JP2006089017A - 荷受台昇降装置及びこれに用いるキャスタストッパのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷受台の台車出入口の有効幅を拡大し、台車による荷物の積み下ろしの作業性を向上させることができる荷受台昇降装置及びこれに用いるキャスタストッパのロック装置を提供する。
【解決手段】荷受台昇降装置100において、荷受台8に収容された際には荷受台8の上面の一部を構成し、荷受台8の上面から突出した際には荷受台8上の台車の逸走を防止する車止めの役割を果たすキャスタストッパ60と、キャスタストッパ60の側面部に位置するように荷受台8に収容配置されたハウジング70と、ハウジング70に挿通されてキャスタストッパ60に対して進退し、収容状態のキャスタストッパ60に側方から係合可能なロックユニット71と、ロックユニット71をキャスタストッパ60に向かって付勢するスプリング72と、ロックユニット71をキャスタストッパ60から退避させた状態で保持するロック解除保持機構73とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置及びこれに用いるキャスタストッパのロック装置に関する。
荷受台昇降装置とは、車両の荷台床面高さと地面高さとの間で荷受台を昇降させ、車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援するものである。こうした荷受台昇降装置には様々なものがあるが、キャスタ付きの台車等を用いて荷受台に対し荷物の積み下ろし作業を行う場合の安全性に配慮して、積載した台車の後方側に位置するように、車止めの役割を果たすキャスタストッパを荷受台の上面から突出可能に設けたものがある。
通常、キャスタストッパは常に突出方向にバネ等で付勢されており、キャスタストッパを荷受台に収容するときには、荷受台に押し込んだ状態でキャスタストッパをロック装置でロックするようになっている。このキャスタストッパのロック装置にも様々なものがあるが、従来のものは収容姿勢のキャスタストッパを上から押さえ込む方式であったため、一般に荷受台の上面(デッキ面)上に取り付けられていた(特許文献1等参照)。
特開2000−313272号公報
従来のロック装置は、荷受台における台車が乗り降りする部分に位置するキャスタストッパの上面を押さえ込むものであるため、少なくともその一部がキャスタストッパの上部に位置し台車が通過し得る領域に突出していた。すなわち、従来のように荷受台の上面にロック装置を取り付ける構造では、通過する台車のキャスタがロック装置に干渉する可能性があり、荷受台の台車出入口の有効幅を狭めてしまっていた。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、その目的は、荷受台の台車出入口の有効幅を拡大し、台車による荷物の積み下ろしの作業性を向上させることができる荷受台昇降装置及びこれに用いるキャスタストッパのロック装置を提供することにある。
(1)上記目的を解決するために、本発明は、車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置において、地面から前記車両の荷台床面高さの間を昇降する荷受台と、この荷受台に収容された際には前記荷受台の上面の一部を構成し、前記荷受台の上面から突出した際には前記荷受台上の台車の逸走を防止する車止めの役割を果たすキャスタストッパと、このキャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されたハウジングと、このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態の前記キャスタストッパに側方から係合可能なロック手段と、このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するロック解除保持機構とを備えたことを特徴とする。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記ロック手段は、前記キャスタストッパに係合可能なラッチ部と、このラッチ部に所要ストロークだけスライド可能に連結したロッド部とを有し、かつ、前記付勢手段は、前記ハウジングの内壁と前記ラッチ部との間に作用して前記ラッチ部のみの進退動作とロック手段全体の進退動作とをそれぞれ付勢することを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)において、また好ましくは、前記ロック解除保持機構は、前記ロック手段に回動可能に連結され、前記荷受台の幅方向外側に突出した操作レバーと、この操作レバーの胴部に突設したガイドピンと、このガイドピンをガイドするために前記ハウジングに設けた溝であって、前記ロック手段の軸線に沿って伸びるロック解除機能部、及びこのロック解除機能部のロック解除端から前記操作レバーの回動方向に伸びるロック解除保持機能部を有するガイド溝とを備えていることを特徴とする。
(4)上記(3)において、また好ましくは、前記ロック解除保持機能部は、前記ロック解除機能部の操作レバー回動方向両側に設けられていることを特徴とする。
(5)上記(3)又は(4)において、また好ましくは、前記ガイド溝のロック解除機能部は、前記ロック手段全体を一時的にキャスタストッパから退避させるロック一時解除機能部を兼ねることを特徴とする。
(6)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記ロック解除保持機構は、前記ロック手段に回動可能に連結され、前記荷受台の幅方向外側に突出した操作レバーと、この操作レバーの胴部に突設したガイドピンと、このガイドピンをガイドするために前記ハウジングに設けた溝であって、前記ガイドピンを円弧軌跡に沿ってガイドすることにより前記ロック手段をキャスタストッパから退避させるロック解除機能部、及びこのロック解除機能部のロック解除端側を延長して設けたロック解除保持機能部を有するガイド溝とを備えていることを特徴とする。
(7)上記(6)において、また好ましくは、前記ガイド溝は、前記ロック解除機能部のロック端から前記ロック手段の軸線方向にほぼ平行に伸びるロック一時解除機能部を有することを特徴とする。
(8)上記(3)〜(7)のいずれかにおいて、好ましくは、前記操作レバーは、状況に応じて交換可能なアタッチメントレバーを備えていることを特徴とする。
(9)上記目的を達成するために、また本発明は、車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置において、地面から前記車両の荷台床面高さの間を昇降する荷受台と、この荷受台に収容された際には前記荷受台の上面の一部を構成し、前記荷受台の上面から突出した際には前記荷受台上の台車の逸走を防止する車止めの役割を果たすキャスタストッパと、このキャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されたハウジングと、このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態の前記キャスタストッパに側方から係合可能なロック手段と、このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するものであって、一端が前記ロック手段に回動可能に連結されたアーム部とこのアーム部の他端に前記ハウジングの上方に突出するように設けた操作部とを有する操作レバー、及び前記ハウジングの端部に設けられ、前記ロック手段が前記キャスタストッパに係合可能な状態で前記操作部を保持するロック位置と前記ロック手段が前記キャスタストッパから退避した状態で前記操作部を保持するロック解除位置とを有するガイド部を具備したロック解除保持機構とを備えたことを特徴とする。
(10)上記(9)において、好ましくは、前記操作レバーのアーム部は、ねじれ方向に力を受けたときにねじれが前記ハウジングに拘束されるように断面多角形状に形成されていることを特徴とする。
(11)上記(9)又は(10)において、また好ましくは、前記操作レバーを保持するロック位置及びロック解除位置は、前記ロック手段の軸線の両側に割り振られてそれぞれ配置されていることを特徴とする。
(12)上記目的を達成するために、また本発明は、車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置に用いられるキャスタストッパのロック装置において、前記キャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されるハウジングと、このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態のキャスタストッパに側方から係合可能に構成されたロック手段と、このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するロック解除保持機構とを備えたことを特徴とする。
(13)上記目的を達成するために、また本発明は、車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置に用いられるキャスタストッパのロック装置において、前記キャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されたハウジングと、このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態の前記キャスタストッパに側方から係合可能なロック手段と、このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するものであって、一端が前記ロック手段に回動可能に連結されたアーム部とこのアーム部の他端に前記ハウジングの上方に突出するように設けた操作部とを有する操作レバー、及び前記ハウジングの端部に設けられ、前記ロック手段が前記キャスタストッパに係合可能な状態で前記操作部を保持するロック位置と前記ロック手段が前記キャスタストッパから退避した状態で前記操作部を保持するロック解除位置とを有するガイド部を具備したロック解除保持機構とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、キャスタストッパのロック装置を荷受台の側面部に収容したことにより、荷受台のデッキ面全体をフラットにすることができるので、荷受台の台車出入口の有効幅を拡大し、台車による荷物の積み下ろしの作業性を向上させることができる。さらに、ロック解除保持機能部及びロック解除機能部を有するロック解除保持機構を設けたことにより、荷物の積み下ろし作業の各場面において作業に応じて「ロック解除」「ロック解除保持」「ロック保持」の各モードを使い分けることができるので、高い作業性を確保することができる。
以下、図面を参照して本発明の荷受台昇降装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態を適用する車両の一例の全体構成を表す斜視図である。
図1に示した車両1は、運転席2の後部に荷台3を備えた貨物車両である。本実施の形態における荷受台昇降装置100は、荷台3を搭載した車両1の車枠4の後端の下部側に取り付けられ、走行時等には折り畳んで車枠4の下部側に格納(収容)可能なものである。そして、荷台3への荷物の積み下ろし作業時には、車枠4の後方側にスライドさせ突出させた荷受台8(後述)を地面から荷台3の床面3aの高さまでの間で昇降させられるようになっており、作業に応じて荷物や作業者の荷台3への積み下ろしを支援する。
なお、以下に順次参照する他の図面においても、図1に示した車両1の運転席2側(図中左上側)に対応する方向を前方側、荷台3側(図中右下側)に対応する方向を後方側とする。
図2は荷受台昇降装置100の斜視図、図3はその側面図である。但し、図3においては、後述する操作部11を図示省略している。
図2及び図3に示すように、荷受台昇降装置100は、車両1の車枠4の下部に固定された基部ユニット5と、荷受用の荷受台(プラットホーム)8と、この荷受台8を基部ユニット5に対して昇降させる昇降駆動部9と、荷受台昇降装置100を操作する操作部11と、荷受台昇降装置100の駆動源である動力装置(パワーユニット)12とを備えている。これら各機器の詳細構成を以下に順次説明する。
まず基部ユニット5の構成について説明すると、この基部ユニット5は、荷受台昇降装置100を車枠4に取り付けるための取付部6と、この取付部6に吊り下げ支持されたスライドユニット7と、スライドユニット7を前後方向にスライドさせるスライド駆動部10とを備えている。
取付部6は、車枠4の後方側下部にボルト等によって固定された前後2ヶ所のブラケット15,16と、これらブラケット15,16の下部側にボルト等によって固定されたガイドレール17と、前側のブラケット15の下部に固定された支持板18とを備えている。
ブラケット15,16及びガイドレール17は、車両1の幅方向(左右)2ヶ所に設けられている。また、ガイドレール17は、例えばH型鋼等で構成されており、車両1の前後方向に沿うようにほぼ水平に配設されている。但し、ガイドレール17を形成する部材は、H型鋼等に限らず、断面がコの字状の例えばアングル材等に代えても良いし、こうした規格品に限定されず専用に製作した部材を用いても構わない。
上記スライドユニット7は、左右それぞれのガイドレール17に係合支持された2つのスライダ20と、これら左右のスライダ20に掛け渡されて固定されたビーム21と、左右それぞれのスライダ20の外側に位置するようにビーム21にそれぞれ固定した内側基端フレーム22と、これら左右それぞれの内側基端フレーム22の外側に位置するようにビーム21にそれぞれ固定した外側基端フレーム23と、格納時に荷受台8を支持しかつ荷受台8を格納又は展開する際に荷受台8の動作をガイドする支持ローラ24とを備えている。
スライダ20の内側には、図示しないスライドパットが備えられており、このスライドパットがH型断面(又はコの字型断面)のガイドレール17を挟みこむようにしてガイドレール17に係合しており、スライダ20及びスライダ20に支持された各部材がガイドレール17に沿ってスライド可能となっている。
上記支持ローラ24は、前後方向に沿うように配置されビーム21に固定された支持部材28の後端部に回転自在に支持されている。
上記スライド駆動部10は、スライドシリンダ55で構成されている。スライドシリンダ55は、そのボトム部(図示せず)が前述した支持ローラ24を支持する支持部材28内に収容され固定されており、図3に示したようにそのロッドの先端部は取付部6の支持板18にピン56を介し固定されている。これにより、スライドシリンダ55の伸縮に伴ってスライドユニット7がガイドレール17に沿って車両1の前後方向にスライドするようになっており、車両1側に固定された取付部6に対し、スライドユニット7、荷受台8、及び昇降駆動部9が一体となって前後方向に移動するようになっている。
荷受台8の構成について説明すると、この荷受台8は、上記昇降駆動部9に支持された荷受台基端部30と、この荷受台基端部30に対しヒンジ31を介して回動可能に連結された荷受台本体部32と、この荷受台本体部32に対しヒンジ33を介して回動可能に連結された荷受台先端部34とを備えている。
ヒンジ31は、荷受台基端部30及び荷受台本体部32のぞれぞれの上面近傍に両端がピン(図示せず)を介して回動可能に連結されており、荷受台基端部30に対する荷受台本体部32の回動機構がヒンジ31を介する二重関節構造となっている。同様に、ヒンジ33も、荷受台本体部32及び荷受台先端部34のぞれぞれの上面近傍に両端がピン(図示せず)を介して回動可能に連結されており、荷受台本体部32に対する荷受台先端部34の回動機構がヒンジ33を介する二重関節構造となっている。
このような構成により、荷受台本体部32及び荷受台先端部34は、ともに図2及び図3に示した展開状態から上方に回動し折り畳まれるようになっている(詳細は後述)。このとき、荷受台基端部30及び荷受台本体部32、並びに荷受台本体部32及び荷受台先端部34は、展開状態にあるときにそれぞれヒンジ31,33の下方位置にて互いのストッパ部35(図3参照)が当接して姿勢が維持され、これにより展開時には荷受台基端部30、本体部32、先端部34の上面が互いに連続し平滑な面を形成するようになっている。
また、荷受台8には、キャスタ付きの台車等を用いて荷受台に対し荷物の積み下ろし作業を行う場合の安全性に配慮して、台車等の車止めの役割を果たすキャスタストッパ60が荷受台8の上面から突出可能に設けてある。このキャスタストッパ60は、荷受台8における台車等の出入口部分となる荷受台先端部34の先端寄りの位置に幅方向に沿って延在しており、荷受台8に積載された台車の後方側に位置するように配置されている。図2及び図3には図示していないが、キャスタストッパ60はその下部側にフック66(図4〜図6参照)を有している。
上記昇降駆動部9の構成について説明すると、この昇降駆動部9は、図3に示すように、内側基端フレーム22にピン40を介して回動可能に連結した第1アーム41と、両端がこの第1アーム41と荷受台基端部30とにそれぞれピン42,43を介して回動可能に連結した第2アーム(リフトアーム)44と、両端が外側基端フレーム23と荷受台基端部30とにそれぞれピン45,46を介して回動可能に連結した第3アーム(コンプレッションアーム)47と、両端が第1アーム41の下端部と第2アーム44の先端部近傍とにそれぞれピン48,49を介して回動可能に連結されたリフトシリンダ50とを備えている。このような構成の昇降駆動部9が、図2に示したように左右一対に設けられている。
このとき、図3では荷受台基端部30が接地して更にリフトシリンダ50が縮退しているため、リフトシリンダ50によって荷受台基端部30側に第1アーム41が引っ張られ、第1アーム41が第2アーム44に対してなす角度が小さくなっており、荷受台基端部30が後方に向かって下り方向に傾斜している。しかし、図3の状態からリフトシリンダ50が伸長し、第1アーム41のストッパボルト51が内側基端フレーム22のストッパ部27に当接した状態では、第2及び第3アーム44,47の両端のピン42,43,45,46の配置関係は平行四辺形の頂点の位置関係を構成するようになっている。
すなわち、第2及び第3アーム44,47は平行リンクを構成し、第1アーム41のストッパボルト51が内側基端フレーム22のストッパ部27に当接している限り(第2及び第3アーム44,47が平行リンクを構成している限り)、昇降駆動部9の回動角度によらず、荷受台基端部30の姿勢が常に上面(デッキ面)がほぼ水平の状態に保たれようになっている。
なお、図3に示したように、第2アーム44の基端部近傍には、内側基端フレーム22の上端部に設けたストッパボルト26に当接するストッパ部52が設けられており、これにより第2アーム44の回動範囲の上限角が規定されている。また、第1アーム41の下端部には、内側基端フレーム22の下端部に設けたストッパ部27に当設するストッパボルト51が設けられており、これにより第1アーム41の回動範囲の下限角が規定されている。
前述した操作部11の構成について説明すると、この操作部11は、車両1における車枠4の後端下部の側方に位置するようにビーム21の端部に取り付けられている。操作者は、この操作部11内に設けた操作ボタンを操作することによって、リフトシリンダ50及びスライドシリンダ55の伸縮操作を行うようになっている。また、操作部11は、固定式のものでなくても、リフトシリンダ50及びスライドシリンダ55の操作ボタンを備えたペンダント操作方式のものとしても良い。この場合、ペンダント操作方式の操作手段は、図示した操作部11の内部に収容した有線式のものでも良いし、無線式のものとして例えば運転席2等といった任意の箇所に携帯できるものとしても構わない。
なお、図2に示したように、ローラ24の支持部材28には、折り畳まれた荷受台本体部32及び荷受台先端部34がローラ24に当接しているかどうかを検出する格納位置センサ80が設けられており、この格納位置センサ80によって荷受台本体部32及び荷受台先端部34がローラ24に当接していることが検出された場合、図示しない制御装置によってリフトシリンダ50とスライドシリンダ55とが連動するように制御される。
また、前述した動力装置12はビーム21における操作部11とは反対側に取り付けられている。特に図示していないが、動力装置12は、油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油をリフトシリンダ50及びスライドシリンダ55にそれぞれ切り換え供給する複数のコントロールバルブとを少なくとも内蔵している。上記操作部11により所定の操作を行うと、その指令信号が図示しない制御装置を介して動力装置12内の対応のコントロールバルブに入力され、これにより対応のコントロールバルブが駆動し、対応する油圧アクチュエータ(リフトシリンダ50又はスライドシリンダ55)に圧油が切換供給されて当該油圧アクチュエータが操作部11の操作に応じて作動するようになっている。
なお、油圧ポンプは、車両1の発電機又はバッテリからの供給電力によって駆動する電動ポンプとしても良いし、場合によっては車両1のエンジン(図示せず)を駆動源として駆動する構成とすることも考えられる。
図4はキャスタストッパ60近傍の荷受台先端部34の拡大上面図、図5はその側面図、図6は図4中のVI−VI断面による断面の上半図である。図5は後述するサイドモール62を透視した状態を図示している。また、これら図4〜図6において先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図4〜図6に示すように、荷受台先端部34は、デッキ面を構成する荷受台本体部61と、この荷受台本体部61の側部に取り付けられたサイドモール62とを備えている。サイドモール62は、荷受台61の幅方向両端にそれぞれ覆い被さるようにして固定されており、荷受台本体部61のデッキ面に対しある程度の段差を形成している。これにより、台車等を荷受台8上に積載した場合、荷受台8の側部からの台車の落下が防止される。また、サイドモール62が荷受台本体部61に対して段差となっているので、台車等を荷受台8上に積載する際に台車が通過し得る範囲は両サイドモール62の間の範囲となる。前述したキャスタストッパ60は、台車が通過し得るこの範囲に延在されている。
荷受台本体部61は、幅方向を向いた複数の空洞部63を有する中空の板状部材であり、それ自体は先端に向かって薄くなるように形成されている。本実施の形態においては、荷受台本体部61の最先端側の空洞部63aの上方が開放されており、前述したキャスタストッパ60は、両サイドモール62の間でこの空洞部63aの上部開口を開閉するように荷受台本体部61に対し回動可能に取り付けられている。
すなわち、キャスタストッパ60は、その後方下部側がピン64を介して荷受台本体部61に連結され、これにより前方側が収容状態から上方に回動し、図5中に二点鎖線で表したようにデッキ面から上方に突出するようになっている。二点鎖線で示したようにキャスタストッパ60が起立しているときには、荷受台8上に積載した台車が荷受台8の先端側に移動しようとしても、キャスタストッパ60が障害となり、台車がキャスタストッパ60を越えて荷受台8の先端部に移動しないようになっている。このように、キャスタストッパ60は、この荷受台先端部34に収容された際には荷受台8の上面(デッキ面)の一部を構成し、荷受台8の上面から突出した際には荷受台8上の台車の逸走を防止する車止めの役割を果たすようになっている。
また、特に図示していないがキャスタストッパ60は常に突出方向にバネ等の付勢手段(図示せず)によって付勢されている。したがって、荷受台8から台車を地面に下ろす場合等には、キャスタストッパ60を収容状態で保持して荷受台8をフラットな状態とする必要がある。
本実施の形態において、キャスタストッパ60のロック装置65は、前述したように荷受台先端部34の側部側に収容され取り付けられている。そして、ロック解除状態を保持しているとき(後述)を除き、キャスタストッパ60が荷受台先端部34に押し込まれると、キャスタストッパ60の下部に固定したフック66に側方から係合しキャスタストッパ60が突出しないようにロックする構成となっている。なお、フック66は、その基盤67を介してキャスタストッパ60の裏面に取り付けられ、ネジ68及びナット69によって固定されている。
図7はロック装置65の詳細構造を表す上面図、図8はその側面図、図9は荷受台幅方向外側から見た図、図10はキャスタストッパ60側から見た図、図11は図7中のXI−XI断面による部分断面図である。これらの図において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図7〜図11において、ロック装置65は、キャスタストッパ60の側方(側面部)に位置するように荷受台先端部34の側面部に収容配置されたハウジング70と、このハウジング70に挿通されてキャスタストッパ60に対して進退し、収容状態のキャスタストッパ60に側方から係合可能なロック手段であるロックユニット71と、このロックユニット71をキャスタストッパ60に向かって付勢する付勢手段であるスプリング72と、ロックユニット71をキャスタストッパ60から退避させた状態で保持するロック解除保持機構73とを備えている。
上記ハウジング70は、ベースフレーム74と、このベースフレーム74の一部をコの字型に曲成して形成したガイドプレート75と、このガイドプレート75と対向するようにベースフレーム74上に取り付けたロッドケース76とを備えている。
ロッドケース76は、そのフランジ部77がリベット78によってベースフレーム74に固定されている。また、ロッドケース76の本体部79は、キャスタストッパ60に対向する一方側(図7では左側)の端面が開放されているのに対し、ガイドプレート75に対向する他方側(図7では右側)の端壁79aには貫通孔81が穿設されている(図11参照)。そして、ハウジング70自体は、図4や図5に示したように、上記空洞部63aの底面上に載置して、フランジ部77に複数(本例では4つ)設けたネジ部82にボルト83を締結することによって荷受台先端部34内に固定してある。
上記ロックユニット71は、図11に示したように、キャスタストッパ60に係合可能なラッチ部85と、このラッチ部85に挿通されたロッド部86とを備えている。また、ロッド部86は、ガイドプレート75側の端部にブラケット87を有している。ブラケット87はロッドケース本体79の外部に配置されており、端壁79aの外壁側に当接した状態からキャスタストッパ60側にロッド部86が移動しないようになっている。
ラッチ部85は、その進退方向に伸びる長孔88を有しており、ロッド部86のピン89をその長孔88に遊嵌することによってロッド部86に対して所要ストロークだけスライド可能に連結されている。スプリング72は、ハウジング70(上記端壁79a)の内壁とラッチ部85との間に挟むようにして設けてあり、両者間にスプリング72の付勢力が作用している。
このように構成することにより、図11等に示した無負荷状態においてキャスタストッパ60側からラッチ部85に力が加わると、図12に示したように、ラッチ部85がスプリング72を縮めてロッドケース本体79内に退避する。このときはロッド部86がラッチ部85に係止されない状態にあるので力を受けず、長孔88のストローク分だけラッチ部85のみがスライドする。したがって、例えば図11の状態のロック装置65に対して突出状態のキャスタストッパ60が押し込まれて荷受台先端部34に収容される際、キャスタストッパ60のフック66がラッチ部85の先端に形成したテーパ面85aを押し、ラッチ部85のみがロッドケース本体79内に一旦退避する。その後、フック66がさらに下降してラッチ部85を通過してラッチ部85に作用する押し込み力がなくなると、スプリング72の付勢力によりラッチ部85がキャスタストッパ60側に再び突出し、ラッチ部85がフック66に係止する。
一方、例えばガイドプレート75側への引っ張り力がブラケット87に作用すると、図13に示したように、ロッド部86がガイドプレート75側に退避するのに伴って、ロッド部86に係止されたラッチ部85がスプリング72を縮めながらガイドプレート75側に移動しスプリング72を縮めつつロッドケース本体79内に退避する。本実施の形態では、このようにラッチ部85のみの進退動作とロックユニット71全体の進退動作とをそれぞれ共用のスプリング72で付勢するように構成されている。
ロッドユニット71全体がスライドする場合、キャスタストッパ60が収容状態にあれば、フック66に係止したラッチ部85がロッド部86に引っ張られてロッドケース本体79内に退避することによってフック66とラッチ部85との係合が解かれ、キャスタストッパ60が荷受台先端部34のデッキ面上に突出する。キャスタストッパ60が起立した後、ガイドプレート75側に引っ張る力からロッドユニット71が解放されれば、スプリング72の付勢力によってロックユニット71が図11の状態に復帰する。この場合、次にキャスタストッパ60が再び押し込まれた際にそれが収容姿勢のままロックされる。
また、キャスタストッパ60が突出状態にあるとき、ロックユニット71全体をキャスタストッパ60から退避させた状態で保持すれば、キャスタストッパ60が押し込まれてもそれが収容姿勢でロックされないようになる。この場合、例えば地面から荷受台8上に積載される台車に踏み付けられてキャスタストッパ60が一時的に押し込まれても、ロック装置65にロックされないので台車が通過した後は直ちにキャスタストッパ60が突出状態に復帰する。したがって、台車を積載した後で荷受台8を上昇させるときは、台車を荷受台8に載せた後でいちいちキャスタストッパ60を起立させずに済む。
前述したロック解除保持機構73は、ロックユニット71全体を退避させ、また必要に応じてロックユニット71を退避させた状態で保持する機能を果たす。以下、ロック解除保持機構73の構成について説明する。
ロック解除保持機構73は、ロックユニット71のブラケット87にピン90を介して回動可能に連結された操作レバー91と、この操作レバー91の胴部に突設したガイドピン92と、このガイドピン92をガイドするためにハウジング70のガイドプレート75に設けた概略T字型のガイド溝93とを備えている。
操作レバー91は、サイドモール62の側部に設けた図示しない長穴を介し、荷受台幅方向外側に突出している。また、この操作レバー91の先端にはネジ穴94が軸方向に穿設されており、状況に応じてアタッチメントレバー95(図4〜図6参照)が交換可能な構成となっている。96はアタッチメントレバー95をしっかりと固定するためのロックナットである。アタッチメントレバー95は、図4〜図6に示したように、水平方向から上方に立ち上がるL字型のものでも良いし、図14に示したような単なる丸型のグリップに代えても良い。要は作業性を考慮して都合の良い形状のものを適宜用いれば良い。また、操作レバー91との連結構造の強度を考慮すれば、アタッチメントレバー95と操作レバー91とを一体成形することが好ましい。
上記ガイド溝93は、図7に示すように、ロックユニット71の軸線に沿って伸びるロック解除機能部97と、このロック解除機能部97のロック解除端(図7における右端)から操作レバー91の回動方向に伸びるロック解除保持機能部98とを有している。
本実施の形態において、ロック解除機能部97は、その中心線がロックユニット71の軸線の延長線にほぼ一致するように設けられている。これにより、アタッチメントレバー95を荷受台幅方向外向きに操作すれば、ロックユニット71全体がガイドプレート75側に移動する。ガイドピン92がロック解除機能部97内にあるときは、操作時の引っ張り力から解放されればロックユニット71が図11に示した状態に戻る。したがって、ガイド溝93のロック解除機能部97は、ロックユニット71全体を一時的にキャスタストッパ60から退避させるロック一時解除機能部としての役割も果たす。なお、ロックユニット71と操作レバー91とを連結するピン90は、ブラケット87よりも上方に突出しているが、ガイドプレート75にはピン90との干渉を防止する切り欠き部99が設けられている。
ロック解除保持機能部98は、ロックユニット71がキャスタストッパ60から退避した状態にあるとき、アタッチメントレバー95の操作によりロック解除機能部97のロック解除端に到達したガイドピン92をロック解除保持機能部98に掛けることで、アタッチメントレバー95を放してもロックユニット71がキャスタストッパ60から退避した状態で保持される。なお、ロック解除保持機能部98は、ロック解除機能部97の操作レバー回動方向両側に設けられているが、いずれか一方を省略しても良い。
続いて図15〜図21を用いて上記構成の荷受台昇降装置100の動作を説明する。
荷受台昇降装置100を図15に示す格納状態から作業状態に移行させるには、まず、操作部11により所定の操作を行ってスライドシリンダ55を伸長させ、図16に示したようにスライドユニット7を後方にスライドさせ、昇降駆動部9及び荷受台8を車両1の後方に突出させる。次にリフトシリンダ50を縮め、図17に示したように荷受台基端部30が接地する位置まで昇降駆動部9を下方に回動させる。この図16から図17の状態に移行する際、その荷受台先端部34が支持ローラ24に支持された荷受台8が、折り畳まれたままの状態で支持ローラ24に転動しつつ、支持ローラ24に倣ってほぼ水平な状態から徐々に後方に向かって下り傾斜方向に角度を付けていき、最終的に図17のように人手でも容易に展開可能な状態まで立ち上がる。
図17の状態となったら荷受台8を展開する。まず、荷受台本体部32の裏面(図17中の右側の面)に設けた図示しないグリップを引き、荷受台本体部32を図18に示したようにほぼ水平の状態に展開する。続いて、荷受台先端部34の裏面(図18中の上面)に設けた図示しないグリップを引き、荷受台先端部34を図19に示したようにほぼ水平の状態に展開する。こうした荷受台8の展開作業は人手により行えば足りるが、必要であれば駆動装置によりなされるようにしても良い。
次に、図20に示したように荷受台8全体を後方に向かって下り傾斜となるように傾斜させ、荷受台先端部34の先端部を地面に近接させる。この動作は、リフトシリンダ50を図19の状態からさらに縮退すると、第1アーム41がリフトシリンダ50に引かれて回動し、昇降駆動部9の平行リンクが変形することによりなされる。この状態とすることで、例えば台車等により荷物を荷受台8上に積載し易くなる。荷受台8上に台車を積載したら、前述した如くアタッチメントレバー95を引いてキャスタストッパ60を起立・突出させ、荷受台8から落下しないように台車を固定する。このとき、ロックユニット65をロック解除保持状態にしておき、荷受台8に積載される台車がキャスタストッパ60を踏み越えるのと同時にキャスタストッパ60が起立するようにすることもできる。台車等を用いずに荷受台8に荷物を積載する場合には、この図20で説明した動作は省略して良い。
荷受台8に荷物を積載したら、操作部11により所定の操作を行い、昇降駆動部9を上限まで回動させて、先の図19の状態を介し図21に示したように荷受台8を車両1の荷台3の床面高さ3aまで上昇させる。この状態として、荷台3内に待機した作業者又は荷物とともに荷受台8に搭乗した作業者は、荷受台8上の荷物を荷台3内に運搬する。なお、荷受台8が荷台3の床面3aに平滑に接続するように、取付部6の車枠4に対する取り付け位置や、前述したストッパボルト26による昇降駆動部9の回動範囲の上限位置は予め事前に調整しておく必要がある。
また、荷台3から荷物を下ろすときは、図21の状態で待機させた荷受台8上に荷物を運び、図19又は図20の状態まで荷受台8を下降させる。台車を使って荷下ろしする場合、図21の状態において、キャスタストッパ60が起立していなければキャスタストッパ60を起立・突出させる。このとき、図20の状態まで荷受台8を下降させて台車を荷受台8から地面に下ろすとき、キャスタストッパ60がロック解除保持状態であると、キャスタストッパ60がフリーとなるため、台車のキャスタがキャスタストッパ60を通過する際にその都度キャスタストッパ60を荷受台8に押し込まなければならない。
そこで、図21の状態のとき(又は図21の状態に上昇させる前に予め)キャスタストッパ60を起立させる場合、ガイドピン92をロック解除保持機能部98に掛けずに単にロック解除機能部97を往復させれば、一時的にキャスタストッパ60のロックが解除され次に押し込まれた際には再びロックされる状態となる。この状態とすることにより、荷受台8を下降させて積載した台車を地面に下ろすとき、一度キャスタストッパ60を荷受台8に押し込めばキャスタストッパ60が収容状態でロックされるため、後続のキャスタが通過する際に再度キャスタストッパ60を押し込む必要がない。
ここで、キャスタストッパ60は荷受台8と地面との間で荷物の積み下ろしをする際に台車が通貨し得る部分に設けられている。したがって、仮にロック装置65を荷受台先端部34上に配置し、収容されたキャスタストッパ60の上面を上記ラッチ部85で押さえ込むように構成すると、台車が通過し得る領域にラッチ部85若しくはロック装置65の全体が干渉する。この場合、荷受台8の台車出入口の有効幅がロック装置65の位置よりも内側の領域に制限されてしまう。
それに対し、本実施の形態によれば、前述したようにキャスタストッパ60のロック装置65を荷受台8の側面部に収容したことにより、荷受台8のデッキ面全体をフラットにすることができるので、荷受台8の台車出入口の有効幅を拡大し、台車による荷物の積み下ろしの作業性を向上させることができる。また、ロック装置65はもちろんのこと、その操作手段である操作レバー91及びアタッチメントレバー95も荷受台8の側部に配置されているので、デッキ面上に突起物がなくなり作業者の安全性も向上する。
また、前述したように、本実施の形態においては、ロック解除保持機能部98及びロック一時解除機能部を兼ねるロック解除機能部97を有するロック解除保持機構73を設けたことにより、荷物の積み下ろし作業の各場面において作業に応じて「ロック解除」「ロック解除保持」「ロック一時解除」「ロック保持」の各モードを使い分けることができるので、高い作業性を確保することができる。
図22は本発明の荷受台昇降装置の他の実施の形態に備えられたロック装置65’の詳細構造を図7に対応させて表す上面図で、この図において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図22において、本実施の形態が前述した本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態と相違する点は、そのロック装置65’におけるロック解除保持機構73’の構成にあり、その他については同様の構成である。
図22において、ロック解除保持機構73’は、操作レバー91及びその胴部に突設したガイドピン92に加え、このガイドピン92をガイドするためにハウジング70’(ガイドプレート75’)に設けたガイド溝93’を備えている。本例では、このガイド溝93’の形状が先の実施の形態と異なる。
すなわち、ガイド溝93’は、ガイドピン92を円弧軌跡に沿ってガイドすることによりロックユニット71をキャスタストッパ60から退避させるロック解除機能部97’と、このロック解除機能部97’のロック解除端側を延長して設けたロック解除保持機能部98’と、ロック解除機能部97’のロック端(図22においてガイドピン92が実線で図示されている端部)からロックユニット71の軸線方向にほぼ平行に伸びるロック一時解除機能部101とを有している。
本実施の形態において、ロック解除機能部97’はカム機構を利用して操作レバー91の回転運動をロックユニット71の軸方向運動に変換する構成を採っている。ロック解除機能部97’及びロック解除保持機能部98’が描く円弧軌跡は、ロックユニット71の中心線Aと交差する部分辺りにガイドピン92が到達したときロックユニット71のスライド距離が最大となるように設定されている。したがって、操作レバー91を操作して図22の状態からガイドピン92がロック解除機能部97’に倣う間はロックユニット71がキャスタストッパ60から遠ざかる。この時点では操作レバー91を放せばロックユニット71はスプリング72の付勢力によってキャスタストッパ60側に戻ろうとする。
その後、ガイドピン92が中心線Aを越えてロック解除保持機能部98’に進入すると僅かにロックユニット71がキャスタストッパ60側に戻るが、この状態ではロックユニット71はキャスタストッパ60のフック66から退避した状態に保持され、ロック解除保持状態が保たれる。
さらに、ロック状態(図22に示した状態)にあるとき、操作レバー91を回動させずにガイドピン92をロック一時解除機能部101に摺動させるように中心線Aとほぼ平行に操作すると、キャスタストッパ60のロックが一時的に解除され、次にキャスタストッパ60が押し込まれた際にはキャスタストッパ60がロックされる状態とすることができる。
以上のように、本実施の形態においても前述した本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態と同様の機能を実現することができ、同様の効果を得ることができる。
図23は本発明の荷受台昇降装置のさらに他の実施の形態に備えられたロック装置65”の詳細構造を表す上面図、図24はその側面図、図25は荷受台幅方向外側から見た図で、これらの図において、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略する。
図23〜図25において、本実施の形態が前述した本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態と相違する点は、ロック装置65”におけるロック解除保持機構73”の構成にあり、本実施の形態においても、ロック解除保持機構73”は、ロックユニット71の一時的なキャスタストッパ60からの退避を許容したりロックユニット71を退避させた状態で保持したりする機能とロックユニット71をキャスタストッパ60から退避した状態で保持する機能とを有し、キャスタストッパ60に対して係合可能な状態と係合不能な状態とで選択的にロックユニット71を保持することができるようになっている。
ロック解除保持機構73”は、ロックユニット71に対して回動可能に連結された操作レバー91”と、この操作レバー91”をガイドしつつロック位置97a”とロック解除位置98a”とで選択的に保持できるような形状にガイドプレート75”の端部を切り欠いて設けたガイド部102とを備えている。
操作レバー91”は、一端(図23中の左端)がロックユニット71のブラケット87にピン90を介して回動可能に連結されたアーム部103と、このアーム部103の他端(図23中の右端つまり荷受台幅方向外側)にハウジング70”(ガイドプレート75”)の上方に突出するように設けた操作部104とからなる。操作部104は、サイドモール62の側部に設けた図示しない長穴を介し、荷受台幅方向外側に突出している。操作レバー91”を操作する場合は操作部104に力を作用させて操作する。
なお本実施の形態では、操作部104を単に円柱状に形成してあるが、その形状に特別な限定はなく、例えば前述したアタッチメントレバー95を交換して取り付けられるようにしても良いし、図14に示したように先端を球型に形成する等しても良い。要は操作し易い形状に適宜設計変更可能である。
アーム部103は、断面が多角形状(本実施の形態では矩形)になっており、高さ寸法は筒状のガイドプレート75”の内部空間の高さと同等又はそれよりも僅かに低く設定されている。これにより、操作部104に大きな力が加わってトルクが作用する等して、アーム部103がねじれ方向に力を受けたときに多角形状断面の角部がハウジング70”(ガイドプレート75”の内壁面)に干渉してアーム部103のねじれが拘束され、操作部104の倒れが防止される。
ガイド部102は、ガイドプレート75”の上面における荷受台幅方向外側の端部に形成された切り欠きであり、荷受台幅方向外側が開放されている。ガイド部102は、操作部104をそのロック解除位置98a”に掛けるとロックユニット71全体がキャスタストッパ60から退避した姿勢で保持されるロック解除保持機能部98”と、ロック解除位置98a”よりもキャスタストッパ60側に位置するロック位置97a”に操作部104を掛けるとラッチ部85がキャスタストッパ60に係合可能な状態でロックユニット71が保持されるロック解除機能部97”とを備えている。本実施の形態において、ロック位置97a”及びロック解除位置98a”は、ロックユニット71の軸線Bの両側に割り振られてそれぞれ配置されており、それらに選択的に係合する操作部104の回動範囲を極力広くしてある。
また、本実施の形態において、ロック解除機能部97”は、外側が開放されているので、操作部104の荷受台幅方向への動きを拘束することがなく、ロック位置97a”にある操作部104を荷受台幅方向外向きに操作すれば、ロックユニット71全体がガイドプレート75”側に移動し、その操作力から解放されればロックユニット71がスプリング72の付勢力によってロック位置97a”に戻る。つまり、本実施の形態においても、ロック解除機能部97”は、ロックユニット71全体を一時的にキャスタストッパ60から退避させるロック一時解除機能部としての役割を果たす。
なお、本実施の形態においては、前の各実施の形態のようにガイドピンがなく、操作レバー91”を直接ガイド部102に掛ける構成であるため、ガイド溝がガイド部102に代替されてガイドプレート75”の荷受台幅方向寸法が短縮されている。そのため、前の実施の形態のようにガイドプレート75”にピン90との干渉を防止する切り欠きを設ける必要はない。その他については前述した各実施の形態と同様の構成である。
本実施の形態においては、ロック解除機能部97”のロック位置97a”に操作部104を掛けることにより、キャスタストッパ60をロック状態に保持することができる。ロック解除機能部97”内で操作部104を荷受台幅方向外側に一時的に操作することにより、キャスタストッパ60のロックを解除することができる。この状態のとき、キャスタストッパ60を倒せばキャスタストッパ60は再びラッチ部85に係止されロック状態に復帰する。また、ガイドプレート75”にロック解除機能部97”とロック解除保持機能部98”を区画するように形成した境界部105を越えて操作部104をロック解除機能部97”からロック解除保持機能部98”に移行することにより、キャスタストッパ60のロック解除状態を保持することができる。したがって、本実施の形態においても、前述した各実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態では、ロック位置97a”又はロック解除位置98a”にある操作部104の回動動作を境界部105が拘束することによって、ロック位置97a”又はロック解除位置98a”から振動等によって操作部104が不意に外れることがないようになっている。
加えて、操作レバー91”の操作部104をガイド部102に直接掛ける構成としたので、前述した各実施の形態で採用していたガイドピン92が不要化することができ、部品点数を削減することができるとともに、製作容易性を向上させることもできる。
また、本実施の形態においては、操作レバー91”のアーム部103の断面を多角形状に形成してあるので、ガイドプレート75”によってアーム部103のねじれを拘束し操作部104の倒れを防止することができ、ロック装置65”の信頼性を向上させることができる。
さらに、ロック位置97a”とロック解除位置98a”をロックユニット71の軸線Bの両側に割り振って配置してあるので、操作部104の回動範囲を広く確保することができる。これによって適度な操作レバー104の操作量を確保することができるので、操作にメリハリを付けることができ、操作性を向上させることもできる。
なお、以上において、ロック解除保持機構73は、「ロック解除」「ロック解除保持」「ロック」に加えて「ロック一時解除」も使い分けられるように構成したが、ロック一時解除の機能が不要な場合、例えば図22においてロック一時解除機能部101を省略しても良い。また、ラッチ部85のみの進退動作とロックユニット71全体の進退動作とをそれぞれ共用のスプリング72で付勢するように構成したが、それぞれ別々のスプリングで付勢する構成としても良い。
また、以上においては、スライドユニット7をスライドさせる手段としてスライドシリンダ55を例に挙げて説明したが、シリンダに限らず、例えばモータ等といった他のアクチュエータを用いても良いし、手動によって荷受台8をスライドさせるようにしても構わない。また、油圧アクチュエータに限らず電動アクチュエータに代えても構わない。リフトシリンダ50に関しても、シリンダに限らず、例えばモータ等といった他のアクチュエータを用いても良いし、油圧アクチュエータに限らず電動アクチュエータに代えても構わない。このような場合でも上記と同様の効果を得ることができる。
また、車両の車枠後部の下部側に収容可能な格納式荷受台昇降装置に本発明を適用した場合を例にとって説明したが、他の方式の荷受台昇降装置にも適用可能である。荷受台昇降装置には、例えば収容時には荷受台が垂直に起立して車両の荷台の後部側面を構成する一方、作業時には荷受台が水平の状態を保って垂直方向に昇降するタイプのものもある。また、本実施の形態の荷受台昇降装置と同様に平行リンクを介して荷受台を昇降させるものであっても、荷受台を車枠の下部側に収容するのではなく、車両の荷台の後部側面に沿って垂直に起立させる収容姿勢を採るものもある。このように、例えばバン型トラック等の貨物車両の荷台後部に設けられる荷受台昇降装置であればその昇降方式や収容方式に制限されることなく本発明は適用可能であり、こうした方式の異なる荷受台昇降装置に本発明を適用した場合も上記と同様の効果を得ることができる。
本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態を適用する車両の一例の全体構成を表す斜視図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の斜視図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の側面図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたキャスタストッパ近傍の荷受台先端部の拡大上面図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたキャスタストッパ近傍の荷受台先端部の側面図である。 図4中のVI−VI断面による断面の上半図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造を表す上面図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造を表す側面図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造を荷受台の幅方向外側から見た図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造をキャスタストッパ側から見た図である。 図7中のXI−XI断面による部分断面図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたロック装置のラッチ部のみが退避した状態を表す図で、図11に対応した図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたロック装置のロック手段全体が退避した状態を表す図で、図11に対応した図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態に備えられたロック装置のアタッチメントレバーの他の構成例を表す図で、図6に対応した図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の荷受台昇降装置の一実施の形態の動作説明図である。 本発明の荷受台昇降装置の他の実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造を図7に対応させて表す上面図である。 本発明の荷受台昇降装置のさらに他の実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造を表す上面図である。 本発明の荷受台昇降装置のさらに他の実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造を表す側面図である。 本発明の荷受台昇降装置のさらに他の実施の形態に備えられたロック装置の詳細構造を表す荷受台幅方向外側から見た図である。
符号の説明
1 車両
3 荷台
3a 床面
8 荷受台
60 キャスタストッパ
70 ハウジング
70’ ハウジング
70” ハウジング
71 ロックユニット
72 スプリング
73 ロック解除保持機構
73’ ロック解除保持機構
73” ロック解除保持機構
85 ラッチ部
86 ロッド部
91 操作レバー
91” 操作レバー
92 ガイドピン
93 ガイド溝
93’ ガイド溝
95 アタッチメントレバー
97 ロック解除機能部
97’ ロック解除機能部
97” ロック解除機能部
97a” ロック位置
98 ロック解除保持機能部
98’ ロック解除保持機能部
98” ロック解除保持機能部
98a” ロック解除位置
100 荷受台昇降装置
101 ロック一時解除機能部
102 ガイド部
103 アーム部
104 操作部
B 軸線

Claims (13)

  1. 車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置において、
    地面から前記車両の荷台床面高さの間を昇降する荷受台と、
    この荷受台に収容された際には前記荷受台の上面の一部を構成し、前記荷受台の上面から突出した際には前記荷受台上の台車の逸走を防止する車止めの役割を果たすキャスタストッパと、
    このキャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されたハウジングと、
    このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態の前記キャスタストッパに側方から係合可能なロック手段と、
    このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、
    前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するロック解除保持機構と
    を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 請求項1に記載の荷受台昇降装置において、前記ロック手段は、前記キャスタストッパに係合可能なラッチ部と、このラッチ部に所要ストロークだけスライド可能に連結したロッド部とを有し、かつ、前記付勢手段は、前記ハウジングの内壁と前記ラッチ部との間に作用して前記ラッチ部のみの進退動作とロック手段全体の進退動作とをそれぞれ付勢することを特徴とする荷受台昇降装置。
  3. 請求項1又は2に記載の荷受台昇降装置において、前記ロック解除保持機構は、
    前記ロック手段に回動可能に連結され、前記荷受台の幅方向外側に突出した操作レバーと、
    この操作レバーの胴部に突設したガイドピンと、
    このガイドピンをガイドするために前記ハウジングに設けた溝であって、前記ロック手段の軸線に沿って伸びるロック解除機能部、及びこのロック解除機能部のロック解除端から前記操作レバーの回動方向に伸びるロック解除保持機能部を有するガイド溝と
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  4. 請求項3に記載の荷受台昇降装置において、前記ロック解除保持機能部は、前記ロック解除機能部の操作レバー回動方向両側に設けられていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  5. 請求項3又は4に記載の荷受台昇降装置において、前記ガイド溝のロック解除機能部は、前記ロック手段全体を一時的にキャスタストッパから退避させるロック一時解除機能部を兼ねることを特徴とする荷受台昇降装置。
  6. 請求項1又は2に記載の荷受台昇降装置において、前記ロック解除保持機構は、
    前記ロック手段に回動可能に連結され、前記荷受台の幅方向外側に突出した操作レバーと、
    この操作レバーの胴部に突設したガイドピンと、
    このガイドピンをガイドするために前記ハウジングに設けた溝であって、前記ガイドピンを円弧軌跡に沿ってガイドすることにより前記ロック手段をキャスタストッパから退避させるロック解除機能部、及びこのロック解除機能部のロック解除端側を延長して設けたロック解除保持機能部を有するガイド溝と
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  7. 請求項6に記載の荷受台昇降装置において、前記ガイド溝は、前記ロック解除機能部のロック端から前記ロック手段の軸線方向にほぼ平行に伸びるロック一時解除機能部を有することを特徴とする荷受台昇降装置。
  8. 請求項3〜7のいずれかに記載の荷受台昇降装置において、前記操作レバーは、状況に応じて交換可能なアタッチメントレバーを備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  9. 車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置において、
    地面から前記車両の荷台床面高さの間を昇降する荷受台と、
    この荷受台に収容された際には前記荷受台の上面の一部を構成し、前記荷受台の上面から突出した際には前記荷受台上の台車の逸走を防止する車止めの役割を果たすキャスタストッパと、
    このキャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されたハウジングと、
    このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態の前記キャスタストッパに側方から係合可能なロック手段と、
    このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、
    前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するものであって、一端が前記ロック手段に回動可能に連結されたアーム部とこのアーム部の他端に前記ハウジングの上方に突出するように設けた操作部とを有する操作レバー、及び前記ハウジングの端部に設けられ、前記ロック手段が前記キャスタストッパに係合可能な状態で前記操作部を保持するロック位置と前記ロック手段が前記キャスタストッパから退避した状態で前記操作部を保持するロック解除位置とを有するガイド部を具備したロック解除保持機構と
    を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  10. 請求項9に記載の荷受台昇降装置において、前記操作レバーのアーム部は、ねじれ方向に力を受けたときにねじれが前記ハウジングに拘束されるように断面が多角形状に形成されていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  11. 請求項9又は10に記載の荷受台昇降装置において、前記操作レバーを保持するロック位置及びロック解除位置は、前記ロック手段の軸線の両側に割り振られてそれぞれ配置されていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  12. 車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置に用いられるキャスタストッパのロック装置において、
    前記キャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されるハウジングと、
    このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態のキャスタストッパに側方から係合可能に構成されたロック手段と、
    このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、
    前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するロック解除保持機構と
    を備えたことを特徴とするロック装置。
  13. 車両の荷台に対する荷物の積み下ろし作業を支援する荷受台昇降装置に用いられるキャスタストッパのロック装置において、
    前記キャスタストッパの側面部に位置するように前記荷受台に収容配置されたハウジングと、
    このハウジングに挿通されて前記キャスタストッパに対して進退し、収容状態の前記キャスタストッパに側方から係合可能なロック手段と、
    このロック手段を前記キャスタストッパに向かって付勢する付勢手段と、
    前記ロック手段を前記キャスタストッパから退避させた状態で保持するものであって、一端が前記ロック手段に回動可能に連結されたアーム部とこのアーム部の他端に前記ハウジングの上方に突出するように設けた操作部とを有する操作レバー、及び前記ハウジングの端部に設けられ、前記ロック手段が前記キャスタストッパに係合可能な状態で前記操作部を保持するロック位置と前記ロック手段が前記キャスタストッパから退避した状態で前記操作部を保持するロック解除位置とを有するガイド部を具備したロック解除保持機構と
    を備えたことを特徴とするロック装置。
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