JP2006086506A - 基板をある電位まで帯電させる方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
基板を高精度で目標電圧まで帯電させる方法および手段を提供すること。
【解決手段】
絶縁性基板の表面を目標電位まで帯電させる。一実施形態では、基板を高エネルギーのい電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1よりも大きくなるようにする。次に、表面を低エネルギーの電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1未満になるようにする。他の実施形態では、基板の表面を目標電位よりも高いおおよその初期電位に設定する。次に、基板を荷電粒子でフラッディングし、散乱粒子の電荷生成率が1未満になるようにし、目標電位が達成されたときに安定状態に達するようにする。さらに他の実施形態は、絶縁性基板の表面を目標電位まで帯電させる装置に関する。
【選択図】図2B

Description

本発明は、標本をある電位まで帯電させる装置および方法に関する。
非導電性基板を既知の電位または均一な電位に帯電させたい場合がよくある。これは、例えば電子顕微鏡、イオン注入器またはその他の荷電粒子機器においてしばしば必要となる。1つの一般的目的は、半導体ウェハを帯電(または放電)させることであり、特に半導体ウェハ上の絶縁層を帯電(または放電)させることである。絶縁層には、例えば、二酸化シリコンその他の絶縁材料が使用される。
そのような帯電の一般的方法は、電子フラッディングを利用したものである。ここで、図1Aおよび図1Bを参照し、電子フラッディングの従来技術について説明する。図1Aは、従来のフラッディングの方法100を示すフロー図である。図1Bは、従来のフラッディングの構成の断面を示す概略図である。
従来のフラッディング技術の場合、フラッドシステムは、比較的大きいランディング・エネルギー(通常、数百電子ボルト)を有する電子フラッドビーム152を生成し、電子生成率が1よりも大きくなるようにする(η>1)。そして、基板154の上に静電界を印加しながら(106)、基板154をエレクトロン・フラッド・ガンの下を通過させる(または下に配置する)(104)。フラッド・ガン156は、他のコンポーネントの中でもとりわけ、カソード157、アノード158、および低バイアス電極159を有する場合がある。静電界は、例えばフラッド・ガン156(および恐らくは該フラッド・ガンの正面のグリッド)の周りに配置された低バイアス電極159を用いて印加される。すると、基板154の表面153から非常に低いエネルギー(通常、数電子ボルト)の2次電子160が放出される(108)。これらの低エネルギーの2次電子160は、静電界の影響を受けて移動し、その静電界が実質的に中和されるまで表面153を帯電させる(110)。その結果、基板表面の電位は、フラッド・ガン156の低バイアス電極159の電位にほぼ等しくなる。ただし、空間帯電効果により、それらの電位は完全に等しくはならない。表面電荷が安定状態に達すると(112)、2次電子電流160(入射フラッドビーム電流に等しい)は、基板154の表面153から離れつづけ(114)、ギャップを漂流して、低バイアス電極158へと向かう。これらの2次電子は、表面153からギャップを介してフラッド・ガン・バイアス電極158まで2次電子を動かす一定の電界を有する空間帯電状態を作り出し(116)、基板154の表面153に電圧低下を引き起こす(118)。
下記の例は、ウェハ表面に二酸化シリコンの層を有する半導体ウェハを従来技術でフラッディングするシステムの設定(102)を示す典型的な例である。設定(102)は、フラッド・ガン156の電極に印加される電圧や、基板154に印加される電圧のような、システムに印加される種々の電圧を制御するように構成されたコントローラ151を用いて実施される。フラッド・ガン158のカソード157はマイナス300ボルト(−300V)の電位に設定され、アノード158はゼロボルト(0V)のグラウンド電位に設定され、エレクトロン・フラッド・ビームのエネルギーが300電子ボルト(300eV)になるようにする。ウェハ基板154に印加されるバイアス電圧(ウェハ・バイアス)も、グラウンド電位(0V)に設定される。ウェハ基板の電位がウェハ・バイアスからさほど離れていない場合、ランディング・エネルギーは概ね300電子ボルト(300eV)になる。基板表面153を約10ボルト(10V)に帯電させたい場合、フラッド・ガン156の低バイアス電極159の電圧は10ボルト(10V)に設定される。
困ったことに、従来のフラッディングは通常、上述のように基板154の表面に望ましくない電圧低下を引き起こす(118)。一次元の概算であれば、この電圧低下は、チャイルド(Child-Langmuir)の法則を用いて概算することができる。例えば、ギャップが1センチメートル(1cm)で、入射ビーム電流密度が1平方センチメートル当たり100マイクロアンペア(100μA/cm2)である場合、チャイルドの法則によれば、基板の電圧は、空間帯電により概ね12ボルト(12V)だけ低下することになる。
従来のフラッディング技術では、上述の電圧低下の他に、フラッド・ビームのビーム縁部の電流密度の変動によって、基板表面の電荷にむらが生じることがある。また、フラッド・ガンの電極の電圧低下(電極における抵抗効果および/または仕事関数効果により発生する)により、更に基板電位誤差が生じることもある。さらに、迷走電界により、さらなる基板電位誤差が生じる場合もある。実際には、これらの様々な電圧のずれにより、基板の表面にわたって僅か数ボルトまたは数ボルトの電荷のむらが発生する。そのため、基板を僅か数ボルトよりも優れた精度で既知の電位または均一な電位にフラッディングすることは難しい。
従って、本発明の目的の1つは、基板を高精度で既知の電位または均一の電位に帯電させる方法を提供することである。
絶縁性基板の表面を目標電位まで帯電させる。一実施形態では、表面を高エネルギー電子ビームでフラッディングし、2次電子生成率が1よりも大きくなるようにする。次に、その表面を低エネルギー電子ビームでフラッディングし、2次電子生成率が1未満になるようにする。
他の実施形態において、基板は、目標電位よりも高いおおよその初期電位状態に設定される。一実施形態において、この事前帯電はイオンビーム衝撃を使用して実施される。他の実施形態において、この事前帯電はプラズマを使用して実施される。さらに他の実施形態において、この事前帯電は光子衝撃を使用して実施される。次に、表面を荷電粒子でフラッディングし、散乱粒子の電荷生成率が1未満になるようにし、目標電位に達したときに安定状態に達するようにする。
さらに他の実施形態は、絶縁性基板の表面を目標電位まで帯電させる装置に関する。エレクトロン・フラッド・ガンは、カソード、アノード、および低電極を有する。基板ホルダは、基板に印加される基板バイアス電圧を有する。コントローラは、フラッド・ガンおよび基板バイアス電圧を制御する。コントローラは、基板の表面を高エネルギー電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1よりも大きくなるようにする。次いでコントローラは、基板の表面を低エネルギーの電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1未満になるようにするように更に構成される。
上述のように、非導電性基板(例えば、絶縁層を有する半導体ウェハなど)を既知の電位または均一な電位に帯電させたい場合がよくある。これは、例えば電子顕微鏡、イオン注入器またはその他の荷電粒子機器においてしばしば必要となる。そのような基板の帯電を実現するために、本出願は、エレクトロン・フラッド・ガンを上述の従来技術とは大きく異なる方法で動作させることを開示する。有利なことに、本願に開示する技術によれば、上述のような空間帯電、フラッド・ガン電極電位、および/または、迷走電界などの影響による電圧のずれを事実上なくすことが、若しくは、実質的に低減することができる。
本発明の一実施形態は、従来のフラッディング技術とは大きく異なるミラー・フラッディング技術に関する。ここで、ミラー・フラッディング技術について、図2Aおよび図2Bを参照して説明する。図2Aは、本発明の一実施形態によるミラー・フラッディングの方法200を示すフロー図である。図2Bは、本発明の一実施形態によるミラー・フラッディングの構成の断面を示す概略図である。
このミラー・フラッディング技術では、エレクトロン・フラッド・ビーム152を比較的低いランディング・エネルギーに設定し(202)、電子生成率が1未満(η<1)になるようにする。これは、比較的大きいランディング・エネルギーを使用して1よりも大きい電子生成率を確保する従来技術とは、対照的である。
基板154をエレクトロン・フラッド・ガン156の下を通過させる(または下に配置する)(204)。この帯電モードの場合、基板154の表面153は、(溢れ出た電子の吸収により)フラッド・ガン156のカソード157の電位に達するまで負に帯電される(ほぼフラッド・ガン156の低バイアス電極159の電位まで帯電させる従来技術とは異なり)。
安定状態に達すると(208)、フラッド・ビームによる2次電子の放出はなくなり、フラッドビーム中の入射電子152が基板表面153で反射(ミラー)されることにより(210)、反射電子ビーム164が生成される。抽出電極166を用いて基板表面153の上に形成された抽出静電界は、空間帯電効果を回避しつつ、反射された電子を比較的迅速に再加速し、抽出する(212)。このミラー・モードの場合、基板表面の電位がフラッド・ガンの電極(カソード157以外の電極)の電位の影響を比較的受けないので、有利である。
下記は、基板表面をミラー・フラッディングするシステムの設定(202)の具体例である。設定(202)は、フラッド・ガン156の電極に印加される電圧、抽出電極166に印加される電圧、および基板154に印加される電圧といった、システムに印加される種々の電圧を制御するように構成されたコントローラ151を用いて実施される。フラッド・ガンのカソード157をマイナス100ボルト(−100V)に設定し、アノード158をゼロボルト(0V)のグラウンド電位に設定し、エレクトロン・フラッド・ビームのエネルギーが100電子ボルト(eV)になるようにする。ウェハ表面の電位を比較的高い電位から10ボルト(10V)まで低下させたい場合、ウェハ基板154に印加されるバイアス電圧(ウェハ・バイアス)はマイナス110V(−110V)に設定する。
上述のミラー・フラッディングの際に電子生成率を確実に1未満にするためには、最初に基板の電荷を既知の状態にするか、または制御して、E1よりも大きいエネルギーのフラッド・ビーム152が、表面153に当たらないようにしなければならない。ただし、エネルギーE1は、電子生成率が1に等しくなる電子エネルギーとして定義される。
表面の帯電状態が分からない場合は、まず従来のフラッディング100を使用して、おおよその電圧を知る。本出願は、従来のフラッディングとミラー・フラッディングとを組み合わせた2つの技術を開示している。一方の方法は逐次的方法300であり、この方法については図3を参照して後で詳しく説明する。もう1つの方法は多重化された方法、すなわち「細分化された」方法400であり、この方法については図4を参照して後で説明する。
あるいは、マルチステップモード・フラッディングを使用してもよい。例えば、基板の最大正電位に関する上限が分かっている場合がある。そうした上限は、基板処理の履歴や、基板に関する誘電破壊特性から知ることができる。その場合、最初は比較的高い目標電位でミラーモード・フラッディングを実施し、その後、基板が目標電位に近づくまで、徐々に目標電位を下げてゆく場合がある。例えば、ウェハが電子抽出条件で検査された場合、ウェハが正に帯電されているものの、均一な状態ではない場合がある。例示の目的で、ウェハは、破壊することなく100ボルトまで帯電可能な酸化物層を有し、基板電位の上限は+100Vであることが分かっているものと仮定する。また、ウェハの目標電位はゼロボルトであるものと仮定する。その場合、まず目標電位+100Vでミラーモード・フラッディングを実施し、次いで目標電位+67ボルトでミラーモード・フラッディングを実施し、次に目標電位+33ボルトで、そして目標電位0ボルトで実施する場合がある。
図3は、本発明の一実施形態による、基板を目標電位まで帯電させる逐次的方法300を示すフロー図である。図3の方法300は、未知の帯電状態の基板に対して使用することができる。この方法300は2つのステージを含む。
第1ステージは、基板をほぼ(おおよその)帯電状態にする(302)従来技術のフラッディングプロセス(100)を含む。従来のフラッディングプロセスの一実施形態には、図1Aおよび図1Bを参照して上で説明したようなものがある。
第2ステージは、最終的な(厳密な)帯電状態を達成(304)するミラー・フラッディング・プロセス(200)を含む。ミラー・フラッディング・プロセスの一実施形態については、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。
例えば、従来のフラッディング・プロセス(100)を使用して、基板を最終目標電圧よりも僅か数十ボルト高いところまで帯電させる。次に、ミラー・フラッディング・プロセス(200)を使用して負の帯電を行い、基板の電位を最終目標電圧まで低下させる。
具体的な例として、二酸化シリコンの層を有する半導体ウェハを10ボルト(10V)の電位まで帯電させたい場合を仮定する。まず、ウェハを従来どおりにフラッディングする(100)。この従来のフラッディングは、例えば、下記の設定(102)を用いて実施される。カソード157をマイナス300ボルト(−300V)に設定し、アノード158をゼロボルト(0V)のグラウンド電位に設定し、エレクトロン・フラッド・ビームのエネルギーが、300電子ボルト(300eV)になるようにする。さらに、ウェハ基板154に印加されるバイアス電圧(ウェハ・バイアス)もグラウンド電位(0V)に設定する。ビーム・エネルギーが十分に大きいので、このランディング・エネルギーであれば、電子生成率は1よりも大きくなるはずである。フラッド・ガン156の低バイアス電極159を30ボルト(30V)に設定し、ウェハ表面がおおよそ30ボルトに帯電されるようにする。上述の電圧低下およびその他の電圧変動があるので、この30Vへの帯電はおおよそのものである。次に、ウェハをミラー・フラッディングする(200)。このミラー・フラッディングは、例えば下記の設定(202)を用いて実施される。フラッド・ガンのカソード157をマイナス100ボルト(−100V)の電位に設定し、アノード158をゼロボルト(0V)のグラウンド電位に設定し、エレクトロン・フラッド・ビームのエネルギーが100電子ボルト(100eV)になるようにする。ウェハ表面の電位を約30ボルト(30V)から10ボルト(10V)に低下させたい場合、ウェハ基板154に印加されるバイアス電圧(ウェハ・バイアス)をマイナス110ボルト(−110V)に設定する。その結果、最終的にウェハの表面は、従来のフラッディング技術に比べて高い精度で10Vに設定される。
図4は、本発明の一実施形態による、基板を目標電位まで帯電させる多重化された方法、すなわち「細分化された」方法400を示すフロー図である。この方法400では、基板154の表面153を一度に全て処理対象とするのではなく、各エリアを処理対象とする。選択(401)された各エリアは、1以上のサイクルにさらされる。各サイクルは、おおよその帯電状態にする(302)従来のフラッディング(100)と、目標電位の最終帯電状態を達成(304)するミラー・フラッディング(200)とを含む。
処理対象となるエリアがまだある場合(404)、次のエリアを選択し(401)、フラッディング・プロセス(100/302/200/304)はそのエリアに移る。全エリアが処理されると(404)、プロセスは終了する。所望の表面エリアを処理対象とするための移動は、段階(歩進)的態様であってもよいし、連続移動(帯状化)であってもよい。
上記の説明では、本発明の実施形態を完全に理解してもらうために、多数の詳細を記載している。しかしながら、本発明の実施形態に関する上記の説明は、発明を網羅しようとするものでもなければ、発明を開示した形態に限定しようとするものでもない。当業者であれば、それらの1以上の具体的詳細、他の方法、構成要素などがなくても、本発明を実施できることが分かるであろう。また、本発明の態様を曖昧にしないように、既知の構造や動作については詳しく図示説明していない。本明細書に記載されている本発明の具体的実施形態や実施例は例示のためのものであり、当業者であれば、本発明の範囲内で種々の等価な変更が可能であることも分かるであろう。
上記の詳細な説明を参照すれば、本発明にそうした変更を施すことが可能である。特許請求の範囲に使用される用語は、明細書や特許請求の範囲に開示されている特定の実施形態に本発明を限定するためのものではない。そうではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲によって規定される。特許請求の範囲は、特許請求の範囲解釈に関する決められた原則に従って解釈すべきである。
従来のフラッディングの方法を示すフロー図である。 従来のフラッディングの構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態によるミラー・フラッディングの方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態によるミラー・フラッディングの構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態による、基板を目標電位まで帯電させる逐次的方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態による、基板を目標電位まで帯電させる、多重化された方法を示すフロー図である。

Claims (27)

  1. 絶縁性基板の表面を目標電位まで帯電させる方法であって、
    前記表面を高エネルギーの電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1よりも大きくなるようにするステップと、
    次に、前記表面を低エネルギーの電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1未満になるようにするステップと、
    からなる方法。
  2. 前記高エネルギービームフラッディングのランディング・エネルギーは、電子生成率が1のときのエネルギーよりも大きくなるように設定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記高エネルギービームフラッディングの際に、フラッド・ガンの低バイアス電極と前記基板との間にバイアス電圧を印加することにより、静電界が形成される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記高エネルギービームフラッディングの際に、前記表面が、ほぼ低バイアス電極の電位まで帯電される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記低バイアス電極の電位は、目標電位よりも高い、請求項4に記載の方法。
  6. 前記低エネルギービームフラッディングのランディング・エネルギーは、電子生成率が1であるときのエネルギーよりも小さくなるように設定され、前記表面は負に帯電され、前記表面が入射電子を反射するときに安定状態に達する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記表面を、前記高エネルギービームフラッディングおよび前記低エネルギービームフラッディングによって順番に対象とするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記表面をエリアごとに対象とするステップをさらに含み、
    各エリアが、最初に前記高エネルギービームフラッディングの対象とされ、次に前記低エネルギービームフラッディングの対象とされる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記高エネルギービームフラッディングおよび前記低エネルギービームフラッディングからなるサイクルが、各エリアについて反復される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記表面の対象は段階的態様で達成される、請求項8に記載の方法。
  11. 前記表面の対象は帯状化によって達成される、請求項8に記載の方法。
  12. 絶縁性基板の表面を目標電位まで帯電させるプロセスであって、
    前記基板の表面を前記目標電位よりも高いおおよその初期電位の状態にするステップと、
    前記表面を荷電粒子でフラッディングし、散乱粒子の電荷生成率が1未満になるようにするステップと、
    前記表面が前記目標に達したときに安定状態に達するステップと、
    からなるプロセス。
  13. 前記荷電粒子は電子からなり、前記散乱粒子は散乱電子からなる、請求項12に記載のプロセス。
  14. 前記安定状態において、前記基板をフラッディングする前記荷電粒子は、前記基板から反射される、請求項12に記載のプロセス。
  15. 前記表面の対象は段階的態様で達成される、請求項12に記載のプロセス。
  16. 前記表面の対象は帯状化によって達成される、請求項12に記載のプロセス。
  17. 前記表面を前記初期電位まで予め帯電させておくステップをさらに含む、請求項12に記載のプロセス。
  18. 前記予め帯電させておくステップは、電子生成率が1よりも大きいエレクトロン・ビーム・フラッディングを使用して実施される、請求項17に記載のプロセス。
  19. 前記予め帯電させておくステップは、イオンビーム衝撃を使用して実施される、請求項17に記載のプロセス。
  20. 前記予め帯電させておくステップは、プラズマを使用して実施される、請求項17に記載のプロセス。
  21. 前記予め帯電させておくステップは、光子衝撃を使用して実施される、請求項17に記載のプロセス。
  22. 前記絶縁性基板は、半導体ウェハ上の絶縁体層からなる、請求項17に記載のプロセス。
  23. 基板の表面を目標電位まで帯電させる装置であって、
    カソード、アノード、および低電極を有するエレクトロン・フラッド・ガンと、
    基板に印加される基板バイアス電圧を有する基板ホルダと、
    前記フラッド・ガンおよび前記基板バイアス電圧を制御するためのコントローラと、
    からなり、
    前記コントローラは、前記基板の表面を高エネルギーの電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1よりも大きくなるようにし、次いで前記基板を低エネルギーの電子ビームでフラッディングし、電子生成率が1未満になるようにするように構成される、装置。
  24. 前記高エネルギーフラッディングの際に、前記低電極が前記目標電位よりもわずかに高い初期電位に設定され、前記表面は前記初期電位にほぼ達する、請求項23に記載の装置。
  25. 前記低エネルギーフラッディングの際に、前記カソードが前記目標電位に設定され、前記表面は前記目標電位に達する、請求項24に記載の装置。
  26. 絶縁性基板の表面を目標電位まで帯電させるプロセスであって、複数のミラーモード・フラッディングステップからなり、該ミラーモードフラッディングステップのそれぞれが、
    前記基板に電圧を印加するステップと、
    前記基板を荷電粒子でフラッディングし、散乱粒子の電荷生成率が1未満になるようにするステップと、
    からなるプロセス。
  27. 前記目標電位に達するまで、前記基板に減少してゆく電圧が印加される、請求項26に記載のプロセス。

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