JP2006085077A - 投射型画像表示装置及びそれに使用される調整方法 - Google Patents

投射型画像表示装置及びそれに使用される調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 反射型液晶表示素子を用いて高画質な投射型画像表示装置及びそれに使用される調整方法を提供する。
【解決手段】 赤色、緑色、青色の各色の光をそれぞれ画像変調して反射する第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、前記赤色、緑色、青色の各色の光路にそれぞれ設けられた第1乃至第3の1/4波長板とを有し、前記第1乃至3の反射型液晶表示素子からの光を投射する投射型画像表示装置であって、前記青色の光用の前記第3の1/4波長板は、前記青色の漏れ光が最小となる位置から青色の漏れ光が大きくなる方向にずれていることを特徴とする投射型画像表示装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、反射型液晶表示素子を用いた液晶プロジェクタ等の投射型画像表示装置に係り、特に、1/4位相板(又は1/4波長板)の調整方法に関する。
近年の液晶プロジェクタなどの投射型画像表示装置の普及により、投射型画像表示装置は高画質が益々要請されている。最近の偏光型の液晶プロジェクタは、ランプからの照明光を反射型液晶表示素子(又は反射型液晶パネル)で画像変調し、変調後の光を偏光ビームスプリッター(Polarizing Beam Splitter(以下、「PBS」と呼ぶ。)で検光して投射光学系に導光している。また、カラー画像のコントラストを向上させるためにPBSと反射型液晶表示素子との間に1/4位相板(又は1/4波長板)を配置している(例えば、特許文献1を参照のこと)。
特許文献1では、ランプからの白色光をダイクロイックミラーで2つの光路に分離し、第1の光路には第1の色光を第1のPBSに導光し、第2の光路には第2及び第3の色光を第2のPBS導光する。2つのPBSの出力を第3のPBSで合成する。第1乃至第3の色光は、赤緑青(以下、「RGB」呼ぶ。)の中から任意に選択することができる。
その他の従来技術としては、特許文献2乃至6がある。
特開2004−12864号公報 特開2001−228534号公報 特開2002−062583号公報 特開2002−207213号公報 特開2003−035886号公報 特公平07−038050号公報
従来の液晶プロジェクタでは漏れ光により画質が劣化するという問題があった。ここで、「漏れ光」とは、スクリーン上に投影する光の偏光方向を略90度回転させ(黒を表示する際には光の偏光方向は回転させない)、スクリーン側に導かない光の偏光方向を回転させないような反射型液晶表示素子において、スクリーン側に導かない(ように制御された)画素領域に入射する光のうちスクリーンに投影されてしまう光をいう。言い換えると、「漏れ光」とは、反射型液晶表示素子を反射光がスクリーン側に導かれない偏光方向の光になるように制御している状態においても、スクリーンに投影されてしまう光をいう。
上述の従来技術は、コントラストが最高になるように(即ち、漏れ光量が最小になるように)1/4波長板を調節することを提案している。
しかし、漏れ光を完全に除去することは困難で、特に、色選択性位相板(可視光の波長領域において所定の波長領域の光の偏光方向を90度変換し、その他の波長の光の偏光方向は変化させない作用を有する部材)を使用すると、その色選択性位相板が用いられた色(特定の波長領域の光)の光路上において漏れ光量は増大する。このような状態では、RGBの漏れ光の比率が異なってしまう可能性があり、白を表示している状態での色(色味)と違った色(色味)で黒が表示されることとなり、漏れ光量が大きな色で色づけされた黒が表示されてしまうこととなる。
色付きの黒色(例えば、マゼンタがかった黒)を防止するために黒色を電気的に調整してより黒色に近づけることは可能である。かかる方法を、図7にスクリーン画面を模式的に示す。画面10は、液晶を電気的に制御して入射光を変調することにより画像を表示する領域である有効部12と、その周辺を囲み、液晶を電気的に変調しない領域である周辺部14とを有する。透過型液晶表示素子を使用した場合には、スクリーン上の投影される画像には周辺部14は投射されず(液晶表示素子の有効領域外であるため、原則的には光がすべて遮光されるため)に有効部12のみが投射されるが、反射型液晶表示素子を使用すると周辺部14も画面10に投射されてしまう(液晶表示素子の有効領域外であるが、その領域の光に入射する光の一部が反射されて投射光学系に導かれてしまうため)。ここで、電気的な黒色調整が可能な領域は有効部12に対応する領域のみである。このため、電気的な黒色調整後においては、有効部12に対応する領域は調整された黒が表示(投射)されるが、周辺部14は、例えば、マゼンタがかった黒(赤の漏れ光が若干多いため赤っぽい黒となる、勿論緑がかった黒や青がかった黒であっても構わない)のままであるため、有効部と周辺部の両者の黒色の差により画面10の画質の悪さが目立ってしまう。特に、周辺部14がマゼンタがかった黒の場合に有効部12が黒又は暗い画像を表示すると、周辺部14のマゼンタがかった黒が強調されてしまうため好ましくない。
そこで、本発明は、反射型液晶表示素子を用いて高画質な投射型画像表示装置及びそれに使用される調整方法を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての投射型画像表示装置は、赤色、緑色、青色の各色の光をそれぞれ画像変調して反射する第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、前記赤色、緑色、青色の各色の光路にそれぞれ設けられた第1乃至第3の1/4波長板とを有し、前記第1乃至3の反射型液晶表示素子からの光を投射する投射型画像表示装置であって、前記青色の光用の前記第3の1/4波長板は、前記青色の漏れ光が最小となる位置から青色の漏れ光が大きくなる方向にずれていることを特徴とする。
本発明の別の側面としての投射型画像表示装置は、有効領域内の画素に入射する光に対して入力された画像信号に基づいて選択的に位相差を与え、前記有効領域外の領域に入射する光に対して前記画像信号に無関係に所定の位相差を与える、赤、緑、青用の第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、光源からの光を赤色光、緑色光、青色光とに色分離し、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子を照明する照明光学系と、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子からの光の光路を合成して投射する投射光学系とを有する投射型画像表示装置であって、前記第1乃至3反射型液晶表示素子の前記有効領域外の領域に入射する光に対する、前記第1乃至3反射型液晶表示素子の前記有効領域外の領域で反射され前記投射光学系により投射される光の割合を第1乃至3漏れ光率とするとき、前記第3漏れ光率が、前記第1、2漏れ光率よりも高いことを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての投射型画像表示装置は、有効領域内の画素に入射する光に対して入力された画像信号に基づいて選択的に位相差を与え、前記有効領域外の領域に入射する光に対して前記画像信号に無関係に所定の位相差を与える、赤、緑、青用の第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、光源からの光を赤色光、緑色光、青色光とに色分離し、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子を照明する照明光学系と、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子からの光の光路を合成して投射する投射光学系とを有する投射型画像表示装置であって、前記投射光学系により画像が投射される面において、前記有効領域外の領域に対応する領域の色度が色度xy座標系上において、x方向が0.3以下であることを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての調整方法は、赤色、緑色、青色の各色の光をそれぞれ画像変調して反射する第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、前記赤色、緑色、青色の各色の光路にそれぞれ設けられ、第1乃至第3の1/4波長板とを有し、カラー画像を形成する投射型画像表示装置における前記第1乃至第3の1/4波長板の調整方法であって、前記第1乃至第3の1/4波長板を、それぞれ、前記赤色、緑色及び青色の漏れ光が最小になるように調整するステップと、前記青色の光用の前記第3の1/4波長板を、前記青色の漏れ光が最小となる位置から漏れ光大きくなる方向に調整するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、反射型液晶表示素子を用いて高画質な投射型画像表示装置及びそれに使用される調整方法を提供することができる。
はじめに、本実施例について簡単に記載する。本実施例の投射型画像表示装置は、赤色、緑色、青色の各色の光をそれぞれ画像変調して反射する第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、前記赤色、緑色、青色の各色の光路にそれぞれ設けられた第1乃至第3の1/4波長板とを有し、前記第1乃至3の反射型液晶表示素子からの光を投射する投射型画像表示装置であって、前記青色の光用の前記第3の1/4波長板は、前記青色の漏れ光が最小となる位置から青色の漏れ光が大きくなる方向にずれていることを特徴としている。
ここで、前記第3の1/4波長板の進相軸の方向は、前記青色の漏れ光が最小となる進相軸の方向に対して、1度以上、好ましくは2.5度以上ずれていることが望ましい。また、前記第3の1/4波長板の進相軸の方向の、前記青色の漏れ光が最小となる進相軸の方向に対する角度が、5度以下であることが望ましい。
ここで、前記青色の光用の前記第3の1/4波長板の進相軸及び/又は遅相軸は、前記赤色(緑色でも可)の光用の前記第1の1/4波長板の回転角とは異なる回転角(1度以上、好ましくは2度以上ずれている)を有することが望ましい。
前記第1、2の1/4波長板の進相軸及び/又は遅相軸の方向と、赤色、緑色の漏れ光が最小となる進相軸及び/又は遅相軸の方向とがなす角度は、1度以内(好ましくは0.5度以内)であると尚良い。
前記第1、2、3の1/4波長板の進相軸の方向と、赤色、緑色、青色の漏れ光が最小となる進相軸の方向とがなす角度を各々第1、2、3進相軸角度とするとき、前記第3進相軸角度は、前記第1、2進相軸角度よりも大きくなるように構成すると良い。
漏れ光は、ここでは、液晶表示素子の有効領域外からの反射光のうち投射光学系に導かれる光のこととし、漏れ光率とは、液晶表示素子の有効領域外に入射光の光量に対する、液晶表示素子の有効領域外からの反射光のうち投射光学系に導かれる光の光量の割合を表すものとすることが望ましい。勿論、液晶表示素子の有効領域内の漏れ光も考慮しても構わない。
有効領域内の画素に入射する光に対して入力された画像信号に基づいて選択的に位相差を与え(選択的に0度や90度等の位相差を与える)、前記有効領域外の領域に入射する光に対して前記画像信号に無関係に所定の位相差(勿論与える位相差は0であっても構わないが、好ましくは1度以上10度以下)を与える、赤、緑、青用の第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、光源からの光を赤色光、緑色光、青色光とに色分離し、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子を照明する照明光学系と、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子からの光の光路を合成して投射する投射光学系とを有する投射型画像表示装置であって、前記第1乃至3反射型液晶表示素子の前記有効領域外の領域に入射する光に対する、前記第1乃至3反射型液晶表示素子の前記有効領域外の領域で反射され前記投射光学系により投射される光の割合を第1乃至3漏れ光率とするとき、前記第3漏れ光率が、前記第1、2漏れ光率よりも高くなるように構成している。
有効領域内の画素に入射する光に対して入力された画像信号に基づいて選択的に位相差を与え、前記有効領域外の領域に入射する光に対して前記画像信号に無関係に所定の位相差(勿論与える位相差は0であっても構わないが、好ましくは1度以上10度以下)を与える、赤、緑、青用の第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、光源からの光を赤色光、緑色光、青色光とに色分離し、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子を照明する照明光学系と、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子からの光の光路を合成して投射する投射光学系とを有する投射型画像表示装置であって、前記投射光学系により画像が投射される面において、前記有効領域外の領域に対応する領域の色度が色度xy座標系上において、x方向が0.3以下(好ましくは0.25以下)となるように構成する。
以下、図1を参照して、本発明の一実施例の投射型画像表示装置としての液晶プロジェクタ100について説明する。ここで、図1は、液晶プロジェクタ100の概略ブロック図である。液晶プロジェクタ100は、図1に示すように、偏光光源部102と、ダイクロイックミラー104と、光生成部110と、光生成部130と、光合成プリズム150と、投射光学系160とを有する。
偏光光源部102は、所定の偏光状態の照明光をダイクロイックミラー104に導光する機能を有している。この偏光光源部は、連続スペクトルで白色光を発光する光源から発しリフレクターで反射された光を、色分離面(後段のダイクロイックミラー104や、偏光ビームスプリッター120等により色ごとに光路が分離される際、分離された後の複数の光路を含む平面のことであり、図1における紙面を含む平面)においては、アフォーカル系を用いて光束を圧縮し、色分離面に対して垂直で光軸(リフレクターの光軸及び/又は後段の各反射型液晶表示素子の有効部の中心に垂直に入射する光線)を含む所定平面内においては、この所定平面に沿って配列され、この所定平面内に屈折力を有する複数のレンズ(好ましくはシリンドリカルレンズ)を有する第1インテグレータと、その複数のレンズに対応し、この所定平面内に屈折力を有する複数のレンズを有する第2インテグレータとを有する。ここで、光源からの無偏光光を偏光光に変換する偏光変換素子は、前述の第1、2インテグレータにおける複数のレンズの配列方向に沿って、複数の偏光変換素子をアレイ状に配列した偏光変換素子アレイとしている。勿論、特許文献4に記載されているように、光源側から投射光学系160に向かって光路に沿って、発光部とその発光部から発した光を反射するリフレクターを含むランプと、矩形のレンズをマトリックス状に配置した第1のフライアイレンズと、第1のフライアイレンズの個々のレンズに対応したレンズアレイからなる第2のフライアイレンズと、無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子(好ましくはアレイ状の偏光変換素子とするのが良い)と、コンデンサーレンズで、折り曲げミラーと、フィールドレンズとを有する。
ダイクロイックミラー104は、可視光の特定波長域のみを反射し、他は透過する色分解用ミラーであり、本実施例では、赤色(R)(波長約590〜650nm)及び青色(B)(波長約430〜495nm)の波長領域の光を反射し、緑色(G)の波長領域の光を透過する。このように、本実施例では、比視感度(人間の目が感知しやすい度合い)が大きな緑色とそれより低い赤色及び青色の光路を分離している。
光生成部110は、所定の偏光状態のRB光を光合成プリズム150に導光し、色選択性位相差板112a及び112bと、反射型液晶表示素子114a及び114bと、1/4波長板116a及び116bと、偏光ビームスプリッター(PBS)120とを有する。
色選択性位相差板112aは、B光の偏光方向を90度変換し、R光の偏光方向は変換せず、色選択性位相差板112bはR光の偏光方向を90度変換し、B光の偏光方向は変換しない。反射型液晶表示素子114aは、入射するR光を画像変調してR用画像を反射する。反射型液晶表示素子114bは、入射するB光を画像変調してB用画像を反射する。1/4波長板116a及び116bは、直線偏光を楕円偏光(円偏光も含む)に、楕円偏光(円偏光も含む)を直線偏光に変化させ、1/4波長板116aはR光用に設けられ、1/4波長板116bはB光用に設けられる。
1/4波長板116aは、Rの漏れ光が最小になるように光軸(光源から液晶表示素子に至るまでの光路における光軸)回りの角度が調整されており(最小となる位置から0度以上1度以内、好ましくは0.5度以内の範囲内に収まっている)、1/4波長板116bはBの漏れ光が最小になる位置よりも漏れ光が大きくなるように、光軸回りの角度が調整されている(又はずれている)(漏れ光が最小となる位置から1度以上10度以下、好ましくは2度以上ずれている)。図2に、1/4波長板の回転角(光軸回りの回転角、もしくは色分離平面の法線に対する角度という意味での回転角)と漏れ光量の関係を示す。ここで、横軸は1/4位相板の回転角度であり、縦軸は漏れ光率を示す。ここで、漏れ光率とは、漏れ光が発生しない状態、すなわち黒を表示するように液晶表示素子を制御した場合に、理想的な黒が表示される(光が投射されない、漏れ光が0の)場合は漏れ比率が0であり、黒を表示するように液晶表示素子を制御した場合に、すべての光が投射される場合(すべての光が漏れてしまう場合)が漏れ比率1である。同図に示すように、1/4波長板の回転角を調節することによって漏れ光量を調節することができる。黒色調整後の1/4波長板116aの回転角は、例えば、約1度である。このため、1/4波長板116bは、これよりも大きな漏れ光量を有するように、その回転角は、例えば、図3(縦軸、横軸に関しては図2と同じ)に示す矢印方向に1度から数度増加される。この結果、1/4波長板116bの進相軸は、1/4波長板116aの進相軸及び後述する1/4波長板134の進相軸のそれぞれ回転角とは異なる回転角を有する。若しくは、1/4波長板116bの遅相軸は、1/4波長板116aの遅相軸及び1/4波長板134の遅相軸のそれぞれ回転角とは異なる回転角を有する。
以下、1/4波長板116bの調整方法を図4を参照して説明する。
まず、液晶を黒表示状態にする(ステップ1)。次に、後述する1/4波長板134のGの漏れ光量を最小に合わせる(ステップ2)。次に、1/4波長板116aのRの漏れ光量を最小に合わせる(ステップ3)。次に、1/4波長板116bのBの漏れ光量を最小に合わせる(ステップ4)。なお、ステップ2乃至4の先後は問わない。液晶プロジェクタ100における、漏れ光量の図5に示す色度座標上でのばらつきは、例えば、5/1000以下である。
次に、1/4波長板116bを所定量だけ回転してBの漏れ光を所定量増加する(ステップ5)。この時の1/4波長板116bの回転角は、周辺部14におけるBの漏れ光量を検出することによって決定してもよい。代替的に、本実施例は、周辺部14の任煮の点の色座標をモニターし、例えば、色度座標のX値を所定の数値にすることで調整するとより敏感に調整が可能となる。具体的には、本実施例は、青色の色度が図5に示すxy色度座標系上で少なくとも1/100以上、好ましくは、5/100以上−x軸方向に(即ち、青に近づく方向に)ずれるように、青色光の漏れ光量を増やす。例えば、X値が0.28〜0.30の色度を0.27〜0.29にするなどである。このようにxy色度座標系上で1/100以上−x方向に移動させることにより、マゼンダがかった黒を青っぽい黒とすることができ、周辺部の黒と(調整された)有効部の黒との間の違和感を十分減少させる(人間が両者の黒色の差を認知しづらい方向に十分変化させる)ことができる。
最後に、反射型液晶表示装置114a及び114b及び132の黒レベルを電気的に調整する(ステップ6)。黒色調整(ステップ6)後の有効部12と周辺部14の青色の漏れ光の様子を図6に示す。ここで、横軸は1/4位相板の回転角度であり、縦軸は漏れ光率を示す。同図に示すように、周辺部14は有効部12よりも青が強くなる。言い換えると、本実施例においては、周辺部に対応する領域(スクリーン等の画像が投射される面上において)における青色波長領域の光の漏れ光量が、有効部に対応する領域における青色波長領域の光の漏れ光量よりも多くなるように、青色波長領域の光用の反射型液晶表示素子と偏光ビームスプリッタ−との間に配置された1/4波長板の進相軸(遅相軸)の向きを調整するようにした。さらに言い換えると、黒表示時の赤色光の漏れ光率(赤色液晶表示素子に入射した入射光の光量のうち、投射される光の光量の割合)や、黒表示時の緑色光の漏れ光率よりも、黒表示時の青色光の漏れ光率の方が高い。
PBS120は、P偏光を透過し、S偏光を反射する。PBS120は、RBの照明光が透過する端面121、反射型液晶表示素子114bに対してB光が透過する端面122、反射型液晶表示素子114aに対してR光が透過する端面123、RBの投射光が透過する端面124を有する。各端面(光通過面)121乃至124には、赤色波長領域及び青色波長領域のそれぞれの領域に反射率の極小値があるような分光反射特性を有する反射防止膜125が形成されている。
光生成部130は、所定の偏光状態のG光を光合成プリズム150に導光し、反射型液晶表示素子132と、1/4波長板134と、PBS140とを有する。
反射型液晶表示素子132は、入射光を画像変調してG用画像を反射する。1/4波長板134は、直線偏光を楕円偏光(円偏光も含む)に、楕円偏光(円偏光も含む)を直線偏光に変化させ、G光用に設けられる。1/4波長板134は、緑色波長領域内の漏れ光が最小(またはその近傍)になるように調整されている。
PBS140は、P偏光を透過し、S偏光を反射する。PBS140は、Gの照明光が透過する端面141、反射型液晶表示素子134に対してG光が透過する端面142、Gの投射光が透過する端面143を有する。各端面(光通過面)141乃至143には、Gの色(波長領域)に極小値がある分光反射特性を有する反射防止膜145が形成されている。
PBSは偏光分離膜に入射する角度が小さいほど偏光分離性能が高くなるので、波長587.6nmの光に対して屈折率が高い1.6以上の硝材でPBS120及び140を製作するのが望ましい。特に、低光弾性(0.03×e-6 N/mm2以下であることが望ましい)も備え、波長587.6nmの光に対して1.8以上(好ましくは420〜700nmのすべての光に対して屈折率が1.83以上)の屈折率の硝材ではこのような構成が特に有効である。さらに、420〜700nmの25mm厚の硝材に対する内部透過率が、90%以上、好ましくは92.5%以上であることが望ましい。
色合成プリズム150は、2つ色光を一つの光路に合成するPBSである。色合成プリズム150のRBの光の入射面には反射防止膜125が形成され、色合成プリズム150のG光の入射面には反射防止膜125が形成されている。光源部102から投射光学系160に至る光束は反射型液晶表示素子114a、114b及び132において一番細くなるので、反射型液晶表示素子の近傍に配置したPBS120、140を色合成プリズム150よりも小さく構成している。
投射光学系(投射レンズ)160は、図示しないスクリーンにカラー画像を投射する。投射光学系160のFnoは、反射型液晶表示素子における回折や取り付け誤差による投射レンズの光軸と集光光学系の光軸のずれを考慮して照明系のFnoよりも明るく設定している。
以下、液晶プロジェクタ100の動作について説明する。
所定の方向に偏光状態が揃えられた白色光を放射する偏光光源102からの光はダイクロイックミラー104でBとRの光は反射し、Gの光は透過する。
ダイクロイックミラー104を反射したRとBの光は、色選択性位相差板112aに入射し、これにより、B光はP偏光として、Rの光はS偏光としてPBS120に入射する。PBS120においてR光は偏光分離面を反射して反射型液晶表示素子114aに至り、B光は偏光分離面を透過して反射型液晶表示素子114bに至る。この結果、2つの色光(RB)に分離される。
反射型液晶表示素子114aは、R光を画像変調して反射する。反射された後のR光のS偏光成分は再び偏光分離面で反射され、光源側に戻され、投射光から除去される。一方、R光の反射光のP偏光成分はPBS120の偏光分離面を透過、検光され、投射光となる。
反射型液晶表示素子114bは、B光を画像変調して反射する。反射されたB光のP偏光成分は再び偏光分離面で透過され、光源側に戻され、投射光から除去される。一方、Bの反射光のS偏光成分はPBS120の偏光分離面を反射、検光され、投射光となる。
合成されたRとBの投射光は色選択性位相差板112bに入射する。色選択性位相差板112bはRの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにS偏光としたのち、色合成プリズム150に入射し、偏光分離面で反射することでGの投射光と合成される。
Gの光路において、ダイクロイックミラー104を透過したG光はPBS140にS偏光として入射し、PBS140の偏光分離面で反射され、反射型液晶表示素子132に至る。反射型液晶表示素子132は、G光を画像変調して反射する。反射されたG光のS偏光成分は再び偏光分離面で反射され、光源側に戻され投射光から除去される。一方、Gの反射光のP偏光成分はPBS140の偏光分離面を透過、検光され、投射光となる。
このとき黒を表示した状態において1/4波長板134の遅相軸(又は進相軸)を所定の方向に調整し、PBS140と反射型液晶表示素子132で発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えている。
PBS140を透過した光は、色合成プリズム150に対してはP偏光として入射し、不要な成分は除去され、投射光学系160へと至る。PBS120を射出するRBの光とPBS140を射出するG光は色合成プリズム150で合成されて投射光学系160へと至り、スクリーンなどに投影される。反射防止膜125及び145により、スクリーンには高画質(高コントラスト)の画像が投射される。
この結果、BとGとRの投射光は一つの光束に合成されて投射光学系160により投射される。このような投射型画像表示装置において投射された画像の黒色を調整する際、各液晶表示素子の有効部(実際に画像を形成する領域のことであり、この領域は電気的に液晶を制御して、入射光を選択的に変調可能な領域である)内に関しては、電気的に黒色の調整を行えるが、有効部の外側の領域(画像を形成しない領域)に関しては電気的に黒色の調整を行うことはできない。
そこで、各色の光路上に配置された1/4波長板116a、116b及び134の遅相軸(又は進相軸)の、光軸回りの角度を調整することにより、R、G、Bの光により形成される(すべての色がほとんど投射されないことにより黒が表示される)黒色の調整を行う。具体的には、黒表示状態(各液晶表示素子が黒表示という指令を受けている状態、すなわち各液晶表示素子が光を投射しないように制御されている状態)において、若干漏れてしまう光により、有効部の外側に対応する領域が、赤がかった黒色になったり、緑がかった黒色になったりするのを防ぐために、青色光を故意に漏らすような調整を行っている。すなわち、黒表示時の赤色光の漏れ光率よりも青色光の漏れ光率の方が高くなるように、及び/又は黒表示時の緑色光の漏れ光率よりも青色光の漏れ光率の方が高くなるように調整している。具体的には、赤、緑色光路上の1/4波長板116a、134の進相軸(又は遅相軸)の向きは、それぞれ赤と緑の光の黒表示時の漏れ光が最小になる向きになるように(ずれているとしても1度以内、好ましくは0.5度以内)調整し、青色光路上の1/4波長板116bの進相軸(又は遅相軸)の向きは、青色光の黒表示時の漏れ光が最小になる向きに対して、所定角度(1度以上10度以下、好ましくは2.5度以上)光軸を中心に回転させることによりずらしている。
詳細には、前述の色分離面の法線と、赤、緑色光路内に配置された1/4波長板116a、134の遅相軸(又は進相軸)とがなす角度(0度より大きく4度より小さい、より好ましくは2度より小さい)が、同じく色分離面の法線と、青色光路内に配置された1/4波長板116bの遅相軸(又は進相軸)とがなす角度(0度より大きく10度より小さい、より好ましくは2度より大きい及び/又は5度より小さい)よりも小さくなるように、各々の1/4波長板を配置するようにしている。
本発明者の研究によれば、周辺部14がマゼンタがかった黒色よりもより青みが強い黒色の方が、人間の目にとって黒色調整された有効部12との違和感が少なくなり、画面10全体の画質の向上に資することになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、青色用の液晶表示素子の有効部(画像を形成する部分)の周辺の領域において、赤、緑色用の液晶表示素子の周辺領域が入射光に与える位相差とは異なる位相差を与えるような構成とすれば、青色用の1/4波長板の遅相軸(又は進相軸)の色分離面の法線に対する角度が、赤、緑色用の1/4波長板の遅相軸(又は進相軸)の色分離面の法線に対する角度と同じであったとしても、青色光に関しては、赤、緑色光とは異なる(赤、緑色光よりも大きな)漏れ光率とすることができる。できれば、青色用の液晶表示素子の有効部(画像を形成する部分)の周辺の領域において、赤、緑色用の液晶表示素子の周辺領域が入射光に与える位相差よりも大きな位相差を与えてやる(具体的には3度以上、好ましくは5度以上)ことにより、青色光を多く漏らすことができるようになるため、本発明と同等の効果をもたらすことが可能となる。ここでの意図は、青色用の液晶表示素子において、黒表示時に有効部が入射光に与える位相差と周辺領域部が入射光に与える位相差との差が、赤、緑色用の液晶表示素子において、黒表示時に有効部が入射光に与える位相差と周辺領域部が入射光に与える位相差との差よりも大きくなることである。その差は1度以上10度以下であることが望ましく、好ましくは3度以上であることが望ましい。
また、例えば、本実施例では、色合成プリズム150は、RB光の反射光とG光の透過光を投射光学系160に導光しているが、RB光の透過光とG光の反射光を投射光学系160に導光してもよい。また、Bを単独光路にしてRGを共通光路にする構成でもいいし、クロスプリズムを用いた方式であってもよい。
また、本実施例においては、赤色波長領域、緑色波長領域、青色波長領域それぞれに対応する反射型液晶表示素子を有する投射型画像表示装置を例示したが、赤、緑、青ではなく、異なる色分離を行っても良い。例えば光源からの略白色光を4つの色光(4つの互いに波長領域が異なる光)に分解し、その中の最も波長が短い色光の光路に配置された1/4波長板の進相軸又は遅相軸が、本実施例における青色光の光路上に配置された1/4波長板と同様に、漏れ光率が最小となる方向からずれた方向(1度以上、好ましくは2.5度以上角度がずれていると好ましい)に向くように配置しても良い。ここで、好ましくは、(黒表示時の)漏れ光率(漏れ光発生率、黒表示時に液晶表示素子に入射する光のうち投射されてしまう光の発生率)が他の色光の漏れ光率よりも高くなるようにすると尚好ましい。
本発明の一実施例の投射型画像表示装置の概略ブロック図である。 図1に示す投射型画像表示装置の反射型液晶表示素子の回転角と漏れ光量との関係を示すグラフである。 図1に示す投射型画像表示装置の青用の光の反射型液晶表示素子の回転角と漏れ光量との関係を示すグラフである。 図1に示す投射型画像表示装置の青色用の光に使用される1/4波長板の調整方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示す投射型画像表示装置の調整に使用する色度座標である。 図4に示す調整後の画面の有効部と周辺部における青色の漏れ光を示すグラフである。 反射型液晶表示素子を利用する投射型画像表示装置のスクリーン画面を示す平面図である。
符号の説明
100 液晶プロジェクタ(投射型画像表示装置)
114a、114b、132 反射型液晶表示素子
116a、116b、134 1/4波長板(1/4位相板)

Claims (16)

  1. 赤色、緑色、青色の各色の光をそれぞれ画像変調して反射する第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、前記赤色、緑色、青色の各色の光路にそれぞれ設けられた第1乃至第3の1/4波長板とを有し、前記第1乃至3の反射型液晶表示素子からの光を投射する投射型画像表示装置であって、
    前記青色の光用の前記第3の1/4波長板は、前記青色の漏れ光が最小となる位置から青色の漏れ光が大きくなる方向にずれていることを特徴とする投射型画像表示装置。
  2. 前記第3の1/4波長板の進相軸の方向は、前記青色の漏れ光が最小となる進相軸の方向に対して、1度以上ずれていることを特徴とする請求項1記載の投射型表示装置。
  3. 前記第3の1/4波長板の進相軸の方向は、前記青色の漏れ光が最小となる進相軸の方向に対して、2.5度以上ずれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記第3の1/4波長板の進相軸の方向の、前記青色の漏れ光が最小となる進相軸の方向に対する角度が、5度以下であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の投射型表示装置。
  5. 前記青色の光用の前記第3の1/4波長板の進相軸は、前記赤色の光用の前記第1の1/4波長板の回転角とは異なる回転角を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の投射型画像表示装置。
  6. 前記青色の光用の前記第3の1/4波長板の遅相軸は、前記赤色の光用の前記第1の1/4波長板の回転角とは異なる回転角を有することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の投射型画像表示装置。
  7. 前記第1、2の1/4波長板の進相軸の方向と、赤色、緑色の漏れ光が最小となる進相軸の方向とがなす角度は、1度以内であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の投射型画像表示装置。
  8. 前記第1、2、3の1/4波長板の進相軸の方向と、赤色、緑色、青色の漏れ光が最小となる進相軸の方向とがなす角度を各々第1、2、3進相軸角度とするとき、
    前記第3進相軸角度は、前記第1、2進相軸角度よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の投射型画像表示装置。
  9. 有効領域内の画素に入射する光に対して入力された画像信号に基づいて選択的に位相差を与え、前記有効領域外の領域に入射する光に対して前記画像信号に無関係に所定の位相差を与える、赤、緑、青用の第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、
    光源からの光を赤色光、緑色光、青色光とに色分離し、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子を照明する照明光学系と、
    前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子からの光の光路を合成して投射する投射光学系とを有する投射型画像表示装置であって、
    前記第1乃至3反射型液晶表示素子の前記有効領域外の領域に入射する光に対する、前記第1乃至3反射型液晶表示素子の前記有効領域外の領域で反射され前記投射光学系により投射される光の割合を第1乃至3漏れ光率とするとき、前記第3漏れ光率が、前記第1、2漏れ光率よりも高いことを特徴とする投射型画像表示装置。
  10. 有効領域内の画素に入射する光に対して入力された画像信号に基づいて選択的に位相差を与え、前記有効領域外の領域に入射する光に対して前記画像信号に無関係に所定の位相差を与える、赤、緑、青用の第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、
    光源からの光を赤色光、緑色光、青色光とに色分離し、前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子を照明する照明光学系と、
    前記赤、緑、青用の反射型液晶表示素子からの光の光路を合成して投射する投射光学系とを有する投射型画像表示装置であって、
    前記投射光学系により画像が投射される面において、前記有効領域外の領域に対応する領域の色度が色度xy座標系上において、x方向が0.3以下であることを特徴とする投射型画像表示装置。
  11. 前記投射光学系により画像が投射される面において、前記有効領域外の領域に対応する領域の色度が色度xy座標系上において、x方向が0.25以下であることを特徴とする請求項10記載の投射型画像表示装置。
  12. 前記赤色の光を含む光路に配置され、可視光の波長領域において所定の波長領域の光の偏光方向を90度変換すると共にその他の波長の光の偏光方向は維持する、少なくとも一の色選択性位相差板を更に有することを特徴とする請求項1記載の投射型画像表示装置。
  13. 光源と前記第1乃至第3の反射型液晶表示素子との間に、前記緑色の光用の第1の光路と、前記赤色及び青色の光用の第2の光路に分離する色分解系を更に有することを特徴とする請求項1記載の投射型画像表示装置。
  14. 赤色、緑色、青色の各色の光をそれぞれ画像変調して反射する第1乃至第3の反射型液晶表示素子と、前記赤色、緑色、青色の各色の光路にそれぞれ設けられ、第1乃至第3の1/4波長板とを有し、カラー画像を形成する投射型画像表示装置における前記第1乃至第3の1/4波長板の調整方法であって、
    前記第1乃至第3の1/4波長板を、それぞれ、前記赤色、緑色及び青色の漏れ光が最小になるように調整するステップと、
    前記青色の光用の前記第3の1/4波長板を、前記青色の漏れ光が最小となる位置から漏れ光大きくなる方向に調整するステップとを有することを特徴とする調整方法。
  15. 前記青色の漏れ光が大きくなる方向に調整するステップは、
    前記投射型画像表示装置の光学系によって決定される、前記赤色による漏れ光量を検出するステップと、
    前記検出ステップによる検出結果によって前記青色の漏れ光を決定するステップとを有することを特徴とする請求項14記載の調整方法。
  16. 前記青色は光量が最小のときの色度に対して色度xy座標系上で少なくとも1/100以上−x軸方向にずれるように光を漏らすことを特徴とする請求項14記載の調整方法。
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