JP2006075950A - 連結アダプタ - Google Patents

連結アダプタ Download PDF

Info

Publication number
JP2006075950A
JP2006075950A JP2004264038A JP2004264038A JP2006075950A JP 2006075950 A JP2006075950 A JP 2006075950A JP 2004264038 A JP2004264038 A JP 2004264038A JP 2004264038 A JP2004264038 A JP 2004264038A JP 2006075950 A JP2006075950 A JP 2006075950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work tool
grip
rotating member
hand
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004264038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4693383B2 (ja
Inventor
Takahide Fujiwara
貴英 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2004264038A priority Critical patent/JP4693383B2/ja
Publication of JP2006075950A publication Critical patent/JP2006075950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4693383B2 publication Critical patent/JP4693383B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract


【課題】 ヤットコなどの汎用品の遠隔作業道具に、ペンチなどの汎用品の手元作業道具を取り付けることを実現して、専用の遠隔作業道具を準備することなく、所望の作業を臨機応変に、かつ、安価に行うことを可能にする連結アダプタを提供すること。
【解決手段】 汎用品のラジオペンチなどの握り部を差し込む本体部11と、この本体部11に並列されたナット22に蝶ネジ23を螺合させることによりその握り部を固定して取り付ける手元道具取付部21と、汎用品のヤットコの把持部の先端部に固定して取り付ける箱型筐体部32を本体部11の他端側の潰し部15に回動可能に連結するヤットコ取付部31と、を備えて2つ一組で使用する連結アダプタ10であって、この連結アダプタ10によりヤットコの把持部とラジオペンチの握り部とを連結して連係動作させることを実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連結アダプタに関し、詳しくは、ペンチなどの手元作業道具を、ヤットコなどの遠隔作業道具により操作することを実現するものに関する。
従来より、遠隔位置の目的物を把持することのできるヤットコが知られており、このヤットコを用いて、例えば、電柱に架設されている電線に防護管を被せたり、電線に碍子をネジ止めする作業や、その電柱の上部に営巣されたカラスの巣を除去するなどの作業等が行われている。
このようなヤットコとしては、例えば、図4に示すように、目的物を把持する把持部110と、作業者が操作する操作部120と、この操作部120が手元側に配置されるとともに把持部110が離隔する先端位置に連結されて操作部120からの操作力を把持部110に伝達して動作させる支持伝達部130と、を備えている。このヤットコ100の把持部110は、支持伝達部130の支持棒131に固設(連結)されている不動部材(回動部材)111と、支持伝達部130の支持棒131に配設された回動軸113を中心に回動自在に支持(連結)されている可動部材(回動部材)112とを備えており、この可動部材112が不動部材111に対して相対的に回動することにより、それぞれの先端部が接離して、目的物を掴んだり離したりすることができる。
しかし、このヤットコ100は、目的物を把持部110により掴むことが主であることから、遠隔位置の目的物を切断等したい場合には、把持部110の位置に切断機能などを備える遠隔作業道具を準備する必要があり、多種の作業を行うことが想定される場合には、必要な道具が嵩張るなどの不都合があった。
この課題を解消するために、一般的な汎用品のヤットコ100に切断等の機能を与えることが提案されている。例えば、ヤットコ100の不動部材111に取付可能な万力のような取付部品に、ラジオペンチなどの作業工具の一方の柄(握り部)を固設するとともに、他方の柄はヤットコ100の可動部材112が当接・離隔して開閉させるようにすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、この発明では、柄の間に離隔方向に付勢するスプリングが介装されていることにより、ヤットコ100の可動部材112が一方の柄に当接・離隔するだけで開閉させることができる。
また、ヤットコ100の不動部材111および可動部材112に取り付けることができるとともに、ラジオペンチなどの個々の柄に回動可能に連結された取付部を備える手元作業道具が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−191906号公報 特開2003−170364号公報
しかしながら、このような従来のヤットコ用の取付道具にあっては、作業する種別毎にヤットコ自体を準備する必要はないが、ラジオペンチなどのような手元で作業する際に使用する作業道具にヤットコ専用の取付部を固設した専用の作業道具を準備する必要がある。このため、特殊な道具が必要で嵩張ってしまうとともに、ヤットコ専用の作業道具を準備して置かない限り、所望の作業を臨機応変に行うことができない。
そこで、本発明は、ヤットコなどの汎用品の遠隔作業道具に、ペンチなどの汎用品の手元作業道具を取り付けることを実現して、専用の遠隔作業道具を準備することなく、所望の作業を臨機応変に、かつ、安価に行うことを可能にする連結アダプタを提供することを目的とする。
上記課題を解決する連結アダプタの第1の発明は、一対の回動部材が回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより目的物を挟むように把持する把持部、該把持部の回動部材を回動させるように操作する操作部、および、該操作部から離隔する位置に把持部を連結して当該操作部に加えられる操作力を把持部に伝達する伝達部を備える遠隔作業道具と、一対の回動部材が中間部に配設された回動軸を中心に相対的に回動可能に構築されて、該回動部材の一端側の先端部が接近することにより目的物を挟むように動作して挟持や切断などの作業をする作業部を構成するとともに、該回動部材の他端側の後端部が当該回動部材の先端部を接離させる方向に回動させるように操作する操作部を構成する手元作業道具と、を連結して連係動作させるように連結アダプタであって、遠隔作業道具の回動部材毎の先端部に着脱可能に取り付ける第1取付部と、手元作業道具の回動部材毎の後端部に着脱可能に取り付ける第2取付部と、これら第1、第2取付部を有して遠隔作業道具の回動部材の先端部および手元作業道具の回動部材の後端部を当該回動部材毎に連結する連結部と、第1、第2取付部により連結部に取り付けられて連結された遠隔作業道具および手元作業道具が動作する際にそれぞれの回動部材が回動することを許容する回動許容部と、を備えて、遠隔作業道具の一対の回動部材および手元作業道具の一対の回動部材をそれぞれ別個に連結して連係動作させるように2つ一組で使用することを特徴とするものである。
上記課題を解決する連結アダプタの第2の発明は、一対の回動部材が回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより目的物を挟むように把持する把持部、該把持部の回動部材を回動させるように操作する操作部、および、該操作部から離隔する位置に把持部を連結して当該操作部に加えられる操作力を把持部に伝達する伝達部を備える遠隔作業道具と、一対の回動部材が一端側に配設された回動軸を中心に相対的に回動可能に構築されて、該回動部材の他端側の後端部が当該回動部材の先端部側を接離させる方向に回動させるように操作する操作部として構成されるとともに、該操作部が接近されたときに回動軸側の先端部側が目的物を挟むように動作して挟持や切断などの作業をする作業部を構成する手元作業道具と、を連結して連係動作させるように連結アダプタであって、遠隔作業道具の回動部材毎の先端部に着脱可能に取り付ける第1取付部と、手元作業道具の回動部材毎の後端部に着脱可能に取り付ける第2取付部と、これら第1、第2取付部を有して遠隔作業道具の回動部材の先端部および手元作業道具の回動部材の後端部を当該回転部材毎に連結する連結部と、第1、第2取付部により連結部に取り付けられて連結された遠隔作業道具および手元作業道具が動作する際にそれぞれの回動部材が回動することを許容する回動許容部と、を備えて、遠隔作業道具の一対の回動部材および手元作業道具の一対の回動部材をそれぞれ別個に連結して連係動作させるように2つ一組で使用することを特徴とするものである。
これら第1、第2の発明では、遠隔作業道具の把持部の回動部材の先端部には第1取付部を取り付けるとともに、手元作業道具の回動部材の操作部には第2取付部を取り付けることにより、遠隔作業道具の把持部と手元作業道具の操作部は回動部材毎が連結部を介してそれぞれ連結される。この状態で、遠隔作業道具の操作部を操作して把持部の回動部材を開閉させる方向に相対的に回動させると、同様に手元作業道具の回動部材が相対的に開閉する方向に回動される。このとき、遠隔作業道具の回動部材と手元作業道具の回動部材は、互いの間に画成する挟角を増減させる方向に相対的に回動するが、その回動は回動軸や弾性材料などの回動許容部により吸収(許容)される。したがって、遠隔作業道具の把持部を開閉(先端部を接離)することにより、手元作業道具の回動部材の操作部と共にその作業部を接離させることができ、遠隔作業道具に手元作業道具を連係動作させて、作業部が備える機能により目的物を挟持したり切断などすることができる。
上記課題を解決する連結アダプタの第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記連結部は取付部の取付相手を内装する形状に形成される一方、当該取付部は該連結部の外面から内面に向かって貫通する雌ネジと、該雌ネジに螺合する雄ネジと、により構成して、連結部内に内装した取付相手に雄ネジの先端側を押し付けることにより取付状態を維持することを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具の把持部の回動部材や手元作業道具の回動部材の操作部は、筒形状の連結部内に内装されて雌ネジに螺合する雄ネジによりその連結部内に締め付けられることによって固定される。したがって、雄ネジの先端を押し付ける相手側に窪みなどがない回動部材であっても強固に固定することができ、手元作業道具を遠隔作業道具に信頼性高く連結取付することができる。
上記課題を解決する連結アダプタの第4の発明は、上記第3の発明の特定事項に加え、前記連結部内に、内装する取付相手に雄ネジの先端側が直接当接することを防止する材料を介在させたことを特徴とするものである。
この発明では、雄ネジの先端が相手側の回動部材に直接当たることがなく、その相手側を傷つけてしまうことを回避することができる。したがって、他の作業場所で使用などしている手元作業道具を流用して、損傷させてしまうことなく利用することができる。
上記課題を解決する連結アダプタの第5の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記連結部は取付部の取付相手を内装する形状に形成される一方、当該取付部は該連結部の外面から内面に向かって貫通する貫通孔と、該貫通孔内を貫通して連結部内に挿脱されるピンと、該ピンを連結部内に進入させる方向に付勢する付勢手段と、により構成して、連結部内に内装した取付相手にピンの先端側を係合させることにより取付状態を維持することを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具の把持部の回動部材や手元作業道具の回動部材の操作部は、筒形状の連結部内に内装されて内部に突出するピンに係合することによって固定される。したがって、相手側がピンの先端に係合することのできる窪みなどがある回動部材の場合には、ピンを引き上げるなどするだけで着脱することができ、手元作業道具を遠隔作業道具に容易に連結取付することができる。
上記課題を解決する連結アダプタの第6の発明は、上記第1から第5のいずれかの発明の特定事項に加え、前記遠隔作業道具の把持部の回動面、および、手元作業道具の作業部の回動面の延長面が交差するように、遠隔作業道具の把持部に手元作業道具の操作部を連結することを特徴とするものである。
この発明では、遠隔作業道具の延在する方向に対して、動作する手元作業道具の作業部の方向に角度を付けることができる。したがって、手元作業道具が遠隔作業道具に直線的に連結されているために、遠隔作業道具の姿勢によってはその手元作業道具が作業し難い箇所でも、楽に作業することができる。
ここで、前記連結部は、取付部の取付相手を収装可能な筒形状や挟み込む形状に形成することにより、その取付相手の回動部材を内装状態にすることのできる構造にするのが好ましく、多種の取付相手を内装可能にする場合には、太めに形成すればよい。また、その取付相手を深く内装する場合には相手側の回動部材の形状に合わせて連結部を直線状に形成したり、あるいは湾曲等させてもよい。
本発明によれば、遠隔作業道具の把持部に手元作業道具の操作部を連結して、遠隔作業道具と手元作業道具をそれぞれ動作させることができるので、遠隔作業道具を操作して手元作業道具の機能で作業することができ、遠隔作業道具に種別の異なる手元作業道具を必要に応じて連結して作業することができる。したがって、ヤットコなどの汎用品の遠隔作業道具に、ペンチなどの汎用品の手元作業道具を連結して、適宜作業することができる。この結果、作業の種別毎に専用の遠隔作業道具を準備することなく、所望の作業を臨機応変に、かつ、安価に行うことができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図8は本発明に係る連結アダプタの第1の実施形態を示す図である。
図1において、連結アダプタ10は、図4に示すヤットコ(遠隔作業道具)100と、図5に示すラジオペンチ(手元作業道具)200や図6に示す金切りハサミ(手元作業道具)300や図7に示す切込みハサミ(手元作業道具)400などの手元道具と、を連結する構造に設計されており、2つ一組で使用することにより、ヤットコ100とラジオペンチ200とを連係動作させることができる。
まず、ヤットコ100は、各種の部品や材料などの目的物を掴む把持部110と、この把持部110の操作(力)を入力する操作部120と、これら把持部110および操作部120を離隔させる位置に支持棒131により連結するとともにその操作部120に入力された作業者による操作を伝達棒132により把持部110に伝達する支持伝達部130と、を備えており、このヤットコ100は、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されて絶縁性が確保されている。
把持部110は、円弧形状に形成されて支持伝達部130の支持棒131の一端側に固設された不動部材111と、同様に円弧形状に形成されて支持伝達部130の伝達棒132の一端側に連結されるとともに不動部材111(支持棒131)側に配設された回動軸113を中心に回動自在に軸支されている可動部材112と、により構成されている。この把持部110は、不動部材111および可動部材112が回動軸113を中心に相対的に回動して互いの先端部111a、112aを接離させることにより回動軸113との間に画成される空間S内やその先端部111a、112aの間に目的物を把持して掴むことができるように構築されている。
操作部120は、支持伝達部130の支持棒131の他端側に取り付ける取付具121と、この取付具121に配設された回動軸121aに一端側が回動自在に軸支されているレバーハンドル122と、このレバーハンドル122と同軸となるように取付具121の回動軸121aに一端側が回動自在に軸支されているとともに他端側が回動軸123aを介して相対回動可能に支持伝達部130の伝達棒132に連結されている連結レバー123と、取付具121の回動軸121aに配設されてレバーハンドル122の回動を連結レバー123に伝達するとともに支持伝達部130の伝達棒132を図4の上方(不動部材111および可動部材112の先端部111a、112a同士を離隔させる方向)に押すように付勢する不図示のバネ材料と、により構成されている。
これにより、ヤットコ100は、作業者が支持伝達部130の支持棒131を掴んで支持しつつ、操作部120のレバーハンドル122をその支持棒131に接近させる方向に回動させると、その支持伝達部130の伝達棒132が図4の下方に引かれて把持部110の可動部材112が不動部材111に接近する方向に向かって回動されることにより先端部111a、112a同士を接近させることができ、目的物を把持して掴むことができる。一方、このヤットコ100は、レバーハンドル122が放されて伝達棒132を介する操作力から解放されると、前記バネ材料の弾性力により伝達棒132が図4上方に押されて可動部材112が不動部材111から離隔する方向に向かって回動されることにより先端部111a、112a同士を離隔させた自然状態に戻る。
ここで、支持伝達部130の伝達棒132には、連結レバー123との連結部の近傍にスプリング133が介装されており、レバーハンドル122を回動させて伝達棒132を引いて可動部材112と不動部材111を接近させて目的物を把持する際には、その操作力に応じてスプリング133が弾性伸長することにより信頼性高く目的物を把持して掴む状態を維持することができる。また、このヤットコ100は、把持部110側からの水分を滴下させる傘カバー134と、作業対象の電線などからの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー135とが支持伝達部130の支持棒131および伝達棒132に設けられている。
また、ラジオペンチ200は、図5に示すように、一対の回動部材201、202の中間部に形成された軸形状および軸受け形状を組み合わせた回動軸203を備えており、この回動軸203を中心に回動部材201、202が相対的に回動可能に連結されている。この回動部材201、202は、先細に形成されて互いの対向面211a、212aを面接触させる先細部211、212と、この先細部211、212の対向面211a、212a側に屈曲した後にその対向面211a、212a側に向かって湾曲する握り部(柄)221、222と、がそれぞれ連続するように形成されている。この回動部材201、202の握り部221、222の間には、先細部211、212を離隔させる方向に付勢する不図示のバネ材料が介装されている。
これにより、ラジオペンチ200は、握り部221、222を握って接近させることにより先細部211、212の対向面211a、212a間に目的物を挟持することができ、その握る力を解除して握り部221、222を解放することにより先細部211、212間を離隔させた自然状態に戻る。すなわち、先細部211、212がラジオペンチ200の作業部を構成するとともに、握り部221、222が操作部を構成している。なお、このラジオペンチ200は、握り部221、222が樹脂材料からなるカバー204により握る際に滑らないように覆われている。
金切りハサミ300は、図6に示すように、ラジオペンチ200と同様に、一対の回動部材301、302が中間部の回動軸303により相対的に回動可能に連結されている。この回動部材301、302は、互いの対向辺311a、312aを擦り合わせる切断部311、312と、この切断部311、312の対向辺311a、312aから略直線的に延在する握り部321、322と、がそれぞれ連続するように形成されている。この回動部材301、302の握り部321、322の間には、切断部311、312を離隔させる方向に付勢するバネ305が介装されている。
これにより、金切りハサミ300は、握り部321、322を握って接近させることにより切断部311、312の対向辺311a、312a間で目的物を切断することができ、その握る力を解除して握り部321、322を解放することにより切断部311、312間を離隔させた自然状態に戻る。すなわち、切断部311、312が金切りハサミ300の作業部を構成するとともに、握り部321、322が操作部を構成している。なお、この金切りハサミ300は、握り部321、322が樹脂材料からなるカバー304により掴む際に滑らないように覆われている。
切込みハサミ400は、図7に示すように、一対の回動部材401、402が一端側の回動軸403により相対的に回動可能に連結されている。この回動部材401、402は、その回動軸403側の互いの対向辺411a、412aを擦り合わせる切断部411、412と、この切断部411、412の対向辺411a、412aから離隔する他端側に向かって湾曲する握り部421、422と、がそれぞれ連続するように形成されている。
これにより、切込みハサミ400は、握り部421、422を握って接近させることにより切断部411、412の対向辺411a、412a間で目的物を切断することができる。すなわち、切断部411、412が切込みハサミ400の作業部を構成するとともに、握り部421、422が操作部を構成している。なお、この切込みハサミ400は、握り部421、422が樹脂材料からなるカバー404により掴む際に滑らないように覆われている。
ここで、ラジオペンチ200や金切りハサミ300としては、握り部221〜322の間にバネ材料を介装することにより、握る力を解除すると先細部211、212や切断部311、312間が自然に離隔する機構を有する場合を一例に説明するが、ヤットコ100に連結した場合には、ヤットコ100の取付具121の回動軸121aに配設したバネ材料が働くので、切込みハサミ400のように特にバネ材料を設けなくてもよい。なお、この切込みハサミ400としては、回動部材401、402の回動軸403にバネ材料を内装させて、握る力を解除すると切断部411、412間が自然に離隔する機構を有してもよいことはいうまでもない。
そして、図1に戻って、連結アダプタ10は、ラジオペンチ200や金切りハサミ300や切込みハサミ400の握り部221〜422を内装可能な径のチューブ形状に形成されている本体部(連結部)11と、この本体部11の一端側に開口する差込口12内に差し込んだラジオペンチ200などの握り部221〜422をその内部に固定して取付状態を維持する手元道具取付部(第2取付部)21と、本体部11の他端側(差込口12の反対側)に連結されるとともにヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112の先端部111a、112aに固定されて取付状態を維持するヤットコ取付部(第1取付部)31と、により構築されている。ここで、ヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112の先端部111a、112aという文言を繰り返すのは、冗長すぎることから、以下では、ヤットコ100の先端部111a、112aなどと略す場合もある。
本体部11は、図2に示すように、例えば、ラジオペンチ200などの握り部221〜422よりも大径のチューブ管をその握り部221〜422よりも長めに切り出して他端側を潰すことにより作製されており、その一端側の開口を握り部221、222の差込口12としている。ここで、この本体部11は、後述するように、ヤットコ100を操作する力が加わったり、雨の中でも作業する場合もあるので、強度や耐候性を確保するためにステンレス製のチューブ材料から成形するのが好ましい。なお、この本体部11の差込口12には、チューブ管を切断したときの角が露出して危険であるために、ゴムなどの弾性材料よりなるチューブ管が保護カバー13として被されている。
手元道具取付部21は、本体部11の外周面にその延在方向に並ぶように溶接されているナット(雌ネジ)22と、このナット22に螺合する蝶ネジ(雄ネジ)23とにより構成されている。この手元道具取付部21は、蝶ネジ23がナット22に螺合してその溶接位置の本体部11の外周面に開口する貫通孔14を貫通することにより、その本体部11の内部に蝶ネジ23の先端を進入させて内装状態のラジオペンチ200などの握り部221〜422の外面を反対側に向かって締め付けることができる。これにより、手元道具取付部21は、ラジオペンチ200などの握り部221〜422(カバー204〜404)の外面に取付用の窪みなどがない場合でも、強固に押さえ付けて固定(連結)することができる。
また、この手元道具取付部21は、蝶ネジ23の先端とラジオペンチ200などの握り部221〜422との間に介在して、その蝶ネジ23の先端に押されて変位する、薄い金属板、例えば、銅板からなる当て板24が取り付けられている。これにより、手元道具取付部21は、蝶ネジ23の先端が本体部11内のラジオペンチ200などの握り部221〜422のカバー204〜404の外面に傷を付けてしまうことなく固定することができる。なお、この当て板24は、蝶ネジ23の先端が突き当たる貫通孔14の形成位置から差込口12側の本体部11の外面に対面するように延在してネジ止めされており、そのネジ止め位置は保護カバー13により覆われている。
ヤットコ取付部31は、ヤットコ100の把持部110の先端部111a、112aを差し込んで覆う箱型筐体部32と、この箱型筐体部32をその先端部111a、112aに着脱可能に固定して取り付け状態を維持する着脱部33と、箱型筐体部32を本体部11の他端側に回動自在に軸支する軸支部34とにより構成されている。
箱型筐体部32は、図3に示すように、ヤットコ100の把持部110の先端部111a、112aを差し込んで内装状態にするように開口する差込口35が形成されているとともに、その差込口35の上面側(図3の上方)にはその先端部111a、112aの両側面に形成されているリブ111b、112b(111bのみ図8に図示)を収装するスリット36が形成されており、そのスリット36の間に着脱部33が配設されている。
着脱部33は、箱型筐体部32の上面に一体形成されて上下方向に貫通する貫通孔37が穿孔されており、この貫通孔37内に、箱型筐体部32の内部に先端38aを突出させる係合ピン38と、この係合ピン38および貫通孔37内面に両端部をそれぞれ固設されてその係合ピン38の先端38aを箱型筐体部32内に突出させるように付勢するスプリング(付勢手段)39と、が収装されている。これにより、この着脱部33は、係合ピン38の後端側の大径部38bを摘まんでスプリング39の弾性力に抗して引き上げることにより、ヤットコ100の把持部110の先端部111a、112aを箱型筐体部32の差込口35から差し込むことができ、その係合ピン38の大径部38bを離したときにはその先端部111a、112aの外面に形成されている不図示の窪みに係合ピン38の先端38aを進入(係合)させて箱型筐体部32内から離脱してしまうことを制限して固定することができる。
また、この着脱部33は、係合ピン38の軸部側面に係止ピン38cが立設される一方、貫通孔37には、その係止ピン38cを上下方向に移動可能に収装するスリット37aが形成されている。これにより、この係合ピン38は、大径部38bを摘まんでスリット37aから係止ピン38cが外れるほど引き上げた後に回転させることにより、その係止ピン38cを着脱部33の上面(スリット37aの脇)に係止させることができ、作業者が手を離しても箱型筐体部32の内面にその先端38aが突出しない状態に保持することができる。この状態で、ヤットコ100の把持部110の先端部111a、112aを箱型筐体部32の差込口35から容易に差し込むことができ、この後にその大径部38bを逆方向に回転させて係合ピン38の係止ピン38cをスリット37a内に進入させることによりその係合ピン38の先端38aをヤットコ100の先端部111a、112aの外面の窪みに係合させて固定することができる。
軸支部34は、箱型筐体部32の側面に形成されている雌ネジ32a(図3に図示)に、本体部11の他端側の潰し部15に穿孔されている貫通孔16を貫通させた雄ネジ41を螺合させることにより、その本体部11に対して箱型筐体部32を相対回転可能に連結する構造になっている。この雄ネジ41は、箱型筐体部32の雌ネジ32aに先端側を螺合させているとともに、ナット42が同時に螺合しており、このナット42がその箱型筐体部32の側面にスプリングワッシャー43を介して押し付けるように回転させることにより、これらの螺合状態が緩むことを防止している。また、この雄ネジ41は、ヘッド41aと本体部11の潰し部15との間にスプリング46が介装されており、このスプリング46がワッシャー44、45により挟まれた状態のその潰し部15をナット42側に押し付けている。これにより、軸支部34は、回動許容部を構成して、本体部11に対する箱型筐体部32の姿勢を、言い換えると、ヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112に対するラジオペンチ200などの握り部221〜422の姿勢を維持することができる。また、この軸支部34は、本体部11が箱型筐体部32に対して、言い換えると、ラジオペンチ200などの握り部221〜422がヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112に対して雄ネジ41を中心に自由かつ大きな負荷なく回動すること(互いの間に画成される挟角を増減させる方向に回動すること)を許容しつつ、箱型筐体部32を本体部11の他端側に連結している。
したがって、例えば、遠隔位置の目的物をラジオペンチ200で挟持したい場合には、図8に示すように、連結アダプタ10の本体部11内にラジオペンチ200の握り部221、222を一端側の差込口12からそれぞれ差し込んだ状態にした後に、その連結アダプタ10の外面に並列されている手元道具取付部21の蝶ネジ23をナット22に螺合させてその本体部11内に先端を進入させることにより、当て板24を介してラジオペンチ200の握り部221、222をその蝶ネジ23の先端で押さえ付けることができ、ラジオペンチ200の握り部221、222を本体部11内に固定して取り付けることができる。
一方、その本体部11の他端側のヤットコ取付部31には、着脱部33の係合ピン38の係止ピン38cをスリット37aの脇に係止させたまま、箱型筐体部32の差込口35からヤットコ100の把持部110の先端部111a、112aを差し込んだ状態にした後に、その係合ピン38を回転させて係止ピン38cをスリット37a内に進入させることにより、箱型筐体部32内にその係合ピン38の先端38aを進入させてヤットコ100の先端部111a、112a外面の窪みに係合させることができ、ヤットコ100の先端部111a、112aを箱型筐体部32に固定して本体部11の他端側の潰し部15に取り付けることができる。
要するに、ヤットコ100の把持部110の先端側にラジオペンチ200を連結することができ、この状態では、把持部110の不動部材111および可動部材112とラジオペンチ200の握り部221、222は軸支部34の雄ネジ41を中心に相対的に回動可能である。このことから、ヤットコ100の操作部120のレバーハンドル122を支持棒131に接離させる方向に回動させることにより、その可動部材112が不動部材111に接離するのと同時に、ラジオペンチ200の握り部221、222を接離させることができ、このラジオペンチ200の先細部211、212の対向面211a、212a間に遠隔位置の目的物を挟持させることができる。ここで、ヤットコ100の把持部110の先端側に金切りハサミ300を連結したときには、その切断部311、312の対向辺311a、312a間で目的物を切断することができ、また、切込みハサミ400を連結したときには、その切断部411、412の対向辺411a、412a間に引っ掛けるように位置させた目的物を切断することができる。
このように本実施形態においては、ヤットコ100の把持部110の先端にラジオペンチ200などの手元道具を連結して、そのヤットコ100のレバーハンドル122により遠隔操作して作業することができ、このヤットコ100の把持部110には、ラジオペンチ200に限らずに、金切りハサミ300や切込みハサミ400などのその他の手元道具を連結して作業することができる。したがって、作業の種別毎に専用の遠隔作業道具や手元作業道具を準備することなく、汎用品のヤットコ100とラジオペンチ200などをその作業内容に応じて連結して作業することができる。
例えば、電線に電流が流れる活線状態のまま、遠隔位置から電線付近のネジなどを回す細かい作業等をラジオペンチ100により行ったり、金切りハサミ300や切込みハサミ400で邪魔になる枝などを切断して除去する作業をヤットコ100を操作して安全に行うことができる。また、カラスなどが電柱上部の営巣に利用した金属製のハンガーなどを撤去する際には、そのハンガーをヤットコ100で引っ張るだけでは電線に接触して短絡させる可能性があって危険であるが、そのヤットコ100にニッパなどを連結することによりその金属製ハンガーを切断して安全に取り除くこともできる。
次に、図9は本発明に係る連結アダプタの第2の実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、同様の構成には、同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図9において、連結アダプタ50は、上述実施形態と同様に、ヤットコ100の把持部110に、ラジオペンチ200や金切りハサミ300や切込みハサミ400などの手元道具を連結して連係動作させるように、2つ一組で使用するように設計されている。
この連結アダプタ50は、ヤットコ取付部31を連結する本体部11の潰し部15の延長面がその本体部11の延在方向に対して屈曲されており、そのヤットコ取付部31により連結したヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112に対して、本体部11の差込口12から差し込んで取り付けたラジオペンチ200などの握り部221〜422が屈曲する姿勢で連結できるように設定されている。
これにより、ヤットコ100の把持部110の不動部材111および可動部材112が回動する面、および、ラジオペンチ200などの握り部221〜422(すなわち、先臍部211、212などの作業部)が回動する面の延長面が交差する状態でそれぞれ動作することになり、ヤットコ100の向きに対してラジオペンチ200などの作業する向きを斜めにすることができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果に加えて、上述実施形態の連結アダプタ10のようにヤットコ100の把持部110の先端にラジオペンチ200などが直線的な姿勢で連結されていると作業し辛い目的物でも、作業し易い姿勢でその目的物にラジオペンチ200などの手元道具を接近させて作業することができる。したがって、作業性を向上させることができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
例えば、ラジオペンチ200や金切りハサミ300や切込みハサミ400を一例にして利用する場合を説明するが、これに限るものではないことはいうまでもなく、他の手元作業を行う道具を連結してもよく、その場合に、その道具の握り部の大小に合わせて本体部11の径の異なる連結アダプタを準備してもよく、また、その本体部11の形状を握り部の湾曲形状や直線形状などに合わせても良い。
また、ラジオペンチ200などのように一対の回動部材が回動軸で相対回動可能に連結されている手元道具を一例にして説明するが、これに限るものではなく、別体に作製された先細の延長棒などを連結アダプタ10、50の本体部11内に差し込んで取り付けることにより、ヤットコ100の把持部110自体をラジオペンチのように動作させて作業可能にすることもできる。
さらに、ヤットコ100を一例にして利用する場合を説明するが、これに限るものではないことはいうまでもなく、例えば、所謂、マジックハンドの先端側把持部に取り付け可能に構成しても良い。
本発明に係る連結アダプタの第1実施形態を示す図であって、その一対の連結アダプタのうちの一方を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその一部品を外した状態の左側面図、(c)はその一部品を外した状態の上面図である。 その連結アダプタの要部の部品を示す図であり、(a)はその透視正面図、(b)はその透視左側面図、(c)は透視上面図である。 その連結アダプタの要部の部品を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図、(c)は一部分の横断面図である。 その連結アダプタにより連結する遠隔作業道具を示す平面図である。 その連結アダプタにより連結する手元作業道具を示す平面図である。 その連結アダプタにより連結する手元作業道具を示す平面図である。 その連結アダプタにより連結する手元作業道具を示す平面図である。 その連結アダプタにより遠隔作業道具の先端側に連結した手元作業道具を示す斜視図である。 本発明に係る連結アダプタの第2実施形態を示す図であり、その一対の連結アダプタのうちの一方を示す側面図である。
符号の説明
10、50 連結アダプタ
11 本体部
13 保護カバー
15 潰し部
21 手元道具取付部
22 ナット
23 蝶ネジ
24 当て板
31 ヤットコ取付部
32 箱型筐体部
32a 雌ネジ
33 着脱部
34 軸支部
37 貫通孔
37a スリット
38 係合ピン
38b 大径部
38c 係止ピン
39 スプリング
41 雄ネジ
42 ナット
46 スプリング
100 ヤットコ
110 把持部
111 不動部材
111a、112a 先端部
112 可動部材
113 回動軸
120 操作部
122 レバーハンドル
123 連結レバー
130 支持伝達部
131 支持棒
132 伝達棒
134、135 傘カバー
200 ラジオペンチ
201、202、301、302、401、402 回動部材
203、303、403 回動軸
204、304、404 カバー
211、212 先細部
211a、212a 対向面
221、222、321、322、421、422 握り部
204〜404 カバー
300 金切りハサミ
305 バネ
311、312、411、412 切断部
311a、312a、411a、412a 対向辺
400 切込みハサミ

Claims (6)

  1. 一対の回動部材が回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより目的物を挟むように把持する把持部、該把持部の回動部材を回動させるように操作する操作部、および、該操作部から離隔する位置に把持部を連結して当該操作部に加えられる操作力を把持部に伝達する伝達部を備える遠隔作業道具と、
    一対の回動部材が中間部に配設された回動軸を中心に相対的に回動可能に構築されて、該回動部材の一端側の先端部が接近することにより目的物を挟むように動作して挟持や切断などの作業をする作業部を構成するとともに、該回動部材の他端側の後端部が当該回動部材の先端部を接離させる方向に回動させるように操作する操作部を構成する手元作業道具と、
    を連結して連係動作させるように連結アダプタであって、
    遠隔作業道具の回動部材毎の先端部に着脱可能に取り付ける第1取付部と、手元作業道具の回動部材毎の後端部に着脱可能に取り付ける第2取付部と、これら第1、第2取付部を有して遠隔作業道具の回動部材の先端部および手元作業道具の回動部材の後端部を当該回動部材毎に連結する連結部と、第1、第2取付部により連結部に取り付けられて連結された遠隔作業道具および手元作業道具が動作する際にそれぞれの回動部材が回動することを許容する回動許容部と、を備えて、
    遠隔作業道具の一対の回動部材および手元作業道具の一対の回動部材をそれぞれ別個に連結して連係動作させるように2つ一組で使用することを特徴とする連結アダプタ。
  2. 一対の回動部材が回動軸を中心に相対的に回動して先端部が接離することにより目的物を挟むように把持する把持部、該把持部の回動部材を回動させるように操作する操作部、および、該操作部から離隔する位置に把持部を連結して当該操作部に加えられる操作力を把持部に伝達する伝達部を備える遠隔作業道具と、
    一対の回動部材が一端側に配設された回動軸を中心に相対的に回動可能に構築されて、該回動部材の他端側の後端部が当該回動部材の先端部側を接離させる方向に回動させるように操作する操作部として構成されるとともに、該操作部が接近されたときに回動軸側の先端部側が目的物を挟むように動作して挟持や切断などの作業をする作業部を構成する手元作業道具と、
    を連結して連係動作させるように連結アダプタであって、
    遠隔作業道具の回動部材毎の先端部に着脱可能に取り付ける第1取付部と、手元作業道具の回動部材毎の後端部に着脱可能に取り付ける第2取付部と、これら第1、第2取付部を有して遠隔作業道具の回動部材の先端部および手元作業道具の回動部材の後端部を当該回転部材毎に連結する連結部と、第1、第2取付部により連結部に取り付けられて連結された遠隔作業道具および手元作業道具が動作する際にそれぞれの回動部材が回動することを許容する回動許容部と、を備えて、
    遠隔作業道具の一対の回動部材および手元作業道具の一対の回動部材をそれぞれ別個に連結して連係動作させるように2つ一組で使用することを特徴とする連結アダプタ。
  3. 前記連結部は取付部の取付相手を内装する形状に形成される一方、
    当該取付部は該連結部の外面から内面に向かって貫通する雌ネジと、該雌ネジに螺合する雄ネジと、により構成して、
    連結部内に内装した取付相手に雄ネジの先端側を押し付けることにより取付状態を維持することを特徴とする請求項1または2に記載の連結アダプタ。
  4. 前記連結部内に、内装する取付相手に雄ネジの先端側が直接当接することを防止する材料を介在させたことを特徴とする請求項3に記載の連結アダプタ。
  5. 前記連結部は取付部の取付相手を内装する形状に形成される一方、
    当該取付部は該連結部の外面から内面に向かって貫通する貫通孔と、該貫通孔内を貫通して連結部内に挿脱されるピンと、該ピンを連結部内に進入させる方向に付勢する付勢手段と、により構成して、
    連結部内に内装した取付相手にピンの先端側を係合させることにより取付状態を維持することを特徴とする請求項1または2に記載の連結アダプタ。
  6. 前記遠隔作業道具の把持部の回動面、および、手元作業道具の作業部の回動面の延長面が交差するように、遠隔作業道具の把持部に手元作業道具の操作部を連結することを特長とする請求項1から5のいずれかに記載の連結アダプタ。
JP2004264038A 2004-09-10 2004-09-10 連結アダプタおよびその使用方法 Expired - Fee Related JP4693383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004264038A JP4693383B2 (ja) 2004-09-10 2004-09-10 連結アダプタおよびその使用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004264038A JP4693383B2 (ja) 2004-09-10 2004-09-10 連結アダプタおよびその使用方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006075950A true JP2006075950A (ja) 2006-03-23
JP4693383B2 JP4693383B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=36155832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004264038A Expired - Fee Related JP4693383B2 (ja) 2004-09-10 2004-09-10 連結アダプタおよびその使用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4693383B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125294A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 磨き器
JP2008125293A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電線被覆剥ぎ器
JP2008178277A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Chugoku Electric Power Co Inc:The 防護管装着工具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11191906A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Asahi Tec Corp 間接活線用把持工具
JP2003170364A (ja) * 2001-12-04 2003-06-17 Nagaki Seiki Co Ltd 遠隔操作用ヤットコに用いるアダプタ
JP2003224910A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Daito Denzai Co Ltd 分岐線端末処理工具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11191906A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Asahi Tec Corp 間接活線用把持工具
JP2003170364A (ja) * 2001-12-04 2003-06-17 Nagaki Seiki Co Ltd 遠隔操作用ヤットコに用いるアダプタ
JP2003224910A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Daito Denzai Co Ltd 分岐線端末処理工具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125294A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 磨き器
JP2008125293A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電線被覆剥ぎ器
JP2008178277A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Chugoku Electric Power Co Inc:The 防護管装着工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4693383B2 (ja) 2011-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102028010B1 (ko) 간접 활선 작업용 회전 기능 그립 올 클램프 스틱 및 이를 이용한 간접활선용 공구 회전 조작 방법
US7434498B2 (en) Toggle-locking tool
EP0513168A1 (en) Electrician's compound tool
JP2012531321A (ja) ドリリング装置
EP3003647B1 (en) Crimping head for impact wrench
JP2017028925A (ja) 電線切断装置
JP4693383B2 (ja) 連結アダプタおよびその使用方法
US20170125985A1 (en) Cutting structures of wire stripper
JP2012161217A (ja) 遠隔把持道具用先端具
JP2008284648A (ja) 万能把持スティック
JP4953778B2 (ja) 電線被覆剥ぎ器
US20150174741A1 (en) Adjustable wrenches, pliers, and shears
JP4707458B2 (ja) 被覆線の皮剥器及び遠隔操作具
AU2022200325B2 (en) High leverage locking pliers
US7340936B2 (en) Handheld crimping tool and method of using same
JP2003224910A (ja) 分岐線端末処理工具
US7946314B1 (en) Power pliers for twisting wires
JP2009060755A (ja) 遠隔操作用ヤットコ
CN211805628U (zh) 一种钳子
CN111924774A (zh) 一种变电所取油样作业时油样接头开帽盖装置
JP2017034901A (ja) 間接活線工事用アダプタ
US20070289417A1 (en) Clamping Pliers
JP4709353B2 (ja) ケーブルカッター
US728728A (en) Lineman's implement.
CN219987467U (zh) 远程旋转操作件的旋转力施加机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4693383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees