JP2006074197A - 可変長復号化装置、可変長復号化方法および撮像システム - Google Patents

可変長復号化装置、可変長復号化方法および撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】可変長復号化方法において、値がゼロであるデータを連続して書き込み処理を行っている期間においては、可変長復号化手段は処理ができず、無駄な時間が発生してしまい、高速化が図れない。
【解決手段】入力された可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する可変長復号化手段3と、LEVELを格納するデータバッファ4と、RUNによる“0”の個数に基づいてその対となるLEVELのアドレスを保持するアドレスの保持手段5,6と、アドレスの保持手段の情報に基づいてLEVELをデータバッファ4へ書き込む書き込み制御手段7と、アドレスの保持手段の情報に基づいて、データバッファ4からLEVELを読み出す読み出し制御手段8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランレングス符号化と可変長符号化を用いた符号データを可変長復号及びランレングス復号する復号化方法及びその復号化装置に関する。特には、圧縮された画像データを伸張する画像伸張技術で用いられている可変長復号化方法及びその可変長復号化装置に関する。また、撮像システムに関する。
ランレングス符号及び可変長符号を用いる圧縮伸張方法は、画像データの一般的な圧縮技術であるJPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG(Moving Picture Experts Group)で用いられており、ディジタルカメラやディジタルビデオカメラの普及、通信技術の発達に伴い、少ない情報量でデータ転送が行える技術として広く普及している。
代表的な画像圧縮装置の構成を図36に示し、以下この図を用いて説明する。
あらかじめ1ブロック8×8個に分割され、順次入力されてきた画像データに対して、離散コサイン変換のDCT(Discrete Cosine Transform)部101で周波数変換を行い、DCT係数を生成する。自然画像ではたいてい色の変化が滑らかであり、周波数変換を行うと、図37に示す低周波領域mに大きな値のDCT係数が集中し、高周波領域nには小さな値を持つDCT係数が分布される。特に左上隅の係数oは周波数成分を持たないDC成分と呼ばれ、それ以外の係数はAC成分と呼ばれる。
DCT係数に対して量子化部102で予め設定された量子化値でDCT係数を除算し、量子化係数を生成する。この処理により画質的に影響を与えない高周波領域に“0”の係数を集中させることが可能となる。
さらに、可変長符号化部103において図38に示すようなジグザグスキャンの順で順次“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELとを組み合わせ、ランレングスデータを生成し、その組み合わせの出現率に合わせて長さの異なる符号語を割り当て、データの容量を小さくする。
一方、上記構成によって符号化された可変長符号データを復号する画像伸張装置は図39に示すように、上記画像圧縮装置に対応する可変長復号化部104、逆量子化部105、逆DCT部106から構成される。
可変長復号化部104では“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして復号し、RUNの大きさ分だけ“0”係数を生成し、LEVELで表される係数と組み合わされる。この動作が8×8画素分生成されるまで繰り返される。
生成された8×8個分の係数は逆量子化部105において予め設定された量子化値で乗算されて逆量子化DCT係数が得られ、さらに、逆DCT部106において周波数領域から空間領域へ変換されることで画像データが復号される。
この従来の可変長復号化部104の構成について図40を用いて説明する。
入力手段107から入力される可変長符号データを可変長復号化手段108において“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして復号する。書き込み制御手段109は復号されたRUNの個数だけデータバッファ112へ“0”を書き込むようにセレクタ110に選択信号を供給し、RUNの個数だけ“0”を書き込んだ後、LEVELで表される係数をデータバッファ112へ書き込む。この動作が8×8画素分生成されるまで繰り返された後、読み出し制御手段111によってデータバッファ112からジグザグスキャン(図38)で順次読み出し、出力手段113から逆量子化部15へ出力する。
しかしながら、上記従来の構成では、RUNの個数分だけ“0”である係数を連続して書き込みしている期間では、可変長復号化手段108において処理することができず、無駄な時間が発生してしまい、高速化が図れないという問題があった。
上記問題の1つの解決案として、松下電器産業(株)が平成8年に特許文献1において公開しているランレングス符号の復号回路がある。その1つの例について図41を用いて説明する。
第1のデータバッファ116及び第2のデータバッファ117に格納されているデータワードを予めすべて“0”に初期化しておき、入力手段114から入力される可変長符号データを可変長復号化手段115において“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして復号し、LEVELデータを選択手段122及び123に供給する。一方、復号されたRUNデータはアドレス加算手段118に供給され、RUNの値のみ線形的に加算された値を書き込み制御手段119に出力し、書き込み制御手段119においてジグザグスキャンアドレスに変換され、選択手段124及び125に出力される。またアドレス加算手段118は選択手段122及び124と選択手段123及び125に対していずれか片方に選択信号として“H”レベルを、もう片方に“L”レベルを供給する機能を備え、8×8画素分の処理が終了する度に選択信号の論理レベルを反転する。
読み出し制御手段120は、アドレス加算手段118が選択手段122及び124に“H”レベルを供給しているときは、データバッファ117へ読み出しアドレスを出力し、選択手段123及び125に“H”レベルを供給しているときはデータバッファ116へ読み出しアドレスを出力する。読み出し制御手段120からの読み出しアドレスに応じてデータバッファ116または117どちらか片方から出力データが出力手段126または127から出力される。
初期化手段121は読み出し制御手段120からデータバッファ116または117に読み出しアドレスが出力されたときに、同じアドレスを少し遅れたタイミングで初期化アドレスとして選択手段124または125へ出力する。
選択手段122,123はアドレス加算手段118からの選択信号が“H”レベルのとき、可変長復号化手段115からのLEVELデータを該当するデータバッファ116または117に出力し、選択信号が“L”レベルのとき、“0”を出力する。
選択手段124,125はアドレス加算手段118からの選択信号が“H”レベルのとき、書き込み制御手段119からのジグザグスキャンアドレスを出力し、“L”レベルのとき、初期化手段121からの初期化アドレスを出力する。
アドレス加算手段118及び読み出し制御手段120のアドレスは8×8画素分の処理が終了する度に初期値に初期化される。
図41の復号回路によれば、第1のデータバッファ116に格納されているすべてのデータが“0”に初期化された後に、復号されたランレングス符号に基づいてLEVELデータのみがジグザグスキャンアドレスで指定された位置の“0”に上書きされる。このようにして1個のブロックを構成する8×8画素成分のうち非“0”の成分のみが第1のデータバッファ116に書き込まれている間に第2のデータバッファ117に格納されている1個のブロックの読み出し及び初期化が行われる。
上記の従来の技術によれば、データバッファへ格納されているデータを予め“0”に初期化しておき、ランレングス符号に基づいてLEVELデータのみをデータバッファの対応する位置に書き込むことで1個のブロックを構成する8×8画素成分の非“0”の成分の個数に応じて1個のブロックの処理を削減することができる。
特開平8−167856号公報(第4−7頁、第1図)
しかしながら、上記従来の構成では、データバッファを初期化する初期化手段が必要であり、さらに、データバッファからすべて読み出す必要があるため、読み出し時の復号化処理の待ち時間とデータバッファへのアクセスを削減することができないという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決するために、初期化手段を不要とし、読み出し時の処理時間を短くすることで、より高効率の可変長復号化装置及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の可変長復号化装置は、
可変長符号化・ランレングス符号化データを復号する可変長復号化装置であって、
外部から入力した前記可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する可変長復号化手段と、
前記LEVELを格納するデータバッファと、
前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを保持するアドレスの保持手段と、
前記アドレスの保持手段の情報に基づいて前記LEVELを前記データバッファへ書き込む書き込み制御手段と、
前記アドレスの保持手段の情報に基づいて、前記データバッファから前記LEVELを読み出す読み出し制御手段と、
前記アドレスの保持手段の情報に基づいて、前記データバッファに格納されている前記LEVELと“0”のうちいずれかを選択して出力する選択手段と、
前記選択手段からのデータを後段処理し、外部へ出力する後段処理手段と
を備えた構成とされている。ここでの技術的特徴は、アドレスの保持手段と選択手段の組み合わせにより、データバッファから読み出すのをLEVELに限定したことである。
このような構成により、必要最低限の構成で、アドレスの保持手段の情報に基づいてLEVELのみを読み出すことで、データバッファへのアクセスを削減できることから、低消費電力の可変長復号化手段を提供することが可能となる。
上記構成の可変長復号化装置において、前記アドレスの保持手段については、前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを計算し、前記書き込み制御手段を制御するアドレス加算手段と、前記アドレス加算手段の結果を記憶し、前記選択手段及び前記読み出し制御手段を制御する情報レジスタとを含んだ構成は、好ましいものの1つである。
このような構成により、必要最低限の構成で、情報レジスタに格納されている情報に基づいてLEVELのみを読み出すことで、データバッファへのアクセスを削減できることから、低消費電力の可変長復号化手段を提供することが可能となる。
上記の構成において、情報レジスタに対する情報格納については、入力されたRUNに基づいて復号順に格納されることが好ましい。
また、本発明の可変長復号化装置は、さらに、前記データバッファへの供給クロックを制御するクロック制御手段を備え、前記クロック制御手段は、前記情報レジスタに格納されている値(データバッファでのデータの値が“0”であるか否かに関する情報)に基づいて、データの値が“0”でない期間にのみ前記データバッファへクロックを供給することが好ましい。
このような構成により、データバッファへのクロック供給の期間を制限するので、低消費電力の可変長復号化手段を提供することが可能となる。
また、上記構成の可変長復号化装置において、前記アドレスの保持手段については、前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを記憶し、前記書き込み制御手段、前記読み出し制御手段および前記選択手段を制御するアドレス記憶手段で構成されていることが好ましい。
このような構成により、必要最低限の構成で、アドレス記憶手段に基づいてLEVELのみを読み出すことで、データバッファへのアクセスを削減できることから、低消費電力の可変長復号化手段を提供することが可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、
前記データバッファが、1つのアドレスにL(Lは2以上の自然数)個の前記LEVELを格納できるように構成され、
前記情報レジスタの値に基づいてL個のデータを選択して出力する第2の選択手段を備え、
前記情報レジスタの値に基づいてL個のデータを同時に読み出すという構成が好ましい。
このような構成により、情報レジスタを複数ビット同時に判断できることから、データバッファに対するアクセス時間をさらに短くすることができ、低消費電力の可変長復号化手段を提供することが可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、
外部から入力した前記可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する可変長復号化手段と、
前記LEVELを格納する第1のデータバッファと、
前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを保持するアドレスの保持手段(前述同様のアドレス加算手段と情報レジスタの組み合わせ、または、前述同様のアドレス記憶手段)と、
前記アドレスの保持手段の情報に基づいて前記LEVELを前記第1のデータバッファへ書き込む第1の書き込み制御手段と、
前記情報レジスタの値に基づいて、前記第1のデータバッファからLEVELを読み出す第1の読み出し制御手段と、
前記情報レジスタの値に基づいて、前記第1のデータバッファに格納されているLEVELと“0”のうちいずれかを選択する選択手段と、
前記選択手段からのデータを格納する第2のデータバッファと、
前記第1の読み出し制御手段の動作と連動して前記第2のデータバッファへの書き込みを制御する第2の書き込み制御手段と、
前記第2のデータバッファの読み出しを制御する第2の読み出し制御手段と、
前記第2のデータバッファからのデータを後段処理し、外部へ出力する後段処理手段と
を備えたものである。
このような構成により、第1のデータバッファのデータが後段処理手段の処理を待たずに出力できることで、次の可変長復号が行え、さらに復号化処理を高速化することが可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、選択手段からのデータを第2のデータバッファへの出力に加え後段手段に出力する構成とすることが好ましい。
このような構成により、後段手段の処理が早い場合、第2のデータバッファへの書き込みを回避することで、結果として復号化処理全体の高速化が可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、上記のアドレス加算手段をもつ可変長復号化装置において、さらに、
前記情報レジスタが前記アドレス加算の結果に基づいて、それぞれ異なる並び順序で格納する情報レジスタを少なくとも1つ以上有する情報レジスタ群と、
前記後段処理手段から、前記復号するデータの特徴を示す特徴情報が得られ、前記特徴情報に基づいて前記情報レジスタ群からいずれかの前記情報レジスタを選択するレジスタ選択手段と
を備えた構成も好ましい。
このような構成により、MPEG−4などの複数の走査モードを有する可変長復号化においても実現することができる。
また、本発明の可変長復号化装置は、
可変長符号化・ランレングス符号化データを復号する可変長復号化装置であって、
外部から入力した前記可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する可変長復号化手段と、
前記LEVELを格納する第1のデータバッファと、
前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを計算するアドレス加算手段と、
前記アドレス加算手段の結果を記憶する第1の情報レジスタと、
前記アドレス加算手段からの情報に基づいて前記LEVELを前記データバッファへ格納する第1の書き込み制御手段と、
前記第1の情報レジスタの値に基づいて、前記第1のデータバッファから前記LEVELを読み出す第1の読み出し制御手段と、
前記第1の情報レジスタと同一の第2の情報レジスタと、
前記第1のデータバッファからの前記LEVELを格納する第2のデータバッファと、
前記第1の読み出し制御手段の動作と連動して前記第2のデータバッファへの書き込みを制御する第2の書き込み制御手段と、
前記第2の情報レジスタの値に基づいて前記第2のデータバッファの読み出しを制御する第2の読み出し制御手段と、
前記第2の情報レジスタの値に基づいて前記第2のデータバッファに格納されているLEVELと“0”のうちいずれかを選択する選択手段と、
前記選択手段からの出力データを後段処理し、外部へ出力する前記後段処理手段と、
を備えた構成とされている。
このような構成により、第1と第2のデータバッファ間の転送がLEVELのみとなり、結果として可変長復号化の高速化が可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、さらに、第2のデータバッファを初期化する初期化手段を備えることが好ましい。
このような構成により、第1のデータバッファからのLEVELと“0”のうちいずれかを選択する選択手段が不要になり、第1と第2のデータバッファ間の転送がLEVELのみとなり、結果として必要最小限の構成で可変長復号化の高速化が可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、上記の第2のデータバッファ、第2の書き込み制御手段および第2の読み出し制御手段を備えた可変長復号化装置において、さらに、
前記第2のデータバッファも含め少なくとも1つ以上並ぶデータバッファ群と、
前記複数のデータバッファからの読み出したデータを選択する第2の選択手段とを備え、
前記第1のデータバッファからのデータを交互に前記複数のデータバッファへ格納するものである。
このような構成により、第1のデータバッファのデータが後段処理手段の処理を待たずに出力できることで、次の可変長復号が行え、さらに復号化処理を高速化することが可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、
前記情報レジスタと前記データバッファと前記書き込み制御手段と前記読み出し制御手段とを1系統とする処理系統を複数個所有し、
どの処理系統に属する前記データバッファから前記後段処理手段へ出力するかを切り替え制御する切り替え手段を備え、
前記処理系統の1つにおける前記データバッファへの書き込み処理と、他の処理系統における前記データバッファへの読み出し処理とを同時に行うものである。
このような構成により、データの書き込みと読み出しを同時に行うようにすることで、データバッファからの読み出し時間を待つことなくデータ転送が可能となる。これにより可変長復号化の処理時間を短縮することができ、全体としての復号化処理を高速化することが可能となる。
また、本発明の可変長復号化装置は、さらに、
前記データバッファが書き込みポートと、独立した読み出しが可能な読み出しポートとを備えたメモリで構成されており、
前記情報レジスタが少なくとも1つ以上のブロックに対応するビット長を持ち、
前記データバッファへ前記LEVELが書き込まれると前記読み出し制御手段による読み出しが開始され、前記データバッファへの書き込みと読み出しが並行して行われる。
このような構成により、データの書き込みと読み出しを同時に行うようにすることで、データバッファからの読み出し時間を待つことなくデータ転送が可能となる。これにより可変長復号化の処理時間を短縮することができ、必要最小限の構成で全体としての復号化処理を高速化することが可能となる。
次に、上記目的を達成するために本発明の可変長復号化方法は、
可変長符号化・ランレングス符号化データを復号する復号化方法であって、
前記可変長符号化・ランレングス符号化データを順次入力するステップと、
入力された前記可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号するステップと、
前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを保持するステップと、
前記アドレスに基づいて前記LEVELを前記データバッファへ格納するステップと、
前記アドレスに基づいて前記データバッファから前記LEVELを読み出すステップと、
前記アドレスに基づいて前記データバッファに格納されている前記LEVELと“0”のうちいずれかを選択して出力するステップと、
前記選択されたデータを後段処理するステップと、
前記後段処理したデータを出力するステップと
を含むものである。
この方法により、情報レジスタに格納されている値を判断することで、データに対する読み出しと選択手段からの出力を制御することができる。これにより情報レジスタに格納されている情報に基づいて、LEVELのみを読み出すことで、データバッファへのアクセスを削減できることから、低消費電力の可変長復号化手段を提供することが可能となる。
また、本発明の可変長復号化方法は、
入力されたデータを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号して可変長復号化するステップと、
RUNによる“0”の個数に基づいてその対となるLEVELのアドレスを計算しアドレスを加算するステップと、
アドレスを加算した結果情報を記憶する情報レジスタに格納するステップと、
アドレスを加算した結果に基づいてLEVELを第1のデータバッファへ格納するステップと、
第2のデータバッファが書き込める状態であれば、情報レジスタに格納されている情報に基づいて、第1のデータバッファからLEVELを読み出すステップと、
情報レジスタに格納されている情報に基づいて、第1のデータバッファに格納されているLEVELと“0”のうちいずれかを選択するステップと、
選択手段からのデータを第2のデータバッファへ格納するステップと、
第2のデータバッファからデータを読み出すステップと、
第2のデータバッファからのデータを後段処理するステップと、
後段処理されたデータを出力するステップを含むものである。
この方法により、第1のデータバッファのデータが後段処理の処理を待たずに出力できることで、次の可変長復号が行え、さらに復号化処理を高速化することが可能となる。
また、本発明の可変長復号化方法は、
第1のデータバッファへの格納は復号されたLEVELをアドレスの小さい方から詰めて格納し、第2のデータバッファへ書き込む際にスキャン変換してもよいし、第2バッファから読み出す際にスキャン変換してもよい。
この結果、第1のデータバッファのアドレス計算は不要となり、データバッファへのアクセスを容易にすることが可能となる。
また、本発明の可変長復号化方法は、
入力されたデータを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号して可変長復号化するステップと、
RUNによる“0”の個数に基づいてその対となるLEVELのアドレスを計算しアドレスを加算するステップと、
アドレスを加算した結果情報を記憶する情報レジスタに格納するステップと、
アドレスを加算した結果に基づいてLEVELを第1のデータバッファへ格納するステップと、
DC係数を転送するステップと、DC係数に基づいて復号するデータの特徴を判定するステップと、
第2のデータバッファが書き込める状態であれば、情報レジスタに格納されている情報に基づいて、第1のデータバッファからLEVELを読み出すステップと、
情報レジスタに格納されている情報に基づいて、第1のデータバッファに格納されているLEVELと“0”のうちいずれかを選択するステップと、
選択手段からのデータを第2のデータバッファへ格納するステップと、
第2のデータバッファから判定された復号データの特徴によって決定されたデータの並びでデータを読み出すステップと、
第2のデータバッファからのデータを後段処理するステップと、
後段処理されたデータを出力するステップを含むものである。
この方法によりMPEG−4などの複数の走査モードを有する可変長復号化においても実現することができる。
また、本発明の可変長復号化方法は、
第1の情報レジスタの結果を第2の情報レジスタに格納するステップと、
第2のデータバッファに第1のデータバッファから読み出されたLEVELを格納するステップと、
第2の情報レジスタの値に基づいて、第2のデータバッファからLEVELを読み出すステップと、第2の情報レジスタの値に基づいて第2のデータバッファに格納されているLEVELと“0”のうちいずれかを選択するステップをさらに含むことが好ましい。
この方法により、第1と第2のデータバッファ間の転送がLEVELのみとなり、結果として可変長復号化の高速化が可能となる。
また、本発明の可変長復号化方法は、
第2のデータバッファを初期化するステップをさらに含むことが好ましい。
この方法により、第1のデータバッファからのLEVELと“0”のうちいずれかを選択する選択手段が不要になり、第1と第2のデータバッファ間の転送がLEVELのみとなり、結果として可変長復号化の高速化が可能となる。
また、本発明の可変長復号化方法は、
情報レジスタが少なくとも1つ以上の復号するブロックに対応するビット長を持ち、
データバッファが書き込みポートと、独立した読み出しが可能な読み出しポートとを備えたメモリで構成されており、
LEVELをデータバッファへアドレスの小さい方から詰めて格納するステップと、
1つでもデータバッファへ格納された時点で読み出しを開始するステップと、
復号すべきLEVELのデータバッファへの書き込み位置が読み出された後であるか判断するステップと、後でなければ復号化を一時停止するステップと、書き込み可能になった時点で復号化を再開するステップを含むことが好ましい。
この方法により、データの書き込みと読み出しを同時に行うようにすることでデータバッファからの読み出し時間を待つことなくデータ転送が可能となる。これにより可変長復号化の処理時間を短縮することができ全体としての復号化処理を高速化することが可能となる。
次に、本発明の第1の撮像システムは、前記のいずれかの可変長復号化装置を含んで画像処理を行う画像処理回路と、画像処理回路へ画像信号を出力するセンサと、前記センサへ光を結像する光学系とを備えたものである。
このような構成により、可変長復号の高速実行に伴って画像処理の高速化が期待できる。
本発明の第2の撮像システムは、第1の撮像システムにおいて、センサから得た画像信号をデジタル信号に変換して画像処理回路へ供給する変換器をさらに備えたものである。
このような構成により、デジタル信号処理の利点を発揮することができる。
本発明によれば、データバッファに格納されたデータに対する情報をアドレスの保持手段(アドレス加算手段と情報レジスタの組み合わせまたはアドレス記憶手段)によって把握し、ゼロ以外のデータのみを読み出すので、読み出し時間を短縮化し、全体として可変長復号化を高速化することができ、さらに低消費電力を実現できる。
以下、本発明にかかわる可変長復号化装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図1に本発明の実施の形態1における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、本実施の形態においては、1ブロックのデータが8×8個の場合について説明する。
図1において、2は可変長符号化・ランレングス符号化データを入力する入力手段、3は入力手段2から入力されたデータを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する可変長復号化手段、4は前記LEVELを格納するデータバッファ、5は前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを計算するアドレス加算手段、6はアドレス加算手段5の結果を記憶するm×nビットの情報レジスタ、7はアドレス加算手段5からの情報に基づいて前記LEVELをデータバッファ4へ格納する書き込み制御手段、8は情報レジスタ6の値に基づいてデータバッファ4から前記LEVELを読み出す読み出し制御手段、9は情報レジスタ6の値に基づいて、データバッファ4に格納されている前記LEVELと“0”のうちいずれかを選択して出力する選択手段、10は選択手段9からのデータを後段処理する後段処理手段、11は後段処理手段10からのデータを出力する出力手段である。
図2は、本発明の実施の形態1の可変長復号化装置における処理の流れ図である。図2に従って処理の流れについて説明する。
まず入力手段2から可変長符号化・ランレングス符号化データを入力し、可変長復号化手段3で“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号化する(ステップS1)。
さらに、復号化されたRUNの大きさに基づいてアドレス加算手段5において図38に示すジグザグスキャンの順に、すなわち1→2→9→17・・・という順にアドレスを計算する(ステップS2)。
また、情報レジスタ6において、図3に示すようにRUNの大きさ分だけジグザグスキャン順に例えば“0”を連続して記憶し、その後の位置にLEVELのアドレスとして例えば“1”を記憶する(ステップS3)。
書き込み制御手段7では、アドレス加算手段5において求めたアドレスにLEVELを書き込む(ステップS4)。
1ブロック分のLEVELの書き込みが終了したかを判断し、まだのときはステップS1に戻り、終了したときは読み出しの処理に進む(ステップS5)。
可変長復号化手段3から1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され、LEVELが書き込まれた後(ステップS5でYes)、読み出し制御手段8は後段処理手段10からの読み出し許可を示す制御信号を受けて情報レジスタ6を判断し(ステップS6)、情報レジスタ6に“1”が格納されているビットに相当するアドレスをデータバッファ4に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す(ステップS7)。アドレスの遷移は例えば図4に示す遷移となる。選択手段9では読み出し制御手段8が情報レジスタ6を判断するのと同時に、情報レジスタ6のビットが“0”の場合は“0”を後段処理手段10に出力し、“1”の場合はデータバッファ4からの出力データLEVELを出力する(ステップS7)。
後段処理手段10では選択手段9からのデータを後段処理し(ステップS8)、出力手段11から処理データを出力する(ステップS9)。
〔情報レジスタ判定〕
情報レジスタ6の各ビットを一度に判断し、情報レジスタ6に“1”が格納されているビットに相当するアドレスを読み出し制御手段8から順次データバッファ4に対して出力し、選択手段9では情報レジスタ6の値が“0”の数だけ(図3の区間a)、“0”を後段処理手段10に出力してもよい。
〔クロック制御〕
また、図5に示すように、情報レジスタ6の値に基づいてデータバッファ4へのクロック供給を制御するクロック制御手段12をさらに備えてもよい。
〔リードイネーブル制御〕
また、図6に示すように、情報レジスタ6の値に基づいてデータバッファ4への読み出し信号bを制御してもよい。
〔アドレス記憶〕
また、図7に示すように、アドレス加算手段5および情報レジスタ6の代わりにアドレス記憶手段13を用いる構成も考えられる。この場合、RUNに基づいてデータバッファ4へ書き込まれるLEVELのアドレスをアドレス記憶手段13に記憶することになる。この場合のアドレス記憶手段13において、アドレスの計算は図38に示すジグザグスキャンの順に、すなわち1→2→9→17・・・という順に計算され求まる。
そして、読み出し制御手段8はデータバッファ4から順次読み出し、選択手段9においてアドレス記憶手段13に記憶されているアドレスのデータのときのみデータバッファ4のデータを読み出し、それ以外は“0”を出力する。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
可変長復号化手段3からのLEVELのみを書き込む構成としたことで高速な可変長復号化装置を提供するととともに、読み出し時に情報レジスタ6の値によって選択手段9において判断し、必要なデータだけを出力するように構成してあるので、従来の技術で必要とした初期化手段は削除でき、回路規模を削減することが可能となる。
さらに、情報レジスタ6の値に基づいて“0”でないデータの個数分のみデータバッファ4に対してクロックを供給する場合には、消費電力の抑制が可能となり、低電力化を実現できる。
さらに、情報レジスタ6の値に基づいて“0”でないデータの個数分のみデータバッファ4に対して読み出し制御信号を供給する場合には、消費電力の抑制が可能となり、低電力化を実現できる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図8に本発明の実施の形態2における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、データバッファ4を、可変長復号化手段3からのLEVELを1つのアドレスに例えば2個格納することができるようにし、データバッファ4からの出力されるデータを選択する第2の選択手段14をさらに備えるように構成したものである。
以上のように構成された実施の形態2の可変長符号化装置について、以下、図面を参照しながら動作を説明する。一例として1ブロックのデータを8×8個として説明する。
入力手段2、可変長復号化手段3、アドレス加算手段5は実施の形態1での動作と同じである。
書き込み制御手段7は、可変長復号化手段3からのデータが、図9、図10に示すように、データバッファ4に対して、1つのアドレスに2個のデータをまとめて記憶させるようにする。1つのアドレスに対するデータの格納方法は、1ブロック8×8の左上隅を“1”、右下を“64”として数字の小さい方を上位側、大きい方を下位側に格納するようにする。
可変長復号化手段3から1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され、LEVELが書き込まれた後、読み出し制御手段8は後段処理手段10からの読み出し許可を示す制御信号を受けて情報レジスタ6を2つ同時に判断し、どちらか1つ“0”でない、あるいは両方“0”でないビットに相当するアドレスを出力し、データバッファ4に対して、そのアドレスに格納されているLEVEL(この場合、2データ分)を読み出す。第2の選択手段14では読み出し制御手段8が情報レジスタ6を判断するのと同時に、この2ビットの上位が“1”のとき、データバッファ4からのデータの上位を、ビットの下位が“1”のときデータバッファ4からのデータの下位を出力する。以下、選択手段9、後段処理手段10、出力手段11は実施の形態1での動作と同じである。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
データバッファ4は1つのアドレスに複数のデータを格納するようにし、さらに、読み出し制御手段8は情報レジスタ6を複数ビット同時に判断するようにした。その結果、連続して“0”でない値を持つデータを同時に読み出すことが可能になり、データバッファ4に対するアクセス時間が短くなるので、低消費電力な可変長復号化装置を提供することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、データバッファ4の1つのアドレスに2つのデータを格納するようにしたが、1つのアドレスに対し2つ以上のデータを格納するようにしてもよい。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図11に本発明の実施の形態3における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、第2のデータバッファ15、第2の書き込み制御手段16、第2の読み出し制御手段17をさらに備えたものとなっている。
以上のように構成された実施の形態3の可変長復号化装置について、以下、図面を参照しながら動作を説明する。一例として1ブロックのデータを8×8個として説明する。
入力手段2、可変長復号化手段3、第1のデータバッファ4、アドレス加算手段5、情報レジスタ6、第1の書き込み制御手段7、第1の読み出し制御手段8、選択手段9は、実施の形態1での動作と同じである。
図12は、本発明の実施の形態3の可変長復号化装置における処理の流れ図である。図12に従って処理の流れについて説明する。
可変長復号化手段3から1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され(ステップS11)、LEVELが書き込まれた後(ステップS12〜S14)、第1の読み出し制御手段8は情報レジスタ6を判断し(ステップS16〜S17)、情報レジスタ6に“1”が格納されているビットに相当するアドレスをデータバッファ4に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す(ステップS18)。選択手段9では第1の読み出し制御手段8が情報レジスタ6を判断するのと同時に、情報レジスタ6のビットが“0”の場合は“0”を第2のデータバッファ15に出力し、“1”の場合は第1のデータバッファ4からの出力データLEVELを出力する(ステップS18)。
第2の書き込み制御手段16は第1の読み出し制御手段8と連動して、選択手段9からのデータを書き込む(ステップS19)。
1ブロック分、第2のデータバッファ15への書き込みが終了すると(ステップS20でYes)、第2の読み出し制御手段17は第2のデータバッファ15からデータを読み出し(ステップS21)、後段処理手段10に出力する(ステップS22)。と同時に可変長復号化手段3は次のブロックの復号化を開始する(ステップS11)。
さらに、可変長復号化手段3において1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され(ステップS11)、後段処理手段10が処理を終えていれば(ステップS23でYes)、以上の動作を繰り返し(ステップS24)、終了していなければ転送を待機する。
〔第2のデータバッファを使わない構成〕
また、図13に示す構成のように、選択手段9からのデータの出力として、第2のデータバッファ15への出力に加え、後段処理手段10に出力する構成としてもよい。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
後段処理手段10の処理を待たずに、第1のデータバッファ4のデータを出力できるようにした。その結果、次の可変長復号が行え、さらに復号化処理を高速化することが可能となる。
また、選択手段9からのデータを第2のデータバッファ15への出力に加え、後段処理手段10に出力する構成とした。その結果、後段処理手段10の処理が可変長復号化処理より早い場合、第2のデータバッファ15への書き込みを回避することで、結果として復号化処理全体の高速化が可能となる。
〔データバッファ左詰め格納〕
また、図14、図15に示すように、第1のデータバッファ4への格納は、復号されたLEVELをアドレスの小さい方から詰めて格納し、第2のデータバッファ15へ書き込む際にスキャン変換してもよいし(ステップS18a)、第2のデータバッファ15から読み出す際にスキャン変換してもよい(ステップS21a)。
この結果、第1のデータバッファのアドレス計算は不要となり、データバッファへのアクセスを容易にすることが可能となる。
〔DC係数転送を含み、MPEG−4対応〕
また、MPEG−4では1つが8×8個の画素のブロックデータが6個で構成されるマクロブロックが1つの処理単位であり、4個の輝度成分ブロックと2個の色差成分ブロックで構成されている。さらに、それぞれのマクロブロックは時間的に同じ画像空間内の予測により符号化されるイントラマクロブロックと、時間的に異なる画像からの予測により符号化されるインターマクロブロックと呼ばれるタイプがある。
図16に示すとおり、マクロブロックタイプを可変長復号化し(ステップS31)、さらに各ブロックの8×8個のデータがすべて“0”であるかないかを示すCBP(Coded Block Pattern)を復号し(ステップS32)、CBPが“1”のブロックは係数を復号し、“0”のブロックは係数がすべて“0”として復号する(ステップS33)。
さらに、イントラマクロブロックにおいては図17に示すように、復号対象ブロックに対する左ブロックまたは上ブロックから最適な予測ブロックを選択し、決定されたブロックから差分を取ることで符号量を削減している。図17においてブロックXは復号化対象ブロックであり、ブロックA、B、CはそれぞれブロックXに隣接するすでに復号済みのブロックである。ブロックX、A、B、Cはそれぞれともに複数のDCT係数で構成される。
ブロックXの予測ブロックPは(式1)のように選択される。
(式1)
if(|σA−σB|<|σB−σC|)
P=C
else
P=A
ここでσA、σB、σCはそれぞれのブロックのDC係数であり、|z|はzの絶対値を示す。つまり隣接するブロックA、B、CのDC係数の勾配を計算し、勾配の大きい方のブロックが復号化対象ブロックXの予測ブロックPとして選択される。
また、MPEG−4ではDC係数の予測に加え、符号化効率を向上させるためAC係数に対しても予測を行うモードがある。
DC予測符号化では、以上のように選択された予測ブロックの係数のうちDC係数のみを予測対象とした符号化であり、符号化における係数の読み出しスキャンについてはジグザグスキャン固定である。
それに対し、AC予測符号化ではDC予測の結果によって対象のブロックを可変長符号化する際に走査の順序が選択され、図38に示すジグザグスキャンに加え、例えば予測ブロックがCのとき、図18に示す水平優先スキャンを、予測ブロックがAのときは図19に示す垂直優先スキャンの走査が選択される。
以上のように隣接するブロックから予測方向が決定され、符号化されている走査の順序を選択しスキャン変換を行い(ステップS34)、逆量子化処理(ステップS35)、逆DCT処理を行う(ステップS36)ことでMPEG−4の復号が実現されている。
図20は、本発明の実施の形態3の可変長復号化装置におけるMPEG−4に対応した処理の流れ図である。図20に従って処理の流れについて説明する。
入力手段2から入力されたデータに対して可変長復号化手段3においてマクロブロックタイプとCBPを可変長復号化し(ステップS41)、さらに係数の復号化を行い(ステップS42)、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する(ステップS43〜S46)。
1マクロブロック分の可変長復号化終了後(ステップS46〜S47)、各ブロックのDC係数を第2のデータバッファ15に転送し(ステップS48)、後段処理手段10において上記方式によりデータの並びを決定している予測方向を判定する(ステップS49)。AC予測が行われている場合、水平スキャン順か垂直スキャン順に復号化されており、その結果、情報レジスタの並びは水平スキャンのときは図21、垂直スキャンのときは図22のように並んでいる。
その後、第1の読み出し制御手段8は情報レジスタ6を判断し(ステップS50)、情報レジスタ6に“1”が格納されているビットに相当するアドレスをデータバッファ4に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す(ステップS51)。選択手段9では第1の読み出し制御手段8が情報レジスタ6を判断するのと同時に、情報レジスタ6のビットが“0”の場合は“0”を第2のデータバッファ15に出力し、“1”の場合は第1のデータバッファ4からの出力データLEVELを出力する(ステップS51)。
第2の書き込み制御手段16は第1の読み出し制御手段8と連動して、選択手段9からのデータを書き込む(ステップS52)。
1ブロック分、第2のデータバッファ15への書き込みが終了すると(ステップS53でYes)、第2の読み出し制御手段17は第2のデータバッファ15から上記決定した予測方向に適した走査方法でデータを読み出し(ステップS54〜S55)、後段処理手段10に出力する(ステップS56)。と同時に可変長復号化手段3は次のブロックの復号化を開始する(ステップS41)。
さらに、可変長復号化手段3において1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され、後段処理手段10が処理を終えていれば(ステップS57でYes)、以上の動作を繰り返し(ステップS58)、終了していなければ転送を待機する。
また、CBPが“0”のブロックに関しては、第2のデータバッファ15への転送を削減してもよい。後段処理手段10に対してDC係数とともにCBP情報も出力することで、後段処理手段10は第2のデータバッファ15内の該当するブロックをすべて“0”と扱い、後段処理を行う。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
DC係数のみを転送するステップを加えたことにより、MPEG−4などで用いられるAC予測符号の可変長復号化においても復号化の高速化を図ることが可能となる。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図23に本発明の実施の形態4における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、アドレス加算手段5の結果に基づいて、それぞれ異なる並び順序でm×nビット格納できる情報レジスタを少なくとも1つ以上有する情報レジスタ群18と、復号されたブロックの特徴を示す特徴情報が後段処理手段10から得られ、その特徴情報に基づいて情報レジスタ群18からいずれかの情報レジスタを選択するレジスタ選択手段19とをさらに備える。
以上のように構成された実施の形態4の可変長復号化装置について、以下、図面を参照しながら動作を説明する。一例として1ブロック8×8個のデータ6個を1マクロブロックのデータとして説明する。
入力手段2、可変長復号化手段3、データバッファ4、アドレス加算手段5、書き込み制御手段7、読み出し制御手段8、選択手段9は実施の形態1での動作と同じである。
実施の形態4の説明においても図20の処理の流れ図を用いて説明する。
可変長復号化手段3から1マクロブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され(ステップS41〜S42)、LEVELが書き込まれた後(ステップS43〜S45)、読み出し制御手段8はデータバッファ4から各ブロックのDC係数を読み出し(ステップS48)、後段処理手段10へ出力する。後段処理手段10によって受け取ったDC係数から図17に示すように予測する方向が決定され、スキャン順を示す選択信号をレジスタ選択手段19へ出力する。レジスタ選択手段19において適切な情報レジスタ群18の情報レジスタが選択されることで、読み出し制御手段8、選択手段9は制御される。以下、選択手段9、後段処理手段10、出力手段11は実施の形態1での動作と同じである。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
情報レジスタ群18に複数の並び順を有する情報レジスタを準備しておき、後段処理手段10から入力される情報に基づいて情報レジスタを選択できるようにすることにより、例えばMPEG−4等の可変長復号化においても復号化の高速化を図ることが可能となる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図24に本発明の実施の形態5における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、アドレス加算手段5の結果を記憶する第2の情報レジスタ20と、第1のデータバッファ4からのLEVELを格納する第2のデータバッファ21と、第2のデータバッファ21への書き込みを制御する第2の書き込み制御手段22と、第2の情報レジスタ20に基づいて、第2のデータバッファ21からLEVELを読み出す第2の読み出し制御手段23とをさらに備える。
以上のように構成された実施の形態5の可変長復号化装置について、以下、図面を参照しながら動作を説明する。一例として1ブロックのデータを8×8個として説明する。
入力手段2、可変長復号化手段3、第1のデータバッファ4、アドレス加算手段5、第1の書き込み制御手段7、第1の読み出し制御手段8は実施の形態1での動作と同じである。
図25は、本発明の実施の形態5の可変長復号化装置における処理の流れ図である。図25に従って処理の流れについて説明する。
可変長復号化手段3から1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され(ステップS61)、LEVELが書き込まれた後(ステップS62〜S64)、第1の読み出し制御手段8は第1の情報レジスタ6を判断し(ステップS66)、第1の情報レジスタ6に“1”が格納されているビットに相当するアドレスを第1のデータバッファ4に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す(ステップS67)。第2の書き込み制御手段22は第1の読み出し制御手段8と連動して、第1のデータバッファ4からのデータを第2のデータバッファ21へ書き込む(ステップS68)。
1ブロック分、第2のデータバッファ21への書き込みが終了すると(ステップS69でYes)、第2の読み出し制御手段23は第2の情報レジスタ20を判断し(ステップS70)、第2の情報レジスタ20に“1”が格納されているビットに相当するアドレスを第2のデータバッファ21に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す(ステップS71)。
選択手段9では第2の読み出し制御手段23が第2の情報レジスタ20を判断するのと同時に、第2の情報レジスタ20のビットが“0”の場合は“0”を後段処理手段10へ出力し、“1”の場合は第2のデータバッファ21からの出力データLEVELを出力する(ステップS72)。さらに、同時に可変長復号化手段3は次のブロックの復号化を開始し(ステップS61)、1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され(ステップS61)、後段処理手段10が処理を終えていれば(ステップS73でYes)、以上の動作を繰り返し(ステップS74)、終了していなければ転送を待機する。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
第1のデータバッファ4のデータが後段処理手段10の処理を待たずに出力できるようにした。さらに、データバッファ間の転送をLEVELのみにするようにした。その結果、次の可変長復号が行え、さらに復号化処理を高速化することが可能となる。
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図26に本発明の実施の形態6における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、第1のデータバッファ4からのLEVELを格納する第2のデータバッファ24と、第2のデータバッファ24への書き込みを制御する第2の書き込み制御手段25と、第2のデータバッファ24からLEVELを読み出す第2の読み出し制御手段26と、第2のデータバッファ24を初期化する初期化手段27とをさらに備える。
以上のように構成された実施の形態6の可変長復号化装置について、以下、図面を参照しながら動作を説明する。一例として1ブロックのデータを8×8個として説明する。
入力手段2、可変長復号化手段3、第1のデータバッファ4、アドレス加算手段5、第1の書き込み制御手段7、第1の読み出し制御手段8は実施の形態1での動作と同じである。
図27は、本発明の実施の形態6の可変長復号化装置における処理の流れ図である。図27に従って処理の流れについて説明する。
予め復号化処理を開始する前に、初期化手段27は第2のデータバッファ24のすべての値を“0”に初期化しておく(ステップS81)。
可変長復号化手段3から1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され(ステップS82)、LEVELが書き込まれた後(ステップS83〜S85)、第1の読み出し制御手段8は第1の情報レジスタ6を判断し(ステップS87〜S88)、第1の情報レジスタ6に“1”が格納されているビットに相当するアドレスを第1のデータバッファ4に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す(ステップS89)。第2の書き込み制御手段25は第1の読み出し制御手段8と連動して、第1のデータバッファ4からのデータを第2のデータバッファ24の第1の読み出し制御手段8が読み出したアドレスと同じアドレスへ初期化したデータを上書きする形で書き込む(ステップS90)。
1ブロック分、第2のデータバッファ24への書き込みが終了すると(ステップS91でYes)、第2の読み出し制御手段26は第2のデータバッファ24から初期化されているデータを含めて順次読み出す(ステップS92)。同時に可変長復号化手段3は次のブロックの復号化を開始し(ステップS82)、1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され、後段処理手段10が処理を終えていれば(ステップS94でYes)、以上の動作を繰り返し(ステップS96)、終了していなければ転送を待機する。
初期化手段27は第2のデータバッファ24からの読み出しが終了し、次のブロックの書き込みが開始される前に第2のデータバッファ24を初期化する(ステップS95)。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
第2のデータバッファ24を初期化する初期化手段27を備えている。その結果、後段処理手段10の処理を待たずにデータを出力できるようにし、さらにデータバッファ間の転送をLEVELのみにするようにしたことで、次の可変長復号が行え、さらに復号化処理を高速化することが可能となる。
(実施の形態7)
以下、本発明の実施の形態7の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図28に本発明の実施の形態7における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、少なくとも1つ以上のデータバッファを有するデータバッファ群28と、第2の書き込み制御手段29、第2の読み出し制御手段30と、データバッファ群28からの読み出しデータを選択する第2の選択手段31をさらに備える。
以上のように構成された実施の形態7の可変長復号化装置について、以下、図面を参照しながら動作を説明する。一例として1ブロックのデータを8×8個として説明する。またデータバッファ群28において、データバッファは2つ(第2、第3のデータバッファ28a,28b)として説明する。
入力手段2、可変長復号化手段3、第1のデータバッファ4、アドレス加算手段5、情報レジスタ6、第1の書き込み制御手段7、第1の読み出し制御手段8は実施の形態1での動作と同じである。
可変長復号化手段3から1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせが復号され、LEVELが書き込まれた後、第1の読み出し制御手段8は情報レジスタ6を判断し、情報レジスタ6に“1”が格納されているビットに相当するアドレスをデータバッファ4に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す。選択手段9では第1の読み出し制御手段8が情報レジスタ6を判断するのと同時に、情報レジスタ6のビットが“0”の場合は“0”を第2のデータバッファ15に出力し、“1”の場合は第1のデータバッファ4からの出力データLEVELを出力する。
第2の書き込み制御手段29は第1の読み出し制御手段8と連動して、選択手段9からのデータを第2のデータバッファ28aへ書き込む。
1ブロック分、第2のデータバッファ28aへの書き込みが終了すると、第2の読み出し制御手段30は第2のデータバッファ28aからデータを読み出し、第2の選択手段31に出力する。第2の選択手段31は1ブロックの処理が終了する毎に第2のデータバッファ28aからのデータと第3のデータバッファ28bからのデータを切り替えて後段処理手段10へ出力する。1ブロック分の、第2のデータバッファ28aへの書き込みが終了すると同時に可変長復号化手段3は次のブロックの復号化を開始する。
さらに、可変長復号化手段3において1ブロックに相当するRUNとLEVELの組み合わせの復号が終われば、第3のデータバッファ28bへの転送を開始する。以上のように可変長復号化手段3においての1ブロックの復号化処理が終了したあと、選択手段9からのデータは第2のデータバッファ28a、第3のデータバッファ28bに交互に書き込まれる。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
後段処理手段10が読み出すデータバッファを複数個備えている。その結果、データが後段処理手段10の処理を待たずに出力できるようにし、次の可変長復号が行え、全体としてさらに復号化処理を高速化することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、データバッファ群28のデータバッファは2つ以上のデータバッファにしてもよい。
(実施の形態8)
以下、本発明の実施の形態8の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図29に本発明の実施の形態8における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、復号されたRUNに基づいてアドレス加算手段の結果(LEVELの位置を示す値)の情報レジスタへの格納から、データバッファからのデータ読み出しまでの処理系統を複数個有する点に特徴を有する。以下、上記のような処理系統を2個有する場合を例に挙げて説明する。
図29に示すように、アドレス加算手段5の結果を記憶する第2の情報レジスタ32と、可変長復号化手段3からのLEVELを格納する第2のデータバッファ33と、アドレス加算手段5からの情報に基づいてLEVELを第2のデータバッファ33へ格納する第2の書き込み制御手段34と、第2の情報レジスタ32に基づいて、第2のデータバッファ33からLEVELを読み出す第2の読み出し制御手段35と、第1のデータバッファ4と第2のデータバッファ33からのデータを切り替えて出力する切り替え手段36とをさらに備える。
以上のように構成された実施の形態7の可変長復号化装置について、以下、図面を参照しながら動作を説明する。一例として1ブロックのデータを8×8個として説明する。
図29に示すように、実施の形態1と同様の処理をする第1の情報レジスタ6、第1のデータバッファ4、第1の書き込み制御手段7、第1の読み出し制御手段8を用いた処理を処理Aとし、実施の形態1と同様の処理をする第2の情報レジスタ32、第2のデータバッファ33、第2の書き込み制御手段34、第2の読み出し制御手段35を用いた処理を処理Bとする。
可変長復号化手段3で復号化されたRUNの大きさに基づいてアドレス加算手段5において図38に示すジグザグスキャンの順に、すなわち1→2→9→17・・・という順に計算され求まる。次に処理Aによる書き込み処理を行い、可変長復号化手段3から1ブロック分の復号データの出力が終わると、処理Aによる読み出し処理が行われ、切り替え手段36から出力されるが、この処理Aによる読み出し処理と同時に可変長復号化手段3から次の1ブロック分の復号データが順次入力され、アドレス加算手段5によってアドレスが計算され、処理Bによる書き込み処理を行う。
さらに、可変長復号化手段3から1ブロック分の復号データの出力が終わると、処理Bによる読み出し処理が行われ、切り替え手段36から出力されるが、この処理Bによる読み出し処理と同時に可変長復号化手段3から次の1ブロック分の復号データが順次出力され、処理Aによる書き込み処理を行う。
以下、後段処理手段10、出力手段11は実施の形態1での動作と同じである。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果をさらに奏する。
実施の形態1の手段を2つ備えることで、データの書き込み処理と読み出し処理を同時に行えることを可能とした分、データバッファからの読み出し時間を待たずにデータ転送の時間短縮が図れ、全体として可変長復号化の処理時間が短くなり、復号化処理を高速にすることができる。
(実施の形態9)
以下、本発明の実施の形態9の可変長復号化装置について図面を参照しながら説明する。
図30に本発明の実施の形態9における可変長復号化装置の概略構成を示し、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
この可変長復号化装置は実施の形態1の可変長復号化装置に対して、書き込みポートと、独立した読み出しが可能な読み出しポートとを備えたメモリで構成されたデータバッファ37と、少なくとも1つ以上のブロックに対応するビット長を持つ情報レジスタ38とをさらに備える。
図31は、本発明の実施の形態9の可変長復号化装置における処理の流れ図である。図31に従って処理の流れについて説明する。また図32に本発明の実施の形態9におけるタイミングを示す。一例として1ブロックのデータを8×8個として説明する。
入力手段2、アドレス加算手段5は実施の形態1での動作と同じである。
可変長復号化手段3で“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号化され(ステップS101)、LEVELがデュアルポートのデータバッファ37に書き込まれる(ステップS102〜S105)。この際、データバッファ37には図33に示すようにアドレスの小さい方から詰めて格納される。可変長復号化手段3からLEVELがデータバッファ37へ格納された時点で読み出し処理が開始され(ステップS107〜S108)、情報レジスタ38に“1”が格納されているビットに相当するアドレスをデータバッファ37に対して出力し、そのアドレスに格納されているLEVELを読み出す(ステップS108)。選択手段9では読み出し制御手段8が情報レジスタ38を判断するのと同時に、情報レジスタ38のビットが“0”の場合は“0”を後段処理手段10に出力し(ステップS109)、“1”の場合はデータバッファ4からの出力データLEVELを出力する。
以上のように書き込みと読み出しを同時に行い、復号すべきLEVELのデータバッファへの書き込み位置が読み出された後であるか判断し、後でなければ可変長復号化を一時停止する。
図32で示すと、信号fがHの間が書き込み有効となり、信号gをLにすることでアドレスhの位置にデータIを格納し、信号fがLの間は書き込みを停止する。読み出しは信号jが情報レジスタ38の“1”が格納されているビットに相当するアドレスkのLEVELを読み出す信号である。書き込み位置のLEVELが読み出され、書き込み可能になった時点で、信号fをHにし、可変長復号化を再開する。書き込みが可能な間は図33、図34に示すとおり次のブロックの可変長復号も継続して行われる。
上記のように構成された本実施の形態によれば、以下の効果をさらに奏する。
データの書き込みと読み出しを同時に行うようにすることで後段処理手段が十分なパフォーマンスがある場合、データバッファからの読み出し時間を待つことなくデータ転送が可能となる。これにより可変長復号化の処理時間を短縮することができる。
また、データバッファにおいてデータを詰めて格納するようにした。これによりデータバッファを効率的に利用でき、かつ容量削減することができる。
以上のことから、全体としての最適な構成で復号化処理を高速化することが可能となる。
(実施の形態10)
図35は、本発明の実施の形態10における撮像システム50、例えばデジタルスチルカメラ(DSC)の構成を示す図である。図35中の信号処理装置55は、上記本発明の実施の形態1〜9の可変長復号化装置のうちいずれかである。
図35によれば、光学系51を通って入射した画像光はイメージセンサ52上に結像される。イメージセンサ52はタイミング制御回路58によって駆動されることにより、結像された画像光を蓄積し、電気信号へと光電変換する。イメージセンサ52から読み出された電気信号は、アナログ・デジタル変換器(ADC)53によってデジタル信号へと変換された後、当該信号処理装置55を含む画像処理回路54に入力される。この画像処理回路54においては、Y/C処理、エッジ処理、画像の拡大縮小、および本発明を用いた画像圧縮伸張処理などの画像処理が行われる。画像処理された信号は、記録転送回路56においてメディアへの記録あるいは転送が行われる。記録あるいは転送された信号は、再生回路57により再生される。この撮像システム50の全体は、システム制御回路59によって制御されている。
なお、本発明の実施の形態の信号処理装置55における画像処理は必ずしも光学系51を介してイメージセンサ52に結像された画像光に基づく信号のみに適用されるものではなく、例えば外部装置から電気信号として入力される画像信号を処理する際にも適用可能であることは言うまでもない。
以上説明してきたように、本発明の可変長復号化装置および可変長復号化方法は、データバッファに格納されたデータに対する情報をアドレスの保持手段によって把握できることにより、ゼロ以外のデータのみ読み出すことが可能となり、読み出し時間の短縮によって、全体として可変長復号化を高速化することができ、さらに、低消費電力を実現できるため、高速な復号化が要求される画像復号システム等への応用が可能である。
特に近年、低ビットレート符号化技術として注目を集めているMPEG−4を搭載したカメラ付き携帯電話やDSCなどにも有用な装置を提供することが可能である。
本発明の実施の形態1における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における可変長復号化装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における情報レジスタの説明図 本発明の実施の形態1における読み出しアドレス遷移の説明図 本発明の実施の形態1における可変長復号化装置の構成を示すブロック図(クロック制御機能) 本発明の実施の形態1における可変長復号化装置の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態1における可変長復号化装置の構成を示すブロック図(アドレス記憶手段付き) 本発明の実施の形態2における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるデータ格納方法とデータバッファ構成の説明図 本発明の実施の形態2における情報レジスタの説明図 本発明の実施の形態3における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における可変長復号化装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3におけるもう1つの可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるもう一つのデータ格納方法の説明図 本発明の実施の形態3における可変長復号化装置の動作を示すフローチャート(スキャン変換) MPEG−4の基本復号処理を示すフローチャート DC/AC予測の説明図 本発明の実施の形態3における水平優先スキャンの例示図 本発明の実施の形態3における垂直優先スキャンの例示図 本発明の実施の形態3におけるMPEG−4復号化処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における水平優先スキャンの情報レジスタの説明図 本発明の実施の形態3における垂直優先スキャンの情報レジスタの説明図 本発明の実施の形態4における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5における可変長復号化装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態6における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6における可変長復号化装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態7における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態8における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態9における可変長復号化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態9における可変長復号化装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態9における可変長復号化装置の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態9におけるデータ格納方法の説明図 本発明の実施の形態9における情報レジスタの説明図 本発明の実施の形態10における撮像システムの構成を示すブロック図 代表的な画像符号化装置の構成を示すブロック図 DCT係数の一例の説明図 復号後の量子化DCT係数とジグザグスキャンの説明図 代表的な画像復号装置の構成を示すブロック図 従来の技術における可変長復号化部の構成を示すブロック図 従来の技術におけるランレングス符号の復号回路の構成を示すブロック図
符号の説明
2 入力手段
3 可変長復号化手段
4 データバッファ
5 アドレス加算手段
6 情報レジスタ
7 書き込み制御手段
8 読み出し制御手段
9 選択手段
10 後段処理手段
11 出力手段
12 クロック制御手段
13 アドレス記憶手段
14 選択手段
15 第2のデータバッファ
16,22,25,29,34 第2の書き込み制御手段
17,23,26,30,35 第2の読み出し制御手段
18 情報レジスタ群
19 レジスタ選択手段
20 第2の情報レジスタ
21 第2のデータバッファ
27 初期化手段
28 データバッファ群
31 第2の選択手段
32 第2の情報レジスタ
33 第2のデータバッファ
36 切り替え手段
50 撮像システム
51 光学系
52 イメージセンサ
53 アナログ・デジタル変換器
54 画像処理回路
55 信号処理装置(可変長復号化装置)
56 記録転送回路
57 再生回路
58 タイミング制御回路
59 システム制御回路
a RUNによるゼロ区間
b 読み出し制御信号
c 読み出しアドレス
d 読み出しデータ
e 実施の形態2におけるRUNによるゼロ区間
f 書き込み有効信号
g 書き込み制御信号
h 書き込みアドレス
i 書き込みデータ
j 読み出し制御信号
k 読み出しアドレス
l 読み出しデータ
m DCT係数の低周波領域
n DCT係数の高周波領域
o DC係数

Claims (27)

  1. 可変長符号化・ランレングス符号化データを復号する可変長復号化装置であって、
    外部から入力した前記可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する可変長復号化手段と、
    前記LEVELを格納するデータバッファと、
    前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを保持するアドレスの保持手段と、
    前記アドレスの保持手段の情報に基づいて前記LEVELを前記データバッファへ書き込む書き込み制御手段と、
    前記アドレスの保持手段の情報に基づいて、前記データバッファから前記LEVELを読み出す読み出し制御手段と、
    前記アドレスの保持手段の情報に基づいて、前記データバッファに格納されている前記LEVELと“0”のうちいずれかを選択して出力する選択手段と、
    前記選択手段からのデータを後段処理し、外部へ出力する後段処理手段と
    を備えた可変長復号化装置。
  2. 前記アドレスの保持手段は、
    前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを計算し、前記書き込み制御手段を制御するアドレス加算手段と、
    前記アドレス加算手段の結果を記憶し、前記選択手段及び前記読み出し制御手段を制御する情報レジスタと
    を含んだ請求項1に記載の可変長復号化装置。
  3. 請求項2に記載の可変長復号化装置において、さらに、前記データバッファへの供給クロックを制御するクロック制御手段を備え、前記クロック制御手段は、前記情報レジスタに格納されているデータの値が“0”であるか否かに関する情報に基づいて、データの値が“0”でない期間にのみ前記データバッファへクロックを供給する可変長復号化装置。
  4. 前記アドレスの保持手段は、前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを記憶し、前記書き込み制御手段、前記読み出し制御手段および前記選択手段を制御するアドレス記憶手段で構成されている請求項1に記載の可変長復号化装置。
  5. 前記データバッファが、1つのアドレスにL(Lは2以上の自然数)個の前記LEVELを格納できるように構成され、
    前記情報レジスタの値に基づいてL個のデータを選択して出力する第2の選択手段を備え、
    前記情報レジスタの値に基づいてL個のデータを同時に読み出す請求項2から請求項4までのいずれかに記載の可変長復号化装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の可変長復号化装置において、さらに、
    前記選択手段からの前記データを格納する第2のデータバッファと、
    前記読み出し制御手段の動作と連動して前記第2のデータバッファへの書き込みを制御する第2の書き込み制御手段と、
    前記第2のデータバッファの読み出しを制御する第2の読み出し制御手段と、
    前記第2のデータバッファからのデータを後段処理し、外部へ出力する前記後段処理手段と
    を備えた可変長復号化装置。
  7. 請求項6に記載の可変長復号化装置において、前記選択手段からの前記データを前記後段処理手段にも出力する可変長復号化装置。
  8. 請求項2に記載の可変長復号化装置において、さらに、
    前記情報レジスタが前記アドレス加算の結果に基づいて、それぞれ異なる並び順序で格納する情報レジスタを少なくとも1つ以上有する情報レジスタ群と、
    前記後段処理手段から、前記復号するデータの特徴を示す特徴情報が得られ、前記特徴情報に基づいて前記情報レジスタ群からいずれかの前記情報レジスタを選択するレジスタ選択手段と
    を備えた可変長復号化装置。
  9. 可変長符号化・ランレングス符号化データを復号する可変長復号化装置であって、
    外部から入力した前記可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号する可変長復号化手段と、
    前記LEVELを格納する第1のデータバッファと、
    前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを計算するアドレス加算手段と、
    前記アドレス加算手段の結果を記憶する第1の情報レジスタと、
    前記アドレス加算手段からの情報に基づいて前記LEVELを前記データバッファへ格納する第1の書き込み制御手段と、
    前記第1の情報レジスタの値に基づいて、前記第1のデータバッファから前記LEVELを読み出す第1の読み出し制御手段と、
    前記第1の情報レジスタと同一の第2の情報レジスタと、
    前記第1のデータバッファからの前記LEVELを格納する第2のデータバッファと、
    前記第1の読み出し制御手段の動作と連動して前記第2のデータバッファへの書き込みを制御する第2の書き込み制御手段と、
    前記第2の情報レジスタの値に基づいて前記第2のデータバッファの読み出しを制御する第2の読み出し制御手段と、
    前記第2の情報レジスタの値に基づいて前記第2のデータバッファに格納されているLEVELと“0”のうちいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択手段からの出力データを後段処理し、外部へ出力する後段処理手段と
    を備えた可変長復号化装置。
  10. 請求項9に記載の可変長復号化装置において、さらに、
    前記第2のデータバッファを初期化する初期化手段を備え、
    前記第2のデータバッファが読み出し終了後に前記初期化手段により初期化される可変長復号化装置。
  11. 請求項6に記載の可変長復号化装置において、さらに、
    前記第2のデータバッファも含め少なくとも1つ以上並ぶデータバッファ群と、
    前記複数のデータバッファからの読み出したデータを選択する第2の選択手段とを備え、
    前記第1のデータバッファからのデータを交互に前記複数のデータバッファへ格納する可変長復号化装置。
  12. 前記情報レジスタと前記データバッファと前記書き込み制御手段と前記読み出し制御手段とを1系統とする処理系統を複数個所有し、
    どの処理系統に属する前記データバッファから前記後段処理手段へ出力するかを切り替え制御する切り替え手段を備え、
    前記処理系統の1つにおける前記データバッファへの書き込み処理と、他の処理系統における前記データバッファへの読み出し処理とを同時に行う請求項1から請求項11までのいずれかに記載の可変長復号化装置。
  13. 請求項2に記載の可変長復号化装置において、さらに、
    前記データバッファが書き込みポートと、独立した読み出しが可能な読み出しポートとを備えたメモリで構成されており、
    前記情報レジスタが少なくとも1つ以上のブロックに対応するビット長を持ち、
    前記データバッファへ前記LEVELが書き込まれると前記読み出し制御手段による読み出しが開始され、前記データバッファへの書き込みと読み出しが並行して行われる可変長復号化装置。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれかに記載の可変長復号化装置において、前記後段処理手段は逆量子化処理手段である可変長復号化装置。
  15. 可変長符号化・ランレングス符号化データを復号する復号化方法であって、
    前記可変長符号化・ランレングス符号化データを順次入力するステップと、
    入力された前記可変長符号化・ランレングス符号化データを、“0”の個数を表すRUNと係数値の大きさを表すLEVELの組み合わせとして順次復号するステップと、
    前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを保持するステップと、
    前記アドレスに基づいて前記LEVELを前記データバッファへ格納するステップと、
    前記アドレスに基づいて前記データバッファから前記LEVELを読み出すステップと、
    前記アドレスに基づいて前記データバッファに格納されている前記LEVELと“0”のうちいずれかを選択して出力するステップと、
    前記選択されたデータを後段処理するステップと、
    前記後段処理したデータを出力するステップと
    を含む可変長復号化方法。
  16. 前記アドレスを保持するステップは、
    前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを計算するステップと、
    前記アドレスに基づくフラグを情報レジスタに記憶するステップとからなる請求項15に記載の可変長復号化方法。
  17. 前記アドレスを保持するステップは、前記RUNによる“0”の個数に基づいてその対となる前記LEVELのアドレスを直接に記憶するものである請求項15に記載の可変長復号化方法。
  18. 請求項15に記載の可変長復号化方法において、さらに、
    前記選択手段からのデータを第2のデータバッファへ格納するステップと、
    前記第2のデータバッファからデータを読み出すステップと、
    前記第2のデータバッファからのデータを前記後段処理するステップと、
    後段処理されたデータを出力するステップとを含み、
    第2のデータバッファが書き込める状態であれば、前記選択されたデータを第2のデータバッファへ格納する可変長復号化方法。
  19. 請求項18に記載の可変長復号化方法において、
    前記第1のデータバッファへの格納は復号されたLEVELをアドレスの小さい方から詰めて格納し、第2のデータバッファへ書き込む際に所定の走査順に変換して出力する可変長復号化方法。
  20. 請求項18に記載の可変長復号化方法において、
    前記第1のデータバッファへの格納は復号されたLEVELをアドレスの小さい方から詰めて格納し、第2のデータバッファから読み出す際に所定の走査順に変換して出力する可変長復号化方法。
  21. 請求項18に記載の可変長復号化方法において、さらに、
    DC係数を転送するステップと、DC係数に基づいて前記復号するデータの特徴を判定するステップとを含み、
    前記第2のデータバッファから判定された復号データの特徴によって決定されたデータの並びでデータを読み出すステップと、
    第2のデータバッファからのデータを後段処理するステップと、
    後段処理されたデータを出力するステップを含む可変長復号化方法。
  22. 請求項18に記載の可変長復号化方法において、さらに、
    第1の情報レジスタの結果を第2の情報レジスタに格納するステップと、
    第2のデータバッファに第1のデータバッファから読み出されたLEVELを格納するステップと、
    第2の情報レジスタの値に基づいて、第2のデータバッファからLEVELを読み出すステップと、
    第2の情報レジスタの値に基づいて第2のデータバッファに格納されているLEVELと“0”のうちいずれかを選択するステップをさらに含み、
    第2のデータバッファが書き込める状態であれば、前記第1のデータバッファからのLEVELを格納する可変長復号化方法。
  23. 請求項18に記載の可変長復号化方法において、さらに、
    前記第2のデータバッファを初期化するステップを含み、
    前記第2のデータバッファからの読み出しが終了後、前記第2のデータバッファを初期化する可変長復号化方法。
  24. 請求項15に記載の可変長復号化方法において、
    データバッファが書き込みポートと、独立した読み出しが可能な読み出しポートとを備えたメモリで構成されており、
    LEVELをデータバッファへアドレスの小さい方から詰めて格納するステップと、
    1つでもデータバッファへ格納された時点で読み出しを開始するステップと、
    復号すべきLEVELのデータバッファへの書き込み位置が読み出された後であるか判断するステップと、
    後でなければ復号化を一時停止するステップと、
    書き込み可能になった時点で復号化を再開するステップ
    とを含む可変長復号化方法。
  25. 請求項15から請求項24までのいずれかに記載の可変長復号化方法において、
    前記後段処理ステップは逆量子化ステップである可変長復号化方法。
  26. 請求項1から請求項14までのいずれかに記載の可変長復号化装置を含んで画像処理を行う画像処理回路と、
    前記画像処理回路へ画像信号を出力するセンサと、
    前記センサへ光を結像する光学系とを備えた撮像システム。
  27. 請求項26に記載の撮像システムにおいて、
    前記センサから得た画像信号をデジタル信号に変換して前記画像処理回路へ供給する変換器をさらに備えた撮像システム。
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