JP2006087157A - 負荷駆動回路およびモータ駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な回路構成で負荷の誤動作を抑制する。
【解決手段】 パルス生成回路10は、所定パルス幅のパルスを生成する。電流検出抵抗300は、モータの出力電流を検出する。デジタルアナログ変換回路32は、出力電流を目標値に制御すべく外部から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換する。加算回路20は、デジタルアナログ変換回路32の低電位側基準電圧に対応して、検出回路の出力電圧に所定の電圧を加算する。コンパレータ34は、デジタルアナログ変換回路32の出力と、加算回路20の出力とを比較する。マスク回路40は、コンパレータ34の出力に含まれるモータのスイッチングノイズ成分を上記パルスを利用してマスクする。フリップフロップ回路50は、上記パルスとマスク回路40の出力を基に、モータに供給すべき電流を制御する信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステッピングモータなどの負荷を駆動する負荷駆動回路およびモータ駆動回路に関し、特に駆動電流を一定にするよう制御する負荷駆動回路およびモータ駆動回路に関する。
ステッピングモータは、1.8°や0.72°などステップ角単位で制御することができ、デジタル制御に適している。このステッピングモータの駆動方式の一つとして、定電流駆動方式が用いられている。定電流駆動方式は、駆動電圧を高めに設定し、PWM(Pulse Width Modulation)駆動する方式である。この方式は、高速運転を可能にし、モータの共振や不安定現象を抑制することができる。特許文献1は、このようなモータ駆動装置を開示する。
特開2002−78385号公報
駆動回路は、ステッピングモータをPWM駆動する場合、特許文献1の図1に示されているように、抵抗などでモータの出力電流を検出する。しかしながら、検出した出力電流は間欠的なものになってしまう。また、PWMパルス切替の際、スイッチングノイズが発生してしまう。このような現象は、誤動作を引き起こしやすく、定電流制御の妨げになっていた。
特許文献1は、上記抵抗と比較手段1004との間にCRノイズフィルター1003を設けて、ノイズ対策を施していた。しかしながら、このようなフィルタを設けることは回路規模を大きくしてしまい、集積化の妨げになっていた。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な回路構成で誤動作を抑制することができる負荷駆動回路およびモータ駆動回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の負荷駆動回路は、所定パルス幅のパルスを生成するパルス生成回路と、負荷を流れる電流を検出する検出回路と、検出回路の検出結果を基に生成される制御信号に含まれうる負荷のスイッチングノイズ成分を、パルスを利用してマスクするマスク回路と、パルスおよびマスク回路の出力を基に、負荷に供給すべき電流を制御する信号を生成する信号生成回路と、を備える。「負荷」には、ステッピングモータが含まれてもよい。「信号生成回路」に、RSフリップフロップなどのエッジトリガタイプの回路を用いてもよい。
この態様によると、負荷に供給すべき電流を制御する信号を生成するためのパルスを、スイッチングノイズ成分のマスク用に利用することにより、簡素な回路構成で負荷の誤動作を抑制することができる。
外部から所定の信号が入力された場合、信号生成回路の出力を連続的なハイレベルまたはローレベルの信号に補正する補正回路をさらに備えてもよい。「所定の信号」は、オール0または1のデジタル信号であってもよい。この態様によると、一定値が必要なとき、上記電流を制御する信号からPWM成分を除去することができる。
パルス生成回路は、三角波を生成する発振回路と、発振回路の出力と、パルス幅を指定するための信号とを比較し、パルスを出力する比較回路と、を含んでもよい。パルス幅は、スイッチングノイズ成分が発生するタイミングまで有効な長さに設定されてもよい。この態様によると、三角波とその比較レベル調整により、パルス幅を容易に生成することができる。
信号生成回路は、パルスの立ち上がりにより有効になり、マスク回路の出力の立ち上がりにより無効になる信号を生成してもよい。この態様によれば、負荷の定電流制御を容易に実現することができる。
本発明の別の態様は、モータ駆動回路である。このモータ駆動回路は、所定パルス幅のパルスを生成するパルス生成回路と、モータを流れる電流を検出する検出回路と、電流を目標値に制御すべく外部から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換回路と、デジタルアナログ変換回路の低電位側基準電圧に対応して、検出回路の出力電圧に所定の電圧を加算する加算回路と、デジタルアナログ変換回路の出力と、加算回路の出力とを比較する比較回路と、比較回路の出力に含まれうるモータのスイッチングノイズ成分をパルスを利用してマスクするマスク回路と、パルスとマスク回路の出力を基に、モータに供給すべき電流を制御する信号を生成するフリップフロップ回路と、を備える。
この態様によると、モータに供給すべき電流を制御する信号を生成するためのパルスを、スイッチングノイズ成分のマスク用に利用することにより、簡素な回路構成でモータの誤動作を抑制することができる。
デジタル信号の全ビットが0または1のとき、フリップフロップ回路の出力を連続的なハイレベルまたはローレベルの信号に補正する補正回路をさらに備えてもよい。この態様によると、一定値が必要なとき、フリップフロップ回路の出力からPWM成分を除去することができる。
パルス生成回路は、三角波を生成する発振回路と、発振回路の出力と、パルス幅を指定するための信号とを比較し、パルスを出力する回路と、を含んでもよい。パルス幅は、スイッチングノイズ成分が発生するタイミングまで有効な長さに設定されてもよい。この態様によると、三角波とその比較レベル調整により、パルス幅を容易に生成することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、簡素な回路構成で負荷の誤動作を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態におけるモータ駆動回路1とそのモータ駆動回路1に駆動されるステッピングモータ200を示す回路図である。図1では、モータ駆動回路1は、ステッピングモータ200の出力電流を検出する電流検出抵抗300と、その他の回路構成素子を集積化してワンチップ化した集積回路100とを備える。
パルス生成回路10は、三角波発振回路(Oscillator)12、パルス幅設定回路14、およびコンパレータ16を備える。三角波発振回路12は、低電位側基準電圧REF1(以下、単に基準電圧REF1と表記する。)と、高電位側基準電圧REF2(以下、単に基準電圧REF2と表記する。)とを基に、一定周期の三角波を生成する。パルス幅設定回路14は、所定のパルス幅のパルスを生成するための基準電圧REF3(以下、単に基準電圧REF3と表記する。)を生成する。具体的には、後段のコンパレータ16の比較基準電圧を生成する。図1では、基準電圧REF2のkパーセントの電圧を生成している。通常、基準電圧REF3は、基準電圧REF2より多少、低い電圧となる。このkパーセントの設定方法については後述する。
コンパレータ16は、その非反転入力端子に三角波発振回路12の出力電圧が、その反転入力端子にパルス幅設定回路14の出力電圧、すなわち基準電圧REF3が入力される。そして、三角波発振回路12の出力電圧が、基準電圧REF3より高い場合にハイを、低い場合にローを出力し、パルスを生成する。
図2は、パルス生成回路10によるパルス生成過程を示すタイミングチャートである。図2(a)は、三角波発振回路12により生成される三角波を示す。基準電圧REF1および基準電圧REF2を上下ピーク値とする三角波が生成される。図2(a)では、上のピーク値より少し低い位置に基準電圧REF3を設定している。図2(b)は、コンパレータ16の出力波形を示す。図2(a)において、基準電圧REF3より高い電圧が図2(b)のハイとなり、それより低い電圧がローとなることが分かる。したがって、基準電圧REF3を低く設定するほど、パルス幅が広い、すなわちデューティ比が大きいパルスを生成し、それを高く設定するほどパルス幅が狭い、すなわちデューティ比が小さいパルスを生成することができる。
図1のステッピングモータ200は、2相励磁式のモータである。図1では、A相とD相、B相とC相がそれぞれ対になる。A相の信号とD相の信号とは、逆位相の信号になる。B相とC相も同様である。ステッピングモータに限らず、一般のモータは、PWM駆動される場合、そのローからハイへのスイッチング時に逆起電力による回生電流が発生する。2相励磁式のステッピングモータの場合、4つのトランジスタの内、スイッチング時に下流の2つのトランジスタがオンになり、上流の2つのトランジスタがオフになるため、上記回生電流は下流の2つのトランジスタを流れる。
電流検出抵抗300は、ステッピングモータ200の出力電流を検出する。電流検出抵抗300は、一端がステッピングモータ200に接続され、他端が接地され、その両端電圧を検出結果として、後述する加算回路20に出力する。
加算回路20は、オペアンプ26、第1入力抵抗22、第2入力抵抗24、帰還抵抗28、および接地側抵抗29を備える。電流検出抵抗300の両端電圧は、第1入力抵抗22を介してオペアンプ26の非反転入力端子に入力される。また、後述するデジタルアナログ変換回路(以下、DACと表記する。)32の低電位側基準電圧(以下、基準電圧REF4と表記する。)と同等の電圧が第2入力抵抗24を介して、オペアンプ26の非反転入力端子に入力される。
オペアンプ26の反転入力端子は、接地側抵抗29を介して接地される。オペアンプ26の出力は、後述するコンパレータ34の非反転入力端子に入力されるとともに、帰還抵抗28を介して、オペアンプ26の非反転入力端子に入力される。
第1入力抵抗22と第2入力抵抗24の抵抗値が等しいとすると、オペアンプ26の非反転入力端子に流入する電流は非常に小さいので、電流検出抵抗300の両端電圧と基準電圧REF4とを足した電圧が、当該非反転入力端子に印加される電圧とみなすことができる。一方、帰還抵抗28が小さい抵抗値であるとすると、オペアンプ26の反転入力端子に印加される電圧は、オペアンプ26の出力電圧と略等しくなる。そして、非反転入力端子に印加される電圧は、反転入力端子に印加される電圧と等しいとみなせるので、オペアンプ26の出力電圧は、電流検出抵抗300の両端電圧と基準電圧REF4とを足した電圧に略等しくなる。
このように、加算回路20は、電流検出抵抗300の両端電圧を基準電圧REF4の分、シフトアップする。すなわち、電流検出抵抗300の両端電圧の基準がグランドから基準電圧REF4にシフトすることになる。
電流制御回路30は、DAC32およびコンパレータ34を備える。DAC32は、外部から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換し、コンパレータ34の反転入力端子に出力する。DAC32には、高電位側基準電圧(以下、基準電圧REF5と表記する。)および基準電圧REF4と同等の低電位側基準電圧が供給される。DAC32は、容量アレイ方式などによりアナログ信号に変換する。
コンパレータ34には、その非反転入力端子に加算回路20の出力が、その反転入力端子にDAC32の出力が入力される。そして、加算回路20の出力電圧が、DAC32の出力電圧より高い場合にハイを、低い場合にローを出力する。
このようにして、電流制御回路30は、電流検出抵抗300を流れる検出電流Iを制御する。すなわち、加算回路20でのレベルシフトを、電流検出抵抗300の両端電圧をn倍にしたと表現すると、検出電流Iは、
=VDAC/nR
と定義することができる。ここで、VDACは、DAC32に入力されるデジタル信号である。Rは、電流検出抵抗300の抵抗値である。システム設計者は、これらの値を任意に設定して、検出電流Iを定めることができる。
ここで、電流検出抵抗300の両端電圧を加算回路20で基準電圧REF4の分、シフトアップするのは、DAC32の低電位側基準電圧をグランドレベルに設定することが難しいからである。したがって、検出電流Iを制御する信号がアナログ信号で外部から与えられれば、加算回路20は不要である。
図3は、電流検出抵抗300の両端電圧の変遷を示すタイミングチャートである。図3(a)は、電流検出抵抗300の両端電圧を示す。符号3に示すように、この電圧にはスイッチングノイズ成分が含まれる。図3(b)は、加算回路20の出力電圧を示す。加算回路20により基準電圧REF4の分、シフトアップされた結果、当該出力電圧のローレベルは、基準電圧REF4となる。図中、VDACはDAC32の出力電圧レベルを示す。図3(c)は、コンパレータ34の出力信号を示す。図3(b)の加算回路20の出力電圧がVDACより高い場合に、ハイが出力される様子が分かる。ここで、上記スイッチングノイズ成分はVDACより高いため、それに対応してコンパレータ34からハイが出力されてしまう。
図1に戻り、マスク回路40は、NOT回路42およびAND回路44を備える。NOT回路42は、パルス生成回路10で生成されたパルスを反転し、AND回路44に出力する。AND回路44の2入力端子には、NOT回路42の出力と、電流制御回路30の出力とがそれぞれ入力される。AND回路44は、少なくともいずれか一方の入力がローであればロー出力となるので、電流制御回路30の出力がローの期間は、そのままローが出力される。電流制御回路30の出力がハイの期間は、NOT回路42の出力による。すなわち、NOT回路42がハイの期間はAND回路44の出力がハイになり、NOT回路42がローの期間はAND回路44の出力がローとなる。NOT回路42はパルス生成回路10の出力を反転しているので、パルス生成回路10の出力がハイの期間は、電流制御回路30の出力がハイでも、AND回路44の出力がローとなる。これは、パルス生成回路10の出力がハイの期間は、電流制御回路30の出力をマスクしていることを意味する。
フリップフロップ回路50は、NORラッチ型のRSフリップフロップ回路である。フリップフロップ回路50は、そのセット端子にパルス生成回路10の出力が、そのリセット端子にマスク回路40の出力が入力される。フリップフロップ回路50は、セット端子とリセット端子の入力がともにローのとき、出力は不変である。セット端子にハイが、リセット端子にローが入力されると、出力がハイになる。リセット端子にハイが入力されると、セット端子の入力にかかわらず、出力がローになる。
フリップフロップ回路50は、パルス生成回路10の出力と、マスク回路40によりマスクされた電流制御回路30の出力とを基に、ステッピングモータ200を制御するためのPWM信号を生成する。
図4は、PWM信号の生成過程を示すタイミングチャートである。図4(a)は、パルス生成回路10の出力を示す。すなわち、フリップフロップ回路50のセット端子に入力される信号である。図4(b)は、マスク回路40の出力を示す。すなわち、フリップフロップ回路50のリセット端子に入力される信号である。図3(c)に示したコンパレータ34の出力からスイッチングノイズ成分が除去された信号である。図4(c)は、フリップフロップ回路50の出力であるPWM信号を示す。パルス生成回路10の出力がハイになると、当該PWM信号がハイに立ち上がり、ハイを維持する。そして、マスク回路40の出力がハイになると、当該PWM信号がローに立ち下がる。
このように、マスク回路40によりマスクされた電流制御回路30の出力に応じて、PWM信号のパルス幅を適応的に制御する。ここで、マスク回路40を通していなければ、スイッチングノイズ成分で、上記PWM信号が立ち下がってしまうことにより、ステッピングモータ200の制御電流が低下し、必要以上にトルクが小さくなってしまう。
また、上述したパルス幅設定回路14における基準電圧REF2の降圧比率であるkパーセントは、パルス生成回路10の出力がハイになってから、どの程度の期間後にスイッチングノイズが発生するかによる。そのノイズ成分をマスクすることができる程度のパルス幅が必要となるからである。このパルス幅を生成するよう、上記kパーセントを設定する。最適値は、シミュレーションや実験で求めることができる。上記期間が短ければ、パルス幅が狭くて済む。
図1に戻り、補正回路60は、OR回路62、AND回路64、OR回路66およびAND回路68を備える。OR回路62およびAND回路64には、DAC32に入力されるデジタル信号と同様の信号がそれぞれ入力される。図1では、4ビットデータの例を示しているので、OR回路62およびAND回路64の入力端子が4本になっている。
当該4ビットデータがオール0およびオール1以外の値、すなわち、0と1とが混在したデータの場合、OR回路62は常にハイをAND回路68に出力し、AND回路64は常にローをOR回路66に出力する。したがって、OR回路66は、フリップフロップ回路50の出力をAND回路68に出力することになり、AND回路68は、OR回路66の出力を後述するAND回路72〜78に出力することになる。
これに対して、上記4ビットデータがオール0の場合、OR回路62およびAND回路64は、AND回路68およびOR回路66にローを常に出力する。したがって、AND回路68の出力は、常にローとなる。また、上記4ビットデータがオール1の場合、OR回路62およびAND回路64は、AND回路68およびOR回路66にハイを常に出力する。したがって、OR回路66の出力は常にハイとなり、AND回路68の出力は常にハイとなる。
このように、補正回路60は、外部から入力されるデジタル信号がオール0またはオール1の場合、フリップフロップ回路50の出力にかかわらず、それぞれデューティ比0パーセント、または100パーセントの信号を生成することができる。この補正回路60を設けないと、フリップフロップ回路50のセット端子に入力するパルスに幅を持たせているため、オール0およびオール1の入力に対して、PWM制御されたパルスが出力されてしまう。
2相励磁式のステッピングモータ200の場合、A相、B相、C相およびD相の各々にドライバ82、84、86、88が設けられる。各ドライバ82、84、86、88の前段にはそれぞれAND回路72、74、76、78が設けられ、後段にはそれぞれプッシュプル回路92、94、96、98が設けられる。各AND回路72、74、76、78には、補正回路60の出力信号と、ステッピングモータ200のステップ角を制御するための制御信号とが入力される。
この制御信号によりハイを与えられたAND回路は、ゲートが開き、補正回路60により補正されたPWM信号を対応するドライバに出力する。各ドライバ82、84、86、88は、対応するプッシュプル回路92、94、96、98のゲートに印加するために、入力されるPWM信号を所定の増幅率で増幅する。この増幅率は、ステッピングモータ200の駆動電流などに応じて設定される。そして、増幅した信号と、その反転信号をそれぞれプッシュプル回路92、94、96、98を構成する2つのFET(Field Effect Transistor)のゲートに印加する。
各プッシュプル回路92、94、96、98は、2つのFETを直列に接続し、各FETのゲートを入力とし、2つのFETの接続点を出力とする。なお、FETの替わりにバイポーラ型トランジスタを用いてもよい。その場合、ベース電流を制御することになる。上記2つのFETは、交互にオンオフし、ステッピングモータ200に交流電流を流す。図1では、ドライバ82とドライバ88が反対の制御を行う。ドライバ84とドライバ、86も同様である。
図5は、プッシュプル回路92の出力信号を示すタイミングチャートである。図4(c)に示したPWM信号が増幅されたことが分かる。
以上説明したように本実施形態によれば、ステッピングモータなどの間欠的な出力電流検出を補うために必要であった、ピークホールド回路や平均化回路などの複雑な構成を必要とせず、また、位相補償回路を必要とせずにシステムを大幅に簡易化することができる。
また、従来、スイッチングノイズのマスク時間と最小パルス幅は、カウンタやCR時定数で設定していたが、三角波との比較レベル調整により簡易に構成することができる。さらに、定電流制御から定電圧制御へ簡易に切り替えることも可能である。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、図1では、外部から入力される電流制御用のデジタル信号を4ビットとして説明した。この点、さらに精度を上げるために5ビット以上でもよいし、簡素化するために3ビット以下でもよい。また、当該デジタル信号を利用して、パルス幅設定回路14の変数kを設定してもよい。
また、上述した実施形態ではモータの駆動回路について説明したが、本駆動回路はモータの駆動に限らず、他の負荷にも適用可能である。例えば、PWM制御するランプにも適用可能である。
本発明の実施形態におけるモータ駆動回路とそのモータ駆動回路に駆動されるステッピングモータを示す回路図である。 パルス生成回路によるパルス生成過程を示すタイミングチャートである。 電流検出抵抗の両端電圧の変遷を示すタイミングチャートである。 PWM信号の生成過程を示すタイミングチャートである。 プッシュプル回路の出力信号を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 モータ駆動回路、 10 パルス生成回路、 12 三角波発振回路、 14 パルス幅設定回路、 16 コンパレータ、 20 加算回路、 26 オペアンプ、 30 電流制御回路、 32 デジタルアナログ変換回路、 34 コンパレータ、 40 マスク回路、 50 フリップフロップ回路、 60 補正回路、 100 集積回路、 200 ステッピングモータ、 300 電流検出抵抗。

Claims (7)

  1. 所定パルス幅のパルスを生成するパルス生成回路と、
    負荷を流れる電流を検出する検出回路と、
    前記検出回路の検出結果を基に生成される制御信号に含まれうる前記負荷のスイッチングノイズ成分を、前記パルスを利用してマスクするマスク回路と、
    前記パルスおよび前記マスク回路の出力を基に、前記負荷に供給すべき電流を制御する信号を生成する信号生成回路と、
    を備えることを特徴とする負荷駆動回路。
  2. 外部から所定の信号が入力された場合、前記信号生成回路の出力を連続的なハイレベルまたはローレベルの信号に補正する補正回路をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動回路。
  3. 前記パルス生成回路は、
    三角波を生成する発振回路と、
    前記発振回路の出力と、前記パルス幅を指定するための信号とを比較し、前記パルスを出力する比較回路と、を含み、
    前記パルス幅は、前記スイッチングノイズ成分が発生するタイミングまで有効な長さに設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動回路。
  4. 前記信号生成回路は、前記パルスの立ち上がりにより有効になり、前記マスク回路の出力の立ち上がりにより無効になる信号を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の負荷駆動回路。
  5. 所定パルス幅のパルスを生成するパルス生成回路と、
    モータを流れる電流を検出する検出回路と、
    前記電流を目標値に制御すべく外部から入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換回路と、
    前記デジタルアナログ変換回路の低電位側基準電圧に対応して、前記検出回路の出力電圧に所定の電圧を加算する加算回路と、
    前記デジタルアナログ変換回路の出力と、前記加算回路の出力とを比較する比較回路と、
    前記比較回路の出力に含まれうる前記モータのスイッチングノイズ成分を前記パルスを利用してマスクするマスク回路と、
    前記パルスと前記マスク回路の出力を基に、前記モータに供給すべき電流を制御する信号を生成するフリップフロップ回路と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動回路。
  6. 前記デジタル信号の全ビットが0または1のとき、前記フリップフロップ回路の出力を連続的なハイレベルまたはローレベルの信号に補正する補正回路をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動回路。
  7. 前記パルス生成回路は、
    三角波を生成する発振回路と、
    前記発振回路の出力と、前記パルス幅を指定するための信号とを比較し、前記パルスを出力する回路と、を含み、
    前記パルス幅は、前記スイッチングノイズ成分が発生するタイミングまで有効な長さに設定されることを特徴とする請求項5または6に記載のモータ駆動回路。
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