JP5254988B2 - 凍結治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、深部腫瘍性病変等が生じた部位を凍結治療するための凍結治療装置及び凍結治療用プローブに関する。
近年、アルゴンガスによるジュール・トムソン効果を利用した凍結治療用プローブが開発され、MRIガイド下において深部腫瘍性病変が生じた部位を正確に凍結治療することができるようになっている(例えば、非特許文献1参照)。また、従来のサーモサイフォンは加熱用に汎用されており、低温冷却利用される例は少なく、深部凍結治療用として−20℃以下の冷凍を実現させた例はない。更に、深部凍結治療において、冷凍と解凍とをサイクル制御するサーモサイフォンは、これまでに全くない。特に、深部腫瘍凍結治療では、体外からサーモサイフォンを体内深部患部に到達させて患部に対して限定集中的に冷凍と解凍とを繰り返すことが治療効果向上に重要であるが、従来のサーモサイフォンでは、治療患部をサイクル制御的に冷凍−解凍処置することは不可能であった。
原田潤太 他、「4.MRIによる凍結治療の新しい展開」、月刊インナービジョン 2003年5月号,6月号、p.12−14
しかしながら、ジュール・トムソン効果を利用した凍結治療装置には、装置が大型であり且つ高価であるという問題が存在する。更に、300気圧といった高圧ガスボンベが用いられることから特殊な部屋が必要となったり、凍結治療用プローブだけでなく高圧ガスも使用のたびに新たに準備することが必要となったりするなど、装置の取扱いが煩雑であるという問題も存在する。本発明の付加的な重要解決課題は、深部凍結治療に極めて有効な冷凍と解凍とを治療患部に対して限定集中的にサイクル制御可能な状態を形成・提示することである。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、取扱いの簡便化、小型化及び低廉化を図ることができる凍結治療装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る凍結治療装置は、体内における所定の部位を凍結治療するための凍結治療装置であって、スターリング冷凍機と、このスターリング冷凍機の吸熱部に取り付けられた凍結治療用プローブと、を備え、この凍結治療用プローブは、氷点下で動作する冷媒が封入されると共に基端部が前記吸熱部に接続された内管と、真空引きされる隙間が形成されるように内管を覆う外管と、前記内管の先端部に設けられた熱交換部と、を有し、熱交換部には、熱交換部よりも熱伝導率が高い材料からなる芯材が埋設されており、芯材が、内管の先端部内に延在しており、内管の先端部に延在する芯材の延在部には、複数の突条が形成されていることを特徴とする。
この凍結治療装置では、一般的に通常電源によって駆動され、比較的小型であり且つ安価であるスターリング冷凍機(例えば、フリーピストン型スターリング冷凍機)が用いられている。そして、このスターリング冷凍機の吸熱部に、前記冷媒が封入された前記内管の基端部が接続されている。これにより、前記内管の先端部に設けられた前記熱交換部を体内における所定の部位に位置させた状態で前記スターリング冷凍機を駆動させると、前記凍結治療用プローブの熱交換部から前記スターリング冷凍機の吸熱部に前記冷媒を介して熱が移動することになる。このとき、真空引きされる隙間が形成されるように前記外管が前記内管を覆っているため、この内管に封入された前記冷媒が外部と断熱されることになる。従って、前記熱交換部が位置させられた所定の部位にアイスボールを効率良く形成することができ、その所定の部位を凍結治療することが可能となる。以上により、この凍結治療装置によれば、取扱いの簡便化、小型化及び低廉化を図ることができる。
本発明に係る凍結治療装置は、前記熱交換部又は前記吸熱部を加熱するヒーターを備えることや、前記熱交換部又は前記吸熱部の温度を検出する温度センサーを備えることが好ましく、前記スターリング冷凍機は、フリーピストン型スターリング冷凍機であり、前記温度センサーによって検出された温度に基づいて、前記フリーピストン型スターリング冷凍機の駆動と前記ヒーターの駆動とを切り替える制御部を備えることがより好ましい。この場合、体内における所定の部位に対して冷凍と解凍とを繰り返すことができ、その所定の部位をより確実に凍結治療することが可能となる。
本発明に係る凍結治療装置においては、前記熱交換部は、前記内管に対して着脱自在となっていることが好ましい。この場合、凍結治療の対象となる所定の部位の状態に応じて、様々な種類の前記熱交換部を使用することが可能となる。
本発明に係る凍結治療装置においては、前記凍結治療用プローブは、前記吸熱部に対して着脱自在となっていることが好ましい。この場合、使用のたびに前記凍結治療用プローブを新たなものに交換したり、前記凍結治療用プローブを消毒したりすることが可能となる。
本発明に係る凍結治療装置においては、前記外管及び前記熱交換部は、ステンレス鋼又はチタンからなることが好ましい。この場合、体内に挿入され且つ外部に露出する前記外管及び前記熱交換部の防錆性能を向上させることが可能となる。
本発明に係る凍結治療装置においては、前記スターリング冷凍機は、フリーアーム式支持機構によって支持されていることが好ましい。この場合、安定した状態で前記凍結治療装置をより簡便に取り扱うことが可能となる。
本発明に係る凍結治療装置においては、前記吸熱部は、真空引きされるチャンバー内に収容されており、前記外管は、前記内管の基端部が前記吸熱部に接続された状態で、前記チャンバーに気密に接続され、このチャンバー内に開放されていることが好ましく、また、本発明に係る凍結治療装置は、前記チャンバーに接続され、このチャンバー内、及び前記内管と外管との隙間を真空引きする真空ポンプを備えることが好ましい。この場合、前記チャンバー内、及び前記内管と外管との隙間を効率良く真空引きすることができると共に、前記吸熱部、及び前記内管に封入された冷媒を外部と確実に断熱することができる。
本発明に係る凍結治療装置においては、前記熱交換部には、この熱交換部よりも熱伝導率が高い材料からなる芯材が埋設されており、この芯材は、前記内管の先端部内に延在している。このため、体内における所定の部位に対応させるべく前記熱交換部を細くしても、前記冷媒が封入された前記内管の先端部内に延在する前記芯材を介して、前記熱交換部において確実な熱の授受を実現することができる。
本発明によれば、取扱いの簡便化、小型化及び低廉化を図ることができる。取扱いの容易性が向上すると、手術時間の短縮化、及び手術における患者の負担の軽減化を実現することが可能となる。
本発明に係る凍結治療装置の第1の実施形態の構成図である。 図1の凍結治療装置の凍結治療用プローブにおけるFPSC側部分の断面図である。 図1の凍結治療装置の凍結治療用プローブにおけるFPSCと反対側部分の断面図である。 図1の凍結治療装置の制御部のブロック図である。 図1の凍結治療装置の制御部のタイミングチャートである。 本発明に係る凍結治療装置の第2の実施形態の構成図である。 図6の凍結治療装置の凍結治療用プローブにおけるFPSC側部分の断面図である。 図6の凍結治療装置の凍結治療用プローブにおけるFPSCと反対側部分の断面図である。 図6の凍結治療装置の制御部のブロック図である。 本発明に係る凍結治療装置の他の実施形態の凍結治療用プローブにおけるFPSCと反対側部分の断面図である。
符号の説明
1…凍結治療装置、2…FPSC、2a…吸熱部、3…凍結治療用プローブ、4…支持機構、6…内管、6a…基端部、6b…先端部、7…外管、8…熱交換部、12…ヒーター、14…温度センサー、20…制御部、31…真空ポンプ、32…芯材、34…チャンバー。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る凍結治療装置の第1の実施形態の構成図である。図1に示されるように、凍結治療装置1は、フリーピストン型スターリング冷凍機(以下、「FPSC」という)2と、このFPSC2の吸熱部に取り付けられた凍結治療用プローブ(サーモサイフォンとしての管状体)3と、前記FPSC2を回転自在に支持するフリーアーム式支持機構4と、パーソナルコンピュータ等の制御部20と、を備えている。前記凍結治療装置1は、MRI、CTや超音波診断装置等を用いたイメージガイド下において深部腫瘍性病変が生じた部位を凍結治療するための装置である。なお、前記FPSC2としては、周知の構成を有するものが使用される(例えば、特開2005−337551号公報参照)。
図2は、図1の凍結治療装置1の凍結治療用プローブ3における前記FPSC2側部分の断面図であり、図3は、図1の凍結治療装置1の凍結治療用プローブ3における前記FPSC2と反対側部分の断面図である。図2,3に示されるように、前記凍結治療用プローブ3は、基端部6aが前記FPSC2の吸熱部2aに接続された内管6と、隙間Sが形成されるように前記内管6の先端部6b及び中間部6c(前記内管6における基端部6aと先端部6bとの間の部分)を覆う外管7と、前記内管6の先端部6bに設けられた熱交換部8と、を有している。前記凍結治療用プローブ3は、前記基端部6aが前記吸熱部2aに挿入されることで、この吸熱部2aに取り付けられている。すなわち、前記凍結治療用プローブ3は、前記吸熱部2aに対して着脱自在となっている。なお、前記吸熱部2a及び前記内管6の基端部6aは、断熱材2bによって覆われている。また、前記内管6の先端部6bの端部は、前記外管7によって覆われていなくてもよい。
前記内管6において、前記先端部6b及び中間部6cは、ステンレス鋼(例えば、SUS304)からなる円筒状パイプであり、前記基端部6aは、銅からなる円筒状パイプである。前記先端部6bと中間部6cとは、一体的に形成されており、前記基端部6aと中間部6cとは、ロウ付け等の溶接によって気密に接合されている。前記内管6の先端部6bには、ステンレス鋼(例えば、SUS304)からなる取付部9がロウ付け等の溶接によって気密に接合されている。
前記内管6には、二酸化炭素、フロンガス又はナフタレン等の冷媒が10気圧〜50気圧程度の圧力で封入されている。この冷媒の封入は、前記内管6内に冷媒を注入した後、前記基端部6aをピンチで潰し、その潰した部分をロウ付け等の溶接によって気密に接合することで行われる。なお、前記基端部6aが銅からなるため、ピンチやロウ付け等の溶接を容易に行うことができると共に、前記FPSC2の吸熱部2aと前記内管6内の冷媒との熱交換の効率を向上させることができる。なお、熱伝導が若干犠牲になるが、前記内管6全体をステンレス鋼管で一体に加工することも可能である。
前記内管6と外管7との間に形成された隙間Sは、真空引きされている。この真空引きは、真空チャンバー内において、前記取付部9が接合された前記内管6を前記外管7内に配置し、前記取付部9が接合された前記内管6と外管7の両端部との間に、シリコーン樹脂や発泡ゴム等からなる断熱部材11を接着剤によって気密に接合することで行われる。
前記熱交換部8は、円板状の本体部8aと、この本体部8aから先端側に延在する円柱状の突起部8bと、前記本体部8aから基端側に延在するネジ部8cと、を有している。前記本体部8aと、突起部8bと、ネジ部8cとは、ステンレス鋼(例えば、SUS304)からなり、一体的に形成されている。前記熱交換部8には、前記ネジ部8cの基端側から前記本体部8aを通って前記突起部8bの先端部に到る細孔8dが形成されている。前記熱交換部8は、前記取付部9の先端側に形成されたネジ穴9aに前記ネジ部8cが螺合されることで、前記内管6の先端部6bに設けられている。すなわち、前記熱交換部8は、前記内管6に対して着脱自在となっている。なお、前記取付部9の後端側に複数のフィン9bが形成されているため、前記内管6内の冷媒と前記熱交換部8との熱交換の効率を向上させることができる。
前記取付部9には、前記熱交換部8の本体部8aと接触するように、セラミックヒーターやPTCヒーター等であるヒーター12が取り付けられている。このヒーター12として、ニクロム線等を前記取付部9の周囲に巻いてもよい。つまり、前記ヒーター12は、前記熱交換部8を加熱するためのものである。そして、前記ヒーター12は、隙間Sを通ってその後端側から引き出された配線13を介して、前記制御部20と接続されている。前記熱交換部8の細孔8d内には、その底部と接触するように、サーミスター等である温度センサー14が取り付けられている。つまり、この温度センサー14は、前記熱交換部8の突起部8bの先端部の温度を検出するためのものである。そして、前記温度センサー14は、隙間Sを通ってその後端側から引き出された配線15を介して、前記制御部20と接続されている。なお、前記熱交換部8において前記突起部8bの先端部を除いた部分及び前記ヒーター12は、シリコーン樹脂や発泡ゴム等からなる断熱部材16によって覆われている。
図4は、図1の凍結治療装置1の制御部のブロック図である。図4に示されるように、前記制御部20は、前記温度センサー14によって検出された温度を示す温度信号を取得する温度検出回路21と、前記FPSC2に対して駆動信号を送信するFPSC駆動回路22と、前記ヒーター12に対して駆動信号を送信するヒーター駆動回路23と、前記温度検出回路21によって取得された温度信号に基づき前記FPSC駆動回路22又はヒーター駆動回路23に対して駆動信号の送信を指示する制御回路24と、を有している。前記制御部20は、通常電源25に接続されており、前記温度センサー14によって検出された温度に基づいて、前記FPSC2の駆動と前記ヒーター12の駆動とを切り替える。
以上のように構成された凍結治療装置1の使用例について説明する。図5は、図1の凍結治療装置1の制御部のタイミングチャートである。
まず、前記支持機構4によって前記FPSC2が支持された状態で前記凍結治療用プローブ3が体内に挿入され、MRI、CTや超音波診断装置等を用いたイメージガイド下において深部腫瘍性病変が生じた部位に前記熱交換部8の突起部8bの先端部が位置させられる。このとき、図1に示されるように、水平線HLに対して前記凍結治療用プローブ3が先端下がりとなるように(具体的には、水平線HLと前記凍結治療用プローブ3の中心線CLとの成す角度Aが15°〜90°、好ましくは20°以上、より好ましくは50°前後となるように)、前記FPSC2が回転させられて前記支持機構4によって支持される。これは、前記凍結治療用プローブ3の冷却効果をより高く発揮させるためである。
続いて、図5に示されるように、前記温度センサー14によって検出された温度に基づいて(温度モニター)、前記FPSC2の駆動(冷却駆動)と前記ヒーター12の駆動(加熱駆動)とが前記制御部20によって切り替えられる。これにより、深部腫瘍性病変が生じた部位の冷凍と解凍とが繰り返され(冷凍・解凍シーケンス)、その結果、腫瘍が壊死し、深部腫瘍性病変が生じた部位が凍結治療される。一例として、腫瘍が癌細胞からなる場合には、−20℃〜−40℃程度に冷凍し、所定の大きさ(直径5cm程度)のアイスボールを形成する。そして、約10分間の冷凍と約10分間の解凍とを1サイクルとして、この1サイクルを2回行う。
なお、前記FPSC2による温度の過下降及び前記ヒーター12による温度の過上昇を防止して安全性を確保するために、温度モニターにおいて上限閾値HT及び下限閾値LTを設定しておき、温度が上限閾値HTを上回った場合には(図5のタイミングT4参照)、加熱駆動を停止し、一方、温度が下限閾値LTを下回った場合には、冷却駆動を停止する。
以上説明したように、凍結治療装置1においては、通常電源によって駆動され、比較的小型であり且つ安価であるFPSC2が用いられている。そして、このFPSC2の吸熱部2aに、冷媒が封入された内管6の基端部6aが接続されている。これにより、前記内管6の先端部6bに設けられた熱交換部8を体内における所定の部位に位置させた状態で前記FPSC2を駆動させると、凍結治療用プローブ3の熱交換部8から前記FPSC2の吸熱部2aに前記冷媒を介して熱が移動することになる。このとき、前記内管6が前記外管7によって覆われることで真空引きされた隙間Sが形成されているため、前記内管6に封入された冷媒が外部と断熱されることになる。従って、前記熱交換部8が位置させられた所定の部位にアイスボールを効率良く形成することができる。一方、前記凍結治療用プローブ3には、前記熱交換部8を加熱するヒーター12が設けられている。これにより、前記熱交換部8を体内における所定の部位に位置させた状態で前記ヒーター12を駆動させると、前記凍結治療用プローブ3の熱交換部8から体内における所定の部位に熱が移動することになる。従って、前記熱交換部8が位置させられた所定の部位に形成されたアイスボールを効率良く溶解させることができる。以上により、前記凍結治療装置1によれば、取扱いの簡便化、小型化及び低廉化を図りつつ、体内における所定の部位に対して冷凍と解凍とを繰り返すことができ、その所定の部位をより確実に凍結治療することが可能となる。
また、前記凍結治療装置1においては、前記熱交換部8が前記内管6に対して着脱自在となっている。これにより、凍結治療の対象となる所定の部位の状態に応じて、様々な種類の前記熱交換部8を使用することが可能となる。
また、前記凍結治療装置1においては、前記凍結治療用プローブ3が前記FPSC2の吸熱部2aに対して着脱自在となっている。これにより、使用のたびに前記凍結治療用プローブ3を新たなものに交換したり、前記凍結治療用プローブ3を消毒したりすることが可能となる。
また、前記凍結治療装置1においては、前記外管7及び前記熱交換部8がステンレス鋼からなっている。これにより、体内に挿入され且つ外部に露出する前記外管7及び前記熱交換部8の防錆性能を向上させることが可能となる。それに加え、前記内管6の先端部6b及び中間部6cもステンレス鋼からなっているため、耐圧性能をも向上させることが可能となる。なお、前記熱交換部8は、チタンやジュラルミンからなっていてもよい。
更に、前記凍結治療装置1においては、前記FPSC2が支持機構4によって回転自在に支持されている。これにより、冷却効果をより高く発揮させ得るように前記凍結治療用プローブ3の角度を調整することができ、安定した状態で前記凍結治療装置1をより簡便に取り扱うことが可能となる。
[第2の実施形態]
図6は、本発明に係る凍結治療装置の第2の実施形態の構成図である。図6に示されるように、凍結治療装置1は、FPSC2と、このFPSC2の吸熱部に取り付けられた凍結治療用プローブ3と、前記FPSC2を回転自在及び移動自在に支持するフリーアーム式支持機構4と、前記FPSC2において吸熱部が収容されるチャンバー内を真空引きする真空ポンプ31と、パーソナルコンピュータ等の制御部20と、を備えている。前記凍結治療装置1は、前記凍結治療用プローブ3を人体HBに挿入し、臓器IO内において深部腫瘍性病変が生じた部位NGに前記凍結治療用プローブ3の先端部を位置させて、その部位NGの冷凍(アイスボールIBの形成)と解凍とを繰り返し、腫瘍を壊死させて、深部腫瘍性病変が生じた部位NGを凍結治療する装置である。
図7は、図6の凍結治療装置1の前記凍結治療用プローブ3における前記FPSC2側部分の断面図であり、図8は、図6の凍結治療装置1の前記凍結治療用プローブ3における前記FPSC2と反対側部分の断面図である。図7,8に示されるように、前記凍結治療用プローブ3は、基端部6aが前記FPSC2の吸熱部2aに接続された内管6と、隙間Sが形成されるように前記内管6の先端部6b及び中間部6cを覆う外管7と、前記内管6の先端部6bに設けられた熱交換部8と、を有している。
前記内管6は、銅からなる外径6mm〜8mmの円筒状パイプであり、前記内管6の先端部6bには、前記熱交換部8がロウ付け等の溶接によって接合されている。前記内管6には、50気圧程度の圧力で冷媒が封入されている。この冷媒の封入は、前記先端部6bが閉じられた円筒状パイプ内に前記冷媒を注入した後、前記基端部6aをピンチで潰し、その潰した部分をロウ付け等の溶接によって気密に接合することで行われる。
なお、前記冷媒としては、気相と液相との混在状態で、二酸化炭素や代替フロン等が用いられる。−50℃までの凍結温度で十分であれば二酸化炭素が用いられ、−80℃までの凍結温度が必要であれば代替フロンが用いられる。更に、−100℃までの凍結温度というようにそれ以下の凍結温度が必要であれば、エチレンガスやブタンガス等の天然ガスが用いられる。
前記外管7は、ステンレス鋼(例えば、SUS304)からなる外径9mm〜10mmの円筒状パイプである。前記外管7の基端部7aは、隙間Sを維持した状態で開放されている。一方、前記外管7の先端部7bは、縮径されて前記熱交換部8の側面にロウ付け等の溶接によって気密に接合されている。
図8に示されるように、前記熱交換部8は、ステンレス鋼(例えば、SUS304)からなる外径2mm〜3mm、長さ20mm〜30mmの円柱状部材であり、前記熱交換部8の外径は、前記内管6の外径よりも細くされている。前記熱交換部8には、その中心線に沿って、銅からなる棒状の芯材32が埋設されている。この芯材32の先端部は、前記熱交換部8の先端部まで延在しており、半球状に形成されている。一方、前記芯材32の後端部は、前記内管6の先端部6b内に延在しており、その延在部32aには、表面積を増加させて熱交換性を向上させるために複数の突条が形成されている。
なお、前記芯材32の材料は、前記熱交換部8よりも熱伝導率が高い材料であれば、銅に限定されない。例えば、前記熱交換部8の材料がステンレス鋼やチタン等の医療用金属である場合には、前記芯材32の材料としては、銅、アルミニウム、銀、それらの合金、カーボン等が用いられる。また、前記熱交換部8においてアイスボールIBが形成されると想定される部分を除く部分、前記外管7の先端部7bと前記熱交換部8の側面との接合部分、及び前記外管7の先端部7bにおいて前記芯材32の後端部に対応する部分には、前記外管7の基端部7aからの熱の流入を防止してアイスボールIBの形成効率を向上させるために、テフロン(登録商標)やシリコーンゴム等からなる断熱コート44が施されている。
図7に示されるように、前記FPSC2において、前記吸熱部2aは、真空フランジ33上に気密に構成されたチャンバー34内に収容されている。このチャンバー34の天壁34aは、ヒンジ35を介して開閉自在となっており、前記チャンバー34の側壁34bには、前記凍結治療用プローブ3の外管7を前記チャンバー34の側壁34bに気密に接続するための真空継手36が取り付けられている。
前記真空継手36は、前記チャンバー34の側壁34bに一体的に形成された円筒状の挿通部37と、この挿通部37に対向する円環状の押圧部材38と、前記外管7の側面、前記挿通部37のテーパー面、前記押圧部材38のテーパー面に当接するOリング39と、前記押圧部材38及びOリング39を覆って前記挿通部37に螺合される袋ナット41と、を有している。前記凍結治療用プローブ3の外管7は、前記袋ナット41を前記挿通部37に締め付けて前記押圧部材38を介して前記Oリング39を前記外管7の側面に押し付けることで、前記チャンバー34の側壁34bに気密に接続される。
前記凍結治療用プローブ3は、次のように、前記FPSC2の吸熱部2aに取り付けられている。すなわち、前記内管6の基端部6aは、前記吸熱部2aに挟まれるようにして接続されており、その状態で、前記外管7の基端部7aは、前記チャンバー34内に開放されるように、前記真空継手36によって前記チャンバー34の側壁34bに気密に接続されている。なお、前記チャンバー34の天壁34aを開放して、前記吸熱部2aによる前記内管6の基端部6aの固定を解除すると共に、前記真空継手36による前記外管7の基端部7aの固定を解除することで、前記凍結治療用プローブ3を前記吸熱部2aから取り外すことができる。
前記吸熱部2aには、この吸熱部2aを加熱するヒーター12、及び前記吸熱部2aの温度を検出する温度センサー14が埋設されている。前記ヒーター12は、前記チャンバー34の側壁34bから気密に引き出された配線13を介して前記制御部20と接続されており、前記温度センサー14は、前記チャンバー34の側壁34bから気密に引き出された配線15を介して前記制御部20と接続されている。
また、前記チャンバー34の側壁34bには、前記真空ポンプ31に連通する配管42が接続されている。前記真空ポンプ31は、前記チャンバー34内を真空引きする。このとき、前記外管7の基端部7aが前記チャンバー34内に開放されているため、前記内管6と外管7との隙間Sも同時に真空引きされる。
図9は、図6の凍結治療装置1の制御部20のブロック図である。図9に示されるように、前記制御部20は、前記真空ポンプ31に対して駆動信号を送信する真空ポンプ駆動回路52と、前記温度センサー14によって検出された温度を示す温度信号を取得する温度調節回路53と、前記FPSC2に対して駆動信号を送信するFPSC駆動回路54と、前記ヒーター12に対して駆動信号を送信するSSR駆動電力制御回路55と、を有している。更に、前記温度調節回路53は、加熱/冷却自動制御切替回路51と、取得した温度信号に基づいて前記FPSC駆動回路54に対して駆動信号の送信を指示する冷却専用PID制御部56と、取得した温度信号に基づいて前記SSR駆動電力制御回路55に対して駆動信号の送信を指示する加熱専用PID制御部57と、を含んでいる。前記加熱/冷却自動制御切替回路51は、入力された凍結時間及び加熱時間に基づいて前記冷却専用PID制御部56及び前記加熱専用PID制御部57を制御する。前記制御部20は、前記FPSC2の冷却性能と前記ヒーター12の加熱性能とが異なり、それぞれの到達温度も異なることから、独立した専用の温度制御回路を有し、その温度制御において独自のPID(比例・積分・微分)の配分を決めて最適な温度制御を行う。
以上のように構成された凍結治療装置1の使用例について、図5を参照して説明する。
まず、前記凍結治療用プローブ3が前記FPSC2の吸熱部2aに取り付けられると、前記真空ポンプ31が駆動されて、前記チャンバー34内、及び前記内管6と外管7との隙間Sが真空引きされる。断熱に必要な真空度は、0.1Pa〜0.01Pa程度であればよく、低真空用から中真空用の前記真空ポンプ31で真空引きし、所定の真空度に到達したら真空バルブを閉じて前記真空ポンプ31を停止させる。なお、真空引き後、手術直前に前記チャンバー34から真空ポンプ31の配管42を切り離せば、手術室内で前記凍結治療装置1を移動することが容易となり、この凍結治療装置1を自在な姿勢で使うことが可能となる。
続いて、前記支持機構4によって前記FPSC2が支持された状態で前記凍結治療用プローブ3が体内に挿入され、MRI、CTや超音波診断装置等を用いたイメージガイド下において深部腫瘍性病変が生じた部位に前記熱交換部8の先端部が位置させられる。そして、図5に示されるように、前記温度センサー14によって検出された温度に基づいて(温度モニター)、前記FPSC2の駆動(冷却駆動)と前記ヒーター12の駆動(加熱駆動)とが前記制御部20によって切り替えられる。
冷却駆動の際には、外気から真空断熱された状態で、前記内管6に封入された冷媒が前記基端部6a内において前記吸熱部2aによって冷却されて、気体から液体に変化しつつ前記内管6を冷却しながら前記先端部6b側に移動し、液化された冷媒が前記先端部6b内に溜まる。これにより、前記芯材32を介して前記熱交換部8が冷却され、深部腫瘍性病変が生じた部位に直径40mm程度のアイスボールが形成される。
一方、加熱駆動の際には、外気から真空断熱された状態で、前記ヒーター12によって加熱された前記吸熱部2aによって前記内管6が加熱される。これにより、前記熱交換部8が加熱され、深部腫瘍性病変が生じた部位に形成されたアイスボールが解凍される。なお、前記ヒーター12は、その発熱量が50W〜100W程度あれば、アイスボールの解凍用として十分機能する。
このように、深部腫瘍性病変が生じた部位の冷凍と解凍とが繰り返され(冷凍・解凍シーケンス)、その結果、腫瘍が壊死し、深部腫瘍性病変が生じた部位が凍結治療される。
以上説明したように、凍結治療装置1によれば、第1の実施形態と同様に、取扱いの簡便化、小型化及び低廉化を図りつつ、体内における所定の部位に対して冷凍と解凍とを繰り返すことができ、その所定の部位をより確実に凍結治療することが可能となるばかりか、次のような効果も奏される。
すなわち、前記凍結治療装置1においては、前記凍結治療用プローブ3の内管6の基端部6aが、真空引きされる前記チャンバー34内に収容された前記FPSC2の吸熱部2aに接続され、その状態で、前記凍結治療用プローブ3の外管7の基端部7aが前記チャンバー34に気密に接続されてこのチャンバー34内に開放されている。そして、前記配管42を介して前記チャンバー34に接続された前記真空ポンプ31によって、前記チャンバー34内、及び前記内管6と外管7との隙間Sが真空引きされる。これにより、前記チャンバー34内、及び前記内管6と外管7との隙間Sを効率良く真空引きすることができると共に、前記吸熱部2a、及び前記内管6に封入された冷媒を外部と確実に断熱して(結露や結霜の発生が防止される)、前記内管6を介した前記吸熱部2aと熱交換部8との間の熱交換性能を飛躍的に向上させることができる。
また、前記凍結治療装置1においては、内径が縮小化されると、液化された冷媒が先端部に到達し難くなることに鑑み、前記熱交換部8よりも熱伝導率が高い材料からなる芯材32が前記熱交換部8に埋設されており、前記芯材32の後端部が前記内管6の先端部6b内に延在している。これにより、体内における所定の部位に対応させるべく前記熱交換部8を細くしても、冷媒が封入された前記内管6の先端部6b内に後端部が延在する前記芯材32を介して、前記熱交換部8において確実な熱の授受を実現することができる。
更に、前記凍結治療装置1においては、ヒーター12及び温度センサー14が前記吸熱部2aに埋設されているため、前記凍結治療用プローブ3の構成を単純化することができる。
本発明は、上述した第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施形態では、管状体を、液相冷媒を重力で移動させる凍結治療用プローブとしたが、液相冷媒を毛管力で移動させるヒートパイプとしてもよい。そして、このように凍結治療用プローブに代えてヒートパイプを用いることで、管状体の傾斜角度によらず熱交換部を冷却することが可能となる。また、上記各実施形態では、FPSCを用いたが、クランク型スターリング冷凍機を用いてもよい。
また、図10に示されるように、内管6の先端部6bに雄ネジ部を設けると共に、外管7の先端部7bを前記内管6の先端部6bの側面にロウ付け等の溶接によって気密に接合し、前記内管6の先端部6bに設けられた前記雄ネジ部に、熱交換部8の後端部に設けられた雌ネジ部を螺合するようにしてもよい。この場合、治療する目的(治療部位のサイズや深さ等)に応じて断熱カバー43を着脱して前記熱交換部8を交換し、冷凍メスとなる前記熱交換部8の先端形状や長さ等を選択することができる。
本発明によれば、取扱いの簡便化、小型化及び低廉化を図ることができる。取扱いの容易性が向上すると、手術時間の短縮化、及び手術における患者の負担の軽減化を実現することが可能となる。

Claims (10)

  1. 体内における所定の部位を凍結治療するための凍結治療装置であって、
    スターリング冷凍機と、
    前記スターリング冷凍機の吸熱部に取り付けられた凍結治療用プローブと、を備え、
    前記凍結治療用プローブは、
    氷点下で動作する冷媒が封入されると共に基端部が前記吸熱部に接続された内管と、
    真空引きされる隙間が形成されるように前記内管を覆う外管と、
    前記内管の先端部に設けられた熱交換部と、を有し、
    前記熱交換部には、前記熱交換部よりも熱伝導率が高い材料からなる芯材が埋設されており、
    前記芯材が、前記内管の前記先端部内に延在しており、
    前記内管の前記先端部内に延在する前記芯材の延在部には、複数の突条が形成されていることを特徴とする凍結治療装置。
  2. 前記熱交換部又は前記吸熱部を加熱するヒーターを備えることを特徴とする請求項1記載の凍結治療装置。
  3. 前記熱交換部又は前記吸熱部の温度を検出する温度センサーを備えることを特徴とする請求項2記載の凍結治療装置。
  4. 前記スターリング冷凍機は、フリーピストン型スターリング冷凍機であり、
    前記温度センサーによって検出された温度に基づいて、前記フリーピストン型スターリング冷凍機の駆動と前記ヒーターの駆動とを切り替える制御部を備えることを特徴とする請求項3記載の凍結治療装置。
  5. 前記熱交換部は、前記内管に対して着脱自在となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の凍結治療装置。
  6. 前記凍結治療用プローブは、前記吸熱部に対して着脱自在となっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の凍結治療装置。
  7. 前記外管及び前記熱交換部は、ステンレス鋼又はチタンからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の凍結治療装置。
  8. 前記スターリング冷凍機は、フリーアーム式支持機構によって支持されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の凍結治療装置。
  9. 前記吸熱部は、真空引きされるチャンバー内に収容されており、
    前記外管は、前記内管の前記基端部が前記吸熱部に接続された状態で、前記チャンバーに気密に接続され、前記チャンバー内に開放されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の凍結治療装置。
  10. 前記チャンバーに接続され、前記チャンバー内、及び前記内管と前記外管との隙間を真空引きする真空ポンプを備えることを特徴とする請求項9記載の凍結治療装置。
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