JP2006077816A - ブッシュの絞り加工治具 - Google Patents

ブッシュの絞り加工治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2006077816A
JP2006077816A JP2004260120A JP2004260120A JP2006077816A JP 2006077816 A JP2006077816 A JP 2006077816A JP 2004260120 A JP2004260120 A JP 2004260120A JP 2004260120 A JP2004260120 A JP 2004260120A JP 2006077816 A JP2006077816 A JP 2006077816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
outer cylinder
jig
flange
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004260120A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Furuya
雅史 古屋
Fumiki Fujisawa
文樹 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokushin Industries Corp, Hokushin Industry Co Ltd filed Critical Hokushin Industries Corp
Priority to JP2004260120A priority Critical patent/JP2006077816A/ja
Publication of JP2006077816A publication Critical patent/JP2006077816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Springs (AREA)

Abstract

【課題】 ブッシュの絞り加工で、外筒のフランジの倒れ変形を無くし寸法精度を上げ、
組付け時のバラツキを無くし、耐久性を向上させるブッシュの絞り加工治具を提供する。
【解決手段】 内筒2、弾性部材3、外筒4の順序で内側から外側に同心的に配設してな
るブッシュ5を挿入保持する孔6を有し、その外周面にテーパ7が有り、かつ孔6の軸方
向に複数分割した分割体8からなる絞りコマ9と、穴10の内周面にテーパ11があり、
絞りコマ9のテーパ7と協同して分割体8をその径方向に移動させて、ブッシュ5の外筒
4の径を絞る絞り治具12と、からなり、絞り加工時に絞りコマ9に挿入保持したブッシ
ュ5の外筒4のフランジ13の変形を規制するストッパー14を絞り治具12に設けるこ
とで、フランジの倒れ変形を無くし寸法精度を上げ、組付け時のバラツキを無くして、接
着性や耐久性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の車体とサスペンションアームとの間の連結部位等に使用されるブッシ
ュの絞り加工治具に関するものであり、より詳しくは、絞り治具に絞り加工時のブッシュ
のフランジの倒れ変形を規制するストッパーを設けたブッシュの絞り加工治具に関する。
内筒と外筒との間に弾性部材を介在させたブッシュは、種々の連結部位に使用され、そ
の弾性部材により振動・衝撃を減衰して、連結部位を介して双方の部材に互いに振動・衝
撃を伝わりづらくする機能を有するものである。例えば、自動車の車体とサスペンション
アームとの連結部位に使用されるブッシュ5Aは、図9に示すように、フランジ付の内筒
50、弾性部材51、フランジ付の外筒52の順序で内側から外側に同心的に配設してな
る。このブッシュを、車体のサブフレームの孔部に嵌め込み、さらに、この孔部にサスペ
ンションアームを嵌め、これらブッシュ、サスペンションアームにボルトを通しナットに
て止める。このように連結部位にブッシュを使用することで、サブフレームとサスペンシ
ョンアームとの間の振動・衝撃を互いに伝達しづらくして、自動車の乗り心地性の向上と
操舵性の安定とを図ることができるものである。
上記のブッシュ5Aは、その接着性や耐久性の向上を図るために、図10に示すブッシ
ュの絞り加工治具60により絞り加工が行われる。すなわち、絞り治具61を矢線A方向
に移動させ、軸方向に複数分割された絞りコマ9の分割体8を矢線B方向に移動させて、
それによりフランジ付の外筒52の直径を1ないし2mm程度絞る。ところが、このよう
な絞り加工をすると、フランジ付の内筒50が図11中矢線C方向に移動し、そのために
、弾性部材51の外側部51aが矢線D方向に移動し、外筒52のフランジ53が倒れ、
すなわち、矢線D方向に曲がってしまう。更に、図9に示す内筒50のフランジ54と外
筒52のフランジ58との寸法tに狂いが生じ、ブッシュ5Aの組付け時にバラツキが生
じてしまう。その結果、サブフレームの孔部にサスペンションアームを嵌めづらくなった
り、嵌められなくなる虞がある。このような不都合な点を解消したものとして、以下の特
許文献が知られている。
特開2000−46085号公報
この特許文献1のブッシュの絞り加工治具60aは、図10に示すものに、その絞り加
工時に、絞りコマ9に挿入保持したブッシュ5Aの内筒50の移動を阻止するストッパー
62を絞り治具61に設けたものである(図11参照)。このストッパー62により、絞
り加工時のブッシュ5Aの内筒50の移動を押さえることができ、外筒52のフランジ5
3の倒れや、内筒50のフランジ54と外筒52のフランジ53との寸法tの狂いがなく
なり、上記のサブフレームの孔部にサスペンションアームを容易に嵌めることができる。
上記特許文献1のブッシュの絞り加工治具60aは、絞り治具61にブッシュ5Aの内
筒50の移動を阻止するストッパー62を設けたものであるため、内筒50にフランジ5
4があるものに対しては外筒52のフランジ53の倒れや寸法tの狂いを軽減することが
出来る。しかし、この加工治具の内筒50にフランジ54がない場合は、内筒50を弾圧
しても内筒50と外筒52の間の弾性部材51の影響力がないため、外筒52のフランジ
53の矢線D方向に移動するため、外筒52のフランジ53の倒れや寸法tの狂いが生じ
てしまう可能性がある。したがって、特許文献1のブッシュの絞り加工治具60aにおい
て、外筒52のフランジ53の倒れや寸法tの狂いが生じてしまうと、上記したサブフレ
ームの孔部にサスペンションアームを嵌めることが困難になる場合がある。
また、ストッパー62により、絞り加工時のブッシュ5Aの内筒50の移動を押さえて
、結果的に外筒52のフランジ53の倒れや寸法tの狂いを軽減するから、ストッパー6
2の位置設定、すなわち、図12の寸法mの調節が難しいという問題がある。更に、外筒
52のフランジ53部分に近在する弾性部材51に無理なテンションがかかり、接着性や
耐久性が低下してしまい、隙間が出来たり、最悪時、弾性部材51とフランジ付の外筒5
2との接着部分が一部あるいは全部剥離してしまうことが起きる。上記のような車体のサ
ブフレームとサスペンションアームとの間に使用されているようなブッシュでは、これら
の原因による隙間や剥離した部分に水や泥が入り込み、乗り心地性と、安定した操舵性と
が損なわれるばかりでなく、錆やスティックスリップの発生、異音の発生等、耐久性が著
しく損なわれる結果になる。
上記の問題は、剥離した場合の不具合であるが、ブッシュを絞り加工した時に外筒のフ
ランジがほぼ直角に近い形で仕上がっていないと、これをブッシュに組みつけた場合に隙
間が出来てしまい、その部分から水が浸入してサビが発生するという問題もある。
そこで、本発明の目的は、ブッシュを絞り加工する際、外筒のフランジの倒れ変形を直
接的に規制出来、且つその規制量の調節も容易にして、外筒のフランジの倒れ変形を無く
し且つ寸法精度を上げ、組付け時のバラツキを無くして、耐久性を向上させることの出来
るブッシュの絞り加工治具を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、内筒、弾性部材、外筒の順序で内側から外側に同心的に配
設してなるブッシュを挿入保持する孔を有し、その外周面にテーパを有し、かつ前記孔の
軸方向に複数分割した分割体からなる絞りコマと、
穴の内周面にテーパを有し、前記絞りコマのテーパと協同して前記分割体をその径方向
に移動させて、前記ブッシュの外筒の径を絞る絞り治具とからなり、前記絞り加工時に前
記絞りコマに挿入保持した前記ブッシュの外筒のフランジの倒れ変形を規制するストッパ
ーを前記絞り治具に設けたことを特徴とするブッシュの絞り加工治具が提供される。
また、本発明によれば、絞り加工開始前の前記外筒のフランジ外周端は、前記絞りコマ
の胴部に形成した切欠部に当接した状態で配置されているブッシュの絞り加工治具が提供
される。
また、本発明によれば、前記ストッパーは弾性体により付勢されているブッシュの絞り
加工治具が提供される。
また、本発明によれば、前記ストッパーは絞り治具に着脱可能に取り付けられているブ
ッシュの絞り加工治具が提供される。
すなわち、本発明によれば、絞りコマの孔に絞り加工前のブッシュを挿入保持し、絞り
治具を下降させると、双方のテーパの協同により絞りコマの分割体を径方向に移動させブ
ッシュの外筒の径を絞ることになり、その際、外筒の軸方向の変形を伴うため、外筒のフ
ランジが倒れ変形しようとするが、ストッパーによりこの倒れ変形を防ぐ。したがって、
ブッシュの外筒におけるフランジの倒れ変形を起こし易いという、従来のブッシュの絞り
加工治具の不都合を解消でき、加えて、本発明によりブッシュの絞り加工をしたものは、
外筒のフランジの倒れ変形を防ぎ且つ寸法精度が高いから、隙間から水が浸入して錆びつ
くようなことがなく、組付け時のバラツキを無くし、耐久性を向上させることが出来る。
また、本発明のブッシュの絞り加工治具は、加工時に外筒のフランジ外周端が絞りコマ
の切欠部に当接しているため、フランジ部分にも絞り作用が働き外筒全体を絞ることがで
きるため、上記効果に加えて、より一層ブッシュの耐久性を向上させることが出来る。
また、上記ストッパーが弾性体により付勢されていることにより、ブッシュの絞り加工
開始と共に、ストッパーによる外筒のフランジの倒れ変形防止の作用を働かすことが出来
る。したがって、上記効果に加えて、外筒におけるフランジの倒れ変形を防ぐための、ス
トッパーの端面とブッシュの端面との距離の調節作業が極めて容易となる。
また、絞り治具からストッパーを取り外し自在にしておくことによって、ストッパーの
不必要時に、絞り治具からストッパーを外して使用でき、本発明の利用範囲の拡大を図る
ことが出来る。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施例1を示すブッシュの絞り加工治具の半裁縦断面図、図2は図1の
ブッシュの絞り加工治具における絞り治具の平面図、図3はブッシュの絞り加工治具によ
り絞り加工されるブッシュの縦断面図である。これらの図において、ブッシュの絞り加工
治具(以下、単に絞り加工治具という。)1は、内筒2、弾性部材3、外筒4の順序で内
側から外側に同心的に配設してなるブッシュ5を挿入保持する孔6を有し、その外周面に
テーパ7が形成されており、かつ孔6の軸方向に複数分割した分割体8からなる絞りコマ
9と、穴10の内周面にテーパ11が形成されており、絞りコマ9のテーパ7と協同して
分割体8をその径方向に移動させて、ブッシュ5の外筒4の径を絞る絞り治具12と、か
らなり、絞り加工時に絞りコマ9に挿入保持したブッシュ5の外筒4のフランジ13の変
形を規制するストッパー14を絞り治具12に設けたものである。
前記ブッシュ5の内筒2は、図3に示すように、比較的厚肉の円筒体であり、その材質
は鉄(STKM)であって、同じく鉄(STKM)製の外筒4に前記弾性部材3を介在
させて焼き付け接着されている。材質は、鉄に代えてアルミニウムを用いてもよい。一方
、弾性部材3は、充分な弾力性のあるゴムにて構成されている。そして、この弾性部材3
の外周面には前記フランジ13付の外筒4が外嵌される。このように構成されたブッシュ
5は、前記絞りコマ9の孔6に挿入保持され、絞り加工が施される。
前記絞り加工治具1の絞りコマ9は、円錐台形をなし、この実施例では上面から見て8
等分に分割された分割体8を有する。この分割体8は、少なくとも2等分以上であればよ
く、上限は特にないが、製作上からその上限は16等分程度が限度となり、偶数分割が作
り易い。そして、絞りコマ9の胴部に切欠部20が設けられ、この切欠部20は前記分割
体8の上面に設けられた切欠20aの集合体である。したがって、ブッシュ5の絞り加工
時に、外筒4のフランジ13の外周端は切欠部20に当接した状態で配置されているから
、フランジ13部分にも絞り作用が働き外筒4全体が絞られることになり、ブッシュ5の
耐久性をより一層向上させることが出来る。更に、外筒4のフランジ13の外周端を含め
た全体が絞られることにより、フランジ13の倒れ変形の不具合も解消される効果もある
。なお、外筒4のフランジ13の結合部13aは、鋭角よりも図1、3に示すような若干
のR(アール)を有して切欠部20に当接されているのが望ましい。
前記絞り治具12は、軸30が取り付けられ、この軸30にはアクチュエータ等の進退
移動が出来る作動源が連結されている。更に、この絞り治具12には逆円錐台形の大きな
前記穴10が開いている。この穴10の内周面は前記テーパ11となって、絞りコマ9の
外周面のテーパ7と当接するようになって、軸30により絞り治具12が図1中矢線a方
向に移動すると、絞りコマ9の8等分に分割された分割体8が図1、2中矢線b方向に移
動するようになっている。そして、この穴10の底部31のほぼ中心部に前記ストッパー
14が取り付けられている。
すなわち、ストッパー14は、底部31にねじ込まれ下部突起32を有するスライド軸
33と、底部31と下部突起32との間を自在にスライド出来る押圧リング体34と、底
部31と押圧リング体34の収容凹部34aとの間に介在する弾発性の弾性体35とから
なる。このストッパー14の押圧リング体34は、弾性体35によりスライド軸33の下
部突起32に付勢され、しかもこの押圧リング体34の押圧端面は、ブッシュ5の絞り加
工開始前すでにブッシュ5の端面、すなわち、弾性部材3に通常は当接しているから、ブ
ッシュ5の絞り加工開始と共に、押圧リング体34の押圧端面は弾性部材3を弾性体35
の弾性力により押圧し、外筒4のフランジ13の倒れ変形の防止作用を働かすことが出来
る。
更に、弾性体35を使用することにより、押圧リング体34の押圧端面が弾性部材3の
端面に当接するまで、絞り治具12の底部31にスライド軸33をねじ込むだけで良いか
ら、フランジ13の倒れ変形を防ぐための、押圧リング体34の押圧端面と弾性部材3の
端面との距離mの調節作業が極めて容易となる。なお、絞り治具12の底部31からスラ
イド軸33を螺脱すれば、弾性体35と共に押圧リング体34も外すことが出来て、スト
ッパー14は絞り治具12に対して着脱自在となり、ストッパー14が不必要な場合に取
り外すことが出来て、絞り加工治具1の使用範囲が広がる。また、弾性体35は、この実
施例1では弾発スプリングが採用されているが、これに限定されず、押圧リング体34を
弾圧出来るものであれば良い。
以下に、上記構成のブッシュの絞り加工治具1を使用して絞り加工したブッシュ5を製
造する方法を説明する。
まず、鉄製の内筒2、ゴム製の弾性部材3及び鉄製の外筒4を用いた。弾性部材3は、
NR(天然ゴム)で、ゴム硬度がショアーAHs 60°の材料を、電熱加硫プレスにて、
温度170℃程度、時間約15分、圧力200kg/cm2 の条件で成形され、製作され
る。次いで、内筒2及び外筒4はこの弾性部材3により焼き付け接着され、絞り加工前の
ブッシュ5が製作される。内外筒はアルミ製でも良い。
そして、このブッシュ5は次のようにして絞り加工される。
すなわち、ブッシュ5を平板上にセットした絞りコマ9の孔6に、図1に示すように挿
入保持する。一方、絞り治具12の穴10の底部31にストッパー14をねじ込み装着す
る。そのねじ込み装着の際、ストッパー14の押圧リング体34の押圧端面と、ブッシュ
5の弾性部材3の端面とを当接させるようにねじ込む。そのあと、絞りコマ9に絞り治具
12を被せ、アクチュエータ等の進退移動の作動源にて軸30を矢線A方向に移動させる
と、絞り治具も基準線Lから矢線a方向に移動させて、絞りコマ9及び絞り治具12のテ
ーパ7及び11により分割体8が矢線b方向に移動し、ブッシュ5の外筒4の径を絞る。
その絞り量は1mmから最大3mm程度である。その絞り加工の際、外筒4の軸方向の変
形によって、フランジ13が倒れ変形しようとするが、弾性体35により弾圧されたスト
ッパー14によりこの倒れ変形を防ぐ(図4、5)。
したがって、外筒4のフランジ13が倒れ変形したりすることが無く、内筒2の端部と
外筒4のフランジ13との寸法t1が一定に保たれ、ブッシュ5の組付けが正確に出来る
。また、内筒2及び外筒4のフランジ13に近在する弾性部材3に無理なテンションがか
からず、その接着性や耐久性が保持されて、隙間が出来たり、最悪時、弾性部材3と内筒
2及び外筒4との接着部分が一部あるいは全部剥離してしまうようなことがない。
次に、本発明の有効性を実証する。
まず、鉄製の内筒、ゴム製の弾性部材及び鉄製の外筒を用い、弾性部材は、NRでゴム
硬度がショアーAHs 60°の材料を電熱加硫プレスにて、温度170℃、15分間、圧
力200kg/cm2 の条件で製作され、次いで、内筒及び外筒は上記により得た弾性
部材により焼き付け接着され、このブッシュを20個製作した。20個のサンプル1から
20について、図6に示す角度α及び変位vを測定した。
1)サンプル1から10は、図10に示す従来の絞り加工治具にて、外筒の径に対し4.
2%絞り加工を施し、図6の角度α及び変位vを測定した。
2)サンプル11から20は、図1に示す本発明の絞り加工治具にて、外筒の径に対し4
.2%絞り加工を施し、同様に図6の角度α及び変位vを測定した。
上記1)、2)の結果を表1、2に示した。更に、サンプル1から10の絞り加工前の
変位vと絞り加工後の変位vとの特性を図7に示し、サンプル11から20の絞り加工前
の変位vと絞り加工後の変位vとの特性を図8に示した。
Figure 2006077816
Figure 2006077816
表1、2及び図7、8から明らかなとおり、本発明の絞り加工治具により得られた絞り
加工後のブッシュは、従来の絞り加工治具により得られた絞り加工後のブッシュに比べて
、角度α及び変位v共に差が少なくその優位性が実証された。
以上、本発明の実施例1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であると理解されるべきである。
本発明のブッシュの絞り加工治具は、フランジ付のブッシュに対して耐久性を付与する
ために、絞り加工をする場合に利用可能性が高く、特に、外筒にのみフランジが有る場合
に利用可能性が極めて高くなる。
本発明の実施形態を示すブッシュの絞り加工治具の半裁縦断面図である。 図1のブッシュの絞り加工治具における絞り治具の平面図である。 本発明のブッシュの絞り加工治具により絞り加工されるブッシュの縦断面図である。 本発明の絞り加工の状態を示すブッシュの絞り加工治具の半裁縦断面図である。 本発明の絞り加工の状態を示すブッシュの絞り加工治具の半裁縦断面図である。 本発明の絞り加工された状態を示すブッシュの縦断面図である。 従来例における絞り加工前の変位vと絞り加工後の変位vとの特性図である。 本発明の絞り加工前の変位vと絞り加工後の変位vとの特性図である。 従来例のブッシュの縦断面図である。 従来例のブッシュの絞り加工治具の縦断面図である。 従来例の他のブッシュの絞り加工治具の縦断面図である。
符号の説明
1,60,60a ブッシュの絞り加工治具
2,50 内筒
3,51 弾性部材
3a 内側部
3b,51a 外側部
4,52 外筒
5,5A ブッシュ
6 孔
7,11 テーパ
8 分割体
9 絞りコマ
10 穴
12,61 絞り治具
13,53,54 フランジ
13a 結合部
14,62 ストッパー
20 切欠部
20a 切欠
30 軸
31 底部
32 下部突起
33 スライド軸
34 押圧リング体
34a 収容凹部
35 弾性体

Claims (4)

  1. 内筒、弾性部材、外筒の順序で内側から外側に同心的に配設してなるブッシュを挿入保
    持する孔を有し、その外周面にテーパを有し、かつ前記孔の軸方向に複数分割した分割体
    からなる絞りコマと、
    穴の内周面にテーパを有し、前記絞りコマのテーパと協同して前記分割体をその径方向
    に移動させて、前記ブッシュの外筒の径を絞る絞り治具とからなり、前記絞り加工時に前
    記絞りコマに挿入保持した前記ブッシュの外筒のフランジの倒れ変形を規制するストッパ
    ーを前記絞り治具に設けたことを特徴とするブッシュの絞り加工治具。
  2. 絞り加工開始前の前記外筒のフランジ外周端は、前記絞りコマの胴部に形成した切欠部
    に当接した状態で配置されている請求項1記載のブッシュの絞り加工治具。
  3. 前記ストッパーは弾性体により付勢されている請求項1または2記載のブッシュの絞り
    加工治具。
  4. 前記ストッパーは絞り治具に着脱可能に取り付けられている請求項1ないし3のいずれ
    か1項記載のブッシュの絞り加工治具。

JP2004260120A 2004-09-07 2004-09-07 ブッシュの絞り加工治具 Pending JP2006077816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004260120A JP2006077816A (ja) 2004-09-07 2004-09-07 ブッシュの絞り加工治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004260120A JP2006077816A (ja) 2004-09-07 2004-09-07 ブッシュの絞り加工治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006077816A true JP2006077816A (ja) 2006-03-23

Family

ID=36157450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004260120A Pending JP2006077816A (ja) 2004-09-07 2004-09-07 ブッシュの絞り加工治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006077816A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007111186A1 (ja) 2006-03-20 2007-10-04 Ntt Docomo, Inc. 基地局、移動局および伝搬路測定用信号の送信制御方法
JP2009264568A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Bridgestone Corp 弾性ブッシュ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62159618U (ja) * 1986-03-31 1987-10-09
JPH04189532A (ja) * 1990-11-26 1992-07-08 Bridgestone Erasutetsuku Kk 防振ゴムの絞り加工機
JP2000046085A (ja) * 1998-05-29 2000-02-15 Hokushin Ind Inc ブッシュの絞り加工治具
JP2003230923A (ja) * 2002-02-13 2003-08-19 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ブッシュの外筒絞り装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62159618U (ja) * 1986-03-31 1987-10-09
JPH04189532A (ja) * 1990-11-26 1992-07-08 Bridgestone Erasutetsuku Kk 防振ゴムの絞り加工機
JP2000046085A (ja) * 1998-05-29 2000-02-15 Hokushin Ind Inc ブッシュの絞り加工治具
JP2003230923A (ja) * 2002-02-13 2003-08-19 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ブッシュの外筒絞り装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007111186A1 (ja) 2006-03-20 2007-10-04 Ntt Docomo, Inc. 基地局、移動局および伝搬路測定用信号の送信制御方法
JP2009264568A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Bridgestone Corp 弾性ブッシュ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10316920B2 (en) Anti-vibration device
US20110193278A1 (en) Anti-vibration device
EP2913210B1 (en) Bush for stabilizer and fastening method
JP2006300106A (ja) 防振装置
JP6297400B2 (ja) 防振装置
WO2016047395A1 (ja) 筒型防振装置
JP2006144972A (ja) 防振ブッシュ組付構造
JP3951274B1 (ja) 防振ブッシュの製造方法
US20150300445A1 (en) Vibration damping device
EP1219853B1 (en) Method of producing vibration-isolating bushing
JP2006077816A (ja) ブッシュの絞り加工治具
WO2014057779A1 (ja) ボールジョイント用ダストカバー
US7322091B2 (en) Vibration isolating bushing and its manufacturing method
JP2007239917A (ja) 防振ブッシュ
JP3932025B2 (ja) 防振ブッシュ
JP2008057792A (ja) 筒状ダイナミックダンパ及びその製造方法
JPS634832Y2 (ja)
JP2012196705A (ja) フランジ付き筒形防振ゴムの製造方法
JP2010060023A (ja) 防振ブッシュ
JP2008232195A (ja) 防振ブッシュの製造方法及び防振ブッシュ
JP2002321516A (ja) スタビライザブッシュ及びその成形方法
JP2007002916A (ja) ダンパ付きプーリおよびその製造方法
JP3698111B2 (ja) 防振ブッシュの製造方法
JP7446200B2 (ja) シリンダ装置
JP2000329180A (ja) 防振ブッシュ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070618

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070622

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070813

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090612

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20090618

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090612

A521 Written amendment

Effective date: 20090805

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100810

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02