JP2006082767A - 走行式建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

走行式建設機械の油圧駆動装置 Download PDF

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究 高橋
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【課題】油圧ショベルなどの走行式建設機械に搭載されるオープンセンタタイプの方向切換弁を備え、左右走行モータに2つの油圧ポンプからそれぞれ独立して圧油を供給し走行を行わせる油圧駆動装置において、走行直進操作以外の場合の操作性悪化を防止し、なおかつ走行直進操作をした場合には走行蛇行の直進補正を可能とする。
【解決手段】油圧ポンプ1,2から方向切換弁6,7に圧油を供給する圧油供給油路11,12に弁装置23を有する蛇行補正回路20を設け、弁装置23の制御手段として、電磁切換弁25と、コントローラ26と、2つの圧力センサ27,28と、2つのシャトル弁29,30とを設け、走行操作レバー15a,16aが前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときは弁装置23を遮断位置から絞り連通位置に切り換え、それ以外のときは弁装置23を遮断位置に保持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の走行式建設機械の油圧駆動装置に係わり、特に、左右走行モータに2つの油圧ポンプからそれぞれ独立して圧油を供給する走行式建設機械の油圧駆動装置に関する。
油圧ショベル等の走行式建設機械においては、通常、左右の走行モータを備え、これら左右の走行モータに2つの油圧ポンプからそれぞれ独立して圧油を供給するとともに、2つの走行モータに供給される圧油の流れを2つの方向切換弁により制御している。2つの方向切換弁はオープンセンタタイプであり、開回路を構成している。この種の油圧駆動装置は例えば特開平8−291539号公報に記載されている。
オープンセンタタイプの方向切換弁を備えた油圧ショベルの油圧駆動装置において、走行蛇行を防止可能な走行制御システムが例えば特開平6−306892号公報に提案されている。この従来技術は、左右走行モータヘの圧油供給路の間に、絞りを介して連通する弁装置を設け、左右走行操作レバーの操作量をフル操作した場合に左右走行モータヘの圧油供給路が絞りを介して連通させ、左右走行モータヘ供給される圧油の流量を同じくして左右走行装置の回転差を解消し、走行蛇行(走行偏向)を防止するものである。
特開平8−291539号公報 特開平6−306892号公報
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
走行式建設機械の油圧駆動装置において、定格の走行速度は油圧ポンプの吐出流量と走行モータの容量により決定される。設計仕様では2つの油圧ポンプ及び左右走行モータの仕様は同仕様に設定されている。この場合、実際の左右の走行モータの速度差(回転数差)は、油圧ポンプの叶出性能と走行モータの効率等に影響される。実際の製品では加工誤差等のバラツキがあり、油圧ポンプの叶出性能や走行モータの効率等にバラツキが生じる。この場合、特開平8−291539号公報に記載のように左右の走行モータに2つの油圧ポンプからそれぞれ独立して圧油を供給するようにしたものでは、直進走行操作時に左右の走行モータに速度差が発生する。左右の走行モータに速度差が発生すると車体は走行蛇行し、意図する直進走行が行えなくなる。
このような問題に対し、現状の対応策では油圧ポンプの交換か走行モータの交換に依っている。しかし、油圧ポンプや走行モータは大物装置であり、これらの交換には過大な費用や作業量を要する。また、確実性が低かった。
特開平6−306892号公報に記載の従来技術では、左右走行操作レバーの操作量がフル操作の場合に左右走行モータヘの圧油供給路が絞りを介して連通するようにしているので、上記のような問題は発生しない。しかし、左右走行操作レバーの入力が逆方向のフル操作だった場合にも、同様に上記圧油供給路が連通してしまう。これにより、例えば左右走行操作レバーを逆方向に入力し、左右履帯の中央を旋回中心として、油圧ショベル全体をその場旋回させる、いわゆる「スピンターン」をしている場合などにおいて、左右走行モータの負荷圧が異なる場合(路面の摩擦条件の差などにより、片側走行モータの負荷圧が大きくなるような場合)、上記圧油供給路を連通する絞りを介して、負荷が軽い走行モータにより多くの流量が流れ込むことになる。これにより、オペレータが塀などの側の峡所で、「スピンターン」を意図して左右走行操作レバーを逆方向に操作しても、実際には油圧ショベル全体をその場旋回させることができないので、油圧ショベルを塀などにぶつけてしまうことが懸念される。
本発明の目的は、油圧ショベルなどの走行式建設機械に搭載されるオープンセンタタイプの方向切換弁を備え、左右走行モータに2つの油圧ポンプからそれぞれ独立して圧油を供給し走行を行わせる油圧駆動装置において、走行直進操作以外の場合の操作性悪化を防止し、なおかつ走行直進操作をした場合には走行蛇行の直進補正が可能となる走行式建設機械の油圧駆動装置を提供することである。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、第1及び第2油圧ポンプ、左右の走行モータ、前記第1及び第2油圧ポンプから前記左右の走行モータに供給される圧油の流れを制御するオープンセンタタイプの第1及び第2方向切換弁と、前記第1及び第2方向切換弁を操作するための左右走行用の第1及び第2操作装置とを備える走行式建設機械の油圧駆動装置において、前記第1及び第2油圧ポンプから前記第1及び第2方向切換弁に圧油を供給する第1及び第2油路に設けられ、前記第1及び第2油路の連通を遮断する遮断位置と、前記第1及び第2油路を絞り部を介して連通させる絞り連通位置との間で切り換え可能な弁装置を有する蛇行補正回路と、前記第1及び第2操作レバー装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときは前記弁装置を遮断位置から絞り連通位置に切り換え、前記第1及び第2操作レバー装置が同方向にフル入力操作されていないときは前記弁装置を遮断位置に保持する制御手段とを備えるものとする。
このように弁装置を有する蛇行補正回路と制御手段を設けることにより、弁装置を絞り連通位置に切り換えたときは第1及び第2管路が絞り部を介して連通するため、第1及び第2油圧ポンプの吐出性能や左右の走行モータの効率等にバラツキがあり駆動側(高圧側)と従動側(低圧側)が生じても、高圧側の圧油が低圧側に流入するため左右の走行モータに速度差(回転数差)が生じることが防止され、走行蛇行の直進補正をすることができる。
また、第1及び第2操作レバー装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときに弁装置を遮断位置から絞り連通位置に切り換え、第1及び第2操作レバー装置が同方向にフル入力操作されていないときは弁装置を遮断位置に保持することにより、前進又は後進の走行直進操作の場合にのみ、弁装置が遮断位置から絞り連通位置に切り換わり、走行直進操作以外の場合は弁装置は遮断位置に保持されるため、走行直進操作以外の場合に左右走行モータへの圧油供給路が絞りを介して連通されてしまうことによる操作性悪化を防止し、なおかつ走行直進操作をした場合には走行蛇行の直進補正が可能となる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記第1及び第2操作装置の入力量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された入力量に基づき、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときは前記弁装置を遮断位置から絞り連通位置に切り換え、前記第1及び第2操作レバー装置が同方向にフル入力操作されていないときは前記弁装置を遮断位置に保持する切換操作手段とを有する。
これにより上記のように走行直進操作以外の場合の操作性悪化を防止し、なおかつ走行直進操作をした場合には走行蛇行の直進補正が可能となる。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記第1及び第2操作装置によりそれぞれ生成される第1及び第2操作パイロット圧を検出する第1及び第2圧力センサと、前記第1及び第2圧力センサの検出値に基づき、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたかどうかを判断し、その判断結果に応じた信号を出力するコントローラと、このコントローラからの信号により作動し、前記弁装置を切り換える電磁切換弁とを有する。
これにより制御手段を電気回路と油圧回路の組み合わせで構成することができる。
(4)上記(1)において、前記制御手段は、前記第1及び第2操作装置によりそれぞれ生成される第1及び第2操作パイロット圧を検出する第1及び第2シャトル弁と、前記第1及び第2シャトル弁が検出した第1及び第2操作パイロット圧に基づいて作動する第1及び第2油圧切換弁と、前記弁装置を切り換える第3油圧切換弁とを有し、前記第1及び第2油圧切換弁は、前記第3油圧切換弁に制御パイロット圧を導く油路に直列に配置され、かつ前記第1及び第2操作パイロット圧が、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときのものであるときに、遮断位置に切り換わるよう設定されているものであってもよい。
これにより制御手段を油圧回路のみで(純油圧的に)構成することができる。
(5)また、上記(1)において、前記制御手段は、前記第1及び第2操作装置によりそれぞれ生成される第1及び第2操作パイロット圧を検出する第1及び第2シャトル弁と、前記第1及び第2シャトル弁が検出した第1及び第2操作パイロット圧に基づいて作動する第1油圧切換弁と、前記弁装置を切り換える第2油圧切換弁とを有し、前記第1油圧切換弁は、前記第2油圧切換弁に制御パイロット圧を導く油路に配置され、かつ前記第1及び第2操作パイロット圧が、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときのものであるときに、遮断位置に切り換わるよう設定されているものであってもよい。
これにより制御手段を油圧回路のみで(純油圧的に)構成することができる。
本発明によれば、油圧ショベルなどに搭載されるオープンセンタタイプの走行制御システムにおいて、走行直進操作以外の走行操作を行った場合に左右走行モータへの圧油供給路が絞りを介して連通されてしまうことによる操作性悪化を防止し、なおかつ走行直進操作をした場合には、走行蛇行の直進補正が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。これらの実施の形態は建設機械として油圧ショベルに本発明を適用したものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる油圧駆動装置を示す図である。この図1において、本実施の形態に係わる油圧駆動装置は、2つのメインの油圧ポンプ1,2と、左右の走行モータ4,5と、2つの油圧ポンプ1,2から左右の走行モータ4,5に供給される圧油の流れを制御する2つの方向切換弁6,7とを備えている。方向切換弁6,7が切り換え操作されると、2つの油圧ポンプ1,2の吐出口から吐出された圧油は方向切換弁6,7のメータイン流路(流入側流路)6a1又は6a2;7a1又は7a2を介してそれぞれの走行モータ4,5に導かれ、走行モータ4,5からの戻り油は方向切換弁6,7のメータアウト流路(流出側流路)6b1,6b2又は7b1,7b2を介してタンクに戻される。
油圧ポンプ1,2は可変容量型であり、傾転位置を制御することで容量(押しのけ容積)を変え、吐出流量を増減する。油圧ポンプ1,2の制御手段として、通常、馬力制御アクチュエータ(図示せず)が設けられ、油圧ポンプ1,2の吐出圧が上昇するとそれに応じて流量を減じるよう傾転位置が制御される。
方向切換弁6,7はオープンセンタータイプ(センターバイパスタイプ)であり、センターバイパスライン8,9につながるセンタバイパス流路6c,7cを有している。方向切換弁6,7が中立位置(非操作位置)にあるとき、センターバイパス流路6c,7cは全開し、メータイン流路6a1,6a2;7a1,7a2は全閉し、油圧ポンプ1,2からの吐出油は油圧ポンプ1,2の吐出口に接続された圧油供給油路11,12、センターバイパスライン8,9、センターバイパス流路6c,7cからタンクライン13,14を介してタンクに戻される。方向切換弁6,7が中立位置から作動位置に切り換え操作されると、その操作量に応じてセンターバイパス流路6c,7cは開口面積を減らし、方向切換弁6,7の最大切換位置(フルストローク位置)の直前で全閉する。一方、方向切換弁6,7のメータイン流路6a1又は6a2;7a1又は7a2は方向切換弁6,7の操作量に応じて開口面積を増やし、方向切換弁6,7の最大切換位置(フルストローク位置)の直前で全開する。これにより方向切換弁6,7の操作量に応じた流量が走行モータ4,5に供給され、走行モータ4,5の回転速度が制御される。圧油供給油路11,12には油圧ポンプ1,2の最高吐出圧力を規制する安全手段としてのメインリリーフ弁(図示せず)が設けられている。
方向切換弁6,7は油圧パイロット部6d,6e及び7d,7eを備えた油圧切換弁であり、走行操作レバー15a,16aと走行パイロットバルブ15b,15c及び16b,16cとを備えた右走行用及び左走行用の走行操作器15,16により操作され、走行パイロットバルブ15b,15c及び16b,16cには固定ポンプ3の吐出圧力が一次圧として導かれている。油圧ポンプ1,2と固定ポンプ3はエンジン17により駆動される。固定ポンプ3の吐出圧力はパイロットリリーフ弁18によりある一定の圧力に保たれる。
走行燥作レバー15a,16aが中立位置にある場合、方向切換弁6,7の油圧パイロット部6d,6e及び7d,7eは走行パイロットバルブ15b,15c及び16b,16cを介してタンク19ヘと連絡している。走行操作レバー16a,16bが操作されると、走行パイロットバルブ15b,15c及び16b,16cの対応するものの出力ポートが加圧され、その圧力(出力圧)がパイロット圧力として方向切換弁6,7の対応する油圧パイロット部6d又は6e;7d又は7eヘとそれぞれ導かれる。これにより方向切換弁6,7が切換わり、走行モータ4,5に圧油が供給され、走行モータ4,5が回転する。
油圧ポンプ1,2から方向切換弁6,7に圧油を供給する圧油供給油路11,12に蛇行補正回路20が設けられている。この蛇行補正回路20は、圧油供給油路11,12をつなぐ油路21,22と、この油路21,22に設けられた弁装置23とから構成されている。弁装置23は遮断位置と絞り連通位置を有する2位置切換弁であり、遮断位置では油路11,12の連通を遮断し、絞り連通位置では油路11,12を絞り部23aを介して連通させる。また、弁装置23は油圧パイロット部23bを備えた油圧切換弁であり、油圧パイロット部23bにパイロット制御圧が導かれていないときはバネ23cにより図示の遮断位置に保持され、油圧パイロット部23bにパイロット制御圧が導かれると遮断位置から絞り連通位置に切り換えられる。
弁装置23の制御手段として、電磁切換弁25と、コントローラ26と、2つの圧力センサ27,28と、2つのシャトル弁29,30とが設けられ、これにより走行操作レバー15a,16aが前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときは弁装置23を遮断位置から絞り連通位置に切り換え、それ以外のときは弁装置23を遮断位置に保持する。
シャトル弁29の2つの入力ポートの1つは右走行操作器15の前進側走行パイロットバルブ15bの出力ポートに接続され、他の1つは左走行操作器16の後進側走行パイロットバルブ16cの出力ポートに接続され、2つの出力ポートの高圧側の圧力を選択して出力する。他方のシャトル弁30の2つの入力ポートの1つは左走行操作器16の前進側走行パイロットバルブ16bの出力ポートに接続され、他の1つは右走行操作器15の後進側走行パイロットバルブ15cの出力ポートに接続され、2つの出力ポートの高圧側の圧力を選択して出力する。シャトル弁29,30の出力ポートはそれぞれ圧力センサ27,28に接続され、圧力センサ27,28の出力はコントローラ26に入力される。コントローラ26は、2つのシャトル弁29,30の出力が両方とも「0.9×PB以上」の場合に電磁切換弁25を駆動するような信号を出力する(後述)。
電磁切換弁25は油路33と油路34の間に配置され、油路33は弁装置23の油圧パイロット部23bに接続され、油路34は固定ポンプ3のパイロット油路35に接続されている。また、電磁切換弁25は、ソレノイド部25bにより初期位置と作動位置のいずれかに切り換えられる2位置切換弁であり、コントローラ26から信号が出力されていないときはバネ25cの力で初期位置に保たれ、油路33,34の連通を遮断するとともに油路33をタンク19に連通し、コントローラ26から信号が出力されると作動位置に切り換えられ、油路33,34を連通させる。油路33,34が連通すると、固定ポンプ3の吐出圧力が制御圧として弁装置23の油圧パイロット部23bに導かれ、弁装置23は遮断位置から絞り連通位置に切り換えられる。
図2に油圧ショベルの外観を示す。油圧ショベルは、下部走行体100、上部旋回体101、フロント作業機102を有し、上部旋回体101は下部走行体100上に旋回モータにより旋回可能に搭載され、フロント作業機102は上部旋回体101の旋回フレーム前部にスイングポスト108を介して水平方向及び垂直方向に回動自在に連結されている。下部走行体100は右左のクローラ(履帯)100a,100bを有し、フロント作業機102はブーム103、アーム104、バケット105を備えている。下部走行体100の前部にはブレード106が取り付けられ、上部旋回体101は運転室107を備えている。
下部走行体100の右左のクローラ100a,100bには上記の走行モータ4,5が設けられ、この走行モータ4,5を回転駆動することで走行を行う。フロント作業機102にはブームシリンダ113、アームシリンダ114、バケットシリンダ115が備えられ、これらを伸縮することでブーム103、アーム104、バケット105は上下方向に回動する。
図1では、説明の簡略化のため、走行用の方向切換弁6,7のみを示したが、実際の回路構成では走行用の方向切換弁6,7以外に、ブーム用、アーム用、バケット用、旋回用、スイング用、ブレード用の方向切換弁も設置され、これら方向切換弁を介してブームシリンダ113、アームシリンダ114、バケットシリンダ115や図示しない旋回モータ、スイングシリンダ、ブレードシリンダ等に圧油を供給し、ブーム103、アーム104、バケット105や上部旋回体101、スイングポスト、ブレード106等を駆動可能としている。また、図1では、メインの油圧ポンプとして2つの油圧ポンプのみを示したが、好ましくは、更に第3のメインの油圧ポンプを設置し、走行以外のアクチュエータの一部を第3の油圧ポンプからの圧油で駆動できるようにしてもよく、これにより走行と走行以外のアクチュエータとの複合駆動(走行複合操作)を行うことができる。
蛇行補正回路の蛇行補正原理を図3及び図4を用いて説明する。
図3において、図示左側は蛇行補正回路のない従来例の動作説明図であり、図示右側は蛇行補正回路を設けた本発明の動作説明図である。従来例では、直進操作を行い、左右の走行モータの回転数に差が生じたとき、走行モータの回転数が速い側が駆動側となり、駆動側のモータ負荷圧は従動側のモータ負荷圧より高くなる。これは、クローラ100a,100b(図2参照)が直進性を持ち、駆動側(高圧側)と従属側(低圧側)が発生することによる。この状態で駆動側と従動側の負荷圧差がクローラ100a,100bの直進性により補えない大きさになると、蛇行が生じる。
本発明の構成では、左右の走行モータ4,5の圧油供給油路11,12を弁装置23により連通することにより、回転数差により発生した左右の負荷圧の差を利用して高圧側から低圧側に補正流量を発生させている。この補正流量の発生(弁装置23の連通)によりクローラ100a,100bの持つ直進性を補うことが可能となる。
また、本発明では、弁装置23の連通位置に絞り部23aを設け、絞り要素を設定している。この絞り要素の設定により走行時の操舵を意図した左右の走行モータヘの供給流量の意図的な差をキャンセルしないように蛇行補正回路20を機能させることが可能となる。
図4は意図する操舵を可能とする絞り要素の機能を説明する図である。図4において、横軸は左右走行モータの負荷圧差ΔPを示し、縦軸は弁装置23の通過流量Qを示す。QLは操舵を無効にしてしまう流量である。
図4に示すように、絞り部23aの開口面積A0を小さめに設定することで、絞り部23aの流量特性は図示のFCの如くなり、直進補正時の左右走行モータ4,5の負荷圧差に対して直進補正に必要な流量QAを確保できるとともに、操舵時に想定される最大の負荷圧差に対する流量QBは操舵を無効にしてしまう流量QLより少なくすることができる。これにより直進時の蛇行補正に必要な補正流量分しか流れないように設定することが可能となる。
解析の結果、油圧ポンプ1又は2から走行モータ4又は5に供給される圧油の流量(走行流量)に対する弁装置23の通過流量は2〜3%であること、つまり絞り部23aの開口面積A0をそのような通過流量比率(走行流量に対する弁装置23の通過流量が2〜3%)が得られるよう設定することが好ましいことが分かった。弁装置23の通過流量が3%を超えると緩やかな操舵(曲進)が行い難くなり、2%を下回ると蛇行の補正効果が得られなくなる。
コントローラの処理機能を図5を用いて説明する。
図5は走行操作器15,16の操作レバー15a,16aのストローク(レバーストローク)とパイロットバルブ15b,15c及び16b,16cの出力圧との関係を示す図である。走行操作器のパイロットバルブには、レバーストロークの全区間に亘って減圧機能が働くタイプ(全区間減圧タイプ)でないものと、全区間減圧タイプであるものとがあり、図5(a)はパイロットバルブが全区間減圧タイプでない場合の関係図であり、図5(b)はパイロットバルブが全区間減圧タイプである場合の関係図である。
図5(a)及び(b)において、StA〜StBはパイロットバルブの減圧機能が働く有効レバーストローク領域であり、StAで出力圧は最低のPAであり、StBで出力圧はPBまで上昇する。StA以下のレバーストローク領域は不感帯である。パイロットバルブが全区間減圧タイプであるもの(図5(b))では、出力圧PBは最大であり、出力圧はPAからPBまでレバーストロークに応じて上昇する。パイロットバルブが全区間減圧タイプでないもの(図5(a))では、レバーストロークはStBを超えて更にStCまで増大可能であり、レバーストロークがStBを超えるとバルブが全開して、出力圧は入力圧(パイロットポンプの出力圧)と同じPCまで上昇する。
走行操作レバー15a,16aがフル入力操作(フルレバー操作)されたかどうかを判断するためには、判断基準としてある数値のしきい値を設ける必要がある。そのしきい値を決める考え方は次のようである。まず、パイロットバルブパイロットバルブ15b,15c及び16b,16cの特性には、上記のように2種類があり、そのどちらにも適用できるしきい値としてレバーストロークStBでの出力圧PBを用いる。また、通常、方向切換弁6,7のメインスプールの受圧特性上、油圧パイロット部6d,6e及び7d,7eに導かれるパイロット圧が「0.9×PB」で走行スピードがフルに達するようになっている。このため「0.9×PB」以上の出力圧をしきい値とすることで、走行操作レバー15a,16aがフル入力操作(フルレバー操作)されたかどうかを判断することができる。
本実施の形態では、このような考えに基づき走行操作レバー15a,16aがフル入力操作されたかどうかを判断するしきい値として「0.9×PB」を設定する。コントローラ26は、上記のように2つのシャトル弁29,30の出力が両方とも「0.9×PB以上」の場合に左右の操作レバー15a,16aが同方向にフル入力操作されたと判断し、電磁切換弁25を駆動するような信号を出力する。
次に、以上のように構成した本実施の形態の動作を説明する。以下の説明は、左右走行モータ4,5ヘの圧油供給路11,12を連通する弁装置23を切り換える部分についてのものであり、それ以外の部分の動作については一般的なオープンセンタタイプの油圧回路を持つ油圧駆動装置に準ずるので、説明を省略する。
(1)操作レバー15a,16aが中立の場合
走行パイロットバルブ15b,15c及び16b,16cの出力ポートは全てタンク18に連通され、タンク圧に保たれる。シャトル弁29,30に作用する圧力はタンク圧となり、圧力センサ27,28はその圧力(タンク圧)を検出する。コントローラ26はその圧力センサ27,28の検出値(タンク圧)から出力をOFFとし、電磁切換弁25はバネ25cの力によって初期位置の状態を保つ。これにより左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12を連通する弁装置23へのパイロット制御圧は電磁切換弁25を介してタンク圧に保たれるので、弁装置23は遮断位置となり、左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12が遮断される。
(2)前進直進の場合
右走行操作器15の前進側走行パイロットバルブ15bの出力ポートと左走行操作器16の前進側走行パイロットバルブ16bの出力ポートから、レバー入力に応じた圧力が出力され、シャトル弁29,30にその圧力が導かれ、圧力センサ27,28はその圧力を検出する。左右走行操作レバー15a,16aがフルで入力されている場合、上記圧力は両方0.9×PB以上となる。コントローラ26は圧力センサ27,28の検出値を入力し、電磁切換弁25を切り換える信号を出力する(ON状態となる)。電磁切換弁25が切換わることで、パイロット制御圧が左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12を連通する弁装置23に導かれ、弁装置23が絞り連通位置に切換わる。
したがって、この場合は、上記のように左右走行モータ4,5に回転数差が生じたとき、弁装置23により補正流量が発生し、走行蛇行の直進補正が可能となる。
後進直進についても同様である。
(3)左前方向へのピボットターンの場合
ピボットターンとは、上から見たときに、片側の履帯のほぼ中央を回転中心として、旋回することである。
この場合は、右走行操作器15の前進側走行パイロットバルブ15bの出力ポートからレバー入力に応じた圧力が出力され、シャトル弁29にはその圧力が導かれるが、もう1つのシャトル弁30に作用するのはタンク圧であり、圧力センサ27,28はそれぞれその圧力を検出する。コントローラ26には片側の圧力センサ27からの出力のみが入力されるため、コントローラ26は出力をOFFとし、電磁切換弁25はバネ25cの力によって初期位置の状態を保つ。これにより左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12を連通する弁装置23へのパイロット制御圧は電磁切換弁25を介してタンク圧に保たれるので、弁装置23は遮断位置となり、左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12が遮断される。
右前方向へのピボットターン又は左後方向へのピボットターン、右後方向へのピボットターンについても同様である。
(4)半時計回りのスピンターンの場合
スピンターンとは、上から見たときに、左右履帯のほぼ中央を回転中心として、その場旋回することである。
この場合は、右走行操作器15の前進側走行パイロットバルブ15bの出力ポートと左走行操作器16の後進側走行パイロットバルブ16cの出力ポートからレバー入力に応じた圧力が出力され、シャトル弁29にはそれらの圧力が導かれるが、もう1つのシャトル弁30に作用するのはタンク圧であり、圧力センサ27,28はそれぞれその圧力を検出する。コントローラ26には片側の圧力センサ27からの出力のみが入力されるため、コントローラ26は出力をOFFとし、電磁切換弁25はバネ25cの力によって初期位置の状態を保つ。これにより左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12を連通する弁装置23へのパイロット制御圧は電磁切換弁25を介してタンク圧に保たれるので、弁装置23は遮断位置となり、左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12が遮断される。
これにより、例えば左右走行モータ4,5の負荷圧が異なる場合であっても、圧油供給油路11,12が遮断されているため負荷が軽い走行モータにより多くの流量が流れ込むことがなくなり、スピンターンにより油圧ショベル全体を確実にその場旋回させることができ、操作性の悪化を防止することができる。
時計回りのピボットターンについても同様である。
以上の(1)〜(4)をまとめると次のようになる。走行直進(前進若しくは後進)で操作レバー15a,15bをフル入力操作した場合にのみ左右走行モータ4,5ヘの圧油供給油路11,12が絞り23aを介して連通される。それ以外の操作の場合は、圧油供給油路11,12は遮断される。
したがって、本実施の形態によれば、油圧ショベルなどに搭載されるオープンセンタタイプの走行制御システムにおいて、走行直進操作以外の走行操作において(必要な場合以外に)、左右走行モータへの圧油供給路が絞りを介して連通されてしまうことによる操作性の悪化を防止し、なおかつ走行直進操作をした場合には、走行蛇行の直進補正が可能となる。
本発明の第2の実施の形態を図6により説明する。図中、図1に示した部材と同等のものには同じ符号を付し、説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、2つのシャトル弁29,30の出力を2つの圧力センサ27,28で検出してコントローラ26で判別し、電磁切換弁25への出力を得ていたが、本実施の形態では、これらの機能を2つの2位置切換弁を直列に並べることで実現するものである。
つまり、本実施の形態では、弁装置23の制御手段として、ソレノイド部の代わりに油圧パイロット部25Abを備えた油圧切換弁25Aと、2つのシャトル弁29,30と、油路43,44に直列に配置された2つの2位置切換弁41,42を備えている。油路43は固定ポンプ3のパイロット油路35に接続され、油路44は油圧切換弁25Aの油圧パイロット部24Abに接続されている。
2つの2位置切換弁41,42は、それぞれ、油圧パイロット部41a,42aを備えた油圧切換弁であり、シャトル弁29,30の出力ポートがそれぞれ油圧パイロット部41a,42aに接続され、シャトル弁29,30の出力圧(油圧パイロット部41a,42aの圧力)が低いときはバネ41b,42bの力で初期位置である遮断位置に保たれ、シャトル弁29,30の出力圧(油圧パイロット部41a,42aの圧力)が高くなると遮断位置から連通位置に切り換えられる。2位置切換弁41,42のバネ41b,42bは、シャトル弁29,30の出力圧(油圧パイロット部41a,42aの圧力)が0.9×PB以上で連通位置に切り換わり、0.9×PB未満で遮断位置に切り換わるように設定されている。
油圧切換弁25Aは、ソレノイド部25bが油圧パイロット部25Abに代わった点を除いて、第1の実施の形態における電磁切換弁25と同じである。
本実施の形態の動作は第1の実施の形態と同じである。上記(1)のように走行直進(前進若しくは後進)で操作レバー15a,15bをフル入力操作した場合には、2位置切換弁41,42は両方とも遮断位置から連通位置に切り換えられ、油圧切換弁25Aが作動して弁装置23が絞り連通位置に切り換わる。上記(2)及び(3)のそれ以外の走行操作では、2位置切換弁41,42の一方しか連通位置に切り換わらず、弁装置23は遮断位置に保持される。
したがって、本実施の形態によっても、走行直進操作以外の走行操作では操作性の悪化を防止し、なおかつ走行直進操作をした場合には、走行蛇行の直進補正が可能となる。
本発明の第3の実施の形態を図7により説明する。図中、図1及び図6に示した部材と同等のものには同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、上記第2の実施の形態における2つの2位置切換弁を2つの入力を持つ1つの2位置切換弁に置き換えたものである。
つまり、本実施の形態では、2つの2位置切換弁41,42の代わりに1つの2位置切換弁45を備えている。2位置切換弁45は2つの油圧パイロット部45a,45bを有し、シャトル弁29,30の出力ポートがそれぞれ油圧パイロット部45a,45bに接続され、シャトル弁29,30の出力圧が低いときはバネ45cの力で初期位置である遮断位置に保たれ、シャトル弁29,30の出力圧が高くなると遮断位置から連通位置に切り換えられる。2位置切換弁45のバネ45cは、シャトル弁29,30の出力圧の和(油圧パイロット部45a,45bの入力の和)が(0.9×PB)×2以上となったときに遮断位置から連通位置に切り換わるように設定されている。
本実施の形態も第1及び第2の実施の形態と同様の動作をし、同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係わる油圧駆動装置を示す図である。 本発明が適用される油圧ショベルの外観を示す図である。 本発明の蛇行補正の原理を説明する図である。 本発明の蛇行補正回路における意図する操舵を可能とする絞り要素の機能を説明する図である。 走行操作器の操作レバーのストローク(レバーストローク)とパイロットバルブの出力圧との関係を示す図であり、図5(a)はパイロットバルブが全区間減圧タイプでない場合のものを、図5(b)がパイロットバルブが全区間減圧タイプである場合のものである。 本発明の第2の実施の形態に係わる油圧駆動装置を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる油圧駆動装置を示す図である。
符号の説明
1,2 メインの油圧ポンプ(第1及び第2油圧ポンプ)
3 固定ポンプ
4,5 左右の走行モータ
6,7 方向切換弁(第1及び第2方向切換弁)
6a,6b;7a,7b 油圧パイロット部
8,9 センタバイパスライン
11,12 圧油供給油路(第1及び第2油路)
15 右走行操作器(第1又は第2操作装置)
15a 走行操作レバー
15b,15c 走行パイロットバルブ
16 左走行操作器(第1又は2操作装置)
16a 走行操作レバー
16b,16c 走行パイロットバルブ
17 エンジン
18 パイロットリリーフ弁
19 タンク
20 蛇行補正回路
21,22 油路
23 弁装置
23a 絞り部
23b 受圧部
23c バネ
25 電磁切換弁
25b ソレノイド部
25c バネ
25A 油圧切換弁(第3油圧切換弁;第2油圧切換弁)
25Ab 油圧パイロット部
26 コントローラ
27,28 圧力センサ
29,30 シャトル弁
33,34 油路
35 パイロット油路
41,42 2位置切換弁(第1及び第2油圧切換弁)
41a,42a 油圧パイロット部
41b,42b バネ
43,44 油路
45 2位置切換弁(第1油圧切換弁)
45a,45b 油圧パイロット部
45c バネ
100 下部走行体
100a,100b クローラ(履帯)
101 上部旋回体
102 フロント作業機

Claims (5)

  1. 第1及び第2油圧ポンプ、左右の走行モータ、前記第1及び第2油圧ポンプから前記左右の走行モータに供給される圧油の流れを制御するオープンセンタタイプの第1及び第2方向切換弁と、前記第1及び第2方向切換弁を操作するための左右走行用の第1及び第2操作装置とを備える走行式建設機械の油圧駆動装置において、
    前記第1及び第2油圧ポンプから前記第1及び第2方向切換弁に圧油を供給する第1及び第2油路に設けられ、前記第1及び第2油路の連通を遮断する遮断位置と、前記第1及び第2油路を絞り部を介して連通させる絞り連通位置との間で切り換え可能な弁装置を有する蛇行補正回路と、
    前記第1及び第2操作レバー装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときは前記弁装置を遮断位置から絞り連通位置に切り換え、前記第1及び第2操作レバー装置が同方向にフル入力操作されていないときは前記弁装置を遮断位置に保持する制御手段とを備えることを特徴とする走行式建設機械の油圧駆動装置。
  2. 請求項1記載の走行式建設機械の油圧駆動装置において、
    前記制御手段は、前記第1及び第2操作装置の入力量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された入力量に基づき、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときは前記弁装置を遮断位置から絞り連通位置に切り換え、前記第1及び第2操作レバー装置が同方向にフル入力操作されていないときは前記弁装置を遮断位置に保持する切換操作手段とを有することを特徴とする走行式建設機械の油圧駆動装置。
  3. 請求項1記載の走行式建設機械の油圧駆動装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1及び第2操作装置によりそれぞれ生成される第1及び第2操作パイロット圧を検出する第1及び第2圧力センサと、
    前記第1及び第2圧力センサの検出値に基づき、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたかどうかを判断し、その判断結果に応じた信号を出力するコントローラと、
    このコントローラからの信号により作動し、前記弁装置を切り換える電磁切換弁とを有することを特徴とする走行式建設機械の油圧駆動装置。
  4. 請求項1記載の走行式建設機械の油圧駆動装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1及び第2操作装置によりそれぞれ生成される第1及び第2操作パイロット圧を検出する第1及び第2シャトル弁と、
    前記第1及び第2シャトル弁が検出した第1及び第2操作パイロット圧に基づいて作動する第1及び第2油圧切換弁と、
    前記弁装置を切り換える第3油圧切換弁とを有し、
    前記第1及び第2油圧切換弁は、前記第3油圧切換弁に制御パイロット圧を導く油路に直列に配置され、かつ前記第1及び第2操作パイロット圧が、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されときのものであるときに、遮断位置に切り換わるよう設定されていることを特徴とする走行式建設機械の油圧駆動装置。
  5. 請求項1記載の走行式建設機械の油圧駆動装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1及び第2操作装置によりそれぞれ生成される第1及び第2操作パイロット圧を検出する第1及び第2シャトル弁と、
    前記第1及び第2シャトル弁が検出した第1及び第2操作パイロット圧に基づいて作動する第1油圧切換弁と、
    前記弁装置を切り換える第2油圧切換弁とを有し、
    前記第1油圧切換弁は、前記第2油圧切換弁に制御パイロット圧を導く油路に配置され、かつ前記第1及び第2操作パイロット圧が、前記第1及び第2操作装置が前進及び後進のいずれか一方の同方向にフル入力操作されたときのものであるときに、遮断位置に切り換わるよう設定されていることを特徴とする走行式建設機械の油圧駆動装置。
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