JP2003230923A - 防振ブッシュの外筒絞り装置 - Google Patents

防振ブッシュの外筒絞り装置

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JP2003230923A
JP2003230923A JP2002035904A JP2002035904A JP2003230923A JP 2003230923 A JP2003230923 A JP 2003230923A JP 2002035904 A JP2002035904 A JP 2002035904A JP 2002035904 A JP2002035904 A JP 2002035904A JP 2003230923 A JP2003230923 A JP 2003230923A
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Hitonobu Ito
士信 伊藤
Yasukuni Wakita
安國 脇田
Yoshikazu Tsujimoto
芳和 辻本
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振ブッシュの外筒に、前記の横断面が凹凸
をなす絞り加工を容易にかつ確実に施すことができる絞
り装置を得る。 【解決手段】 製品受け体10に対し接近方向に移動可
能な治具本体20に、周方向複数に分割形成しかつ内側
面の曲率半径を異にする第1のダイス片31と第2のダ
イス片32とを交互に放射状に配置して絞り用ダイス3
0を構成し、双方のダイス片の内側面31a,32aに
段差cを設け、各ダイス片を、治具本体20内のテーパ
状の取付面部24に沿って段差cを保持したまま軸方向
に変位可能に保持し、治具本体と製品受け体との相対的
な接近方向の移動により、前記各ダイス片を取付面部2
4に沿ってその径小側に変位させ、防振ブッシュAの外
筒に対し横断面が凹凸をなす絞り加工を施すように設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペン
ション等に使用される防振ブッシュの外筒絞り装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のサスペンション等にお
いて、車両のボディ側とサスペンション等の支持側のメ
ンバー部材との間に介装される防振装置として、図8に
示すように、内筒(1)と、その外方に同軸状に配置さ
れた外筒(2)と、これら内外両筒(1)(2)間に介
設されて両筒を弾性的に結合するゴム弾性体(3)とよ
りなる防振ブッシュ(A)が知られている。
【0003】この防振ブッシュ(A)は、前記内筒
(1)がこれに貫挿されるボルト等の締結手段により車
体側に取付固定され、また外筒(2)がサスペンション
アーム等の連結筒部に対して圧入され固定される。
【0004】このような外筒付きの防振ブッシュ(A)
は、加硫後のゴム弾性体(3)の収縮に対応させ耐久性
を向上する目的で、外筒(2)を縮径させる絞り加工を
施してゴム弾性体(3)に予備的に圧縮を加えることが
行われている。
【0005】ところで、前記連結筒部に対する外筒の圧
入においては、通常、圧入代は圧入荷重が3トン以下
で、抜け荷重が0.5トン以上を確保するように設定さ
れるが、近年、連結筒部の加工レス化等のために連結筒
部の寸法公差が比較的大きくなっており、そのため前記
の圧入代の設定が容易でなく、圧入荷重と抜け荷重を最
適化するのが難しくなっている。
【0006】そこで、前記防振ブッシュ(A)の外筒
(2)を、図8および図9のように、周方向の複数個所
に軸方向の凸部(4)を有して横断面が凹凸状をなす、
いわゆる花びら状の絞り加工を施すことにより、連結筒
部の寸法公差の大小を該凸部(4)により吸収し、寸法
公差が変化しても所定範囲の圧入荷重で圧入でき、かつ
所定の抜け荷重を確保できるようにすることが提案され
ている(特開平11−230224号)。
【0007】前記防振ブッシュ(A)の外筒(2)の絞
り加工は、しごきダイスを用いて行うほか、例えば周方
向複数に分割形成されたダイス片を放射状に配置してな
るダイスを用いて、各ダイス片を径方向に移動させるこ
とにより行うことができる。また、横断面が凹凸状をな
す絞り加工は、前記ダイス片のダイス面となる内側面
に、半径方向の段差をつけておくことにより行える。
【0008】本発明は、防振ブッシュの外筒に、前記の
横断面が凹凸状をなす絞り加工を施す絞り装置として、
その絞り加工を容易にかつ確実に行うことができる絞り
装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、内筒とその周
囲に配された外筒とが両者間に介設されたゴム弾性体に
より結合されてなる防振ブッシュの外筒絞り装置であっ
て、上記の課題を解決するために、次の構成を有するも
のである。
【0010】本発明の外筒絞り装置は、加硫後の防振ブ
ッシュをその軸心を上下方向にして支持する製品受け体
と、前記製品受け体の上方において絞り用ダイスを保持
する治具本体とからなり、該治具本体と前記製品受け体
との少なくとも一方が他方に対し接近する方向に移動可
能に設けられてなり、前記治具本体の絞り用ダイスは、
周方向複数に分割して形成され、かつダイス面となる内
側面の曲率半径を異にする第1のダイス片と第2のダイ
ス片とが、放射状をなすように周方向に交互に配置され
て、第1と第2のダイス片の内側面に段差を有してな
り、これらの各ダイス片が、前記治具本体内においてテ
ーパ状の取付面部に沿って前記段差を保持したまま軸方
向に変位可能に保持されており、前記治具本体と製品受
け体との相対的な接近方向の移動により、前記各ダイス
片が前記取付面部に沿ってその径小側に変位することに
より、防振ブッシュの外筒に対し横断面が凹凸状をなす
絞り加工を施すように設けられてなることを特徴とす
る。
【0011】この構成の外筒絞り装置によれば、製品受
け体により加硫後の防振ブッシュをその軸心を上下方向
にして支持した状態において、前記治具本体と製品受け
体との相対的な接近方向の移動により、前記防振ブッシ
ュが治具本体内の絞り用ダイスの内側に入り所定の位置
に保持されるとともに、前記ダイスを構成する第1と第
2の各ダイス片が、ダイス面となる内側面に段差を有し
たままで、前記移動に伴ってテーパ状の取付面部に沿っ
てその径小側に、つまりは半径方向内方に変位する。そ
の結果、各ダイス片によるダイス内径が縮径し、これに
伴って前記防振ブッシュの外筒を縮径させる方向に絞
る。特に、前記第1のダイス片と第2のダイス片との内
側面の段差のために、絞り量が周方向に交互に異なり、
横断面が凹凸状をなすいわゆる花びら状の絞り加工を施
すことができる。
【0012】前記第1のダイス片の内側面と、第2のダ
イス片の内側面との段差は、0.2〜1.5mmの範囲
にあるのが、防振ブッシュ外筒の連結筒部に対する圧入
荷重と抜け荷重の最適化、およびゴム弾性体の耐久性等
の点から好ましい。
【0013】前記絞り装置において、前記治具本体は、
下方に開口する本体ケースを有し、該本体ケースの下部
内周に上部側ほど径小のテーパ状をなす取付面部が設け
られ、該取付面部には前記各ダイス片の配置に対応する
周方向の所要間隔毎にガイドキーが取付けられ、前記第
1と第2の各ダイス片が該ガイドキーにスライド可能に
係合して、該取付面部に沿って軸方向に変位可能に保持
されており、また、前記製品受け体は、その中央部に防
振ブッシュを支持した状態で前記本体ケースに対し下部
開口より取付面部の内方にまで進入可能な受け台部を有
してなり、前記治具本体と製品受け体との接近方向の移
動により、前記受け台部により前記ダイス片を押し上げ
るように設けられてなる構成とすることができる。
【0014】これにより、前記治具本体と製品受け体と
の相対的な接近方向の移動によって、前記製品受け体の
受け台部が前記取付面部の内方まで進入して、前記第1
と第2の各ダイス片の下端面に当接し、各ダイス片をガ
イドキーに沿って取付面部の径小側に押し上げる。この
際、前記受け台部の中央部に支持されている防振ブッシ
ュがダイス内側に進入しており、前記各ダイス片は該防
振ブッシュに対して一定の位置を保持した状態で押し上
げられる。したがって、前記各ダイス片が取付面部の径
小側に変位し、これに伴って半径方向内方に変位して各
ダイス片によるダイス面の直径が縮径することにより、
前記防振ブッシュの外筒に対し所定の絞り加工を施すこ
とができる。
【0015】前記製品受け体は、前記受け台部の上面側
の中央部に防振ブッシュの内筒が嵌合する支持ピンを持
つ支持部材を備え、該支持部材により防振ブッシュの内
筒下端部を受けて直立状態に支持するように設けられて
なるものが好ましい。これにより、防振ブッシュの内筒
を前記支持ピンに嵌合することにより、該防振ブッシュ
を前記受け台部の中央に安定性よく直立状態に支持する
ことができる。そのため、前記治具本体と製品受け体と
の相対的な接近方向の移動によって、前記防振ブッシュ
をダイス内側に進入位置させることができ、以て前記の
絞り加工を不都合なく行うことができる。
【0016】前記の絞り装置において、前記各ガイドキ
ーが、本体ケースの外周からのねじ止め手段により前記
取付面部に固定されてなるものが好ましい。これによ
り、ガイドキーを取付面部に容易に取付け構成でき、ま
た摩耗損傷した場合の取り替えも容易に行える。
【0017】また、前記各ダイス片が適宜付勢手段によ
り下方向きに付勢されており、治具本体と製品受け体と
が離隔位置にあるとき、各ダイス片が前記付勢力により
取付面部の下端開口側に位置するように設けられてなる
ものが好ましい。これにより、絞り加工後に治具本体と
製品受け体とを離隔させることにより、各ダイス片が前
記付勢力により取付面部に沿って下端開口側に変位し
て、前記各ダイス片によるダイス面が拡径する。従っ
て、防振ブッシュの外筒より前記各ダイス片を確実に離
脱させることができ、以て加工された防振ブッシュを問
題なく取り出すことができる。
【0018】前記本体ケースの下端部開口に前記の各ダ
イス片の下方への抜脱を阻止する環状のダイス受けが設
けられてなるものが好ましい。これにより、前記ガイド
キーに係合された各ダイス片の下方への脱落を防止でき
る。しかも、前記ダイス受けを取り外せば、前記ダイス
片を容易に取り替えることができる。
【0019】また、前記絞り装置における前記絞り用ダ
イスを構成する第1と第2の各ダイス片が、それぞれワ
イヤーカット装置により製作されてなるものが好まし
い。
【0020】このワイヤーカットは、ワイヤー電極をワ
ーク材に接触走行させて、ワイヤー放電を利用してワー
ク材をカットし、所定形状の製品を得るものであって、
製品を単品でカットするものではあっても、一旦そのカ
ット条件を設定すれば、多数の製品を設定した通りに正
確にカットでき、自動化も容易である。そのため、トー
タルコストを低下させることができることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示す実施例に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明の1実施例にかかる絞り装置
の治具本体と製品受け体とを離隔させた状態の縦断面
図、図2は同上の絞り装置の治具本体と製品受け体を接
近移動させた絞り加工状態の縦断面図である。図3は絞
り用ダイスの下面側からの平面図、図4は本体ケースの
下面側からの平面図、図5は絞り用ダイスの取付部分の
一部の拡大断面図、図6は前図のX−X線の一部の横断
面図である。図7は他の実施例を示す一部の断面図、図
8は絞り加工を施した防振ブッシュの1例を示す縦断面
図、図9は同上の防振ブッシュの横断面図である。
【0023】図において、本発明の絞り装置による加工
対象の防振ブッシュ(A)は、図8に示すように、内筒
(1)と、その外方に同軸状に配置された外筒(2)
と、これら内外両筒間に介設されて両筒を弾性的に結合
するゴム弾性体(3)とよりなる。内筒(1)は、これ
に貫挿されるボルト等の締結手段により車体側のブラケ
ットに取付固定されるもので、比較的厚肉の円筒状をな
している。また外筒(2)は、サスペンションアーム等
の連結筒部(図示せず)に対して圧入手段により固定さ
れるもので、比較的薄肉の金属の円筒体からなり、一端
部に径方向外方に突出するフランジが形成される場合も
ある。
【0024】前記の外筒(2)は、ゴム弾性体(3)に
予備的な圧縮を与えるために、加硫成形後に縮径方向の
絞り加工が施されている。特に、外筒(2)の外周に
は、本発明装置を用いる絞り加工によって、周方向の所
要間隔毎に軸心と平行方向の凸条(2a)を有する横断
面が凹凸状、すなわち図9のように横断面において花び
ら状をなす絞り加工が施されている。
【0025】本発明の絞り装置は、加硫成形された防振
ブッシュ(A)に対して前記の花びら状をなす絞り加工
を施すためのものである。以下にその絞り装置の具体例
について説明する。
【0026】図1および図2において、(10)はゴム
弾性体(3)の加硫成形後の防振ブッシュ(A)を、そ
の軸心を上下方向にして受支する製品受け体、(20)
は前記製品受け体(10)の上方において前記防振ブッ
シュ(A)の外筒(2)に対する絞り用ダイス(30)
を備えてなる治具本体である。この製品受け体(10)
と治具本体(20)とは、油圧シリンダー装置等の加圧
手段(図示せず)により、少なくともいずれか一方が上
下動し、両者が相対的に接近および離隔方向に移動でき
るように設けられている。図示する実施例では、治具本
体(20)が上下動して、下方の製品受け体(10)に
対し接近あるいは離隔できるようになっている。
【0027】前記の製品受け体(10)は、取付基板
(11)上に円柱状の受け台部(12)がボルト締結手
段等により固定されて載設されており、この受け台部
(12)の上面中央部に、加工対象の防振ブッシュ
(A)を支持する支持部材(13)が設けられている。
この支持部材(13)は、円柱状の基部(13a)に、防
振ブッシュ(A)の内筒(1)に嵌合し得るピン(13
b)が上向きに突設されてなり、前記基部(13a)が前
記受け台部(12)の上面中央部に設けられた嵌合凹部
(14)に嵌着され、ねじ止め手段(15)により固定
されている。これにより、前記防振ブッシュ(A)を、
その内筒(1)を前記ピン(13b)に嵌合した状態で中
央位置に直立状態に支持できるようになっている。ま
た、この支持部材(13)は加工対象の防振ブッシュ
(A)のサイズ、内筒(1)の径等に応じて取り替え可
能である。
【0028】前記治具本体(20)は、取付基板(2
1)の下面に略円筒状の本体ケース(22)が締結ボル
ト等の締結手段(23)により固定されており、この本
体ケース(21)の下部内周には、下端側ほど径大のテ
ーパ状をなす取付面部(24)が形成され、該取付面部
(24)に沿って絞り用ダイス(30)が配設されてい
る。
【0029】前記絞り用ダイス(30)は、周方向で複
数に分割形成された第1のダイス片(31)と第2のダ
イス片(32)とよりなり、これらの各ダイス片(3
1)(32)が例えば1個ずつ交互に且つ全体として環
状をなすように放射状に配置されている。
【0030】特に、前記第1のダイス片(31)のダイ
ス面となる内側面(31a)と、前記第2のダイス片(3
2)のダイス面となる内側面(32a)とが、その曲率半
径(R1)(R2)を異にして、例えば第2のダイス片
(32)の内側面の曲率半径(R2)が、第1のダイス
片(31)の内側面(31a)の曲率半径(R1)よりや
や大きくなるように形成され、両者の内側面(31a)
(32a)に半径方向に僅かに段差(c)がつけられてい
る。
【0031】前記の段差(c)は、防振ブッシュ(A)
の外筒(2)の花びら状の絞り加工による凸条(2a)
の段差に対応して設定されるもので、通常、この段差寸
法は0.2〜1.5mm、好ましくは0.4〜10.m
mの範囲に設定される。すなわち、前記両ダイス片(3
1)(32)の内側面(31a)(32a)の段差(c)が
前記範囲より小さいとブッシュ外筒(2)の凸条(2
a)の高さが小さくなり、花びら状の凹凸をなす絞り加
工を施したことによる効果が得られず、また前記段差
(c)が大きすぎると、ブッシュ外筒(2)の凸条(2
a)と、他の凹部分との間の絞り量の差が大きくなりす
ぎて、ゴム弾性体(3)の耐久性に影響を及ぼすおそれ
がある。そのため前記範囲とするのが好ましい。
【0032】前記の第1のダイス片(31)と第2のダ
イス片(32)とよりなる絞り用ダイス(30)は、製
品受け体(10)に対する治具本体(20)の上下動に
より拡縮可能に設けられている。
【0033】その手段として、前記本体ケース(22)
の下部内周のテーパ状の取付面部(24)に沿って配さ
れた前記ダイス片(31)(32)に対応する周方向所
要間隔個所に、スライド用のガイドキー(25)が、ね
じ止め手段(26)により本体ケース(22)に固定さ
れている。各ガイドキー(25)は、図6に示すよう
に、それぞれ内側端部(25a)がケース周方向に幅広に
なった横断面略T字状をなしており、外側端部が取付面
部(24)に形成された軸方向の溝(25b)に嵌合され
て前記ねじ止め手段(26)により固定されている。
【0034】前記第1と第2の各ダイス片(31)(3
2)は、前記内側面(31a)(32a)を除いて同形であ
り、それぞれ前記本体ケース(22)の取付面部(2
4)に対応するように外側面が軸心に対して傾斜せしめ
られている。各ダイス片(31)(32)には、その外
側面および上下両端面に開口し、かつ前記ガイドキー
(25)の形状に対応したアリ溝状をなす係合溝(3
4)が設けられており、各ダイス片(31)(32)は
前記係合溝(34)が前記ガイドキー(25)に嵌合し
て上下に摺動可能に設けられている。この状態におい
て、前記内側面(31a)(32a)に前記段差(c)を有
した状態になっている。
【0035】したがって、前記各ダイス片(31)(3
2)がガイドキー(25)に係合した状態で前記取付面
部(24)の傾斜に沿って上下に変位することにより径
方向にも変位し、例えば図2のようにダイス片(31)
(32)が取付面部(24)の径小の上方側に移動する
ことにより径方向内向きに変位し、また図1のように取
付面部(24)の径大の下方側に移動することにより径
方向外向きに変位するように設けられている。
【0036】(27)は前記本体ケース(22)の下端
開口にねじ止め手段により固定された円環状のダイス受
けであって、前記各ダイス片(31)(32)を受け止
め下方への抜脱を規制するように設けられている。この
ダイス受け(27)の内径は前記製品受け体(10)の
受け台部(12)の外径より大きくなっており、治具本
体(20)が製品受け体(10)に接近する方向に移動
したとき、前記受け台部(12)が前記ダイス受け(2
7)の内方に進入して、前記各ダイス片(31)(3
2)の下端に当接し、該各ダイス片(31)(32)を
押し上げるように構成されている。
【0037】前記本体ケース(22)内周における前記
取付面部(24)の上端に前記各ダイス片(31)(3
2)の上方への移動を規制する内フランジ状の凸縁(2
8)が設けられている。また前記凸縁(28)より上側
の本体ケース(22)内にはダイス押さえ(29)が上
下動可能に配され、その下面中央部より下方向きに突出
し前記凸縁(28)の内側に嵌合する環状の下端部(29
a)が、前記各ダイス(31)(32)の上端に当接せ
しめられている。またこのダイス押さえ(29)の上面
とその上方の前記取付基板(21)との間には、下方向
きの付勢手段としてのスプリング(40)が配設されて
おり、前記ダイス押さえ(29)を介して前記各ダイス
片(31)(32)を下向きに押さえるようになってい
る。このスプリング(40)は、図のように同一円状に
間隔をおいて複数個を配置するほか、一つのスプリング
でもよい。
【0038】したがって、前記治具本体(20)が製品
受け体(10)との接近位置から図1の隔離位置に移動
したとき、前記スプリング(40)の付勢力で前記各ダ
イス片(31)(32)がダイス受け(27)に当接位
置まで降下するようになっている。
【0039】(41)は前記製品受け体(10)の支持
基板(11)の上に立設したガイドポストであって、上
側の治具本体(20)の取付基板(21)に設けたガイ
ド孔(42)を貫通しており、製品受け体(10)に対
する接近及び離隔方向の移動の案内をするように設けら
れている。
【0040】なお、上記の実施例の装置では、加工対象
の防振ブッシュ(A)が、外筒(2)にフランジを有さ
ないものの場合を示したが、図7の鎖線のように、外筒
(2)にフランジ(2b)を有する場合、さらにそのフ
ランジ面にストッパ用ゴム部(3a)を有する場合は、
第1と第2の各ダイス片(31)(32)の下面と接触
する製品受け体(10)の受け台部(12)の上面の前
記支持部材(13)の外方部において、前記フランジ
(2b)およびストッパ用ゴム部(3a)が嵌入できる
凹部(12a)を形成しておいて、該防振ブッシュ(A)
を支持部材(13)の上に上記と同様に直立状態に支持
できるようにする。
【0041】また、前記第1と第2の各ダイス片(3
1)(32)が取付面部(24)に対して上下に変位す
るときは、該各ダイス片(31)(32)の下端に前記
受け台部(12)が当接した状態で変位することになる
ので、前記支持部材(13)に支持された防振ブッシュ
(A)に対しては一定の位置関係を保持したままで半径
方向にのみ変位することになる。そのため、各ダイス片
(31)(32)のダイス面となる内側面(31a)(32
a)は、図7のように、上端部に非ダイス面(31b)
(32b)を残したものを用いることができる。さらに、
図示していないが、軸方向に曲率半径を変化させて段差
をつけたダイス片を用いることができ、この場合におい
ても、周方向に交互に配置された第1と第2のダイス片
について、上記と同様に、ダイス面となる内側面の曲率
半径を異にして半径方向で段差をつけて実施することが
できる。
【0042】上記した第1のダイス片(31)と第2の
各ダイス片(32)は、次のようにして製作する。
【0043】例えば、所定の半径の円環状の部材から、
第1および第2のダイス片(31)(32)に相当する
数、および周方向の寸法をなすようにカットし、これら
の各ダイス片の内側面をそれぞれ加工する。
【0044】すなわち、ダイス面となる内側面(31a)
の曲率半径(R1)が小さい第1のダイス片(31)に
ついて、その間に第2のダイス片(32)を挟んで環状
に保持した状態で、その内側面(31a)を所定の曲率半
径(R1)をなすように切削加工する。このとき、前記
第2のダイス片(32)についてもその内側面が同寸法
に加工される。次に、内側面の曲率半径の大きい第2の
ダイス片(32)について、前記第1のダイス片(3
1)に替えて、これより内側面の半径の大きい補助材を
挟んで環状に保持した状態で、ダイス面となる内側面
(32a)を所定の曲率半径(R2)をなすように切削加
工する。また、各ダイス片(31)(32)の外側面に
は、スライド用の前記ガイドキー(25)と嵌合する前
記係合溝(34)を切削加工により、あるいはワイヤー
カット加工により形成する。
【0045】前記のほか、前記第1のダイス片(31)
と第2のダイス片(32)とを、それぞれワイヤーカッ
ト装置により、所定の厚みの板状体から係合溝(34)
とダイス面となる内側面(31a)(32a)を含む所定形
状に形成することができる。ワイヤーカットは、ワイヤ
ー電極をワーク材に接触走行させて、ワイヤー放電を利
用してワーク材をカットし、所定形状の製品を得るもの
であって、製品を単品でカットするものではあっても、
一旦そのカット条件を設定すれば、多数の製品を設定し
た通りに正確にカットでき、自動化も容易である。その
ため、トータルコストを低下させることができることに
なる。補修用の予備のダイス片を形成しておくにも無駄
がない。
【0046】上記した本発明の絞り装置による防振ブッ
シュ(A)の絞り加工について説明する。
【0047】内筒(1)と外筒(2)をゴム弾性体
(3)を介して結合した加硫成形後の防振ブッシュ
(A)を、製品受け体(10)の受け台部(12)上の
支持部材(13)のピン(13b)に内筒(1)を嵌合し
て、軸心を上下方向にして直立状態に支持する(図
1)。
【0048】こうして、上側の治具本体(20)が油圧
等の駆動手段により降下させ、製品受け体(10)に向
かって接近させる。このとき、絞り用ダイス(30)を
構成する第1および第2のダイス片(31)(32)
は、スプリング(40)の付勢力でダイス押さえ(2
9)により下方向きに押さえられて、本体ケース(2
2)の下部内周の取付面部(24)の最下部にあって、
本体ケース(22)の下端に固定されたダイス受け(2
7)により受支され、最も拡径した状態にある。
【0049】このため、前記治具本体(20)の降下に
より、前記防振ブッシュ(A)が前記ダイス(30)の
内側に入り、さらに前記ダイス受け(27)の内孔に前
記製品受け体(10)の受け台部(12)が進入し、本
体ケース(22)内に保持されている各ダイス片(3
1)(32)の下端面に当接する。そして、前記治具本
体(10)がさらに降下するのに伴って、前記各ガイド
片(31)(32)が、前記受け台部(12)の中央部
に支持されている防振ブッシュ(A)に対して一定の位
置を保持したままで、テーパ状の前記取付面部(24)
およびガイドキー(25)に沿って取付面部(24)の
径小の上方側に変位する(図2)。その結果、径方向内
方にも変位してダイス面が縮径し、前記防振ブッシュ
(A)の外筒(2)に対し縮径方向の絞り加工が施され
る。
【0050】特に、前記絞り用ダイス(30)を構成す
る第1のダイス片(31)と第2のダイス片(32)の
ダイス面となる内側面(31a)(32a)が、その曲率半
径(R1)(R2)を異にして半径方向に僅かに段差
(c)がつけられているために、防振ブッシュ(A)の
外筒(2)には、周方向所要間隔の複数個所に、前記段
差(c)に応じて僅かに突出した軸方向の凸条(2a)
が形成され、横断面が花びら状の凹凸をなす絞り加工が
施されることになる。
【0051】前記の絞り加工の後、治具本体(20)が
前記とは反対に製品受け体(10)から離隔するように
上昇すると、これに伴って、前記各ダイス片(31)
(32)がスプリング(40)の付勢力で押さえられて
いるため、前記取付面部(24)の傾斜にそって径大の
下方側に変位するとともに、防振ブッシュ(A)に対し
て半径方向外向きに変位し、ダイス面が拡径する。これ
により、各ダイス片(31)(32)がブッシュ外筒
(2)から離脱し、治具本体(10)がさらに上昇する
ことにより、図1の状態に戻る。これにより、絞り加工
された図8および図9に示す防振ブッシュ(A)を回収
することができる。
【0052】このように、加工対象の加硫成形後の防振
ブッシュ(A)を製品受け体(10)の受け台部(1
2)上に軸心を上下方向にして支持しセットすることに
より、しごきダイスを使用せずに、所定の花びら状の絞
り加工を施すことができる。しかも複数に分割形成され
ダイス片(31)(32)をテーパー状の取付面部(2
4)に沿った軸方向の変位により、半径方向の変位を生
起させるため、各ダイス片(31)(32)の絞り荷重
を均一化でき、良好な絞り加工を施すことができる。
【0053】なお、上記の実施例においては、絞り用ダ
イス(30)を保持する治具本体(20)を製品受け体
(10)に対し軸方向で接近、離隔するように上下動さ
せる場合について説明したが、これとは逆に、上側の治
具本体(20)を固定しておいて、製品受け体(10)
を前記治具本体(20)に対して軸方向に接近、離隔さ
せることも、また両者を同時に移動させることも可能で
ある。実施上は、図示する実施例のように治具本体(2
0)を上下動させるのが好ましい。
【0054】また、前記絞り用ダイス(30)の第1と
第2のダイス片(31)(32)については、図のよう
に1個ずつ交互に配するものに限らず、例えば第1のダ
イス片(31)の複数個おきに内側面の曲率半径の大き
い第2のダイス片(32)を1個ずつ配して実施するこ
ともできる。また、これらの分割数は、12個〜16個
が実施上好適であるが、防振ブッシュの形態やサイズ等
によっては、前記より少なくし、あるいは多くして実施
することもある。さらに前記第1のダイス片(31)と
第2のダイス片(32)の周方向の幅(厚み)を異にし
て実施することもできる。
【0055】
【発明の効果】上記したように本発明の防振ブッシュの
外筒絞り装置によれば、治具本体に装備した絞り用ダイ
スが、ダイス面を構成する内側面の曲率半径を異にして
段差をつけた第1のダイス片と、第2のダイス片とを周
方向に交互に配置されてなるので、防振ブッシュの外筒
に対して、周方向の所要間隔毎に他部分より僅かに絞り
量の少ない凸条を有する横断面が花びら状の凹凸をなす
絞り加工を容易に且つ確実に施すことができる。
【0056】特に、本発明の絞り装置の場合は、前記第
1のダイス片および第2のダイス片を、製品受け体と治
具本体との軸方向の相対的な接近、離隔作用によって、
本体ケース内のテーパ状の取付面部に沿って軸方向に変
位させることにより、中央に支持される防振ブッシュに
対して一定の位置関係を保持したままで、半径方向に変
位させることができので、ブッシュ外筒に対し良好な絞
り加工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絞り装置の1実施例を示す治具本体と
製品受け体を離隔させた状態の縦断面図である。
【図2】同上の絞り装置の治具本体と製品受け体を接近
移動させた絞り加工状態の縦断面図である。
【図3】絞り用ダイスの下面側からの平面図である。
【図4】本体ケースの下面側からの平面図である。
【図5】絞り用ダイスの取付部分の一部の拡大断面図で
ある。
【図6】前図のX−X線の一部の横断面図である。
【図7】他の実施例を示す一部の断面図である。
【図8】絞り加工を施した防振ブッシュの1例を示す縦
断面図である。
【図9】同上の防振ブッシュの横断面図である。
【符号の説明】
(A) 防振ブッシュ (1) 内筒 (2) 外筒 (3) ゴム弾性体 (10) 製品受け体 (11) 取付基板 (12) 受け台部 (13) 支持部材 (13a) 基部 (13b) ピン (14) 嵌合凹部 (20) 治具本体 (21) 取付基板 (22) 本体ケース (24) 取付面部 (25) スライド用のガイドキー (27) ダイス受け (28) 凸縁 (29) ダイス押さえ (30) 絞り用ダイス (31) 第1のダイス片 (31a) 第1のダイス片の内側面 (R1) 第1のダイス片の曲率半径 (32) 第2のダイス片 (32a) 第2のダイス片の内側面 (R2) 第2のダイス片の曲率半径 (34) 係合溝 (40) スプリング (41) ガイドポスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻本 芳和 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3J059 AD05 BA42 BC06 EA03 GA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内筒とその周囲に配された外筒とが両者間
    に介設されたゴム弾性体により結合されてなる防振ブッ
    シュの外筒絞り装置であって、 加硫後の防振ブッシュをその軸心を上下方向にして支持
    する製品受け体と、前記製品受け体の上方において絞り
    用ダイスを保持する治具本体とからなり、該治具本体と
    前記製品受け体との少なくとも一方が他方に対し接近す
    る方向に移動可能に設けられてなり、 前記治具本体の絞り用ダイスは、周方向複数に分割して
    形成され、かつダイス面となる内側面の曲率半径を異に
    する第1のダイス片と第2のダイス片とが、放射状をな
    すように周方向に交互に配置されて、第1と第2のダイ
    ス片の内側面に段差を有してなり、これらの各ダイス片
    が、前記治具本体内においてテーパ状の取付面部に沿っ
    て前記段差を保持したまま軸方向に変位可能に保持され
    ており、前記治具本体と製品受け体との相対的な接近方
    向の移動により、前記各ダイス片が前記取付面部に沿っ
    てその径小側に変位することにより、防振ブッシュの外
    筒に対し横断面が凹凸状をなす絞り加工を施すように設
    けられてなることを特徴とする防振ブッシュの外筒絞り
    装置。
  2. 【請求項2】前記第1のダイス片の内側面と、第2のダ
    イス片の内側面との段差が、0.2〜1.5mmの範囲
    にある請求項1に記載の防振ブッシュの外筒絞り装置。
  3. 【請求項3】前記治具本体は、下方に開口する本体ケー
    スを有し、該本体ケースの下部内周に上部側ほど径小の
    テーパ状をなす取付面部が設けられ、該取付面部には前
    記各ダイス片の配置に対応する周方向の所要間隔毎にガ
    イドキーが取付けられ、前記第1と第2の各ダイス片が
    該ガイドキーにスライド可能に係合して、該取付面部に
    沿って軸方向に変位可能に保持されており、また、前記
    製品受け体は、その中央部に防振ブッシュを支持した状
    態で前記本体ケースに対し下部開口より取付面部の内方
    にまで進入可能な受け台部を有してなり、前記治具本体
    と製品受け体との接近方向の移動により、前記受け台部
    により前記ダイス片を押し上げるように設けられてなる
    請求項1または2に記載の防振ブッシュの外筒絞り装
    置。
  4. 【請求項4】前記製品受け体は、前記受け台部の上面側
    の中央部に防振ブッシュの内筒が嵌合する支持ピンを持
    つ支持部材を備え、該支持部材により防振ブッシュの内
    筒下端部を受けて直立状態に支持するように設けられて
    なる請求項3に記載の防振ブッシュの外筒絞り装置。
  5. 【請求項5】前記各ガイドキーが、本体ケースの外周か
    らのねじ止め手段により前記取付面部に固定されてなる
    請求項3または4に記載の防振ブッシュの外筒絞り装
    置。
  6. 【請求項6】前記各ダイス片が適宜付勢手段により下方
    向きに付勢されており、治具本体と製品受け体とが離隔
    位置にあるとき、各ダイス片が前記付勢力により取付面
    部の下端開口側に位置するように設けられてなる請求項
    3〜5のいずれか1項に記載の防振ブッシュの外筒絞り
    装置。
  7. 【請求項7】本体ケースの下端部開口に前記の各ダイス
    片の下方への抜脱を阻止する環状のダイス受けが設けら
    れてなる請求項3〜6のいずれか1項に記載の防振ブッ
    シュの外筒絞り装置。
  8. 【請求項8】前記絞り用ダイスを構成する第1と第2の
    各ダイス片が、それぞれワイヤーカット装置により製作
    されてなる請求項1〜7のいずれか1項に記載の防振ブ
    ッシュの外筒絞り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077816A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Hokushin Ind Inc ブッシュの絞り加工治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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