JP6888575B2 - 電子時計及び情報取得方法 - Google Patents

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Description

この発明は、電子時計及び情報取得方法に関する。
測位衛星からの電波を受信して日時情報を取得したり測位を行ったりすることのできる電子時計がある。特に携帯型の電子時計では、世界の各地でこれらの情報を取得することができる。
測位には、測位衛星の現在位置の情報(エフェメリス)が必要である。通常の測位間隔がエフェメリスの更新頻度に比較して広い場合、毎回エフェメリスを取得する必要があるので、現在位置が同定されるまでに時間を要するという問題がある。これに対し、エフェメリスを所定のサーバからネットワーク経由で配信して、予めこれを通信などにより取得しておくことで、速やかに測位を行う技術がある。
この場合、エフェメリスの更新タイミングにサーバへのデータ要求が集中しやすい。特許文献1には、この要求のタイミングを分散させる技術が開示されている。また、エフェメリスの有効期間よりも長い期間、例えば、複数日間などにわたるエフェメリスを予測した予測位置情報をサーバから配信し、また、これを取得して衛星電波受信に利用する技術がある。
特開2006−162265号公報
しかしながら、予測位置情報のように比較的長い期間の衛星の位置情報のデータを通信で取得する場合には、測位に係る所望の情報が継続される範囲で効率よくデータを取得しないと余計な手間が増大するという課題がある。
この発明の目的は、効率よく測位に係る所望の情報を取得することのできる電子時計及び情報取得方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、
外部機器との間で通信を行う通信部と、
前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新し
前記外部機器から取得する前記予測位置情報は、当該予測位置情報を提供する頒布サーバから前記外部機器が取得したものであり、
前記更新期間は、前記外部機器により前記頒布サーバから前記予測位置情報が取得される期間であり、
前記所定タイミングは、前記有効期間内において前記頒布サーバが頒布する前記予測位置情報が更新される複数回のタイミングのうち最後のタイミング後における前記更新期間以降に定められる、
ことを特徴とする電子時計である。
本発明に従うと、効率よく測位に係る所望の情報を取得することができるという効果がある。
本実施形態の通信システムの全体構成を説明する図である。 電子時計の機能構成を示すブロック図である。 GPS衛星から電波送信されている信号のフォーマットについて説明する図である。 更新要求設定処理の制御手順を示すフローチャートである。 予測エフェメリスのデータの取得について説明するシーケンス図である。 通信接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 更新要求設定処理の制御手順の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の通信システム1の全体構成を説明する図である。
この通信システム1は、電子時計2と、スマートフォン3とを含む。電子時計2とスマートフォン3との間では、ブルートゥース(登録商標:Bluetooth)により互いに無線通信を行うことができる。また、スマートフォン3は、携帯電話通信の基地局や無線LAN(IEEE802.11)のアクセスポイントを介して外部サーバ9(頒布サーバ)にアクセス可能となっている。
外部サーバ9は、例えば、クラウドサーバなどの各種サーバ装置であって、少なくともGPS(Global Positioning System)に係る測位衛星(GPS衛星と記す)のエフェメリスの予測値である予測エフェメリス(予測位置情報)の最新データが格納されている。外部サーバ9は、スマートフォン3を含むアクセス元の各端末からの要求に応じて予測エフェメリスを送信(頒布)する。外部サーバ9にアクセス可能であり、かつ頻繁に電子時計2とともに携帯されて当該電子時計2との間で無線通信が可能であれば、スマートフォン3の代わりに他の電子機器、例えば、タブレット端末などが用いられてもよい。
図2は、本発明の実施形態の電子時計2の機能構成を示すブロック図である。
この電子時計2は、ユーザにより主に携帯されて使用される電子時計であって、例えば、電子腕時計である。
電子時計2は、ホスト制御部40(制御部)と、発振回路45と、分周回路46と、計時回路47と、衛星電波受信処理部50及びそのアンテナA1と、通信部61及びそのアンテナA2と、光量センサ62と、操作受付部63と、表示部64及びその表示ドライバ65と、電力供給部70などを備えている。
ホスト制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)と、RAM42(Random Access Memory)を備え、電子時計2の全体動作を統括制御するプロセッサである。
CPU41は、各種演算処理を行い、各部の動作の制御を行う。また、CPU41は、衛星電波受信処理部50から取得された日時情報や通信部61を介して外部から取得された日時情報に基づいて計時回路47に信号を送り、計時回路47が計数する現在日時を修正(補正)することができる。また、ホスト制御部40は、電力供給部70の供給電圧が低下した場合に、一部の動作、例えば、衛星電波受信処理部50の受信部51による受信動作や、通信部61による通信動作を禁止する制御を行う。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、各種一時データや上書き更新可能な設定データを記憶する。RAM42には、更新要求フラグ421及び更新カウンタ値422が含まれる。
更新要求フラグ421は、スマートフォン3との通信時に、当該スマートフォン3に対して予測エフェメリスの送信要求を行うか否かを定めるフラグである。なお、更新要求フラグ421が定められず、更新カウンタ値422が「0」か否かにより送信要求を行うか否かが定められてもよい。
更新カウンタ値422は、上述の更新要求フラグ421をオンするまでの残日数を計数する。ここでは、更新カウンタ値422の最大値は、「6」である。この値は、取得対象の予測エフェメリスの有効期間である7日より「1」少ない値であり、すなわち、後述のように、通常では、有効期間の最終日で「0」になるように設定される。
発振回路45は、所定の周波数、例えば、約32kHzの信号を発生させて出力する。この発振回路45は、特には限られないが、例えば、温度補償回路を有しない小型低コスト低消費電力の水晶発振子を含むものである。
分周回路46は、発振回路45から入力された信号を分周し、必要な周波数信号を生成して出力する。分周回路46は、CPU41からの制御信号により、適宜に分周比を切り替えて異なる周波数の信号を出力させることが可能となっている。
計時回路47は、分周回路46から入力された所定の周波数信号に基づいて、図示略のRTC(Real Time Clock)などから取得された所定タイミングの日時に対して経過時間を加算していくことで現在の日時を計数する。計時回路47が計数する日時には、上述の発振回路45の周波数誤差などにより、若干のずれ(例えば、1日当たり最大で±0.5秒など)のずれが生じ得る。計時回路47の計数する日時は、衛星電波受信処理部50や通信部61などにより取得された現在日時データに基づいて、CPU41からの制御信号により書き換え修正が可能である。
発振回路45、分周回路46及び計時回路47は、ホスト制御部40とともに単一のマイコンチップ上に形成され得る。あるいは、発振回路45の水晶発振子やRAM42などは、マイコンに対して外付けされてもよい。
衛星電波受信処理部50は、測位衛星からの送信電波を受信して日時情報を取得したり測位を行ったりして、結果を出力するモジュールである。衛星電波受信処理部50は、CPU41からの制御信号により、他の部位とは別個に動作時に電力供給が行われる。また、上述のように、電力供給部70からの供給電圧が所定の基準電圧未満(例えば、後述のM1レベル以下)となった場合には、受信部51による受信動作が禁止される。
衛星電波受信処理部50は、受信部51(電波受信部)と、モジュール制御部52と、記憶部53などを備える。受信部51は、L1帯(GPS衛星では、1.57542GHz。GLONASS衛星では、約1.6GHz)の送信電波を受信可能なアンテナA1を用いて測位衛星の送信電波を受信して、各測位衛星からの電波(受信周波数、C/Aコード及び位相の同期)を捕捉し、信号(航法メッセージ)を復調する。モジュール制御部52は、衛星電波受信処理部50の動作を制御するプロセッサである。また、モジュール制御部52は、測位衛星の送信電波から取得された航法メッセージに基づいて現在日時の取得処理や測位に係る演算処理を行う。
記憶部53は、不揮発性メモリなどを有し、衛星電波受信処理部50の各種動作に係るプログラム531、測位衛星の送信電波の受信に係る制御情報や、測位結果などを記憶する。制御情報には、各測位衛星の衛星位置情報(エフェメリスやアルマナック)532、及び外部(測位衛星以外)から取得された予測エフェメリスを含む予測位置情報533が含まれる。
記憶部53は、衛星電波受信処理部50が休止状態、すなわち、受信部51及びモジュール制御部52の動作を停止させた状態で、CPU41により読み書き動作がなされ得る。
また、プログラム531には、ホスト制御部40の動作に係る制御プログラムが含まれていてもよい。電子時計2の動作が初期化された場合などには、CPU41は、この制御プログラムを読み出して再起動動作を行う。
衛星電波受信処理部50は、単一(1機)の測位衛星のみから日時情報を取得することができる。この場合、当該測位衛星から受信地点までの電波の伝搬時間(65msec〜90msec)の平均値程度(約70〜75msec)に対応する遅延量を補正することで、当該遅延量の影響を低減させて日時情報を出力する。また、遅延量をより正確に推定可能な場合には、当該遅延量の補正を行うことができる。
また、衛星電波受信処理部50は、測位演算を行うには、少なくとも4衛星(地表面高度を固定する場合には3衛星)からの電波を受信する必要がある。これらの4衛星のエフェメリスから各測位衛星の現在位置が特定され、また、各測位衛星からの電波受信タイミングのずれ(擬似距離)が同定されることで、現在位置が特定される。有効期間内の予測エフェメリスが予測位置情報533として保持されている場合には、測位衛星からのエフェメリスを受信せずに、この予測エフェメリスを測位演算に利用することができる。
通信部61は、外部機器との間で無線通信を行い、また、その動作制御を行う。ここでは通信方式として、例えば、ブルートゥース(登録商標:Bluetooth)といった近距離無線通信が用いられる。ホスト制御部40は、予め接続対象機器として設定されて当該設定がRAM42などに記憶されている外部機器との間で通信部61及びそのアンテナA2を介して情報の送受信を行う。通信部61により外部から取得されるデータには、現在日時情報や予測エフェメリスが含まれる。通信部61の通信動作は、電力供給部70からの供給電圧が所定の基準電圧未満となった場合には禁止される。通信動作に係る消費電力は、受信部51による受信動作に係る消費電力よりも小さいので、この通信動作の禁止に係る基準電圧は、受信部51による受信動作の禁止に係る基準電圧よりも低く(例えば、後述のLレベル以下)定められてもよい。
光量センサ62は、外部から照射される光量を計測する。光量センサ62は、例えば、表示部64の表示画面に並列配置されて設けられている。この光量センサ62としては、特には限られないが、例えば、フォトダイオードが用いられる。光量センサ62は、入射光量に応じた電気信号(電圧信号や電流信号)を出力する。この電気信号は、図示略のADC(アナログ/デジタル変換器)でデジタルサンプリングされてCPU41に入力される。この光量センサ62は、光量検出量に応じて日中の屋外であると想定されるような場合に自動的に測位を行うか否かの判断に利用される。
操作受付部63は、複数の操作キーや押しボタンを備え、これらの操作キーや押しボタンが操作されると、当該操作を電気信号に変換して入力信号としてCPU41へ出力する。また、操作受付部63は、操作キーや押しボタンに加えて又は代えて、りゅうずやタッチセンサなどを備えていてもよい。
表示部64は、表示画面を有し、表示ドライバ65からの駆動信号に基づいて日時情報を始めとする各種情報を表示させる。表示画面としては、特には限られないが、セグメント方式、ドットマトリクス方式又はこれらを組み合わせた液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELディスプレイなどが用いられる。この表示画面は、直近の測位衛星からの電波受信により取得された正確な日時に基づく日時が計数、表示されていることを示す受信成功マークを表示可能に構成されていてもよい。あるいは、電子時計2は、表示部64として複数の指針と当該複数の指針を回転動作させるステッピングモータを有し、複数の指針が指し示す位置によって日時情報などを表示させるアナログ指針式のものや、指針表示とデジタル表示とを併用したものであってもよい。
電力供給部70は、電子時計2の各部の動作に必要な電力を所定の電圧でバッテリ71から供給する。電力供給部70は、バッテリ71としては、ソーラパネル及び充電池を備える。あるいは、ソーラパネルを備えず、外部から電力供給線を介して供給された電力が充電されるものであってもよい。バッテリ71には、着脱可能に設けられたボタン型一次電池が用いられてもよい。
動作電圧、電力供給部から、ここでは、制御部に供給(出力)されている動作電圧は、図示略の検出器により検出されてホスト制御部40(CPU41)に出力される。検出器による検出電圧は、電圧値自体であってもよいし、所定段階数(例えば、高い順にH、M3、M2、M1、L、Cの6段階など)に区切られた電圧レベルのうちいずれに含まれるかを示す情報であってもよい。上述のように、電圧レベルM2、M1の境界電圧の値が受信部51の動作可否に係る基準電圧値(第1基準電圧値)とされ、電圧レベルM1、Lの境界電圧の値が通信部61の動作可否に係る基準電圧値とされる。電圧レベルM3、M2の境界電圧の値が第2基準電圧値である。
次に、測位衛星から受信される航法メッセージについて説明する。
図3は、GPS衛星から電波送信されている信号(航法メッセージ)のフォーマットについて説明する図である。
GPSでは、各GPS衛星からそれぞれ30秒単位のフレームデータが合計25ページ送信されることで、12.5分周期で全てのデータが出力されている。GPSでは、GPS衛星ごとに固有のC/Aコードが用いられており、このC/Aコードは、1.023MHzで1023個の符号(チップ)が配列されて1msec周期で繰り返されている。このチップの先頭は、GPS衛星の内部時計と同期しているので、GPS衛星ごとにこの位相のずれを検出することで、伝搬時間、すなわち、GPS衛星から現在位置までの距離に応じた位相ずれ(擬似距離)が検出される。
各フレームデータは、5つのサブフレーム(各6秒)で構成されている。更に、各サブフレームは10個のワード(各0.6秒、順番にWORD1〜WORD10)によって構成されている。各ワードは、それぞれ30ビット長である。
WORD1とWORD2のデータフォーマットは、全てのサブフレームで同一である。すなわち、WORD1、WORD2の内容は、全てのサブフレームで6秒ごとに取得され得る。WORD1では、テレメトリワード(TLM Word)が送信されている。テレメトリワードには、先頭を示す8ビットの固定符号列であるプリアンブル(Preamble)と、14ビットのテレメトリメッセージ(TLM Message)とが含まれている。WORD2では、ハンドオーバワード(Handover Word;HOW)が送信されている。HOWには、週内経過時間を示す17ビットのTOW−Count(Zカウントともいう)と、サブフレームの番号(周期番号)を示す3ビットのサブフレームID(Subframe-ID)が含まれている。
WORD3以降のデータは、サブフレームによって異なる。サブフレーム1のWORD3には、先頭に10ビットのWN(Week Number;週番号)が含まれる。サブフレーム2、3には、主に、送信元測位衛星の位置情報であるエフェメリスが含まれる。これらの情報は、フレーム内で1回30秒ごとに取得され得る。サブフレーム4の一部及びサブフレーム5では、GPSに係る全ての測位衛星の概略予測軌道を示すアルマナックが送信されている。すなわち、特定の測位衛星のアルマナックは、12.5分に一回取得され得る。
通常、航法メッセージを解読するには、各サブフレームの先頭に含まれる固定符号列(プリアンブル)を同定する必要がある。また、これらのうち、各サブフレームにおいてTOW−Countにより示される日時は、次のサブフレームの先頭のタイミングにおける日時である。
エフェメリスは、基準時間に対して±2時間有効であり、2時間に1回更新される。したがって、測位演算を始めるタイミングでは、多くの場合、過去に受信されて衛星位置情報532として保持しているエフェメリスは、有効期間が終了しており、再度の取得が必要となる。上述のように、エフェメリスは、サブフレーム2、3で送信されているので、サブフレーム3の最後まで受信するには、例えば、18〜42秒を要する。外部から取得される予測エフェメリスは、測位衛星から受信されるエフェメリスよりも有効期間が長く、例えば、ここでは、有効期間が7日間である。有効期間内の予測エフェメリスが保持されている場合には、エフェメリスの受信が不要となるので、日時情報が取得された時点、すなわち、受信の失敗などがなければ、1.2〜4.2秒程度の受信で測位演算が可能となる。
次に、予測エフェメリスの取得更新動作(情報取得方法)について説明する。
予測エフェメリスは、外部サーバ9において、毎日所定の時刻、例えば0:00〜0:45の間に更新される。すなわち、予測エフェメリスは、ある予測エフェメリスの有効期間の間に6回(複数回)更新がなされる。スマートフォン3では、この最新の予測エフェメリスが1:00〜4:00の間(予め定められた更新期間)に適宜設定されたタイミングで取得される。スマートフォン3は、毎日この予測エフェメリスを取得しても(複数回の更新期間が設定されても)よいし、あるいは、保持している予測エフェメリスの有効期間の残り時間が所定時間(例えば、24時間)を切った場合(すなわち、有効期間の複数回の更新のうち最後の更新がなされた後)又は有効期間を過ぎた場合にのみ、予測エフェメリスを取得することとしてもよい。また、スマートフォン3で予測エフェメリスを取得したものの、電子時計2から当該予測エフェメリスが取得されなかった場合には、翌日にも新しい予測エフェメリスを取得して、電子時計2に対して7日分の予測エフェメリスを提供可能とすることができる。スマートフォン3では、上述の取得タイミング前の所定タイミングや、取得されずに予測エフェメリスの有効期間が終了した場合には、保持されている予測エフェメリスが消去される。これらのスマートフォン3における動作は、予めインストールされた専用のアプリケーションプログラム(アプリ)などによって制御される。このアプリが記録された記憶媒体が電子時計1とセットで販売されてもよいし、電子時計1の製品用のダウンロードサイトなどが設けられて、ユーザがアクセス、ダウンロード及びインストール可能とされてもよい。
電子時計2では、予測エフェメリスの有効期間を過ぎないようにしつつ、電力消費を抑制するために、当該予測エフェメリスの有効期間の終了日のうち(終了前)にスマートフォン3から予測エフェメリスを取得する。すなわち、この予測エフェメリスは、通常であれば、有効期間内で最後に更新されたものである。電子時計2におけるこの予測エフェメリスの取得要否は、更新要求フラグ421のオンオフによって定められる。
図4は、電子時計2で実行される更新要求設定処理のホスト制御部40による制御手順を示すフローチャートである。
この処理は、毎分0秒又は毎時0分0秒など、周期的に自動で起動される。
更新要求設定処理が開始されると、ホスト制御部40は、更新要求フラグ421がオンにセットされているか否かを判別する(ステップS101)。オンにセットされていると判別された場合には(ステップS101で“YES”)、ホスト制御部40は、更新要求設定処理を終了する。
更新要求フラグ421がオンにセットされていない(オフにセットされている)と判別された場合には(ステップS101で“NO”)、ホスト制御部40は、現在時刻が5時0分(例えば、UTC(協定世界時))であるか否かを判別する(ステップS102)。この時刻「5時0分」は、スマートフォン3による予測エフェメリスのデータの取得期間(1:00〜4:00;更新期間)以降に対応するもの(所定タイミング)であって、スマートフォン3による取得期間が異なる場合(さらには、外部サーバ9におけるデータ更新時刻が異なる場合)には、当該取得期間の終了後、例えば、1時間後に設定される。設定は、更新要求設定処理のプログラム内でなされていてもよい。あるいは、外部サーバ9の切り替えや、外部サーバ9における更新タイミングの変更などを想定して、この時刻設定を別途RAM42に保持してプログラムの動作時に参照されるものとして、スマートフォン3からの入力や操作受付部63により受け付けられた命令などに基づいて設定時刻を容易に変更可能としてもよい。現在時刻が5時0分ではないと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、ホスト制御部40は、更新要求設定処理を終了する。
現在時刻が5時0分であると判別された場合には(ステップS102で“YES”)、ホスト制御部40は、更新カウンタ値422として保持されている値を「1」減少させる(ステップS103)。すなわち、更新カウンタ値422は、上述のように最大値(初期値)が「6」である場合には、当該設定の日から7日目の5時(有効期間内で最後の更新期間が終了後の所定タイミング)に「0」となる。ホスト制御部40は、更新後の更新カウンタ値422の値が「0」であるか否かを判別する(ステップS104)。更新カウンタ値422の値が「0」ではないと判別された場合には(ステップS104で“NO”)、ホスト制御部40は、更新要求設定処理を終了する。更新カウンタ値422の値が「0」であると判別された場合には(ステップS104で“YES”)、ホスト制御部40は、更新要求フラグ421をオンにセットする(ステップS105)。そして、ホスト制御部40は、更新要求設定処理を終了する。
図5は、予測エフェメリスのデータの取得について説明するシーケンス図である。
上述のように、外部サーバ9では、一日に一回、ここでは、0:00〜0:45(UTC)の間に予測エフェメリスのデータが更新される。これを受けて、スマートフォン3では、1:00〜4:00(UTC)の期間中で設定された時刻に予測エフェメリスのデータを取得する。この期間設定は、外部サーバ9へのアクセスを一度に集中させないためのものである。設定時刻は、ランダムであってもよいし、電子時計2の製品検査時や初期設定時などに、例えば、製品のシリアルナンバーや検査日時などに応じて定められてもよい。ランダムに設定される場合には、例えば、スマートフォン3では、1:00(UTC)にデータ取得時刻を定める処理を起動し、その日の取得時刻を定めることとすればよい。あるいは、前日の取得時に翌日の取得時刻が設定されてもよい。
なお、設定された取得時刻に外部サーバ9への接続ができなかった場合には、スマートフォン3は、所定時間後(上記期間の終了後)に改めて取得を試みてもよい。ただし、所定時間後において最初の電子時計2からの接続要求設定時刻以降又は実際の接続要求の受信以降には、取得しないこととしてもよい。あるいは、スマートフォン3では、所定時間後には、その日の予測エフェメリスの取得を一切行わないこととしてもよい。
電子時計2は、所定の時間間隔(例えば、設定されている地方時における0時30分(日本標準時の場合、UTCで9時30分)、から6時間間隔で1日に4回など)でスマートフォン3との間で通信接続を行い、日時情報を取得する。このとき、スマートフォン3は、予測エフェメリスを保持している場合には、日時情報とともに、予測エフェメリスの保持通知が伝えられる。この通知に基づいて、電子時計2では、必要な場合(すなわち、更新要求フラグがオンにセットされている場合)には、スマートフォン3に対して予測エフェメリスの要求を行う。あるいは、電子時計2から予測エフェメリスの有無に係る情報を要求し、スマートフォン3は、この要求に対して予測エフェメリスを保持しているか否かに係る情報を返してもよい。
すなわち、電子時計2では、定期的な接続などの際に併せて、データの有無と必要に応じて、予測エフェメリスの取得が行われる。また、保持している予測エフェメリスの有効期間内において、スマートフォン3で予め設定された最後の更新期間(UTC1:00〜4:00、日本標準時で10:00〜13:00)に係る5時(所定のタイミング後)における複数回の接続スケジュール(ここでは、日本標準時で18時30分、0時30分及び6時30分の3回)で予測エフェメリスの取得が可能であり、予測エフェメリスが取得されなかった場合には、次の接続スケジュールで再度取得、更新を試みる動作を行う。さらに、そのうちの最後である6時30分の接続でも新たな予測エフェメリスが取得されなかった(更新に失敗した)場合には、当該有効期間の終了直前(例えば、日本標準時で8時30分など)に追加で(定期的な日時受信とは別個に)再度取得更新を試みる動作が行われてもよい。
電子時計2からは、予測エフェメリスの出力データ生成要求と、予測エフェメリスの送信要求を行い、スマートフォン3は、生成した予測エフェメリスの出力データを電子時計2に出力送信する。電子時計2では、受信した予測エフェメリスのデータを記憶部53に書き込み、全てのデータの受信及び書き込みが終了すると、スマートフォン3に対して受信完了通知を出力する。途中で通信が途切れるなどで、正常に全てのデータが送受信されなかった場合には、再接続時に全て取得しなおしてもよいし、残りのデータ(測位衛星ごと、日付ごとなどのブロック単位であってもよい)を送受信可能とされてもよい。送受信の完了後、他に通信すべき内容がなければ、通信接続が切断される。
図6は、電子時計2で実行される通信接続制御処理のホスト制御部40による制御手順を示すフローチャートである。
この通信接続制御処理は、上述のように一日に数回(更新要求フラグがオンにセットされ得るタイミング以降、複数回)、定期的に開始される。ホスト制御部40は、通信接続が確立された後、接続先の外部機器(スマートフォン3)に対し、日時情報を要求する(ステップS201)。ホスト制御部40は、スマートフォン3からの返事を待ち受け、日時情報とともに予測エフェメリスを保持していることを示す通知があった場合には、これを取得する。なお、スマートフォン3は、予測エフェメリスを保持している通知だけではなく、保持していないことを示す通知を行うことも可能であってよい。
ホスト制御部40は、予測エフェメリスがある(保持している)旨の通知を受けたか否かを判別する(ステップS202)。すなわち、これは、スマートフォン3が予測エフェメリスの取得に失敗していないか否かを判別するものである。通知を受けていない(例えば、所定の制限時間以内。又は、通知後に日時情報などの予め定められた情報が送信される場合には、当該情報の送信前)、すなわち、予測エフェメリスがない場合には(ステップS202で“NO”)、ホスト制御部40の処理は、ステップS214に移行する。
予測エフェメリスがある旨の通知を受けたと判別された場合には(ステップS202で“YES”)、ホスト制御部40は、電力供給部70から供給されている動作電圧が基準電圧以上(OK)である、すなわち、バッテリ71の残量が通信動作の継続に十分であるか否かを判別する(ステップS203)。この基準電圧は、上述の通信部61の動作禁止に係る電圧レベル(M1レベル以下)とすることもできるし、受信部51の動作禁止に係る電圧レベル(M2レベル以下)とすることもできる。後者の場合には、予測エフェメリスの受信自体は困難ではないが、電圧が回復するまで測位演算が行われず、したがって、予測エフェメリスが取得されたとしても利用されないことになる。動作電圧が基準電圧以上(OK)ではない(NGである)と判別された場合には(ステップS203で“NO”)、ホスト制御部40の処理は、ステップS214に移行する。
動作電圧がOKであると判別された場合には(ステップS203で“YES”)、ホスト制御部40は、更新要求フラグ421がオンにセットされている(すなわち、所定タイミング以降である)か否かを判別する(ステップS204)。オンにセットされていない(オフにセットされている)と判別された場合には(ステップS204で“NO”)、ホスト制御部40の処理は、ステップS214に移行する。
更新要求フラグ421がオンにセットされていると判別された場合には(ステップS204で“YES”)、ホスト制御部40は、スマートフォン3に予測エフェメリスの要求(出力データの生成要求)を送信する(ステップS205)。ホスト制御部40は、衛星電波受信処理部50を起動させて(ステップS206)、記憶部53に記憶されている古い予測エフェメリスを消去する(ステップS207)。なお、記憶部53の記憶容量に余裕がある場合には、新しい予測エフェメリスの受信、書き込みが完了してからステップS207の処理を行ってもよい。また、このとき、ホスト制御部40は、記憶部53だけを動作させて、受信部51やモジュール制御部52を休止状態とさせてよい。
ホスト制御部40は、スマートフォン3に対し、予測エフェメリスのデータ送信を要求する(ステップS208)。ホスト制御部40は、スマートフォン3からのデータ送信を待ち受けて受信し、当該受信した予測エフェメリスを記憶部53に新たな予測位置情報533として書き込み更新する(ステップS209)。
全ての予測エフェメリスが取得、書き込まれると、ホスト制御部40は、スマートフォン3に対して受信完了通知を送信させる(ステップS210)。ホスト制御部40は、衛星電波受信処理部50の動作を停止させる(ステップS211)。
ホスト制御部40は、更新カウンタ値422の値を「6」に設定する(ステップS212)。また、ホスト制御部40は、更新要求フラグ421を「オフ」に設定する(ステップS213)。それから、ホスト制御部40の処理は、ステップS214に移行する。
ステップS214の処理に移行すると、ホスト制御部40は、今回の通信で行うべき他の処理があるか否かを判別する(ステップS214)。あると判別された場合には(ステップS214で“YES”)、ホスト制御部40の処理は、当該他の処理に応じた処理に移行する。
他の処理がないと判別された場合には(ステップS214で“NO”)、ホスト制御部40は、スマートフォン3との通信接続を切断する(ステップS215)。そして、ホスト制御部40は、通信接続制御処理を終了する。
以上の更新要求設定処理及び通信接続制御処理が本実施形態の情報取得方法における更新ステップを構成する。
以上のように、本実施形態の電子時計2は、測位衛星からの電波を受信する受信部51と、外部機器(ここではスマートフォン3)との間で通信を行う通信部61と、測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報533として予測エフェメリスを記憶する記憶部53と、ホスト制御部40と、を備える。ホスト制御部40は、記憶している予測エフェメリスの有効期間の終了前であって、スマートフォン3において予め定められた予測エフェメリスの更新期間(1:00〜4:00UTC)に応じた所定タイミング(5:00UTC)以降に、通信部61によりスマートフォン3から予測エフェメリスを取得させて、記憶部53に記憶される予測エフェメリスを更新する。
このように、電子時計2では、予測エフェメリスの取得元であるスマートフォン3での当該予測エフェメリスデータの更新タイミングと、予測エフェメリスの有効期間とを考慮して、電子時計2における予測エフェメリスの有効期間が終了しない範囲で適切に更新タイミングを定める。これにより、電子時計2では、必要以上に受信動作の手間を増大させずに効率よく測位に係る所望の情報を取得することができ、測位動作時に短時間で安定して現在位置を同定することが可能になる。
また、スマートフォン3から取得する予測エフェメリスは、当該予測エフェメリスを提供する外部サーバ9からスマートフォン3が取得したものであり、スマートフォン3における予測エフェメリスの更新期間とは、当該スマートフォン3により外部サーバ9から予測エフェメリス3が取得される期間であり、電子時計2における予測エフェメリスの取得更新に係る所定タイミングは、保持している予測エフェメリスの有効期間内において外部サーバ9が頒布する予測エフェメリスが(一日に一回)更新される複数回のタイミングのうち最後のタイミング後における更新期間以降に定められる。
これにより、電子時計2は、予測エフェメリスの有効期間が切れる直前に得られる最新の予測エフェメリスで保持データを更新することができるので、最も効率よく最低の頻度で最大限のデータを取得することが可能になる。また、予測エフェメリスのデータ自体は直近の携帯端末に予め保持されることになるので、電子時計2は、外部環境の影響をあまり受けずに安定して一度の通信で予測エフェメリスを取得しやすい。
また、所定タイミングは、有効期間内における複数回の更新期間のうち最後のものの終了後に定められる。すなわち、電子時計2では、保持しえている有効期間が終了する前にスマートフォン3から取得可能な最も新しい予測エフェメリスを適切なタイミングで取得することができるので、最小限の頻度で可能な限り長い予測エフェメリスを取得、利用することができる。
また、ホスト制御部40は、所定タイミング以降予測エフェメリスの有効期間の終了前に当該予測エフェメリスの更新動作を複数回(ここでは、日本標準時18:30、0:30、6:30及び8:30)実行可能であり、予測エフェメリスの更新に失敗した場合には、当該複数回以下の範囲で更新に係る動作を再度行う。
すなわち、電子時計2がたまたま一度スマートフォン3と離隔して配置されて予測エフェメリスの取得が困難だったとしても、有効期間が終了する前に再度(少なくとも一度)通信を行って予測エフェメリスの取得、更新が可能なので、予測エフェメリスが有効期間終了までに取得、更新できないリスクを小さく抑えることができる。
また、ホスト制御部40は、電力供給部70から供給されている動作電圧が受信部51の動作可否に係る第1基準電圧値(電圧レベルM2、M1の境界電圧)以上ではない場合には、予測エフェメリスの更新を行わない。
すなわち、バッテリ71に余裕がない場合には、無理に予測エフェメリスを取得せず、時計としての動作を優先させることができる。また、この場合には、受信部51の動作も中止されるので、このバッテリ71の状態である限り、予測エフェメリスが使用されることもなく、不具合が生じない。
また、通信部61による通信は、近距離無線通信である。これにより、スマートフォン3及び電子時計2についてそれぞれ適した時間帯に安定した通信で、有線接続による配線の手間なども必要なく、適切に予測エフェメリスを測位衛星外部から取得することができる。
また、上記本実施形態で示した予測エフェメリスの取得に係る動作は、測位衛星からの電波を受信する受信部51と、スマートフォン3との間で通信を行う通信部61と、測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測エフェメリスを予測位置情報533として記憶する記憶部53と、を備える電子時計2の予測エフェメリスに係る情報取得方法である。この情報取得方法では、記憶している予測エフェメリスの有効期間の終了前であって、スマートフォン3において予め定められた予測エフェメリスの更新期間(1:00〜4:00UTC)に応じた所定タイミング(5:00UTC)以降に、通信部61によりスマートフォン3から予測エフェメリスを取得させて、記憶部53に記憶される予測エフェメリスを更新する更新ステップを含む。
このような情報取得方法により、予測エフェメリスの取得元である外部機器(スマートフォン3)での当該予測エフェメリスデータの更新タイミングと、予測エフェメリスの有効期間とを考慮して、電子時計2における予測エフェメリスの有効期間が終了しない範囲で適切に更新タイミングを定める。これにより、電子時計2では、必要以上に受信動作の手間を増大させずに効率よく測位に係る所望の情報を取得することができ、測位動作時に短時間で安定して現在位置を同定することが可能になる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、スマートフォン3が当日更新された予測エフェメリスを取得できておらず、電子時計2がその予測エフェメリスを取得した場合には、ホスト制御部40は、当該予測エフェメリスの残存期間の情報を併せて取得して、更新カウンタ値422を「6」ではなく、「残日数−1」の値に設定してもよい。これにより、電子時計2では、原則的に毎週同じタイミングでスマートフォン3から予測エフェメリスが取得されることになる。
同様に、電子時計2が、スマートフォン3により予測エフェメリスが取得された当日に当該予測エフェメリスを取得できず、後日取得する場合には、ホスト制御部40は、当該予測エフェメリスの取得遅れ日数に基づいて、更新カウンタ値422を「6−遅れ日数−1」の値に設定してもよい。これにより、電子時計2及びスマートフォン3では、原則的に毎週同じ日にのみ予測エフェメリスの取得を行えばよいことになる。
また、全測位衛星の一週間分の予測エフェメリスを無線送受信するには、若干の時間を要する(例えば1〜数分)ので、複数回(例えば、2、3回)の接続時に一部ずつ送受信がなされてもよい。この場合、更新要求フラグとは別個に、又は更新要求フラグを多値データとして、どのデータまでが取得されているかを示す情報を保持しておくことができる。
また、上記実施の形態では、予測エフェメリスの有効期間の最終日(最後の24時間)に次の予測エフェメリスを取得、更新することとしたが、例えば、アウトドアでの使用などにより複数日にわたり予測エフェメリスの取得が困難になる場合などを想定して、電力消費を大きく増大させない範囲で最終日よりも若干前、例えば、一日前に予測エフェメリスの取得、更新を行うように定められていてもよい。
また、衛星電波受信処理部50の記憶部53とは別個にホスト制御部40が直接制御するホスト記憶部を有し、通信部61を介して取得された予測エフェメリスは、当該ホスト記憶部に一度記憶されて、別途、衛星電波受信処理部50の記憶部53に移動されてもよい。あるいは、衛星電波受信処理部50は、取得された予測エフェメリスのうち、所定の一部、例えば、1日分のデータのみをホスト記憶部から取得することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、予測エフェメリスは、次の予測エフェメリスが取得される直前に消去されるので、有効期間が終了してもデータが記憶部53に保持されている場合がある。この場合、測位演算時に、更新要求フラグに基づいて予測エフェメリスの使用可否がホスト制御部40により定められてもよいし、予測エフェメリスに基づいて、又は記憶部53に別途有効期間情報が保持されて、モジュール制御部52が使用可否を判断してもよい。
また、上記通信接続制御処理は、衛星電波受信処理部50の受信部51による受信動作中には行われないこととしてもよい。この場合、受信部51による受信動作が終了後直ちに又は所定の間隔をおいて通信接続制御処理が呼び出されて実行されてもよいし、行われなかった通信接続制御処理をそのまま省略してもよい。
また、上記実施の形態では、電子時計2において予め設定されたスマートフォン3への自動的な通信接続時に併せて予測エフェメリスの取得が行われることとしたが、ユーザが他の用途で手動操作により通信接続を行った場合にも予測エフェメリスの取得を可能としてもよい。この場合、データの送受信時間とユーザ所望の他の処理の内容とに応じてユーザが想定している通信時間よりも長くなる可能性があるので、表示部64により、現在データ受信を行っており、通信接続の切断要求が受け付けられても、即座には通信接続を切断しない旨表示が行われるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、予測エフェメリスは、外部サーバ9からスマートフォン3が取得したものを間接的に取得することとしたが、外部サーバ9から直接取得されるものであってもよい。この場合には、0時00分から0時45分が取得元における更新タイミングとなる。電子時計2では、外部サーバ9に接続するタイミングが1時0分(UTC)以降に別途設定されればよい。
また、上記実施形態では、予測エフェメリスの取得可否に係る基準電圧を一律に定めたが、より柔軟に設定可能であってもよい。
図7は、更新要求設定処理の変形例を示すフローチャートである。
この更新要求設定処理には、図4で示したものに対してステップS111の処理が追加されている。例えば、バッテリ71の充電がない場合に電圧レベルがM2(又は対応する基準電圧値)に低下してからM1に低下するまでの標準的な時間(経過日数)に基づいて、次回の予測エフェメリスの取得タイミングまでに電圧レベルがM1に低下する可能性が高い(経過日数が所定日数となる)場合に、ホスト制御部40は、当該所定日数(所定時間)が経過しており、かつ電圧レベルがM3(第2基準電圧値以上)に復帰していないか否かを判別する(ステップS111)。所定日数が経過しており、かつ電圧レベルがM3未満であると判別された場合には(ステップS111で“YES”)、ホスト制御部の処理は、ステップS105に移行して、ホスト制御部40は、繰り上げて更新要求フラグをオンにセットする(ステップS105)。所定日数が経過していないか、又は、所定日数が経過する前に電圧レベルがM3以上に復帰していると判別された場合には(ステップS111で“NO”)、ホスト制御部40の処理は、ステップS104に移行する。
この変形例では、ホスト制御部40は、動作電圧が第1基準電圧値より高い第2基準電圧値(電圧レベルM2、M3の境界電圧)未満となってから所定時間が経過するまでに、第2基準電圧値以上に復帰しない場合には、予測エフェメリスを取得する通信に係る所定タイミングを繰り上げる。
すなわち、次の予測エフェメリスの取得予定タイミングまで待っていると、通信部61や受信部51の動作を中止させるべきレベルまで電圧レベルが低下するおそれがある場合には、当初の予定よりも早めに取得を行うことで、予測エフェメリスの継続性が確保されなくなる可能性を低減させることができる。また、受信部51の動作時、特にバッテリ71の充電後に速やかに測位を行うことが可能となる。
なお、上記のように一度更新要求フラグをオンした場合であっても、更新カウンタ値が「0」とされないことで、当日に予測エフェメリスが取得されず、翌日までには電圧レベルがM3以上に復帰した場合には、更新要求フラグをオフに戻すように、さらに処理を行うことが可能であってもよい。
また、上記の処理の代わりに、例えば、次回の予測エフェメリスの取得タイミングまでに電圧レベルがM1に低下する可能性が高い場合には、次回の予測エフェメリスの取得タイミングを繰り上げる、すなわち、更新カウンタ値を「6」より小さく設定することとしてもよい。また、単純に、電圧レベルがM2になってから1週間以内であって、電圧レベルがM1以下に低下していない場合には、予測エフェメリスの取得を行ってもよいこととしてもよい。
また、電力供給部70からの供給電圧が一種類でない場合には、ホスト制御部40に供給される電圧以外の供給電圧が検出されて電圧レベルの判別に用いられてもよい。この場合には、当該供給電圧に応じた各電圧レベルの設定がなされる。
また、上記実施の形態では、近距離無線通信により予測エフェメリスを取得更新することとしたが、これに限られない。例えば、電力供給線が信号線を兼ねている場合には、充電動作と有線による予測エフェメリスの伝送取得動作とが並行して行われてもよい。
また、上記実施形態では、GPS衛星を例に挙げて説明したが、他の測位衛星、例えば、ロシアのGLONASSに係る測位衛星(GLONASS衛星)の予測エフェメリスなどが取得されて測位演算に用いられてもよい。
また、上記実施の形態では、モジュール制御部52とホスト制御部40とが別個に設けられたが、共通の制御部が全ての制御処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、プロセッサとしてのモジュール制御部52及びホスト制御部40は、それぞれCPUによるソフトウェア制御での処理を行うものを挙げて説明したが、これに限られない。一部の動作が専用のハードウェア回路により実行されるものであってもよい。また、各制御部のCPUやRAMは、1つに限られず、処理に応じて複数備えていてもよい。
また、以上の説明では、本発明に係る予測エフェメリスの取得動作に係る通信接続制御処理などの動作処理プログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として不揮発性メモリからなる記憶部53を例に挙げて説明したが、これに限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、HDD(Hard Disk Drive)や、CD−ROMやDVDディスクなどの可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、動作の内容や手順などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、
外部機器との間で通信を行う通信部と、
前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新する
ことを特徴とする電子時計。
<請求項2>
前記外部機器から取得する前記予測位置情報は、当該予測位置情報を提供する頒布サーバから前記外部機器が取得したものであり、
前記更新期間は、前記外部機器により前記頒布サーバから前記予測位置情報が取得される期間であり、
前記所定タイミングは、前記有効期間内において前記頒布サーバが頒布する前記予測位置情報が更新される複数回のタイミングのうち最後のタイミング後における前記更新期間以降に定められることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
<請求項3>
前記所定タイミングは、前記有効期間内における複数回の前記更新期間のうち最後のものの終了後に定められることを特徴とする請求項1記載の電子時計。
<請求項4>
前記制御部は、前記所定タイミング以降、前記有効期間の終了前に前記予測位置情報の更新動作を複数回実行可能であり、前記予測位置情報の更新に失敗した場合には、当該複数回以下の範囲で前記更新に係る動作を再度行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子時計。
<請求項5>
前記制御部は、電力供給部から供給されている動作電圧が前記電波受信部の動作可否に係る第1基準電圧値以上ではない場合には、前記予測位置情報の更新を行わないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子時計。
<請求項6>
前記制御部は、前記動作電圧が前記第1基準電圧値より高い第2基準電圧値未満となってから所定時間が経過するまでに、前記第2基準電圧値以上に復帰しない場合には、前記所定タイミングを繰り上げることを特徴とする請求項5記載の電子時計。
<請求項7>
前記通信は、近距離無線通信であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子時計。
<請求項8>
測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、外部機器との間で通信を行う通信部と、前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、を備える電子時計の予測位置情報に係る情報取得方法であって、
記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新する更新ステップ
を含むことを特徴とする情報取得方法。
1 通信システム
2 電子時計
3 スマートフォン
9 外部サーバ
40 ホスト制御部
41 CPU
42 RAM
421 更新要求フラグ
422 更新カウンタ値
45 発振回路
46 分周回路
47 計時回路
50 衛星電波受信処理部
51 受信部
52 モジュール制御部
53 記憶部
531 プログラム
532 衛星位置情報
533 予測位置情報
61 通信部
62 光量センサ
63 操作受付部
64 表示部
65 表示ドライバ
70 電力供給部
71 バッテリ
A1、A2 アンテナ

Claims (10)

  1. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、
    外部機器との間で通信を行う通信部と、
    前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新し
    前記外部機器から取得する前記予測位置情報は、当該予測位置情報を提供する頒布サーバから前記外部機器が取得したものであり、
    前記更新期間は、前記外部機器により前記頒布サーバから前記予測位置情報が取得される期間であり、
    前記所定タイミングは、前記有効期間内において前記頒布サーバが頒布する前記予測位置情報が更新される複数回のタイミングのうち最後のタイミング後における前記更新期間以降に定められる、
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、
    外部機器との間で通信を行う通信部と、
    前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新し、
    前記所定タイミングは、前記有効期間内における複数回の前記更新期間のうち最後のものの終了後に定められることを特徴とする電子時計。
  3. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、
    外部機器との間で通信を行う通信部と、
    前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新し、
    記所定タイミング以降、前記有効期間の終了前に前記予測位置情報の更新動作を複数回実行可能であり、前記予測位置情報の更新に失敗した場合には、当該複数回以下の範囲で前記更新に係る動作を再度行うことを特徴とする電子時計。
  4. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、
    外部機器との間で通信を行う通信部と、
    前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新し、
    力供給部から供給されている動作電圧が前記電波受信部の動作可否に係る第1基準電圧値以上ではない場合には、前記予測位置情報の更新を行わないことを特徴とする電子時計。
  5. 前記制御部は、前記動作電圧が前記第1基準電圧値より高い第2基準電圧値未満となってから所定時間が経過するまでに、前記第2基準電圧値以上に復帰しない場合には、前記所定タイミングを繰り上げることを特徴とする請求項記載の電子時計。
  6. 前記通信は、近距離無線通信であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電子時計。
  7. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、外部機器との間で通信を行う通信部と、前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、を備える電子時計の予測位置情報に係る情報取得方法であって、
    記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新する更新ステップ
    を含み
    前記外部機器から取得する前記予測位置情報は、当該予測位置情報を提供する頒布サーバから前記外部機器が取得したものであり、
    前記更新期間は、前記外部機器により前記頒布サーバから前記予測位置情報が取得される期間であり、
    前記所定タイミングは、前記有効期間内において前記頒布サーバが頒布する前記予測位置情報が更新される複数回のタイミングのうち最後のタイミング後における前記更新期間以降に定められることを特徴とする情報取得方法。
  8. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、外部機器との間で通信を行う通信部と、前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、を備える電子時計の予測位置情報に係る情報取得方法であって、
    記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新する更新ステップ
    を含み、
    前記所定タイミングは、前記有効期間内における複数回の前記更新期間のうち最後のものの終了後に定められることを特徴とする情報取得方法。
  9. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、外部機器との間で通信を行う通信部と、前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、を備える電子時計の予測位置情報に係る情報取得方法であって、
    記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新する更新ステップ
    を含み、
    前記所定タイミング以降、前記有効期間の終了前に前記予測位置情報の更新動作を複数回実行可能であり、前記予測位置情報の更新に失敗した場合には、当該複数回以下の範囲で前記更新に係る前記更新ステップを再度行うことを特徴とする情報取得方法。
  10. 測位衛星からの電波を受信する電波受信部と、外部機器との間で通信を行う通信部と、前記測位衛星以外から取得された当該測位衛星の予測位置情報を記憶する記憶部と、電力供給部と、を備える電子時計の予測位置情報に係る情報取得方法であって、
    記憶している前記予測位置情報の有効期間の終了前であって、前記外部機器において予め定められた前記予測位置情報の更新期間に応じた所定タイミング以降に、前記通信部により前記外部機器から前記予測位置情報を取得させて、前記記憶部に記憶される前記予測位置情報を更新する更新ステップ
    を含み、
    前記電力供給部から供給されている動作電圧が前記電波受信部の動作可否に係る第1基準電圧値以上ではない場合には、前記予測位置情報の更新を行わないことを特徴とする情報取得方法。
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