JP2006084229A - 電波修正時計、電子機器および時刻修正方法 - Google Patents

電波修正時計、電子機器および時刻修正方法 Download PDF

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顕斉 高田
Hisashi Kawahara
久司 河原
Takashi Ihara
隆史 伊原
Tadashi Yasooka
正 八宗岡
Minoru Kobayashi
稔 小林
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Abstract

【課題】消費電力を抑えつつ、標準電波の最良の検出時点を効率的に見つけ出すこと。
【解決手段】任意の開始時点から所定の時間(たとえば24時間)を複数に分割し、分割された各時間を前記所定の時間ごとに、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点をそれぞれ「第1の検出時点」、「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)にわたって、標準時刻情報信号を含む標準電波の送出の有無を検出(たとえば、秒同期、分同期または受信レベルの検出のいずれか)する標準電波検出部101と、検出された検出結果を記憶する検出結果記憶部102と、記憶された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する受信時刻決定部103と、決定された受信時刻に標準電波を受信する標準電波受信部104と、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する時刻修正部105と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計、電子機器および時刻修正方法に関する。
従来、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、電波を良好に受信できる時刻を自動的に選択して、その時刻に自動的に時刻修正をおこなう電波修正時計として、電波を最も良好に受信可能な時刻を検出し、その時刻に受信した時刻情報により時刻を修正することが開示されている(たとえば特許文献1参照。)。
この特許文献1によれば、時刻修正のための受信時刻は1日のうちで電波を最も良好に受信可能な時刻、または、所望時間ごとまたは所望時刻に動作させ、その受信時刻および受信状態をすべてまたは選択的に蓄積し、そのうちの最良の受信状態の時刻とする。より具体的には、受信回路の電源をオンにして電波の受信を開始し、その電波の電界強度が50デシベル以上か否かを判定し、50デシベル以上であれば、電界強度データおよび受信電波に含まれている時刻情報を取り込み、記憶するものである。
特開平6−289156号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、受信の頻度をどのように設定するかについては課題が残る。すなわち、頻度を上げればより精度の高い検出が可能となるが、その分、消費電力が大きくなるので、携帯型の時計、電子機器には適さない。これに対して、受信の頻度を下げれば、消費電力はセーブできるが、その分、精度が下がり、最も良好な時点を見つけ出せない可能性がある。特に、世界各国の標準電波を受信し、移動先において受信した標準電波に基づいて現時の時刻に修正する電波修正時計にあっては、標準電波の受信時刻を決定するために、受信の頻度すなわち標準電波の送出有無の検出の頻度をどのように設定するか大きな課題である。
たとえば、広い地域を同一の周波数でカバーする場合に、複数の受信局(電波塔)を設ける必要があり、この場合に、標準電波の混信を回避するため、標準電波の送出を切り換えておこなうことが考えられる。その場合、各受信局から標準電波が送信されていない時間帯(あるいは日)が存在することになる。このように、地域によっては標準電波の送出のルールがそれぞれ異っており、毎日同じ時刻に標準電波を送出するとは限らないばかりでなく、将来的には、そのルールが何度も変更になることも考えられる。そのため、上記従来技術にあっては、繰り返し受信をおこなわなければ継続的に時刻修正をするこができず、結果として、消費電力が大きくなってしまう。
さらに、電波修正時計、特に携帯型の時計あるいは電子機器の場合、一度作り込むと容易にプログラムを変更できないものも多く、上記ルールの変更に対応できない、あるいは対応はきわめて煩雑となるため、上記ルールの変更にも的確に対応できるものが望ましい。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、消費電力を抑えつつ、標準電波の最良の検出時点を効率的に見つけ出すことが可能な電波修正時計、電子機器および時刻修正方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、任意の開始時点から所定の時間(たとえば24時間)を複数に分割し、分割された各時間を前記所定の時間ごとに、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点をそれぞれ「第1の検出時点」、「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)にわたって、前記標準電波の送出の有無を検出(たとえば、秒同期、分同期または受信レベルの検出のいずれか)する検出手段と、前記検出手段によって検出された検出結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、前記標準電波の送出の有無の検出(たとえば、秒同期、分同期または受信レベルの検出のいずれか)を、任意の開始時点から所定の時間(たとえば24時間)は、前記任意の開始時点から所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「第1の検出時点」とする)おこない、その後、つぎ以降の前記所定の時間では、前記所定の間隔ごとの時点であって前記第1の検出時点とはそれぞれ異なる時点で所定回数(これらの検出時点を「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)おこなう検出手段と、前記検出手段によって検出された検出結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる電波修正時計は、前記検出手段が、前記第nの検出時点において前記標準電波の送出を検知した場合に、つぎの所定の時間では、前記標準電波の送出を検知した時点を含む時間において、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「絞込検出時点」とする)おこなうことを特徴とする。ここで、前記絞込検出時点の所定の間隔は、前記第nの検出時点の所定の間隔よりも短い間隔であってもよい。
さらに、前記検出手段は、前記絞込検出時点の最初の検出時点または最後の検出時点において、前記標準電波の送出を検知しなかった場合に、前記絞込検出時点の間隔および回数を維持しつつ、前記絞込検出時点の開始時点を変更するようにしてもよい。
また、この発明にかかる電波修正時計は、さらに、駆動電力の発電をおこなう発電手段と、前記発電手段による発電の状況を検知する発電検知手段と、を備え、前記検出手段が、前記発電検知手段によって検知された発電の状況に基づいて、前記標準電波の送出の有無の検出をおこなうことを特徴とする。
また、この発明にかかる電子機器は、上記発明にかかる電波修正時計を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる時刻修正方法は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する時刻修正方法において、任意の開始時点から所定の時間(たとえば24時間)を複数に分割し、分割された各時間を前記所定の時間ごとに、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点をそれぞれ「第1の検出時点」、「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)にわたって、前記標準電波の送出の有無を検出(たとえば、秒同期、分同期または受信レベルの検出のいずれか)する検出工程と、前記検出工程によって検出された検出結果に基づいて、前記標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定工程と、を含んだことを特徴とする。
また、この発明にかかる時刻修正方法は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する時刻修正方法において、標準時刻情報信号を含む標準電波の送出の有無の検出(たとえば、秒同期、分同期または受信レベルの検出のいずれか)を、任意の開始時点から所定の時間(たとえば24時間)は、前記任意の開始時点から所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「第1の検出時点」とする)おこない、その後、つぎ以降の前記所定の時間では、前記所定の間隔ごとの時点であって前記第1の検出時点とはそれぞれ異なる時点で所定回数(これらの検出時点を「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)おこなう検出工程と、前記検出工程によって検出された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、標準電波の最良の検出時点を効率的に見つけ出すことができるとともに、検出時点を見つけ出すための消費電力を極力抑えることができる。また、標準電波の送出時期の変更や受信レベルの変化に対し、さらには、移動にともなう受信局の切り換えに対して的確に対応することが可能な電波修正時計、電子機器、時刻修正方法が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電波修正時計、電子機器、時刻修正方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(電波修正時計の機能的構成)
まず、電波修正時計の機能的構成について説明する。図1は、この発明の本実施の形態にかかる電波修正時計の機能的構成を示す説明図である。図1おいて、電波修正時計は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正するために、標準電波検出部101と、検出結果記憶部102と、受信時刻決定部103と、標準電波受信部104と、時刻修正部105と、駆動電力発電部106と、発電状況検知部107と、を含む構成となっている。
ここで、標準電波検出部101は、任意の開始時点から所定の時間を複数に分割し、分割された各時間を所定の時間ごとに、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点をそれぞれ「第1の検出時点」、「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)にわたって、標準時刻情報信号を含む標準電波の送出の有無を検出する(第1の例)。
任意の開示時点とは、たとえば、図示を省略する時刻を計時する計時手段によって計時された(たとえば後述する図6に示す計時データ記憶部622に記憶された)時刻における午前0時であってもよい。また、所定の時間とは、たとえば24時間(1日)であってもよい。したがって、任意の開始時刻が午前0時であり、所定の時刻が24時間であるとし、所定の時間を2つに分割した場合は、各分割時間は、午前0時から12時までと12時から24時(翌日の午前0時)までとなる。同様に、3つに分割した場合は、午前0時から8時までと、8時から16時までと、16時からから24時までとなり、午前0時から8時までとなる。
そして、それぞれ所定間隔を2時間とした場合に、「2時」、「4時」、「6時」、「8時」が第1の検出時点でとなり、「10時」、「12時」、「14時」、「16時」が第2の検出時点となり、「18時」、「20時」、「22時」、「24時」が第3の検出時点となる(なお、第1の検出時点を「0時」、「2時」、「4時」、「6時」とし、第2の検出時点を「8時」、「10時」、「12時」、「14時」とし、第3の検出時点を「16時」、「18時」、「20時」、「22時」としてもよい)。
したがって、標準時刻情報を含む標準電波は、最初の24時間(第1日目)においては、「2時」、「4時」、「6時」、「8時」にそれぞれ検出をし、以後は検出をおこなわない。つぎの24時間(第2日目)においては、「10時」に初めて検出をおこない、以後、「12時」、「14時」、「16時」にそれぞれ検出をおこなう。そして、16時に検出をおこなった以後は検出をおこなわない。さらに、つぎの24時間(第3日目)においては、「18時」に初めて検出をおこない、以後、「20時」、「22時」、「24時」にそれぞれ検出をおこなう。
このように、複数日に分散して検出処理をおこなうことによって、当日、偶然に標準電波の送出の休止日に該当する場合や、標準電波の送出時刻が日によって異なる場合など、標準電波送出の検出できないリスクをより軽減することができる。これによって、最良の検出時点を効率的に見つけ出すことができるとともに、検出時点を見つけ出すための消費電力を極力抑えることができる。
また、標準電波検出部101は、標準時刻情報信号を含む標準電波の送出の有無の検出を、任意の開始時点から所定の時間は、任意の開始時点から所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「第1の検出時点」とする)おこない、その後、つぎ以降の所定の時間では、所定の間隔ごとの時点であって前記第1の検出時点とはそれぞれ異なる時点で所定回数(これらの検出時点を「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」する)おこなうようにしてもよい(第2の例)。
すなわち、任意の開始時刻が午前0時であって、所定の時刻が24時間であり、所定の間隔が4時間である場合は、標準時刻情報を含む標準電波は、最初の24時間(第1日目)においては、「1時」、「5時」、「9時」、「13時」、「17時」、「21時」、にそれぞれ検出をする(第1の検出時点)。そして、つぎの24時間(第2日目)においては、「2時」、「6時」、「10時」、「14時」、「18時」、「22時」にそれぞれ検出する(第2の検出時点)。同様に、つぎの24時間(第3日目)においては、「3時」、「7時」、「11時」、「15時」、「19時」、「23時」にそれぞれ検出し(第3の検出時点)、つぎの24時間(第4日目)においては、「4時」、「8時」、「12時」、「16時」、「20時」、「24時」にそれぞれ検出する(第4の検出時点)。
このようにすることによって、第1の例と同様に、最良の検出時点を効率的に見つけ出すことができるとともに、検出時点を見つけ出すための消費電力を極力抑えることができる。
また、標準電波検出部101は、第nの検出時点(第1の検出時点、第2の検出時点、第3の検出時点、・・・)において標準電波の送出を検知した場合に、つぎの所定の時間では、標準電波の送出を検知した時点を含む時間において、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「絞込検出時点」とする)おこなう。すなわち、たとえば、第1の検出時点において標準電波の送出を検知することができた場合は、つぎの24時間においては、第2の検出時点での検出をおこなわず、第nの検出時点とは無関係に独自に設けた絞込検出時点での検出をおこなう。したがって、絞込検出時点は、第nの検出時点とは同じ所定間隔でもよく異なる所定間隔でもよい。同様に所定回数は第nの検出時点とは同じ所定回数でもよく異なる所定回数であってよい。また、絞込検出時点の所定の間隔は、たとえば第nの検出時点の所定の間隔よりも短い間隔であるとよい。
さらに、標準電波検出部101は、絞込検出時点の最初の検出時点または最後の検出時点において、前記標準電波の送出を検知しなかった場合に、絞込検出時点の間隔および回数を維持しつつ、絞込検出時点の開始時点を変更するとよい。このようにして、受信状態から受信しやすい時間帯にシフトすることができる。また、標準電波検出部101は、標準電波の送出の有無の検出として、秒同期、分同期または受信レベルの検出のいずれかをおこなう。このようにすることによって、標準電波の送出時期の変更、受信レベルの変化、移動にともなう受信局の切り換えに的確に対応することができる。
検出結果記憶部102は、標準電波検出部101によって検出された検出結果を記憶する。具体的には、たとえば、各第nの検出時点における標準電波の送出の有無に関する検出結果および各絞込検出時点における標準電波の送出の有無に関する検出結果を記憶する。
受信時刻決定部103は、検出結果記憶部102によって記憶された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する。具体的には、標準電波の送出があった場合はその時点を受信時刻に決定する。
標準電波受信部104は、受信時刻決定部103によって決定された受信時刻に前記標準電波を受信する(定時受信)。また、操作者からの指示(たとえば所定のボタンの押下)によって標準電波を受信する(強制受信)。
時刻修正部105は、標準電波受信部104によって受信された標準電波に基づいて計時時刻を修正する。具体的には、後述する図6に示す計時データ記憶部622に記憶されている時刻データの書き換えをおこなう。
駆動電力発電部106は、駆動電力の発電をおこなう。発電状況検知部107は、駆動電力発電部106による発電の状況を検知する。そして、標準電波検出部101は、発電状況検知部107によって検知された発電の状況に基づいて、標準電波の送出の有無の検出をおこなう。したがって、たとえば、駆動電力発電部106において発電がなされていない場合あるいは所定量よりも少なく発電されていた場合には、消費電力を抑えるために、標準電波の有無の検出をおこなわないようにすることができる。
(時刻修正方法の処理の内容)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の処理の内容について説明する。図2〜図5は、この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の処理の手順を示すフローチャートである。
図2のフローチャートにおいて、まず、nに『1』を設定する(ステップS201)。任意の開始時点において、標準電波が送出されているかその有無を検出し(ステップS202)、その検出結果をたとえば後述する検出履歴記憶部625に記憶する(ステップS203)。標準電波が送出されているかその有無は、たとえば、秒同期、すなわち各受信局においてあらかじめ定められている周波数において「1」「0」のパルスが出力されているかどうかを検出することで認識できる(なお、秒同期の詳細な内容については後述する)。ただし、より確実に検出するためには分同期を用いるようにしてもよい。
そして、標準電波の送出があったか否かを判断する(ステップS204)。ここで、標準電波の送出がなかった場合(ステップS204:No)は、何もせずに、ステップS209へ移行する。一方、標準電波の送出があった場合(ステップS204:Yes)は、すでに本受信に成功しているか否かを判断する(ステップS205)。ここで、すでに本受信に成功している場合(ステップS205:Yes)は、何もせずに、ステップS209へ移行する。一方、いまだ本受信に成功していない場合(ステップS205:No)は、本受信処理、すなわち後述する「P」信号が連続して出現してから所定ビット分(60ビットを所定回数分)を受信し、受信したビットを、たとえば、後述する図6に示す受信データ記憶部621に記憶する(ステップS206)。このように、ステップS205において、判断することによって、一度本受信に成功した場合は、それ以後の検出時点では、標準電波送出の有無のみを検出することができ、本受信処理のための消費電力を削減することができる。
つぎに、本受信(処理)に成功したか否かを判断する(ステップS207)。本受信に成功したか否かは、たとえば、受信した所定回数分の60ビットどうしを比較した結果、受信したビットが標準時刻信号として妥当か否かによって判断する。ここで、本受信に成功した場合(ステップS207:Yes)にのみ時刻修正おこない、計時データ記憶部622に対して修正後の計時データを更新する(ステップS208)。本受信に失敗した場合(ステップS207:No)は、何もせずに、ステップS209へ移行する。
その後、所定回数(すなわち、第1の例において、「2時」、「4時」、「6時」、「8時」と設定した場合は、『4回』となる)に達したか否かを判断する(ステップS209)。したがって、上記の検出時点の場合、「8時」における検出であれば、所定回数に達したと判断し、それ以外であれば、未だ所定回数に達していないと判断する。ここで、所定回数に達していない場合(ステップS209:No)は、所定の間隔が経過したか否かを判断する(ステップS210)。「所定の間隔」とは上記第1の例における『2時間(たとえば2時から4時まで)』である。ただし、2時以降に時刻修正がなされている場合は、時刻修正後における4時までの時間を「所定の時間」としてもよい。したがって、厳密には前回の検出時点(2時)から正確に『2時間』ではなくてもよく、時刻修正後のデータが記憶されている計時データ記憶部622に基づく『4時』になったか否かを判断するようにしてもよい(時刻修正が時刻を進めるような修正をした場合には2時間よりも長くなり、反対に時刻修正が時刻を遅らせるような修正をした場合は2時間よりも短くなる)。「所定の間隔」に関しては、以降も同様である。
ここで、所定の間隔が経過するのを待って、経過した場合(ステップS210:Yes)は、ステップS202へ戻って、再び標準電波送出の有無を検出する(ステップS202)。以降、ステップS202〜S210を所定回数繰り返しおこなう。そして、ステップS209において、所定回数に達した(すなわち、上記第1の例における『8時』になった)場合(ステップS209:Yes)は、つぎに、最後の分割された時間か否か(すなわち、上記第1例における、『第3の検出時点』であるか否か)を判断する(ステップS211)。
ステップS211において、最後の分割された時間(すなわち『第3の検出時点』)でない場合(ステップS211:No)は、つぎに、最初に検出を開始してから、所定の時間(24時間)に、分割された時間(8時間)×n(ステップS201において設定した、あるいはステップS213において設定するn)を加算した時間が経過したかどうかを判断する(ステップS212)。具体的には、n=1であれば、(所定の時間を24時間とした場合に)第1日目において第1の検出時点がすべて終了している(すなわち、第1日目の8時である)ので、つぎに第2の検出時点における開始時点(すなわち、第2日目の10時)に達したかどうかを判断する。したがって、24時間+8×n(=1)=32時間となり、最初の検出を始めた1日目の2時から32時間後の『2日目の10時』ということになる。
また、ステップS212において、上記第2の例の場合は、分割された時間の代わりにシフトされた時間を用いて判断する。したがって、ステップS212で、具体的には、n=1であれば、(所定の時間を24時間とした場合に)第1日目において第1の検出時点がすべて終了している(すなわち、第1日目の21時である)ので、つぎに第2の検出時点における開始時点(すなわち、第2日目の2時)に達したかどうかを判断する。したがって、24時間+1(=シフトされた時間)×n(=1)=25時間となり、最初の検出を始めた1日目の1時から25時間後の『2日目の2時』ということになる。
このように、ステップS212において、上記時間が経過するのを待って、経過した場合(ステップS212:Yes)は、つぎに、nを+1カウントアップし(ステップS213)、その後、ステップS202に戻り、以降、ステップS202〜S213を繰り返しおこなう。
そして、ステップS211において、最後の分割された時間である場合(ステップS211:Yes)は、検出履歴記憶部625に記憶された検出結果に基づいて、標準電波の送出があったか否かを判断する(ステップS214)。ここで、標準電波の送出があった場合(ステップ214:Yes)は、検出結果に基づいて、絞込検出時点を決定する(ステップS215)。以後、図4に示す絞込検出処理へ移行する。一方、ステップS214において、標準電波の送出がなかった場合(ステップS214:No)は、絞込検出時点を特定できないので、処理を終了する。そして、たとえば、再度ステップS201から同様の処理を繰り返しおこなってもよく、また、駆動電力をセーブするために、何らかのトリガー(たとえば、駆動電力の発電が開始されたなど)が発生するまで処理を中止してもよい。
また、図3は、図2に示した処理とは異なる処理を示している。具体的には、図2が、最後の分割された時間まですべて標準電波送出の有無を検出してから、絞込検出時点を決定したのに対し、図3は、本受信処理が成功した時点で、その時点に基づいて絞込検出時点を決定するものである。
図3のフローチャートにおいて、ステップS301〜S304までは、図2に示したステップS201〜S204までと同じであるので、その説明は省略する。ステップS305において、ステップS206と同様に本受信処理をおこない、ステップS306において、本受信処理が成功しなかった場合のみ(ステップS306:No)、ステップS307へ移行して、図2に示したステップS209と同様に、所定回数に達したか否かを判断する(ステップS307)。ここで、所定回数に達していない場合(ステップS307:No)は、所定の間隔が経過したか否かを判断する(ステップS308)。ここで、所定時間が経過するのを待って、経過した場合(ステップS308:Yes)は、ステップS302へ戻って、再び標準電波送出の有無を検出する(ステップS302)。そして、ステップS307において、所定回数に達した場合(ステップS307:Yes)は、つぎに、最後の分割された時間か否かを判断する(ステップS309)。
ステップS309において、最後の分割された時間でない場合(ステップS309:No)は、以降は、図2に示したステップS212およびS213と同様の処理をおこなう(ステップS310,311)。一方、ステップS309において、最後の分割された時間である場合(ステップS309:Yes)は、検出履歴記憶部625に記憶された検出結果において、標準電波送出を検出できなかったので、処理を終了する。そして、図2と同様に、たとえば、再度ステップS301から同様の処理を繰り返しおこなってもよく、また、駆動電力をセーブするために、何らかのトリガーが発生するまで処理を中止してもよい。
ステップS306において、本受信が成功した場合(ステップS306:Yes)は、時刻の修正をおこない(ステップS312)、その後、本受信が成功した時刻に基づいて、絞込検出時点を決定する(ステップS313)。以後、図4に示す絞込検出処理へ移行する。したがって、本受信が成功した時点よりも以降のタイミングでは標準電波送出の有無の検出はおこなわない。これによって、図2に示したように、すべての検出時点における検出をおこなわなくて済み、その分できるだけ早期に絞込検出時点を決定し、絞込検出処理を開始することができる。
また図4は、標準電波送出の有無を絞り込んでおこなう絞込検出処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、まず、図2のフローチャートに示したステップS215または図3のフローチャートに示したステップS313において決定された絞込検出時点のうちの最初の絞込検出時点になったか否かを判断する(ステップS401)。
ステップS401において、最初の絞込検出時点になるのを待って、なった場合(ステップS401:Yes)に、図2に示したステップS202、S203と同様に、標準電波が送出されているかその有無を検出し(ステップS402)、その検出結果をたとえば後述する検出履歴記憶部625に記憶する(ステップS403)。
そして、所定回数(たとえば、図8に示すように、「2時」、「2時30分」、「3時」、「3時30分」、「4時」と設定した場合は、『5回』となる)に達したか否かを判断する(ステップS404)。したがって、上記の検出時点の場合、「4時」における検出であれば、所定回数に達したと判断し、それ以外であれば、未だ所定回数に達していないと判断する。ここで、所定回数に達していない場合(ステップS404:No)は、所定の間隔が経過したか否かを判断する(ステップS405)。所定の間隔とは上記例における『30分(たとえば2時から2時30分まで)』である。ただし、厳密には『30分』ではなく、計時データ記憶部622に基づく『2時30分』になったか否かを判断する(それ以降も同様である)。
ここで、所定の間隔が経過するのを待って、経過した場合(ステップS405:Yes)は、ステップS402へ戻って、再び標準電波送出の有無を検出する(ステップS402)。以降、ステップS402〜S405を所定回数繰り返しおこなう。そして、ステップS404において、所定回数に達した(すなわち、上記第1の例における『4時』になった)場合(ステップS404:Yes)は、つぎに、所定数以上(たとえば、上記例において、5回検出をおこなったうちの3回以上)検出に失敗したか否かを判断する(ステップS406)。
ステップS406において、所定回数以上検出に失敗した場合(ステップS406:Yes)は、絞込に失敗したと判断し、図2に示すステップS201または図3に示すステップS301へ移行する。一方、検出の失敗が所定回数よりも少なかった場合(ステップS406:No)は、つぎに、最初の検出時点(すなわち上記例における「2時」)において検出を失敗したか否かを判断する(ステップS407)。
ここで、最初の時点において失敗していた場合(ステップS407:Yes)は、次回(具体的には、たとえば翌日以降)の絞込検出時点を開始時点を後へシフトし(ステップS408)、ステップS401に戻る。具体的には、上記例において、「2時」から開始していたものを、「2時30分」にシフトする。後へのシフトは、検出時点1回分(すなわち「30分」)でもよく、それ以上、たとえば、開始を「3時」あるいは「3時30分」にするようにしてもよい。
一方、最初の時点で検出において成功していた場合(ステップS407:No)は、最後の検出時点(すなわち上記例における「4時」)において検出を失敗したか否かを判断する(ステップS409)。ここで、最後の検出時点において失敗していた場合(ステップS409:Yes)は、次回(具体的には、たとえば翌日以降)の絞込検出時点を開始時点を前へシフトし(ステップS410)、ステップS401に戻り、以降、ステップS401〜S410の各ステップの処理を繰り返しおこなう。具体的には、上記例において、「2時」から開始していたものを、「1時30分」にシフトする。前へのシフトも、上記ステップS408における後へのシフトと同様に、検出時点1回分(すなわち「30分」)でもよく、それ以上、たとえば、開始を「1時」あるいは「0時30分」にするようにしてもよい。ステップS409において、最後の検出時点において成功していた場合(ステップS409:No)は、何もせずに、ステップS401に戻る。
また図5は、図2〜図4のフローチャートに示した標準電波送出の有無の検出処理(ステップS202、ステップS302、ステップS402)の手順を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、後述する図6に示す電源部617において、所定量以上の発電がされているか否かを判断する(ステップS501)。ここで、所定量以上の発電がされている場合(ステップS501:Yes)は、何もせずに、ステップS503へ移行する。
一方、ステップS501において、発電が所定量に達していない場合(ステップS501:No)は、つぎに、上記電源部617に所定量以上蓄電されているか否かを判断する(ステップS502)。ここで、所定量以上蓄電されている場合(ステップS502:Yes)は、ステップS503へ移行し、標準電波の有無の検出処理を実行する(ステップS503)。ステップS502において、蓄電量が所定量に達していない場合(ステップS502:No)は、標準電波の有無の検出処理をおこなわない。
(電波修正時計のハードウエア構成)
つぎに、実施例にかかる電波修正時計のハードウエア構成について説明する。図6は、この発明の実施例にかかる電波修正時計のハードウエア構成を示すブロック図である。図6において、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信して、標準時刻情報信号に基づいて時刻修正をおこなうように構成された電波修正時計600は、少なくとも演算制御部601と、アンテナ602と、受信局切換回路604および受信回路605を備えた受信部603と、コード判定部606と、受信状況判定部607と、受信局選択部608と、駆動部609と、基準信号発生部610と、カウンタ部611と、表示駆動部612と、表示部613と、外部入力部614と、制御プログラム記憶部(ROM)615と、制御情報記憶部(RAM)616と、電源部617と、を備えている。
そして、たとえば演算制御部601が制御プログラム記憶部615に記憶されたプログラムを実行することによって、図1に示した受信時刻決定部103および時刻修正部105の機能を実現し、受信部603によって、図1に示した標準電波検出部101および標準電波受信部104の機能を最終的に実現する。また、電源部617によって、駆動電力発電部106および発電状況検知部107の機能を実現する。また、制御情報記憶部616によって検出結果記憶部102の機能を実現する。
また、制御情報記憶部(RAM)616は、受信データ記憶部621と、計時データ記憶部622と、受信状況記憶部623と、受信履歴記憶部624と、検出履歴記憶部625と、電源状態記憶部626と、受信局記憶部627と、地域データ記憶部628と、を含んでいる。
ここで、演算制御部601は、CPUなどによって構成され、電波修正時計600の全体を制御する。また、演算制御部601は、計時データ記憶部622の駆動状態を制御するほか、各種の構成部を個別に演算制御する。また、アンテナ602は、時刻情報を含む標準電波を受信する。また、受信部603のうち、受信局切換回路604は、受信局選択部608からの受信局を選択制御する信号を入力して、受信局を切り換える。また、受信回路605は、アンテナ602によって受信された標準電波を増幅し、フィルタ回路、整流回路、検波回路などの処理によって復調をおこなう。
コード判定部606は、受信部603によって受信された時刻情報を含む標準電波から所定の情報を抽出する。また、受信状況判定部607は、受信部603からの出力を入力して受信状況、すなわち受信信号の「信頼性あり」を判定し、その判定結果を演算制御部601に出力する。判定の詳細な内容については後述する。このコード判定部606によて受信時刻決定部103の機能を実現する。
受信局選択部608は、外部入力部614からの入力情報などに基づいて、受信局記憶部627に記憶された受信局の中から当該標準電波を受信するための受信局を選択し、受信局を選択制御する信号を演算制御部601からの制御に基づき受信局切換回路604へ出力する。
駆動部609は、演算制御部601からの信号に基づいて、受信部603による受信処理駆動をする。また、基準信号発生部610は、たとえば発振回路から構成され、計時処理の基準となる所定の周波数を有する信号を発生する。また、カウンタ部611は、基準信号発生部610から発生される所定の周波数を有する基準信号を適宜の分周回路などを介して所定の周波数、たとえば本具体例では1Hzの演算制御部601をホールトリリースするためのホールトリリース信号を作成し、作成されたホールトリリース信号を演算制御部601に対して出力する。
表示駆動部612は、表示部613を駆動して時刻修正結果を表示させる。また、表示部613は、現在時刻、日付や曜日などのカレンダ情報および電波受信状況に関する情報などを表示する。
外部入力部614は、操作者の操作指示を入力する。具体的には、ボタンや竜頭などである。また、制御プログラム記憶部615は、一般的にはROMで構成されており、各種の制御プログラムを記憶している。表示時刻の変更操作も、外部入力部614の操作によっておこなわれる。
制御情報記憶部(RAM)616において、受信データ記憶部621は、コード判定部606によって判定された受信データを記憶する。具体的には「0」「1」「P」信号を所定ビット(たとえば「P」信号が連続して出現してから60×nビット分(n=1,2,・・・))を記憶する。
電源部617は、発電装置と、蓄電装置と、電源状態検出装置を含んでいる。この発電装置は、たとえば太陽電池や運動エネルギーを用いて発電する装置などによって駆動電力の発電がおこなわれる。また、蓄電部は、二次電池などによって発電された電力を蓄積する。なお、交換用の二次電池を搭載すれば、発電装置は不要である。電源状態検出装置は、発電装置によって発電される電力量および蓄電装置に蓄電された電力量を検出する。これらを電源部617の状態として、演算制御部601を介して、電源状態記憶部626に記憶する。
また、計時データ記憶部622は、演算制御部601から出力される時刻情報あるいはカレンダ情報、すなわち受信した標準電波により修正された計時データを記憶する。この計時データは現在地の時刻に関するものでもよく、またUTC時刻に関するものでもよい。UTC時刻に関するものである場合は、さらに、UTC時刻と現在地の時刻との時差に関する情報もあわせて記憶する。
また、受信状況記憶部623は、受信状況判定部607によって判定された電波の受信状況に関する情報を記憶する。具体的には、「H(信頼性高)」「M(信頼性中)」「L(信頼性低)」「NG(信頼性なし)」などの種類の情報およびその時刻情報である。
また、受信履歴記憶部624は、標準電波の受信に際して、受信されたすべての標準電波に関するデータ、たとえば、受信局、受信周波数、受信時刻、受信状態(電界強度)、受信成功か否かなどの受信履歴情報を記憶する。
また、検出履歴記憶部625は、特に、検出された標準電波の送出の有無に関する情報を、計時データと関連付けして記憶する。したがって、受信履歴記憶部624によって、その機能を実現するようにしてもよい。具体的には、後述する図7〜図10に示すように、検出時点ごとに、検出の成功/失敗に関する情報を記憶する。
また、電源状態記憶部626は、電源部617の状態(たとえば、発電装置によって発電されている電力量、蓄電装置に蓄電されている電力量)に関する情報を記憶し、記憶した情報を所定のタイミングで更新する。
また、受信局記憶部627は、一つまたは複数の強制受信または定時受信をおこなう受信局に関する情報、たとえば標準電波の周波数、コードパターンなどに関する情報を記憶する。上述のように、複数種類の強制受信または定時受信がある場合は、それぞれ記憶する。また、地域データ記憶部628は、地域、受信局および受信開始時刻などに関する情報(地域データ)を記憶する。
このような構成において、演算制御部601は、CPUのホールト状態が解除され、ROMで構成されている制御プログラム記憶部615に記憶されている所定の制御プログラムによって、制御情報記憶部(RAM)616の中の時刻カレンダデータを計数する計時データ記憶部622の秒データを1秒ごとにインクリメントする。また、演算制御部601は、必要に応じて分データ、時データ、日データなどのカレンダデータもキャリー処理によって時刻(カレンダ)のデータを計数する。1秒ごとに変更された後の計時データ記憶部622の所定の時刻情報あるいはさらにカレンダ情報を表示部613に表示する。そして、定時受信は、計時データ記憶部622が所定の計時情報値となったときに動作する。また、強制受信は、外部入力部614の操作によって動作する。
制御プログラム記憶部615に記憶されている各種の制御プログラムを利用して当該演算制御部601が各種の制御情報を記憶している当該制御情報記憶部(RAM)616のデータを使用して所定の演算処理をおこない、電波修正時計600の各種の構成部を駆動制御するように構成されている例を示したが、本発明はこのような具体例の構成に限定されるものではなく、CPUを使わないランダムロジックの構成にて同一の機能を実現することができる。
(受信動作の内容)
つぎに受信動作に関して説明する。受信され取り込まれた受信信号は、受信状況判定部607において、受信され取り込まれた受信信号の信頼性があるか否かを判定し、「信頼性あり」と判定された場合に受信信号のデータをコード判定部606、演算制御部601を介して時刻カレンダデータとして受信データ記憶部621に記憶する。
なお、別の処理方法として、まず受信データ記憶部621に記憶した後に、受信データ記憶部621に記憶された受信データ(受信信号)が信頼性があるか否かの判定処理をおこない、受信状況判定部607にて受信信号の「信頼性なし」の判定がなされていた場合には受信データ記憶部621に記憶されたデータを消去し、計時データ記憶部622へ置き換える処理をおこなわない。「信頼性あり」の判定がされる場合のみ計時データ記憶部622のデータを受信データ記憶部621の当該データに置き換えて、時刻(カレンダ)修正をおこなうように構成されているものであってもよい。
ここで受信状況判定部607は、長波の標準電波に含まれている矩形パルス(「0」、「1」、「P」のコードが矩形パルスの幅にて定義付けられている矩形パルス)を受信部603から入力する。そして受信状況判定部607は、さらに受信部603からの信号の立ち上がりエッジを検出し、その検出間隔がカウントされ、そのカウント値にて受信信号の「信頼性あり」あるいは「信頼性なし」の判定がなされる。具体的には、このカウント値は本来1秒間隔であるはずのものであるが、受信環境(ノイズの強弱や有無など)によってこの1秒周期が不安定、すなわち受信信号の「信頼性なし」の場合に本来1秒周期であるはずのものが乱れる。
上記カウント値と所定の比較値(たとえば1秒±32ms)との比較をたとえば10秒間判定し、受信信号の「信頼性」を判定することで受信状況の判定をおこなう(秒同期)。受信状況の判定をおこなう方法は、他の方法であってもよい。たとえば、受信状況判定部607における時刻情報を含む標準電波の受信信号の「信頼性」の判断を、電界強度を検出しておこなうようにしてもよい。
そして、この操作にて受信信号が「信頼性あり」と判定できた場合には、演算制御部601において制御プログラム記憶部615に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて、取り込まれた受信データである時刻カレンダデータを受信データ記憶部621に格納する処理をおこなう。
受信した標準電波に基づいて時刻を修正する場合の一具体例としては、上記したように制御プログラム記憶部615のプログラムにて演算制御部601の制御に基づき、制御情報記憶部(RAM)616の所定のデータを操作処理することによって時刻修正をおこなうソフト処理を採用するものであるが、たとえば、計時手段である計時データ記憶部622を、RAMではなく、たとえばフリップフロップとゲートを組み合わせたカウンタ手段にて構成するようにしてもよい。
つぎに、受信データが受信データ記憶部621に格納された後の処理について説明する。長波の標準電波に含まれる矩形パルス(「0」、「1」、「P」のコードの矩形パルスの幅にて定義付けられている矩形パルス)は1分間で1セットであり、1セットの受信データにて、時刻カレンダデータなどのデータを構成している。そこで、演算制御部601は、制御プログラム記憶部615に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて、受信信号の「信頼性あり」の判定後にさらに、受信信号の信頼性を確認するために、受信データを2セット取り込み、2つの時刻カレンダデータが1分差であるかを判定する(分同期)。なお、この場合は受信データ記憶部621は受信データを2セット分を格納することのできる容量のメモリを備えている。
このように受信信号の「信頼性あり」の判定後にさらにデータの有効性を確認することは、たとえばノイズなどの影響により受信部603にて誤データ(本来「0」のはずが「1」など)が受信されたり、あるいは、受信回路605内部のノイズによってデータが変化している場合に有効である。
そして、判定後に「信頼性あり」と受信データ(受信信号)の有効性も含めた信頼性が判定された場合には、演算制御部601は、制御プログラム記憶部615に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて、計時データ記憶部622のデータを受信データ記憶部621のデータに置き換える処理をおこない、時刻カレンダデータを使用して時刻(カレンダ)修正をおこなう。また、受信信号の「信頼性なし」と判定された場合には、表示部613に「受信データに矛盾あり」の表示をおこなう所定のアルゴリズムを制御プログラム記憶部615に記憶しておくことで、受信に際しての操作者への警告情報を提供することができる。
そして、受信部603は、指定された周波数の時刻情報を含む標準電波を発信する局から標準電波を受信し、たとえば受信状況判定部607における受信信号の「信頼性あり」と、制御プログラム記憶部615に記憶されている所定のアルゴリズムに基づいて演算制御部601における「受信データを2セット取り込み、2つの時刻カレンダデータが1分差であるかを判定する」ことによる受信信号の「信頼性あり」との両方が確認されると、「受信が正常と判断された」こととなる。
その場合に計時データ記憶部622のデータを受信データ記憶部621の当該データに置き換えて時刻(カレンダ)修正をおこない現在の正確な時刻(カレンダ)情報を前記表示部613に表示するとともに、表示部613に「受信成功」の表示をおこなう。そして、同時に、上記受信動作の経過を受信局ごとに設けられている受信履歴記憶部624に記憶させる。なお、時刻情報を含む標準電波が正常に受信できたか否かの判断は、電界強度を検出して判断してもよい。
(実施例1)
つぎに、この発明の実施例1にかかる電波修正時計の検出時点の内容について説明する。図7は、実施例1にかかる電波修正時計の検出時点の内容を示す説明図である。図7において、検出時点は、所定の間隔が「1時間」で、所定回数が「6回」である。したがって、第1の検出時点(第1日目)〜第4の検出時点(第4日目)にわたって検出をおこなう。
第1の検出時点(第1日目)は、「1時」、「2時」、「3時」、「4時」、「5時」、「6時」の6回であり、「6時」の検出が終了すると、第1日目は検出をおこなわない。検出をおこなわない間に、別の周波数の標準電波送出の有無を検出するようにしてもよい(以下同様である)。第2の検出時点(第2日目)は、「7時」、「8時」、「9時」、「10時」、「11時」、「12時」の6回であり、「12時」の検出が終了すると、第2日目は検出をおこなわない。同様に、第3の検出時点(第3日目)は、「13時」、「14時」、「15時」、「16時」、「17時」、「18時」の6回であり、「18時」の検出が終了すると、第3日目は検出をおこなわず、第4の検出時点(第4日目)は、「19時」、「20時」、「21時」、「22時」、「23時」、「24時」の6回であり、「24時」の検出が終了すると、第1の検出時点(第1日目)に戻る。
そして、第1の検出時点において、「1時」の時点では標準電波の検出がなされず、「2時」の時点でも標準電波の検出がなされず、「3時」の時点で検出がなされている。この時点で、「3時」を含む時刻において絞込検出処理をおこなう。
図8は、実施例1にかかる電波修正時計の絞込検出時点の内容を示す説明図である。図8において、受信タイミングは、標準電波の送出を検出した時点「3時」を含む時間において、所定の間隔「30分」で所定回数「5回」となる。すなわち、「3時」を中心に、「2時」、「2時30分」、「3時」、「3時30分」、「4時」の5回検出をおこなう。標準電波の送出を検出した時点「3時」を中心にしたが、「3時」を含んでいれば、必ずしも中心に位置付ける必要はない。
そして、上記時点で絞込検出をおこなった結果、図8に示すように、絞込検出第1日目の最初の時点「2時」において、標準電波の送出を検出できなかった場合は、絞込検出第2日目において、所定の間隔「30分」だけ後へシフトする。すなわち、図8に示すように、検出回数は同じ(5回)で、最初の検出時点が「2時30分」であり、その後、「3時」、「3時30分」、「4時」、「4時30分」となる。
絞込検出第2日目においては、図8に示すように、最後の検出時点「4時30分」において、標準電波の送出を検出できなかったことを示している。この場合は、つぎの日の絞込検出において、所定の間隔「30分」だけ前へシフトする。すなわち、絞込検出第1日の受信タイミングと同様になる。
絞込検出において、すべての検出時点で標準電波の送出を検出することができた場合は、前後いずれにもシフトさせることなく、同じタイミングで、つぎの日の検出をおこなう。そして、所定日数にわたり、すべての検出時点で標準電波の送出を検出することができた場合は、標準電波の送出の検出を中止するようにしてもよい。これによって、より消費電力を抑えることができる。
また、シフトは、所定の間隔「30分」だけ前後にシフトさせたが、この間隔には限定されず、各時点での検出の状況に基づいて可変にすることができる。たとえば、最初の絞込検出時点とそのつぎの絞込検出時点において、検出がされなかった場合に、30分以上(たとえば1時間あるいはそれ以上)後へシフトするようにしてもよい。
(実施例2)
つぎに、この発明の実施例2にかかる電波修正時計の検出時点の内容について説明する。図9は、実施例2にかかる電波修正時計の検出時点の内容を示す説明図である。図9において、検出時点は、所定の間隔が「1時間」で、所定回数が「12回」である。したがって、第1の検出時点(第1日目)〜第2の検出時点(第2日目)にわたって検出をおこなう。
第1の検出時点(第1日目)は、「0時」、「1時」、「2時」、・・・、「9時」、「10時」、「11時」の12回であり、「11時」の検出が終了すると、第1日目は検出をおこなわない。第2の検出時点(第2日目)は、「12時」、「13時」、「14時」、・・・、「21時」、「22時」、「23時」の12回であり、「23時」の検出が終了すると、第1の検出時点(第1日目)に戻る。
そして、第1の検出時点において、いずれの時点でも標準電波の検出がなされず、第2の検出時点では、検出の結果に関係なく、「23時」まで検出処理をおこない、その後、「2時」、「3時」、「4時」の時点で検出がなされていることを認識する。この時点で、「2時」、「3時」、「4時」の少なくともいずれか一つを含む時刻において絞込検出処理をおこなう。絞込検出時点の内容については、図8に示した実施例1にかかる電波修正時計の絞込検出時点の内容と同様であるので、その説明は省略する。
(実施例3)
つぎに、この発明の実施例3にかかる電波修正時計の検出時点の内容について説明する。図10は、実施例3にかかる電波修正時計の検出時点の内容を示す説明図である。図10において、検出時点は、所定の間隔が「4時間」で、所定回数が「6回」である。したがって、第1の検出時点(第1日目)〜第4の検出時点(第4日目)にわたって検出をおこなう。
第1の検出時点(第1日目)は、「1時」、「5時」、「9時」、「13時」、「17時」、「21時」の6回であり、標準電波が一度も検出されずに「21時」の検出が終了すると、第1日目は検出をおこなわない。第2の検出時点(第2日目)は、「2時」、「6時」、「10時」、「14時」、「18時」、「22時」の6回であり、標準電波が一度も検出されずに「22時」の検出が終了すると、第2日目は検出をおこなわない。同様に、第3の検出時点(第3日目)は、「3時」、「7時」、「11時」、「15時」、「19時」、「23時」の6回であり、第4の検出時点(第4日目)は、「4時」、「8時」、「12時」、「16時」、「20時」、「24時」の6回である。第3の検出時点において、標準電波が検出されず、第4の検出時点においても標準電波が検出されなかった場合は、もう一度第1の検出時点に戻って検出をやり直すか、あるいは検出を終了する。
図10では、第3の検出時点(第3日目)の「3時」に標準電波の検出に成功したので、その後、「3時」を含む時刻において絞込検出処理をおこなう。絞込検出時点の内容については、図8に示した実施例1にかかる電波修正時計の絞込検出時点の内容と同様であるので、その説明は省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、標準電波の最良の検出時点を効率的に見つけ出すことができる。その際に、検出時点を見つけ出すための消費電力を極力抑えることができる。また、標準電波の送出時期の変更や受信レベルの変化に対し、さらには、移動にともなう受信局の切り換えに対して的確に対応することができる。
なお、上記実施の形態においては、電波修正時計について説明したが、この電波修正時計は、腕時計、掛け時計、置き時計などすべての種類の時計が含まれる。また、本発明は、電波修正時計に限定されるものではなく、電波修正時計を内蔵した、カメラ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ゲーム機器、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータなどの携帯可能な情報端末装置、さらには、家電や自動車を含む電子機器であってもよい。
以上のように、本発明にかかる電波修正時計、電子機器および時刻修正方法は、標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する時計、電子機器などに用いるのに適している。
この発明の本実施の形態にかかる電波修正時計の機能的構成を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の別の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の別の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の本実施の形態にかかる時刻修正方法の別の処理の手順を示すフローチャートである。 この発明の一実施例にかかる電波修正時計のハードウエア構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例(実施例1)にかかる電波修正時計の検出時点の内容を示す説明図である。 この発明の一実施例(実施例1)にかかる電波修正時計の絞込検出時点の内容を示す説明図である。 この発明の別の実施例(実施例2)にかかる電波修正時計の検出時点の内容を示す説明図である。 この発明の別の実施例(実施例3)にかかる電波修正時計の検出時点の内容を示す説明図である。
符号の説明
101 標準電波検出部
102 検出結果記憶部
103 受信時刻決定部
104 標準電波受信部
105 時刻修正部
106 駆動電力発電部
107 発電状況検知部
600 電波修正時計
601 演算制御部
602 アンテナ
603 受信部
606 コード判定部
607 受信状況判定部
608 受信局選択部
609 駆動部
610 基準信号発生部
611 カウンタ部
612 表示駆動部
613 表示部
614 外部入力部
615 制御プログラム記憶部(ROM)
616 制御情報記憶部(RAM)
617 電源部
621 受信データ記憶部
622 計時データ記憶部
623 受信状況記憶部
624 受信履歴記憶部
625 検出履歴記憶部
626 電源状態記憶部
627 受信局記憶部
628 地域データ記憶部

Claims (11)

  1. 標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、
    任意の開始時点から所定の時間を複数に分割し、分割された各時間を前記所定の時間ごとに、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点をそれぞれ「第1の検出時点」、「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)にわたって、前記標準電波の送出の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された検出結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定手段と、
    を備えたことを特徴とする電波修正時計。
  2. 標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する電波修正時計において、
    前記標準電波の送出の有無の検出を、任意の開始時点から所定の時間は、前記任意の開始時点から所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「第1の検出時点」とする)おこない、その後、つぎ以降の前記所定の時間では、前記所定の間隔ごとの時点であって前記第1の検出時点とはそれぞれ異なる時点で所定回数(これらの検出時点を「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)おこなう検出手段と、
    前記検出手段によって検出された検出結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定手段と、
    を備えたことを特徴とする電波修正時計。
  3. 前記所定の時間は24時間であることを特徴とする請求項1または2に記載の電波修正時計。
  4. 前記検出手段は、前記第nの検出時点において前記標準電波の送出を検知した場合に、つぎの所定の時間では、前記標準電波の送出を検知した時点を含む時間において、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「絞込検出時点」とする)おこなうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電波修正時計。
  5. 前記絞込検出時点の所定の間隔は、前記第nの検出時点の所定の間隔よりも短い間隔であることを特徴とする請求項4に記載の電波修正時計。
  6. 前記検出手段は、前記絞込検出時点の最初の検出時点または最後の検出時点において、前記標準電波の送出を検知しなかった場合に、前記絞込検出時点の間隔および回数を維持しつつ、前記絞込検出時点の開始時点を変更することを特徴とする請求項4または5に記載の電波修正時計。
  7. 前記検出手段は、前記標準電波の送出の有無の検出として、秒同期、分同期または受信レベルの検出のいずれかをおこなうことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の電波修正時計。
  8. さらに、駆動電力の発電をおこなう発電手段と、
    前記発電手段による発電の状況を検知する発電検知手段と、を備え、
    前記検出手段は、前記発電検知手段によって検知された発電の状況に基づいて、前記標準電波の送出の有無の検出をおこなうことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の電波修正時計。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の電波修正時計を備えたことを特徴とする電子機器。
  10. 標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する時刻修正方法において、
    任意の開始時点から所定の時間を複数に分割し、分割された各時間を前記所定の時間ごとに、所定の間隔で所定回数(これらの検出時点をそれぞれ「第1の検出時点」、「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)にわたって、前記標準電波の送出の有無を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出された検出結果に基づいて、前記標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定工程と、
    を含んだことを特徴とする時刻修正方法。
  11. 標準時刻情報信号を含む標準電波を受信し、受信した標準電波にかかる標準時刻情報信号に基づいて、時刻を修正する時刻修正方法において、
    標準時刻情報信号を含む標準電波の送出の有無の検出を、任意の開始時点から所定の時間は、前記任意の開始時点から所定の間隔で所定回数(これらの検出時点を「第1の検出時点」とする)おこない、その後、つぎ以降の前記所定の時間では、前記所定の間隔ごとの時点であって前記第1の検出時点とはそれぞれ異なる時点で所定回数(これらの検出時点を「第2の検出時点」、・・・とし、総称して「第nの検出時点」とする)おこなう検出工程と、
    前記検出工程によって検出された検出結果に基づいて、標準電波の一つまたは複数の受信時刻を決定する決定工程と、
    を含んだことを特徴とする時刻修正方法。

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JP2014052225A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Casio Comput Co Ltd 電波受信装置、及び、電波時計
JP2020074633A (ja) * 2020-02-05 2020-05-14 カシオ計算機株式会社 情報通知方法、情報通知装置、及びプログラム

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