JP2006075989A - 可撓性不燃化粧板 - Google Patents

可撓性不燃化粧板 Download PDF

Info

Publication number
JP2006075989A
JP2006075989A JP2004259119A JP2004259119A JP2006075989A JP 2006075989 A JP2006075989 A JP 2006075989A JP 2004259119 A JP2004259119 A JP 2004259119A JP 2004259119 A JP2004259119 A JP 2004259119A JP 2006075989 A JP2006075989 A JP 2006075989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal foil
base material
inorganic fiber
inorganic
decorative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004259119A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Hori
豊 堀
Keisuke Shitan
慶介 士反
Toshihiro Yamamoto
智弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aica Kogyo Co Ltd filed Critical Aica Kogyo Co Ltd
Priority to JP2004259119A priority Critical patent/JP2006075989A/ja
Publication of JP2006075989A publication Critical patent/JP2006075989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 破損しづらく、曲面壁或いは丸柱に施工することができる可撓性を有する不燃化粧板を得る。
【解決手段】 無機繊維基材に熱硬化性樹脂と無機充填剤とからなるスラリーが含浸されたプリプレグをコア層とし、金属箔と、表面化粧層とを順次積層し、一体成型後、裏面から該金属箔に至る深さの溝を切削する。無機繊維基材としては、ガラス繊維、ロックウール、炭素繊維などの無機繊維からなる不織布、織布などを用いる。無機繊維基材の坪量は、10〜200g/mの範囲とする。特に、耐熱性、耐炎性に優れ、スラリーの含浸性が優れるガラス繊維不織布を用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可撓性不燃化粧板に関する。
従来、厚み数センチの化粧ボードを曲げ加工用途に用いる場合、裏面に溝を切削する方法が知られている。
しかしながら、化粧ボードの裏面より溝を入れた場合、曲げ加工により化粧ボードが破損することがあった。
実開平1−115536 特開平5−51980 特開昭62−59005 特開平9−224760
本発明は、かかる状況に鑑み検討されたもので、不燃性能を有し、かつ曲げ加工に優れる化粧板を得ることを目的とするもので、以下のことを特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、不燃コア層と、金属箔と、表面化粧層とを順次積層し、一体成型後、裏面から該金属箔に至る深さの溝を切削してなることを特徴とする可撓性不燃化粧板である。
本発明によれば、表面化粧層直下に、銅箔、アルミ箔などの金属箔を挿入しコア層と一体成形後、これらのシートに至る深さまで一定間隔で溝を切削することにより曲げ加工が可能となり、破損しづらく不燃性を有する化粧板となり、曲面壁或いは丸柱に施工することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のコア層には、石膏ボード、ケイカル板のなど無機質系基材や、無機質系繊維基材に熱硬化性樹脂と無機充填剤からなるスラリーを含浸したプリプレグが用いられる。
無機繊維基材としては、ガラス繊維、ロックウール、炭素繊維などの無機繊維からなる不織布、織布などが挙げられる。無機繊維基材の坪量は、10〜200g/mの範囲が好適であり、とりわけ、耐熱性、耐炎性に優れ、スラリーの含浸性が優れるガラス繊維不織布を用いるのが好ましい。
熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂や、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂などが挙げられるが、併用することも可能である。
フェノール樹脂は、フェノール類とアルデヒド類とをフェノール性水酸基1モルに対してアルデヒド類を1〜3モルの割合で塩基性触媒下或いは酸性触媒下にて反応させて得られるもので、フェノール類としては、フェノール、クレゾール、キシレノール、オクチルフェノール、フェニルフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールFなどが挙げられ、アルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、グリオキザール、トリオキザールなどが挙げられる。
また、必要に応じてパラトルエンスルフォンアミド、桐油、燐酸エステル類、グリコール類などの可塑化を促す変性剤で変性されたものも適用でき、塩基性触媒としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、及びマグネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属の酸化物や水酸化物、及びトリエチルアミン、トリエタノールアミンなどのアミン類、アンモニアが挙げられ、酸性触媒としては、パラトルエンスルフォン酸、塩酸などが挙げられる。
アミノ−ホルムアルデヒド樹脂としてはアミノ化合物、例えばメラミン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミンなどとホルムアルデヒドを反応させた初期縮合物のほか、メチルアルコール、ブチルアルコールなどの低級アルコ−ルによるエ−テル化、パラトルエンスルホンアミドなどの可塑化を促す反応性変性剤で変性されたものが適用でき、中でも耐久性に優れるメラミン−ホルムアルデヒド樹脂が好ましい。
スラリー中に含まれる無機充填剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、シリカなどが挙げられ、平均粒子径が0.5〜500μmの範囲のものが無機性繊維不織布への含浸が可能であり、中でも、水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムなど結晶水を含むものは高温時に分解し、吸熱、結合水を放出するため不燃性の効果の点で最適である。
有機樹脂分と無機充填剤との配合割合は5〜20:95〜80とするのが望ましく、有機樹脂分に対して無機充填剤が多くなると不燃性能が向上するものの密着性が低下し、また、無機充填剤が少くなると密着性が向上するものの不燃性能が低下する。
無機繊維基材へのスラリー固形分含有率(%)は、数1で示される算出方法で、500〜3000%の範囲が好ましい。

上限を超えると固形分の脱落が多くなり取り扱いにくく、また下限に満たないと層間剥離しやすくなる。
金属箔の材質としては、鉄、銅、アルミニウム、ステンレスなどが挙げられ、プリプレグ、化粧層との密着性を向上させるため接着紙、例えば、フェノールブチラールが塗布された紙がラミネートされる。コスト的にはアルミニウム箔を用いるのが好ましい。金属箔を用いることにより、熱拡散効果とガスバリア効果が発揮され、また、裏面に溝を切削した後、破損しないなどの補強効果がある。
金属箔の上には、表面化粧層として熱硬化性樹脂含浸化粧紙が積層される。熱硬化性樹脂含浸化粧紙は、60〜180g/mの化粧板用化粧紙に、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂、ジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂からなる樹脂液を数2で示される含浸率が80〜200%となるように含浸し、乾燥したものである。
とりわけメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を用いるのが硬度、耐汚染性の面から好ましい。
プリプレグと、金属箔と、熱硬化性樹脂含浸化粧紙とは積層された後、平板プレス、連続プレスなどのプレス機で熱圧一体化される。積層する際には、最下層に反りを抑制するためバランス紙を配してもよく、バランス紙としては、前記の熱硬化性樹脂含浸表面紙の他、クラフト紙に、フェノール樹脂、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂、ジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂からなる樹脂液を含浸した熱硬化性樹脂含浸クラフト紙などが挙げられる。
熱圧成形後は裏面側から金属箔に至る深さの溝、例えばU溝、V溝、凹溝などがカッター、鋸刃、ルーター等の刃物で切削される。
以下、実施例を挙げてより詳細に説明するが、本発明をより具体的に示すものであって、特に限定するものではない。
実施例1
コア層
50g/mのガラス繊維不織布に、フェノール樹脂5部に対して、アミノ−ホルムアルデヒド樹脂4部、水酸化アルミニウムを91部配合したスラリーを、数1に示すスラリー固形分定着率が1600%となるように含浸してプリプレグ(a)を得た。
熱硬化性樹脂含浸化粧紙
坪量80g/mの化粧板用化粧紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂からなる樹脂液を数2で示される含浸率が120%となるように含浸して熱硬化性樹脂含浸化粧紙を得た。
可撓性不燃化粧板
プリプレグ(a)を4枚、両面接着処理された厚み70μmの銅箔と、熱硬化性樹脂含浸化粧紙を1枚積層し、130℃,100kg/cm、90分間の条件で熱圧成形した後、裏面側から銅箔に至る深さのV溝(60°)を7.4mm間隔で切削し、厚さ3mmの実施例1の可撓性不燃化粧板を得た。
比較例1
実施例1において、銅箔を用いなかった以外は同様に実施した。
比較例2
実施例1において、銅箔の代わりに200g/mのラテックス含浸紙を用いた以外は同様に実施した。
評価結果を表1に示す。
試験方法は以下の通りとした。
不燃性:ISO5660準拠したコーンカロリーメーターによる20分試験の発熱性試験・評価方法ににおいて総発熱量が8MJ/m以下であり、最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/mを超えない場合を○とする。
可撓性:350Rのコンクリート製の丸柱に巻きつけ破損しないものを○、破損したものを×とした。
実施例1の可撓性不燃化粧板の構成断面図。
符号の説明
2 プリプレグ
3 メラミン樹脂含浸化粧紙
6 銅箔
7 V溝
9 可撓性不燃化粧板

Claims (3)

  1. 不燃コア層と、金属箔と、表面化粧層とを順次積層し、一体成型後、裏面から該金属箔に至る深さの溝を切削してなることを特徴とする可撓性不燃化粧板。
  2. 該不燃コア層が、無機繊維基材に熱硬化性樹脂と無機充填剤とからなるスラリーが含浸されたプリプレグであることを特徴とする請求項1記載の可撓性不燃化粧板。
  3. 該表面化粧層がメラミン樹脂含浸化粧紙であることを特徴とする請求項1記載の可撓性不燃化粧板。
JP2004259119A 2004-09-07 2004-09-07 可撓性不燃化粧板 Pending JP2006075989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004259119A JP2006075989A (ja) 2004-09-07 2004-09-07 可撓性不燃化粧板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004259119A JP2006075989A (ja) 2004-09-07 2004-09-07 可撓性不燃化粧板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006075989A true JP2006075989A (ja) 2006-03-23

Family

ID=36155861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004259119A Pending JP2006075989A (ja) 2004-09-07 2004-09-07 可撓性不燃化粧板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006075989A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018452A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Dainippon Printing Co Ltd 不燃性化粧板
JP2011068066A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sumitomo Bakelite Co Ltd 不燃性化粧板
JP2020165237A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 凸版印刷株式会社 不燃シート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018452A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Dainippon Printing Co Ltd 不燃性化粧板
JP2011068066A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Sumitomo Bakelite Co Ltd 不燃性化粧板
JP2020165237A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 凸版印刷株式会社 不燃シート
JP7255294B2 (ja) 2019-03-29 2023-04-11 凸版印刷株式会社 不燃シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4313416B2 (ja) 化粧板
JP5054736B2 (ja) メタル不燃化粧板
JP2006075989A (ja) 可撓性不燃化粧板
JP2006075991A (ja) 可撓性不燃化粧板
JP3844135B2 (ja) 化粧板
JP3876416B2 (ja) 不燃化粧板
JP4354003B2 (ja) 不燃化粧板
JP4396893B2 (ja) 可撓性不燃化粧板
JP2008173773A (ja) 可撓性不燃化粧板
JP4380314B2 (ja) 不燃化粧板
KR102437756B1 (ko) 장식용 적층판
JP2004209864A (ja) 不燃化粧板
JP3963271B2 (ja) 不燃化粧板
JP2012166355A (ja) 複合板及びその製造方法
JP4726401B2 (ja) 不燃化粧板の製造方法
JP2006110932A (ja) 不燃化粧板
JP4696007B2 (ja) 不燃化粧板
JP2005212424A (ja) 不燃化粧板
JP2004142279A (ja) 不燃化粧板
JP2005103769A (ja) 不燃化粧板
JP2009083337A (ja) 不燃化粧板
JP2009018429A (ja) メタル化粧板
JP4442829B2 (ja) メラミン樹脂化粧板
JP2009023244A (ja) メタル化粧板
JP2008055603A (ja) 熱硬化性樹脂化粧板