JP2006074319A - 無線基地局及び無線基地局のリソース割り当て方法 - Google Patents

無線基地局及び無線基地局のリソース割り当て方法 Download PDF

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有一 塚本
Hidenori Ishii
秀教 石井
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Abstract

【課題】無線基地局102の信号処理を行う複数の信号処理カード106は、1つの呼を分散させて割り当てる事は出来ないため、従来の技術では呼損を引き起こす確率が高い。このような信号処理カード106において呼損確率を低下するように割り当てを行う。
【解決手段】端末101から生起した呼を信号処理カード106に割り当てを行う際に、既に無線基地局102に収容してある呼の保留時間を考慮して割り当てる事により、従来のリソース割り当て方式に比べ呼損を減らす事が出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は端末と無線通信を行う無線ネットワーク装置において、端末から発せられる様々な呼を、無線基地局のリソースに有効に割り当てるリソース割当て方式に関するものである。
近年、携帯電話市場の発展は目覚しく、加入者数も年々拡大を続けており、中国市場では1億人加入を超えるなど今後の展開が大いに期待される市場の一つである。2001年には、第三世代携帯電話サービスが開始され、通信速度の大幅な向上により、静止画やテキストメールに留まらない音楽や動画といった大容量コンテンツの利用も増え、トラヒックの種類も高速伝送の呼が増えてきている。これに伴い、リソース管理方式の改善による無線基地局の収容能力の向上が求められている。
まず、図6を用いて従来のリソース割り当て方式を示す。
図6において、端末601はW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)を想定するが、特に無線方式は問わずあらゆる方式において適用可能である。
無線基地局602は端末601から生起した無線信号をネットワーク用の有線信号に変換し、ネットワーク603とはATM(Asynchronous Transfer Mode)を介して無線基地局602と接続している。
無線通信手段604は、端末601との無線信号の送受信を行うものであり、アンテナ、増幅器、電源、制御プログラムを備える。
信号処理手段605は、端末601からの無線信号の符号変調処理、有線信号への変換等の信号処理を行う。無線基地局602では多数の端末601から生起される通信呼を収容するため、信号処理手段605は、同形式の信号処理カードを多数準備しており、これらを第1信号処理カード606a〜第2信号処理カード606bと呼ぶ。ここで、図6においては信号処理カードを2枚として考える。無線リソース制御手段607は端末から生起した呼を信号処理カードの所定の位置に収容させ、信号処理カードから呼の解放を行う。有線通信手段608はネットワーク603との信号の送受信を行う。
ここで、無線基地局602は、端末601の通信呼を収容するが、以下、「通信呼」を呼という。また、その際に呼の信号処理を行う信号処理カードの処理能力を「リソース」、処理能力の大きさを「リソース数」と呼ぶ。また、呼が発生した際に、呼を信号処理カード606a〜bの所定の位置に収容する処理を、「割り当て処理」もしくは「割り当てる」という。また、呼を割り当てた際に、信号処理カード606a〜bの未使用の処理能力を「空きリソース」といい、未使用の空きリソースの大きさを「空きリソース数」という。また、本文で使われている「使用状況」とは、「空きリソース数」の事をいう。また、呼を信号処理カードに割り当てる際に必要となるリソース数を「占有リソース数」という。更に、呼を信号処理カード606a〜bに割り当てる事が出来ない事を「呼損」といい、本文では、割り当てを行う際に呼の占有リソース数が信号処理カード606a〜bの空きリソース数よりも大きい場合のみ呼損が発生するものとする。
さて、W−CDMAでは音声呼(12kbps)、UDI呼(64kbps:非制限ディジタル呼)、パケット呼(144kbps〜384kbps)など、多数の種類の呼のサービスが可能である。伝送速度や信号処理カード606a〜bが呼を処理するために必要なリソース数は呼の種類により異なる。リソース割り当て処理においては、このような占有リソース数の異なる多くの種類の呼が発生・消滅を繰り返す環境下において、無線基地局602の限られたリソースを有効に活用し出来るだけ呼損を発生させないことが求められる。
さて、信号処理カード606a〜bの性能はハードウェアに依存し、様々な値を取るが、ここでは各信号処理カード606a〜bに384kbps分の信号処理能力があり、1リソースを48kbpsの信号処理能力と定義する。よって、信号処理カードは8個のリソースを持つことになる。また、無線基地局602は以下の種類の呼をサポートすると仮定する。
音声呼はリソース1個であり、UDI呼はリソース2個であり、パケットA呼(144kbps)はリソース3個であり、パケットB呼(192kbps)はリソース4個であり、パケットC呼(384kbps)はリソース8個である。
ここで、一つの呼は、分散させて、複数の信号処理カード606a〜bに割り当てる事は出来ない。つまり、第1信号処理カード606aの空きリソース数が「4」であり、第2信号処理カード606bの空きリソース数が「4」であったとしても、占有リソース数「8」のパケットC呼(384kbps)はどの信号処理カードにも割り当てることは出来ない。結局、無線基地局602全体では充分な空きリソース数があったとしても、個々の信号処理カードに、割り当てを行いたい呼の占有リソース数分の空きリソース数が無い場合は割り当て不可となる。
また、以下の説明において使われる呼種数とは呼の種類の個数である。つまり、未使用の1枚の信号処理カード606には、上記全ての呼種が割り当て可能であるので、割り当て可能な呼種数は5つとなる。
割り当て方式に関する従来の発明では、無線基地局602として呼損を減らし、より多くの呼を収容するために、次に生起する呼を収容できる確率を出来るだけ大きくするように割り当てを行う。そこで、各々の信号処理カード606a〜bに対して呼を収容できる確率を計算し、その確率が大きくなるように収容確率の高い信号処理カード606を残すように割り当てを行う。ここで、呼を収容できる確率とはその信号処理カード606に収容する事が可能な呼全ての着信確率を足したもので、以後、収容可能確率と呼ぶものとする。図7に呼種別ごとの着信確率を記してある。
以下に図8のように、端末601から占有リソース数「2」のUDI呼が1つ生起し、2枚の信号処理カード606a〜bの空きリソース数がそれぞれ「3」、「3」である場合に、特許文献1の割り当て方式を適用した例を示す。また、特許文献1では複数の周波数間に相互作用があり、単一周波数の割り当てアルゴリズムでは、複数の周波数に対する割り当てアルゴリズムに適用できないと仮定しているため、複数の周波数にまたがるサービスの収容例を示していたが、現実的にはベースバンドリソースにおいては異なった周波数間の依存関係は考慮せずに、一つの周波数に対する割り当てを考慮する事により、多周波数に対する割り当てに適用することが出来るので、本発明の対象システムでは周波数の異なるベースバンドのリソース間での相互作用を仮定せず、周波数を考慮しないものとする。
また、図8のUDI呼801は、占有リソース数「2」の呼を意味している。また、図8(b)、図8(c)、図8(d)は、図6より無線基地局602、第1信号処理カード606a及び第2信号処理カード606bを抜き出したものである。また、図8の特許文献1のリソース割り当て方式の説明において信号処理カードは2枚として考えるものとする。また、信号処理カードの1升は1リソース(48kbps)を表すものとする。
さて、第1信号処理カード606aの空きリソースに収容可能な呼は音声呼、UDI呼、パケットA呼(144kbps)の3つであり、それぞれの着信確率は図7の着信確率より、「0.5」、「0.3」、「0.1」となるので、第1信号処理カード606aの収容可能確率は上記着信確率の和「0.90」となる。
次に、第2信号処理カード606bの収容可能確率を計算する。第2信号処理カード606bの空きリソースに収容可能な呼は音声呼、UDI呼、パケットA呼(144kbps)の3つであり、それぞれの着信確率は図7の着信確率より、「0.5」、「0.3」、「0.1」となる。よって、第2信号処理カード606bの収容可能確率は「0.90」となる。
特許文献1の割り当て方式では、収容可能確率の低い信号処理カードに優先して割り当てを行う。しかし、この場合、第1信号処理カード606aの収容可能確率及び第2信号処理カード606bの収容可能確率共に同じであるので、割当先として図8(c)のように第1信号処理カード606aに割り当てを行うケースと、図8(d)のように第2信号処理カード606bに割り当てを行うケースの2つのケースが考えられる。
特表2002−505065号公報
ここで、図8(c)、図8(d)はどちらも信号処理カードの使用状況は同じであるが、呼を割り当てた信号処理カードに既に収容してある呼の種類が違う。もし、パケット呼に比べ音声呼が収容されてから解放されるまでの時間がとても短いなら、図8(c)の第2信号処理カード606bは間もなく全ての呼が解放され、未使用の信号処理カードとなる事が出来るのに対し、図8(d)は音声呼が解放されたとしても、未使用の信号処理カードにはならない。
つまり、特許文献1のリソース割り当て方式を用いると、信号処理カードの空きリソース数によっては、収容可能確率が同じになってしまい、呼損を発生させる確率が高くなるように割り当てを行ってしまう可能性がある。
本発明では、上記のような課題を解決するために、信号処理カード内のリソースを有効に使用するための無線基地局及びリソース割当方法を提供することを目的とするものである。
本発明における無線基地局は、端末から生起した複数種の呼を受信する無線通信手段と、前記端末から生起される呼を収容する複数の信号処理カードと、前記信号処理カードに収容した呼の符号変調処理、有線信号への変換の信号処理を行う信号処理手段と、前記信号処理カードの空きリソース数に対応した収容可能呼種数を示す呼種数テーブル手段と、前記呼種数テーブル手段を参照して、前記呼を収納した後の前記収容可能呼種数の合計が最大となる前記信号処理カードを選択する無線リソース制御手段と、を含む構成である。
割り当て時に、既に無線基地局に収容してある呼の保留時間を考慮して割り当てる事により、従来のリソース割り当て方式に比べ呼損を減らす事が出来る。
また、テーブルを用いることにより無線基地局にかかる計算量の負荷を従来の技術と変えずに上記処理を可能にする。つまり、リソースを有効に使用することが出来、基地局に収容する信号処理カードの枚数を減らしコスト低減が可能になる。
本発明の無線基地局は、端末から生起した複数種の呼を受信する無線通信手段と、前記端末から生起される呼を収容する複数の信号処理カードと、前記信号処理カードに収容した呼の符号変調処理、有線信号への変換の信号処理を行う信号処理手段と、前記信号処理カードの空きリソース数に対応した収容可能呼種数を示す呼種数テーブル手段と、前記呼種数テーブル手段を参照して、前記呼を収納した後の前記収容可能呼種数の合計が最大となる前記信号処理カードを選択する無線リソース制御手段と、を含む構成であり、端末から生起した複数種の呼と、信号処理カードの空きリソース数とに応じて、収納する信号処理カードを選択することで、信号処理カード内のリソースを有効に使用することができるという作用を有する。
また、上記無線基地局は、前記呼の信号処理カード内での保留時間を示す保留時間テーブル手段を更に含み、前記無線リソース制御手段は、前記呼を収納した後の収容可能呼種数の合計が最大となる信号処理カードが複数存在する場合は、前記保留時間テーブル手段を参照して、既に収容されている呼の内、前記保留時間が最小となる呼が存在する信号処理カードには前記呼を収納しない構成であり、既に無線基地局に収容してある呼の保留時間を考慮して割り当てる事により、呼損を減らす事が出来るという作用を有する。
また、無線基地局のリソース割り当て方法は、端末から生起した複数種の呼を受信する第1のステップと、前記端末から生起される呼を複数の信号処理カードに収容する第2のステップと、前記信号処理カードの空きリソース数に対応した収容可能呼種数を示す呼種数テーブル手段を参照して、前記呼を収納した後の前記収容可能呼種数の合計が最大となる前記信号処理カードを選択する第3のステップと、を含む構成であり、端末から生起した複数種の呼と、信号処理カードの空きリソース数とに応じて、収納する信号処理カードを選択することで、信号処理カード内のリソースを有効に使用することができるという作用を有する。
また、上記無線基地局のリソース割り当て方法は、前記呼を収納した後の前記収容可能呼種数の合計が最大となる前記信号処理カードが複数存在する場合は、保留時間を示す保留時間テーブル手段を参照して、前記呼の前記信号処理カード内で、既に収容されている前記呼の内、前記保留時間が最小となる呼が存在する前記信号処理カードには前記呼を収納しない第4のステップを含む構成であり、既に無線基地局に収容してある呼の保留時間を考慮して割り当てる事により、呼損を減らす事が出来るという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
第1の実施の形態として、端末から生起した呼を所定の信号処理カードに収容するまでの処理の例を、図面を用いて説明する。
まず、本発明の基地局構成を、図1を用いて説明する。
図1の端末101は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)を想定するが、特に無線方式は問わずあらゆる方式において適用可能である。無線基地局102は、端末101から生起した無線信号をネットワーク用の有線信号に変換し、ネットワーク103とはATM(Asynchronous Transfer Mode)を介して無線基地局102と接続している。
無線通信手段104は、端末101との無線信号の送受信を行うものであり、アンテナ、増幅器、電源、制御プログラムを備える。信号処理手段105は、端末101からの無線信号の符号変調処理、有線信号への変換等の信号処理を行う。無線基地局102では多数の端末101から生起される通信呼を収容するため、信号処理手段105は、同形式の信号処理カードを多数準備しており、これらを第1信号処理カード106a〜第2信号処理カード106bと呼ぶ。ここで、図1においては信号処理カードを2枚として考える。
無線リソース制御手段107は、端末から生起した呼を信号処理カードの所定の位置に収容させ、信号処理カードから呼の解放を行う。有線通信手段108は、ネットワーク103との信号の送受信を行う。
呼種数テーブル手段109は、空きリソース数に対応した収容可能呼種数が記してあり、本発明の割り当て方式に基づいて、呼の割り当てを行う際に用いる。また、保留時間テーブル手段110は、呼種別ごとの保留時間が記してあり、本発明の割り当て方式に基づいて、呼の割り当てを行う際に用いる。また、保留時間とは、呼が生起して消滅するまでの時間のことをいう。保留時間の測定方法の一例であるが、例えば音声呼の保留時間であれば、ある無線基地局102における音声呼の一日の総接続時間を音声呼の一日に生起した個数で割ることにより求められる。
以下に、図2(b)に示すように、信号処理カード106a−bの空きリソース数が「3」、「3」であり、図2(a)に示すように、端末101から占有リソース数「2」のUDI呼201が生起した場合に本実施の形態の方式を適用した例を以下に記し、割り当て方式を説明する。
まず、図3のフロー図を用いて、呼の着信から信号処理カード106の所定の位置への割り当てに至るまでの説明を行う。
ここでは“占有リソース数「2」のUDI呼を割り当てろ”という要求を無線リソース制御手段107に送る。
まず、ステップS301において、無線リソース制御手段107が、全信号処理カード106に対して空きリソース数を調べ、その中で最も大きい空きリソース数を計算する。
次に、ステップS302において、無線リソース制御手段107が、呼の収容の可否を確かめるために“最大空きリソース数>占有リソース数”の判定を行う。ここで、ステップS302で条件を満たさない場合、ステップS303に移行し、条件を満たす場合、ステップS304に移行する。
次に、ステップS303にて、呼損処理を行い、呼の割り当てを終了する。
次に、ステップS304において、無線リソース制御手段107が、割り当て呼と割り当て可能な信号処理カード106の組み合わせを計算する。
次に、ステップS305において、無線リソース制御手段107が、各々の組み合わせ毎に呼を割り当てた場合に、信号処理カード106に割り当て可能となる呼種数の2乗の和を計算する。ここで、割り当て可能呼種数とは、空きリソースに収容する事が出来る呼種の数である。詳細は後述する。
また、本発明では収容できる確率を上げるために、呼種数の2乗の和が最大となる割り当て呼と、割り当て可能信号処理カード106との組み合わせを選択するものとする。
なお、ここでは、割り当て先位置決定の際に、割り当て後の空きリソース数に基づいた呼種数の2乗の最も多い組み合わせを選択しているが、他の割り当て方式でも何ら問題はない。例えば、最も空きリソース数の少ないカードに優先して割り当てを行っても良い。
次に、ステップS306において、“割り当て可能呼種数の2乗の和が最も大きい組み合わせが複数個ある”を判定する。条件を満たした場合は、ステップS307に移行し、条件を満たさない場合は、ステップS308に移行する。
次に、ステップS307において、複数の組み合わせから、呼が割り当てられていない「未割当信号処理カード」の既に収容してある呼の保留時間の中で最大の保留時間を、呼種別保留時間テーブルを用いて計算し、その最大保留時間の最も少ない組み合わせを求める。
次に、ステップS308にて、割り当て可能呼種数の2乗の和が最も大きい組み合わせを選択する。
次に、ステップS309にて、選択された組み合わせに割り当てを行い、フローを終了する。
つまり、本発明では最大保留時間の少ない組み合わせの方が、最大保留時間の多い組み合わせに比べ、一定時間経過後に、より多くの呼が解放される確率が高いと考える。尚、保留時間は呼種によっては、発生する時間帯に依存するため、午前より午後の方が大きい場合等が考えられるので、無線基地局102に実装する保留時間テーブル手段110は一つに限らず、午前用の保留時間テーブル手段、午後用の保留時間テーブル手段というように複数個実装し、時刻によって用いる保留時間テーブル手段を切り替える事も考えられる。
また、ここでは未割当信号処理カード106に既に割り当てられている呼の中で、最も大きい保留時間に基づいて、その保留時間が最も少ない組み合わせを選択しているが、未割当信号処理カードに既に割り当てられている呼の全ての保留時間を合計した総保留時間の少ない組み合わせを、一定時間経過後に、より多くの呼が解放される確率が高いと考え選択する方法も考えられる。
以上で、フローチャートの説明を終える。
次に、図2(a)のように端末からUDI呼201が生起した場合の具体的な割り当ての様子を、図2〜図5を用いて説明する。
まず、図2(a)のように端末から占有リソース数「2」のUDI呼201が生起したとする。無線通信手段104は、呼の生起と共に端末101から送られる接続要求を、無線リソース制御手段107及び有線信号処理手段108を介してネットワーク103に送り、それを受けたネットワーク103は生起した呼のリソース確保要求を無線リソース制御手段107に送る。例えばここでは“占有リソース数2のUDI呼201を割り当てろ”という要求を無線リソース制御手段107に送る。
次に無線リソース制御手段107において、生起した呼が呼損とならないか確認する。
無線リソース制御手段107で、全信号処理カード106に対して空きリソース数を調べ、その中で最も大きい空きリソース数を計算する。図2(b)の場合、第1信号処理カード106aの空きリソース数は「3」であり、第2信号処理カード106bの空きリソース数は「3」であるので、最大空きリソース数は「3」となる。
呼の収容の可否を確かめるために“最大空きリソース数>占有リソース数”の判定を行う。最大空きリソース数は上記ステップS301において計算したように「3」となり、占有リソース数は「2」であるので上記条件を満たす。
条件を満たさない場合は、呼損処理を行い、UDI呼を収容する事が出来ず、割り当てを終了する。
本発明のアルゴリズムに従った割り当てについて説明する。
さて、割り当て呼と割り当て可能信号処理カード106の組み合わせを計算する。組み合わせは図2(c)、図2(d)の2つが考えられる。
各々の組み合わせごとに呼を割り当てた場合に、無線基地局102に割り当て可能となる呼種数の2乗の和を計算する。割り当て可能呼種数テーブル手段109は図4に記してある。
ここで、「割り当て可能呼種数」とは、例えば、空きリソース数が「4」であった場合、収容できる呼種は、音声呼(リソース1個)、UDI呼(リソース2個)、パケットA呼(リソース3個)、パケットB呼(リソース4個)であり、割り当て可能呼種数は「4」となる。
また、カードの空きリソース数が「8」であった場合は、リソース数「8」のパケットC呼(384kbps)が割当可能となり、割り当て可能呼種数は「5」となる。図4の割り当て可能呼種数テーブル手段109には、空きリソースとそれに対応する割り当て可能呼種数の2乗が記述してある。このため、カードの空きリソース数が「4」から「7」までは、割り当て可能呼種数は「4」となるため、「16」が記され、カードの空きリソース数が「8」は、「25」が記されている。
まず、図2(c)の場合、第1信号処理カード106aは1つの空きリソースを持つ。よって、図4のカードの空きリソース数「1」の割り当て呼種数テーブル手段109より、割り当て可能呼種数の2乗は「1」となる。同様に計算し、第2信号処理カード106bの割り当て可能呼種数の2乗は「9」となる。よって、組み合わせ図2(c)の割り当て可能呼種数の2乗の和は、1+9=「10」となる。
次に、図2(d)の場合、第1信号処理カード106aの空きリソース数は「3」である。よって、割り当て可能呼種数テーブル手段109を参照し、割り当て可能呼種数の2乗は「9」となる。同様に、第2信号処理カード106bの割り当て可能呼種数の2乗は「1」となる。よって、組み合わせ図2(d)の割り当て可能呼種数の2乗は、9+1=「10」となる。
“割り当て可能呼種数の2乗の和が最も大きい組み合わせが複数個ある”を判定する。組み合わせ図2(c)、図2(d)の割り当て可能呼種数の2乗の和は、それぞれ「10」、「10」となる。よって、最も大きい和を持つ組み合わせは2つとなる。よって、上記条件を満たす。ここで、条件を満たさない場合は、割り当て可能呼種数の2乗の和が最も大きい組み合わせを選択する。
次に、呼の割り当て対象でない信号処理カード106に収容してある呼の保留時間の中で最大の保留時間を図5の呼種別保留時間テーブルを用いて計算し、その最大保留時間の最も少ない組み合わせを求める。
図2(c)の場合、未割当信号処理カードは第2信号処理カード106bとなる。ここで、第2信号処理カード106bに既に収容してある呼は音声呼5つである。音声呼の保留時間は図5の呼種別保留時間テーブルの列1から40秒となる。よって、図2(c)の場合、最大保留時間は40秒となる。
一方、図2(d)の場合、未割当信号処理カードは、第1信号処理カード106aとなる。ここで、第1信号処理カード106aに既に収容してある呼は、パケットA呼とUDI呼である。パケットA呼の保留時間は、図5の呼種別保留時間テーブルの列1から150秒であり、UDI呼の保留時間は120秒である。よって、選択される最大保留時間は150秒となる。以上より、図2(c)と図2(d)を比較した場合に、選択される組み合わせは図2(c)となる。
ここで、組み合わせ図2(c)の最大保留時間である40秒経過後を考えると、図2(c)は少なくとも一つの音声呼は解放される確率が高く、解放された場合占有リソース数「4」のパケットB呼が第2信号処理カード106bに収容出来るのに対し、図2(d)は40秒後では、UDI呼、パケットA呼は保留時間が40秒よりも大きいため、解放される確率は低く、占有リソース数「4」のパケットB呼は第1信号処理カード106aに収容する事はできない。
以上より、UDI呼201を割り当てる前の図2(b)では、第1信号処理カード106aも、第2信号処理カード106bも共に、収容可能確率は「0.9」となり変わらないが、呼の割り当て後の解放時間を考慮することで、一意的に図2(c)のように割り当てを行う事が出来る。
以上のように、本発明では呼の保留時間を考えることにより、呼損を発生させにくい割り当てを行い、呼損となる確率を減らす事が出来る。
本発明に係る無線基地局は、呼の割り当て時に、既に無線基地局に収容してある呼の保留時間を考慮して割り当てる事により、従来のリソース割り当て方式に比べ呼損を減らす事が出来、また、テーブルを用いることにより無線基地局にかかる計算量の負荷を従来の技術と変えずに上記処理を可能にする。つまり、リソースを有効に使用することが出来、基地局に収容する信号処理カードの枚数を減らしコスト低減が可能性を有し、端末から発せられる様々な呼を、無線基地局のリソースに有効に割り当てるリソース割当て方式等として有用である。
本発明の実施の形態1による無線基地局の構成を示す図 (a)本発明の実施の形態1による端末から生起した呼を示す図(b)本発明の実施の形態1による信号処理カードのリソース使用状況を示す図(c)本発明の実施の形態1による信号処理カードの呼の蓄積を示す図(d)本発明の実施の形態1による信号処理カードの呼の蓄積を示す図 本発明の実施の形態1による割り当てフロー図 本発明の実施の形態1による割り当て呼種数テーブルを示す図 本発明の実施の形態1による保留時間テーブルを示す図 従来の技術による無線基地局の構成を示す図 従来の技術による呼の優先度リストを示す図 (a)従来の技術による端末から生起した呼を示す図(b)従来の技術による信号処理カードのリソース使用状況を示す図(c)従来の技術による信号処理カードの呼の蓄積を示す図(d)従来の技術による信号処理カードの呼の蓄積を示す図
符号の説明
101 端末
102 無線基地局
103 ネットワーク
104 無線通信手段
105 信号処理手段
106a 第1信号処理カード
106b 第2信号処理カード
107 無線リソース制御手段
108 有線通信手段
109 呼種数テーブル手段
110 保留時間テーブル手段
201 UDI呼

Claims (4)

  1. 端末から生起した複数種の呼を受信する無線通信手段と、
    前記端末から生起される呼を収容する複数の信号処理カードと、
    前記信号処理カードに収容した呼の符号変調処理、有線信号への変換の信号処理を行う信号処理手段と、
    前記信号処理カードの空きリソース数に対応した収容可能呼種数を示す呼種数テーブル手段と、
    前記呼種数テーブル手段を参照して、前記呼を収納した後の前記収容可能呼種数の合計が最大となる前記信号処理カードを選択する無線リソース制御手段と、
    を含む無線基地局。
  2. 前記呼の信号処理カード内での保留時間を示す保留時間テーブル手段を更に含み、
    前記無線リソース制御手段は、
    前記呼を収納した後の収容可能呼種数の合計が最大となる信号処理カードが複数存在する場合は、
    前記保留時間テーブル手段を参照して、既に収容されている呼の内、前記保留時間が最小となる呼が存在する信号処理カードには前記呼を収納しない
    請求項1記載の無線基地局。
  3. 端末から生起した複数種の呼を受信する第1のステップと、
    前記端末から生起される呼を複数の信号処理カードに収容する第2のステップと、
    前記信号処理カードの空きリソース数に対応した収容可能呼種数を示す呼種数テーブル手段を参照して、前記呼を収納した後の前記収容可能呼種数の合計が最大となる前記信号処理カードを選択する第3のステップと、
    を含む無線基地局のリソース割り当て方法。
  4. 前記呼を収納した後の前記収容可能呼種数の合計が最大となる前記信号処理カードが複数存在する場合は、
    保留時間を示す保留時間テーブル手段を参照して、前記呼の前記信号処理カード内で、既に収容されている前記呼の内、前記保留時間が最小となる呼が存在する前記信号処理カードには前記呼を収納しない第4のステップを含む
    請求項3記載の無線基地局のリソース割り当て方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010098375A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Fujitsu Ltd 処理リソース割当方法および装置

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