JP2006078099A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】
扉の閉鎖装置を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】
開閉可能に冷蔵庫本体1に支持された扉2と、扉2に設けられた当接部材22、23と、冷蔵庫本体1に設けられ、当接部材22、23と当接または離脱可能な受け部24を備え、受け部24が当接部材22、23と当接し扉2が閉鎖される閉鎖位置と、受け部24が当接部材22、23と離脱する開放位置との間を回動可能に軸支された回転板12と、一端を回転板12に他端を冷蔵庫本体1に支持された弾性部材15と、を有し、弾性部材15は、閉鎖位置と開放位置との間に、張力が最大となる位置が存在するように設けられ、扉2の閉鎖位置の近傍では弾性部材15により受け部24と当接部材22、23を介して扉2を閉鎖位置に保持する構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、扉の閉鎖装置を備えた冷蔵庫に関する。
近年では食生活が変化してきており、毎日の食材をこまめに近隣の食品店で購入して調理する食生活から、郊外型の大型スーパーマーケットなどで食品を例えば一週間分まとめて購入し、冷蔵庫に貯蔵することが一般化してきている。また、冷凍食品の利用が増えたことに対応して家庭でも400リットルを超える容量の大型冷蔵庫が一般的に普及してきている。
ところが、冷蔵庫の大型化に伴って扉も大型化するために、扉自体とともに扉に収納される食品の量も増えるので、扉を閉じて扉が冷蔵庫本体に衝突すると、大きな衝突音が発生する。
また、冷蔵庫においては扉を閉じる際に閉め方が不十分であると、いわゆる半ドア状態になり得る。そこで、冷蔵庫の扉閉鎖装置において半ドア状態を防止する従来技術として、特許文献1に開示の技術が提案されている。この特許文献1によれば、モータを用いて、ドアを閉じる際にドア閉じ部材がドアに設けられた受動部を引き込んでドアを閉じる構成であり、必要最小限の動作が確実にドアを閉じることが記載されている。
特開2004-3774
ところが、従来技術における扉の大型化に伴う収納食品の重量化によって、扉閉鎖時の衝突音が不快感を与えるとともに、扉に収納された食品が扉や食品同士と衝突して表面が傷ついたり圧痕がついたりして傷むことがある。特に扉を強く閉めた場合においては、食品に生ずる傷みがより大きくなってしまう。
また、扉の半ドア状態では、冷気が外部にもれて冷蔵機能が低減し、保存されている食品の品質が劣化し、さらには冷蔵庫外の外気が冷蔵庫内に侵入して結露し、庫内に水滴が付着するという不都合が生じ得る。
さらに、上記の特許文献1の技術では、ドアの半開き状態のときに強制的にドアを閉とする構成が主として記載され、具体的には、ドアの閉をモータ動力で実行することが記載されており、扉を強く閉めた場合における扉閉鎖時の衝撃を和らげようとする配慮はなされていない。
また、扉が完全に閉鎖されずにいわゆる半ドア状態となる主な原因として「食品の詰め過ぎ」及び「子供の閉め忘れ」があるが、上記の特許文献1の技術はこれらを考慮したものではなかった。さらには、半ドア状態となった場合の問題として冷蔵庫の使用者が感じることは「電気代がもったいない」「食品が傷む」というものが多く、これらについても考慮されたものではなかった。
さらには、冷蔵庫の閉鎖機構は、その機構上、冷蔵庫の外観に現れる構成となるが、意匠性について考慮されたものではなかった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、冷蔵庫の使用者が扉を強く閉めた場合、または扉を閉める力が弱い場合であっても、扉を閉鎖する扉閉鎖装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とするものである。または、扉を閉じる動作に起因する問題点に対処して家庭における省電力化及び食品保存に適した冷蔵庫を提供することを目的とするものである。または、扉閉鎖装置を備えた冷蔵庫において意匠性に優れたものを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、
前記扉に設けられた当接部材と、
前記冷蔵庫本体に設けられ、前記当接部材と当接または離脱可能な受け部を備え、前記受け部が前記当接部材と当接し前記扉が閉鎖される閉鎖位置と、前記受け部が前記当接部材と離脱する開放位置との間を回動可能に軸支された回転板と、
一端を前記回転板に他端を前記冷蔵庫本体に支持された弾性部材と、を有し、
前記弾性部材は、前記閉鎖位置と前記開放位置との間に、張力が最大となる位置が存在するように設けられ、
前記扉の閉鎖位置の近傍では前記弾性部材により前記受け部と前記当接部材を介して前記扉を閉鎖位置に保持する、構成とした。
また、開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、前記扉に設けられた当接部材と、前記冷蔵庫本体に設けられて前記当接部材と当接または離脱可能な扉閉鎖装置とを備え、
前記扉が開いた状態で前記扉閉鎖装置が閉位置となった場合に、前記扉又は前記扉閉鎖装置を復帰させる復帰機構を備えた。
また、開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、前記扉に設けられ前記扉から突出した当接部材と、前記冷蔵庫本体に設けられて前記当接部材と当接または離脱可能な扉閉鎖装置とを備え、前記当接部材は前記扉から前記冷蔵庫本体側に突出し、この突出の先端部が根元部よりも小さい幅とした。
また、開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、前記扉の閉鎖を行う扉閉鎖装置とを備え、前記扉は、前面に前記扉が開いた状態で発光する発光部を備えた。
また、前記扉閉鎖装置は、前記冷蔵庫本体の上面と前記扉の上端部との間の幅に収める構成とした。
また、開閉可能に冷蔵庫本体に支持された回転扉と、前記回転扉に設けられた当接部材と、前記冷蔵庫本体に設けられて前記当接部材と当接または離脱可能な扉閉鎖装置とを備え、第1の位置と第2の位置を保持するばね部材を備えた回転板を前記冷蔵庫本体の上面に備えるとともに、扉閉時に回転負荷抵抗を付与する抵抗付加手段を前記回転板に連結し、且つ前記第1の位置に回転板があるときに扉側に設けた引き込み部材を受け容れ、第2の位置まで前記ばね部材をもって案内する当接部を回転板に設けた。
また、抵抗付加手段は回転板が第2の位置から第1の位置まで移動する間に、前記回転板に対して、回転負荷抵抗を付加しない一方向動作の抵抗付加手段とした。
また、扉閉鎖装置は扉が開いた状態で、前記当接部が第2の位置にあるときに前記扉側に設けた引き込み部材を前記当接部まで案内する板バネを備え、この板バネで前記当接部の外側辺を構成させた。
また、回転仕切体をもつ観音開き式扉の両扉に扉閉鎖装置を設けた。
また、前記扉閉鎖装置は回転板の回転範囲を第1の位置と第2の位置の範囲に規制する第1のストッパと第2のストッパとを備え、扉を開放した位置では回転板の一端は第1のストッパと当接し、扉を閉鎖した際には回転板は前記第2のストッパとは接触しない構成とした。
本発明によれば、冷蔵庫の使用者が扉を強く閉めた場合、または扉を閉める力が弱い場合であっても、扉を閉鎖する扉閉鎖装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。
または、扉を閉じる動作に起因する問題点に対処して家庭における省電力化及び食品保存に適した冷蔵庫を提供することができる。
または、扉閉鎖装置を備えた冷蔵庫において意匠性に優れたものを提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施例に係る冷蔵庫の全体構成を示す斜視図である。この冷蔵庫は、本体筐体1は、内部に複数の貯蔵空間が形成されており、この貯蔵空間の前面開口部を複数の扉によって覆われている。本実施例では、最上段に配置される冷蔵室は、左右両開きのいわゆる観音開き方式の扉2L及び2Rによって覆われている。なお、本明細書においては、2L、2Rとを併せて単に符号2で表すことがある。
また、この冷蔵室の下方には野菜室が配置されており、この野菜室は手前に引き出す引き出し式の野菜室扉4によって覆われている。この野菜室は、野菜の貯蔵に適した温度設定がなされている。
さらに、野菜室の下方は冷凍室となっており、冷凍室は引き出し式の扉によって前面開口が覆われている。本実施例では、冷凍室は3つの扉5、6、7によって覆われている。冷凍室上部左側に製氷室が配置され、製氷室内には図示しない製氷手段を備えて製氷が行われ製氷室内に蓄積される。製氷室内の氷が取り出されると図示しない氷量検出手段によって氷の量が減ったことが検知され、自動的に製氷が行われて製氷室内の氷が補充される構成である。製氷室の前面は製氷室扉5によって覆われ、手前に引き出すことによって製氷室内の貯氷ボックスの氷を取り出すことができる。製氷室の右側は、冷凍温度帯の貯蔵室であり、引き出し式の扉6によって開口が覆われている。なお、この位置には、例えば、ユーザの選択によってフリーザ、冷蔵室、または氷温に近いチルド室のいずれかの温度設定を選択できる切替室を備える構成としてもよい。
最下段には冷凍室が配置されており、冷凍食品などを収容することができる。冷凍室扉7も前面開口は引き出し式の扉としている。これらの引き出し式の扉は、一般的に扉側に設けた枠が本体側に設けられたレール内を摺動する扉として構成されている。また、本実施例の冷蔵庫では、冷蔵室と野菜室はほぼ同じ温度帯の貯蔵室であり、下方の製氷室、冷凍室との間には断熱材を備えている。また、上述のように切替室を備える場合には、製氷室、冷凍室との間も断熱材を配置する。
冷蔵室、野菜室、製氷室、冷凍室の各室の扉が筐体と接する周囲全体にわたり、各室内の冷気が外部に漏れることを防止するためのシール部材が設けられている。このシール部材は扉側に設けられており、内部にマグネットが内封されたマグネットシールを用いるのが一般的である。扉が閉鎖された際は、マグネットが筐体1を構成する鉄板に吸着されることで筐体1に対して前面が均一に接して、シール性を得ている。
冷蔵室の扉2L、2Rは上述のように左右両開きのいわゆる観音開き方式の扉であり、カバーで覆われた回転支点3を中心として回転することによって開閉する構成である。
このような構成において、冷蔵庫筐体1の上面には、詳細は後述するが、冷蔵室扉2に設けられたピン23(図3)と係合または離反することができ、扉を閉鎖する際にはピン23を引き込んで扉2を閉鎖する扉閉鎖装置10(10L、10R)が設けられており、特に扉2を閉鎖する際には減衰手段によって先のピン23に減速力が働くように構成されている。
そのため、扉2を閉鎖する際には扉は減速され、扉2に設けられたシール部材が本体1に接する際には扉2は低速になっているので、衝突音が発生しない。したがって、扉閉鎖時も静粛であり、また衝撃力が生じないので扉内部に保管された食品や飲料が互いに当たって傷むこともなくて好適である。また、この扉閉鎖装置10は扉2の半ドア状態をも防止するものである。
このような扉閉鎖装置10の構成について、以下、図2から図9を用いて説明する。
図2と図3は、筐体の上部に設けられた扉閉鎖装置10を覆っているカバー及び回転支点3を覆うカバーを取り外した状態の扉閉鎖装置の構成を示す斜視図、図4から図9は平面図である。以降の図においては、右側扉2Rを閉鎖する右側扉閉鎖状態10Rについて詳細に説明するが、左側扉閉鎖手段10Lについても左右対称の形状をしている点が異なるだけであり、特に断りのない限り、構成や動作は同一である。
図2から図5において、扉2Rは筐体1の端部に備えられた回転支点3のまわりに回動可能に支持されており、開閉できる構成となっている。
扉閉鎖装置10(10R)は、本体筐体1の上面に載置されるベース部材8を備えている。ベース部材8には、扉を開閉するための種々の機構が載置されているが、これらは必ずしもベース部材8の上に位置している必要はなく、冷蔵庫の上面の筐体部に位置していても構わない。すなわち、冷蔵室扉2との関係では、筐体1側の扉閉鎖装置(扉閉鎖機構)と、冷蔵庫扉2側の対応する機構との関係によって、扉2の開閉が実現される。
ベース部材8にはベース部材8上の回転支点11のまわりに回転可能に軸支される回転板12が備えられている。回転板12は、扉2が開となる位置と閉となる位置との間を往復回動する。この回転板12の外縁側には凹形状部24が形成されており、この凹形状部24は後述するように扉側の部材を受ける受け部となっている。この凹形状の受け部24は、図2及び図3に示すように回転板12の他の部分よりも厚く形成されており、凹形状の溝幅は、開口位置が最も広く、奥側が狭くなるように構成されている。すなわち、外側に開いた形状となっている。また、回転板12には、ばね取付用の取付部としてピン13が設けられており、ベース部材8に設けられたばね取付部である固定ピン14との間にばね15が掛けられている。
扉2Rには、扉2Rの上部に固定され、筐体1側に突出した平板状の突出部22が設けられており、この突出部22から下方に延びた当接ピン23が設けられている。この当接部材として機能する突出部22及び当接ピン23によって、被当接部材である扉閉鎖装置10側の受け部24を介して扉の閉鎖が行われる。当接ピン23は、扉2Rのある一定の開き角度θにて回転板12に設けられた受け部24に対して、受け部24の一端の開口部へ進入し、または受け部24から離脱できるような位置関係に設置されている。すなわち、当接ピン23は、扉2Rの開閉および回転板12の回動に伴って受け部24の一端の開口部を通って受け部24の奥側に進入したり、反対に開口部を通って受け部24から外れる構成である。
受け部24は上述のように凹形状としており、受け部24の壁部を構成する部分であって当接ピン23と当接する辺のうち、扉2に近い側を外側辺25、扉2から遠い側を内側辺26と称する。その作用についての詳細は後述する。
なお、突出部22は扉2Rの幅寸法をL1とした場合に、回転支点3側の端部を基準として、扉2Rの中間位置(L1/2となる位置)よりも筐体1の中央側に位置する方がよい。このように回転支点3側の端部からの距離をL1/2より大きく取ることによって、扉閉鎖装置10の扉の引き込み力を小さくすることができ、扉内側のポケット部に食品が収納されて重くなった扉であってもコンパクトな機構で扉の閉鎖が行える。さらには、全体幅が60〜70mmの冷蔵庫の場合には、この回転支点3側の端部からの距離をL1/2〜3L1/4内とすれば、後述する回転仕切との関係、及び他側の扉2Lとの関係においても好ましい。さらに望ましくは、2L1/3の位置である。2L1/3よりも大きい位置とすれば、回転板12側に与える閉力は小さくすることができるが、突出部22の当接ピン23と回転板12の受け部24とが係合を開始する扉の開き角度θが小さくなるため、扉閉鎖装置が閉動作を開始する位置が本体に近くならなければ閉動作しなくなる。この場合、使用者は扉閉鎖装置の恩恵を受けにくくなる。逆に、2L1/3より小さい位置すると、扉閉鎖装置側のばね15の動作開始角度は大きくなるがばね15のばね力を大きくする必要が生じてしまうこととなる。
図2と図4は扉2Rが閉じた閉位置にある状態を示しており、回転板12は図面上、反時計まわり(以下、半時計まわりを矢印CCWにて表す。)に回転して閉状態となっている。扉2Rに設けられた当接ピン23は、受け部24の外側辺25と当接してばね15により扉2Rを閉じる方向に付勢されており、扉は閉状態となっている。すなわち、図2及び図4は、当接ピン23が回転板12に設けられた受け部24と当接して冷蔵庫本体側に引き込まれる状態を示しているものである。
板状のベース部材8に備えられた閉位置ストッパ28と開位置ストッパ27は回転板12の回転角度範囲を規制するストッパであり、回転板12と当接できるだけの高さを備えている。
扉の開いた状態、扉が開かれる動作中の状態、あるいは扉が閉じられる動作中の状態(扉が閉じられる際に当接ピン23が回転板12の受け部24と当接した直後の状態も同様)では、図3及び図5に示すように、回転板12は、閉位置ストッパ28とは当接しておらず、隙間がある状態である。
ばね15の一端は回転板12に設けられたピン13に掛けられ、ばね15の他端は筐体に設けられた固定ピン14に掛けられており、張力F1で張架されている。
ここで、ばね15は一端を回転板12上に位置するピン13に支持され、多端を筐体1(ベース部材8)に位置する固定ピン14に支持されており、回転板12の開位置と閉位置の間でばね15の両端を結ぶ直線が回転板12の回転支点11の一方から他方側に移動する位置関係としているので、回転板12を開位置または閉位置にストッパ27、28の働きを借りて保持することができる構成である。
回転減衰付与部70は本実施例の場合には時計まわり(以下、時計まわりを矢印CWにて表す。)方向に回転する際には減衰力が働き、CCW方向に回転する場合には減衰力が働かずに空転するような、一方向減衰動作を行う構成としている。
この一方向減衰動作は、扉を閉じる際には回転減衰手段70による減衰力が働き、扉が開く際には減衰力が働かずに空転する動作となる。
また、回転板12の一部にギヤ部72を設けており、回転減衰付与部70にもギヤ部71を設け、これらのギヤ部71、72をかみ合わせて回転板12が回転するように構成されている。したがって、回転減衰付与部70も回転板12の回転とともに回転する。さらに、回転板12の一部に設けたギヤ部72の歯数を回転減衰付与部70に設けたギヤ71の歯数より大なるように構成している。その歯数の比を1:Nとすれば、回転減衰付与部70は回転板12よりもN倍高速で回転するので、回転減衰手段70による減衰力を1/Nとしても回転板12に加わる減衰力は等価になるので、回転減衰付与部70は小型とすることができる。
さらに、扉2aが閉じられる際に回転板12が当接ピン23から受ける力などは回転板12の回転支点11で受けることになり、回転減衰付与部70には回転板12による回転力のみが伝えられることになるので、回転減衰付与部70の軸に必要以上の強度を持たせる必要は無く、安価で簡素な回転減衰付与部70を用いることができ、低価格化に好適である。なお、図8及び図9において符号50で示した部分は、詳細は後述するが、扉2Rが開いている状態で回転板12が誤って閉じ方向に回転してしまったときに、回転板12を開放位置に復帰させるためのレバーであり、回転板12と一体に構成されている。
図4から図9は扉の開閉動作の際の回転板12と引き込みピン23の位置関係などを詳細に図示したもので、以下に説明する。
まず扉の開動作について説明する。
先に説明したように、図4は回転板12がCCW方向に回転し、当接ピン23に力P1が加えられて扉2Rが閉鎖された状態を示している。図5は扉2Rの開動作中の状態であり、扉2RをCCW方向に回転させて開きつつある状態を示している。当接ピン23は扉2Rとともに矢印P2方向に移動するので、当接ピン23は回転板12に設けられた受け部24の外側辺25と当接して回転板12をCW方向に回転させる。図6においては、扉2Rは角度θまで開いた状態をしめしており、ばね15は回転板12の回転支点11の真上に位置する。この位置においては、ばね15による引張力F1は回転板12の回転支点11まわりのモーメントを生じないので、開く方向にも閉じる方向にも回転することはなく、中立の位置にある中性点である。
この中性点よりもさらに扉2Rを開くと、回転板12はCW側に回転し、ばね15が回転支点11を乗越えて、回転板12に対してCW方向の回転モーメントを与えるようになる。したがって、回転板12はCW方向に回転し、図7に示す如く、当接ピン23が受け部24と接するのは外側辺25から内側辺26に移動する。扉2Rをさらに開き続けると当接ピン23は回転板12の受け部24から外れ、回転板12の一部がストッパ27と当接して回転板12の回転も停止する。その後は扉2Rは手動で扉閉鎖装置10とは離れ、冷蔵庫の使用者は手動で扉の操作が可能である。すなわち、扉2Rが開いている間は、回転板12は上記の位置で待機する。図8はその状態を示した図である。
次に、扉2Rを閉鎖する際の動作について説明する。閉じる際には、図8のように扉2Rを開いている状態から、図7、図5、図4の順にユーザが矢印CW方向に扉2Rを回転させて扉を閉じる動作を行うが、扉を非常にゆっくりと閉じた場合と、扉を急激に閉じた場合とでは操作が異なるので、それぞれの動作について説明する。
まず、扉を非常にゆっくりと閉じた場合であるが、これは扉が安全に閉じた状態まで到達する以前に停止してしまい、所謂半ドア状態になってしまう状態を示している。扉に備えられるピン23が受け部24に当接する前に停止してしまう場合はともかくとして、ピン23が受け部24に当接する程度にゆっくり閉じられた場合について説明する。
なお、冷蔵庫扉を閉鎖する場合、ユーザーは扉を押して回転力を与え、その勢いによって扉を閉じるのが通常であり、扉の閉鎖位置まで常に扉を押しつづけることは少ない。すなわち、扉を閉じるにあたって回転力を付与したにも関わらず半ドア状態と言われるような不完全な状態が生ずるのは、完全閉鎖位置に至る前にその回転力による勢いがなくなった場合、完全閉鎖位置に至る前に障害物(例えば詰め込みすぎた食品)によって阻まれた場合、又は、扉の完全閉鎖位置の直前にヒンジ部の閉じ機構から受ける微少な反力によって扉が跳ね返された場合が挙げられる。
図7に示すように、当接ピン23は受け部24の内側辺26に接触し、回転板12を矢印CCW方向に回転させ始める。このとき、当接ピン23と受け部24の外側辺25とは接触せず、かつピン23と内側辺26とが確実に接触する位置に回転板12が待機しているのが望ましい。本実施例では、図6及び図7の一点鎖線で示した円が回転板12の描く回転軌跡にほぼ相当するが、内側辺26が描く回転軌跡は外側辺25が描く回転軌跡よりも大きな円となるように受け部24の開口部は形成されている。すなわち、回転中心となる回転支点11からの距離で示すと、外側辺25の端部までの距離よりも内側辺26の端部までの距離の方が大きくなるように開口している。
そうでない場合には、扉2Rを閉じる際にはピン23が一端外側辺25の先端に接触してから内側辺26に接触するので、扉を閉じる際に2回の接触音と接触を生じるので、ユーザからみて不自然である。
当接ピン23が受け部24と当接すると回転板12が扉2Rをさらに閉鎖する方向へと回転する。すなわち、扉が開いた状態においては、回転板12はばね15によって矢印CW方向に付勢されているが、当接ピン23と受け部24とが当接して回転板12が矢印CCW方向への力を受けると、ばね15が回転支点11を乗り越える位置関係とするとよい。
回転板12が回転し、図5の状態に至ると、ばね15が回転板12の回転支点11の位置を乗り越えるので、回転板12は図示矢印CCW方向の回転モーメントを生じる。したがって、回転板12はCCW方向に回転し、受け部24の外側辺25が当接ピン23と接触する。このとき、回転板12はばね15によって矢印CCW方向のモーメントを生じているから、当接ピン23を通してドアには矢印P1方向の力を加えており、これは扉2Rを閉じる方向なので、扉2Rは閉じ動作を継続し、最終的には図4に示した扉2Rが閉じられた状態に至る。このときの閉じ動作の際には、減衰付与部70からの減衰力が加わるので、扉はゆっくりと閉じるので、マグネットシールが冷蔵庫本体1に接触するときの速度は低速であり、閉鎖したときに生じる音が少なく静粛に閉じることができる。
次に扉2Rを急激に閉じた場合について説明する。
扉2Rが急激に閉じられた場合は、図7から図5にいたるまでの間に回転減衰付与部70が回転板12に対して与える減衰力によって扉2Rは減速されるものの、図5の時点でもまだ十分な速度を保持しているために、当接ピン23はばね15により生じる回転板12のCCW方向の回転による受け部24の引き込み速度より大なる速度で閉じる方向に移動し続ける。そのため、当接ピン23は受け部24の内側辺26をP1方向に押し続け、回転板12はピン23に押されながらCCW方向に回転する。この間、減衰付与部70による減衰力は加わり続けるので、ピンはP2方向の力を受け続けて減速する。減衰付与部70の生じる回転減衰力を適切に選択することにより、扉2Rが図4に示した閉じ位置に至る以前に十分に減速することができるので、扉2Rが本体に接触する際の速度を低速にして、閉鎖したときに生じる音が少なく静粛に閉じることができる。
ユーザが勢い良く扉2Rを閉じた場合には、ピン23は受け部24の内側辺26に急激に当たるので、衝撃音が生じる。そのような衝撃音を防止する手段として、受け部24の内側辺26には例えばゴム板などの緩衝材を貼布しておくことで、上記の衝撃音の発生を回避できるので好適である。
扉を開く際には、回転減衰力が付加されるとユーザにとって扉の開き力が増大するので、操作性の面から望ましくない。そのため、回転減衰力は扉が閉じる際にのみ動作し、扉を開く際には空転する、一方向動作の回転減衰手段であることが望ましい。
また、図8及び図9に示したレバー30が扉が開いた状態においてストッパ27と当接している。ここではレバー30とストッパ27との接触によって回転板12の開状態における位置を規定しているが、受け部24が当接ピン23を受けられる位置であればよい。すなわち、開位置と閉位置との間においては、回転板12の回転軌跡の描く円内に、回転板12と接触する部材は配置されておらず、その間は、回転支点11との接触摩擦等の損失を除けば、ばね15によって付与される回転モーメント、扉側に設けられた当接ピン23による力、及び回転減衰付与部70によって付与される減衰力のみが付与される。
図10は、扉閉鎖装置10及び扉2の上下方向の位置関係を示す図である。受け部24は回転板12の他の部分よりも厚みを持って形成されており、当接ピン23よりも上下方向に長く形成されている。また、回転板12の上部にはばね15が、当接ピン23及び受け部24とほぼ同程度の高さの位置に設けられている。また、回転板12と噛み合うギア71と連結する減衰付与部70も当接ピン23及び受け部24と同程度の高さに配置されている。すなわち、可動な当節ピン23及び受け部24は、同じく可動であるばね15と接触して干渉することがなく、減衰付与部70とも接触しないような位置に配置されている。また、突出部22から下方に延びた当接ピン23と受け部24とが接触して扉の閉じ動作を行う構成としたため、扉閉鎖装置10は、扉2の上縁端部から冷蔵庫1本体側に突出した突出部22の高さと、冷蔵庫本体1の上面の高さとの間の幅に扉閉鎖装置10が収まる上下幅となるように扉閉鎖装置10を構成している。このように構成することによって、扉閉鎖装置10を覆うカバーを設置したときに、カバーの高さを冷蔵庫扉2の高さと併せることができるため、扉を開いた状態においても外観上見栄えのよいものとなり、意匠性に優れたものとすることができる。
以下、この扉閉鎖装置10内の各部材の位置関係について詳述する。
本実施例に係る扉閉鎖装置は、冷蔵庫の上面に実装されており、上述のように上下幅を設定されるので、薄型化をはかり、冷蔵庫の全高をできるだけ低くすることがよい。そこで、扉閉鎖装置の薄型化を実現する構成について以下、図11から図15を用いて説明する。図11および図12、図14および図15は、扉閉鎖装置10の回転板支点11まわりの断面構成を示す断面図である。図11において、ばね15は開閉動作の間に回転板12の回転支点11を横切るので、ばね15は回転板12および回転板支点11と交叉することがないよう、回転板12の上方に実装されなければならない。また、回転板12周囲に設けられたギヤ部72と減衰手段70に設けられたギヤ71とは噛み合わねばならないので、ギヤ部同士は略同一面上になければならない。また、ピン23は受け部24に出入するので、ピン23と受け部24は開閉の動作範囲の全域において、スプリング15と干渉しないよう配置しなければならない。そして、薄型に配置するためには、ピン23と受け部24とスプリング15と減衰付与部70とを互いに上下に重なることの無いように並列に横並びに配置することが有効であり、扉閉鎖装置10を薄型に構成することができる。
図12は図11の構成におけるスプリングの長手方向の断面図で、ばね15のコイル部分が回転板12に対して隙間Gapを設けて配置されている。この配置においては、ばね15からの引張力をFとすれば、ピン13におけるばね15の力点の高さはH1となり、回転板12に加わるCCD方向の回転トルクT=F×H1となる。この回転トルクにより、回転板12は図示破線に示すように13’の位置に変形する。
次に、上記に説明したような回転板12の変形を防止する構成の一例について、図13から図15により説明する。
図13と図14は実施例を示す斜視図およびばね15長手方向の断面図である。図13および図14が図11および図12と異なる点は、ばね15のフック部を延長して、ばね15のコイル部分が回転板12とは重ならないように構成したことである。図13に示したL長さを回転板12に設けられたギヤ部72の歯先円よりも大としてばね15のコイル部がギヤ部72と接触しないように構成すれば実現できる。このような構成とすれば、回転板12の上方向に重なるのはばね15のフック部15a部のみとなるので、ピン13におけるばね15を引っ掛ける位置の高さを回転板12の上面ときわめて近接して設けることができる。したがって、ばね15の力点の高さH2(<H1)とすることができる。このとき回転板12に加わるCCD方向の回転トルクT’はF×H2(<F×H1)となるので、図11の破線に示したような回転板12の変形を抑制することができるので、好適である。
図14に示すのは、回転板12の変形を防止する別の手段の断面図である。図14において、符号12’で示した部材はばね15の上方にある第二の回転板であり、回転板12と接続させて、一体となって回転する構成である。上面ベース部材8’は接続部材19によってベース部材8と接続されており、第二の回転支点11’は上面ベースに設けられており、回転支点11と同軸に配置されており、第二の回転板に設けられた穴と勘合して回動可能に設けられている。
このような構成とすれば、ばねの上下に回転板12、12’と回転支点11、11’とがあって、ばね15による加わる力をばね15の上下から支えることができるので、図12に示した回転板12を破線の状態12’(図11参照)への変形させることを防止できるので好適である。
ところで、扉が開いているときは、図8に示すように、回転板は開き位置に保持されており、扉が閉じられる際にはピン23が螺旋溝24の内部に入り込むことができる位置関係を保っている。しかし、例えばユーザが誤まって触ったり物が接触したりして回転板12が回転し、ばね15の張力によって引き込まれて図15に示すように、回転板12のみが引き込み位置に回動してしまうことがありうる。回転板は引き込みストッパ28に停止している状態となる。このままの状態では扉2Rを閉じたとしても、ピン23は螺旋溝24の内部に進入することはできず、扉2Rを閉じることができない、という状態となる。
そこで、回転板12の一部を延長してレバー部50を設け、このレバー部50が、図8のように回転板12が引き込み位置まで回動した際にはユーザが操作できるように手前側に突き出して、ユーザが図15に示すA方向に力を加えることができる構成としている。ユーザが図示A方向に力を加えれば、回転板12をストッパ27に当接するまで図示CW方向に回動させて、図8に示した解放位置にまで回転させて開放状態に復帰させることができる。ばね15は回動動作の間に回転板12の回転支点11の位置を乗り越えるので、回転板12は図8に示す開放位置を保持することができるので、次に扉を閉めた際には、図7〜図4に至るまでの閉鎖動作を行うことができる。
特に、レバー部50を回転板12と一体として設けることにより、部品点数を増加することがないので、低価格化に有効である。
しかし、回転板12を復帰させるにあたって、レバー50を用いることとすると、このレバー50は操作可能な位置に配置せざるを得ず、扉が開いた状態において、レバーの先端がユーザに見えることとなり、見栄えが悪く、また、操作性についても問題が生ずる。なぜなら、本実施例の扉閉鎖装置10は、冷蔵庫本体1の上面に位置しているため、手が届き難いだけではなく、このような高い位置における操作を、ユーザが見上げながら行わなければならないからである。
そこで、図16、図17に示す復帰機構が有効である。この扉閉鎖装置10Rの扉の開閉における動作や、回転板12、ばね15、受け部24、回転減衰付与部の配置の関係は、先述したものと同じである。
異なる点は、受け部24を形成する外側辺25にある。すなわち、外側辺25の一部を図16、図17に示す如くステンレス製の板バネ30により構成されている点である。この板バネ30は図に示す如く、受け部24の外側辺25の一部となる立上り部30a、当接ピン23が復帰する際に当接する斜面部30b、及び回転板12と接触して取付けられる取付部30cを有している。
立上り部30aの上端位置は、受け部24の回転板12と一体に形成されている部分の上縁部とほぼ同じ高さとなるように構成されている。したがって、先に述べたようなばね15、ピン23との位置関係が変わらずに開閉動作を行うことができる。
図16に示した状態は、扉が開いているにも関わらず、扉閉鎖装置10Rが閉状態となってしまった状態を示している。すなわち、回転板12が閉位置ストッパ28と接触しており、扉を閉じても当接ピン23が受け部24の開口へ挿入されない状態となっている。
この立上り部30aは斜面部30bが図17の(b)の如くピン23により押し下げられると、D1分下側に一時押し下げられるものである。このD1寸法は、当接ピン23の最下面と受け部24の上縁部との高さの違いの寸法であり、このD1寸法分だけ立上り部30aの上端を下げることによって、ピン23を閉位置に復帰できることとしている。
もちろん、受け部24にピン23が入ると板バネ30の立上り部30aは外側辺25の必要寸法まで復元するよう構成されている。すなわち、斜面部30bが当接ピン23と接触し、この斜面部30bと当接ピン23が接触すると板バネ30を下方向へと付勢することとなる。
この斜面部30bは、回転板12と接触する取付部30cと、回転板12の他の部分よりも厚い上下幅を有する受け部24との間を直線的に結んで傾斜しているため、ユーザーが閉じる方向に扉を押すことによって当接ピン23が高さ一定のまま移動しても、板バネ30は下方へ押されていくこととなる。さらに扉を押して当接ピン23が斜面部30bを超えると、当接ピン23は受け部24内へと復帰し、以後は、上述のように扉の開閉動作を行なうことができる。
このことにより、もし受け部24が引き込み位置に回動してしまってもピン23で板バネ30の斜面部30bを押し下げるよう扉を強く押して行くとピン23は図17の(a)から(b)の如く移動し、引き込み位置にある受け部24内にピン23は係合するものである。
また、回転板12の板バネ30が設置される位置には、取付部30cと接触する水平上の部分と、斜面部30bと対向し傾斜部30bの傾斜よりも緩やかな回転板12側の斜面部12bと、立上り部30aの下端部の爪30a’が係止する突起状の係止部12aとを備えている。この傾斜部12bは、その最高位置が当接ピン23の最下部よりも低い位置となっており、板バネ30の傾斜部30bが下側に最も押された場合にほぼ斜面全体で接触するように構成されている。爪30a’と係止部12aとは、通常の状態では互いに接触しており、係止部12aは板バネ30から上側の力を受けている。この係止部12aが爪30a’と接触することによって、板バネ30の上端高さが受け部24の上縁部の高さとほぼ同じ高さとなるように規制しているものである。
D1寸法分だけ板バネ30が下方に押されると、爪30a’は係止部12aとの接触を離れて、立上り部30aの下端はより下方へと押込まれる。このとき、立上り部30aの下端がベース部材8等の他の部材と接触すると板バネ30が変形してしまう場合がある。上述の斜面部12bは、このためにも設けられたものであり、係止部12aからそのほぼ真下位置にある部材との距離をD1より大きいものとしている。
また、立上り部30aは、受け部24の一部を構成しているものであるため、通常の扉開閉動作中にピン23と接触する。しかし、図に示すような位置で爪部30a’と係止部12aとが接触して当接しているため、扉の開閉動作中においても受け部24として機能する構成とすることができる。すなわち、板バネ30の立上り部30aは外側辺25との位置合せを行なうために回転板12の爪12aに立上り部30a側の爪30a’が係止する構造を採用しているものである。
また、立上り部30aをD1分押し下げ可能とするために、回転板12側の斜面部12bと板バネ30の斜面部30bとの間には図17(a)に示す隙間(空間)が確保している。
さらに、立上り部30aの爪30a’下部にも隙間が確保され、立上り部30aがD1寸法移動できるよう構成している。
扉2Rが閉じられた状態で、扉閉鎖装置10Rが図16に示したような閉位置にあるときは、上述のように、通常は受け部24の外側辺25と当接ピン23が当接している。扉の閉鎖動作においては、外側辺25によって当接ピン23が閉位置まで押されて扉が閉じられるからである。
一方で、復帰機構に係る板バネ30は、復帰時には取付部30cを支点として当接ピン23によって斜面部30bが下方に押されて当接ピン23が復帰する。
その際、立上り部30aの上端部が、受け部24の内側へ図17(b)に示すD2寸法分だけ移動することとなる。すなわち、復帰動作時に扉2Rが押されて当接ピン23が受け部24の位置まで移動しても、D2寸法分だけ立上り部30a上端部受け部24の内側に移動していることから、完全な復帰状態とはならない。
扉2Rは、通常の閉鎖状態においては冷蔵庫本体1側の冷蔵室の開口縁部と柔軟性を有するパッキンを介して当接しており、扉2Rは通常の閉鎖状態においてさらに押されると、このパッキンの柔軟性の分だけさらに奥側へと移動可能となっている。
したがって、扉2Rの内側の鋼板と冷蔵庫本体1の開口縁部との扉閉状態における距離(図19に示す距離D)をD2以上としておけば、パッキンの受けしろをD2寸法以上とすることによって、この受けしろを利用することができる。すなわち、扉2Rを強く押し込むことによって、通常の閉鎖状態よりもさらにD2寸法分扉2Rを移動させることができ、完全な復帰状態を実現できる。
次に、本実施例の扉閉鎖装置10と、回転仕切体32との関係を説明する。図18、図19は、回転仕切体と扉閉鎖装置との動作関係を説明する図である。
図18は冷蔵室の横断面図であり、図19は回転仕切体と扉閉鎖装置との関係を説明する図である。この冷蔵室扉2のうち、冷蔵室扉2Rは扉閉時に2L側のパッキング31受面を構成する回転仕切体32を備えている。この回転仕切体32は扉を閉じたときには実線の位置にあり扉を開いたときには、扉2Rとの関係では破線の位置に位置し、扉2Lが閉じられていても扉2Rを開くことができるよう構成されている。
なお、この回転仕切体32は扉2Rのドアポケット33が設置される扉内板の土手形状の凸部34の脇に設けられている。回転仕切体32は、図示しないばねを備えており、回転支点35を中心に、ばね力によって矢印Pの方向に力が付与されて、図に示す実線位置と点線位置とを移動する。
すなわち、実線の位置にあってはパッキング31側に、破線の位置にあっては凸部34側に、それぞれ回転仕切体32が押し付けられるように構成されている。ばね(図示せず)は、矢印Pの途中に切換点Nをもっており、このNを基準としてばね力の方向が切り替わる。
図19を用いて回転仕切体と扉閉鎖装置との関係を説明する。筐体1側には固定ピン36が備えられ、この固定ピン36に対して、扉2Rに設けられた回転仕切体32の案内溝32aが係合し、この係合によって回転仕切体32が切換点Nを超えると、回転仕切体32はばね力により図18の実線位置に回動する。
この過程において、扉を閉じる場合には、固定ピン36と案内溝32aとがまず接触する。回転仕切体と扉閉鎖装置との位置関係によっては、突出部22に設けた当接ピン23が回転板12の受け部24に当接するよりも早く当たることとなる。
この場合に問題になるのが回転仕切体32側に設けたばねによるばね力である。すなわち、固定ピン36と案内溝32aとが接触した当初の状態では、回転仕切体のばね力は、まだ扉側の凸部へと回転力を付与するように働いている。この力は扉を閉じる際には抵抗となるため、切換点Nを超えて、このばね力をパッキング31側へと働かせるにはこのばね力を打ち負かす程度の扉を閉める力が必要となる。
したがって、扉閉鎖手段10Rをもってこのばね力を打ち負かすためには、扉閉鎖装置10R側のばね15のばね力を、扉を閉める力の分に加えて、回転仕切体32によって受ける力を打ち負かす程度のばね力とする必要がある。そこで、本実施例では、扉閉鎖装置10Rと扉の当接ピン32とが当接する前に、回転仕切体32が本体側のピン35と当接するように構成している。
すなわち、回転仕切体32側が扉閉鎖装置10Rより先に固定ピン35に当たるよう設定しており、扉閉鎖装置10Rのばね15として、そのばね力が回転仕切体32による反力に対抗できるものを用いるものである。
さらに、回転仕切体32を扉閉鎖装置10Rより先に当るようにしている理由の一つに次の点もある。すなわち、扉閉鎖装置10Rは扉2Rを引き込んで自動的に閉鎖する装置であることは先に説明した通りである。
したがって、冷蔵庫の使用者が図19にある状態で誤って扉2Lと2R間に手を置いた場合、両扉間で手(指)を挟む危険性をもっている。これを解消するためにも扉閉鎖装置の動作開始角度θは扉2Rの開き角度としてあまり大きくない方がよい。そこで、本実施例の場合、扉2Rの内壁側の端部(R)が扉2Lの外壁側の端部(L)を通り越したから扉閉力が働くよう工夫されているものである。
こうすることによりユーザが端点(R)と端点(L)間に指を挟まれる事を未然に防止できるものである。
さらに、指挟まれ防止に関する端点(R)と端点(L)との関係位置はそのままにして扉閉鎖装置10Rの引き込み開始点より遅れて回転仕切体32を固定ピン36に当てる構成も考えられる。このときは、先に説明した如く回転仕切体32側のバネ力等を打ち負かす力をプラスしたスプリング15に設定すれば良いものである。
なお、上記のような事情により、回転仕切体32が備えられる扉2R側の扉閉鎖装置10Rと、扉2L側の扉閉鎖装置10Lとでは、扉の閉鎖に必要なばね力が異なることとなる場合には、扉閉鎖装置10Rのばね15のばね力を扉閉鎖装置10Lのばね15のばね力よりも大きくすればよい。
図20、図21をもって扉2R側に取り付けられる突出部22について説明する。
図20は扉2Rを上方から見た上面図であり、図21は図20のA-A断面図である。図において2Rは冷蔵室の扉であり、31はパッキング、32は回転仕切体、34は扉内板が形成する土手であり、33はその土手を利用して作られたドアポケットである。突出部22は、扉2Rの幅を3等分にしたときに、扉2Rの回転支点3より2/3の位置に取付けられている。ブラケット22の先端部位には扉閉鎖装置と当接する当接ピン23が取付けられている。これらの突出部22及び当接ピン23は、図に示すように扉ポケット33内に収納される収納品37との関係が難しくなる。特に最上段の扉ポケット33の収納物との関係で、収納や取出し時に接触等すると、収納物の破損等が発生し得る。
そこで、本実施例においては、突出部22を先端部が細く、根元部が幅広となるように構成している。収納物の取り出しにおいて障害となり得るのは突出部の先端部、及びその近傍であるため、根元部よりも幅を小さくしている。また、当接ピン23は、パッキン31よりも下側まで延出しないように構成しており、こうすることにより扉ポケット33から収納品37の取り出しを容易にしたものである。また、突出部22の外縁端の稜線の面取りをする、あるいは外縁端を丸み形状とすることも有効である。
なお、同時に突出部22の意匠性を考慮し、化粧カバーを突出部22の表面に取り付けることもできるものである。
これまでの説明では2ドア式のいわゆる観音開き形の冷蔵室扉を備えた冷蔵庫について説明したが、本発明は2ドア式に限定されるものではなく、図22に示すような片側開き式の1ドア式の冷蔵庫にも適用でき、その作用、効果は2ドア式と同様である。ただし、扉の質量が2ドア式よりも大なので、扉閉鎖装置のスプリングや減衰手段はより強力とすることが好適である。
図23及び図24は、本発明の実施例に係る扉閉鎖装置を備えた冷蔵庫の斜視図である。図23は扉が開いた状態を示し、図24は扉が閉じられた状態を示すものである。この例においては、扉閉鎖装置10の上面は、両扉閉鎖装置10L、10Rにまたがってカバー80によって覆われている。このカバー80は上面に切り欠き81が設けられている。この切り欠き81は、突出部22から下方に延びた当接ピン23の移動軌跡に沿って設けられたものである。したがって、当接ピン23幅よりも切り欠き81幅の方が大きく、ピン23はこの切り欠き81からカバー80内に延出して、内部の扉閉鎖装置10の受け部24と当接されて閉鎖動作が行われる。この切り欠き81は当接ピン23の長さに併せてカバー80の前側にわたって形成されている。
扉が閉じられた状態では、切り欠き81は突出部22によって完全に覆われており、上方から見た場合にも見栄えのする構成とすることができる。換言すれば、この突出部22の形状は先にも述べたように、収納物の取出し性の観点から先端部を根元部よりも幅を小さくしているが、さらに、意匠性の観点から、切り欠き81を覆うために当接ピン23と同じ回転軌跡を追う部分を有して形成している。
また、扉閉鎖装置10の上下幅は、先述のように、突出部22と冷蔵庫本体1の上面との高さの幅より小さく構成したものであるから、冷蔵庫扉2の回転支点3となるヒンジの上部を覆うカバーと同じ高さのカバー80によって覆うことが可能となる。さらには、このカバー80とヒンジを覆うカバーとの高さを揃え、かつ、ヒンジ部近傍を除いてカバー80によって、冷蔵庫本体1の上面前方部のほぼ全体を一体で覆うことができるため、意匠性に優れた構造とすることができる。
また、冷蔵庫上面の背部に基板を設置する場合には、カバー80の高さをこの基板カバーの上面とあわせることができ、無駄なスペースを極力排除することができる。
扉2の前面には、表示部90を備えている。この表示部90は、扉の前面の見やすい位置に配置しており、本実施例ではLED等の発光装置によって点灯する。図23に示すように扉が開いた状態では、表示部90が点灯して使用者に対して扉が開状態であることを知らせる。一方、図24に示すように扉が閉じた状態では消灯し、扉が閉状態であることを知らせるものである。すなわち、この表示部90は扉の開閉状態を使用者に対して報知するシグナルとなるものである。このように開閉状態を表示することによって、使用者は、いわゆる半ドアのような一見して認識しづらい不完全な閉鎖状態を視覚的に認識することができる。また、発光によって表示することによって、例えば夜間のように、部屋が暗い状態においても容易に半ドア状態を認識でき、家庭における省電力化に大きく貢献するものとなる。
通常、冷蔵庫では、扉を開くと庫内灯が点灯して庫内を照らし、使用者が収納物を見つけやすいものとしている。そして、扉を閉じると庫内灯も消灯する。本実施例では、この扉の開閉状態を検知するスイッチを使用して、開閉状態を報知するドアシグナルとして発光部を設けたものである。すなわち、庫内灯の点灯と同時に発光部も点灯し、庫内灯が消えると発光部も消えるように制御されるものである。
このように発光部90を設けることによって、冷蔵庫の使用者は、扉を閉じたつもりであっても食品の詰め過ぎ等により完全に閉じられなかったような場合に、容易にその状態を知ることができ、家庭における省電力化が図れ、また、食品の大幅な劣化を防ぐことができる。本実施例の冷蔵室扉2は、いわゆる観音開き式の回転扉としており、発光部90の発光は、いずれか一方の扉が開いたときになされるように制御するとよい。両扉の発光部90が発光することによって、閉鎖が不完全な場合にいずれの扉の発光部を見てもその状態を認識することができる。
なお、発光部90は、冷蔵室扉2だけではなく、他の扉の開閉時においても点灯及び消灯するように構成してもよい。この場合には、他の扉が半ドア状態であっても使用者が半ドア状態を認識できるため、上記の家庭における省電力化、及び食品の劣化の防止にさらに効果がある。
この発光部90の点灯、消灯について詳述する。本実施例では、扉の開動作については手動で行われ、扉閉鎖装置10は、手動でなされた扉の移動に追従して動作するだけである。一方、扉の閉動作については、その動作は扉閉鎖装置10によって補助されて完全閉鎖状態へと至る。したがって、発光部90が点灯する場合には、完全な消灯状態から完全な点灯状態とするだけでよいが、消灯する場合には、扉閉鎖装置10の動作にあわせて消灯すると、外見上、非常に見栄えのよいものとなる。
そこで、本実施例では、扉の閉鎖時は発光部90の光度を段階的に下げて、扉の閉鎖動作とあわせるようにした。この閉鎖時の発光部の光度は、多段階的に下げてもよいが、無段階に連続的に光度を下げるようにしてもよい。すなわち、徐々に光度が下がってゆくように発光部の光度を制御すればよいものである。この発光部が完全に消灯するまでの時間については以下に述べる。
前述のように扉閉鎖装置10は、内部に回転減衰付与部70を備えているため、扉の閉鎖動作においては回転板12に減衰力が付与される。したがって、扉閉鎖装置10が扉の閉じ動作に入ると、この回転減衰付与部70によって衝撃が和らげられ、扉の移動速度は回転減衰付与部70から減速する力を受けて低下し、扉は、閉じる方向へとゆっくりと移動して完全閉鎖状態へと至る。
この扉閉鎖装置10が閉じ動作に入ってから完全閉鎖状態へと至るまでの時間は、回転減衰付与部70の減衰力だけではなく、ばね15のばね力や扉の移動速度や重量にもよるものであり、これらの諸条件を勘案して発光部の消灯時間を定めておけばよい。なお、十分な減衰力を付与すれば、扉閉鎖装置10が閉じ動作に入ってから完全閉鎖状態へと至るまでの時間は他の諸条件の変化に大きな影響を受けないため、消灯時間を設定しやすいものとできる。
また、扉の開閉状態を検知するスイッチは、いずれの場所に備えても構わないが、上記のように、発光部90の消灯動作を、時間をかけて消灯するような場合には、以下のように構成することが必要である。すなわち、扉の閉じ動作においては、完全閉鎖状態へと至る前にスイッチのON/OFFが可能な部位に位置することが有効である。例えば、庫内の側壁にスイッチを備え、扉内板の突出部(図20に示す符号34)によって押される構成とした場合には、スイッチと扉内板の突出部30とは、扉の完全閉鎖状態となる前に接触するような位置関係とし、同じく完全閉鎖状態となる前にON/OFFが切り替わるようにしておけばよい。
なお、本実施例の扉閉鎖装置10は、電気的な動力を用いないものであるから、省電力化に寄与するものであるが、電気駆動の扉閉鎖装置を用いて同様に扉を閉鎖しても差し支えない。この場合は、駆動の開始や、閉鎖の完了が制御できるため、この閉鎖の完了と併せて発光部90の完全な消灯とをあわせるように制御することによって、さらに意匠上優れたものとすることができる。
なお、以上述べた実施例は家庭用の冷蔵庫に適用した例について記載したが、本発明は家庭用冷蔵庫に限定されるものではなく、業務用冷蔵庫であっても同じような構成によって同様な効果を得ることができる。あるいはさらに調理済み食品を暖かいままで一時保管する温蔵庫のように、開閉扉を備えて内部に貯蔵された食品などを出し入れする装置の扉にも適用することができ、同様な構成で同様な効果を得ることができる。
以上のように本実施例の冷蔵庫は、開閉可能に支持された扉と、扉に設けられた引き込み部材である突出部22及び当接ピン23と、筐体に設けられ、引き込み部材と結合または離反可能な扉閉鎖装置とを備えている。
この扉閉鎖装置は、扉の開き量が所定の以下では前記引き込み部材と結合し、所定の開き量以上では引き込み部材と離反するものである。また、扉閉鎖装置は回転板を備えており、この回転板は、筐体に設けられた回転中心のまわりに第1の位置(開位置)と第2の位置(閉位置)との間を回動可能に軸支されている。
また、この回転板は、外側に向かって開いた形状の開口部が設けられており、この開口部を受け口として前記の引き込み部材を受ける受け部を備えて構成されている。この受け部は、扉の閉じ動作のときは前記の引き込み部材を引き込み、開動作のときには前記の引き込み部材を押し出すものである。また、回転板の第1の位置においては扉を所定の開き量開いた位置となし、前記引き込み部材は回転板の受け部の一の側に当接して、開口部から受け部の内側に進入または離反することができ、第2の位置においては扉を閉位置となる。また、一端を回転板に、他端を筐体に張架されており、回転板が第1の位置と第2の位置とを移動する間に、回転板の回転支点の一方の側から他方の側に移動し、回転板は、第1の位置および第2の位置において、その双方の状態を保持する向きの力を受けるばね部材と、回転板が第1の位置から第2の位置まで移動する際に回転板に対して回転負荷抵抗を付加する抵抗付加手段を備えたものである。
このように構成することによって、半ドアを防止する効果があることはもちろん、扉内に収容した食品同士が衝突して損傷することがない冷蔵庫が得られるものである。
また、前記抵抗手段は、回転板が第2の位置から第1の位置まで移動する際に回転板に対して回転負荷抵抗を付加しない一方向動作の抵抗付加手段であるものであるから、扉を開く際には、回転負荷抵抗が重みとなって扉を開くための力が大きくなるということがない。
また、扉閉鎖装置10は、前記の引き込み部材と、ばね部材15と、抵抗付加手段とを互いに並列に載置してなるものであるから、扉閉鎖装置10を薄型に構成することができるものである。
また、ばね15は両端にフックを備えたコイル引張ばねであって、一方のフック部分のみが回転板の上部に載置し、コイル部分が回転板と上下に重ならないように回転板の外側にのみ配置したとすれば、力点の高さを小さくすることができ、回転板の変形を防止することができるものである。
また、扉が開いた状態において扉閉鎖装置が閉位置となってしまった状態では、回転板を第2の位置から第1の位置まで回動させることができる回転板復帰手段を備えたものである。したがって、誤って回転板を第2の位置にしてしまった時でも手動でこれを扉開位置(第1の位置)に復元可能とできる。
また、回転板復帰手段は、回転板の一部を突出してなる突起部(レバー50)としたものであるから、受け部24を第2の位置から第1に復帰させるのに外部から簡単に操作することができる。
また、回転板復帰手段の突起部は、回転板が第2の位置にある時にはカバー表面より突き出しており、回転板が第1の位置にあるときには突起部はカバー表面より引き込んだ位置にあるようにしたので、意匠性が向上し、また、誤って回転板12を第2の位置にしてしまったであっても、この突起部が目印となり、ユーザへの注意換起の役目も果せるものである。
さらに、第1の位置と第2の位置を保持するばね部材15を備えた回転板を筐体上面に設けるとともに、扉閉時に回転負荷抵抗を付与する抵抗付加手段を回転板に連結し、第1の位置に回転板があるときに扉側に設けた引き込み部材を受け容れ、第2の位置までばね部材をもって案内する受け部を回転板に設けたものであるから、扉を閉じる際にはばねによって扉を閉じる方向の力が加わり、この力は扉を閉じた後も継続的に加わるよう構成することができ、半ドアをさらに防止する効果がある。さらに扉が閉じる方向に動作した際には一方向動作ダンパによる減衰力が加わるよう構成したので扉本体にパッキンが接触する以前には減速して、ゆっくりと閉じる構成としたので扉が閉じる際の衝撃が少なく静音化できるとともに扉内に収容された食品同士が衝突して損傷することがないという効果が得られるものである。
また、扉閉鎖装置は扉が開いた状態において、回転板が閉位置(第2の位置)にあるときに扉側に設けた当接部材(ピン23)を、受け部まで案内する板バネを備え、この可変な板バネで受け部の外側辺を構成させたものであるから、誤まって受け部が閉位置となるような回転板第2の位置に回してしまった場合であっても、扉を強く押すことによって第2の位置に扉側の当接部材を位置させることができるものである。
また、一方の扉に回転仕切体を有する観音開き式扉の両扉に扉閉鎖装置を設けるようにしたものであるから、もともと使い勝手の良い冷蔵庫を更に使い易くすることができるものである。
また、扉閉鎖装置は回転板の回転範囲を第1の位置と第2の位置の範囲に規制する第1のストッパと第2のストッパとを備え、扉を開放した位置では回転板の一端は第1のストッパと当接し、扉を閉鎖した際には回転板は第2のストッパとは接触しないようにしたものであるから、回転板の取付け、あるいは突出部22及びピン23の取付けに誤差があってもこれを吸収できるものである。この場合であっても、扉の閉鎖位置では、扉はパッキンを介して冷蔵室開口縁部によって閉鎖状態に保持されており、第2のストッパと接触せずとも閉鎖状態は保持される。また、この状態では回転板12が第2のストッパと接触していないために、閉じる方向へと扉に力が付与されているため、閉鎖状態の維持にも効果があるものである。
このように、扉が閉じる際にはばねによって扉を閉じる方向の力が加わり、このばね力は扉を閉じた後も継続的にかかるように構成したので、いわゆる半ドアをさらに防止する効果がある。
さらに、扉が閉じる方向に動作した際には一方向動作ダンパによる減衰力が加わるように構成しており、扉が本体にパッキンが接触する以前には減速して、ゆっくりと閉じる構成としたので、扉が閉じる際の衝撃が少なく、静音化できるとともに、扉内に収容された食品同士が衝突して損傷することがない、という効果がある。
また、引き込み位置と開放位置との間を回転しまたは復帰でき、且つばねによって引き込み位置と開放位置との双方においてその位置を保持できる回転板を備え、この回転板に他の部分よりも厚みのある溝形状の受け部(被当接部)を設け、受け部の一端を開口部としており、扉には引き込み用のピンを備えている。この構成によって、引き込み用のピンは扉の閉状態では回転板に設けられる受け部である溝内に進入して、筐体に所定の押圧力で押圧し、扉がユーザによって開かれると引き込み用のピンが扉とともに移動して回転板は開放位置まで回転して位置を保持することとなる。したがって、扉は回転板とピンとの結合は解除されるので、ユーザは扉を自在に開閉することができる。
このとき、減衰手段は、扉を閉じる際には扉が筐体に接するより手前で一旦扉を減速して、扉を閉じる際の衝撃を低減できる構成である。
本実施例の冷蔵庫の外観図である。 扉閉鎖装置の斜視図である。 扉閉鎖装置の斜視図である。 扉閉鎖装置の平面図である。 扉閉鎖装置の平面図である。 扉閉鎖装置の平面図である。 扉閉鎖装置の平面図である。 扉閉鎖装置の平面図である。 扉閉鎖装置の平面図である。 扉閉鎖装置の構成を示す断面図である。 扉閉鎖装置の構成を示す断面図である。 冷蔵庫の扉閉鎖装置の斜視図である。 扉閉鎖装置の構成を示す断面図である。 扉閉鎖装置の構成を示す断面図である。 扉閉鎖装置の平面図である。 扉閉鎖装置の斜視図である。 扉閉鎖装置の斜視図である。 冷蔵室の横断面図である。 回転仕切体と扉閉鎖手段との関係を説明する図である。 扉2Rの上面図である。 図20のA-A断面図である。 シングルドアタイプの実施例を示す外観図である。 扉閉鎖装置を備えた冷蔵庫の扉を閉じた状態の外観図である。 扉閉鎖装置を備えた冷蔵庫の扉を開いた状態の外観図である。
符号の説明
1…冷蔵庫本体、2…冷蔵室扉、3…冷蔵室扉の回転支点、4…野菜室扉、5…製氷室扉、6…冷凍室扉、7…冷凍室扉、10…扉閉鎖装置、11…回転支点、12…回転板、13…ピン、14…固定ピン、15…ばね部材、22…突出部、23…当接ピン、24…被当接部、25…外側辺、26…内側辺、27…開放位置ストッパ、28…引き込み位置ストッパ、30…板バネ、31…パッキング、32…回転仕切体、33…扉ポケット、34…突出部、35…回転支点、36…固定ピン、37…収納品、50…レバー部、70…回転減衰付与部、71…ギヤ部、72…ギヤ部。

Claims (10)

  1. 開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、
    前記扉に設けられた当接部材と、
    前記冷蔵庫本体に設けられ、前記当接部材と当接または離脱可能な受け部を備え、前記受け部が前記当接部材と当接し前記扉が閉鎖される閉鎖位置と、前記受け部が前記当接部材と離脱する開放位置との間を回動可能に軸支された回転板と、
    一端を前記回転板に他端を前記冷蔵庫本体に支持された弾性部材と、を有し、
    前記弾性部材は、前記閉鎖位置と前記開放位置との間に、張力が最大となる位置が存在するように設けられ、
    前記扉の閉鎖位置の近傍では前記弾性部材により前記受け部と前記当接部材を介して前記扉を閉鎖位置に保持する冷蔵庫。
  2. 開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、前記扉に設けられた当接部材と、前記冷蔵庫本体に設けられて前記当接部材と当接または離脱可能な扉閉鎖装置とを備え、
    前記扉が開いた状態で前記扉閉鎖装置が閉位置となった場合に、前記扉又は前記扉閉鎖装置を復帰させる復帰機構を備えた冷蔵庫。
  3. 開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、前記扉に設けられ前記扉から突出した当接部材と、前記冷蔵庫本体に設けられて前記当接部材と当接または離脱可能な扉閉鎖装置とを備え、
    前記当接部材は前記扉から前記冷蔵庫本体側に突出し、この突出の先端部が根元部よりも小さい幅とした冷蔵庫。
  4. 開閉可能に冷蔵庫本体に支持された扉と、前記扉の閉鎖を行う扉閉鎖装置とを備え、
    前記扉は、前面に前記扉が開いた状態で発光する発光部を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 前記扉閉鎖装置は、前記冷蔵庫本体の上面と前記扉の上端部との間の幅に収められた請求項1乃至4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 開閉可能に冷蔵庫本体に支持された回転扉と、前記回転扉に設けられた当接部材と、前記冷蔵庫本体に設けられて前記当接部材と当接または離脱可能な扉閉鎖装置とを備え、
    第1の位置と第2の位置を保持するばね部材を備えた回転板を前記冷蔵庫本体の上面に備えるとともに、扉閉時に回転負荷抵抗を付与する抵抗付加手段を前記回転板に連結し、且つ前記第1の位置に回転板があるときに扉側に設けた引き込み部材を受け容れ、第2の位置まで前記ばね部材をもって案内する当接部を回転板に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 抵抗付加手段は回転板が第2の位置から第1の位置まで移動する間に、前記回転板に対して、回転負荷抵抗を付加しない一方向動作の抵抗付加手段であることを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 扉閉鎖装置は扉が開いた状態で、前記当接部が第2の位置にあるときに前記扉側に設けた引き込み部材を前記当接部まで案内する板バネを備え、この板バネで前記当接部の外側辺を構成させたことを特徴とする請求項6又は7に記載の冷蔵庫。
  9. 回転仕切体をもつ観音開き式扉の両扉に請求項1記載の扉閉鎖装置を設けた請求項1乃至8のいずれかに記載の冷蔵庫。
  10. 前記扉閉鎖装置は回転板の回転範囲を第1の位置と第2の位置の範囲に規制する第1のストッパと第2のストッパとを備え、扉を開放した位置では回転板の一端は第1のストッパと当接し、扉を閉鎖した際には回転板は前記第2のストッパとは接触しないことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の冷蔵庫。

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