JP4495034B2 - 可変長符号化方式および可変長符号化装置 - Google Patents
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Description
NewLevel=sign(Level)×(|Level|−LMAX)
ただし、sign(Level)はLevelの符号を意味する。また、|Level|はLevelの絶対値を意味する。
NewRun=Run−(RMAX+1)
第3のエスケープモードは、(Last,Run,Level)の組に対し、これをFLC(Fixed Length Code、固定長符号)に変換するモードである。
係数列から可変長符号化データを生成する可変長符号化方法であって、
前記係数列は、デジタルデータに離散コサイン変換を行って得たDCT係数における、先行するゼロ係数の個数であるRunと、非ゼロの係数の値であるLevelと、前記非ゼロの係数が最後であるかどうかを示すLastとから成る係数列であり、
可変長符号化すべき係数列と当該係数列を可変長符号化した可変長符号化データとの対応関係を示すVLCテーブルにおいて、与えられた係数列のLast、およびRunに対応する最大のLevelの値であるLMAXを用いて、関係式:
NewLevel=sign(Level)×(|Level|−LMAX)
(ただし、sign(Level)は、Levelの符号を意味し、|Level|は、Levelの絶対値を意味する。)
から求めたNewLevelで、与えられた係数列におけるLevelを置き換えた第1の係数列を生成する第1の係数列生成ステップと、
前記VLCテーブルにおいて、与えられた係数列のLast、およびLevelに対応する最大のRunの値であるRMAXを用いて、関係式:
NewRun=Run−(RMAX+1)
から求めたNewRunで、与えられた係数列におけるRunを置き換えた第2の係数列を生成する第2の係数列生成ステップと、
与えられた係数列に応じて、与えられた係数列を可変長符号化するモード、前記第1の係数列を可変長符号化するモード、前記第2の係数列を可変長符号化するモード、および与えられた係数列を固定長符号化するモードのうち、何れのモードで符号化をすべきかを判定するVLCモード判定ステップと、
前記VLCモード判定ステップの判定結果に基づいて、前記与えられた係数列、前記第1の係数列、および前記第2の係数列のうちから1つの係数列を出力する係数列出力ステップと、
前記VLCテーブルに基づいて、前記係数列出力ステップが出力した係数列から可変長符号化データを生成する可変長符号化ステップと、
前記係数列出力ステップが出力した係数列を固定長符号化した固定長符号化データを生成する固定長符号化ステップと、
前記VLCモード判定ステップの判定結果に基づいて、前記可変長符号化データ、および前記固定長符号化データのうちの何れか一方を出力する符号化データ出力ステップと、
を有することを特徴とする。
請求項1の可変長符号化方法であって、
さらに、与えられた係数列に応じて、可変長符号化、および固定長符号化のうちの何れの符号化を与えられた係数列に対して行うべきかを判定するFLCモード判定ステップを有し、
前記VLCモード判定ステップは、前記FLCモード判定ステップの判定結果が可変長符号化をすべきこと示している場合に、何れのモードで符号化をすべきかを判定することを特徴とする。
請求項1の可変長符号化方法であって、
前記第1の係数列生成ステップは、前記VLCモード判定ステップの判定の結果が、前記第1の係数列を可変長符号化するモードで符号化をすべきことを示している場合に、前記第1の係数列を生成し、
前記第2の係数列生成ステップは、前記VLCモード判定ステップの判定の結果が、前記第2の係数列を可変長符号化するモードで符号化をすべきことを示している場合に、前記第2の係数列を生成することを特徴とする。
請求項1の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定ステップは、与えられた係数列と与えられた係数列を符号化するモードとの対応関係を示すモード情報を保持したVLCモード判定テーブルを用いて、何れのモードで符号化をすべきかを判定することを特徴とする。
請求項4の可変長符号化方法であって、
前記モード情報は、複数のVLCモード判定テーブルに分割されて保持されていることを特徴とする。
請求項4の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定テーブルは、Runの値が所定の値より小さい係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする。
請求項5の可変長符号化方法であって、
前記デジタルデータは、画像データがフレーム内符号化、またはフレーム間符号化されたものであり、
前記複数のVLCモード判定テーブルは、前記フレーム内符号化された画像データに対応した係数列用のVLCモード判定テーブルと、前記フレーム間符号化された画像データに対応した係数列用のVLCモード判定テーブルとであることを特徴とする。
請求項4の可変長符号化方法であって、
前記デジタルデータは、画像データがフレーム内符号化、またはフレーム間符号化されたものであり、
前記VLCモード判定テーブルは、前記フレーム内符号化された画像データに対応した係数列、および前記フレーム間符号化された画像データに対応した係数列のうちの何れか一方の係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする。
請求項5の可変長符号化方法であって、
前記複数のVLCモード判定テーブルは、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後であることを示している係数列についてのVLCモード判定テーブルと、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後でないことを示している係数列についてのVLCモード判定テーブルとであることを特徴とする。
請求項4の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定テーブルは、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後であることを示している係数列、および前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後でないことを示している係数列のうちの何れか一方の係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする。
請求項1の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定テーブルは、前記第1の係数列を可変長符号化するモード、および前記第2の係数列を可変長符号化するモードのうち、可変長符号化後の符号量が少ない方のモードが判定結果として選択されるように構成されていることを特徴とする。
請求項1の可変長符号化方法であって、
前記固定長符号化ステップは、可変長符号化すべき係数列と当該係数列を固定長符号化した固定長符号化データとの対応関係を示すFLCテーブルに基づいて、固定長符号化を行うことを特徴とする。
請求項24の可変長符号化装置であって、さらに、
前記VLCテーブルを格納するVLCテーブル用メモリと、
前記FLCテーブルを格納するFLCテーブル用メモリとを備え、
前記VLCテーブル用メモリは、前記VLCテーブルが使用される場合にのみ、動作のためのクロック信号が供給されるように構成され、
前記FLCテーブル用メモリは、前記FLCテーブルが使用される場合にのみ、動作のためのクロック信号が供給されるように構成されていることを特徴とする。
請求項17の可変長符号化装置であって、
さらに、それぞれのVLCモード判定テーブルに対応した複数のVLCモード判定テーブル用メモリを備え、
使用されているVLCモード判定テーブルが保持されたVLCモード判定テーブル用メモリにのみ、動作のためのクロック信号が供給されるように構成されていることを特徴とする。
請求項13から請求項26のうちの何れか1項の可変長符号化装置と、
画像光を画像信号に変換するセンサと、
入射された画像光を前記センサ上に結像する光学系と、
前記画像信号をデジタルデータに変換して前記可変長符号化装置に出力する変換器と、
を備えたことを特徴とする。
請求項13から請求項26のうちの何れか1項の可変長符号化装置と、
入力されたアナログ値の画像信号をデジタルデータに変換して前記可変長符号化装置に出力する変換器と、
を備えたことを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態1に係る可変長符号化装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すように可変長符号化装置100は、変換部110、VLC符号化前処理部120、およびVLC符号化処理部130を備えて構成されている。
変換部110は、図示しないDCT・量子化部がマクロブロック内のデータに対して、DCT(Discrete Cosine Transform、離散コサイン変換)、および量子化を行った結果から得られたDCT係数について、先行するゼロの係数の個数であるRunと、非ゼロの係数の値であるLevelと、その非ゼロの係数が最後であるかどうかを示すLastとを求め、これらを(Last,Run,Level)の組(係数列)として、VLC符号化前処理部120に出力するようになっている。(Last,Run,Level)の組は、具体的には、図1に示すように、それぞれLast信号、Run信号、およびLevel信号としてVLC符号化前処理部120に出力される。
VLC符号化前処理部120は、マクロブロックの予測符号化モード(フレーム内符号化、またはフレーム間符号化)、Last、Run、およびLevelの値に応じて、入力された(Last,Run,Level)の組、第1エスケープモード(後述)によって生成された(Last,Run,Level)の組、および第2エスケープモード(後述)よって生成された(Last,Run,Level)の組のうちから何れか1つの組を選択して、VLC符号化処理部130に出力するようになっている。
VLCモード判定部121は、図3に示すテーブルを用いて、前記予測符号化モード、Last、Run、およびLevelの値の組み合わせから、変換部110が生成した(Last,Run,Level)の組がVLCテーブルに存在するか否かを判定するようになっている(以下、VLCモード判定という。)。なお、予測符号化モードに関する情報(予測符号化情報)は、Intra/Inter識別信号として可変長符号化装置100の外部から入力されるようになっている。
第1エスケープモード処理部122は、変換部110が出力した(Last,Run,Level)の組、および前記予測符号化モードに基づいて、NewLevel算出式(後述)によりNewLevelを求め、それをLevelと置き換えた(Last,Run,NewLevel)の組を新たな組としてVLCモード選択部124に出力するようになっている(この処理を第1エスケープモード処理と呼ぶ)。
NewLevel算出式:
NewLevel=sign(Level)×(|Level|−LMAX)
ここで、sign(Level)はLevelの符号を意味する。また、|Level|は、Levelの絶対値を意味する。
第2エスケープモード処理部123は、変換部110が出力した(Last,Run,Level)の組、および予測符号化モードに基づいて、NewRun算出式(後述)によりNewRunを求め、それをRunと置き換えた(Last,NewRun,Level)の組を新たな組としてVLCモード選択部124に出力するようになっている(この処理を第2エスケープモード処理と呼ぶ)。
NewRun算出式:
NewRun=Run−(RMAX+1)
NewRun算出式に用いるRMAXは、前記VLCテーブルにおいて、与えられた係数列のLast、およびLevelに対応する最大のRunの値である。RMAXは、具体的には、RMAXテーブルを用いて求める。RMAXテーブルの一部を抜粋したものを図6に示す。
VLCモード選択部124は、前記VLCモード判定結果に基づいて、変換部110が出力した(Last,Run,Level)の組、第1エスケープモード処理部122が出力した(Last,Run,NewLevel)の組、および第2エスケープモード処理部123が出力した(Last,NewRun,Level)の組の3組のうちから1組を選択するようになっている。
VLC符号化処理部130は、図8に示すようにVLC処理部131、FLC処理部132、および符号化モード選択部133を備えて構成され、可変長符号化処理を施した符号化データを外部に出力するようになっている。
VLC処理部131は、前記選択情報に応じて、VLCテーブル(図9を参照。)を用いて、VLC符号化前処理部120が出力した(Last,Run,Level)の組に対し、可変長符号化を行って符号化データを生成し、符号化モード選択部133に出力するようになっている。
FLC処理部132は、前記選択情報に応じて、VLC符号化前処理部120が出力した(Last,Run,Level)の組に対し、固定長符号(Lastを1ビット、Runを6ビット、Markerビットを1ビット(1ビット符号“1”)、Levelを12ビット)に変換(固定長符号化)して符号化データを生成し、符号化モード選択部133に出力するようになっている。固定長符号化は、具体的には、FLCテーブル(図10、図11、および図12を参照。)を用いて行われる。
符号化モード選択部133は、VLC符号化前処理部120が出力した選択情報に基づいて、VLC処理部131から出力された符号化データ、およびFLC処理部132から出力された符号化データのうちから何れか一方を選択し、選択した符号化データに対し、VLCモード判定結果に応じた符号を付加して出力するようになっている(図13を参照。)。
このように構成された可変長符号化装置100では、マクロブロック内のデータに対して、DCT、および量子化が行われ、変換部110によって(Last,Run,Level)の組が生成される。その後、図14に示すステップS1〜S8の各処理が行われて、マクロブロック内のデータが符号化される。図14は、各処理が行われる順、各処理における情報(信号)の流れを模式的に示す図である。
例えば、処理対象のマクロブロックがIntraマクロブロックであり、変換部110が生成した(Last,Run,Level)の組が(0,9,2)の場合の各ステップの処理を説明する。
例えば、処理対象のマクロブロックがInterマクロブロックであり、変換部110が生成した(Last,Run,Level)の組が(0,2,5)の場合の各ステップの処理を説明する。
例えば、処理対象のマクロブロックがIntraマクロブロックであり、変換部110が生成した(Last,Run,Level)の組が(0,3,−9)の場合の各ステップの処理を説明する。
例えば、処理対象のマクロブロックがIntraマクロブロックであり、変換部110が生成した(Last,Run,Level)の組が(1,3,5)の場合の各ステップの処理を説明する。
実施形態1の可変長符号化装置よりもさらに回路規模を抑えることが可能な装置の例を説明する。なお、以下の実施形態において前記実施形態1等と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
VLC符号化前処理部220は、図16に示すように、VLCモード判定部121、エスケープモード処理部222、およびVLCモード選択部224を備えて構成されている。
このように構成された可変長符号化装置200では、まず、マクロブロック内のデータに対して、DCT、および量子化が行われ、変換部110によって(Last,Run,Level)の組が生成される。その後、図18に示すステップS1〜S7の処理が行われ、マクロブロック内のデータが符号化される。図18は、各処理が行われる順、各処理における情報(信号)の流れを模式的に示す図である。
実施形態1の可変長符号化装置よりもVLCモード判定テーブルの規模を大幅に削減することが可能な装置の例を説明する。
VLC符号化前処理部320は、図20に示すように、VLCモード選択部124、FLCモード判定部321、VLCモード判定部322、第1エスケープモード処理部323、および第2エスケープモード処理部324を備えて構成されている。
このように構成された可変長符号化装置300では、まず、マクロブロック内のデータに対して、DCT、および量子化が行われ、変換部110によって(Last,Run,Level)の組が生成される。その後、図23に示すステップS1〜S9の処理が行われ、マクロブロック内のデータが符号化される。図23は、各処理が行われる順、各処理における情報(信号)の流れを模式的に示す図である。
VLCモード判定テーブルのサイズを実施形態1〜3の可変長符号化装置よりも小さくすることが可能な装置の例を説明する。
VLC符号化前処理部420は、図25に示すように、VLCモード判定部121、第1エスケープモード処理部122、第2エスケープモード処理部123、およびVLCモード選択部424を備えて構成されている。
VLC符号化処理部430は、図27に示すように、FLC処理部132、VLC処理部431、および符号化モード選択部433を備えて構成されている。
このように構成された可変長符号化装置400では、まず、マクロブロック内のデータに対して、DCT、および量子化が行われ、変換部110によって(Last,Run,Level)の組が生成される。その後、図28に示すステップS1〜S8の処理が行われ、マクロブロック内のデータが符号化される。図28は、各処理が行われる順、各処理における情報(信号)の流れを模式的に示す図である。
実施形態1〜4に係る可変長符号化装置が応用された装置として、撮像システム(例えばデジタルスチルカメラ(DSC)等)の例を説明する。
110 変換部
120 VLC符号化前処理部
121 VLCモード判定部
122 第1エスケープモード処理部
123 第2エスケープモード処理部
124 VLCモード選択部
130 VLC符号化処理部
131 VLC処理部
132 FLC処理部
133 符号化モード選択部
200 可変長符号化装置
220 VLC符号化前処理部
222 エスケープモード処理部
224 VLCモード選択部
300 可変長符号化装置
320 VLC符号化前処理部
321 FLCモード判定部
322 VLCモード判定部
323 第1エスケープモード処理部
324 第2エスケープモード処理部
400 可変長符号化装置
420 VLC符号化前処理部
424 VLCモード選択部
430 VLC符号化処理部
431 VLC処理部
433 符号化モード選択部
500 撮像システム
510 光学系
520 センサ
530 アナログ・デジタル変換器
540 画像処理回路
541 可変長符号化装置
550 記録転送回路
560 再生回路
570 タイミング制御回路
580 システム制御回路
Claims (28)
- 係数列から可変長符号化データを生成する可変長符号化方法であって、
前記係数列は、デジタルデータに離散コサイン変換を行って得たDCT係数における、先行するゼロ係数の個数であるRunと、非ゼロの係数の値であるLevelと、前記非ゼロの係数が最後であるかどうかを示すLastとから成る係数列であり、
可変長符号化すべき係数列と当該係数列を可変長符号化した可変長符号化データとの対応関係を示すVLCテーブルにおいて、与えられた係数列のLast、およびRunに対応する最大のLevelの値であるLMAXを用いて、関係式:
NewLevel=sign(Level)×(|Level|−LMAX)
(ただし、sign(Level)は、Levelの符号を意味し、|Level|は、Levelの絶対値を意味する。)
から求めたNewLevelで、与えられた係数列におけるLevelを置き換えた第1の係数列を生成する第1の係数列生成ステップと、
前記VLCテーブルにおいて、与えられた係数列のLast、およびLevelに対応する最大のRunの値であるRMAXを用いて、関係式:
NewRun=Run−(RMAX+1)
から求めたNewRunで、与えられた係数列におけるRunを置き換えた第2の係数列を生成する第2の係数列生成ステップと、
与えられた係数列に応じて、与えられた係数列を可変長符号化するモード、前記第1の係数列を可変長符号化するモード、前記第2の係数列を可変長符号化するモード、および与えられた係数列を固定長符号化するモードのうち、何れのモードで符号化をすべきかを判定するVLCモード判定ステップと、
前記VLCモード判定ステップの判定結果に基づいて、前記与えられた係数列、前記第1の係数列、および前記第2の係数列のうちから1つの係数列を出力する係数列出力ステップと、
前記VLCテーブルに基づいて、前記係数列出力ステップが出力した係数列から可変長符号化データを生成する可変長符号化ステップと、
前記係数列出力ステップが出力した係数列を固定長符号化した固定長符号化データを生成する固定長符号化ステップと、
前記VLCモード判定ステップの判定結果に基づいて、前記可変長符号化データ、および前記固定長符号化データのうちの何れか一方を出力する符号化データ出力ステップと、
を有することを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項1の可変長符号化方法であって、
さらに、与えられた係数列に応じて、可変長符号化、および固定長符号化のうちの何れの符号化を与えられた係数列に対して行うべきかを判定するFLCモード判定ステップを有し、
前記VLCモード判定ステップは、前記FLCモード判定ステップの判定結果が可変長符号化をすべきこと示している場合に、何れのモードで符号化をすべきかを判定することを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項1の可変長符号化方法であって、
前記第1の係数列生成ステップは、前記VLCモード判定ステップの判定の結果が、前記第1の係数列を可変長符号化するモードで符号化をすべきことを示している場合に、前記第1の係数列を生成し、
前記第2の係数列生成ステップは、前記VLCモード判定ステップの判定の結果が、前記第2の係数列を可変長符号化するモードで符号化をすべきことを示している場合に、前記第2の係数列を生成することを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項1の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定ステップは、与えられた係数列と与えられた係数列を符号化するモードとの対応関係を示すモード情報を保持したVLCモード判定テーブルを用いて、何れのモードで符号化をすべきかを判定することを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項4の可変長符号化方法であって、
前記モード情報は、複数のVLCモード判定テーブルに分割されて保持されていることを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項4の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定テーブルは、Runの値が所定の値より小さい係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項5の可変長符号化方法であって、
前記デジタルデータは、画像データがフレーム内符号化、またはフレーム間符号化されたものであり、
前記複数のVLCモード判定テーブルは、前記フレーム内符号化された画像データに対応した係数列用のVLCモード判定テーブルと、前記フレーム間符号化された画像データに対応した係数列用のVLCモード判定テーブルとであることを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項4の可変長符号化方法であって、
前記デジタルデータは、画像データがフレーム内符号化、またはフレーム間符号化されたものであり、
前記VLCモード判定テーブルは、前記フレーム内符号化された画像データに対応した係数列、および前記フレーム間符号化された画像データに対応した係数列のうちの何れか一方の係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項5の可変長符号化方法であって、
前記複数のVLCモード判定テーブルは、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後であることを示している係数列についてのVLCモード判定テーブルと、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後でないことを示している係数列についてのVLCモード判定テーブルとであることを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項4の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定テーブルは、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後であることを示している係数列、および前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後でないことを示している係数列のうちの何れか一方の係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項1の可変長符号化方法であって、
前記VLCモード判定テーブルは、前記第1の係数列を可変長符号化するモード、および前記第2の係数列を可変長符号化するモードのうち、可変長符号化後の符号量が少ない方のモードが判定結果として選択されるように構成されていることを特徴とする可変長符号化方法。 - 請求項1の可変長符号化方法であって、
前記固定長符号化ステップは、可変長符号化すべき係数列と当該係数列を固定長符号化した固定長符号化データとの対応関係を示すFLCテーブルに基づいて、固定長符号化を行うことを特徴とする可変長符号化方法。 - 係数列から可変長符号化データを生成する可変長符号化装置であって、
前記係数列は、デジタルデータに離散コサイン変換を行って得たDCT係数における、先行するゼロ係数の個数であるRunと、非ゼロの係数の値であるLevelと、前記非ゼロの係数が最後であるかどうかを示すLastとから成る係数列であり、
可変長符号化すべき係数列と当該係数列を可変長符号化した可変長符号化データとの対応関係を示すVLCテーブルにおいて、与えられた係数列のLast、およびRunに対応する最大のLevelの値であるLMAXを用いて、関係式:
NewLevel=sign(Level)×(|Level|−LMAX)
(ただし、sign(Level)は、Levelの符号を意味し、|Level|は、Levelの絶対値を意味する。)
から求めたNewLevelで、与えられた係数列におけるLevelを置き換えた第1の係数列を生成する第1の係数列生成部と、
前記VLCテーブルにおいて、与えられた係数列のLast、およびLevelに対応する最大のRunの値であるRMAXを用いて、関係式:
NewRun=Run−(RMAX+1)
から求めたNewRunで、与えられた係数列におけるRunを置き換えた第2の係数列を生成する第2の係数列生成部と、
与えられた係数列に応じて、与えられた係数列を可変長符号化するモード、前記第1の係数列を可変長符号化するモード、前記第2の係数列を可変長符号化するモード、および与えられた係数列を固定長符号化するモードのうち、何れのモードで符号化をすべきかを判定するVLCモード判定部と、
前記VLCモード判定部の判定結果に基づいて、前記与えられた係数列、前記第1の係数列、および前記第2の係数列のうちから1つの係数列を出力する係数列出力部と、
前記VLCテーブルに基づいて、前記係数列出力部が出力した係数列から可変長符号化データを生成する可変長符号化部と、
前記係数列出力部が出力した係数列を固定長符号化した固定長符号化データを生成する固定長符号化部と、
前記VLCモード判定部の判定結果に基づいて、前記可変長符号化データ、および前記固定長符号化データのうちの何れか一方を出力する符号化データ出力部と、
を備えたことを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項13の可変長符号化装置であって、
さらに、与えられた係数列に応じて、可変長符号化、および固定長符号化のうちの何れの符号化を与えられた係数列に対して行うべきかを判定するFLCモード判定部を備え、
前記VLCモード判定部は、前記FLCモード判定部の判定結果が可変長符号化をすべきこと示している場合に、何れのモードで符号化をすべきかを判定するように構成されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項13の可変長符号化装置であって、
前記第1の係数列生成部は、前記VLCモード判定部の判定の結果が、前記第1の係数列を可変長符号化するモードで符号化をすべきことを示している場合に、前記第1の係数列を生成するように構成され、
前記第2の係数列生成部は、前記VLCモード判定部の判定の結果が、前記第2の係数列を可変長符号化するモードで符号化をすべきことを示している場合に、前記第2の係数列を生成するように構成されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項13の可変長符号化装置であって、
前記VLCモード判定部は、与えられた係数列と与えられた係数列を符号化するモードとの対応関係を示すモード情報を保持したVLCモード判定テーブルを用いて、何れのモードで符号化をすべきかを判定するように構成されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項16の可変長符号化装置であって、
前記モード情報は、複数のVLCモード判定テーブルに分割されて保持されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項16の可変長符号化装置であって、
前記VLCモード判定テーブルは、Runの値が所定の値より小さい係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項17の可変長符号化装置であって、
前記デジタルデータは、画像データがフレーム内符号化、またはフレーム間符号化されたものであり、
前記複数のVLCモード判定テーブルは、前記フレーム内符号化された画像データに対応した係数列用のVLCモード判定テーブルと、前記フレーム間符号化された画像データに対応した係数列用のVLCモード判定テーブルとであることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項16の可変長符号化装置であって、
前記デジタルデータは、画像データがフレーム内符号化、またはフレーム間符号化されたものであり、
前記VLCモード判定テーブルは、前記フレーム内符号化された画像データに対応した係数列、および前記フレーム間符号化された画像データに対応した係数列のうちの何れか一方の係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項17の可変長符号化装置であって、
前記複数のVLCモード判定テーブルは、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後であることを示している係数列についてのVLCモード判定テーブルと、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後でないことを示している係数列についてのVLCモード判定テーブルとであることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項16の可変長符号化装置であって、
前記VLCモード判定テーブルは、前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後であることを示している係数列、および前記Lastの値が前記非ゼロの係数が最後でないことを示している係数列のうちの何れか一方の係数列についてのモード情報が保持されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項13の可変長符号化装置であって、
前記VLCモード判定テーブルは、前記第1の係数列を可変長符号化するモード、および前記第2の係数列を可変長符号化するモードのうち、可変長符号化後の符号量が少ない方のモードが判定結果として選択されるように構成されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項13の可変長符号化装置であって、
前記固定長符号化部は、可変長符号化すべき係数列と当該係数列を固定長符号化した固定長符号化データとの対応関係を示すFLCテーブルに基づいて、固定長符号化を行うように構成されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項24の可変長符号化装置であって、さらに、
前記VLCテーブルを格納するVLCテーブル用メモリと、
前記FLCテーブルを格納するFLCテーブル用メモリとを備え、
前記VLCテーブル用メモリは、前記VLCテーブルが使用される場合にのみ、動作のためのクロック信号が供給されるように構成され、
前記FLCテーブル用メモリは、前記FLCテーブルが使用される場合にのみ、動作のためのクロック信号が供給されるように構成されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項17の可変長符号化装置であって、
さらに、それぞれのVLCモード判定テーブルに対応した複数のVLCモード判定テーブル用メモリを備え、
使用されているVLCモード判定テーブルが保持されたVLCモード判定テーブル用メモリにのみ、動作のためのクロック信号が供給されるように構成されていることを特徴とする可変長符号化装置。 - 請求項13から請求項26のうちの何れか1項の可変長符号化装置と、
画像光を画像信号に変換するセンサと、
入射された画像光を前記センサ上に結像する光学系と、
前記画像信号をデジタルデータに変換して前記可変長符号化装置に出力する変換器と、
を備えたことを特徴とする撮像システム。 - 請求項13から請求項26のうちの何れか1項の可変長符号化装置と、
入力されたアナログ値の画像信号をデジタルデータに変換して前記可変長符号化装置に出力する変換器と、
を備えたことを特徴とする撮像システム。
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