JP2006077571A - スライド式自動ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】 1台のセンサを安全センサとしても起動センサとしても使用する。
【解決手段】 通行者が通行する開口を開閉するスライド自在なドア4のドア面における通行者が接触する位置に接触部28aを設けている。開口の上方にセンサ14aが設置されている。このセンサ14aは、開口の幅範囲内に複数の検知領域24c乃至24gを設定している。これらのうち、検知領域24dは、表示部28aの前方近傍に配置され、その幅は表示部28aの幅よりも大きい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スライド式自動ドアに関し、特に、ドアを開閉するための起動センサをドアのドア面に備えた自動ドアに関する。
スライド式自動ドアの開閉制御には、ドアに起動センサとしてタッチセンサを設け、このタッチセンサに通行者が接触したときに、ドアによって開口を開く方式のものがある。この方式では、通行者がいなくなってから予め定めた時間が経過したとき、ドアによって開口を再び閉じるのが原則である。但し、ドアが閉じようとするとき、開口の中に人が立っていると、閉じようとするドアと立っている人とが接触する可能性がある。そこで開口の中のほぼ開口の幅の範囲内に人が立っていることを検知するサポートセンサを設け、開口が開かれてからこのサポートセンサが人を検知している場合、ドアを開いたままとする。
この方式では、ドアが閉じようとしているときに通行者が開口を通過しようとすると、ドアと共に移動しているタッチスイッチに通行者が接触しない限り、閉じかけているドアは開かれない。このことは、一般の通行者には充分に認識されていないので、閉じてくるドアと通行者とが接触する可能性がある。
そこで、最近、開口の上方の無目にもう1つのセンサを安全用のセンサとして設置し、この安全用のセンサがドアに近づく通行者を検出すると、ドアを開いて、閉じてくるドアと通行者との接触を防止し、安全性を向上させた自動ドアが提案されている。
しかし、上記自動ドアでは、タッチスイッチ以外に、もう1つの安全用センサを設置しなければならず、ドア面に設置されるタッチスイッチ、開口の中に引き通されるサポートセンサ、無目に設置される安全センサの合計3個のセンサが必要となり、コストが高くなると言う問題点があった。
本発明は、通行の安全性を低下させることなく、コストを抑えたスライド式自動ドアを提供することを目的とする。
本発明によるスライド式自動ドアは、通行者が通行する開口を開閉するスライド自在なドアを有している。このドアは、片引きのものでも両引きのものでもよい。ドアのドア面における前記通行者が接触する位置に表示部が設けられている。表示部は、例えば通行者に接触を促す表示が印刷された表示板又はシールとすることができる。開口の上方に1つのセンサが配置されている。このセンサは、前記表示部の前方近傍の検知範囲を含む複数の検知範囲を前記開口近傍に沿って前記開口の幅とほぼ同一の範囲に設定している。このセンサは、光線を照射する複数の投光器と、前記光線の反射光線を受光する複数の受光器とを、有し、前記投光器と受光器とによって前記複数の検知範囲を形成する。複数の検知範囲は、開口の上方から床面側を向けて形成される。前記ドアが前記開口を閉じている閉位置にあって、これら検知範囲のいずれかにおいて物体が検知されたとき、前記ドアが開放され、前記ドアが前記開口を開いている開位置にあって、前記検知範囲において物体が非検知のとき前記ドアが閉じられる。さらに、前記表示部の前方近傍の検知範囲の幅は、少なくとも前記表示部の幅よりも広く形成されている。
前記表示部の前方近傍の検知範囲は、それぞれ複数の前記投光器と前記受光器とによって形成された複数の検知範囲によって構成されているものにできる。
さらに、前記表示部の前方近傍の検知範囲は、重なり合っているものにできる。
本発明によるスライド式自動ドアでは、前記表示部の前方近傍の検知範囲は、前記複数の投光器と前記複数の受光器とのうち、床面に対してほぼ垂直に配置されている投光器及び受光器によって設定されているものにできる。
以上のように、本発明によるスライド式自動ドアでは、1台のセンサでありながら、起動センサとしても安全センサとしても使用することができ、スライド式自動ドアのコストを低減することができる。しかも、このセンサは、ドアの上方から下方に向けて検知領域を形成するので、起動センサとして使用する場合、表示部に接触しようとする通行者の手を確実に検知することができる上に、安全センサとして使用した場合にも、表示部の周囲に広い検知領域を確保でき、開口の近傍に立っている人を確実に検知することができ、安全性を確保することができる。
図1乃至図5に示す本発明の第1の実施の形態のスライド式自動ドアは、図3に示すように、ドア開口2を有している。このドア開口2は、縦長の矩形に形成され、このドア開口2を開閉する縦長の矩形のドア4がスライドする。ドア4が開口2を閉じたとき、即ちドア4が閉位置にあるとき、開口2にドア4が重なり、ドア4が開口2を開いたとき、即ちドア4が開位置にあるとき、ドア4は、開口2の側方に設けた固定壁6に重なる。
図1に示すように、開口2及び固定壁6の上方に無目8が設けられている。この無目8内にドア4をスライドさせるための駆動手段、例えばドアエンジン10、伝達機構(図示せず)が設けられている。このドアエンジン10を制御してドア4をスライドさせるために制御手段、例えばドアコントローラ12も、無目8内に設けられている。
ドアコントローラ12によるドア4の開閉制御のため、センサ14a、14bが、図2及び図3に示すように、無目8の両外側に取り付けられている。両センサ14a、14bは、同一の構成であるので、センサ14aのみの説明を行う。
センサ14aは、図4に示すように、複数、例えば7つの投光器16a乃至16gを有している。これら投光器16a乃至16gは、例えば赤外線発光ダイオードによって構成され、床面側に向けて投光するように配置されている。この配置は、投光器16dが中心に位置する上向きに凸状であるアーチ状に配置されている。このアーチは、各投光器16a乃至16gの光軸が、一点、例えば拡散用レンズ18の中心で交差するように配置されている。即ち、このアーチの中心は、拡散用レンズの中心と一致している。各投光器16a乃至16gは、この光軸の両側に或る程度拡散させるように広がった幅を持って光を投射する。
センサ14aは、複数、例えば7つの受光器20a乃至20gも有している。受光器20a乃至20gは、例えば赤外線フォトダイオードによって構成され、投光器16a乃至16gと同様にアーチ状に配置され、床面からの反射光線を受光する。即ち、センサ14aは、反射型の光学センサである。
受光器20aは、投光器16aから投射され、床面で反射された光線が集光レンズ22を介して受光されるように配置されている。受光器20bは、投光器16bから投射され、床面で反射された光線を集光レンズ22を介して受光するように配置されている。以下、同様に残りの受光器20c乃至20gも、投光器16c乃至16gから投射され、集光レンズ22を介して床面で反射された光線を受光するように、それぞれ配置されている。
それぞれ7つの投光器16a乃至16g、受光器20a乃至20gのうち、投光器16c、受光器20cによって図1に示す検知範囲、例えば検知領域24cが形成され、投光器16d、受光器20dによって検知領域24dが形成され、投光器16e、受光器20eによって検知領域24eが形成され、投光器16f、受光器20fによって検知領域24fが形成され、投光器16g、受光器20gによって検知領域24gが形成されている。これら検知領域24c乃至24gは、図1及び図3から明らかなように床面近傍において開口2のほぼ同一の幅範囲に、開口2に接近して位置するように開口の外部に形成されている。光軸が床面に対してほぼ垂直である投光器16d、受光器20dによる検知領域24dは、図1から明らかなようにセンサ14aから床面に向かう垂直線上に形成されている。なお、投光器16a、16b及び受光器20a、20bは、5つの検知領域のみを形成するので、使用されていない。
同様に、検知領域24c乃至24gに対応する検知領域26a乃至26eがセンサ14bによってドア4の反対側の面にも形成されている。この場合、投光器16a、16b及び受光器20a、20bが使用され、投光器16f、16g、受光器20f、20gは使用されない。
検知領域24dに接近したドア4の一方の面には、表示部、例えば表示板28aが貼着されている。この表示板28aには、例えば手を近づけることを促すステッカー状のものを使用することができる。この表示板28aは、この表示板28aに接触しようとする手が検知領域24dを通過するように、検知領域24dと重ねて配置されている。なお、この表示板28aの床面からの高さ位置は、通常のタッチスイッチが取り付けられる高さ位置である。同様にドア4の反対側の面にも、図2に示すように表示板28bに接触しようとする手が検知領域26dを通過するように、検知領域26dと重ねて表示板28bが配置されている。特に、投光器16d、受光器20dの光軸が表示板28a上を通過するように、配置されている。このように床面にほぼ垂直に形成されている検知領域24d、26dと重ねるように、特にほぼ垂直な光軸に重ねて、表示部28a、28bをドア4に貼り付けるので、その貼り付け位置の調整は比較的容易である。
また、固定壁6と、これと対向する開口2の縁部(図示せず)とには、図1に点線で示すように光線を通す投光器29a及び受光器29bが設けられている。この投光器29aと受光器29bとは、安全センサの一種であるサポートセンサとして設けられている。これは、ドア開口4の中で立ち止まっている人を検知するためのものである。
このように構成されたスライド式自動ドアでは、図5のフローチャートで示すような処理がドアコントローラ12によって行われる。ドア4が閉位置にある状態において、センサ14aまたは14bがオンであるか、即ち人を検知しているかドアコントローラ12が判断する(ステップS2)。この判断の結果がイエスになるまで、このステップS2をドアコントローラ12が繰り返す。例えば、閉じられているドア4を開きたい通行者が表示板28aまたは28bに接触すると、検知領域24dまたは26dによって手が検出される。その結果、ステップS2の判断の結果がイエスとなる。
ステップS2の判断の結果がイエスとなったことにより、ドアエンジン10がドア4を開く方向に駆動する(ステップS4)。このように、センサ14a、14bは、ドアを起動するための起動センサとして機能している。
次に、ドアコントローラ12は、ドア4がドア開位置に到達したか判断する(ステップS6)。この判断は、例えば図示していないがドアエンジン10にエンコーダが設けられており、このエンコーダの出力に基づいてドアコントローラ12がドア4の位置を測定し、そのドア位置がドア開位置に相当する値になったか否かによって行われる。この判断がノーであると、センサ14aまたは14bがオフであるかドアコントローラ12が判断する(ステップS10)。即ち、通行者を検出しているか判断する。検出していると、ステップS6を再び実行する。ステップS6、S10のループは、ドア4が開位置に到達するまで繰り返される。ステップS6の判断がイエスになると、ドア4は、ドア開位置にあるので(ステップS8)、ドアエンジン10が停止される。
そして、再びステップS10が実行され、センサ14aまたは14bがオフでないと判断されると、即ち、通行者が検知されていると、ステップS6、S8、S10のループを実行する。ステップS10の判断がイエスになると、即ち、通行者が検知されなくなると、ドアコントローラ12は、内蔵するオープンタイマを起動し、所定時間(例えば、通行者がドアを通過するのに必要な時間)が経過したか判断する(ステップS12)。この判断がノーであると、イエスになるまでステップS12を繰り返す。
ステップS12の判断がイエスになると、ドアコントローラ12は、ドアの閉駆動を開始する(ステップS14)。次に、センサ28aまたは28bがオンであるか判断する(ステップS16)。即ち、検知領域24c乃至24gまたは26a乃至26eのいずれかで通行者が検知されているか判断する。この判断がイエスである場合、もしドア4を閉じたならば、ドア4と通行者が衝突するので、これを避けるためにステップS4を実行して、ドア4が再び開かれる。従って、センサ14a、14bは、この時点では安全センサとして機能している。このようにセンサ14a、14bは、1台のセンサでありながら、起動センサとしても、安全センサとしても機能する。
ステップS16の判断がノーであると、即ちドア4が閉じつつある状態で、検知領域24c乃至24g及び26a乃至26eのいずれでも人が検知されないと、ドアコントローラ12は、サポートセンサ29a、29bがオンであるか、即ち人を検知しているか判断する(ステップS18)。サポートセンサ29a、29bが人を検知していると、上述したようにドア4と通行者が衝突する可能性があるので、これを避けるためにステップS4を実行し、ドア4を再び開く。
ステップS18の判断がノーであると、ドア4を閉じても、通行者とドア4が衝突する可能性がないので、ドアコントローラ12は、ドア4がドア閉位置まで移動したか判断し(ステップS20)、移動していなければ、閉位置に移動するまでステップS14、S16、S18、S20のループを繰り返す。なお、ステップS20の判断は、例えば上述したエンコーダの出力に基づいて算出したドア位置がドア閉位置に相当する値であるかを判断することによって行う。そして、ステップS20の判断がイエスになると、ドア4が停止される(ステップS22)。
このスライド式自動ドアでは、センサ14a、14bが上述したように起動センサとしても、安全センサとしても機能する。しかも、センサ14a、14bは、無目8に取り付けられており、床面に向けて検知領域を形成するので、安全センサとして使用した場合に、確実に通行者を検知することができる。
図6及び図7に第2の実施の形態を示す。この実施の形態では、その構成要素は第1の実施の形態の自動ドアと同一であるので、同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
この自動ドアでは、図6(a)に示すように、ドア4が閉位置にあるとき、センサ14a、14bの各検知領域24c乃至24g及び26a乃至26eのうち、起動センサとして使用される検知領域24d、26dのみが有効とされている。ここで、有効とは、他の検知領域を構成するための投光器及び受光器を停止させて、検知領域24d、26dを構成するセンサ14a、14bの投光器16d及び受光器20dのみを作動させる場合もあるし、全ての投光器及び受光器を作動させるが、これらのうちセンサ14a、14bの受光器16dからの検知信号だけにドアコントローラ12が反応し、他の受光器からの検知信号をドアコントローラ12が無視する場合もある。
また、図6(b)に示すように、ドア4が全閉位置以外にある場合、全ての検知領域24c乃至24g及び26a乃至26eが有効とされている。
このスライド式自動ドアでは、図7のフローチャートで示すように、図5に示したフローチャートとほぼ同様に動作するが、ステップS2を実行する前に、センサ14a及び14bのうち検知領域24d、26dのみが有効とされる(ステップS22)。また、ステップS4の後、即ち、ドア4が閉位置から移動を開始すると、センサ14a、14bの全ての検知領域が有効とされ(ステップS24)、ステップS6が実行される。
例えば第1の実施の形態のように、全ての検知領域を常に有効としていると、ドア4が閉位置にあるとき、通行の意思が無く単に開口2付近に立っている人もセンサ14a、14bが検出し、ドア4が開かれ、不要なドア4の開閉を行う可能性がある。しかし、第2の実施の形態では、ドア4が閉位置にあるとき、検知領域24d、26dのみを有効としている。通行する意思のある人は、表示部28aまたは28bに接触するので、当然にセンサ14a、14bによって検出できる。通行の意思が無く単に開口2の付近に立っている人は、検知領域24d、26dのみが有効とされているので、ほとんど検知されることがない。従って、不要なドア4の開閉が生じることがない。しかも、ドア4が閉位置以外にあるときは、全ての検知領域が有効とされているので、ドア4近傍に人が立っている場合、ドア4が閉じられることが無く、ドア4と人とが接触することを防止できる。
なお、図6(b)に仮想線で示すように、ドア4が閉位置以外の位置にあるとき、検知領域をドア4のドア面に垂直な方向、例えば奥行き方向に拡大することもできる。このように検知領域を拡大しておくと、通行者を検知できる範囲が広がり、通行者が余りドア4に近づいてない状態で、ドア4を開くことができ、通行者の安全性をより確保することができる。
検知領域を拡大する為には、たとえば投光器16a乃至16g及び受光器20a乃至20gをドア4のドア面に対して垂直な方向に複数列、例えば2列に配置し、ドア4が閉位置にあるとき、ドア4に近い位置にある列の投光器16d、受光器20dによって形成された検知領域を有効とし、ドア4が閉位置以外の位置にあるとき、複数列の全ての投光器及び受光器によって形成された全ての検知領域を有効とすればよい。
図8に第3の実施の形態のスライド式自動ドアを示す。このスライド式自動ドアでは、起動センサとして使用される検知領域が、ドア4の戸先側の検知領域に変更されている。この変更に伴いセンサ14a、14bの取付位置が固定壁6側に変更されている。センサ14a、14bの取付位置の変更に伴い開口の幅に検知領域を形成するため、戸先側から順に6つの検知領域24b乃至24gが形成されている。他の構成は、第1または第2の実施の形態と同様であるので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
このようにセンサ14a、14bの取付位置が中央側に変更されているので、意匠的には有利である。
図9に第4の実施の形態のスライド式自動ドアを示す。このスライド式自動ドアでは、表示部28a、28bの前方に形成される検知領域が、それぞれ複数、例えば3つの検知領域24h、24i、24jとされている。これら検知領域24h、24i、24jは、隣接するものと一部が重なり合って形成されている。即ち、検知領域24hは、検知領域24iと一部で重なり合い、検知領域24iは、検知領域24h、24jと一部で重なり合い、検知領域24jは、検知領域24iと一部で重なり合っている。従って、各検知領域24h、24i、24jの間に隙間は存在しない。
このように重なり合っている検知領域24h、24i、24jの後方のドア4の面に表示部28a、28bが貼着されているので、その貼着位置の調整が厳密に行われて無くても、これら検知領域24h、24i、24jに対応する位置にさえ貼着されていると、この表示部28a、28bに接触しようとする通行者の手を検出することができる。
例えば図1において表示部28aを大きくして、複数の検知領域、例えば検知領域24c、24d、24eに跨るように表示部28aを設けることも考えられる。しかし、この場合、各検知領域24c、24d、24eの間には隙間が存在する。表示部28aに人が接触する方法としては様々なものが考えられ、ちょうど検知領域24cと24dとの隙間あるいは検知領域24dと24eとの隙間から、拡大された表示部28aに接触するような通行者があるかもしれない。このような場合、表示部に通行者が接触しているにもかかわらず、ドア4は開かれない。
しかし、図9の自動ドアの場合、各検知領域は重なり合っているので、検知領域間に隙間はなく、通行者が表示部にどのような接触の仕方をしても、確実に通行者の手を検知することができる。また、表示部28aを拡大する必要もないので、美観上も良好となる。なお、検知領域を重ねるには、センサ14a、14bにおいて、例えば検知領域24h、24i、24jを投光器16c、16d、16e、受光器20c、20d、20eによって形成するなら、投光器16c、16d、16eの間隔、受光器20c、20d、20eの間隔を、それぞれ図4に示すよりも小さくすればよい。なお、第2の実施の形態と同様に、ドア4が閉位置にあるとき、検知領域24h、24i、24jのみを有効とし、ドア4が開位置にあるとき、全ての検知領域を有効としてもよい。
図10に第5の実施の形態のスライド式自動ドアを示す。この自動ドアでは、互いに一部が重なり合う検知領域24h、24i、24jを戸先側に変更した以外、第4の実施の形態のスライド式自動ドアと同様に構成されている。同等部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。この場合、互いに一部が重なり合う検知領域を利用しているので、表示部の取付調整が容易である上に、センサ14a、14bの取付位置を固定壁6側に変更しているので、意匠上有利である。この実施の形態でも、第2の実施の形態と同様に、ドア4が閉位置にあるとき、検知領域24h、24i、24jのみを有効とし、ドアが開位置にあるとき、全ての検知領域を有効としてもよい。
上記の各実施形態のスライド式自動ドアでは、ドアとして片引きのドア4を使用したが、両引きのドアを使用することもできる。また、上記の実施の形態では、ドア4の両ドア面にセンサ14a、14bを設けたが、一方のドア面にだけセンサ14aまたは14bを配置してもよい。
本発明の第1の実施形態のスライド式自動ドアの正面図である。 図1の自動ドアの側面図である。 図1の自動ドアの平面図である。 図1の自動ドアで使用されているセンサの概略構成図である。 図1の自動ドアのドアコントローラが行う制御のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態のスライド式自動ドアの検知領域の変化を示す平面図である。 図6の自動ドアのドアコントローラが行う制御のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態のスライド式自動ドアの正面図である。 本発明の第4の実施の形態のスライド式自動ドアの正面図である。 本発明の第5の実施の形態のスライド式自動ドアの正面図である。
符号の説明
2 開口
4 ドア
14a 14b センサ
24c乃至24g 検知領域
26a乃至26e 検知領域
28a 28b 表示部(表示部)

Claims (4)

  1. 通行者が通行する開口を開閉するスライド自在なドアと、
    前記ドアのドア面における前記通行者が接触する位置に設けられた表示部と、
    前記開口の上方に配置され、前記表示部の前方近傍の検知範囲を含む複数の検知範囲を前記開口近傍に沿って前記開口の幅とほぼ同一の範囲に設定する1つのセンサとを、
    備え、前記1つのセンサは、光線を照射する複数の投光器と、前記光線の反射光線を受光する複数の受光器とを、有し、前記投光器と受光器とによって前記複数の検知範囲を形成し、
    前記ドアが前記開口を閉じている閉位置にあって、これら検知範囲のいずれかにおいて物体が検知されたとき、前記ドアが開放され、前記ドアが前記開口を開いている開位置にあって、前記検知範囲において物体が非検知のとき、前記ドアが閉じられ、
    前記表示部の前方近傍の検知範囲の幅は、少なくとも前記表示部の幅よりも広く形成されているスライド式自動ドア。
  2. 請求項1記載のスライド式自動ドアにおいて、前記表示部の前方近傍の検知範囲は、それぞれ複数の前記投光器と前記受光器とによって形成された複数の検知範囲によって構成されているスライド式自動ドア。
  3. 請求項2記載のスライド式自動ドアにおいて、前記表示部の前方近傍の検知範囲は、重なり合っているスライド式自動ドア。
  4. 請求項1記載のスライド式自動ドアにおいて、前記表示部の前方近傍の検知範囲は、前記複数の投光器と前記複数の受光器とのうち、床面に対してほぼ垂直に配置されている投光器及び受光器によって設定されているスライド式自動ドア。
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