JP2006086231A - 半導体製造装置 - Google Patents

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崇之 佐藤
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Abstract

【課題】 基板載置台の貫通孔に対する基板保持ピンの位置調整を容易に行うことを可能にする。
【解決手段】 ピン設置用のピンアーム(基板保持ピン設置台)282は、処理室を構成する下側容器211の底面212に取り付けられる。リフトピン(基板保持ピン)266は、ピンアーム282の貫通孔217aと対応する係合孔262に立設され、ピンアーム282の取付部285は、下側容器211の底面212へ取り付けられる。リフトピン266は、サセプタ(基板載置台)217の下降にともなって貫通孔217aから突き出してウェハ(基板)200を保持し、サセプタ217の上昇にともなって貫通孔217aから引っ込んでウェハ200をサセプタ217に載置する。このリフトピン266の貫通孔217aに対する位置調整を容易に行えるように、ピンアーム282の底面212への取付部285を、サセプタ217と下側容器211の底面212との間に挟まれる空間Sinの外側の空間Soutに取り付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板載置台からピンを出没させて基板の受渡しを行う基板保持ピン機構を備えた半導体製造装置に関するものである。
基板処理室を備える半導体製造装置では、その基板処理室に、サセプタ(基板載置台)に対する基板の受渡しを行うためのリフトピン機構(基板保持ピン機構)を有するものが知られている。
図3は、そのような従来のリフトピン機構260を備えた基板処理室の要部の断面図を示す。基板処理室は下側容器211、ウェハ200を載置するサセプタ217、サセプタ217を昇降させる昇降駆動部268、及びリフトピン機構260を備える。リフトピン機構260は、サセプタ217に設けた貫通孔217aを貫通してウェハ200をリフトさせるリフトピン(基板保持ピン)266、リフトピン266を設置するためのピンアーム(基板保持ピン設置台)264からなっている。
ピンアーム264は、リフトピン266を立設する係合孔262と、ピンアーム264を下側容器211に取り付ける取付部265とを有する。ピンアーム264は、係合孔262に立設したリフトピン266が、サセプタ217に設けた貫通孔217aに貫通できるように、下側容器211の底面212にネジ250で固定される。
このようなリフトピン機構260は、サセプタ217の円周方向に3箇所設けてある。そして、サセプタ217の昇降により、ウェハ200をリフトピン266で円滑にリフトさせるためには、リフトピン266が貫通孔217aの中心に来るように、ピンアーム264を精度良く下側容器211の底面212に取り付ける必要がある。
上述した従来の半導体製造装置では、基板保持ピン設置台の取付け位置が、基板載置台の下方位置にあり、基板載置台に覆われた格好になる。基板保持ピン設置台の取付け位置が、基板載置台に覆われた格好になっていても、基板載置台と基板保持ピン設置台との間の距離が長ければ、斜め上方から基板保持ピン設置台の取付部を見通すことができるので、基板保持ピン設置台の取付けは特に難しいということにはならない。
しかし、半導体製造装置の小型化という構造上の制約から、一般に、基板載置台と基板保持ピン設置台との間の距離は短いため、基板保持ピン設置台を動かして、基板載置台に設けた貫通孔に対する基板保持ピンの位置調整をしようとすると、基板保持ピン設置台にアクセスする作業者の治具や手が基板載置台と干渉するため、貫通孔に対する基板保持ピンの位置調整が難しかった。
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解消して、基板保持ピンの位置調整を容易に行うことが可能な半導体製造装置を提供することにある。
第1の発明は、基板を処理する基板処理室と、基板処理室内に設けられ、前記基板を載置する基板載置台と、前記基板載置台を昇降する昇降駆動部と、前記基板載置台に設けられたピン貫通用の貫通孔と、前記処理室の底面に取り付けられたピン設置用の基板保持ピン設置台と、前記基板保持ピン設置台の前記貫通孔と対応する位置に立設され、前記基板載置台の下降にともなって前記貫通孔から突き出して前記基板を保持し、基板載置台の上昇にともなって前記貫通孔から引っ込んで前記基板を基板載置台に載置する基板保持ピンとを備え、前記基板保持ピン設置台の前記底面への取付部が、前記基板載置台と前記基板処理室の底面との間に挟まれる空間の外側に取り付けられていることを特徴とする半導体製造装置である。
貫通孔に対する基板保持ピンの位置を調整する際に、基板載置台が昇降駆動部により昇降可能に処理室内に設けられている状態でも、基板保持ピン設置台の処理室底面への取付部が、基板載置台と基板処理室の底面との間に挟まれる空間の外側に取り付けられるようになっているので、基板保持ピン設置台へのアクセス手段が基板載置台に干渉されることなく、基板保持ピン設置台の取付部を処理室の底面に容易に取り付けることができ、貫通孔に対する基板保持ピンの位置調整を容易に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記基板保持ピン設置台を、取付部となる一端は基板処理室に固定し、基板保持ピンの保持部となる他端を自由にした片持台で構成し、基板保持ピン設置台を前記空間より外側方向に延在させることにより、取付部を前記空間より外側に配置したことを特徴とする半導体製造装置である。
基板保持ピン設置台を延在させるだけで、貫通孔に対する基板保持ピンの位置調整を容易に行うことができる。
本発明によれば、基板載置台に設けた貫通孔に対する基板保持ピンの位置調整を容易に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。本発明のプラズマ処理炉は、電界と磁界により高密度プラズマを生成できる変形マグネトロン型プラズマ源(Modified Magnetron Typed Plasma Source)を用いてウェハ等の基板をプラズマ処理する基板処理炉(以下、MMT装置と称する)である。このMMT装置は、気密性を確保した円筒形の処理室に基板を設置し、シャワープレートを介して反応ガスを処理室に導入し、処理室をある一定の圧力に保ち、放電用電極に高周波電力を供給して電界を形成するとともに磁界をかけてマグネトロン放電を起こす。
放電用電極から放出された電子がドリフトしながらサイクロイド運動を続けて周回することにより長寿命となって電離生成率を高めるので高密度プラズマを生成できる。このように反応ガスを励起分解させて、基板表面を酸化または窒化等の拡散処理をしたり、または基板表面に薄膜を形成したり、または基板表面をエッチングしたりする等、基板へ各種のプラズマ処理を施すことができる。
図2に、このようなMMT装置の概略構成図を示す。MMT装置は、第2の容器である下側容器211と、該下側容器211の上に被せられる第1の容器である上側容器210とから処理室201が形成されている。上側容器210はドーム型の酸化アルミニウムまたは石英で形成されており、下側容器211はアルミニウムで形成されている。また後述するヒータ一体型の基板載置台であるサセプタ217を窒化アルミニウムや、セラミックスまたは石英で構成することによって、処理の際に膜中に取り込まれる金属汚染を低減している。
上側容器210の上部にはガス分散空間であるバッファ室237を形成するシャワーヘッド236が設けられ、シャワーヘッド上壁にはガス導入用の導入口であるガス導入口234が設けられ、下壁はガスを噴出する噴出孔であるガス噴出孔234aを有するシャワープレート240からなっており、前記ガス導入口234は、ガスを供給する供給管であるガス供給管232により開閉弁であるバルブ243a、流量制御手段であるマスフローコントローラ241を介して図中省略の反応ガス230のガスボンベに繋がっている。
シャワーヘッド236から反応ガス230が処理室201に供給され、また、サセプタ217の周囲から処理室201の底方向へ基板処理後のガスが流れるように下側容器211の側壁にガスを排気する排気口であるガス排気口235が設けられている。ガス排気口235はガスを排気する排気管であるガス排気管231により圧力調整器であるAPC242、開閉弁であるバルブ243bを介して排気装置である真空ポンプ246に接続されている。
供給される反応ガス230を励起させる放電手段として断面が筒状であり、好適には円筒状の第1の電極である筒状電極215が設けられる。筒状電極215は処理室201の外周に設置されて処理室201内のプラズマ生成領域224を囲んでいる。筒状電極215にはインピーダンスの整合を行う整合器272を介して高周波電力印加する高周波電源273が接続されている。
また、断面が筒状であり、好適には円筒状の磁界形成手段である筒状磁石216は筒状の永久磁石となっている。また、筒状磁石216は、筒状電極215の内周面に沿って円筒軸方向に磁力線を形成するようになっている。
処理室201の底側中央には、基板であるウェハ200を保持するための基板載置台としてサセプタ217が配置されている。サセプタ217はウェハ200を加熱できるようになっている。サセプタ217は、円板上をしており、例えば窒化アルミニウムで構成され、内部に加熱手段としてのヒータ(図中省略)が一体的に埋め込まれている。ヒータは電力が印加されて、400〜600℃程度に加熱されて、ウェハ200を室温から500℃程度にまで加熱できるようになっている。
また、サセプタ217の内部には、更にインピーダンスを可変するための電極である第2の電極も装備されており、この第2の電極がインピーダンス可変機構274を介して接地されている。インピーダンス可変機構274は、コイルや可変コンデンサから構成され、コイルのパターン数や可変コンデンサの容量値を制御することによって、上記電極及びサセプタ217を介してウェハ200の電位を制御できるようになっている。
ウェハ200をマグネトロン型プラズマ源でのマグネトロン放電により処理するための処理炉202は、少なくとも前記処理室201、サセプタ217、筒状電極215、筒状磁石216、シャワーヘッド236、及び排気口235から構成されており、処理室201でウェハ200をプラズマ処理することが可能となっている。
筒状電極215及び筒状磁石216の周囲には、この筒状電極215及び筒状磁石216で形成される電界や磁界を外部環境や他処理炉等の装置に悪影響を及ぼさないように、電界や磁界を有効に遮蔽する遮蔽板223が設けられている。
サセプタ217は下側容器211と絶縁され、サセプタ217を昇降させる昇降手段であるサセプタ昇降駆動部268が設けられている。またサセプタ217には貫通孔217aを有し、下側容器211底面にはウェハ200を突き上げるためのリフトピン機構を構成する基板保持ピンであるリフトピン266が少なくとも3箇所に設けられている。リフトピン266は、石英やセラミックスで形成されている。そして、サセプタ昇降駆動部268によりサセプタ217が下降させられたときにはリフトピン266がサセプタ217と非接触な状態で貫通孔217aを突き抜けるような位置関係となるよう、貫通孔217a及びリフトピン266が設けられる。
また、下側容器211の側壁には仕切弁となるゲートバルブ244が設けられ、開いているときには図中省略の搬送手段により処理室201へウェハ200が搬入、または搬出され、閉まっているときには処理室201を気密に閉じることができる。
また、制御手段であるコントローラ121は高周波電源273、整合器272、バルブ243a、マスフローコントローラ241、APC242、バルブ243b、真空ポンプ246、サセプタ昇降駆動部268、ゲートバルブ244、サセプタに埋め込まれたヒータに高周波電力を印加する高周波電源と接続し、それぞれを制御している。
上記のような構成において、ウェハ200の表面を、またはウェハ200上に形成された下地膜の表面を所定のプラズマ処理を施す方法について説明する。
ウェハ200は処理炉202を構成する処理室201の外部からウェハを搬送する図中省略の搬送手段によって処理室201に搬入され、サセプタ217上に搬送される。この搬送動作の詳細は、まずサセプタ217が下がった状態になっており、リフトピン266の先端がサセプタ217の貫通孔217aを通過してサセプタ217表面よりも所定の高さ分だけ突き出された状態で、下側容器211に設けられたゲートバルブ244が開き、図中省略の搬送手段によってウェハ200をリフトピン266の頂部に載置し、搬送手段は処理室201外へ退避すると、ゲートバルブ244が閉まり、サセプタ217がサセプタ昇降駆動部268により上昇すると、サセプタ217上面にウェハ200を載置することができ、更にウェハ200を処理する位置まで上昇する。
サセプタ217に埋め込まれたヒータは予め加熱されており、搬入されたウェハ200を室温〜500℃の範囲内でウェハ処理温度に加熱する。真空ポンプ246、及びAPC242を用いて処理室201の圧力を0.1〜100Paの範囲内に維持する。
ウェハ200を処理温度に加熱したら、ガス導入口234からシャワープレート240のガス噴出孔234aを介して、反応ガスを処理室201に配置されているウェハ200の上面(処理面)に向けてシャワー状に導入する。同時に筒状電極215に高周波電源273から整合器272を介して高周波電力を印加する。印加する電力は、150〜200Wの範囲内の出力値を投入する。このときインピーダンス可変機構274は予め所望のインピーダンス値に制御しておく。
筒状磁石216の磁界の影響を受けてマグネトロン放電が発生し、ウェハ200の上方空間に電荷をトラップしてプラズマ生成領域224に高密度プラズマが生成される。そして、生成された高密度プラズマにより、サセプタ217上のウェハ200の表面にプラズマ処理が施される。表面処理が終わったウェハ200は、図示略の搬送手段を用いて、基板搬入と逆の手順で処理室201外へ搬送される。
なお、コントローラ121により高周波電源273の電力ON・OFF、整合器272の調整、バルブ243aの開閉、マスフローコントローラ241の流量、APC242の弁開度、バルブ243bの開閉、真空ポンプ246の起動・停止、サセプタ昇降駆動部268の昇降動作、ゲートバルブ244の開閉、サセプタに埋め込まれたヒータに高周波電力を印加する高周波電源への電力ON・OFFをそれぞれを制御している。
ところで、上述したリフトピン機構の説明では、便宜上、リフトピン266のみについて説明したが、実際にはリフトピン機構は、その他の要素も含む。図1を用いてこのリフトピン機構の詳細を説明する。
図1は上述したMMT装置の要部拡大断面図を示す。
同図に示す様に、MMT装置は、基板処理室の下半分を構成する下側容器211、ウェハ200を載置するサセプタ217、サセプタ217を昇降させる昇降駆動部268、及びリフトピン機構280とを備える。
リフトピン機構280は、リフトピン266を設置するための基板保持ピン設置台であるピンアーム282と、ピンアーム282を介して下側容器211に保持されて、サセプタ217に設けた貫通孔217aを貫通してウェハ200をリフトさせるリフトピン266とから構成される。リフトピン機構280を、ピンアーム282とリフトピン266とに分割して構成することによって、石英やセラミックスで形成されているゆえに割れることも多いリフトピン266のみを交換できるようにしている。
ピンアーム282は、リフトピン266を下側容器211に固定する。ピンアーム282は、石英やセラミックスで形成される。このピンアーム282は例えば片持台で構成され、下方にL字状に曲げられた固定端にピンアーム282を固定する取付部285を有し、その自由端にリフトピン266を立設する基板保持ピン設置部284を有する。取付部285は下側容器211の底面212にネジ250により固定される。基板保持ピン設置部284は、リフトピン266を立設する係合孔262を有する。
ピンアーム282の基板保持ピン設置部284は、サセプタ217と下側容器211の底面212との間に挟まれる空間Sinの内側に配置されている。すなわち、サセプタ217を下側容器211の底面212上に投影したサセプタ投影像上に、ピンアーム282の基板保持ピン設置部284は配置されている。
ピンアーム282の取付部285は、片持台の長さを長くして、取付部285を処理室の径方向外方に延在させることにより、サセプタ217と下側容器211の底面212との間に挟まれる空間Sinより外側の空間Soutに配置されている。すなわち、サセプタ217を下側容器211の底面212上に投影したサセプタ投影像よりも、ピンアーム282の取付部285は外側に配置されている。
リフトピン266は、サセプタ217から出没してウェハ200の受渡しを行う。このリフトピン266は、その底部261がピンアーム282の係合孔262に係合されて、サセプタ217に設けた貫通孔217aと対応する位置に立設される。リフトピン266の頂部263は、昇降駆動部268により昇降するサセプタ217の下降にともなって、貫通孔217aから突き出してウェハ200を保持する(図1に示す状態)。また、サセプタ217の上昇にともなって貫通孔217aから引っ込んでウェハ200をサセプタ217に載置する。
上述したようにリフトピン機構280は構成されるが、このリフトピン機構280は、サセプタ217の円周方向に3箇所設けてある。
上述したピンアーム282及びリフトピン266の取付け手順は次の通りである。
作業者は、昇降駆動部268を設けたサセプタ217を下側容器211内に設置する。サセプタ217が設置された状態の下側容器211内において、サセプタ217を上昇させた後、ピンアーム282を下側容器211の底面212の所定位置に、作業者はドライバを使ってネジ250で仮止めする。ピンアーム282の係合孔262にリフトピン266を挿入して立設する。ピンアーム282の仮止め位置を中心にピンアーム282を回動するなどして、リフトピン266の位置を調整して、リフトピン266とサセプタ217に設けた貫通孔217aとの中心を一致させる。リフトピン266が貫通孔217a内に貫通する手前までサセプタ217を下降させ、再度ピンアーム282とサセプタ217の貫通孔217aの位置を微調整し、リフトピン266を貫通孔217aの中央に貫通させるようにする。最後にネジ250を締めつけて、ピンアーム282を下側容器211の底面212に固定する。
これによりリフトピン266は、ピンアーム282を介してサセプタ217に設けた貫通孔217aと対応する下方位置に立設される。また、リフトピン266は、底面212からの設置高さが固定されるため、昇降するサセプタ217に対して相対的に高くなったり、低くなったりする。
サセプタ217は、ウェハサイズ毎に専用タイプのものに交換される。これに対してピンアーム282は汎用タイプのものが使用される。したがって、図示していないが、ピンアーム282には、サイズの異なるサセプタ217に対応できるように、サセプタ217の径方向内方に向かって複数の係合孔262を設けてある。例えば、φ300、φ200ウェハ用の2個の係合孔を設けてある。
次に上記のようなリフトピン機構280の作用について説明する。
まず、サセプタ217を昇降駆動部268を介して下降させる。すると、ピンアーム282に立設されているリフトピン266の頂部263は、サセプタ217の下降によって、貫通孔217aからサセプタ217の上に突き出ることになる。このリフトピン266の頂部263の位置が、ウェハ200が搬入出されるウェハ搬入出位置となる。
ウェハ200は、下側容器211の側壁に設けられたゲートバルブ244(図2参照)を介して、ゲートバルブ244が開いているときには、搬送手段(図示せず。)により処理室201へ搬入され、サセプタ217の上に突き出たリフトピン266の頂部263上に載置される。
その後、サセプタ217を昇降駆動部を介して上昇すると、サセプタ217のリフトピン266に対する高さが上がり、サセプタ217の上面がウェハ200を押上げた時点で、リフトピン266の頂部263がサセプタ217の上面よりも下側に位置することになり、ウェハ200がサセプタ217上に載置されるようになる。
MMT装置において、ウェハ200の処理が終了した後、サセプタ217は下降し、サセプタ217がリフトピン266の頂部263より下がったとき、再度リフトピン266の頂部263はサセプタ217の上に突き出ることになり、ウェハ200は、この突き出たリフトピン266の頂部263上に載置された状態となる。そして下側容器211の側壁に開口したゲートバルブ244を介して搬送手段(図示せず)により処理室201外に搬出される。
ところで、サセプタ217の昇降により、ウェハ200をリフトピン266で円滑にリフトさせるためには、リフトピン266が貫通孔217aの中心に来るように、貫通孔217aに対するリフトピン266の位置調整を精度良く行う必要がある。精度良く行われないと、リフトピン266が貫通孔217aを貫通できなかったり、貫通孔217aの内壁と接触したりして、リフトピン266が割れやすくなるばかりか、リフトピン機能を発揮できない。
リフトピン266の位置調整は、例えば、MMT装置の組立て、メンテナンス、あるは処理するウェハの口径を変更するときなどに、適宜行われる。
リフトピン266の位置調整では、ピンアーム282を下側容器211の底面212の所定位置にネジ250で仮止めし、仮止め位置を中心にピンアーム282を回動するなどして、ピンアーム282の基板保持ピン設置部284の位置を調整したり、更にはネジ250を締めつけて、ピンアームを下側容器211の底面212に固定したりする。この際、サセプタ217が昇降駆動部268により昇降可能に処理室201内に設けられている状態でも、ピンアーム282が延在されて、その下側容器211の底面212への取付部285が、サセプタ217と下側容器211の底面212との間に挟まれる空間Sinの外側の空間Soutに着脱自在に取り付けられるようになっているので、作業者は、サセプタ217に干渉されることなく、取付部285にアクセスできる。したがって、ピンアーム282の取付部285を下側容器211の底面212に容易に取り付けることができ、貫通孔217aに対するリフトピン266の位置調整を容易に行うことができる。
また、サセプタ217の外径より外側でピンアーム282を固定できるので、サセプタ217の外径より内側でピンアーム282を固定する場合に比べて、ピン位置調整の作業性がはるかに向上する。特に、リフトピン機構280は3箇所あるので、サセプタ217の貫通孔217aとリフトピン266の位置調整の効率が格段と向上する。その結果、メンテナンス時や、ウェハ口径が変わったときでも、基板保持ピン機構の位置調整が容易となる。
また、実施の形態では、ピンアーム282をL字状として構成し、リフトピン266の基板保持ピン設置部284を下側容器211の底面212から浮かし、取付部285のみを底面212に固定するようにしている。ピンアーム282をブロック状として、その底部全面を底面212に固定することも可能であるが、次の理由から、実施の形態のように部分的に固定する方が好ましい。
すなわち、ピンアーム282は石英やセラミックスで形成されているため、アルミニウム製の下側容器211との間では、熱による膨張差がある。したがって、下側容器211の底面212に対するピンアーム282の接触長さが長いと、熱膨張差によるピンアーム282の破損や、破損はしないけれども下側容器211との擦れ跡が残るなどの支障がでる。この点で、実施の形態のピンアーム282は、L字状をした片持支持構造にして、取付部285のみを底面212に固定し、基板保持ピン設置部284は底面212から浮かしているので、そのような支障はなくなる。
実施の形態による半導体製造装置を構成する基板処理炉の要部拡大断面図である。 実施の形態による基板処理炉の概略構成図である。 従来例の基板処理炉の要部拡大断面図である。
符号の説明
200 ウェハ(基板)
201 処理室
211 下側容器
217 サセプタ(基板載置台)
268 昇降駆動部
217a 貫通孔
282 ピンアーム(基板保持ピン設置台)
266 リフトピン(基板保持ピン)
285 取付部
in 基板処理室の底面との間に挟まれる空間
out 基板処理室の底面との間に挟まれる空間の外側の空間

Claims (1)

  1. 基板を処理する基板処理室と、
    基板処理室内に設けられ、前記基板を載置する基板載置台と、
    前記基板載置台を昇降する昇降駆動部と、
    前記基板載置台に設けられたピン貫通用の貫通孔と、
    前記処理室の底面に取り付けられたピン設置用の基板保持ピン設置台と、
    前記基板保持ピン設置台の前記貫通孔と対応する位置に立設され、前記基板載置台の下降にともなって前記貫通孔から突き出して前記基板を保持し、基板載置台の上昇にともなって前記貫通孔から引っ込んで前記基板を基板載置台に載置する基板保持ピンと、
    を備え、
    前記基板保持ピン設置台の前記底面への取付部が、前記基板載置台と前記基板処理室の底面との間に挟まれる空間の外側に取り付けられる
    ことを特徴とする半導体製造装置。
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