JP2006077066A - 白色油性インキ - Google Patents
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Abstract
【課題】 酸化チタンの沈降を経時的に防止でき、スタンプ台内部や浸透印内部において酸化チタンの堆積や目詰まりを起こさず、かつ、難吸収紙や非吸収材に押印しても素早く印影が乾燥し、また、強く擦っても印影が剥がれないスタンプ台又は浸透印用白色油性インキを提供する。
【解決手段】 少なくとも酸化チタン、分散剤、プロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤、ロジン系樹脂を配合させてなるスタンプ台又は浸透印用白色油性インキであって、粘度を100mPa・s以上1000mPa・s未満に調整したことを特徴とするスタンプ台又は浸透印用白色油性インキ。
【解決手段】 少なくとも酸化チタン、分散剤、プロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤、ロジン系樹脂を配合させてなるスタンプ台又は浸透印用白色油性インキであって、粘度を100mPa・s以上1000mPa・s未満に調整したことを特徴とするスタンプ台又は浸透印用白色油性インキ。
Description
本発明は、スタンプ台や、多数の微細な連続気泡を有するポリオレフィン、ポリウレタン、ゴム、金属、ガラス、セラミックス等の多孔質体からなる印材を用いてなる浸透印に含浸させ、コート紙、プラスチックフィルム、アルミニウム、鉄等の難吸収紙や非吸収面に捺印するための油性インキであって、特に白色のインキに関するものである。
従来より、コート紙、プラスチックフィルム、アルミニウム、鉄等の難吸収紙や非吸収材に押印するためのスタンプ台又は浸透印用油性インキとしては、速乾性溶剤に着色剤や樹脂等を溶解混合した油性インキが用いられてきた。特に、白色の油性インキを得るためには着色剤として酸化チタン顔料が用いられ、特開平6−313140号、特開平11−43634号などの油性インキが公知となっている。
しかし、酸化チタンは比重が約4.2と高く、スタンプ台のインキ吸蔵体や浸透印の多孔質印材の中で徐々に沈降し、インキ吸蔵体の繊維や多孔質印材の気泡に堆積して目詰まりを起こす欠点があった。前記特開平6−313140号は、粘度が低いマーキングペン用インキであるため、スタンプ台や浸透印に用いると酸化チタンの沈降を全く防ぐことができず、前記特開平11−43634号は、アゾ顔料、カーボンブラック、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料などは分散安定するものの、酸化チタンの沈降を経時的に防ぐことはできなかった。
しかし、酸化チタンは比重が約4.2と高く、スタンプ台のインキ吸蔵体や浸透印の多孔質印材の中で徐々に沈降し、インキ吸蔵体の繊維や多孔質印材の気泡に堆積して目詰まりを起こす欠点があった。前記特開平6−313140号は、粘度が低いマーキングペン用インキであるため、スタンプ台や浸透印に用いると酸化チタンの沈降を全く防ぐことができず、前記特開平11−43634号は、アゾ顔料、カーボンブラック、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料などは分散安定するものの、酸化チタンの沈降を経時的に防ぐことはできなかった。
そこで、酸化チタンの沈降を経時的に防止でき、スタンプ台内部や浸透印内部において酸化チタンの堆積や目詰まりを起こさず、かつ、難吸収紙や非吸収材に押印しても素早く印影が乾燥し、また、強く擦っても印影が剥がれないスタンプ台又は浸透印用白色油性インキを提供することを目的として本発明を完成するに至った。
前記課題を解決する為に、少なくとも酸化チタン、分散剤、プロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤、ロジン系樹脂を配合させてなるスタンプ台又は浸透印用白色油性インキであって、粘度を100mPa・s以上1000mPa・s未満に調整したことを特徴とするスタンプ台又は浸透印用白色油性インキを提供する。
本願発明者は鋭意研究の結果、前記課題を解決したスタンプ台又は浸透印用白色油性インキを見出すことに成功した。
すなわち、本発明の油性インキは、スタンプ台内部や浸透印内部において酸化チタンの堆積や目詰まりを起こさない効果を有するので、製品を長期間保管しておいても酸化チタンが沈降して押印不能となることを防止できる。
また、本発明の油性インキは、難吸収紙や非吸収材に押印しても素早く印影が乾燥し、また、印影を強く擦っても剥がれない優れた効果も有するものである。
すなわち、本発明の油性インキは、スタンプ台内部や浸透印内部において酸化チタンの堆積や目詰まりを起こさない効果を有するので、製品を長期間保管しておいても酸化チタンが沈降して押印不能となることを防止できる。
また、本発明の油性インキは、難吸収紙や非吸収材に押印しても素早く印影が乾燥し、また、印影を強く擦っても剥がれない優れた効果も有するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明油性インキは、スタンプ台や浸透印に用いられる油性インキであって、着色剤として酸化チタンと、酸化チタンの分散剤と、主溶剤としてプロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤と、樹脂としてロジン系樹脂とを、少なくとも配合させてなる白色油性インキであって、粘度を100mPa・s以上1000mPa・s未満に調整することを必須構成要件とする。
本発明油性インキは、スタンプ台や浸透印に用いられる油性インキであって、着色剤として酸化チタンと、酸化チタンの分散剤と、主溶剤としてプロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤と、樹脂としてロジン系樹脂とを、少なくとも配合させてなる白色油性インキであって、粘度を100mPa・s以上1000mPa・s未満に調整することを必須構成要件とする。
本発明油性インキに着色剤として用いられる酸化チタンは、平均粒子径が0.001μm以上の酸化チタンであって、ルチル型、アナターゼ型のいずれも使用することができ、例えばBayertitan R−FD−1・R−KB−3・R−CK−20(以上、バイエル社製)、TIPAQUE R−630・R−615・R−830(以上、石原産業(株)社製)、Unitane OR−342(A.C.C.社製)、Ti−pure R−900・R−901(E.I.Dupont社製)などや、MICROLITH White R−A・R−AB(以上、チバガイギー社製)、ENCE PRINT White 0027(BASF社製)等の市販の加工顔料など公知の酸化チタンを用いることができる。
酸化チタンの配合量は、インキ全量に対し0.1〜80重量%、好ましくは5〜40重量%である。
酸化チタンの配合量は、インキ全量に対し0.1〜80重量%、好ましくは5〜40重量%である。
上記酸化チタンの分散剤は、シリカ、アルミナ、タルク、ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどを使用することができる。その中でも特にシリカ、ケイ酸アルミニウムが好ましい。これらの分散剤は、単独で使用しても良いし2以上を混合して使用しても良い。
本発明では、上記の分散剤を単独または2種以上混合して用いることができ、その配合量は、インキ全量に対し0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明では、上記の分散剤を単独または2種以上混合して用いることができ、その配合量は、インキ全量に対し0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明油性インキに主溶剤として用いられる溶剤は、プロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤であって、具体的にはプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノn−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノi−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノi−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノt−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノi−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノi−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノt−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノi−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノi−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノt−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエーテルなどを使用することができる。これらのグリコールエーテル系有機溶剤は、単独で使用しても良いし2以上を混合して使用しても良い。
本発明では、上記の溶剤を単独または2種以上混合して用いることができ、その配合量は、インキ全量に対し10〜95重量%、好ましくは30〜70重量%である。
また、前記グリコールエーテル系有機溶剤以外に他の揮発性有機溶剤を少量配合することができ、酢酸メチル・酢酸エチル・酢酸プロピル・酢酸ブチル・乳酸メチル・乳酸エチル・乳酸プロピル・乳酸ブチル・メタノール・エタノール・プロパノール・ブタノール・イソブチルグリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどを配合してもよい。
本発明では、上記の溶剤を単独または2種以上混合して用いることができ、その配合量は、インキ全量に対し10〜95重量%、好ましくは30〜70重量%である。
また、前記グリコールエーテル系有機溶剤以外に他の揮発性有機溶剤を少量配合することができ、酢酸メチル・酢酸エチル・酢酸プロピル・酢酸ブチル・乳酸メチル・乳酸エチル・乳酸プロピル・乳酸ブチル・メタノール・エタノール・プロパノール・ブタノール・イソブチルグリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどを配合してもよい。
本発明油性インキに主溶剤として用いられる樹脂は、ロジン系樹脂を用い、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性エステル樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性フマル酸樹脂などが用いられる。その中でも特にロジン変性マレイン酸樹脂が好ましい。
ロジン系樹脂は、プロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤には可溶ではあるがケトン樹脂やアルキルフェノール樹脂などよりも溶解性が若干劣り、それによってシリカやケイ酸アルミニウムなど分散剤との混合系において、酸化チタンと3次元構造を形成し、あたかも大きな粒子のように振る舞って、酸化チタンの沈降を防止するのではないかと思われる。この3次元構造は非常に弱いので、僅かな剪断力で簡単に切断され、インキの吐出性に影響を与えることはない。また、溶剤がエチレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤のときに好ましい結果が得られないのは、このような3次元構造ができないと思われる。
本発明では、上記のロジン系樹脂を単独または2種以上混合して用いることができ、その配合量は、インキ全量に対し5〜70重量%、好ましくは10〜50重量%である。
また、前記ロジン系樹脂以外に他の油溶性樹脂を配合することができ、アクリル樹脂、エステル樹脂、セルロース樹脂、フェノール樹脂、ポリブチルブチラール、ケトンホルムアルデヒド樹脂、アルキルフェノール樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂などを少量配合してもよい。
ロジン系樹脂は、プロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤には可溶ではあるがケトン樹脂やアルキルフェノール樹脂などよりも溶解性が若干劣り、それによってシリカやケイ酸アルミニウムなど分散剤との混合系において、酸化チタンと3次元構造を形成し、あたかも大きな粒子のように振る舞って、酸化チタンの沈降を防止するのではないかと思われる。この3次元構造は非常に弱いので、僅かな剪断力で簡単に切断され、インキの吐出性に影響を与えることはない。また、溶剤がエチレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤のときに好ましい結果が得られないのは、このような3次元構造ができないと思われる。
本発明では、上記のロジン系樹脂を単独または2種以上混合して用いることができ、その配合量は、インキ全量に対し5〜70重量%、好ましくは10〜50重量%である。
また、前記ロジン系樹脂以外に他の油溶性樹脂を配合することができ、アクリル樹脂、エステル樹脂、セルロース樹脂、フェノール樹脂、ポリブチルブチラール、ケトンホルムアルデヒド樹脂、アルキルフェノール樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂などを少量配合してもよい。
また、本発明の油性インキは、100mPa・s以上1000mPa・s未満の粘度とすることが必須である。
当該粘度とすることによって、酸化チタンの3次元構造を形成できると共に、スタンプ台又は浸透印用に適した油性インキを得られるからである。100mPa・s未満では粘度が低すぎて酸化チタンの沈降を防ぐことができず、1000mPa・s以上ではインキの吐出性を悪化させるからである。
当該粘度とすることによって、酸化チタンの3次元構造を形成できると共に、スタンプ台又は浸透印用に適した油性インキを得られるからである。100mPa・s未満では粘度が低すぎて酸化チタンの沈降を防ぐことができず、1000mPa・s以上ではインキの吐出性を悪化させるからである。
また、本発明油性インキでは、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどの防腐防かび剤、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ジエステルなどの染料溶解助剤、ベンジルアルコール・エチルグリコール・プロピルグリコールなどの浸透剤、ベンゾトリアゾールなどの防錆剤等、通常インキに用いられる添加剤を更に添加することができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
平均粒子径0.1μmのルチル型酸化チタン 24.0重量%
シリカ 1.0重量%
プロピレングリコールモノエチルエーテル 36.0重量%
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル 15.0重量%
ロジン変性マレイン酸樹脂 24.0重量%
以上の物質を混合し、白色インキを得た。
(比較例1−1)
実施例1のプロピレングリコールモノエチルエーテルをエチレングリコールモノエチルエーテルに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルをジエチレングリコールモノメチルエーテルにそれぞれ変更し、同様の白色インキを作成した。
(比較例1−2)
実施例1のロジン変性マレイン酸樹脂をアルキルフェノール樹脂に変更し、同様の白色インキを作成した。
(実施例1)
平均粒子径0.1μmのルチル型酸化チタン 24.0重量%
シリカ 1.0重量%
プロピレングリコールモノエチルエーテル 36.0重量%
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル 15.0重量%
ロジン変性マレイン酸樹脂 24.0重量%
以上の物質を混合し、白色インキを得た。
(比較例1−1)
実施例1のプロピレングリコールモノエチルエーテルをエチレングリコールモノエチルエーテルに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルをジエチレングリコールモノメチルエーテルにそれぞれ変更し、同様の白色インキを作成した。
(比較例1−2)
実施例1のロジン変性マレイン酸樹脂をアルキルフェノール樹脂に変更し、同様の白色インキを作成した。
(実施例2)
平均粒子径0.2μmのルチル型酸化チタン 24.0重量%
シリカ 0.5重量%
ケイ酸アルミニウム 0.5重量%
プロピレングリコールモノエチルエーテル 36.0重量%
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル 15.0重量%
ロジン変性マレイン酸樹脂 18.0重量%
スチレン−マレイン酸樹脂 6.0重量%
以上の物質を混合し、白色インキを得た。
(比較例2−1)
実施例2のプロピレングリコールモノエチルエーテルをエチレングリコールモノエチルエーテルに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルをジエチレングリコールモノメチルエーテルにそれぞれ変更し、同様の白色インキを作成した。
(比較例2−2)
実施例2のロジン変性マレイン酸樹脂をアルキルフェノール樹脂に変更し、同様の白色インキを作成した。
平均粒子径0.2μmのルチル型酸化チタン 24.0重量%
シリカ 0.5重量%
ケイ酸アルミニウム 0.5重量%
プロピレングリコールモノエチルエーテル 36.0重量%
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル 15.0重量%
ロジン変性マレイン酸樹脂 18.0重量%
スチレン−マレイン酸樹脂 6.0重量%
以上の物質を混合し、白色インキを得た。
(比較例2−1)
実施例2のプロピレングリコールモノエチルエーテルをエチレングリコールモノエチルエーテルに、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルをジエチレングリコールモノメチルエーテルにそれぞれ変更し、同様の白色インキを作成した。
(比較例2−2)
実施例2のロジン変性マレイン酸樹脂をアルキルフェノール樹脂に変更し、同様の白色インキを作成した。
(試験方法及び評価基準)
表面積95mm2の多孔性NBRゴム印字体に前記実施例及び比較例のインキを充填し、これを組み付けて浸透印とし、温度20℃・湿度65%の室内でキャップを閉めた縦置きの状態で6ヶ月間放置した。
その後、ポリプロピレンフィルムに1kg/cm2の力で押印し、印影の状態を調査した。
表面積95mm2の多孔性NBRゴム印字体に前記実施例及び比較例のインキを充填し、これを組み付けて浸透印とし、温度20℃・湿度65%の室内でキャップを閉めた縦置きの状態で6ヶ月間放置した。
その後、ポリプロピレンフィルムに1kg/cm2の力で押印し、印影の状態を調査した。
以下、試験結果を表にする。
(表1)
┌────────┬───────────┬────────────────┐
│ | 印影の状態 | 密着性 |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 実施例1 |濃い印影が得られた。 |指で強く擦っても剥がれなかった。|
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例1−1 |目詰まりしており全く |指で強く擦っても剥がれなかった。|
| |印影を得られなかった。| |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例1−2 |目詰まりしており全く |指で強く擦ると剥がれが生じた。 |
| |印影を得られなかった。| |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 実施例2 |濃い印影が得られた。 |指で強く擦っても剥がれなかった。|
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例2−1 |目詰まりしており全く |指で強く擦っても剥がれなかった。|
| |印影を得られなかった。| |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例2−2 |目詰まりしており全く |指で強く擦ると剥がれが生じた。 |
| |印影を得られなかった。| |
└────────┴───────────┴────────────────┘
(表1)
┌────────┬───────────┬────────────────┐
│ | 印影の状態 | 密着性 |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 実施例1 |濃い印影が得られた。 |指で強く擦っても剥がれなかった。|
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例1−1 |目詰まりしており全く |指で強く擦っても剥がれなかった。|
| |印影を得られなかった。| |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例1−2 |目詰まりしており全く |指で強く擦ると剥がれが生じた。 |
| |印影を得られなかった。| |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 実施例2 |濃い印影が得られた。 |指で強く擦っても剥がれなかった。|
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例2−1 |目詰まりしており全く |指で強く擦っても剥がれなかった。|
| |印影を得られなかった。| |
├────────┼───────────┼────────────────┤
| 比較例2−2 |目詰まりしており全く |指で強く擦ると剥がれが生じた。 |
| |印影を得られなかった。| |
└────────┴───────────┴────────────────┘
Claims (1)
- 少なくとも酸化チタン、分散剤、プロピレングリコールモノアルキルエーテル系溶剤、ロジン系樹脂を配合させてなるスタンプ台又は浸透印用白色油性インキであって、粘度を100mPa・s以上1000mPa・s未満に調整したことを特徴とするスタンプ台又は浸透印用白色油性インキ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104151922A (zh) * | 2014-08-25 | 2014-11-19 | 洛阳天霞实业有限公司 | 一种低耗量油墨 |
CN104177913A (zh) * | 2014-08-25 | 2014-12-03 | 洛阳天霞实业有限公司 | 一种新型油墨 |
WO2022113629A1 (ja) * | 2020-11-30 | 2022-06-02 | サカタインクス株式会社 | 金属印刷用インキ組成物 |
-
2004
- 2004-09-08 JP JP2004260636A patent/JP2006077066A/ja active Pending
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