗して時計回り方向に回転させられ、図4の(b)に示したようにロック板9と掛止めレバー11との当接部は、留止突起19から受動突子18に変わる。
この掛止めレバー11の回転によって掛止めレバー11の停止突起24がストッパーカム13のカム突起27から離れるため、ストッパーカム13は第3枢軸14の周りに第3バネ30の付勢によって反時計回りに回転し、ストッパーカム13の受止突起26がロック板9の抑止突起20に係合する。
ウィング体4の閉鎖動作が更に続行されると、図4の(c)に示したように受金具3はロック板9の錠止用凹部15に捕捉された状態でケース1の受溝8に入り込み、掛止めレバー11の係止突起21と制止突起22間の谷部にロック板9の留止突起19が係合し、また、ロック板9の受動突子18と留止突起19間の谷部に掛止めレバー11の係止突起21が係合し、一段目のロックが成立する。この段階では、掛止めレバー11は第2バネ28の付勢によって反時計回りに回転しており、掛止めレバー11の停止突起24によってカム突起27を押されたストッパーカム13は、第3バネ30の付勢に抗して時計回り方向に回転させられている。
ウィング体4の閉鎖動作が更に続行されて、受金具3の断面の一部が第1枢軸10と第2枢軸12を結ぶ直線を基端側に越えると、図4の(d)、図4の(e)に示したようにロック板9の受動突子18によって掛止めレバー11の係止突起21の先端側辺が押されるため、掛止めレバー11は第2枢軸12の周りに第2バネ28の付勢に抗して時計回り方向に回転させられる。
図4の(f)に示したように受金具3の断面の大部分が第1枢軸10と第2枢軸12を結ぶ直線を基端側に越えると、ロック板9の受動突子18が掛止めレバー11の係止突起21と制止突起22間の谷部と係合することになり、受金具3は受溝8とロック板9の錠止用凹部15に深く係合して、二段目ロックが成立する。
例えば固定フレーム2とウィング体4間に介在させたパッキング部材(図示していない)がウィング体4によって圧縮されたときには、図4の(g)に示したように当該パッキング部材の圧縮量だけ受金具3がオーバーランし、ロック板9が第1バネ16の付勢に抗して第1枢軸10の周りに反時計周りに回転させられるが、ロック板9の受動突子18は掛止めレバー11の係止突起21と制止突起22間の谷部から離脱することはない。パッキング部材の弾性反発力によってウィング体4が若干戻されたときには、図4の(f)に示した状態に戻ることになる。
本発明の一実施例に係る二段開放型スナッチロック装置が施錠状態にあるときの正面図である。 図1のスナッチロック装置において、掛止めレバーを2回に分けて回転操作することによって解錠するまでの過程を示す説明図であり、(a)はウィング体が固定フレームに対して施錠されている初期状態を示し、(b)は掛止めレバーの1回目の回転操作を開始したときの状態を示し、(c)は1回目の回転操作が終点に到達したときの状態を示し、(d)は掛止めレバーを解放した状態を示し、(e)は1回目の回転操作を終了した状態を示し、(f)は掛止めレバーの2回目の回転操作を開始したときの状態を示し、(g)は2回目の回転操作が終点に到達したときの状態を示し、(h)は2回目の回転操作を終了した状態を示している。 図1のスナッチロック装置が解錠状態にあるときの正面図である。 図1のスナッチロック装置において、ウィング体の閉鎖動作により施錠が2段階で成立するまでの過程を示す説明図であり、(a)は受金具がロック板の受動突子に当った状態を示し、(b)は受金具に押されてロック板が回転し、それに付随して掛止めレバーとストッパーカムが所定角度回転したときの状態を示し、(c)は1段目のロックが成立したときの状態を示し、(d)と(e)はウィング体の閉鎖動作が更に進行して行くときの状態を示し、(f)は2段目のロックが成立したときの状態を示し、(g)はウィング体がパッキング部材を圧縮することによって受金具がオーバーランしたときの状態を示している。
符号の説明
1 ケース
2 固定フレーム
3 受金具
4 ウィング体
5 ケースの側壁板
6 ケースのバネ支持板部
7 ケースの下壁板
8 ケースの受溝
9 ロック板
10 第1枢軸
11 掛止めレバー
12 第2枢軸
13 ストッパーカム
14 第3枢軸
15 ロック板の錠止用凹部
16 第1バネ
17 バネ受部
18 ロック板の受動突子
19 ロック板の留止突起
20 ロック板の抑止突起
21 掛止めレバーの係止突起
22 掛止めレバーの制止突起
23 掛止めレバーの逃げ溝部
24 掛止めレバーの停止突起
25 掛止めレバーの駆動部材の連結孔
26 ストッパーカムの受止突起
27 ストッパーカムのカム突起
28 第2バネ
29 バネ受部
30 第3バネ

Claims (1)

  1. ウィング体と固定フレームの一方に固着され、先端面側に開口した受溝を側壁板の先端部分に形成したケースと;前記受溝の一方の側において前記側壁板の先端部分に第1枢軸によって枢着されたロック板と;前記受溝の他方の側において前記側壁版の先端部分に前記第1枢軸と平行な第2枢軸によって枢着された掛止めレバーと;前記第1枢軸と平行な第3枢軸によって前記側壁版の基端部分に枢着されたストッパーカムと;ウィング体と固定フレームの他方に固着され、ウィング体の閉鎖時にケースの前記受溝に進入する受金具とからなり、
    前記第1枢軸の横側方位置において、前記掛止めレバーに対面する前記ロック板の側面部に前記受金具が係脱する錠止用凹部を形成し、前記錠止用凹部の基端側辺に連続して受動突子をロック板の前記側面部に形成し、前記第1枢軸よりも基端側に偏位した位置において、前記受動突子の基端側辺に連続してロック板の前記側面部に留止突起を形成し、前記留止突起の基端側辺に連続して、前記ロック板の前記側面部とは反対側にある側面部に抑止突起を形成し、
    前記第2枢軸よりも基端側に偏位した位置において、前記ロック板に対面する前記掛止めレバーの側面部に係止突起を形成し、前記係止突起の基端側辺に連続して掛止めレバーの前記側面部に制止突起を形成し、
    前記第3枢軸よりも先端側において、前記掛止めレバーに対面する前記ストッパーカムの側面部に受止突起を形成し、前記受止突起よりも基端側に偏位した位置において、カム突起をストッパーカムの前記側面部に形成し、
    解錠状態において前記受動突子が傾斜配置されて前記受溝に重なり合うとともに、前記留止突起が前記係止突起よりも先端側において掛止めレバーの前記側面部に当接するように第1バネによって前記ロック板を回転付勢し、
    解錠状態において前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接するように前記掛止めレバーを第2バネによって回転付勢し、
    解錠状態において前記カム突起の基端側辺が前記掛止めレバーの前記停止突起に当接するように前記ストッパーカムを第3バネによって回転付勢し、
    施錠状態において、前記受金具が前記ケースの前記受溝内において前記ロック板の前記錠止用凹部に係合しているとともに、前記ロック板の前記受動突子が前記掛止めレバーの前記係止突起と前記制止突起間の谷部に係合し、前記掛止めレバーの前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接し、
    前記掛止めレバーを最初に前記第2枢軸の周りに前記ストッパーカムから離反する方向に回して原位置に戻したとき(1回目の掛止めレバー操作終了時)、前記受金具が前記ロック板の前記錠止用凹部に係合した状態で前記ケースの前記受溝内を先端開口に向けて移動しているとともに、前記ロック板の前記留止突起が前記掛止めレバーの前記係止突起と前記制止突起間の谷部に係合し、前記掛止めレバーの前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接し、
    前記掛止めレバーを次に前記第2枢軸の周りに前記ストッパーカムから離反する方向に回して原位置に戻したとき(2回目の掛止めレバー操作終了時)、前記受金具が前記ロック板の前記受動突子の先端側辺に押されて、前記ロック板の前記錠止用凹部及び前記ケースの前記受溝から脱出しているとともに、前記ロック板の前記留止突起が前記係止突起よりも先端側に偏位した位置において前記掛止めレバーの前記側面部に当接し、前記掛止めレバーの前記停止突起が前記ストッパーカムの前記カム突起の基端側辺に当接するように配置した、二段開放型スナッチロック装置。
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