JP2006085503A - 電源供給制御装置および電源供給制御方法 - Google Patents

電源供給制御装置および電源供給制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源の供給を受ける側の通信端末の従来の構成に特に変更を加えることなく、省電力を実現できる電源供給制御装置および電源供給制御方法を提供する。
【解決手段】ポート給電制御部233は、給電インタフェース部222に対して受電機器検出処理が成功した受電機器が接続されているポート221への電源供給を開始させる。給電可否判定部232は、電源供給が開始されたポート221のそれぞれについて、スケジューリング部231に格納されたテーブルから対応する非給電時間帯を逐次取得するとともに制御部215から時刻データを逐次受け取り、これらを比較する。取得した非給電時間帯の範囲内となった場合には、ポート給電制御部233に該当するポート221への電源供給の停止を指示し、非給電時間帯の範囲外となった場合には、該当するポート221への電源の供給を再開するために受電機器検出処理の実行を指示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、接続された通信機器に対して電源の供給を行う電源供給制御装置および電源供給制御方法に係わり、特に通信機器を接続するためのコネクタの接続端子を使用して電源の供給を行う電源供給制御装置および電源供給制御方法に関する。
通信ケーブルを使用して一方の通信機器から他方の通信機器へと電源を供給するいわゆるファントム供給の技術が考案され、多くの通信分野で実用化されている。たとえばLAN(Local Area Network)内のイーサネット(登録商標)経由で電源を供給するPoE(Power over Ethernet(登録商標))はそのような技術の一つであり、PoEを採用した通信機器は広く普及している。
このような通信ケーブルを使用して電源供給を行う技術は、AC/DC(Alternating Current / Direct Current)アダプタ等によるローカル給電に適さないような通信機器に好適である。たとえば、1つのエリアに分散して比較的多くの個数で配置されるような通信機器や、停電時の予備電源への切り替えを考慮して供給電源をまとめて管理することが望ましいような通信機器である。このことから、無線LAN端末が通信を行うためのアクセスポイント(以下、無線LANアクセスポイントという。)や、VoIP(Voice over Internet Protocol)の技術を利用しIP(Internet Protocol)ネットワークを経由して通話を行うIP電話機には、多くのPoE対応機器が登場している。
たとえばオフィスやホットスポット(登録商標)に無線LANを使用した通信システムを構築する際には、想定される最大数のユーザが不自由なくネットワークにアクセスできるだけの個数の無線LANアクセスポイントを設置することが望ましい。このような場合に、個々にローカル給電を行うとケーブルの数が増えてしまうが、PoE対応機器を採用すれば、本来の通信ケーブルの本数のケーブルがあればよい。したがって、ケーブルの本数が半分となり、通信システムの構築が容易になるだけでなくコストダウンが可能であるというメリットがある。
このような通信ケーブルを介して電源の供給を受ける側の通信機器(以下、受電機器という。)に対して、電源の供給を行う側の通信機器(以下、給電機器という。)としては、たとえば複数の通信機器やIPネットワーク等の構内基幹網に接続してデータの中継を行うスイッチングハブがある。
ところが、このようなデータの中継を行う通信機器では、ネットワークの構築に柔軟性を持たせるためにコネクタによって通信ケーブルが着脱自在となっているのが通常であり、どのコネクタに電源供給を行うべき受電機器が接続されているかが不確定である場合が多い。したがって、受電に対応していない通信機器が接続される場合もあり、過大あるいは不必要な電力を供給してしまい受電側の通信端末の回路を破損させたり、過小な電力しか供給せずに受電機器を動作させることができないといった事態が発生する恐れがある。そこで、このような給電機器では、たとえば各コネクタの接続端子のうち受電機器へと電源を供給するための電源供給端子に、周期的に比較的低い電圧値のパルス電圧を印加し、コネクタに通信ケーブルを介して新たな通信機器が接続されるとその通信機器が受電機器かどうかを判別するようになっている。以下、このような受電機器が接続されたかどうかを確認するための一連の処理を受電機器検出処理といい、受電機器およびこれを接続するコネクタが電源供給を開始されるべきであると判別されることを、受電機器検出処理が成功したというものとする。受電機器検出処理が成功すると、その時点から該当するコネクタからの電源供給が開始され、受電機器は通信可能な状態となる。
ところで、一旦給電機器に接続された受電機器は、継続して接続されたままの状態に置かれる場合が多い。たとえば前記した無線LANアクセスポイントの場合、天井近くの高い場所や机の裏に設置され、これらを収容するスイッチングハブも天井裏に設置されているというような状況があるためである。更に、一旦受電機器検出処理が成功した受電機器は、その後の通信状況にかかわらず継続して電源供給が行われることが多い。たとえば、IP電話機や無線LANアクセスポイントの場合、IPネットワークあるいは同じスイッチングハブに収容される他の通信機器からの受信を待機する必要があり、通信が行われていない間であっても受信のための電力を消費するためである。
しかしながら、通信の頻度が低くなればなるほど、給電機器の電力消費全体に対するこのような待機電力による消費の割合が増大してしまうという問題がある。このことは、省エネルギーや省コストの観点から好ましくない。
待機電力の低減については、通信を行う相手先の通信機器に対して自己が受信を待機しない時間を通知してその間は待機電力を切断するようにした通信機器が従来より提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この提案では、通信機器がデータを送信し、その返信データを自己宛てに送信する可能性のある他の通信機器に対して、データの受信を行わない省電力モードで動作を行うと設定した時間を通知する。他の通信機器ではこの通知された時間にはデータの返信を行わないため、通知した時間の間は待機電力を切断して省電力モードとする。したがって、返信データが送られてくるのに時間がかかるような場合に、消費電力を抑えることができるようになっている。
特開2002−202834号公報(第0040〜第0043段落、図4)
ところが、ファントム電源供給が行われている通信システムにこの従来の提案を適用して省電力を図るためには、各受電機器に省電力モードの時間の通知と待機電力の切断の機能を持たせなければならない。これにより、各受電機器の装置が複雑化し、受電機器の個数が多いような場合にはシステム全体の設置コストが高くなってしまうという問題がある。また、給電機器に接続する通信機器が不特定であるような場合には、省電力のための機能を有する受電機器ばかりを接続するとは限らず、省電力のための機能を有さない受電機器が多く接続されるような場合には効果が十分に得られない。したがって、給電機器側のみの工夫によって、省電力を実現できることが望ましい。
そこで本発明の目的は、電源の供給を受ける側の通信端末の従来の構成に特に変更を加えることなく、省電力を実現できる電源供給制御装置および電源供給制御方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが、接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタと、(ロ)それぞれのコネクタに対応付けて電源供給端子が給電を行わないべき時間帯を表わす時間帯データを格納する時間帯データ格納手段と、(ハ)時刻データを逐次出力する時計と、(ニ)コネクタのそれぞれの電源供給端子に対して、時間帯データ格納手段に格納された時間帯データと時刻データを比較しこれに応じて電源の供給のオン・オフを行う給電制御手段とを電源供給制御装置に具備させる。
すなわち請求項1記載の発明では、電源供給制御装置は、それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタを備えている。そして、電源供給端子が給電を行わないべき時間帯を表わす時間帯データを、各コネクタに対応付けて格納している。そして、コネクタのそれぞれの電源供給端子に対して、格納された対応する時間帯データと時計が出力する時刻データとを比較しこれに応じて電源の供給のオン・オフを行うようになっている。これにより、接続された電源の供給の対象となる通信機器に対して断続的に電源供給を行うのではなく、所定のスケジュールに従って電源供給を開始したり停止したりすることができる。たとえば、通信機器では受信待機のための電力を継続して消費する場合が多いが、受信が行われないことが予め予測されたり受信を行わないことが予め定められているような時間が存在する場合には、この時間に電源供給を行っても無駄となる可能性が高い。このような時間帯を表す時間帯データとして格納することで、不必要な電力供給を低減することができ、省電力を実現することが可能となる。また、電源供給制御装置側のみの工夫で済むため、接続する通信端末が多いような場合には、このような省電力を実現するにあたって通信システム全体のコストダウンを図ることができる。
請求項2記載の発明では、(イ)それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが、接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタと、(ロ)コネクタのそれぞれと対応付けて電源の供給の可否を登録するための給電可否テーブルと、(ハ)この給電可否テーブルで電源供給不可とされている各コネクタの電源供給端子のそれぞれに電源の供給の対象となる通信機器の接続確認用の信号を印加する接続確認信号印加手段と、(ニ)給電可否テーブルで電源供給可とされているコネクタのそれぞれについて、そのコネクタを使用した電源供給が行われているか否かを逐次判別する給電有無判別手段と、(ホ)接続確認信号印加手段による接続確認用の信号の印加によって電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることが確認されると、給電可否テーブルの対応するコネクタについて通信機器の接続が有とする内容に更新する第1の給電可否テーブル更新手段と、(ヘ)給電有無判別手段によって電源供給が行われていないと判別されると、給電可否テーブルの対応するコネクタについて電源供給不可とする内容に更新する第2の給電可否テーブル更新手段と、(ト)それぞれのコネクタに対応付けて、コネクタに接続された通信機器に対して電源供給端子が給電を行わないべき時間帯としての非給電時間帯を表わす時間帯データを格納する時間帯データ格納手段と、(チ)時刻データを逐次出力する時計と、(リ)給電可否テーブルで電源供給可とされている各コネクタについては、時間帯データ格納手段に格納された対応する時間帯データと時刻データとを比較しこれに応じてそのコネクタを使用した電源供給のオン・オフを行うとともに、給電可否テーブルで電源供給不可とされている各コネクタについては、そのコネクタを使用した電源供給を行わない給電制御手段とを電源供給制御装置に具備させる。
すなわち請求項2記載の発明では、電源供給制御装置は、それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタを備えている。また、コネクタのそれぞれと対応付けて電源の供給の可否を登録するための給電可否テーブルを備えている。そして、給電可否テーブルで、電源供給不可とされている各コネクタについては、その電源供給端子に電源の供給の対象となる通信機器の接続確認用の信号を印加し、電源供給可とされている各コネクタについては、電源供給が行われているか否かを逐次判別するようになっている。そして、電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることが確認されると、給電可否テーブルの対応するコネクタについて通信機器の接続が有とする内容に更新し、電源供給が行われていないと判別されると、電源供給不可とする内容に更新する。また、それぞれのコネクタに対応付けて、それぞれの電源供給端子が給電を行わないべき時間帯としての非給電時間帯を表わす時間帯データを格納しており、電源供給可とされているコネクタのそれぞれに対応する時間帯データと時刻データとを比較し、これに応じて電源供給のオン・オフを行うようになっている。一方、電源供給不可とされている各コネクタについては、そのコネクタを使用した電源供給を行わないようになっている。これにより、電源の供給の対象とならない機器に電力を供給してしまうということを防ぐことができる。また、接続された電源の供給の対象となる通信機器に対して断続的に電源供給を行うのではなく、所定のスケジュールに従って電源供給を開始したり停止したりすることができるため、省電力を実現することが可能となる。また、電源供給制御装置側のみの工夫で済むため、接続する通信端末が多いような場合には、このような省電力を実現するにあたって通信システム全体のコストダウンを図ることができる。
請求項6記載の発明では、(イ)それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが、接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタと、(ロ)各コネクタの電源供給端子に、それぞれ所定のタイミングで電源の供給の対象となる通信機器の接続確認用の信号を印加する接続確認信号印加手段と、(ハ)この接続確認信号印加手段による接続確認用の信号の印加によって電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることが確認されると、該当するコネクタを使用した電源供給を開始する給電開始手段と、(ニ)コネクタのそれぞれに接続される通信機器でそのコネクタを使用した電源供給を必要としていると判断する基準となる電力閾値を、各コネクタに対応付けて格納する電力閾値格納手段と、(ホ)コネクタのそれぞれに接続される通信機器でそのコネクタを使用した電源供給を必要とする頻度が電源供給を休止しても支障が無い程度に低下していると判断する基準となる時間閾値を、各コネクタに対応付けて格納する時間閾値格納手段と、(ヘ)給電開始手段によって電源供給が開始されたコネクタのそれぞれに対応付けて経過時間の計測を開始する経過時間計測手段と、(ト)この経過時間計測手段が計測を開始したコネクタの電源供給端子を使用して供給する電力値をコネクタごとに逐次測定する電力値測定手段と、(チ)この電力値測定手段による電力測定値のそれぞれが電力閾値格納手段に格納された対応する電力閾値に達しているか否かを判別する電力閾値到達判別手段と、(リ)この電力閾値到達判別手段がいずれかの電力測定値が対応する電力閾値に達していると判別すると、経過時間計測手段に対して対応するコネクタについての時間計測値を初期化させてから再び計測を開始させる経過時間初期化手段と、(ヌ)経過時間計測手段による時間計測値のそれぞれが時間閾値格納手段に格納された対応する時間閾値に達しているか否かを逐次判別する時間閾値到達判別手段と、(ル)この時間閾値到達判別手段がいずれかの時間計測値が対応する時間閾値に達していると判別すると、該当するコネクタを使用した電源供給を停止する給電停止手段とを電源供給制御装置に具備させる。
すなわち請求項6記載の発明では、電源供給を必要とする頻度に応じて、接続された各通信機器への電源供給を停止するようにしている。それぞれ複数の接続端子を備え接続端子の一部またはすべてが接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタを備えており、電源供給端子にそれぞれ所定のタイミングで電源の供給の対象となる通信機器の接続確認用の信号を印加する。そして、電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることが確認されると、該当するコネクタを使用した電源供給を開始するようになっている。また、各コネクタに接続される通信機器で電源供給を必要とする頻度が、電源供給を停止しても支障が無い程度に低下したかどうかの判断基準となる電力閾値と時間閾値とを、各コネクタに対応付けて予め格納している。更に、電源供給が開始されたコネクタのそれぞれに対応付けて経過時間の計測を開始する経過時間計測手段と、各コネクタで供給する電力値を逐次測定する電力値測定手段とを備えている。この電力値測定手段の電力測定値が対応する電力閾値に達しているか否かを逐次判別し、達していると判別すると経過時間計測手段に対して対応するコネクタについての時間計測値を初期化させてから再び計測を開始させる。そして、各時間計測値が対応する時間閾値に達しているか否かを逐次判別し、達していると判別すると、すなわちいずれかの通信端末で電源供給を必要としないと判断される状態が時間閾値として設定された時間長さだけ継続すると、対応するコネクタを使用した電源供給を停止する。これにより、電源供給を必要とする頻度が低いあるいは低くなった通信端末への不必要な電力供給を低減することができ、省電力を実現することが可能となる。
請求項8記載の発明では、(イ)それぞれ複数の接続端子を備え接続端子の一部またはすべてが接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタのいずれかに、電源の供給の対象となる通信機器が新たに接続されると、これを検出する接続検出ステップと、(ロ)この接続検出ステップでいずれかのコネクタに電源の供給の対象となる通信機器が新たに接続されたことが検出されると、該当するコネクタに接続された通信機器に対してそのコネクタを使用した電源供給を開始する給電開始ステップと、(ハ)この給電開始ステップで電源供給が開始されたコネクタのそれぞれについて、時間帯データ格納手段に各コネクタに対応付けて格納されたそれぞれの電源供給端子が給電を行わないべき時間帯としての非給電時間帯を表わす時間帯データのうち、対応する時間帯データと時計が出力する時刻データとを逐次比較して、各非給電時間帯の到来を監視する非給電時間帯到来監視ステップと、(ニ)この非給電時間帯到来監視ステップでいずれかの非給電時間帯が到来したと判別すると該当するコネクタを使用した電源供給を停止する給電停止ステップと、(ホ)この給電停止ステップで電源供給が停止されたコネクタのそれぞれについて、時間帯データ格納手段の対応する時間帯データと時刻データとを逐次比較して、各非給電時間帯の終了を監視する非給電時間帯終了監視ステップと、(ヘ)この非給電時間帯終了監視ステップでいずれかの非給電時間帯が終了したと判別すると該当するコネクタを使用した電源供給を再開する給電再開ステップとを電源供給制御方法に具備させる。
すなわち請求項8記載の発明では、それぞれ複数の接続端子を備え接続端子の一部またはすべてが接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタのいずれかに電源の供給の対象となる通信機器が新たに接続されると、これを検出する。そして、該当する接続端子に接続されている通信機器に対してそのコネクタを使用した電源供給を開始し、時間帯データ格納手段に各コネクタに対応付けて格納されたそれぞれの電源供給端子が給電を行わないべき時間帯としての非給電時間帯を表わす時間帯データのうち、対応する時間帯データと時計が出力する時刻データとを逐次比較する。この比較によって、各非給電時間帯の到来を逐次監視する。いずれかの非給電時間帯が到来したと判別されると、対応するコネクタを使用した電源供給を停止する。更に、電源供給が停止されたコネクタについて、各非給電時間帯の終了を同様に逐次監視し、到来したと判別されると該当するコネクタを使用した電源供給を再開する。これにより、電源の供給の対象とならない機器に電力を供給してしまうということを防ぐことができる。また、接続された電源の供給の対象となる通信機器に対して断続的に電源供給を行うのではなく、所定のスケジュールに従って電源供給を開始したり停止したりすることができるため、省電力を実現することが可能となる。
以上説明したように本発明では、接続端子の一部またはすべてが電源供給端子となっているコネクタに接続された通信端末について、電源供給を必要としない状態にあるか否かを、時刻データと非給電時間帯を表わす時間帯データあるいは電源供給を必要とする頻度の検出と時間閾値によって判別する。そして、対応するコネクタを使用した電源供給を適宜停止する。これにより、不必要な電力供給を低減することができ、省電力を実現することが可能となる。また、電源供給する側の装置のみの工夫で済むため、接続される通信端末が多いような場合には省電力を実現するにあたって通信システム全体のコストダウンを図ることができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例による電源供給制御装置としてのレイヤ2スイッチが使用される通信システムの概要を表わしたものである。この通信システム200は、インターネット201に、データリンク層で転送先を判断してパケットの転送を行うレイヤ2スイッチ202を介して、無線LANアクセスポイントである第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034が接続された構成となっている。レイヤ2スイッチ202には、更にレイヤ2スイッチ202に対する保守や各種設定を行うための保守端末204が接続されている。また、第1のアクセスポイント2031の通信エリア内には、無線LAN端末205が存在している。第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034は、それぞれ第1〜第4の通信ケーブル2061〜2064を介してレイヤ2スイッチ202に接続され、保守端末204は、保守用通信ケーブル207を介してレイヤ2スイッチ202に接続されている。
レイヤ2スイッチ202と第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034は、インターネットプロバイダによって配置されたものである。第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034はそれぞれあるスーパーマーケットの事務室、喫茶コーナー、搬入口および売り場にそれぞれ配置されているものとする。各アクセスポイント203の周囲は無線の送受信が可能な通信エリアとなっており、ユーザ登録したユーザは自分の無線LAN端末205をいずれかの通信エリアに持ち込んで、その通信エリアのアクセスポイント203に接続させ、インターネット201にアクセスできるようになっている。インターネット201には、図示しないが前記したスーパーマーケットを含む複数のスーパーマーケットを統括する本部の情報管理サーバが常時接続されている。したがって、無線LAN端末205をインターネット201に接続することで、逐次本部と情報のやりとりが行えるようになっている。また、レイヤ2スイッチ202はIEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers:米国電気電子学会)802.3afの規格に対応した給電機器であり、第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034も同規格に対応した受電機器である。すなわち、これらはいわゆるPoE対応機器であり、レイヤ2スイッチ202は第1〜第4の通信ケーブル2061〜2064を通して第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034のそれぞれに電源を供給するようになっている。無線LAN通信端末205および保守端末204は、いずれも図示しないCPU(中央処理装置)と記憶媒体を備えており、記録媒体に格納した制御プログラムを用いてそれぞれ所定の通信あるいは保守のための制御を行うようになっている。
図2は、レイヤ2スイッチの構成を表わしたものである。レイヤ2スイッチ202には、受電機器としての第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034を接続するための受電機器インタフェース部211と、保守端末204を接続するための保守端末インタフェース部212が設けられている。また、受電機器インタフェース部211には、受電機器インタフェース部211を介して各アクセスポイント203に電源供給を行うポート給電部213と、各アクセスポイント203とのデータの送受信を行うスイッチ部214が接続されている。更に、ポート給電部213とスイッチ部214および保守端末インタフェース部212に接続されて、各装置部の各種設定変更や状態の監視を行う制御部215とが設けられており、制御部215には時刻データを逐次出力する時計部216が更に接続されている。また、スイッチ部214は保守端末インタフェース部212にも接続されており、保守端末204とのデータの送受信も行うようになっている。
受電機器インタフェース部211には、第1〜第4のポート2211〜2214が設けられており、それぞれ図1に示した第1〜第4の通信ケーブル2061〜2064が接続されている。ポート給電部213には、受電機器インタフェース部211に接続されて、図示しないローカル電源から電源供給を受けるとともに、受電機器インタフェース部211を介して各アクセスポイント203への電源供給を行う給電インタフェース部222が設けられている。また、この給電インタフェース部222が第1〜第4のポート2211〜2214のそれぞれへ供給する電力を逐次測定する給電電力測定部223と、第1〜第4のポート2211〜2214に接続された受電機器の検出を行う受電機器検出処理部224が設けられている。更に、第1〜第4のポート2211〜2214への電力供給を管理する給電管理部225が設けられている。
給電管理部225には、電源供給のスケジューリングを行うスケジューリング部231と、そのスケジューリングを基にポート221単位での電源供給を行うか否かの判定を行う給電可否判定部232と、その判定に従ってポート221単位での電源供給を制御するポート給電制御部233が設けられている。スケジューリング部231および給電可否判定部232は制御部215に接続されている。
スイッチ部214には、受電機器インタフェース部211および保守端末インタフェース部212に接続されて、パケットの転送を行うパケットインタフェース部241が設けられている。更に、このパケットインタフェース部241と制御部215に接続されて、第1〜第4のポート2211〜2214や保守端末204およびインターネット201の間でデータリンク層でのパケットのスイッチングを行うレイヤスイッチ部242が設けられている。なお、レイヤ2スイッチ202には図1のインターネット201に接続するためのポートがスイッチ部214に接続されて設けられているが、各アクセスポイント203への電源供給の処理には関係しないため、これについての図示および説明を省略する。
レイヤ2スイッチ202の各装置部は、図示しないCPUと制御用のプログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)等の記憶媒体および既存のハードウェアとしての回路部品によって実現されている。具体的には、たとえば給電電力測定部223および受電機器検出処理部224は、オペアンプ(Operational Amplifier)を含む増幅回路、給電インタフェース部222はFET(Field Effect Transistor)を用いた切替回路を備えることにより実現されている。また、給電管理部225は、給電電力測定部223から受け取ったアナログ信号をデジタル信号に変換するためのA/Dコンバータを備えている。また、パケットインタフェース部241はイーサネット(登録商標)PHY−LSI(PHYsical sublayer - Large Scale Integrated circuit)、レイヤスイッチ部242はイーサネット(登録商標)スイッチLSIにより構成されている。また、給電インタフェース部222には、図示しないがレイヤ2スイッチ202のローカル電源から電力が供給されるようになっており、48ボルトで最大15.4ワットの直流電流に変換して受電機器インタフェース部211へと送るようになっている。
図1に示した第1〜第4の通信ケーブル2061〜2064はそれぞれ米国電子工業会(EIA)等で規格化されているカテゴリ5eのUTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブルとなっており、ベル研究所で標準化されたRJ45(Registered Jack 45)コネクタを端部に備えたとなっている。また、受電機器インタフェース部211の第1〜第4のポート2211〜2214も、RJ45コネクタとなっている。一方、保守用通信ケーブル207は米国電子工業会によるシリアル伝送方式の規格であるRS232Cに準拠したRS232Cシリアルケーブルとなっており、同規格に準拠したD−Subコネクタを端部に備えている。また、保守端末インタフェース部212も、D−Subコネクタとなっており、トランシーバIC(Integrated Circuit)を備えている。
IEEE802.3afでは、データの送受信に影響を及ぼすことなく、それぞれのUTPケーブルおよびRJ45コネクタの4対の銅線のうち1対づつをそれぞれプラスとマイナスの電極として使用し、給電機器から受電機器へと電源を供給するようになっている。ここでRJ45コネクタは、10Mbpsの送速度を持つポートとしての10BASE−Tや、100Mbpsの送速度を持つポートとしての100BASE−TXで使用する8ピンのモジュラ・コネクタである。2対を電源供給に使用するのは、従来使用されるUTPケーブルには2対のものと4対のものが存在しているためである。2対のUTPケーブルの場合にはデータ通信に使用する銅線と同じ銅線を使用するが、4対のUTPケーブルの場合には、データ通信に使用する2対の銅線とは別の残りの2対の銅線を使用することもできるようになっている。
また、保守端末204はVT100エミュレーションやテルネット(Telnet)およびSNMP(Simple Network Management Protocol)等の通信プロトコルを使用して制御部215にアクセスするようになっており、保守端末204での操作によって制御部215に対して各装置部の設定変更や状態の監視および情報の保守端末204への送信を指示できるようになっている。
以上の構成を有するレイヤ2スイッチ202で、第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034への電源供給を行う場合の処理について説明する。レイヤ2スイッチ202の給電可否判定部232は、ポート221単位で電源の供給の可否の判定処理を行い、判定結果を逐次ポート給電制御部233へ送ることによって各ポート221の給電管理を行う。ここでは、図1の第1のアクセスポイント2031がレイヤ2スイッチ202に新たに接続され、無線LAN端末205が第1のアクセスポイント2031を介してインターネット201にアクセスする場合の、第1のアクセスポイント2031への電源供給の制御を例として説明する。
図3は、レイヤ2スイッチの給電可否判定部による給電可否判定処理の流れを表わしたものである。受電機器検出処理部224は、各ポート221に通信機器が接続されているか否か、接続されている通信機器が給電可能な受電機器か否か、更に受電機器に最大供給電力はどれだけかを判別するようになっている。すなわち、受電機器の受電機器検出処理を行うようになっている。具体的には、ポート給電部213は、図示しないが各ポート221に対応付けて電源の供給の可否を記述するテーブル(以下、給電可否テーブルという。)を備えている。そして、受電機器検出処理部224は、給電インタフェース部222に対して、この給電可否テーブルで電源供給不可とされるポート221のそれぞれに周期的に2.8ボルトから10ボルトの範囲のパルス電圧を印加させるようになっている。いずれかのポート221に通信機器が接続されるとその抵抗値に応じて流れる電流値が変化するため、その電流値によってその通信機器が受電機器かどうかを判別するとともに、あらかじめ電流値と対応付けておくことで、最大供給電力を特定するようになっている。
具体的には、PoE対応の受電機器には、電源供給端子に接続される回路に25キロオームの検出用抵抗を設けることが定められており、2つの異なる電圧値のパルス電圧を印加したときにそれぞれで得られる電流を検出する。そして、この2組の電圧値と電流値によって、接続された通信機器に25キロオームの抵抗が設けられていることが確認されると、PoE対応の受電機器が接続されていると判別するようになっている。PoE対応の受電機器が接続されていることを判別すると、次に更に高い電圧値のパルス電圧を印加し、受電機器の電力クラスを判別する。電力クラスとは、必要な供給電力の大小によって区分されるものであり、受電機器検出処理部224には図示しないが電力クラスごとに判別の基準となる電流値や最大供給電力値が予め対応付けられて格納されているため、これを検索することによって最大供給電力値を特定できるようになっている。
ここでは、第1のポート2211に第1の通信ケーブル2061を介して受電機器である第1のアクセスポイント2031が接続されるため、第1のポート2211の受電機器検出処理が成功したことをポート給電制御部233に通知する。更に、前記した図示しない給電可否テーブルの第1のポート2211に関する記述内容を、電源供給可とする内容に書き換えるようになっている。ポート給電制御部233は、受電機器検出処理部224から第1のアクセスポイント2031の、すなわち第1のポート2211に接続された受電機器の受電機器検出処理が成功したことを通知されると、給電インタフェース部222に第1のポート2211からの電源供給を開始させる(電源供給をオンにする)。この電源供給は、受電機器検出処理で特定された最大供給電力値の範囲内かつレイヤ2スイッチ202として供給可能な電力の範囲内で、第1のアクセスポイント2031で必要な電力を供給するようになっている。ポート給電制御部233は、更に給電可否判定部232に第1のポート2211からの電源供給が開始されたことを通知する。
給電可否判定部232は、このようにして第1のポート2211からの電源供給の開始をポート給電制御部233から通知されると(ステップS301:Y)、スケジューリング部231を使用して第1のポート2211からの電源供給を休止すべきかどうかを逐次判別する処理を開始する。まず、第1のポート2211の給電電力値の測定を行う(ステップS302)。具体的には、給電電力測定部223は給電インタフェース部222で第1〜第4のポート2211〜2214へと供給される電流および印加される電圧をモニタしており、アナログ信号で出力するようになっている。そして、この出力されたアナログ信号は給電管理部225の図示しないA/Dコンバータでデジタル信号に変換され、給電可否判定部232はこれを電流測定値および電圧測定値として取得し、これらを乗算することによって給電電力の測定値を得るようになっている。
給電可否判定部232は、第1のポート2211に第1のアクセスポイント2031が接続された状態となっているか否かを、第1のポート2211の給電電力値を予め設定された最小供給電力値と比較することによって逐次監視する。最小供給電力値とは、ポート221に受電機器が接続されている際に定常的に供給することが想定される電力値であり、受信機器で受信を行うための待機電力として消費されるものである。この最小供給電力値は、保守端末204によって第1〜第4のポート2211〜2214について一括で同一の値を設定したり個別に異なる値を設定したりすることができるが、各通信ケーブル206の抵抗その他を考慮して、接続される受信機器の待機電力よりも低く設定される。ここでは、第1のポート2211の最小供給電力値は2ワットが設定されているものとする。第1のポート2211の給電電力測定値が2ワット以下の場合には(ステップS303:N)、第1のポート2211の接続が開放されたと判別し、第1のポート2211からの電源供給の停止をポート給電制御部233に指示する(ステップS304)。そして、処理を終了し再び第1のポート2211からの電源供給が開始されるのを待機する(リターン)。
ポート給電制御部233は、ステップS304での指示に従って第1のポート2211からの電源供給を停止する(電源供給をオフにする)と、その旨を給電可否判定部232に通知する。電源供給が停止された受電機器は、通信を行うことができないため、接続が切断されたのと同じ状態となるだけでなく、電源供給が停止されている間に物理的に切断されたとしてもこれを検知することができない。そこで、ポート給電制御部233は、前記した図示しない給電可否テーブルの第1のポート2211についての内容を、給電不可に更新する。以下、同様にして電源供給が停止されるたびに、給電可否テーブルの対応するポート221についての内容は給電不可に更新される。受電機器検出処理部224は、この給電可否テーブルで電源供給不可とされるポート221について受電機器検出処理を実行するようになっているため、新たに受電機器が接続されるとこれを検知し、処理が繰り返されることになる。
一方、ステップS303で受け取った第1のポート2211の給電電力測定値が最小供給電力値よりも大きい場合には(ステップS303:Y)、第1のポート2211には継続して第1のアクセスポイント2031が接続された状態となっていると判別する。そして、次にスケジューリング部231に対して第1のポート2211についての電源供給を休止すべき時間帯としての非給電時間帯を送信させるとともに、制御部215に時計部216が出力する最新の時刻データすなわち時刻を送信させる(ステップS305)。
図4は、スケジューリング部に格納されたテーブルの内容を表わしたものである。スケジューリング部231の図示しない記憶領域に格納されたテーブル351には、ポート221ごとに非給電時間帯352が記述されている。たとえば、第1のポート2211については“18時〜8時”と“12時〜13時”が記述されており、第2のポート2212については“22時〜6時”が記述されている。これらの非給電時間帯352は、それぞれのアクセスポイント203で予想されるアクセスポイント203が通信に使用される頻度が比較的低いあるいは全く使用されない時間、あるいは、アクセスポイント203を使用しないことが定められた時間である。
第1のアクセスポイント2031は前記したように事務室に配置されており、事務室で働く事務員の勤務時間は昼休みの12時から13時を除く8時から18時となっている。したがって、第1のアクセスポイント2031への電源供給が必要なのはこれらの時間帯のみであり、省電力を図るためにはこれらの時間帯以外の時間帯は電源供給を休止することが望ましい。12時や18時になる前に毎回、無線LAN端末205のユーザが第1のアクセスポイント2031のレイヤ2スイッチ202への接続を手動で切断すれば、第1のアクセスポイント2031への給電も休止されるが、ユーザにとって手間であるとともに切断操作が忘れられてしまう場合もあり、不確実である。また、第1のアクセスポイント2031が天井近く等の手の届きにくい場所に設置されている場合には、手動での切断は難しい。そこで、レイヤ2スイッチ202では、保守端末204の操作によりこのテーブル351を予め設定しておき、テーブル351を使用してレイヤ2スイッチ202で動的に各ポート221の電源供給を制御できるようになっている。
図3に戻って説明を続ける。ステップS305で非給電時間帯と時刻を受信したら、次に、そのときの時刻が非給電時間帯352すなわち電源供給を休止すべき時間にあるかどうかの判別を行う。ステップS305で受け取った時刻がステップS305で受け取った非給電時間帯352ではない場合には(ステップS306:N)、ステップS302へ戻る。そして、再びポート接続の確認をし、接続されている場合には再び時刻の確認を行う。このようにして、一旦電源供給が開始されると、非給電時間帯352以外の時間帯はポート221が開放されない限りこのステップS302からステップS306の処理を繰り返すことになる。たとえば、第1のポート2211から電源供給が行われている状態で時刻が11時の場合には、非給電時間帯352以外の時間であるため、ステップS306からステップS302へと戻る。
ところが、時間が経過してたとえば時刻が12時1分になると、ステップS305で受け取る時刻も12時1分となり、非給電時間帯352の範囲内となる(ステップS306:Y)。したがって、ポート給電制御部233に対して第1のポート2211からの電源供給の停止を指示する(ステップS307)。ただし、第1のアクセスポイント2031によって電源供給の停止が指示されたり、第1のポート2211が開放されたわけではないため、非給電時間帯352の終了後に再び電源供給を開始する必要がある。そこで、再びスケジューリング部231に対して非給電時間帯352を送信させるとともに、制御部215に時刻を送信させる(ステップS308)。そして、受け取った時刻が非給電時間帯352にあるかどうかを判別する(ステップS309)。非給電時間帯352の間は(N)、ステップS308へ戻って時刻の測定が繰り返される。たとえば、時刻が12時30分の場合には、非給電時間帯352にあるため、ステップS309からステップS308へと戻る。
時間が経過してたとえば時刻が13時1分になると、ステップS308で受け取る時刻も13時1分となり、非給電時間帯352の範囲外となる(ステップS309:Y)。したがって、再び第1のポート2211からの電源供給を開始すべきだが、電源供給を休止していた間に通信ケーブルが取り外されていたり他の通信機器に交換されている可能性もある。そこで、ポート給電制御部233に対して、受電機器検出処理部224に受電機器検出処理を再実行させるように指示する(ステップS310)。そして、処理を終了して再び給電開始が通知されるのを待機する(リターン)。なお、ステップS307で電源供給が停止されると、対応する非給電時間帯352が終了するまでは新たな受電機器の接続が検知されても、電源供給をいちいち開始しないことが望ましい。したがって、非給電時間帯352が到来したことで電源供給を停止させるステップS307では、前記した図示しない給電可否テーブルの対応する内容を即時に給電不可に更新せず、非給電時間帯352の終了以降に更新するようにする。この更新が、ステップS310に対応し、受電機器検出処理部224に対して受信機器検出処理の実行が間接的に指示されることになる。また、これにより受電機器検出処理部224による無駄なパルス電圧の印加を抑えることもできる。
なお、途中でテーブル351の内容が変更された場合を考慮して、ステップS305とステップS308で非給電時間帯352を受け取るとしたが、変更の頻度が少ないような場合にはこれらを省略し、ステップS302の前に非給電時間帯352を受け取る処理を挿入してもよい。また、ステップS306からステップS302までの処理を繰り返す際の周期や、ステップS308からステップS309までの処理を繰り返す際の周期を予め設定したり、保守端末204によって設定内容を変更できるようにしてもよい。電源供給の開始や停止をより厳密なタイミングで行いたいような場合には、より短い時間間隔を設定すればよく、タイミングにはこだわらず装置の負担をより軽くしたいような場合にはより長い時間間隔を設定すればよい。
以上説明したようにこの実施例によれば、レイヤ2スイッチ202は、ポート221ごとに受電機器への電源供給を行わない時間帯としての非給電時間帯352を記述したテーブル315と時刻データを出力する時計部216を備え、ポート221ごとに逐次そのポート221に対応する非給電時間帯352と時刻とを比較する。そして、非給電時間帯352外であれば電源供給を続行あるいは停止された電源供給を再開し、非給電時間帯352内であれば電源供給を停止する。これにより、給電機器であるレイヤ2スイッチ202側のみの工夫によって、省電力を図ることが可能となる。また、非給電時間帯352をそれぞれのポート221に接続される受電機器で通信を行わないあるいは通信の頻度が低い時間帯に対応させて設定することで、通信に特に悪影響を及ぼすことなく、省電力を実現することができる。また、スケジューリング部231のテーブル351の内容を一旦設定すれば、通信機器の接続関係や各受電機器の使用状況が変更されない限り継続して適切に電源供給を制御することができる。したがって、各受電機器の接続をいちいち切断するといったユーザの手間や、保守端末を介して個別に電源の供給の可否を逐次設定するというような通信システムの管理者の手間を軽減することができる。更に、各ポート221に設定された実際の給電電力の測定を最小供給電力値と比較し、最小供給電力値を下回っている場合には電源供給を停止する。これにより、電源供給されている間に通信ケーブル206あるいはアクセスポイント203がポート221から不意あるいは故意に取り外されたような場合にこれを検知し、新たな受電機器の接続を待機することができる。
<本発明の第1の変形例>
以上説明した実施例では、非給電時間帯が到来すると、接続されたアクセスポイントの使用状況にかかわらずレイヤ2スイッチからの電源供給を停止させるようになっている。しかしながら、非給電時間帯が到来した時点で継続して行われている通信については、途中で中断すると問題が生じる場合がある。そこで、第1の変形例としてこのような場合を考慮した給電制御を行うレイヤ2スイッチについて説明する。
図5は、第1の変形例によるレイヤ2スイッチの構成を表わしたものであり、実施例の図2と対応するものである。そこで、図2と同一部分には同一の符号を付しており、これらについての説明を適宜省略する。レイヤ2スイッチ402には、図2の給電管理部223のスケジューリング部231と給電可否判定部232に替えて、図4とは異なるテーブルを格納するスケジューリング部431と、図3とは異なる処理を行う給電可否判定部432が設けられている。そして、これに対応して給電管理部425とポート給電部413に置き換わっている。また、図2の制御部215に替えて制御部415が設けられている。更に、給電可否判定部432には各ポート221を使用した通信が行われているか否かの判断に使用するカウンタ443が新たに設けられている。カウンタ443は、ポート221ごとに個別に経過時間をカウントできるようになっている。
図6は、給電可否判定部による給電可否判定処理の流れを表わしたものであり、実施例の図3と対応するものである。そこで、図3と同一部分には同一の符号を付しており、これらについての説明を適宜省略する。給電可否判定部432は、ステップS306までとステップS307以降は図3と同様の処理を行うが、ステップS306で非給電時間帯352の範囲内となったと判別されると(Y)、ステップS307の前にステップS500に示す給電停止移行処理を実行するようになっている。
図7は、給電可否判定部による給電停止移行処理の流れを表わしたものであり、図6のステップS500に対応するものである。給電可否判定部432は、図6のステップS306で非給電時間帯352の範囲内となったと判別すると、まずスケジューリング部431に設けられたテーブルを使用して、第1のポート2211に接続された第1のアクセスポイント2031が通信に使用されているかどうかの判別を行う。
図8は、スケジューリング部に格納されたテーブルの内容を表わしたものであり、実施例の図4に対応するものである。そこで、図4と同一部分には同一符号を付しており、これらについての説明を適宜省略する。スケジューリング部431に設けられたテーブル451には、非給電時間帯352に加えて、ポートごとに通信が行われているか否かの判断基準となる電力の閾値453が、単位をワットとして記述されている。更に、通信が行われていない状態が継続するのを待ってから電源供給を停止する際の待ち時間454が、単位を分として記述されている。テーブル451の内容は、図4のテーブル351と同様、保守端末204の操作により制御部415を介して設定したり変更できるようになっている。閾値453については、通信機器ごとに固有値が定められている場合もあるため、受信機器検出処理部224による受信機器検出処理で通信機器との情報交換により取得し、取得した情報を基に閾値453を設定するようにしてもよい。
ここでは、たとえば、第1のポート2211には閾値453として5ワットが、待ち時間454として3分が記述されている。これは、第1のポート2211への給電電力の測定値が5ワット以上の場合には通信が行われており、3分以上通信が行われていないと判別され続けた場合には継続的に通信が行われていないことが予想されるということを示している。継続的に通信が行われていないとは、たとえば無線LAN端末205のユーザが、昼休みで席を外してしまった、あるいは通信以外の業務を行っている等により、第1のアクセスポイント2031が動作状態になくても支障が無い状態となったということである。
図7に戻って説明を続ける。給電可否判定部432は、非給電時間帯352が到来してから通信が行われていない時間がどれだけ継続するかを測定するため、カウンタ443の値をクリア(初期化)し、カウントを開始する(ステップS501)。更に、スケジューリング部431に対して第1のポート2211についての閾値453を送信させる(ステップS502)。そして、第1のポート2211の給電電力の測定値を給電電力測定部223に送信させ(ステップS503)、これをステップS502で受け取った閾値453と比較する(ステップS504)。給電電力の測定値が閾値453よりも小さい場合には(Y)、第1のアクセスポイント2031を使用した通信は行われていないと判別し、第1のアクセスポイント2031への電源供給を停止しても支障がない状態かどうかの判別に移る。
給電可否判定部432は、スケジューリング部431に対して第1のポート2211についての待ち時間454を送信させるとともに(ステップS505)、カウンタ443の値を計測し(ステップS506)、これらを比較する(ステップS507)。カウンタ443の値は非給電時間帯352が到来してから通信が行われていない時間がどれだけ継続したかを示しているため、計測値が待ち時間454に達していない間は(Y)、ステップS503へ戻り、第1のポート2211の給電電力の測定値を再び監視する。ステップS503からステップS507までを繰り返すうちに、時間が経過し、ステップS503で受け取る給電電力の測定値やステップS506で計測されるカウンタ443の値は変化する。
たとえば、ステップS503で受け取った第1のポート2211の給電電力の測定値が4ワットであった場合、ステップS502で受け取った閾値453の5ワットよりも小さいため、ステップS505へ進む。更にステップS506の処理に移ったときに非給電時間帯352が到来してから通信が行われていない時間が1分しか経過していない場合には、ステップS506の測定値は1分となりステップS505で受け取った待ち時間454の3分に達していないため、ステップS503へ戻る。その後も同様にしてステップS503からステップS507までを繰り返すうちに、カウンタ443の値が3分に達した場合には(ステップS507:N)、第1のアクセスポイント2031が動作状態になくても支障が無い状態になったと判断する。したがって、処理を終了し(エンド)、図6のステップS307へ進み、ポート給電制御部233に対して第1のポート2211への電源供給の停止を指示する。
一方、給電停止移行処理に移ってからも通信が行われている場合には、第1のポート2211の給電電力の測定値が閾値453以上となり(ステップS504:N)、給電可否判定部432はカウンタ443を停止するとともに初期化してからカウントを再開し(ステップS508)、ステップS503へ戻る。これにより、通信が行われていない時間のカウントがリセットされる。すなわち、通信が行われていない時間がそのポート221に設定された待ち時間454に達する前に通信が再開されたような場合には、第1のアクセスポイント2031は動作状態が維持されることになる。
なお、途中でテーブル451の内容が変更された場合を考慮して、ステップS503からステップS507までの間にステップS505として待ち時間454を受け取るとしたが、変更の頻度が少ないような場合にはこれをステップS503の前に行うようにしてもよい。また、非給電時間帯の間ずっと通信が継続して行われているような場合を考慮して、図7に示したステップS503からステップS507までの間に非給電時間帯が終了したか否かを判別する処理を行い、非給電時間帯が終了した場合には図6のステップS302に戻るようにしてもよい。
以上説明したように、この変形例では、非給電時間帯352に移行する際に、該当するポート221の給電電力の測定値を予め設定された閾値453と比較することによってそのポートから電源供給を行っているアクセスポイント203が通信に使用されているか否かを判別する。また、非給電時間帯352に移行してから通信に使用されていない状態の継続時間を計測し、予め設定された待ち時間454と比較することによって電源供給を停止しても支障が無いかどうかを判別し、支障が無いと判別してはじめて電源供給を停止するようになっている。すなわち、アクセスポイント203への電源供給を休止すべき時間帯として設定されている非給電時間帯352内であっても、ユーザが非給電時間帯352にまたがる形で通信を継続して行っているような場合には、電源供給を継続し、通信を途中で妨げるのを防ぐことができる。したがって、ユーザの通信実態への適合と両立させる形で省電力を実現することが可能となる。
<本発明の第2の変形例>
以上説明した第1の変形例では、非給電時間帯が到来したときに、該当するポートの通信状況をみて、電源供給を停止しても支障が無いことを判別してから電源供給を停止するとした。一方、通信状況のみを判断基準として電源供給を停止していき省電力を図ることも考えられる。たとえば、無線LANのアクセスポイントを多数配置した展示会の会場で、午前中は無線LAN端末による通信が頻繁に行われているが午後になって時間とともに利用者が減少していくというような場合である。そこで、第2の変形例として、非給電時間帯を設定せずに通信状況に応じて電源供給を休止する場合について説明する。
図9は、第2の変形例によるレイヤ2スイッチの構成を表わしたものであり、第1の変形例の図5と対応するものである。そこで、図5と同一部分には同一の符号を付しており、これらについての説明を適宜省略する。レイヤ2スイッチ602には、図5の給電管理部423のスケジューリング部431と給電可否判定部432に替えて、図8とは異なるテーブルを格納するスケジューリング部631と、図6とは異なる処理を行う給電可否判定部632が設けられている。そして、これに対応して給電管理部625とポート給電部613に置き換わっている。また、図5の制御部415に替えて制御部615が設けられている。
この変形例でレイヤ2スイッチ602に接続される第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034は、実施例および第1の変形例とは異なり、展示会の会場に来場者が各自携帯する無線LAN端末205のために配置されているものである。また、この展示会の会場内にいる来場者数は、開場直後の時間帯に集中し、時間の経過とともに減少していくことを特徴としている。すなわち、第1〜第4のアクセスポイント2031〜2034全体の通信頻度は時間の経過とともに減少していくため、あまり通信に使用されていないアクセスポイント203については電源供給を停止させ、省電力を図ることが求められている。ただし、一時的に来場者数が再び増えた場合には、来場者が無線LAN端末205によるインターネット201へのアクセスを不自由なく行えるように、一旦停止させたアクセスポイント203への電源供給を再開することが望ましい。そこで、各ポート221に供給する電力によって通信の状況を判別して、電源供給の制御を行う。
図10は、給電可否判定部による給電可否判定処理の流れを表わしたものであり、第1の変形例の図6と対応するものである。そこで、図6と同一部分には同一の符号を付しており、これらについての説明を適宜省略する。給電可否判定部632は、ステップS304までは図6と同様の処理を行うが、ステップS305およびステップS306の処理は行われずに第1の変形例で説明したステップS500の給電停止移行処理へ進む。すなわち、非給電時間帯を設定してこれに従って電源供給を停止するのではなく、所定の時間だけ通信が行われていないような場合にはその時間帯に関係なく該当するポート221への電源供給を停止するようになっている。また、ステップS308およびステップS309の処理は行われず、ステップS307でポート221の給電停止を指示した後、ステップS700に示す給電再開判別処理を実行するようになっている。
図11は、給電可否判別部による給電再開判別処理の流れを表わしたものである。給電可否判定部632は、図10のステップS307でポート給電制御部233に対して第1のポート2211の給電停止を指示した後、給電中の他のポート221から電源供給する最大供給電力値の合計を要求し、これを受け取る(ステップS701)。最大供給電力値は、実施例で説明したように受電機器検出処理で特定されるものであり、受電機器検出処理で各ポート221から供給する電力の最大値として設定されるものである。ここでは、第2〜第4のポート2212〜2214のすべてに給電中であり、それぞれの受電機器検出処理で設定された各最大供給電力値の合計をポート給電制御部233から受け取る。あるいは、ポート221ごとの各最大供給電力値を受け取って、給電可否判定部632側でこれらを合計するようにしてもよい。
更に、給電可否判定部632は、給電電力測定部223に対して給電中の第2〜第4のポート2212〜2214のそれぞれで供給している電力の測定値の合計を要求する(ステップS702)。そして、スケジューリング部631から第1のポート2211についての電源供給を再開するか否かの判断に使用する他ポート使用率閾値を受信する(ステップS703)。
図12は、スケジューリング部に格納されたテーブルの内容を表わしたものであり、第1の変形例の図8に対応するものである。そこで、図8と同一部分には同一符号を付しており、これらについての説明を適宜省略する。スケジューリング部631に設けられたテーブル651には、電力の閾値453と待ち時間454は記述されているが、図8のテーブル451とは異なり非給電時間帯は記述されていない。また、新たに電源供給を再開するか否かの判断に使用する他ポート使用率655と、電源供給が停止された場合に強制的に電源供給を開始する時間帯としての強制給電開始時間帯656とが記述されている。
他ポート使用率655は、他の給電中のポート221の全体で電源供給されている電力がその最大供給電力値の合計のうちどれだけの割合に達したときに、給電中のポート221だけでは来場者の通信に支障が出る恐れがあると判別するかを示すものである。たとえば、第1のポート2211の他ポート使用率655は、0.7となっている。また、強制給電開始時間帯656は、電源供給が停止された場合に、他のポート221の通信状況に関係なくそのポート221に再度電源供給を開始すべき時間を示すものであり、ここでは展示会の開場直前の時間が設定されている。ここでは時間帯としているが、図11の処理速度と図9の時計部216が出力する時刻データおよび比較頻度との兼ね合いで、時刻で設定するようにしてもよい。たとえば、第1のポート2211の強制給電開始時間帯656は、8時50分から9時となっている。なお、閾値453と待ち時間454は図8と異なっており、特に待ち時間454は、予め通信の頻度が低くなると想定された時間にのみ使用されるものではないことから、第1の変形例の図8よりも長めに設定されている。
図11に戻って説明を続ける。給電可否判定部632は、スケジューリング部631に対して第1のポート2211についての他ポート使用率655を送信させ(ステップS703)、ステップS701で受信した最大供給電力値の合計に乗じた値を算出する(ステップS704)。たとえば、第2〜第4のポート2212〜2214の最大供給電力値がいずれも10ワットであった場合、その合計値は30ワットとなり、他ポート使用率655は0.7であるため、算出値は21ワットとなる。そして、この算出値とステップS702で受信した給電電力測定値の合計とを比較し(ステップS705)、給電電力測定値の合計が算出値に達している場合には(Y)、処理を終了する(エンド)。そして、図10のステップS310へ進み、ポート給電制御部233に対して第1のポート2211についての受電機器検出処理の実行を指示し、電源供給を再開させる。これにより、給電中のポート221だけではアクセスポイント203が不足する恐れがあるような場合に、給電停止中のアクセスポイント203への電源供給を再開してこれを稼動させることができる。
また、受信した給電電力測定値の合計が算出値に達していない場合には(ステップS705:N)、スケジューリング部631に対して第1のポート2211の強制給電開始時間帯656を送信させるとともに、制御部615に時刻を送信させる(ステップS706)。そして、強制給電開始時間帯656でなければ(ステップS707:N)、ステップS701へ戻って他のポート221による電源供給のみで来場者の無線LANの使用に支障が出ないかどうかの判別を繰り返す。一方、時間が経過してたとえば次の日の8時51分になると、強制給電開始時間帯656であるため(Y)、処理を終了して(エンド)、第1のポート2211への電源供給を再開させる。
以上説明したように本変形例によれば、各ポート221からの供給電力によって通信の状況を監視し、不必要なアクセスポイント203への電源供給を停止するとともに、停止した後は、各ポート221からの供給電力と予め設定された他ポート使用率655を基に電源供給を再開すべきか否かを判別する。これにより、通信の状況に応じてアクセスポイント203の電源供給を制御し、省電力を図ることができる。
なお、以上説明した実施例と第1の変形例および第2の変形例では、電源供給制御装置としてレイヤ2スイッチを適用する場合について説明したが、ポートを介して他の通信機器へと電源供給とデータ通信を行う他の通信機器に適用できることは勿論である。同様に、受電機器として無線LANアクセスポイントを適用して説明したが、IP電話機、監視用等のウェブカメラ、ワークステーションその他の各種受電機器に適用できることは勿論である。また、各装置を接続するための通信ケーブルやコネクタは上記に限るものではなく、通信ケーブルを使用して一方の通信機器から他方の通信機器へと電力を供給するいわゆるファントム電源供給に対応した他の通信ケーブルやコネクタに適用してもよい。更に、保守端末と電源供給制御装置との間の通信も上記した以外のプロトコルを使用してもよいだけでなく、保守端末の操作機能を電源供給制御装置に搭載させてもよい。また、給電可否判定部に対して、保守端末から直接に各ポートについての電源の供給の可否を給電可否判定処理に割り込む形で指示できるようにしてもよい。
また、受電機器がポートに接続されているか否かの検出を、電源供給端子にパルス電圧を印加したときの電流値を基に行うとしたが、電源供給端子以外の特定の端子を使用して同様の検出を行うようにしてもよい。この場合には、供給している電力と検出のための電力が競合しないため、電力供給状況にかかわらず電圧を印加することができるが、受電機器も対応する端子に検出用抵抗が接続されていることが前提となる。
本発明の一実施例のレイヤ2スイッチが使用される通信システムの概要を表わしたシステム構成図である。 本実施例のレイヤ2スイッチの構成を表わした構成図である。 本実施例の給電可否判定部による給電可否判定処理の流れを表わした流れ図である。 本実施例のスケジューリング部に格納されたテーブルの内容を表わした説明図である。 本発明の第1の変形例のレイヤ2スイッチの構成を表わした構成図である。 第1の変形例の給電可否判定部による給電可否判定処理の流れを表わした流れ図である。 第1の変形例の給電可否判定部による給電停止移行処理の流れを表わした流れ図である。 第1の変形例のスケジューリング部に格納されたテーブルの内容を表わした説明図である。 本発明の第2の変形例のレイヤ2スイッチの構成を表わした構成図である。 第2の変形例の給電可否判定部による給電可否判定処理の流れを表わした流れ図である。 第2の変形例の給電可否判定部による給電再開判別処理の流れを表わした流れ図である。 第2の変形例のスケジューリング部に格納されたテーブルの内容を表わした説明図である。
符号の説明
200 通信システム
201 インターネット
202 アクセスポイント
203、403、603 レイヤ2スイッチ
204 保守端末
205 無線LAN端末
206 通信ケーブル
207 保守用通信ケーブル
211 受電機器インタフェース部
212 保守端末インタフェース部
213、413、613 ポート給電部
214 スイッチ部
215、415、615 制御部
216 時計部
221 ポート
222 給電インタフェース部
223 給電電力測定部
224 受電機器検出処理部
225、425、625 給電管理部
231、431、631 スケジューリング部
232、432、632 給電可否判定部
233 ポート給電制御部
241 パケットインタフェース部
242 レイヤスイッチ部
443 カウンタ

Claims (8)

  1. それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが、接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタと、
    それぞれのコネクタに対応付けて前記電源供給端子が給電を行わないべき時間帯を表わす時間帯データを格納する時間帯データ格納手段と、
    時刻データを逐次出力する時計と、
    コネクタのそれぞれの電源供給端子に対して、前記時間帯データ格納手段に格納された時間帯データと前記時刻データを比較しこれに応じて電源の供給のオン・オフを行う給電制御手段
    とを具備することを特徴とする電源供給制御装置。
  2. それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが、接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタと、
    コネクタのそれぞれと対応付けて電源の供給の可否を登録するための給電可否テーブルと、
    この給電可否テーブルで電源供給不可とされている各コネクタの前記電源供給端子のそれぞれに電源の供給の対象となる通信機器の接続確認用の信号を印加する接続確認信号印加手段と、
    前記給電可否テーブルで電源供給可とされているコネクタのそれぞれについて、そのコネクタを使用した電源供給が行われているか否かを逐次判別する給電有無判別手段と、
    前記接続確認信号印加手段による前記接続確認用の信号の印加によって電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることが確認されると、前記給電可否テーブルの対応するコネクタについて通信機器の接続が有とする内容に更新する第1の給電可否テーブル更新手段と、
    前記給電有無判別手段によって電源供給が行われていないと判別されると、前記給電可否テーブルの対応するコネクタについて電源供給不可とする内容に更新する第2の給電可否テーブル更新手段と、
    それぞれのコネクタに対応付けて、コネクタに接続された通信機器に対して前記電源供給端子が給電を行わないべき時間帯としての非給電時間帯を表わす時間帯データを格納する時間帯データ格納手段と、
    時刻データを逐次出力する時計と、
    前記給電可否テーブルで電源供給可とされている各コネクタについては、前記時間帯データ格納手段に格納された対応する時間帯データと前記時刻データとを比較しこれに応じてそのコネクタを使用した電源供給のオン・オフを行うとともに、前記給電可否テーブルで電源供給不可とされている各コネクタについては、そのコネクタを使用した電源供給を行わない給電制御手段
    とを具備することを特徴とする電源供給制御装置。
  3. 前記第1の給電可否テーブル更新手段は、電源の供給の対象となる通信機器が前記コネクタに接続されている状態でそのコネクタから前記接続確認用の信号を出力したときに得られる所定の応答内容を予め格納する応答内容格納手段と、前記接続確認信号印加手段による前記接続確認用の信号の印加に対応して得られた応答内容をこの応答内容格納手段に格納された前記所定の応答内容と比較することによって、電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることを確認する接続確認手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の電源供給制御装置。
  4. 前記給電制御手段は、前記給電有無判別手段によって電源供給が行われていると判別されると前記時間帯データ格納手段に格納された対応する時間帯データと前記時計が出力する時刻データとを比較して対応する前記非給電時間帯が到来したかどうかを判別する非給電時間帯到来判別手段と、この非給電時間帯到来判別手段が対応する非給電時間帯が到来したと判別すると、対応するコネクタを使用した電源供給を停止する給電停止手段と、この給電停止手段によって電源供給が停止されると前記時間帯データ格納手段に格納された対応する時間帯データと前記時計が出力する時刻データとを逐次比較して対応する前記非給電時間帯の終了を監視する非給電時間帯終了監視手段と、この非給電時間帯終了監視手段が前記非給電時間帯の終了を確認するまでは、前記第2の給電可否テーブル更新手段に対して前記給電可否テーブルの対応する内容の更新を行わせない給電可否テーブル更新休止手段とを備えた手段であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の電源供給制御装置。
  5. 前記コネクタのそれぞれに接続される電源の供給の対象となる通信機器でそのコネクタを使用した電源供給を必要としていると判断する基準となる電力閾値を、各コネクタに対応付けて格納する電力閾値格納手段と、
    前記コネクタのそれぞれに接続される電源の供給の対象となる通信機器でそのコネクタを使用した電源供給を必要とする頻度が電源供給を休止しても支障が無い程度に低下していると判断する基準となる時間閾値を、各コネクタに対応付けて格納する時間閾値格納手段と、
    前記非給電時間帯到来判別手段が前記非給電時間帯が到来したと判別すると、該当するコネクタに対応付けて経過時間の計測を開始する経過時間計測手段と、
    この経過時間計測手段が計測を開始したコネクタの前記電源供給端子を使用して前記給電制御手段が供給する電力値をコネクタごとに逐次測定する電力値測定手段と、
    この電力値測定手段の電力測定値が前記電力閾値格納手段に格納された対応する電力閾値に達しているか否かを逐次判別する電力閾値到達判別手段と、
    この電力閾値到達判別手段が前記電力測定値が前記電力閾値に達していると判別すると、前記経過時間計測手段に対して対応するコネクタについての時間計測値を初期化させてから再び計測を開始させる経過時間初期化手段と、
    前記電力閾値到達判別手段が前記電力測定値が前記電力閾値に達してないと判別すると、前記経過時間計測手段による対応する時間計測値が前記時間閾値格納手段に格納された対応する時間閾値に達しているか否かを判別する時間閾値到達判別手段とを更に具備し、
    前記給電停止手段は、この時間閾値到達判別手段が前記時間計測値が前記時間閾値に達していると判別してから、対応するコネクタを使用した電源供給を停止する手段であることを特徴とする請求項4記載の電源供給制御装置。
  6. それぞれ複数の接続端子を備え、接続端子の一部またはすべてが、接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタと、
    各コネクタの前記電源供給端子に、それぞれ所定のタイミングで電源の供給の対象となる通信機器の接続確認用の信号を印加する接続確認信号印加手段と、
    この接続確認信号印加手段による前記接続確認用の信号の印加によって電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることが確認されると、該当するコネクタを使用した電源供給を開始する給電開始手段と、
    前記コネクタのそれぞれに接続される通信機器でそのコネクタを使用した電源供給を必要としていると判断する基準となる電力閾値を、各コネクタに対応付けて格納する電力閾値格納手段と、
    前記コネクタのそれぞれに接続される通信機器でそのコネクタを使用した電源供給を必要とする頻度が電源供給を休止しても支障が無い程度に低下していると判断する基準となる時間閾値を、各コネクタに対応付けて格納する時間閾値格納手段と、
    前記給電開始手段によって電源供給が開始されたコネクタのそれぞれに対応付けて経過時間の計測を開始する経過時間計測手段と、
    この経過時間計測手段が計測を開始したコネクタの前記電源供給端子を使用して供給する電力値をコネクタごとに逐次測定する電力値測定手段と、
    この電力値測定手段による電力測定値のそれぞれが前記電力閾値格納手段に格納された対応する電力閾値に達しているか否かを判別する電力閾値到達判別手段と、
    この電力閾値到達判別手段がいずれかの電力測定値が対応する電力閾値に達していると判別すると、前記経過時間計測手段に対して対応するコネクタについての時間計測値を初期化させてから再び計測を開始させる経過時間初期化手段と、
    前記経過時間計測手段による時間計測値のそれぞれが前記時間閾値格納手段に格納された対応する時間閾値に達しているか否かを逐次判別する時間閾値到達判別手段と、
    この時間閾値到達判別手段がいずれかの時間計測値が対応する時間閾値に達していると判別すると、該当するコネクタを使用した電源供給を停止する給電停止手段
    とを具備することを特徴とする電源供給制御装置。
  7. 電源の供給の対象となる通信機器が前記コネクタに接続されている状態でそのコネクタから前記接続確認用の信号を出力したときに得られる所定の応答内容を予め格納する応答内容格納手段を更に具備し、
    前記給電開始手段は、前記接続確認信号印加手段による前記接続確認用の信号の印加に対応して得られた応答内容をこの応答内容格納手段に格納された前記所定の応答内容と比較することによって、電源の供給の対象となる通信機器が接続されていることを確認する接続確認手段を備えていることを特徴とする請求項6記載の電源供給制御装置。
  8. それぞれ複数の接続端子を備え接続端子の一部またはすべてが接続対象の通信機器に電源を供給する電源供給端子となっている1または複数のコネクタのいずれかに、電源の供給の対象となる通信機器が新たに接続されると、これを検出する接続検出ステップと、
    この接続検出ステップでいずれかのコネクタに電源の供給の対象となる通信機器が新たに接続されたことが検出されると、該当するコネクタに接続された通信機器に対してそのコネクタを使用した電源供給を開始する給電開始ステップと、
    この給電開始ステップで電源供給が開始されたコネクタのそれぞれについて、時間帯データ格納手段に各コネクタに対応付けて格納されたそれぞれの前記電源供給端子が給電を行わないべき時間帯としての非給電時間帯を表わす時間帯データのうち、対応する時間帯データと時計が出力する時刻データとを逐次比較して、各非給電時間帯の到来を監視する非給電時間帯到来監視ステップと、
    この非給電時間帯到来監視ステップでいずれかの非給電時間帯が到来したと判別すると該当するコネクタを使用した電源供給を停止する給電停止ステップと、
    この給電停止ステップで電源供給が停止されたコネクタのそれぞれについて、時間帯データ格納手段の対応する時間帯データと前記時刻データとを逐次比較して、各非給電時間帯の終了を監視する非給電時間帯終了監視ステップと、
    この非給電時間帯終了監視ステップでいずれかの非給電時間帯が終了したと判別すると該当するコネクタを使用した電源供給を再開する給電再開ステップ
    とを具備することを特徴とする電源供給制御方法。
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