JP2006084713A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周縁領域の全ての遮光膜が腐食されないようにすると共に、腐食による表示品位の低下を防止する。
【解決手段】液晶表示装置は、TFT基板と対向基板12との間に設けられた液晶層とを備え、対向基板12には、基板中央に表示に寄与する表示領域21が形成されると共に、表示領域21の外側に表示に寄与しない周縁領域22が形成され、表示領域21及び周縁領域22には、金属材料により構成された遮光膜が形成されている。そして、周縁領域22の遮光膜は、表示領域21の外縁の少なくとも一部に沿って設けられた第1遮光膜31と、第1遮光膜31よりも外側に第1遮光膜31と絶縁された状態で設けられた第2遮光膜32とにより構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属材料により構成された遮光膜を有する液晶表示装置に関し、特に、遮光膜の腐食対策に係るものである。
液晶表示装置は、各種の表示装置のうちでも薄型で軽量且つ低消費電力という優れた特徴を有するため、テレビやビデオ等の画像表示装置や、パーソナルコンピュータ等のOA機器に広く用いられている。
前記液晶表示装置は、例えば、断面図である図13に示すように、スイッチング素子である複数のTFT(Thin-Film Transistor)を有するTFT基板(第1基板)101と、TFT基板101に対向して配置され、透明電極(図示省略)やカラーフィルタ102等を有する対向基板(第2基板)103と、前記TFT基板101及び対向基板103の間に設けられた液晶層104とを備えている。
前記液晶層104は、図13及び平面図である図14に示すように、液晶材料がシール部材105によって前記TFT基板101と対向基板103との間に封入されることにより、形成されている。
前記対向基板103には、図13及び図14に示すように、ガラス基板106上に遮光膜であるブラックマトリクス107が形成されている。ブラックマトリクス107は、例えば樹脂材料や金属材料により構成されている。樹脂のブラックマトリクスは、樹脂材料にカーボン等の遮光材料が混入して形成されており、遮光率が比較的低い。したがって、十分な遮光性を実現するためには、比較的大きな膜厚が必要となる。これに対して、金属のブラックマトリクスは、一般に遮光率が高いため、薄膜により十分に遮光性を発揮することができる。また、樹脂のブラックマトリクスは、構造的に振動に対して比較的弱いという特性も有している。したがって、装置全体の薄型化や信頼性の観点から、液晶表示装置には、樹脂のブラックマトリクスよりも、金属のブラックマトリクスを用いることが好ましい。
ところで、前記対向基板には、表示に寄与する表示領域が基板中央に形成されると共に、表示に寄与しない周縁領域が前記表示領域の外側に形成されている。前記表示領域のブラックマトリクスは、隣り合うカラーフィルタ102同士の間を遮光している。
ここで、周囲から入射する光を遮光するために、前記周縁領域にもブラックマトリクスを延長して設けることが好ましい(例えば、特許文献1参照)。この場合、断面図である図15及び平面図である図16に示すように、ブラックマトリクス107は、表示領域から、周縁領域におけるガラス基板106の端部近傍に亘って形成されている。
しかし、ブラックマトリクス107が金属材料により構成されている場合には、前記ブラックマトリクス107が、周縁領域のシール部材105の外側で外気に曝されるため、腐食されることが避けられない。
また、ブラックマトリクス107が腐食すると、対向基板103の透明電極等に悪影響を与え、液晶層104に所望の電界を発生させることができなくなる。その結果、表示品位が低下するという問題も生じる。
そこで、前記ブラックマトリクス107を、図15に示すように、絶縁性を有する保護膜110で覆うことが知られている(例えば、特許文献2参照)。このことにより、ブラックマトリクス107の腐食を防止しようとしている。
特開平11−133406号公報 特開平11−109383号公報
しかし、実際には、前記保護膜110によりブラックマトリクス107を覆うようにしても、前記ブラックマトリクス107の腐食を完全に防止することはできない。
すなわち、図15に示すように、保護膜110の端部は、周縁領域の端部(つまり、対向基板103におけるガラス基板106の端部)まで達しているため、剥がれ易く、また欠け易くなっている。また、保護膜110だけでなく、ガラス基板106自体も欠け易くなっている。その結果、ブラックマトリクス107の端部が外気に露出して腐食され、その腐食がブラックマトリクス107の内側へ広がるため、周縁領域の全てのブラックマトリクス107が腐食されてしまうという問題がある。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、周縁領域の全ての遮光膜が腐食されないようにすると共に、腐食による表示品位の低下を防止することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、周縁領域に第1遮光膜を設けると共に、第1遮光膜の外側に第2遮光膜を設け、第1遮光膜と第2遮光膜との間を絶縁するようにした。
具体的に、本発明に係る液晶表示装置は、第1基板と、前記第1基板に対向して設けられた第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に設けられた液晶層とを備えた液晶表示装置であって、前記第2基板には、基板中央に表示に寄与する表示領域が形成されると共に、該表示領域の外側に表示に寄与しない周縁領域が形成され、前記表示領域及び前記周縁領域には、金属材料により構成された遮光膜が形成され、前記周縁領域の前記遮光膜は、前記表示領域の外縁の少なくとも一部に沿って設けられた第1遮光膜と、該第1遮光膜よりも外側に前記第1遮光膜と絶縁された状態で設けられた第2遮光膜とにより構成されている。
前記表示領域は、矩形状に形成され、前記第1遮光膜は、前記表示領域の四辺のそれぞれに対向して配置されていることが好ましい。
前記第1遮光膜は、前記表示領域の周方向に連続して形成されていてもよい。
前記第2遮光膜は、前記表示領域の四辺のそれぞれに対向して配置されていることが好ましい。
前記第2遮光膜は、前記表示領域の周方向に連続して形成されていてもよい。
前記第2遮光膜は、互いに絶縁された状態で形成された複数の遮光部により構成されていることが好ましい。
前記複数の遮光部は、前記表示領域の周方向に並んで配置されていてもよい。
前記複数の遮光部は、前記周縁領域の内側から外側へ順に並んで配置されていることが好ましい。
前記第2遮光膜は、複数のドット状の遮光部により形成されていてもよい。
前記第1遮光膜及び第2遮光膜は、絶縁性を有する保護膜により覆われていることが好ましい。
前記第1遮光膜と前記第2遮光膜との間は、隙間が設けられることにより絶縁されていてもよい。
前記隙間は、遮光手段により遮光されていることが好ましい。
前記遮光手段は、前記第1基板に形成された導電膜により構成されていてもよい。
前記遮光手段は、遮光性を有し且つ前記液晶層を封止するシール部材により構成されていてもよい。
前記第2基板は、カラーフィルタ層を備え、前記遮光手段は、前記カラーフィルタ層と同じ材料により構成されていてもよい。
前記第2基板は、前記液晶層と反対側の表面に偏光板を備え、前記遮光手段は、前記偏光板の一部に形成された着色部により構成されていてもよい。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
遮光膜は、第2基板の表示領域及び周縁領域を遮光する。周縁領域の遮光膜は、第1遮光膜及び第2遮光膜により構成されているので、周縁領域は、第1遮光膜及び第2遮光膜によって遮光される。
すなわち、第1遮光膜は、周縁領域のうち、表示領域の外縁の少なくとも一部に沿った領域を遮光する。第2遮光膜は、周縁領域のうち第1遮光膜の外側の領域を遮光する。
ここで、第1遮光膜は、第2遮光膜よりも内側の表示領域側に設けられているので、第2遮光膜よりも外部に露出しにくい。一方、第2遮光膜は、周縁領域の外側に形成されているため、比較的外部に露出しやすい。仮に、第2遮光膜が外部に露出すると、外気に曝されて腐食するが、第2遮光膜と第1遮光膜との間は絶縁されているので、第2遮光膜の腐食が第1遮光膜へ移ることはない。その結果、第2遮光膜が腐食されたとしても、第1遮光膜の腐食を防止することが可能となる。つまり、周縁領域の全ての遮光膜が腐食されることはない。
表示領域が四角形である場合には、第1遮光膜及び第2遮光膜を、その四角形の四辺のそれぞれに対向して配置させることが好ましい。さらに、第1遮光膜を表示領域の周方向に連続して形成することが好ましい。このことにより、表示領域の外側四方を、腐食しない第1遮光膜によって遮光できる。
また、第2遮光膜を複数の遮光部により構成し、各遮光部同士の間を絶縁することにより、第2遮光膜のうち一部の遮光部が腐食したとしても、その腐食が、隣接する他の遮光部へ移ることを防止することが可能となる。遮光部は、ドット状に形成してもよい。
さらに、各遮光部を表示領域の周方向に並んで配置することにより、第2基板の外側から内側に向かう方向への腐食の広がりを防止できるだけでなく、表示領域の周方向への腐食の広がりを防止することが可能となる。
また、第1遮光膜及び第2遮光膜を保護膜によって覆うことにより、第1遮光膜及び第2遮光膜の外気への露出を抑制することが可能となる。
第1遮光膜と第2遮光膜との間に隙間を設けることにより、容易に絶縁することが可能となる。隙間は、遮光手段を設けることにより、遮光することが可能である。遮光手段としては、第1基板の導電膜や、遮光性を付与したシール部材や、カラーフィルタ材料や、偏光板の一部により、容易に形成できる。
本発明によれば、第2遮光膜と第1遮光膜との間を絶縁しているので、仮に、第2遮光膜が腐食したとしても、その腐食が第1遮光膜へ移ることはない。その結果、第1遮光膜及び第2遮光膜により周縁領域を遮光しつつ、第1遮光膜の腐食を防止することができる。言い換えれば、周縁領域の全ての遮光膜が腐食されるのを防止できる。さらに、腐食された第2遮光膜と表示領域とを絶縁できるため、遮光膜の腐食による表示品位の低下を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1及び図2は、本発明に係る液晶表示装置の実施形態1を示している。断面図である図2に示すように、液晶表示装置1は、第1基板であるTFT基板11と、TFT基板11に対向して設けられた第2基板である対向基板12と、TFT基板11と対向基板12との間に設けられた液晶層13とを備えている。
前記TFT基板11は、絶縁性の透明基板であるガラス基板16と、ガラス基板16に複数形成されたスイッチング素子であるTFT(Thin-Film Transistor、図示省略)とを有している。また、TFT基板11には、複数の画素がマトリクス状に形成されている。前記各画素には、前記TFTと、TFTによりスイッチング駆動される画素電極(図示省略)とが配置されている。また、TFT基板11には、TFTに接続されるゲート配線及びソース配線等の配線17が格子状にパターン形成されている。また、図示を省略するが、TFT基板11における液晶層13と反対側の表面には、偏光板が設けられている。
前記液晶層13は、図2に示すように、液晶材料がシール部材25によりTFT基板11と対向基板12との間に封入されることによって形成されている。
前記対向基板12は、絶縁性の透明基板であるガラス基板18と、ガラス基板18に形成されたカラーフィルタ層19及び透明電極(図示省略)とを有している。カラーフィルタ層19は、R(赤),G(緑),B(青)の三原色の着色層により構成されている。また、図示を省略するが、対向基板12における液晶層13と反対側の表面には、偏光板が設けられている。
対向基板12には、図1に示すように、基板中央に表示に寄与する表示領域21が形成されると共に、表示領域21の外側に表示に寄与しない周縁領域22が形成されている。表示領域21は、矩形状に形成されている。
表示領域21には、前記カラーフィルタ層19がパターン形成されると共に、透明電極(図示省略)がベタ状に形成されている。一方、周縁領域22には、前記配線17から引き出された引き出し線(図示省略)が形成され、前記TFTに駆動信号を供給するためのドライバIC(図示省略)等が配置されている。
表示領域21及び周縁領域22には、金属材料により構成されたブラックマトリクスである遮光膜30,31,32が形成されている。遮光膜30,31,32は、例えば酸化クロム及びクロムの薄膜がガラス基板側から順に積層されて形成されている。
表示領域21の遮光膜30は、図2に示すように、隣り合う各カラーフィルタ層19同士の間を遮光するように形成されている。尚、図1では、表示領域21における遮光膜30の図示を省略している。一方、周縁領域22の遮光膜31,32は、第1遮光膜31と第2遮光膜32とにより構成されている。
第1遮光膜31は、図1に示すように、周縁領域22の比較的内側(つまり、表示領域21側)の領域に配置され、表示領域21の外縁の少なくとも一部に沿って設けられている。本実施形態では、第1遮光膜31の内縁部は、表示領域21の外縁に接するように形成されている。第1遮光膜31は、表示領域21の四辺のそれぞれに対向して配置されると共に、表示領域の周方向に連続して形成されている。すなわち、第1遮光膜31は、矩形リング状に構成されている。また、図2に示すように、第1遮光膜31は、表示領域21の遮光膜30に連続して形成されている。
第2遮光膜32は、図1に示すように、周縁領域22の比較的外側の領域に配置され、第1遮光膜31よりも外側で第1遮光膜31と電気的に絶縁された状態で設けられている。本実施形態では、第1遮光膜31と第2遮光膜32との間は、隙間が設けられることにより絶縁されている。第2遮光膜32の外周縁部は、対向基板12のガラス基板18における三辺の外縁近傍に形成されている。尚、残りの他の一辺には、上述のドライバIC等が配設されている。
また、第2遮光膜32は、表示領域21の四辺のそれぞれに対向して配置されると共に、表示領域21の周方向に連続して形成されている。すなわち、第2遮光膜32は、前記第1遮光膜31よりも一回り大きい矩形リング状に形成されている。言い換えれば、周縁領域22の遮光膜31,32は、表示領域21の外縁に沿って形成されたスリット(つまり、隙間35)により、分割されて互いに絶縁されている。
前記各遮光膜30,31,32は、絶縁性を有する保護膜36により覆われている。このことにより、各遮光膜30,31,32の外部への露出による腐食を抑制することができる。尚、本実施形態では、保護膜36を有する液晶表示装置1について説明しているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、保護膜36を設けずに、第2遮光膜32を外部に露出させるようにしてもよい。保護膜36を設けなくても、上述のように、第1遮光膜31と第2遮光膜32との間は、隙間35が設けられることにより絶縁されているためである。保護膜36を省略することにより、製造工程が減少するため、液晶表示装置を容易に製造できる。
以上の構成により、液晶表示装置1のTFTには、周縁領域22の前記ドライバICから配線17(ゲート配線及びソース配線)を介して駆動信号が供給される。駆動信号が供給されたTFTは、各画素における画素電極に所定の電圧を印加し、液晶層を駆動する。その結果、表示領域21において所望の画像が表示される。そして、表示領域21では、各カラーフィルタ層19の間が遮光膜30により遮光される。また、周縁領域22では、第1遮光膜31及び第2遮光膜32によって遮光される。
このとき、第1遮光膜31及び第2遮光膜32のうち、表示領域に近い第1遮光膜31は、帯電しやすくなっている。一方、表示領域から遠い第2遮光膜32は、帯電しにくくなっている。したがって、第2遮光膜32は、比較的腐食しにくくなっている。
本実施形態によると、第2遮光膜32と第1遮光膜31との間を絶縁しているので、仮に、第2遮光膜32が外部に露出して腐食したとしても、その腐食が第1遮光膜31へ移ることはない。その結果、第1遮光膜31及び第2遮光膜32により周縁領域22の遮光を維持しつつ、第1遮光膜31の腐食を防止することができる。言い換えれば、周縁領域22の全ての遮光膜31,32が腐食されるのを防止することができる。そのことに加え、腐食された第2遮光膜32と表示領域21とを絶縁できるため、第2遮光膜32の腐食による表示領域21への悪影響を排除して、表示品位の低下を防止することができる。
また、表示領域21の四辺に沿って第1遮光膜31及び第2遮光膜32を形成しているので、表示領域21の四方外側を遮光することが可能となる。
《発明の実施形態2》
図3〜図6は、本発明に係る液晶表示装置の実施形態2を示している。尚、以降の各実施形態では、図1及び図2と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態は、上記実施形態1に対して、第1遮光膜31と第2遮光膜32との間の隙間35を遮光する遮光手段40を設けるようにしたものである。遮光手段40は、完全に光の透過を遮るものに限らず、少なくとも透過する光の一部を吸収する部材により構成してもよい。以下に、遮光手段40の具体例を説明する。
前記遮光手段40は、断面図である図3に示すように、TFT基板11に形成された導電膜41により構成してもよい。
導電膜41は、隙間35に対し、対向基板12における基板面の法線方向に重なるように配置されている。このことにより、TFT基板11側から対向基板12を透過しようとする光を遮光することができる。遮光手段40は、隙間35の全てに重なるように設けることが好ましいが、隙間35の少なくとも一部に重なるようにしてもよく、実際の視認上の問題はない。また、導電膜41は、上記配線17と同じ材料により構成されており、各配線17がパターン形成される工程で、同時にパターン形成される。したがって、遮光手段40としての導電膜41を形成するための工程を別途行う必要がないため、容易に形成できる。尚、遮光手段40は、シリコン層や、共通配線等の他の配線材料により構成してもよい。
また、前記遮光手段40は、断面図である図4に示すように、遮光性を有し且つ液晶層13を封止するシール部材25により構成してもよい。
シール部材25は、隙間35に対し、対向基板12における基板面の法線方向に重なるように配置されている。シール部材25は、樹脂材料により構成され、カーボンや他の顔料が混入されることにより、遮光性を有するようになっている。このことにより、TFT基板11側から対向基板12を透過しようとする光を遮光することができる。また、液晶層の封止に通常用いられているシール部材に顔料等を混入するだけで、遮光手段40を容易に形成することができる。また、遮光手段40用の特別の部材を設ける必要もない。
また、前記遮光手段40は、断面図である図5に示すように、カラーフィルタ層19と同じ材料により構成されたカラー部材42により形成してもよい。
カラー部材42は、隙間35の内部に充填して形成されている。このことにより、隙間35を透過しようとする光を遮光することができる。カラー部材42は、R,G,Bの三色のカラーフィルタ層19のうち、最も光の透過率が低いBのカラーフィルタ層19の材料により構成することが好ましい。また、複数の色のカラーフィルタ層19を順次積層して形成してもよい。カラー部材42は、カラーフィルタ層19の形成工程と同時に形成される。したがって、遮光手段40としての導電膜41を形成するための工程を別途行う必要がないため、容易に形成できる。
また、前記遮光手段40は、断面図である図6に示すように、対向基板12に設けられた偏光板の一部に形成された着色部45により構成してもよい。
すなわち、図6に示すように、対向基板12における液晶層13と反対側の表面には、偏光板27が設けられる一方、TFT基板11における液晶層13と反対側の表面には、偏光板28が設けられている。
着色部45は、隙間35に重なる偏光板27の一部の領域に対して、顔料等を混入することにより形成してもよい。また、隙間35に重なる偏光板27の表面に遮光性を有するフィルムを貼り付けることにより、着色部45を形成してもよい。このことにより、隙間35を透過しようとする光を遮断することが可能となる。
《発明の実施形態3》
図7〜図9は、本発明に係る液晶表示装置の実施形態3を示している。本実施形態は、上記実施形態1に対して、第2遮光膜32を、互いに絶縁された状態で形成された複数の遮光部により構成したものである。
複数の遮光部50は、平面図である図7に示すように、表示領域21の周方向に並んで配置するようにしてもよい。すなわち、各遮光部50同士の間は、隙間55が形成されることにより絶縁されている。隙間55は、所定の間隔で設けられている。
このことにより、仮に、第2遮光膜32のうちの一部の遮光部50が腐食したとしても、その腐食が、隣接する他の遮光部50へ移ることを防止することができる。その結果、対向基板12の外側から内側に向かう方向(つまり、第2遮光膜32側から第1遮光膜31へ向かう方向)への腐食の広がりを防止できるだけでなく、表示領域21の周方向への腐食の広がりを防止することができる。
また、複数の遮光部51,52は、平面図である図8に示すように、周縁領域22の内側から外側へ順に並んで配置するように構成してもよい。本実施形態では、第2遮光膜32は、矩形リング状の第1の遮光部51と、第1の遮光部51の外側に配置された矩形リング状の第2の遮光部52とにより構成されている。第1の遮光部51と前記第1遮光膜31との間には、隙間35が形成されている。一方、第1の遮光部51と第2の遮光部52との間には、隙間56が形成されている。こうして、第2遮光膜32は、二重の矩形リングパターンに形成されている。
第2遮光膜32は、最も外側の部分が露出して腐食されやすいため、第2の遮光部52が第1の遮光部51よりも腐食しやすい。ここで、第2の遮光部52が腐食したとしても、第2の遮光部52と第1の遮光部51との間が絶縁されているため、第2の遮光部52の腐食は、第1の遮光部51へ移らない。また、仮に、第1の遮光部51が露出して腐食されたとしても、第1の遮光部51と第1遮光膜31との間が絶縁されているため、第1の遮光部51の腐食は、第1遮光膜31へ移らない。したがって、対向基板12の外側から内側に向かう方向(つまり、第2遮光膜32における第2の遮光部52側から、第1遮光膜31へ向かう方向)への腐食の広がりを確実に防止できると共に、より外側の領域で腐食の進行を防止できるため、周縁領域22において腐食されない領域の面積を増大できる。
尚、前記複数の遮光部51,52は、2つの遮光部に限らず、3つ以上の矩形リング状の遮光部により構成してもよい。
また、第2遮光膜32は、平面図である図9に示すように、複数のドット状の遮光部により形成してもよい。このことにより、腐食された領域を精度良く絶縁できるため、腐食の広がりを効率よく防止することができる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態では、第2遮光膜32を表示領域21の四辺の全てに対向するように形成したが、表示領域21の四辺の少なくとも一辺に対向するように形成してもよい。例えば、第2遮光膜32を、図10に示すように三辺に対向させてもよく、図11に示すように二辺に対向させてもよい。さらに、図12に示すように、表示領域21の一辺にのみ対向するように設けてもよい。このことにより、少なくとも第2遮光膜32が設けられた周縁領域22では、表示領域21へ向かう腐食の進行を防止することができる。
以上説明したように、本発明は、金属材料により構成された遮光膜を有する液晶表示装置について有用であり、特に、周縁領域の全てに亘って遮光膜が腐食されないようにし、腐食による表示品位の低下を防止する場合に適している。
実施形態1の液晶表示装置の対向基板を示す平面図である。 実施形態1の液晶表示装置を一部拡大して示す断面図である。 実施形態2の液晶表示装置を一部拡大して示す断面図である。 実施形態2の液晶表示装置を一部拡大して示す断面図である。 実施形態2の液晶表示装置を一部拡大して示す断面図である。 実施形態2の液晶表示装置を一部拡大して示す断面図である。 実施形態3の液晶表示装置の対向基板を示す平面図である。 実施形態3の液晶表示装置の対向基板を示す平面図である。 実施形態3の液晶表示装置の対向基板を示す平面図である。 その他の実施形態の対向基板を示す平面図である。 その他の実施形態の対向基板を示す平面図である。 その他の実施形態の対向基板を示す平面図である。 従来の液晶表示装置を一部拡大して示す断面図である。 従来の対向基板を示す平面図である。 従来の液晶表示装置を一部拡大して示す断面図である。 従来の対向基板を示す平面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
11 TFT基板(第1基板)
12 対向基板(第2基板)
13 液晶層
19 カラーフィルタ層
21 表示領域
22 周縁領域
25 シール部材
27 偏光板
30 遮光膜
31 第1遮光膜
32 第2遮光膜
35 隙間
36 保護膜
40 遮光手段
41 導電膜(遮光手段)
42 カラー部材(遮光手段)
45 着色部(遮光手段)
50 遮光部
51 第1の遮光部
52 第2の遮光部

Claims (16)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対向して設けられた第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に設けられた液晶層とを備えた液晶表示装置であって、
    前記第2基板には、基板中央に表示に寄与する表示領域が形成されると共に、該表示領域の外側に表示に寄与しない周縁領域が形成され、
    前記表示領域及び前記周縁領域には、金属材料により構成された遮光膜が形成され、
    前記周縁領域の前記遮光膜は、前記表示領域の外縁の少なくとも一部に沿って設けられた第1遮光膜と、該第1遮光膜よりも外側に前記第1遮光膜と絶縁された状態で設けられた第2遮光膜とにより構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1において、
    前記表示領域は、矩形状に形成され、
    前記第1遮光膜は、前記表示領域の四辺のそれぞれに対向して配置されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1遮光膜は、前記表示領域の周方向に連続して形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項2において、
    前記第2遮光膜は、前記表示領域の四辺のそれぞれに対向して配置されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項4において、
    前記第2遮光膜は、前記表示領域の周方向に連続して形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項1において、
    前記第2遮光膜は、互いに絶縁された状態で形成された複数の遮光部により構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項6において、
    前記複数の遮光部は、前記表示領域の周方向に並んで配置されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項6において、
    前記複数の遮光部は、前記周縁領域の内側から外側へ順に並んで配置されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  9. 請求項1において、
    前記第2遮光膜は、複数のドット状の遮光部により形成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 請求項1において、
    前記第1遮光膜及び第2遮光膜は、絶縁性を有する保護膜により覆われている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  11. 請求項1において、
    前記第1遮光膜と前記第2遮光膜との間は、隙間が設けられることにより絶縁されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  12. 請求項11において、
    前記隙間は、遮光手段により遮光されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  13. 請求項12において、
    前記遮光手段は、前記第1基板に形成された導電膜により構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  14. 請求項12において、
    前記遮光手段は、遮光性を有し且つ前記液晶層を封止するシール部材により構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  15. 請求項12において、
    前記第2基板は、カラーフィルタ層を備え、
    前記遮光手段は、前記カラーフィルタ層と同じ材料により構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  16. 請求項12において、
    前記第2基板は、前記液晶層と反対側の表面に偏光板を備え、
    前記遮光手段は、前記偏光板の一部に形成された着色部により構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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