JP2006077624A - タンク内蔵の多板式オイルクーラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 オイル漏れ等を防止し、製品の信頼性の向上を図る。
【解決手段】 本発明に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラ10,31は、タンク12にはオイルパイプ18が貫設されていると共にオイルパイプ18の周囲にオイルクーラ10,31を取り付けるための係止孔26,27が穿設されており、各中空エレメント11には、オイルパイプ18に整合してそれぞれ連通孔16,17が穿設され、タンク12と中空エレメント11の間及び各中空エレメント11の間の連通孔16,17の周囲にはそれぞれスペーサ20,21が気密に設けられており、タンク12と中空エレメント11の間のスペーサ20には係止孔26,27に整合して係止爪部24,25が形成され、係止爪部24,25は係止孔26,27を傾斜姿勢で貫通し、その先端部28,29がタンク12の外面に密着可能なように形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はオイルクーラに関し、特に、エンジンのウォータジャケットの冷却水ケースや車両用ラジエータの下部タンク等に収容されるタンク内蔵の多板式オイルクーラに関する。
従来、自動車のエンジンオイル等のオイルを冷却するためにオイルクーラが使用されており、このオイルクーラの一つのタイプとして、ラジエータの下部タンク等に収容されるタンク内蔵の多板式オイルクーラがある。
このタンク内蔵の多板式オイルクーラは、図5に示すように、扁平形状を成す複数の中空エレメント1を積層することにより構成され、中空エレメント1には、タンク2に接続されるオイルパイプ3に整合して連通孔4が穿設されている。また、タンク2と中空エレメント1の間及び各中空エレメント1の間には、それぞれ、連通孔4の周囲にスペーサ5,6が気密に設けられており、タンク2と中空エレメント1の間のスペーサ5にはタンク2に穿設された係止孔7に整合して係止爪部8が起立して形成されている。そして、この係止爪部8を外側にコの字状に折曲させ、その先端部をタンク2の外面に密着させると共にタンク2の内面と中空エレメント1の外面とをロウ付けすることにより、オイルクーラがタンクに固定されるようになっている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−139291号公報
ところが、上記した従来のタンク内蔵の多板式オイルクーラでは、図5に示すように、係止孔7と係止爪部8との間に隙間9が生じることがあるため、ロウ付けが不完全となり、オイル漏れ等を起こすおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、オイル漏れ等を防止し、製品の信頼性の向上を図ることのできるタンク内蔵の多板式オイルクーラを提供しようとするものである。
本発明は、オイルが流通可能な中空エレメントを積層することにより構成されるタンク内蔵の多板式オイルクーラであって、前記タンクにはオイルパイプが貫設されていると共に該オイルパイプの周囲にオイルクーラを取り付けるための係止孔が穿設されており、前記各中空エレメントには、前記オイルパイプに整合してそれぞれ連通孔が穿設され、前記タンクと前記中空エレメントの間及び前記各中空エレメントの間の前記連通孔の周囲にはそれぞれスペーサが気密に設けられており、前記タンクと前記中空エレメントの間の前記スペーサには前記係止孔に整合して係止爪部が形成され、該係止爪部は前記係止孔を傾斜姿勢で貫通し、その先端部が前記タンクの外面に密着可能なように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、タンクと中空エレメントの間に気密に設けられたスペーサの係止爪部がタンクの係止孔を傾斜姿勢で貫通し、その先端部がタンクの外面に密着するように構成されているため、タンク内の冷却水や中空エレメント内のオイルが漏出するおそれがなく、製品の信頼性の向上を図ることが可能となる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
先ず、図1及び図2により、本発明の第1の実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラについて説明する。ここで、図1は該実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラを示す断面図、図2はそのスペーサを示す斜視図である。
このタンク内蔵のオイルクーラ10は、扁平形状を成す複数の中空エレメント11を積層することにより構成され、エンジンのウォータジャケットの冷却水ケースや車両用ラジエータの下部タンク等(以下、これらを包括して「タンク」と称す。)に収容されるようになっている。
それぞれの中空エレメント11は、周縁部が折曲されて皿状を成す一対のプレート13,14を内部に中空部15が形成されるように逆向きに重ね合わせることにより構成されている。各プレート13,14には、最下段の中空エレメント11の下側のプレート14を除いて、両端部にそれぞれ、連通孔16,17(図1では一方の端部の連通孔のみ示している。)が穿設されており、連通孔16,17は、タンク12に取り付けられたオイルパイプ18に整合して設けられている。また、中空部15には、連通孔16,17の付近を除いて、インナーフィン19が挿入されている。
タンク12と最上段の中空エレメント11の間及び各中空エレメント11の間にはそれぞれ、連通孔16,17の周囲に環状のスペーサ20,21が気密に設けられており、各スペーサ20,21にはそれぞれ連通孔22,23が穿設されている。そして、タンク12と最上段の中空エレメント11の間に設けられるスペーサ20には、図2に示すように、連通孔22の周囲の対向する位置に一対の係止爪部24,25が起立して形成されており、各係止爪部24,25は、タンク12のオイルパイプ18の周囲に方形状に穿設された係止孔26,27に整合するように設けられている。そして、係止爪部24,25を係止孔26,27に挿入し、係止爪部24,25が係止孔26,27を傾斜姿勢で貫通するように、内側にZ状に折曲させ、その先端部28,29をタンク12の外面に密着させると共にタンク12の内面と中空エレメント11の外面とをロウ付けすることにより、オイルクーラ10はタンク12に固定される。
このようにタンク12に固定されたタンク内蔵のオイルクーラ10において、一方のオイルパイプ18からスペーサ20の連通孔22を介して中空エレメント11内に流入したオイルは、中空部15、各連通孔16,17,23を流通し、タンク12内であって中空エレメント11の外側を流通する冷却水との間で熱交換を行い、他方のオイルパイプ(図示せず)から流出する。この場合、係止爪部24,25と係止孔26,27との間の隙間30は、図1に示すように、係止爪部24,25により閉塞されるため、ロウ付け状態が良好となり、この隙間30からオイル等が漏出するおそれはない。
次に、図3及び図4を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラについて説明する。ここで、図3は該実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラを示す断面図、図4はそのスペーサを示す斜視図である。なお、説明の簡略化のため、以下の説明において、上記した第1の実施の形態の場合と同様の構成については、図3中、図1と同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
本実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラ31の場合、タンク12と最上部の中空エレメント11の間に設けられるスペーサ32は、図4に良く示されているように、外周部の対向する位置に、一対の係止爪部33,34が起立して形成されている。そして、オイルクーラ31をタンク12に固定する場合、これらの係止爪部33,34を係止孔26,27に挿入し、係止爪部33,34が係止孔26,27を傾斜姿勢で貫通するように、外側にZ状に折曲させ、その先端部35,36をタンク12の外面に密着させると共にタンク12の内面と中空エレメント11の外面とをロウ付けさせる。この場合、係止爪部33,34と係止孔26,27との間の隙間37は、図3に示すように、係止爪部33,34により閉塞されるため、ロウ付け状態が良好となり、この隙間37からオイル等が漏出するおそれはない。
本発明の第1の実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラを示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラのスペーサを示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラを示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタンク内蔵の多板式オイルクーラのスペーサを示す斜視図である。 従来例を示す断面図である。
符号の説明
10 オイルクーラ
11 中空エレメント
12 タンク
16 連通孔
17 連通孔
18 オイルパイプ
20 スペーサ
21 スペーサ
24 係止爪部
25 係止爪部
26 係止孔
27 係止孔
28 先端部
29 先端部
31 オイルクーラ
32 スペーサ
33 係止爪部
34 係止爪部
35 先端部
36 先端部

Claims (1)

  1. オイルが流通可能な中空エレメントを積層することにより構成されるタンク内蔵の多板式オイルクーラであって、
    前記タンクにはオイルパイプが貫設されていると共に該オイルパイプの周囲にオイルクーラを取り付けるための係止孔が穿設されており、前記各中空エレメントには、前記オイルパイプに整合してそれぞれ連通孔が穿設され、前記タンクと前記中空エレメントの間及び前記各中空エレメントの間の前記連通孔の周囲にはそれぞれスペーサが気密に設けられており、前記タンクと前記中空エレメントの間の前記スペーサには前記係止孔に整合して係止爪部が形成され、該係止爪部は前記係止孔を傾斜姿勢で貫通し、その先端部が前記タンクの外面に密着可能なように形成されていることを特徴とするタンク内蔵の多板式オイルクーラ。
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