JP2006078039A - 恒温発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量、小型で持運びができ、設定された任意の超低温域の温度を維持できる恒温発生装置を提供すること。
【解決手段】 恒温ブロック3に熱媒体流路となる空洞部38を設け、この空洞部38に循環させる熱媒体7を所定温度に冷却するフリーピストン型スターリング冷凍機2を設け、このフリーピストン型スターリング冷凍機2の吸熱部4と前記恒温ブロック3の空洞部38とを接続してこの空洞部38に熱媒体7を循環させる配管6を設けるとともに、このフリーピストン型スターリング冷凍機2と恒温ブロック3との間にベローズ52を設け、恒温ブロック3の温度を検知して前記フリーピストン型スターリング冷凍機2の出力を制御することにより恒温ブロック3を恒温化する制御装置9を設ける。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、低温用温度計測機器の校正など、低温域での精密な恒温環境を必要とする試験装置や検査装置等に用いる恒温発生装置に関する。
従来より、低温域での精密な恒温装置で試験や検査(例えば、低温用温度計計測器の校正など)を行う場合がある。そのため、このような恒温環境を作ることができる恒温発生装置が開発されている。
このような恒温環境を作る恒温発生装置の従来技術として、ペルチェ素子を用いて低温域を作成する恒温発生装置がある。このペルチェ素子は振動が無く、加熱と冷却の切替えができるなどの利点を持ち、現場への持運びができる恒温発生装置として、装置全体で10kg程度のものが実現されている。しかし、この恒温発生装置では、実用に耐え得る低温領域での最も低い温度は−30℃程度となっている(従来技術1)。
また、この−30℃よりも低い温度を発生させる恒温発生装置としては、コンプレッサを複数段接続した方式によって実現されている(従来技術2)。
さらに、他の低温域を発生させる手段として、例えば、液化窒素を用いたり、またはドライアイスにエタノールを加えるなどの方法で、−60℃以下の超低温域を発生させる装置も実現されている(従来技術3)。
なお、冷凍機の熱を効率よく伝えようとするサーモサイフォンに関する従来技術があるが(例えば、特許文献1参照。)、この構成では恒温ブロックに温度分布を生じて、高精度な温度制御による精密さが要求される恒温発生装置への適用は難しい。
特開2003−214750号公報(第3,4頁、図3)
しかしながら、前記従来技術1では、−30℃付近までの低温域を発生させるのが限界であり、それより低い低温域を発生させる恒温発生装置の実現は難しい。それ以上の低温域を発生させるためにはペルチェ素子を複数段接続する必要があるが、この場合には、非常に大きな発熱を生じて大掛かりな放熱処理が必要になるとともに、寿命を含む信頼性の低下を生じる。
また、前記従来技術2では、コンプレッサを複数段接続して運転するような非常に大掛かりな恒温発生装置となるため、作業現場等に簡単に持運んで使用することはできない。しかも、消費電力が数百W以上と大きくなり、この点からも作業現場等での使用は難しい。
さらに、前記従来技術3では、ある一点の低温域で一定温度とすることはできるが、任意の温度設定や細かい恒温制御は難しい。しかも、装置全体として非常に大掛かりな装置となる。その上、例えば、液化窒素による冷却手段のように、使用毎に冷却媒体が消耗品として消費されるので、多くのランニングコストが必要となる。
このように、従来の技術では、作業現場に持運んで低温校正等が実現できる精密な恒温発生装置としては、その恒温発生の低温域として−30℃付近が限界であり、それよりも低い温度域に対しては、非常に大がかりな恒温発生装置を使用しなければならない。そのため、−30℃よりも低温域で低温校正等を行なう場合、校正等の対象物を恒温発生装置が設置されている場所へ持ち込んで作業を行なう必要があり、往復の輸送や梱包、開梱など、費用、時間、労力を要する。
一方、近年、バイオ、医療、食品分野などで、現場や試験室へ手軽に持運んで低温域で使用できる恒温発生装置の必要性が高まってきている。このように、現場や試験室等へ持運んで使用できる装置とするためには、軽量、小型、省電力の装置であることが必要である。
他方、低温校正用途のように、高い精度と安定性が必要とされる用途に適する低温域での恒温発生装置の必要性も市場で高まってきている。この低温校正用途に使用する場合、精密で安定した、高精度な温度制御ができることが必要である。
そこで、本願発明は、軽量、小型で持運びができ、−60℃以下のような低温でも、設定された任意の低温域の温度を維持できる恒温発生装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本願発明は、恒温ブロックを任意の低温で維持する恒温発生装置であって、前記恒温ブロックに熱媒体流路を設け、該熱媒体流路に循環させる熱媒体を所定温度に冷却するフリーピストン型スターリング冷凍機を設け、該フリーピストン型スターリング冷凍機の吸熱部と前記恒温ブロックの熱媒体流路とを接続して該熱媒体流路に熱媒体を循環させる管路を設けるとともに、該フリーピストン型スターリング冷凍機と恒温ブロックとの間に変位吸収部材を設け、前記恒温ブロックの温度を検知して前記フリーピストン型スターリング冷凍機の出力を制御することにより恒温ブロックを恒温化する制御装置を設けている。これにより、フリーピストン型スターリング冷凍機で冷却した熱媒体によって恒温ブロックの全体を効率良く冷却し、低温域での精密な恒温環境を提供することができる。
また、前記変位吸収部材を、前記管路に可撓性を具備させて構成してもよい。この管路に可撓性を具備させる構成としては、管路全体を螺旋状やベローズ状に形成したり、管路の任意の部位を可撓性を有する継手で形成して、管路自体が変位を吸収できるような可撓性を具備している構成であればよい。このような管路によって、熱媒体の温度変化による管路の圧縮や膨張変位を吸収するとともに、フリーピストン型スターリング冷凍機で発生する振動が恒温ブロックへ直接伝わることを防ぐことができる。
さらに、前記変位吸収部材を、前記管路に可撓性を有するベローズを設けて構成すれば、このベローズが柔軟に変形することによって、熱媒体の温度変化による管路の圧縮や膨張変位を吸収するとともに、フリーピストン型スターリング冷凍機で発生する振動が恒温ブロックへ直接伝わることを防ぐことができる。
また、前記恒温ブロックにヒータを設け、前記制御装置に、該恒温ブロックで検出した温度に応じて前記フリーピストン型スターリング冷凍機の出力制御と前記ヒータの温度制御とを行って恒温ブロックを恒温化する機能を具備させれば、恒温ブロックの温度に応じてフリーピストン型スターリング冷凍機の出力制御とヒータによる加熱制御を行って、迅速に正確な温度に設定することができる。
本願発明は、以上説明したような手段により、軽量、小型で持運びができ、恒温ブロックを高精度で安定した低温域に温度制御して維持できる恒温発生装置を構成することが可能となる。
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の第1実施形態に係る恒温発生装置の縦断面図であり、図2は同恒温発生装置内に設けたフリーピストン型スターリング冷凍機の縦断面図である。図3は図2に示すフリーピストン型スターリング冷凍機の吸熱部に取り付けるインサートブロックの図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図である。図4は図1に示す恒温発生装置内に設けた恒温ブロックの縦断面図である。この第1実施形態では、恒温発生装置を低温域での温度校正器として利用する例を説明する。
図1に示すように、恒温発生装置1(温度校正器)には、フリーピストン型スターリング冷凍機2(以下、単に「冷凍機」という。)と、恒温ブロック3と、この恒温ブロック3と前記冷凍機2の吸熱部4に取付けられたコールドヘッド5とを接続する配管6とが設けられている。この配管6が冷凍機2と恒温ブロック3とを接続する管路である。この配管6内には熱媒体7が循環しており、前記コールドヘッド5とこの配管6と恒温ブロック3とによって熱媒体7の循環流路が形成されている。この熱媒体7の循環流路は、完全に密閉された冷却系統を構成している。
この冷却系統によれば、冷凍機2の吸熱作用によってコールドヘッド5を介して熱媒体7を冷却し、その熱媒体7を冷却系統で循環させることによって恒温ブロック3を所定の温度まで冷却している。また、恒温ブロック3に組込まれた温度センサ8で検知した恒温ブロック3の温度を制御装置9ヘフィードバックし、この制御装置9によって冷凍機2の吸熱量を制御することで、恒温ブロック3が所定の恒温となるよう制御している。この実施形態では、制御装置9を装置本体10内に設けているが、この制御装置9は装置本体10と別体で構成してもよい。
以下、各構成を詳細に説明する。まず、図2に基いてフリーピストン型スターリング冷凍機を説明する。フリーピストン型スターリング冷凍機2としては、圧力容器11の中にピストン12とディスプレーサ13を有し、また作動ガスとしてヘリウムが封入されている。なお、圧力容器11に封入されている作動ガスはヘリウム以外のガスでもよい。
前記ピストン12の外側には、永久磁石である磁石リング14が配置されており、コイル15に交流電源を印加することで、ピストン12は上下連動を行なう、一種のリニアモータを形成している。
ディスプレーサ13は、その柱がピストン12を貫通して円板バネ22で支えられているだけである。このディスプレーサ13は、動力を受け取っておらず、ピストン12の動きがヘリウムを介してディスプレーサ13に伝わる。ばね定数と質量の関係から、ピストン12とディスプレーサ13の位相差が一定になるように設計されており、これに適切な周波数の交流電源をリニアモータのコイル12に印加することで動作を開始する。なお、23はバランサである。
ディスプレーサ13の上部が膨張部16、ピストン12とディスプレーサ13に挟まれた空間が圧縮部17であり、ディスプレーサ13を囲む空間が圧縮部17と膨張部16とをつなぐ流路になっている。この流路には、膨張空間の吸熱フィン18、再生器19、圧縮空間の放熱フイン20が並設されている。再生器19は、ヘリウムと熱をやりとりする機能があるが、外部にそれを伝えるのではなく、熱を受け取って蓄え、その熱をヘリウムへ返すものである。
そして、前記磁石リング14と、コイル15と、ピストン12とで形成されるリニアモータのコイルに交流電源を印加することでシリンダ21が上下運動を行い、また、このピストン12と一定の位相差を持ちながらディスプレーサ13が上下運動することで、結果、圧縮部17の放熱フィン20が加熱され、膨張部16の吸熱フィン18が冷却される。つまり、前記リニアモータのコイルに印加する交流電源を変化させることで、この上下運動の振幅を変化させることができ、この上下運動の振幅の幅を変化させることで膨張空間の吸熱量を変化させることができる。吸熱対象の負荷に対して、吸熱量が増えると負荷の温度は下がり、逆に、吸熱量が下がると負荷の温度は上がることから、リニアモータヘ供給する交流電源を制御することで、結果、負荷の温度制御が行える。
このように、フリーピストン型スターリング冷凍機2は、内部のリニアモータヘ供給する外部からの交流電力を制御することで、図1に示す吸熱部4に取付けられたコールドヘッド5を介して、冷却系統を循環させる熱媒体7の温度を簡単に制御することができる。
さらに、この実施形態では、冷凍機2を使用した場合に、内部のピストン12の上下動作によって発生する振動を吸収するための構成と、図1に示すように排熱部24に配置された放熱フィン25から発生する熱の排気、及びリニアモータのコイル15で発生する熱を排気するための構成が設けられている。
図1に示すように、前記振動を吸収するための構成としては、冷凍機2を冷凍機筐体26に複数個の引張コイルバネ27で支持する懸架装置28によって構成されている。図1では、冷凍機2の周囲に設けた支持体29の周囲数点に上下二本のバネ27を取付け、このバネ27の他端を冷凍機筐体26側で支持することにより、冷凍機2の縦、横、斜めの三次元の振動を吸収するようにしている。
一方、前記排熱部24に設けられた放熱フィン25は、アルミニウムや銅などの熱伝導性のよい金属でできた、非常に大きな表面積を持ち、上から下への気体を流すことができる構造となっている。この放熱フィン25は、冷凍機2の下部に設けた放熱ファン30で外部から冷凍機筐体26の内部に吸込んだ気体31で冷却するようにしている。
つまり、冷凍機筐体26の下側に設けられた放熱ファン30を動作させることで、冷凍機筐体26の上部から、懸架装置28側へと外気31を取り込み、この気体31で放熱フィン25と冷凍機2とを空冷し、放熱ファン30を通じて排気するように構成されている。これにより、冷凍機2の排熱部24とリニアモータのコイル15の発熱部を冷却している。この構成によれば、冷凍機筐体26の内部で効率的な排気処理を行うことができる。なお、この実施形態では放熱ファン30を冷凍機2の下部に設けているが、この放熱ファン30を冷凍機2の側面に設けても同様に冷却できる。
図3(a),(b) に示すように、前記冷凍機2の吸熱部4に設けられたコールドヘッド5は、内部に熱媒体7の流路32が設けられている。このコールドヘッド5を介して流路32内を流れる熱媒体7の冷却が行なわれる。
コールドヘッド5は、この実施形態では円筒状に形成されており、その外周の一部に分割部33が設けられている。コールドヘッド5の内径は冷凍機2の吸熱部4の径とほぼ同等であり、このコールドヘッド5を冷凍機2の吸熱部4に嵌め込み、ビス穴ヘビス34を入れて、ナットなどで締め付けることで簡単に取付けることができる構造となっている。このコールドヘッド5の材料としては、鋼またはアルミニウムなど、熱伝導性のよい金属で形成される。このようなコールドヘッド5により、フリーピストン型スターリング冷凍機2の冷却出力を熱媒体7へ高効率で伝えることができるようにしている。なお、このコールドヘッド5は、能動的に熱媒体7を循環させるような構成には限られず、例えば、サーモサイフォンを利用して熱媒体7の熱交換を行うようなものでも用いることができる。
このコールドヘッド5を冷凍機2の吸熱部4へ取付ける際には、吸熱部4とコールドヘッド5との間の熱抵抗を低減させるために、熱伝導性のよい、例えば、シリコーン接着剤などを塗布して取付けられる。
また、この実施形態では、コールドヘッド5の内部に熱媒体7の流路32を設けているが、他に、銅やアルミニウムなどの熱伝導性の良い管を流路として内蔵したコールドヘッドや、銅やアルミニウムなどの熱伝導性の良い管を取り付けて流路を構成したコールドヘッドでもよい。
さらに、図1に示すように、このコールドヘッド5は、外部からの侵入熱を防ぐために断熱材35によって外部と完全に遮断されている。断熱材35としては、真空断熱材がよいが、発泡ポリウレタンなどでもよい。なお、コールドヘッド5を密閉された真空空間に完全に閉じ込めるような他の方法で侵入熱を防いでもよい。
図1,4に示すように、前記恒温ブロック3は、内壁36と外壁37との間に熱媒体7の流路となる空洞部38が形成された二重構造で、それぞれが底板を有する円筒状に形成されている。この恒温ブロック3の外壁下端中央部には、配管39が接続されており、この配管39から空洞部38に流れ込んだ熱媒体7は、内壁36と外壁37との間に形成された空洞部38の全体を流れて上昇するように構成されている。これにより、熱媒体7で恒温ブロック全体の温度を均一に恒温化できるようにしている。
この恒温ブロック3の上端には、空洞部38を流れて上昇した熱媒体7が溢れ出るオーバーフロー部40が設けられている。このオーバーフロー部40は、全周に設けられており、このオーバーフロー部40から溢れ出た熱媒体7は全周から1箇所に集まり、配管41へと流れ出るように構成されている。
恒温ブロック3の材料としては、銅やアルミニウムなど、熱伝導率が高い金属材料が好ましいが、他の金属材料でもよい。また、形状も円筒状に限らず、多角形状の筒やプレート、または箱状などであってもよく、内部に熱媒体7の流路を備えることができるものであればよい。
また、図1に示すように、この恒温ブロック3は、外気からの侵入熱を防ぐために断熱材42によって断熱処理が施されている。断熱材42は真空断熱材がよいが、例えば発泡ポリウレタンなどでもよい。この恒温ブロック3の周囲を断熱処理することにより、恒温ブロック3は外部からの熱の影響を受けることなく、効率的に恒温化される。
なお、熱媒体7の流路としては、銅やアルミニウムなど、熱伝導性の良い管を恒温ブロック3に内蔵したり、銅やアルミニウムなど、熱伝導性の良い管を恒温ブロック3に取り付けてもよい。これにより、恒温ブロック3の温度分布を小さくするとともに、高い温度安定性を実現している。
このような恒温ブロック3で温度校正器を構成する場合、被校正温度センサには様々な種類や形状があるため、これらに対して、形状の異なる被校正温度センサ毎に温度センサ挿入穴サイズを合わせたインサートブロック43を用意し、このインサートブロック43を恒温ブロック3内に挿入することで、実際の校正作業を行なう。
この実施形態のインサートブロック43には、標準温度センサ挿入口44と被校正温度センサ挿入口45の2つの挿入口を備えている。これら2つの挿入口44,45は、インサートブロック43の温度分布を考慮して、インサートブロック43の上から見て同心円上に配置されている。
なお、被校正温度センサの挿入口を2つ準備するのは、被校正温度センサの値付けは、別に用意された標準温度センサで行なう場合を想定しているためである。標準温度センサを使用せず、恒温発生装置1の恒温ブロック3に組込まれた温度センサ8での検知温度によって被校正温度センサの値付けを行なう場合は、2つの挿入口44,45には、一度で2本の被校正温度センサを挿入できる。
また、このインサートブロック43に開けられる被校正温度センサの揮入口44,45は、この実施形態のような2つには限られず、例えば、1つ、もしくは3つ以上の複数個でもよく、使用条件等に応じて決定すればよい。但し、この挿入口44,45は、インサートブロック43の温度分布を考慮して、1つの場合はインサートブロック43の上から見て中心部に、3つ以上の場合は、2つの場合と同様に、インサートブロック43の上から見て同心円上に均一距離で配置する。
さらに、このインサートブロック43としては、重さと熱伝導性のバランスを考慮すると、アルミニウムブロックが好ましい。但し、銅など、他の熱伝導のよい金属でもよい。
また、前記恒温ブロック3にインサートブロック43を挿入して使用する際、恒温ブロック3とインサートブロック43との隙間には、結露防止用の不凍液を入れることで結露を防いで恒温ブロック3とインサートブロック43との間での熱伝導性を良くすればよい。この実施形態では、不凍液があふれた場合の受け口46を装置にあらかじめ備えている。なお、この不凍液としては、HFE、フッ素系不活性液体、エチルアルコールなどが使用できる。
さらに、この実施形態では、インサートブロック43を恒温ブロック3に挿入することによって温度校正器として応用する例を説明したが、このインサートブロック43を取外して恒温ブロック3を単独の小型恒温槽として応用してもよい。これにより、超低温で精密な恒温環境が必要とされる、小さな試料に対する実験や試験の装置として用いることができる。
一方、この実施形態では、図1に示すように、恒温ブロック3の下部にヒータ47が設けられている。このヒータ47は電気ヒータで構成されており、配線48によって制御装置9と接続されている。ヒータ47は、冷凍機2と恒温ブロック3との間の任意の位置に設けられていればよい。
このようにヒータ47を設けることにより、設定温度を上げた場合の恒温ブロック3の温度上昇時間短縮と、より緻密で高精度な恒温ブロック3の温度制御が行えるようにしている。なお、このヒータ47を付加しても、消費電力としては数W程度のみの追加であり、高精度の恒温制御を実現しながらも、恒温発生装置の省電力性を維持するができる。
そして、図1に示すように、このような恒温ブロック3と前記コールドヘッド5との間が配管6(管路)によって接続されている。この配管6の内部が、冷凍機2の吸熱部4に取付けられたコールドヘッド5と恒温ブロック3とを接続する熱媒体7の流路49となっている。この配管6の流路49と、前記恒温ブロック3の空洞部38と、前記コールドヘッド5の流路32とにより、熱媒体7が循環する冷却系統が構成されている。
この配管6には、送り側にポンプ50が設けられており、このポンプ50によって熱媒体7を冷却系統内で強制的に循環させている。このポンプ50も配線51を介して前記制御装置9で制御されている。この配管6の外側は断熱処理が施されている。この断熱処理により、配管6内を流れる熱媒体7は外部からの侵入熱を受けず、外部からの熱影響による配管内での温度分布変化を抑えている。これにより、冷凍機2で吸熱された超低温の熱媒体7は冷却系統内を高効率で循環する。
また、この実施形態では、配管6の一部に、可撓性を有する変位吸収部材たるベローズ52が設けられている。このベローズ52は、柔軟で伸縮性に優れ、変位吸収部材として好ましい。この可撓性を有するベローズ52によって、冷凍機2の内部のシリンダが上下運動することで発生する振動が、直接、恒温ブロック3に伝わらないように吸収し、また、熱媒体7の温度変化による配管6の熱収縮による変位が恒温ブロック3ヘ伝わらないように吸収している。
すなわち、この熱収縮による変位として、熱媒体7(HFE、フッ素系不活性液体、エチルアルコールなど)は、温度により膨張、圧縮され、温度が高いほど膨張することから、密閉された冷却系統内では熱媒体7の量が増え、逆に、温度が低いと圧縮されて、冷却系統内では熱媒体7の量が減ることによって生じるが、この配管6に設けた可撓性を有するベローズ52が伸縮することによって、この熱媒体7の膨張、圧縮を吸収している。このように配管6の一部が撓むことによって振動や熱収縮を吸収しているので、冷却系統内では常に適量な熱媒体7を循環させることができる。前記可撓性を有するベローズ52のような変位吸収部材としては、超低温で信頼性が確認されている素材であれば金属でも樹脂でもよい。また、この変位吸収部材としては、ベローズ52以外に配管6の部分で変位を吸収できるような構成であればよく、配管6の一部や全体が可撓性を具備するような構成であってもよい。
このような冷却系統を循環させる熱媒体7としては、超低温域でも凝固せず、冷却系統をポンプ50で強制循環させることができる粘度が極めて低いものが好ましい。また、地球環境対応の観点から、ノンフロンの媒体が好ましい。そのため、熱媒体7としては、ハイドロフルオロエーテル(以下、「HFE」という。)や、フッ素系不活性液体(フロリナート(R))、またはエチルアルコールなどが使用される。なお、この熱媒体7は、超低温域で凝固しなければ、これらの熱媒体7と同等性能を持つ他の熱媒体でもよい。
また、熱媒体7にノンフロンの媒体を使用することにより、フリーピストン型スターリング冷凍機2の動作ガスもヘリウム、窒素または水素などのノンフロンであり、恒温発生装置1を完全にノンフロンの構成として、地球環境に優しい装置とすることができる。
一方、このように構成された恒温発生装置1の冷却系統は、コールドヘッド5が取り付けられた冷凍機2の部分と、配管6の部分と、恒温ブロック3の部分との、三つのブロックに分けることができる構成としている。このように、恒温発生装置1の内部でそれぞれのブロック毎に明確に分けた配置とすることで、どこか1箇所に問題が発生した場合でも、部品の取外しや交換がブロック毎に行なえるようにして、メンテナンス性の向上を図っている。つまり、冷凍機2の部分と、恒温ブロック3の部分と、配管6の部分との、3つのブロックに分かれた装置構成としているので、各ブロック毎に、パーツの取外しや交換が行なえるので、優れたメンテナンス性を有する。
このように構成された恒温発生装置1を温度校正器として使用する場合、例えば、40W程度のフリーピストン型スターリング冷凍機2であれば、その重量は2kg程度であるので装置全体の重量を10kg程度かそれ以下で実現できるとともに、0℃から−80℃程度での校正作業が可能である。しかも、この出力の冷凍機2で、例えば、−20℃へ冷却する場合の冷却効率(COP)は1.2以上が実現されている。このように、小型で軽量な低温域での使用が可能な恒温発生装置1が実現でき、恒温発生装置1を現場へ容易に持運んで、現場での試験や検査作業を行なうことが容易に可能となる。その上、冷却系統内で常に熱媒体7を循環させているので、高精度で安定し、且つ温度分布の無い、超低温での精密な温度調整が可能な恒温発生装置1を実現することができる。
図5は図1に示す恒温発生装置の動作を示すブロック図である。以上のように構成された恒温発生装置1によれば、以下のように動作して恒温発生させることができる。
すなわち、恒温発生装置1に設けられた温度設定パネル52によって恒温ブロック3の設定温度を設定し、恒温発生装置1を運転する。
恒温ブロック3では、組込まれた温度センサ8によって恒温ブロック3の温度が検知されて制御装置9に入力される。制御装置9では、入力された温度と温度設定パネル53(装置本体10に設けられる)で設定した温度とを比較し、その比較結果に応じて冷凍機2の駆動回路54(冷凍機2に含まれる)を制御することで冷凍機2の吸熱量を制御する。
この制御は、恒温ブロック3の温度が設定温度よりも低い場合には冷凍機2の吸熱量を減らし、逆に、恒温ブロック3の温度が設定温度よりも高い場合には冷凍機2の吸熱量を増やすように動作させる。この制御としてはPID制御がよいが、負荷によっては簡単な比例制御などでもよい。
さらに、補助制御の目的で電気ヒータ47も制御される。このヒータ47を制御することにより、設定温度を上げたい場合の恒温ブロック3の温度上昇時間を短縮させることができる。また、例えば、冷凍機2の単独の制御で恒温ブロック3の温度が安定しない場合、ヒータ47での補助制御を組み合わせることで、常に、高精度で精密な恒温の発生ができる。
しかも、冷凍機2の吸熱部4からコールドヘッド5を介して冷却した熱媒体7を、密閉された冷却系統の中で循環させて、恒温ブロック3の全体に熱媒体7を流すことにより、恒温ブロック全体の温度が均一となり、恒温ブロック自体の温度分布の発生を防ぐことができる。
また、このような恒温発生装置1によれば、低温域の温度校正器とした場合、小型、軽量化が図れるので、現場へ簡単に持運ぶことができる。しかも、温度校正器としての装置全体で消費電力を100W未満程度に抑えることができるので、現場でも使用できる非常に小さい消費電力とすることができる。このように消費電力を抑えて小型・軽量で構成したとしても、フリーピストン型スターリング冷凍機2によって超低温領域で高い冷却効率を発揮するとともにそれを高効率に用いて恒温ブロック3を冷却できるので、校正温度として−80℃程度を実現できる。
さらに、恒温発生装置1における冷却源である冷凍機2を更に冷却出力が大きな、例えば100W程度のものを用いることで、−100℃を超えるような更に低い低温域での精密な温度制御ができる恒温発生装置が実現できる。
したがって、この冷凍機2に好ましい冷却出力の機器を採用することにより、超低温域での精密な環境で試験や検査を行うために温度管理要求が必要とされているバイオ、医療、食品分野などでの恒温発生装置1として、簡単に持運びができる小型で軽量であり、超低温域で、安定した高精度な温度制御ができる恒温発生装置1を提供することが可能となる。
なお、熱媒体7を閉回路の循環系統で循環させて超低温の恒温を発生するように構成しているので、恒温発生装置1の使用時に交換や追加を必要とする冷却媒体や消耗品は無く、装置を動作させる際に必要なランニングコストは、実質、装置を動作させるための電気代のみで非常に安価にできる。
図6は本願発明の第2実施形態に係る恒温発生装置の縦断面図であり、図7は同恒温発生装置内に設けた恒温ブロックの図面であり、(a) は組立時の斜視図、(b) は分解時の斜視図である。この第2実施形態は、前記第1実施形態における恒温ブロックをプレート状に形成した点が異なっている。なお、冷却系統と各部の動作は前記第1実施形態における恒温ブロックを用いて低温校正器とした恒温発生装置1と同一であるため、前記第1実施形態の恒温発生装置1と同一の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、この実施形態では、プレート状の恒温ブロックを恒温プレートという。
図6に示すように、この実施形態では、前記配管6の接続先が恒温プレート55で構成されている。この恒温プレート55の一面が配管39,41と接続されており、配管39から恒温プレート55内を熱媒体7が流れて配管41から流れ出ることによって、この恒温プレート55が所定の温度に冷却されている。
図7(a),(b) に示すように、この実施形態の恒温プレート55は、上下2つの部材から構成されている。図示する上側のプレートは定温プレート56であり、一定の温度に冷却される。下側のプレートは熱媒体用プレート57であり、内部に熱媒体7が流れる流路58が形成されている。この例では、配管39の接続位置から配管41の接続位置までの間で流路58を長くするための仕切部材59が設けられている。この仕切部材59を設けることにより、熱媒体7が熱媒体用プレート57内の全面に流れるようにしている。
これら定温プレート56と熱媒体用プレート57とは、熱伝導性の良い、例えばシリコーン接着剤などで接合される。定温プレート56には温度センサ8が組込まれており、この温度センサ8で検知した定温プレート56の温度を制御装置9ヘフィードバックすることで冷凍機2の動作を制御し、定温プレート56を温度分布の無い、超低温恒温発生プレートとしている。
また、図6に示すように、この実施形態でも、恒温プレート55にヒータ47が設けられている。このように、冷却系統に電気ヒータ47を追加することで、冷凍機2への制御と並行して、電気ヒータ47でも補助的に冷却系統を制御することで、恒温プレート55に対して、より高精度な温度制御、または、温度を高くする際の立ち上がり時間の短縮が可能なようにしている。
なお、この実施形態では、恒温プレート55を熱媒体用プレート57と定温プレート56とで構成しているが、熱媒体用プレート57の厚みと内部の熱媒体流路を適切に設計することで、定温プレート56を省略することも可能であり、熱媒体用プレート57単独で恒温プレート55とすることもできる。この熱媒体用プレート57と定温プレート56は、銅またはアルミニウムなどの熱伝導のよい金属で形成される。また、図6に示すように、この例では、恒温プレート55に蓋60をし、この内部に低露点空気を入れることで恒温プレート55の表面結露を防いでいる。
このような恒温プレート55を使用した恒温発生装置61の用途としては、冷却プレート、表面温度計の低温温度校正、半導体や電子部品の試験装置、検査装置など、超低温で、且つ、精密な恒温環境を必要とする装置として使用できる。
図8は本願発明の第3実施形態に係る恒温発生装置の図面であり、(a) は縦断面図、(b) は(a) に示すVIII部拡大断面図である。この第3実施形態は、前記第1実施形態における恒温ブロックを部分冷却ブロックに形成した点が異なっている。なお、冷却系統と各部の動作は前記第1実施形態における恒温ブロックを用いて低温校正器とした恒温発生装置1と同一であるため、前記第1実施形態の低温校正器1と同一の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、この実施形態では、恒温ブロックを部分冷却ブロックという。
図示するように、この実施形態では、前記配管6の接続先に部分冷却ブロック62が設けられている。この部分冷却ブロック62は、配管39,41と接続されたフレキシブルチューブ63,64と、このフレキシブルチューブ63,64の周囲を断熱するフレキシブル断熱チューブ65と、これらのチューブ63,64,65の先端に設けられたブロック66とを備えている。このプレート66のフレキシブルチューブ側には冷却通路67が形成されており、フレキシブルチューブ63からこの冷却通路67に入ってフレキシブルチューブ64へ流れて循環する熱媒体7によって、ブロック66が所定の低温に冷却されるように構成されている。
このような恒温発生装置68によれば、部分冷却ブロック62によって、装置から離れた場所の非常に小さな面積対象への部分冷却を作業性良く行なうことができる。そのため、個別電子部品の冷却試験や部分冷却が必要な医療機器の冷却などにも使用可能となる。
なお、前記実施形態における恒温ブロック3,恒温プレート55,部分冷却ブロック62は一例であり、これらの形態は前記実施形態に限定されるものではない。
さらに、前述した実施形態は一例を示しており、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は前述した実施形態に限定されるものではない。
本願発明に係る恒温発生装置によれば、低温用温度計測機器の校正を行う低温校正器等、低温域での精密な恒温環境を必要とする試験装置や検査装置に利用できる。
本願発明の第1実施形態に係る恒温発生装置の縦断面図である。 図1に示す恒温発生装置内に設けたフリーピストン型スターリング冷凍機の縦断面図である。 図2に示すフリーピストン型スターリング冷凍機の吸熱部に取付けるインサートブロックの図面であり、(a) は平面図、(b) は側面図である。 図1に示す恒温発生装置内に設けた恒温ブロックの縦断面図である。 図1に示す恒温発生装置の動作を示すブロック図である。 本願発明の第2実施形態に係る恒温発生装置の縦断面図である。 図6に示す恒温発生装置内に設けた恒温ブロックの図面であり、(a) は組立時の斜視図、(b) は分解時の斜視図である。 本願発明の第3実施形態に係る恒温発生装置の図面であり、(a) は縦断面図、(b) は(a) に示すVIII部拡大断面図である。
符号の説明
1…恒温発生装置
2…フリーピストン型スターリング冷凍機
3…恒温ブロック
4…吸熱部
5…コールドヘッド
6…配管
7…熱媒体
8…温度センサ
9…制御装置
10…装置本体
12…ピストン
13…ディスプレーサ
16…膨張部
17…圧縮部
18…吸熱フィン
19…再生器
20…放熱フィン
21…シリンダ
24…排熱部
25…放熱フィン
26…冷凍機筐体
27…引張コイルバネ
28…懸架装置
29…支持体
30…放熱ファン
31…気体
32…流路
33…分割部
34…ビス
35…断熱材
36…内壁
37…外壁
38…空洞部
39…配管
40…オーバーフロー部
41…配管
42…断熱材
43…インサートブロック
44,45…挿入口
47…ヒータ
49…流路
50…ポンプ
52…ベローズ
53…温度設定パネル
54…駆動回路
55…恒温プレート
56…定温プレート
57…熱媒体用プレート
58…流路
59…仕切板
60…蓋
61…恒温発生装置
62…部分冷却ブロック
63,64…フレキシブルチューブ
65…フレキシブル断熱チューブ
66…ブロック
67…冷却通路
68…恒温発生装置

Claims (4)

  1. 恒温ブロックを任意の低温で維持する恒温発生装置であって、
    前記恒温ブロックに熱媒体流路を設け、該熱媒体流路に循環させる熱媒体を所定温度に冷却するフリーピストン型スターリング冷凍機を設け、該フリーピストン型スターリング冷凍機の吸熱部と前記恒温ブロックの熱媒体流路とを接続して該熱媒体流路に熱媒体を循環させる管路を設けるとともに、該フリーピストン型スターリング冷凍機と恒温ブロックとの間に変位吸収部材を設け、前記恒温ブロックの温度を検知して前記フリーピストン型スターリング冷凍機の出力を制御することにより恒温ブロックを恒温化する制御装置を設けた恒温発生装置。
  2. 前記変位吸収部材を、前記管路に可撓性を具備させて構成した請求項1記載の恒温発生装置。
  3. 前記変位吸収部材を、前記管路に可撓性を有するベローズを設けて構成した請求項1記載の恒温発生装置。
  4. 前記恒温ブロックにヒータを設け、前記制御装置に、該恒温ブロックで検出した温度に応じて前記フリーピストン型スターリング冷凍機の出力制御と前記ヒータの温度制御とを行って恒温ブロックを恒温化する機能を具備させた請求項1〜3のいずれか1項に記載の恒温発生装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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