JP2006076175A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送信データを書き込む送信バッファがバッファフル状態に陥った際にも、送信バッファ内の重要な送信データを廃棄することのない画像形成装置及びその制御方法を提供すること。
【解決手段】 ホスト装置3との間で双方向通信が可能な画像形成装置1であって、送信データが書き込まれる送信バッファ71と、送信バッファ71に書き込まれた送信データを送信する送信手段と、ホスト装置3に送信する送信データを作成する送信データ作成手段と、送信バッファ71に送信データを書き込む書き込み手段と、送信バッファ71がバッファフル状態に陥ったか否かを判別する判別手段とを備え、作成される送信データの内容に応じて付加情報を作成し、送信データに付加する付加情報作成手段を更に有し、判別手段において送信バッファ71がバッファフル状態に陥ったと判別されると、付加情報に基づいて、送信バッファ71内に蓄積された送信データを選択削除する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置及びその制御方法に関し、特にホスト装置と画像形成装置とがパラレルに接続され双方向でデータのやりとりを行う際に、より良好な双方向通信を実現するための画像形成装置及びその制御方法に関する。
従来から、レーザープリンタ、あるいは多機能複合機(MFP)等の画像形成装置とホスト装置(例えばPC)との間で行われるデータの送受信において、双方向からの通信を可能としたシステムが知られている。
このようなシステムにおいては、ホスト装置からのデータ送信に付随する紙づまり、用紙切れ等の画像形成装置のシステム情報が画像形成装置から各ホスト装置へ送信されることにより、特に画像形成装置から離れた位置に設置されているホスト装置へのシステム情報の通知が良好に行われることから、画像形成装置の効率の良い管理が行えるようになり、現在特に企業等において広く普及してきている。
ところで、このような双方向通信を可能としたシステムの画像形成装置では、作成したシステム情報等からなる送信データが、例えば送信データの宛先となるホスト装置が双方向通信機能を有していなかったり、ホスト装置がビジー状態であったりした場合には送信を行うことができず、送信バッファに蓄積されるようになっている。この場合、送信バッファの記憶容量には限界があるためにバッファフル状態となる可能性があり、送信バッファがバッファフル状態となってしまうと、以降の送信データは廃棄されてしまうため、画像形成装置の効率的な管理に支障をきたす恐れがある。また、送信バッファのメモリ領域を特別に設けず、RAM(Random Access Memory)内に動的に記憶させるようにすれば、送信データの蓄積により、画像形成装置の他の機能にまで悪影響を及ぼすことが考えられる。
しかしながら、上記問題点を解決する方法は従来から種々考案されており、特許文献にも紹介されている(例えば、特許文献1、2参照)。
下記特許文献1(特開平10−187378号公報)の印刷装置は、印刷装置の送信バッファがフル状態の場合に送信バッファフル状態をホストに通知するためのメッセージを送信バッファに書き込み、そのために再び送信バッファフル状態となる。このように、いったんバッファフル状態が発生すると、その状態が繰り返し発生してしまうという問題点を解決するためのものであり、この特許文献1の印刷装置は、ホスト装置に対してステータスなどのデータを送信する印刷装置であって、ホスト装置に送信するデータが書き込まれる送信バッファと、前記送信バッファに送信データを書き込む書き込み手段と、所定時間内に前記送信バッファに書き込まれたデータ量を数える第1の計数手段と、前記所定時間内に前記送信バッファから前記ホスト装置へと送信したデータ量を計数する第2の計数手段と、前記第1の計数手段と第2の計数手段の結果から前記送信バッファ内のデータ量の推移を判断する判断手段と、前記判断手段により、前記送信バッファがバッファフル状態へ移行していると判断された場合に、送信バッファフルのメッセージを出力する出力手段と、前記判断手段により、前記送信バッファがバッファフル状態へ移行していないと判断された場合に、既に出力されている送信バッファフルのメッセージを取り消す手段とを備えている。
上述のような構成により、ホスト装置が印刷装置からの受信データを処理する速度より印刷装置がホスト装置に送信するデータを生成する速度の方が速い場合でも、バッファフルメッセージを繰り返し発生させず無駄な送信を行なわないようにし、印刷装置本来の印刷処理をスムーズに実行することが可能となる。また、無駄なメッセージを発行しないのでホストコンピュータ側でも無駄なデータを受信しなくて済むので、印刷装置、ホストコンピュータの両方で効率をあげることが可能となる。
また、下記特許文献2(特開平9−24660号公報)に記載の印刷装置は、双方向通信が不可能なホストコンピュータを始めとするデバイス機器と接続されている場合、あるいはホストコンピュータが一時的にデータ受信できない様な場合においても、それぞれの状況に対する適切な動作はどうであるかを判断し、実行可能な印刷装置の処理は中断せず、双方向不可能な場合には印刷装置からのデータ送信のみを中断して、印刷装置本来の印刷処理をスムーズに実行可能な印刷装置であり、ホストコンピュータや他のデバイスに対して印刷装置のステータスなどのデータを送信する印刷装置において、送信データを送信バッファに書き込み可能かどうかを判断する第一の判断手段と、前記第一の判断手段により送信バッファに書き込み可能と判断した場合に送信バッファに書き込む書き込み手段と、前記書き込み手段が送信バッファに書き込みを実行した場合にタイムアウトカウントをリセットするリセット手段と、前記第一の判断手段により送信バッファに書き込み不可能と判断した場合にタイムアウト時間計測を開始する計測手段と、前記第一の判断手段より得た結果と前記計測手段より得たタイムアウトカウントからタイムアウトが発生したかどうかを判断する第二の判断手段と、前記第二の判断手段によりタイムアウトが発生したと判断した場合にタイムアウト処理を行なうタイムアウト処理手段とを備えている。
上述のような構成により、印刷装置が双方向通信が不可能なホストコンピュータを始めとするデバイス機器と接続されている場合、あるいはホストコンピュータが一時的にデータ受信できない様な場合においても、それぞれの状況に対する適切な動作はどうであるかを判断し、実行可能な印刷装置の処理は中断せず、双方向不可能な場合には印刷装置からのデータ送信のみを中断して、印刷装置本来の印刷処理をスムーズに実行できるようになる。
特開平10−187378号公報(段落[0006]、[0008]、[0041]) 特開平9−24660号公報(段落[0008]、[0009]、[0031])
ところで、画像形成装置側で作成される送信データは、主にエラー発生通知等のシステム情報であるが、このようなシステム情報の中でも必ずしも通知を行う必要のないデータや、確実に通知を行いたいものなど、その重要度に関しては通知内容に応じて異なることが多い。
しかしながら、特許文献1、2に記載の印刷装置及びその制御方法では、送信データの送信バッファ内への書き込みの際に、書き込みのタイムアウト時間が設定され、その時間が経過すると、送信データの書き込みを諦めるような構成となっている。この場合、例えば紙づまりの発生等、早急な処理を必要とするシステム情報からなる送信データが作成されていたとしても、送信バッファへの書込みが不可能であるためにホスト装置への送信が行われず、以ってホスト装置側でのシーケンシャルなシステム情報の取得ができなくなってしまう。
また、最新の送信データを廃棄しないために、既に送信バッファ内に蓄積されている送信データのうち、例えば一番古いものから順に削除することにより送信バッファのメモリ領域を空けたとしても、一番古いものが必ずしも不必要なデータであるとは限らず、そのため重要な送信データを削除する恐れをなくすることはできない。
更に、送信データの送信ジョブが滞ると、プリンタコントローラにおいて本来送信ジョブの遅延に関係のないSNMP(Simple Network Management Protocol)のチャネルの送信に悪影響を及ぼし、ストップさせてしまうという問題もある。
本発明者は、上述した問題点に鑑み、送信バッファフル状態が発生した際に重要な送信データが廃棄されることのない画像形成装置及びその制御方法を種々検討した結果、画像形成装置側で作成される送信データに、その送信データの内容に応じた付加情報を作成、付加すれば、送信バッファ内に蓄積されたデータのうち廃棄する送信データを選択することができるようになり、以って重要な送信データを削除することのない画像形成装置及びその制御方法を提供できることを発見し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明の目的は、ホスト装置と双方向通信が可能な画像形成装置において、ホスト装置に送信する送信データを書き込む送信バッファがバッファフル状態に陥った際にも、送信バッファ内の重要な送信データを廃棄することのない画像形成装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、上述の目的を達成可能な画像形成装置の制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本願の請求項1に記載の画像形成装置の発明は、ホスト装置に対してシステム情報等を送信でき、前記ホスト装置との間で双方向通信が可能な画像形成装置であって、
前記ホスト装置へ送信される送信データが書き込まれる送信バッファと、
前記送信バッファに書き込まれた送信データを送信する送信手段と、
前記ホスト装置から送信されるデータに応じて自動的に、あるいは前記ホスト装置からの指示によりシステム情報等を送信データとして作成する送信データ作成手段と、
前記送信データ作成手段に加えて、作成される送信データの内容に応じて付加情報を作成し、該送信データに付加する付加情報作成手段と、
前記送信バッファに前記送信データを書き込む書き込み手段と、
前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったか否かを判別する判別手段と、
を備え、
前記判別手段において前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったと判別されると、前記付加情報作成手段により作成された付加情報に基づいて、前記送信バッファ内に蓄積された送信データを選択削除することを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置に係り、前記付加情報作成手段により作成される付加情報は、送信データごとの送信タイムアウト値を含むことを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置に係り、前記付加情報作成手段により作成される付加情報は、送信データごとの優先度情報を含むことを特徴とする。
また、本願の請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置に係り、前記付加情報作成手段により作成される付加情報は、所定の通信ポート情報を含み、前記通信ポート情報が付加された送信データは該通信ポート情報により指定された通信ポートを使用して送信が行われることを特徴とする。
また、本願の請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置に係り、前記送信手段は、送信データの送信時間を計測する計測手段と、送信タイムアウト値を取得する送信タイムアウト値取得手段とを有し、前記計測手段により前記送信データが送信されてから前記送信タイムアウト値取得手段により取得された所定時間を経過しても送信が行われないと判断されると、その送信データを送信バッファ内から削除することを特徴とする。
本願の請求項6に記載の画像形成装置の制御方法の発明は、ホスト装置に対してシステム情報等を送信でき、前記ホスト装置との間で双方向通信が可能な画像形成装置の制御方法であって、
前記ホスト装置から送信されるデータに応じて自動的に、あるいは前記ホスト装置からの指示によりシステム情報等を送信データとして作成するステップと、
前記送信データの内容に応じて付加情報を作成し、該送信データに付加するステップと、
前記送信データを送信バッファ内に書き込むステップと、
前記送信データを所定のホスト装置へ送信するステップと、
前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったか否かを判断するステップと、
前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったと判断された場合に、前記送信データに付加された付加情報に基づいて、前記送信バッファ内の送信データを選択削除するステップと、
を備えることを特徴とする。
また、本願の請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置の制御方法に係り、前記送信データに付加される付加情報は、送信データごとの送信タイムアウト値を含むことを特徴とする。
また、本願の請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置の制御方法に係り、前記送信データに付加される付加情報は、送信データごとの優先度情報を含むことを特徴とする。
また、本願の請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置の制御方法に係り、前記送信データに付加される付加情報は、所定の通信ポート情報を含み、前記送信するステップにおいて、前記付加情報内の通信ポート情報に基づいて送信がなされることを特徴とする。
また、本願の請求項10に記載の発明は、請求項6又は7に記載の画像形成装置の制御方法に係り、送信タイムアウト値を取得するステップと、
送信データの送信が行われてからの経過時間を計測するステップと、
前記送信が行われてからの経過時間が前記送信タイムアウト値を超過した際に、送信データを削除するステップと、
を更に備えることを特徴とする。
本願の画像形成装置及びその制御方法は、上述のような構成により以下のような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、送信データ作成手段により送信データが作成される際に、付加情報作成手段でその送信データに関する付加情報が作成され、付加されるので、送信バッファがバッファフル状態となった際に、送信バッファ内に蓄積した送信データを付加情報を参照して選択削除できるようになり、以降に作成される送信データの送信が滞る恐れがなく、また、例えば送信データ内の重要なデータ等が削除されることもなくなる。
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、付加情報作成手段により作成される付加情報が、送信タイムアウト値を含むことから、例えば、比較的重要ではない内容の送信データ等には、短い送信タイムアウト値を割り当てることにより、重要でない内容の送信データの送信処理に多くの時間を費やす必要がなくなるだけでなく、逆に比較的重要な内容の送信データには長い送信タイムアウト値を割り当てることにより、重要な内容の送信データをより確実に送信先となるホスト装置へ送信することができるようになり、効率の良い送信データの送信を行うことができるようになる。
請求項3の発明によれば、請求項1の効果に加えて、付加情報として送信データごとに優先度が付加されているので、送信バッファ内に蓄積した送信データの削除する順番を容易に決定することができるので、より優先度の高い送信データを確実に送信することができるようになる。
請求項4の発明によれば、付加情報として所定の通信ポート情報が付加されているので、例えば、予め双方向通信機能を有していないと分かっているホスト装置に対して、他の通信ポートを指定しておけば送信バッファ内にデータが滞留することを未然に防ぐことができるようになる。
請求項5の発明によれば、送信データに送信タイムアウト値を付加し、その時間が経過しても送信が行われない場合には送信データを削除することにより、不要な送信データの蓄積を防ぐことができるとともに、送信データの重要度に応じて前記送信タイムアウト値を変更することにより、自動的に重要度に応じた送信データの管理を行うことができるようになる。
請求項6〜10の発明によれば、上述の請求項1〜5に記載の効果を得ることができる画像形成装置の制御方法を提供することができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための画像形成装置及びその制御方法を例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示す機能ブロック図、図2は、画像形成装置内の制御部の内部構成を示す機能ブロック図、図3は、送信データ作成イベントが発生した際のメインルーチンを示すフローチャート、図4は、送信バッファがバッファフル状態となった場合のサブルーチンを示すフローチャートである。
本発明の画像形成装置1は、プリンタ機能、複写機能、ファクシミリ機能等を有するデジタル複合機であり、ホストI/F10と、操作部20と、制御部30と、出力部40と、外部メモリI/F50と、画像処理部60と、RAM70、及びこれらを接続するバス80から構成されている。
ホストI/F10は、画像形成装置1と少なくとも1台のホスト装置3とを所定の通信網2を介して接続するものであり、ネットワーク(例えば、LAN等)、パラレルインターフェース(例えば、セントロニクス仕様、IEEE1284等)、あるいはシリアルインターフェース(例えば、RS−232C、IEEE1394等)の何れかにより構成されている。操作部20は、ユーザにより画像形成装置1の種々の設定を変更するためのものであり、LED、あるいはLCD等からなる表示パネル(図示省略)を有し、前記表示パネルは、例えば画像形成装置1本体上部に取り付けられている。ちなみに以下に示す本実施例においては画像形成装置1とホスト装置3とをLANからなるネットワーク接続によりなるネットワーク環境下として説明を行う。
出力部40は、印刷機能、FAX機能、あるいはメーラ等の各種出力機能を有するものであり、公衆電話回線41に接続されている。外部メモリI/F50はコンパクトフラッシュ(登録商標名)、フレキシブルディスク等からなる外部メモリ51を接続するためのものである。画像処理部60は、ホスト装置3あるいはスキャナ部(図示省略)から送信される画像データの処理を行うものであり、ページ記述言語(PDL)を認識し、ビットマップ展開等の各種画像処理を行うものである。RAM70は画像形成装置1の設定等を記憶するものであり、内部には送信データを記憶するための送信バッファ71が設けられている。この送信バッファ71は、所定のメモリ領域を送信バッファ71専用のメモリ領域として設定しても良いし、メモリの最大容量のみを設定して、送信データはRAM70内に動的に記憶されるようにしても良い。
制御部30は、データ出力あるいは設定変更など、画像形成装置1内の種々の制御を行うものであり、ホスト装置へのシステム情報等の送信の制御も行っているものである。また、この制御部30におけるホスト装置へのシステム情報等の送信に関する構成は、図2に示すように、送信部31と、送信データ作成部32と、書き込み部33、判別部34とからなる。
送信部31は、送信バッファ71内に書き込まれた送信データをホストI/F10を介してホスト装置3に送信する機能を有し、送信が開始してから送信が完了するまでの経過時間を計測する計測部311と、送信データごとの送信タイムアウト値を付加情報等から取得する送信タイムアウト値取得部312とを有している。送信データ作成部32は、ホスト装置3等から供給された出力データから、画像形成装置1のシステム情報等によりホスト装置3への送信データを作成するものであり、前記出力データの内容、及び送信データの内容に応じて、送信タイムアウト値や、送信データの優先度等からなる付加情報を作成し、送信データに付加する付加情報作成部321を有している。書き込み部33は、RAM70内の送信バッファ71に前記送信データ作成部32で作成された送信データを書き込むものである。判別部34は、送信バッファ71内のメモリ領域を取得し、更に送信バッファ71内に蓄積した送信データのメモリ容量を取得し、以って送信バッファ71がバッファフル状態となっているか否かを判別するものである。
以下に図3を参照して、本発明の画像形成装置における双方向通信に関する各処理工程を以下に詳述する。
先ず、画像処理装置においてホスト装置からのデータ出力要求、あるいはシステム情報の閲覧要求等を受信することによる送信データ作成イベントが発生すると(ステップS1)、送信データ作成部32においてシステム情報等からなる送信データを作成する(ステップS2)。そして、前記送信データの優先度、あるいは送信タイムアウト値等を含む付加情報を付加情報作成部321で作成し、送信データに付加する(ステップS3)。送信データ及び付加情報が作成されると、書き込み部33において送信バッファ71への書き込み要求を行い(ステップS4)、書き込みが正常に行われたか否かを判別する(ステップS5)。
前記ステップS5において書込みができなかった場合は、原因が送信バッファ71がバッファフル状態に陥っているためであるか否かが判断される(ステップS6)。ここでバッファフル状態に陥っておらず、他の要因により書き込みができなかった場合はステップS4に戻って再び書き込み要求を行い、バッファフル状態に陥っていることにより書き込みができなかった場合は、ステップS7の書き込み処理サブルーチンが実行される。この書き込み処理サブルーチンについては後に詳細に説明する。
前記ステップS5で書き込みがなされたとき、あるいは書き込み処理サブルーチンが実行され、書き込みがなされたときには、ステップS8において、送信バッファ内の送信データの送信を行う(ステップS8)。送信データの送信が実行されると、ステップS9において送信ができたか否かが判断される。ここで送信が良好に行われた場合はステップS12において送信が完了した送信データを送信バッファ71から削除し、処理を終了する。また、送信が行われない場合は、ステップS10において送信データの付加情報を参照し、前記付加情報内に送信タイムアウト値がセットされているか否かを判断する。送信タイムアウト値がセットされていない場合はステップS9に戻って送信待ち状態となり、送信タイムアウト値がセットされている場合はそのタイムアウト時間を経過しているか否かを計測部311で監視し(ステップS11)、前記タイムアウト時間を経過していない場合はステップS9に戻り、タイムアウト時間が経過するまで送信待ちの状態となり、前記タイムアウト時間を経過した場合はステップS12に移行し、送信データの送信を諦めて送信バッファ71から削除し、終了する。
上述のような各工程により、本実施例の画像形成装置では送信データの処理が行われるが、前記ステップS10において、送信タイムアウト値がセットされていない場合は送信待ちの状態となるが、これに限らず、例えば予め最大の送信タイムアウト時間を設定しておき、その時間を経過した場合は、一旦送信処理を中断して送信バッファにプールし、再びデータ作成イベントが発生した際などに再び送信処理(ステップS8〜S12の各工程)を行うようになしても良い。
また、ステップS4〜S6に示す送信バッファへの書き込み処理に関しても、バッファフル状態以外の要因による書き込み不可状態が長時間継続することを避けるために、書き込みタイムアウト時間を設定し、所定の時間が経過しても書き込みがなされないときは、一旦別のタスクを起動して一定時間待機状態としても良い。
次に図4を参照して、前記ステップS7として示した書き込み処理サブルーチンを詳述する。
送信バッファ71がバッファフル状態に陥り、書き込み処理サブルーチンが実行されると、先ずステップS20において前記ステップS2で作成された送信データのデータ容量D1を取得する(ステップS20)。更に、送信バッファ71内の全ての送信データ、及びその付加情報を認識し(ステップS21)、前記送信バッファ71内の複数の送信データの付加情報から優先度の情報を取得し、更に送信データが作成された時間を取得し、送信データのうち、優先度が低くかつデータ作成時期が古いものを1つ選択して削除する(ステップS22)。続いて前記ステップS22により送信バッファ内にできた空き容量D2を取得し(ステップS23)、前記送信データのデータ容量D1と送信バッファの空き容量D2とを比較する(ステップS24)。このように容量の比較を行った結果、送信データのデータ容量D1が送信バッファの空き容量よりも大きい場合はステップS22に戻って送信バッファ内の送信データを更に選択削除し、送信データのデータ容量D1よりも送信バッファの空き容量D2が大きくなるまで(D1=D2でも良い)ステップS22〜S24までの処理を繰り返し、送信データのデータ容量D1よりも送信バッファの空き容量D2が大きくなった段階で送信データの書き込みを行い(ステップS25)、ステップS8に戻る。
上述のように、本実施例においては付加情報として送信タイムアウト値と、送信の優先度情報を含むものとして説明したが、付加情報は上記2つの付加情報のうち、何れか1つであっても送信バッファのバッファフル状態を効果的に防止することができることは当業者にとり自明であろう。
また、本発明のさらなる態様として、付加情報として、通信ポート情報を含むようにしても良い。付加情報に通信ポート情報を付加するようになせば、例えば、一方向のみの通信を許可するハードウェアインターフェースにより画像形成装置1に接続され、画像形成装置1側からホストI/F10を介して接続することが不可能なホスト装置3に対しても、例えば通信ポート情報としてメールアドレス等を含むようにしておけば、画像形成装置1はメーラを使用して送信データの送信を行うことができるようになり、送信バッファに送信不可能な送信データが蓄積されることを少なくでき、より効率の良い画像形成装置1の使用を行うことができるようになる。
以上のように、本発明の画像形成装置においては送信バッファのバッファフル状態を未然に防ぐことができるだけでなく、バッファフル状態に陥った場合にも重要なデータを削除することなく、送信データの送信が行えるようになり、画像形成装置とホスト装置間の良好な双方向通信を実現可能な画像形成装置を提供できる。
更に、本実施例ではネットワーク接続下の画像形成装置について説明したが、例えばパラレルインターフェースを使用したローカル接続によるシステム環境下においては、送信データの滞留等が発生する可能性がネットワーク接続に比べて高いため、本発明を適応すればより高い効果を得ることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示す機能ブロック図、 図2は、画像形成装置内の制御部の内部構成を示す機能ブロック図、 図3は、送信データ作成イベントが発生した際のメインルーチンを示すフローチャート、 図4は、送信バッファがバッファフル状態となった場合のサブルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1 画像形成装置
2 通信網(LAN)
3 ホスト装置
10 ホストI/F
20 操作部
30 制御部
31 送信部
311 計測部
312 送信タイムアウト値取得部
32 送信データ作成部
321 付加情報作成部
33 書き込み部
34 判別部
40 出力部
50 外部メモリI/F
60 画像処理部
70 RAM
71 送信バッファ
80 バス

Claims (10)

  1. ホスト装置に対してシステム情報等を送信でき、前記ホスト装置との間で双方向通信が可能な画像形成装置であって、
    前記ホスト装置へ送信される送信データが書き込まれる送信バッファと、
    前記送信バッファに書き込まれた送信データを送信する送信手段と、
    前記ホスト装置から送信されるデータに応じて自動的に、あるいは前記ホスト装置からの指示によりシステム情報等を送信データとして作成する送信データ作成手段と、
    前記送信データ作成手段に加えて、作成される送信データの内容に応じて付加情報を作成し、該送信データに付加する付加情報作成手段と、
    前記送信バッファに前記送信データを書き込む書き込み手段と、
    前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったか否かを判別する判別手段と、
    を備え、
    前記判別手段において前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったと判別されると、前記付加情報作成手段により作成された付加情報に基づいて、前記送信バッファ内に蓄積された送信データを選択削除することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記付加情報作成手段により作成される付加情報は、送信データごとの送信タイムアウト値を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記付加情報作成手段により作成される付加情報は、送信データごとの優先度情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記付加情報作成手段により作成される付加情報は、所定の通信ポート情報を含み、前記通信ポート情報が付加された送信データは該通信ポート情報により指定された通信ポートを使用して送信が行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記送信手段は、送信データの送信時間を計測する計測手段と、送信タイムアウト値を取得する送信タイムアウト値取得手段とを有し、前記計測手段により前記送信データが送信されてから前記送信タイムアウト値取得手段により取得された所定時間を経過しても送信が行われないと判断されると、その送信データを送信バッファ内から削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. ホスト装置に対してシステム情報等を送信でき、前記ホスト装置との間で双方向通信が可能な画像形成装置の制御方法であって、
    前記ホスト装置から送信されるデータに応じて自動的に、あるいは前記ホスト装置からの指示によりシステム情報等を送信データとして作成するステップと、
    前記送信データの内容に応じて付加情報を作成し、該送信データに付加するステップと、
    前記送信データを送信バッファ内に書き込むステップと、
    前記送信データを所定のホスト装置へ送信するステップと、
    前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったか否かを判断するステップと、
    前記送信バッファがバッファフル状態に陥ったと判断された場合に、前記送信データに付加された付加情報に基づいて、前記送信バッファ内の送信データを選択削除するステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 前記送信データに付加される付加情報は、送信データごとの送信タイムアウト値を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 前記送信データに付加される付加情報は、送信データごとの優先度情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 前記送信データに付加される付加情報は、所定の通信ポート情報を含み、前記送信するステップにおいて、前記付加情報内の通信ポート情報に基づいて送信がなされることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 送信タイムアウト値を取得するステップと、
    送信データの送信が行われてからの経過時間を計測するステップと、
    前記送信が行われてからの経過時間が前記送信タイムアウト値を超過した際に、送信データを削除するステップと、
    を更に備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置の制御方法。
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