JP2006077808A - 油圧式無段変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部動力によって駆動される可変容量型のポンプと、これに連通接続されたモータとを共通のケーシングに収容してなる油圧式無段変速装置において、チャージ回路へのチャージ油供給を確実なものにして油切れの発生を抑制することができるようにする。
【解決手段】 ポンプ31とモータ32とを連通接続する油路a、bに逆止弁34を介して連通接続されたチャージ油路cをケーシング33内のドレン油路dに連通するとともに、ドレン油路dをリリーフ弁37を介してタンクに連通接続し、別の油圧ポンプ36から導いた圧油をドレン油路dに供給する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、コンバインやトラクタなどの作業機に前後進に切換えが可能な走行用変速装置として利用される油圧式無段変速装置に関する。
周知のように、上記油圧式無段変速装置は、外部動力によって駆動される可変容量型のの圧油吐出量および圧油吐出方向を任意に変更することで、その吐出圧油を受けて回転駆動されるモータの出力を無段に変速するとともに、その回転方向を正逆に切り替えることができるようになっている。
このように構成された油圧式無段変速装置では、ポンプやモータからの油リークを補うためにチャージ回路が備えられている。このチャージ回路は、例えば、特許文献1に開示されているように、ポンプとモータとを連通接続する一対のモータ駆動用油路のそれぞれに逆止弁を介して連通接続されたものであり、このチャージ回路にチャージポンプからの圧油を供給することで、低圧側となったモータ駆動用油路に圧油を補充する構成が多用されている。
特開2003−94968号公報
上記構成で用いられるチャージポンプは、ポンプと同軸で駆動される小型のトロコイドポンプが利用されることが多く、ポンプ駆動源であるエンジンの回転速度が低下すると直ちにチャージ油量が減少する。従って、チャージ油量の減少が長く続くと、油圧式無段変速装置内の摺接回動部位での油切れが発生して焼き付きに至るおそれがある。また、チャージ油量を多くするためにチャージポンプの容量を大きくすると、通常時に過剰にチャージ油が供給されることになって動力ロスや油温上昇が新たな問題として発生する。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、チャージ回路へのチャージ油供給を確実なものにして油切れの発生を抑制することができるようにすることを目的としている。
第1の発明は、外部動力によって駆動される可変容量型のポンプと、これに連通接続されたモータとを共通のケーシングに収容してなる油圧式無段変速装置において、
前記ポンプとモータとを連通接続する油路に逆止弁を介して連通接続されたチャージ油路を前記ケーシング内のドレン油路に連通するとともに、ドレン油路をリリーフ弁を介してタンクに連通接続し、別の油圧ポンプから導いた圧油を前記ドレン油路に供給するよう構成してあることを特徴とする。
上記構成によると、ケーシング内のドレン油路はケース内空間を利用して形成されるので、ドレン油路にはリリーフ弁で設定された圧の多量の油が充満されることになり、エンジン回転速度の低下、等によって油圧ポンプからの圧油供給量が少なくなったとしても、ドレン油路の油量が急激に減少してしまうことはなく、このドレン油路に連通されたチャージ油路には常にチャージ油を補給できる状態になる。
従って、第1の発明によると、チャージ油路へのチャージ油の供給が急激に減少することを回避することができ、もって、チャージ回路へのチャージ油供給を確実なものにして油切れの発生を抑制することができるようになった。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記圧油が、作業装置昇降用の油圧回路を経たものである。
上記構成によると、作業装置昇降用の油圧回路からの戻り油が油圧式無段変速装置のケーシングにチャージ油として供給され、専用のチャージポンプは不要となる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に、作業機の一例である自脱型コンバインの側面図が、また図2にその平面図がそれぞれ示されている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部に、油圧シリンダ3によって昇降駆動される刈取り部4が連結されるとともに、走行機体2の左側に脱穀装置5、右側に運転部6と穀粒回収タンク7が配置搭載された構造となっている。
図3,4に示すように、前記運転部6には、エンジン10を横向きに収容した箱型のボンネット11が配備され、このボンネット11の上に運転座席12が取付けられている。また、運転部6の足元に配備されたステップフレーム13の前端に操縦塔14が立設されるとともに、ステップフレーム13の上に上下厚さが比較的大きい(数十mm)ステップ部材15が載置されている。このステップ部材15は樹脂成形されたものであって、その上面に滑り止め用、および、排水用のパターンが形成されるとともに、機体横外側方(右側)の端辺の一部に凹部16が切欠き形成されている。この凹部16は、足を横向きに入れることができる程度の開口幅と奥行きを備えており、地上から運転部6に乗り込む際に、前記凹部16においてステップフレーム13の上面に足を直接に掛けることで、ステップ部材15の厚さ分だけ足の持上げを少なくして、楽に乗り上がることができるようになっている。また、搭乗して運転座席12に着座した状態での足は前後方向に向かうので、前後に幅狭くなっている凹部16に右足全体が落ち込むことなく、左右の足をステップ部材15の上面に載せて運転することができる。
図5に、このコンバインにおける伝動構造の概略が示されている。図示のように、前記エンジン10の動力の一部は主変速装置としての油圧式無段変速装置(HST)21にテンション式の主クラッチ22を介してベルト伝達さるとともに、エンジン10の動力の他の一部はテンション式の脱穀クラッチ23を介して脱穀装置5にベルト伝達されるようになっている。また、油圧式無段変速装置21の変速出力がミッションケース24に入力されて走行系と作業系に分岐され、走行系の動力は副ギヤ変機構25を介して複数段に変速された後、サイドクラッチ・ブレーキ26を介して左右のクローラ走行装置1に伝達され、また、分岐された作業系の動力がテンション式の刈取りクラッチ27を介して刈取り部4にベルト伝達されるようになっている。
なお、走行伝動系には、クローラ走行装置1への正転動力および逆転動力の伝達は許容されるが、クローラ走行装置1側からの逆駆動を阻止する双方向クラッチ28が介在され、坂道において機体が自重で移動することが阻止されるようになっている。
前記油圧式無段変速装置21は、容量が可変なアキシャルプランジャ型のポンプ31と、容量が固定されたアキシャルプランジャ型のモータ32とを共通のケーシング33に装備し、エンジン10でポンプ31を駆動するとともに、モータ32の回転出力をミッションケース24に入力するよう構成されたものであり、変速レバー操作などによってポンプ31の斜板角度を変更調節して圧油の吐出量を無段に変更するとともに、吐出方向を正逆に切換え変更することで、モータ32の回転出力を正逆方向に無段に変速し、もって、前後進の切換えと零速からの無段変速走行が行えるようになっている。
図5中の油圧回路図に示すように、前記ポンプ31とモータ32とは2組の駆動用油路a,bで接続されるとともに、両駆動用油路a,bには逆止弁34および絞り35を介してチャージ油路cが接続され、かつ、このチャージ油路cは、ケーシング33の内部空間を利用して形成されたドレン油路dに接続されている。
そして、ケーシング33内のドレン油路dにはエンジン動力によって駆動される油圧ポンプ36からの圧油が供給されるとともに、ドレン油路dに接続されたリリーフ弁37によってドレン油路dの圧が所定の低圧に安定維持されている。ここで、リリーフ弁37の開弁圧はドレン油路dに充満している油をチャージ油路cに送り込むに必要な低圧に設定されている。また、リリーフ弁37から排出される余剰油はタンクとしてのミッションケース24に戻されて循環される。
また、油圧ポンプ36からの圧油は、前記刈取り部4を昇降する油圧シリンダ3の制御用油圧回路38に供給され、その戻り油がケーシング33内のドレン油路dに供給されるようになっている。
〔他の実施例〕
(1)前記サイドクラッチ・ブレーキ26を油圧操作するパワー操向仕様においては、油圧ポンプ36からの圧油を刈取り部昇降用の油圧回路のみならず、パワー操向用の油圧回路にも供給して、これらの戻り油をケーシング33内のドレン油路dに供給するようにしてもよい。
(2)本発明に係る油圧式無段変速装置21は、コンバインのみならず、その他の収穫機、トラクタ、乗用田植機、乗用草刈機、などの各種作業機の走行用変速装置として利用することもできる。
自脱型コンバインの側面図 自脱型コンバインの平面図 運転部の側面図 運転部の平面図 伝動系統図
符号の説明
31 ポンプ
32 モータ
33 ケーシング
34 逆止弁
36 油圧ポンプ
37 リリーフ弁
a 油路
b 油路
c チャージ油路
d ドレン油路

Claims (2)

  1. 外部動力によって駆動される可変容量型のポンプと、これに連通接続されたモータとを共通のケーシングに収容してなる油圧式無段変速装置において、
    前記ポンプとモータとを連通接続する油路に逆止弁を介して連通接続されたチャージ油路を前記ケーシング内のドレン油路に連通するとともに、ドレン油路をリリーフ弁を介してタンクに連通接続し、別の油圧ポンプから導いた圧油を前記ドレン油路に供給するよう構成してあることを特徴とする油圧式無段変速装置。
  2. 前記圧油が、作業装置昇降用の油圧回路を経たものである請求項1記載の油圧式無段変速装置。
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