JP2006084915A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高画質、小型及び低価格な投射型画像表示装置を提供する。
【解決手段】 互いに色が異なる複数の画像を投射してカラー画像を形成する投射型画像表示装置であって、入射光を第1の光路の緑色光と第2の光路の赤色光及び青色光に分離する色分解系と、前記第1の光路に配置された第1の偏光ビームスプリッターと、当該第1の偏光ビームスプリッターに設けられ、前記緑色光の波長領域で反射率が極小を有する第1の反射防止膜と、前記第2の光路に配置された第2の偏光ビームスプリッターと、当該第2の偏光ビームスプリッターに設けられ、前記赤色光及び青色光の波長領域で反射率が極小を有する第2の反射防止膜とを有することを特徴とする投射型画像表示装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、液晶プロジェクタ等の投射型画像表示装置に係り、特に、反射型液晶表示素子を用いた液晶プロジェクタに使用される偏光ビームスプリッター(Polarizing Beam Splitter(以下、「PBS」と呼ぶ。)に形成される反射防止膜に関する。
近年の液晶プロジェクタなどの投射型画像表示装置の普及により、投射型画像表示装置は高画質、小型化と低価格化が益々要請されている。高画質の画像を小型の装置で表示するために、特許文献1に開示されている散乱型の液晶プロジェクタでは高コントラストの画像を得られないという問題や、耐久性に問題があるため、偏光型の液晶プロジェクタ(特にTN液晶を用いた液晶プロジェクタ)が主流である。
偏光型の液晶プロジェクタの例として、反射型液晶表示装置とPBSを組み合わせた投射型画像表示装置が特許文献2に開示されている。PBSは、ランプからの照明光を変調する液晶表示装置からの光を検光し、投射光学系に導く作用を有する。また、特許文献3は、色分離合成手段であるPBSと照明光学系との間又はPBSと投射光学系との間に偏光板を設け、高いコントラストの画像を得る技術を提案している。
より最近では、本出願人は、特許文献4において、特許文献2及び3において見られる偏光の乱れ成分に起因する投射画像のコントラストの低下を防止する液晶プロジェクタを提案している。特許文献4においては、ランプからの白色光をダイクロイックミラーで2つの光路に分離し、第1の光路には第1の色光を第1のPBSに導光し、第2の光路には第2及び第3の色光を第2のPBS導光する。2つのPBSの出力を第3のPBSで合成する。第1乃至第3の色光は、赤緑青(以下、「RGB」呼ぶ。)の中から任意に選択することができる。
反射型液晶表示素子を用いた液晶プロジェクタでは、カラー画像のコントラストを向上させるために光学素子に反射防止膜が必要であり、特許文献4では、反射防止膜は、PBSにおいて光が入出射する端面に成膜される。従来、広帯域の波長範囲に対応した反射防止膜は図3に示すようなW型特性を有するものが広く使用されている。例えば、特許文献4において、第1及び第2のPBSの光が入出射する端面に図3に示す特性を有する反射防止膜を各色に共通に使用するなどである。
特開平10−31425号公報 米国特許第6,183,091号明細書 特開2001−154152号公報 特開2004−12864号公報
しかし、図3から理解されるように、可視光領域全域で反射率を低く保つのは難しく、G光の波長帯域(即ち、波長約505〜約580nm)の中央部での反射率が高くなり、Gの反射光が再びスクリーンに投影され、コントラストを低下させる要因となる。特に、PBSの特性を高性能にするためにはPBSを構成する硝材の屈折率を高くする必要があり、これに伴って、反射防止膜のGの領域の特性が更に悪化する。これに対して、特許文献1が提案するように、各色光に対して最適化された、例えば、図6に示すU型特性を有する反射防止膜を対応する光通過面に形成することも考えられる。しかし、通過面に対応する光の色毎に異なる種類の反射防止膜を形成すると、反射防止膜を成膜するプロセスの増加、コストアップにより低価格化の要請に反することになる。
そこで、本発明は、高画質、小型及び低価格な投射型画像表示装置を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての投射型画像表示装置は、互いに色が異なる複数の画像を投射してカラー画像を形成する投射型画像表示装置であって、入射光を第1の光路の緑色光と第2の光路の赤色光及び青色光に分離する色分解系と、前記第1の光路に配置された第1の偏光ビームスプリッターと、当該第1の偏光ビームスプリッターに設けられ、前記緑色光の波長領域で反射率が極小を有する第1の反射防止膜と、前記第2の光路に配置された第2の偏光ビームスプリッターと、当該第2の偏光ビームスプリッターに設けられ、前記赤色光及び青色光の波長領域で反射率が極小を有する第2の反射防止膜とを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての投射型画像表示装置は、互いに色が異なる複数の画像を投射してカラー画像を形成する投射型画像表示装置であって、入射光を第1の光路の第1の色の光と第2の光路の第2の色及び第3の色の光に分離する色分解系と、前記第1の光路に配置された第1の偏光ビームスプリッターと、当該第1の偏光ビームスプリッターの光通過面に設けられ、前記第1の光の波長領域において反射率が極小を有する第1の反射防止膜と、前記第2の光路に配置された第2の偏光ビームスプリッターと、当該第2の偏光ビームスプリッターの光通過面に設けられ、前記第2及び第3の色の光の波長領域において反射率が極小を有する第2の反射防止膜とを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、高画質、小型及び低価格な投射型画像表示装置を提供することができる。
以下、図1を参照して、本発明の一実施例の投射型画像表示装置としての液晶プロジェクタ100について説明する。ここで、図1は、液晶プロジェクタ100の概略ブロック図である。液晶プロジェクタ100は、図1に示すように、偏光光源部102と、ダイクロイックミラー104と、光生成部110と、光生成部130と、光合成プリズム150と、投射光学系160とを有する。
偏光光源部102は、所定の偏光状態の照明光をダイクロイックミラー104に導光する機能を有している。この偏光光源部は、連続スペクトルで白色光を発光する光源から発しリフレクターで反射された光を、色分離面(後段のダイクロイックミラー104や、偏光ビームスプリッター120等により色ごとに光路が分離される際、分離された後の複数の光路を含む平面のことであり、図1における紙面を含む平面)においては、アフォーカル系を用いて光束を圧縮し、色分離面に対して垂直で光軸(リフレクターの光軸及び/又は後段の各反射型液晶表示素子の有効部の中心に垂直に入射する光線)を含む所定平面内においては、この所定平面に沿って配列され、この所定平面内に屈折力を有する複数のレンズ(好ましくはシリンドリカルレンズ)を有する第1インテグレータと、その複数のレンズに対応し、この所定平面内に屈折力を有する複数のレンズを有する第2インテグレータとを有する。ここで、光源からの無偏光光を偏光光に変換する偏光変換素子は、前述の第1、2インテグレータにおける複数のレンズの配列方向に沿って、複数の偏光変換素子をアレイ状に配列した偏光変換素子アレイとしている。勿論、特許文献4に記載されているように、光源側から投射光学系160に向かって光路に沿って、発光部とその発光部から発した光を反射するリフレクターを含むランプと、矩形のレンズをマトリックス状に配置した第1のフライアイレンズと、第1のフライアイレンズの個々のレンズに対応したレンズアレイからなる第2のフライアイレンズと、無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子(好ましくはアレイ状の偏光変換素子とするのが良い)と、コンデンサーレンズで、折り曲げミラーと、フィールドレンズとを有する。
ダイクロイックミラー104は、可視光の特定波長域のみを反射し、他は透過する色分解用ミラーであり、本実施例では、赤色(R)(波長約590〜650nm)及び青色(B)(波長約430〜495nm)の波長領域の光を反射し、緑色(G)の波長領域の光を透過する。
光生成部110は、所定の偏光状態のRB光を光合成プリズム150に導光し、色選択性位相差板112a及び112bと、反射型液晶表示素子114a及び114bと、1/4波長板116a及び116bと、偏光ビームスプリッター(PBS)120とを有する。
色選択性位相差板112aは、B光の偏光方向を90度変換し、R光の偏光方向は変換しない。色選択性位相板112bは、R光の偏光方向を90度変換し、B光の偏光方向は変換しない。反射型液晶表示素子114aは、入射するR光を画像変調してR用画像を反射する。反射型液晶表示素子114bは、入射するB光を画像変調してB用画像を反射する。1/4波長板116a及び116bは、直線偏光を楕円偏光(円偏光も含む)に、楕円偏光を直線偏光に変化させ、1/4波長板116aはR光用に設けられ、1/4波長板116bはB光用に設けられる。
PBS120は、P偏光を透過し、S偏光を反射する。PBS120は、RBの照明光が透過する端面121、反射型液晶表示素子114bに対してB光が透過する端面122、反射型液晶表示素子114aに対してR光が透過する端面123、RBの投射光が透過する端面124を有する。各端面(光通過面、PBS120が空気と接する面のうち光が通過する面)121乃至124には、反射防止膜125が形成され、反射防止膜125は、図3に示すようにRBの色(波長領域)に極小値がある分光反射特性(W型特性、赤、青色波長領域内における反射率の最小値が、緑色波長領域内における反射率の最小値よりも低い、又は、赤、青色波長領域の光に対する反射率の平均値が緑色波長領域の光に対する反射率の平均値よりも低い特性)を有している。
光生成部130は、所定の偏光状態のG光を光合成プリズム150に導光し、反射型液晶表示素子132と、1/4波長板134と、PBS140とを有する。
反射型液晶表示素子132は、入射光を画像変調してG用画像を反射する。1/4波長板134は、直線偏光を楕円偏光に、楕円偏光を直線偏光に変化させ、G光用に設けられる。
PBS140は、P偏光を透過し、S偏光を反射する。PBS140は、Gの照明光が透過する端面141、反射型液晶表示素子134に対してG光が透過する端面142、Gの投射光が透過する端面143を有する。各端面(光通過面、PBS140が空気と接する面のうち光が通過する面)141乃至143には、反射防止膜145が形成され、反射防止膜125は、図2に示すようにGの色(波長領域)に極小値がある分光反射特性(U型特性、赤、青色波長領域内における反射率の最小値が、緑色波長領域内における反射率の最小値よりも高い、又は、赤、青色波長領域の光に対する反射率の平均値が緑色波長領域の光に対する反射率の平均値よりも高い特性)を有している。
PBSは偏光分離膜に入射する角度が小さいほど偏光分離性能が高くなるので、波長587.6nmの光に対して屈折率が高い1.6以上の硝材でPBS120及び140を製作するのが望ましい。特に、低光弾性(0.03×e−6N/mm以下であることが望ましい)も備え、波長587.6nmの光に対して1.8以上(好ましくは420〜700nmのすべての光に対して屈折率が1.83以上)の屈折率の硝材ではこのような構成が特に有効である。さらに、420〜700nmの25mm厚の硝材に対する内部透過率が、90%以上、好ましくは92.5%以上であることが望ましい。
本実施例では、RB用の光に共通の反射防止膜125を使用しているため、各色光毎に異なる反射防止膜を設ける図6に示すような従来の構成よりも低価格化を図ることができる。一方、広帯域の反射防止膜125をG光にも使用すると、Gの波長領域の特性が悪化するので、G光には専用の反射防止膜145を備え、これにより高画質(高コントラスト)を維持している。
色合成プリズム150は、2つ色光を一つの光路に合成するPBSである。色合成プリズム150のRBの光の入射面には反射防止膜125が形成され、色合成プリズム150のG光の入射面には反射防止膜125が形成されている。光源部102から投射光学系160に至る光束は反射型液晶表示素子114a、114b及び132において一番細くなるので、反射型液晶表示素子の近傍に配置したPBS120、140を色合成プリズム150よりも小さく構成している。
投射光学系(投射レンズ)160は、図示しないスクリーンにカラー画像を投射する。投射光学系160のFnoは、反射型液晶表示素子における回折や取り付け誤差による投射レンズの光軸と集光光学系の光軸のずれを考慮して照明系のFnoよりも明るく設定している。
以下、液晶プロジェクタ100の動作について説明する。
所定の方向に偏光状態が揃えられた白色光を放射する偏光光源102からの光はダイクロイックミラー104でBとRの光は反射し、Gの光は透過する。
ダイクロイックミラー104を反射したRとBの光は、色選択性位相差板112aに入射し、これにより、B光はP偏光として、Rの光はS偏光としてPBS120に入射する。PBS120においてR光は偏光分離面を反射して反射型液晶表示素子114aに至り、B光は偏光分離面を透過して反射型液晶表示素子114bに至る。この結果、2つの色光(RB)に分離される。
反射型液晶表示素子114aは、R光を画像変調して反射する。反射されたR光のS偏光成分は再び偏光分離面で反射され、光源側に戻され、投射光から除去される。一方、Rの反射光のP偏光成分はPBS120の偏光分離面を透過、検光され、投射光となる。
反射型液晶表示素子114bは、B光を画像変調して反射する。反射されたB光のP偏光成分は再び偏光分離面で透過され、光源側に戻され、投射光から除去される。一方、Bの反射光のS偏光成分はPBS120の偏光分離面を反射、検光され、投射光となる。
この結果、BとRの投射光は一つの光束に合成される。このとき、1/4波長板116a及び116bの遅相軸を調整してR、Bそれぞれの黒の表示の調整を行う。
合成されたRとBの投射光は色選択性位相差板112bに入射する。色選択性位相差板112bはRの偏光方向のみを90度回転し、R、BともにS偏光としたのち、色合成プリズム150に入射し、偏光分離面で反射することでGの投射光と合成される。
Gの光路において、ダイクロイックミラー104を透過したG光はPBS140にS偏光として入射し、PBS140の偏光分離面で反射され、反射型液晶表示素子132に至る。反射型液晶表示素子132は、G光を画像変調して反射する。反射されたG光のS偏光成分は再び偏光分離面で反射され、光源側に戻され投射光から除去される。一方、Gの反射光のP偏光成分はPBS140の偏光分離面を透過、検光され、投射光となる。
このとき全ての偏光成分をS偏光に変換した状態において1/4波長板134の遅相軸を所定の方向に調整し、PBS140と反射型液晶表示素子132で発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えている。
PBS140を透過した光は、色合成プリズム150に対しては略P偏光として入射し、不要なS偏光成分は除去され、投射光学系160へと至る。PBS120を射出するRBの光とPBS140を射出するG光は色合成プリズム150で合成されて投射光学系160へと至り、スクリーンなどに投影される。反射防止膜125及び145により、スクリーンには高画質(高コントラスト)の画像が投射される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施例は、RBの光用にW型の分光反射特性を有する反射防止膜125を使用し、G光用にU型の分光反射特性を有する反射防止膜145を使用しているが、RBの光用にU型の分光反射特性を有する反射防止膜を使用してもよい。かかる例を図4に示す。図4は、RBの光用にU型の分光反射特性を有する反射防止膜170aを使用し、G光用にU型の分光反射特性を有する反射防止膜170bを使用した場合の各反射防止膜の分光反射特性を示している。反射防止膜170aのRB光の波長領域における反射率は十分に低い反射率であるが、可視領域内における反射率の極小値の数は1つである。また、分光反射特性の広がりは緩やかであり、RB光の波長領域において十分小さい。反射防止膜170bは反射防止膜145と同様の特性を有する。反射防止膜170aは反射防止膜170bの傾きが緩やかになった曲線に相当する。
また、本発明は、広義には、RGBを2色光と1色光に分離し、2色光には共通の反射防止膜を割り当てる場合も含む。従って、本実施例のように、1色光がGに限定されない。かかる例を図5に示す。図5は、RGの光用にW型の分光反射特性を有する反射防止膜172aを使用し、B光用にU型の分光反射特性を有する反射防止膜172bを使用した場合の各反射防止膜の分光反射特性を示している。反射防止膜172aはRG光の波長領域において2つの極小を有するが、図4を参照して説明したように極小の数は2つに限定されない。反射防止膜170bは図6に示すB光用の反射防止膜と同様の特性を有する。
同様に、GB光が組み合わされてもよい。
更に、本実施例では、色合成プリズム150は、RB光の反射光とG光の透過光を投射光学系160に導光しているが、RB光の透過光とG光の反射光を投射光学系160に導光してもよい。
本発明の一実施例の投射型画像表示装置の概略ブロック図である。 図1に示す投射型画像表示装置の緑色用の偏光ビームスプリッターに形成される反射防止膜の分光反射特性である。 図1に示す投射型画像表示装置の赤色及び青色用の偏光ビームスプリッターに形成される反射防止膜の分光反射特性である。 図1に示す投射型画像表示装置の赤色、緑色、青色用の光に使用される反射防止膜の変形例の分光反射特性を示す概略的なグラフである。 図1に示す投射型画像表示装置の赤色、緑色、青色用の光に使用される反射防止膜の別の変形例の分光反射特性を示す概略的なグラフである。 従来の投射型画像表示装置の赤色、青色及び緑色用に個別に使用される反射防止膜の分光反射特性である。
符号の説明
100 液晶プロジェクタ(投射型画像表示装置)
120、140 偏光ビームスプリッター
125、145 反射防止膜

Claims (10)

  1. 互いに色が異なる複数の画像を投射してカラー画像を形成する投射型画像表示装置であって、
    入射光を第1の光路の緑色光と第2の光路の赤色光及び青色光に分離する色分解系と、
    前記第1の光路に配置された第1の偏光ビームスプリッターと、
    当該第1の偏光ビームスプリッターに設けられ、前記緑色光の波長領域で反射率が極小を有する第1の反射防止膜と、
    前記第2の光路に配置された第2の偏光ビームスプリッターと、
    当該第2の偏光ビームスプリッターに設けられ、前記赤色光及び青色光の波長領域で反射率が極小を有する第2の反射防止膜とを有することを特徴とする投射型画像表示装置。
  2. 前記第1の反射防止膜は、前記第1の偏光ビームスプリッターの面のうち前記緑色光が通過する面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の投射型画像表示装置。
  3. 前記第2の反射防止膜は、前記第2の偏光ビームスプリッターの面のうち前記赤色光と前記青色光のうち少なくとも一方の光が通過する面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の投射型画像表示装置。
  4. 第1の反射防止膜は、可視光の波長領域において波長に対してU型形状の分光反射特性を有することを特徴とする請求項1記載の投射型画像表示装置。
  5. 第2の反射防止膜は、可視光の波長領域において波長に対してW型形状の分光反射特性を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の投射型画像表示装置。
  6. 前記第1及び第2の偏光ビームスプリッターは、波長587.6nmの光に対して屈折率が1.6以上であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載の投射型画像表示装置。
  7. 前記第1及び第2の偏光ビームスプリッターは、波長587.6nmの光に対して屈折率が1.8以上であることを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項に記載の投射型画像表示装置。
  8. 前記第2の光路に配置され、可視光の波長領域において所定の波長領域の光の偏光方向を90度変換すると共にその他の波長の光の偏光方向は維持する、少なくとも一の色選択性位相差板を更に有することを特徴とする請求項1乃至7いずれか一項に記載の投射型画像表示装置。
  9. 前記第1の偏光ビームスプリッターから投射される前記緑色光と、前記第2の偏光ビームスプリッターから投射される前記赤色光及び青色光とを合成する色合成プリズムを有しており、
    第3の偏光ビームスプリッターの前記緑色の入射面には、前記第1の反射防止膜が形成されており、
    前記色合成プリズムの前記赤色光及び青色光の入射面には、前記第2の反射防止膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか一項に記載の投射型画像表示装置。
  10. 互いに色が異なる複数の画像を投射してカラー画像を形成する投射型画像表示装置であって、
    入射光を第1の光路の第1の色の光と第2の光路の第2の色及び第3の色の光に分離する色分解系と、
    前記第1の光路に配置された第1の偏光ビームスプリッターと、
    当該第1の偏光ビームスプリッターの光通過面に設けられ、前記第1の光の波長領域において反射率が極小を有する第1の反射防止膜と、
    前記第2の光路に配置された第2の偏光ビームスプリッターと、
    当該第2の偏光ビームスプリッターの光通過面に設けられ、前記第2及び第3の色の光の波長領域において反射率が極小を有する第2の反射防止膜とを有することを特徴とする投射型画像表示装置。
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JP2012048225A (ja) * 2010-07-30 2012-03-08 Asahi Kasei E-Materials Corp ワイヤグリッド偏光板及びこれを用いた偏光ビームスプリッター

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