JP2006073098A - レベルシフト回路とこれを用いた半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ワード線ドライバ回路の後段に設けたレベルシフト回路のスタンバイ電流を削減するレベルシフト回路とこれを用いた半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】
第1の信号レベルを有する入力信号が供給され増幅する増幅器と、制御信号が入力され、増幅器の出力経路をオン・オフする制御回路と、制御回路から出力された第2の信号レベルを有する出力信号を保持する保持回路とを有し、スタンバイ時、制御回路により増幅器の出力経路をオフしてリーク電流を削減した。
【選択図】 図1
【解決手段】
第1の信号レベルを有する入力信号が供給され増幅する増幅器と、制御信号が入力され、増幅器の出力経路をオン・オフする制御回路と、制御回路から出力された第2の信号レベルを有する出力信号を保持する保持回路とを有し、スタンバイ時、制御回路により増幅器の出力経路をオフしてリーク電流を削減した。
【選択図】 図1
Description
本発明はレベルシフト回路とそれを用いた半導体記憶装置に係り、特に、ワード線ドライバのレベルシフト回路のリーク電流の削減を図ったDRAM等の半導体記憶装置に関するものである。
例えば携帯型の電子機器など、高性能かつ低コストの機器に使用される近年のシステムLSIにおいては、消費電力が大きく大容量化に不向きなSRAMを、低コストで大容量を実現できるDRAMに置き換えることが課題となっている。この場合、DRAMには、SRAMを置き換え得る程に短いランダムアクセス周期を達成することが要求される。
DRAMのランダムアクセス周期を限界付けている要因の1つに、メモリセルへの書き込み時間が挙げられる。一般にDRAMのメモリセルは、キャパシタに蓄積される微小な電荷によって情報を記憶している。書き込みを行うためにあるワード線上のメモリセルを一斉にビット線に開放すると、各メモリセルのキャパシタはビット線に蓄積される電荷によって充電もしくは放電されるため、記憶した情報が失われてしまう。そのためDRAMにおいては、書き込みを行う場合でも、非書き込み対象のメモリセルの情報が破壊されることを防ぐため、各ビット線に設けたセンス・アンプを起動させてビット線の信号を増幅する必要がある。
従来、DRAMへデータを読み出しまたは書き込みする場合は、ワードラインに“H”(ハイ)レベルのワードラインイネーブル電圧が入力されると、メモリセルのトランジスタのしきい値電圧によりメモリセルにデータが十分入出力されない。そのため、ワードラインにはワードラインイネーブル電圧として昇圧された電圧を供給することが行われている。
また、近年では、DRAMの大容量化に伴いワードラインに接続されるセル数も増加し、またワードラインの長さも長くなり、ワードラインの負荷キャパシタも増加する。このようなワードラインの負荷キャパシタンスの増加によってワードラインイネーブル時の動作速度が遅くなっていた。
図7にDRAM150を例として、メモリの全体構成図を示す。メモリは、マトリクス状に配置されたメモリセルが一定個まとめられたメモリセルアレイMAと、メモリセルアレイに記憶されたデータを増幅するためのセンス・アンプと、センス・アンプに対してデータを書き込むためのライトバッファ、さらに、メモリセルアレイMAがマトリックス状に配列されたメモリセルのロー(行)方向を選択するためアドレス信号A0〜A5が供給されるローアドレスバッファ、カラム(列)方向を選択するためのアドレス信号A6〜A11が供給されるカラムアドレス、またローアドレスバッファのアドレス信号をデコードするワードデコーダ、ワードレコーダ用レベルシフト回路、一方カラムアドレス信号に対してはカラムデコーダなどがあり、また書き込み/読み出しのためのデータ入出力回路がある。
図7に示す、従来のDRAM150の具体回路構成例について述べる。
メモリを構成する、ワード線(ライン)をX0〜X63、ビット線(ライン)をb0,Xb0〜b63,Xb63、メモリセルをMC11−1〜MC13−1とする。
各メモリセルMC11−1〜MC13−1が共通のワード線X0に接続されているとする。またメモリセルのMC11−1はビット線b0に接続され、メモリセルMC12−1はビット線b1に接続され、メモリセルMC13−1はビット線b2に接続されている。
メモリを構成する、ワード線(ライン)をX0〜X63、ビット線(ライン)をb0,Xb0〜b63,Xb63、メモリセルをMC11−1〜MC13−1とする。
各メモリセルMC11−1〜MC13−1が共通のワード線X0に接続されているとする。またメモリセルのMC11−1はビット線b0に接続され、メモリセルMC12−1はビット線b1に接続され、メモリセルMC13−1はビット線b2に接続されている。
メモリセルMC11−1〜MC13−1は、それぞれ、情報記憶用のキャパシタC(C11−1,C12−1,・・・)とアクセス用のトランジスタQ(Q11−1,Q12−1,・・・)を有している。
キャパシタCは、トランジスタQを介してビット線(b0〜b3)に接続されており、トランジスタQのゲートはワード線X0に接続されている。
キャパシタCは、トランジスタQを介してビット線(b0〜b3)に接続されており、トランジスタQのゲートはワード線X0に接続されている。
ビット線b0は、ビット線Xb0と対を成しており、書き込みや読み出しのアクセスを行う前にプリチャージ回路によってそれぞれ所定電圧(例えば電源電圧VDDの半分(1/2VDD)の電圧)にプリチャージされる。
同様に、ビット線b1はビット線Xb1、ビット線b2はビット線Xb2とそれぞれ対を成しており、何れもアクセスの前に上記の所定電圧にプリチャージされる。
ここで、ビット線に関し、Xb0はb0の反転データ線を示し、それ以外のデータも同様である。
同様に、ビット線b1はビット線Xb1、ビット線b2はビット線Xb2とそれぞれ対を成しており、何れもアクセスの前に上記の所定電圧にプリチャージされる。
ここで、ビット線に関し、Xb0はb0の反転データ線を示し、それ以外のデータも同様である。
各ビット線対に接続されたセンスアンプをそれぞれSA1−1,SA2−1,SA3−1とすると、センス・アンプSA1−1はビット線対(bL0,XbL0)、センス・アンプSA2−1はビット線対(b1,Xb1)、センス・アンプSA3−1はビット線対(b2,Xb2)の電圧差をそれぞれ増幅する。
また、各ビット線対に接続された書き込み回路をそれぞれWC1−1、WC2−1,WC3−1とすると、書き込み回路WC1−1は、書き込みアクセスの際、制御信号WA1−1に従ってビット線対(b0,Xb0)に書き込み信号を入力する。すなわち、書き込みバッファによって書き込みデータ線対(b0,Xb0)の一方を電源電圧VDD、他方をグランドレベルGNDに駆動し、これを制御信号WA1−1に従ってビット線対(b01,Xb0)に接続する。
同様に、書き込み回路WC2−1は、制御信号WA2−1に従ってビット線対(b1,Xb1)に書き込み信号を入力する。書き込み回路WC3−1は、制御信号WA3に従ってビット線対(b2,Xb2)に書き込み信号を入力する。
同様に、書き込み回路WC2−1は、制御信号WA2−1に従ってビット線対(b1,Xb1)に書き込み信号を入力する。書き込み回路WC3−1は、制御信号WA3に従ってビット線対(b2,Xb2)に書き込み信号を入力する。
カラム選択のためのアドレス信号A6〜A11はカラムアドレスバッファ回路161に入力され、その出力データa6,Xa6〜a11,Xa11がカラムデコーダ160供給され、カラム(列)選択信号y0〜y63がスイッチトランジスタQ7n−0,XQ7n−0〜Q7n−63,XQ7n−63(XQ7n−0はQ7n−0の反転信号を転送するトランジスタを示す)の各ペアーゲートに接続され、カラム選択信号に応じてカラムが選択される。
一方、ロー(列)選択のためのアドレス信号A0〜A5はローアドレスバッファ回路151に供給され、その出力a0,Xa0〜a5,Xa5がワードデコーダ152に供給される。ワードデコーダ152は、a0,Xa0〜a5,Xa5のアドレスデータを論理回路を用いてデコードする構成とし、ワード線X0〜X63に対応する出力データを導出するようにしている。この導出された信号をレベルシフト回路153に供給し、その出力の電圧をたとえば1.2Vの低電圧から3.2Vの高電圧にレベルシフトしてワード線(X0〜X63)選択信号として出力している。
一方、ロー(列)選択のためのアドレス信号A0〜A5はローアドレスバッファ回路151に供給され、その出力a0,Xa0〜a5,Xa5がワードデコーダ152に供給される。ワードデコーダ152は、a0,Xa0〜a5,Xa5のアドレスデータを論理回路を用いてデコードする構成とし、ワード線X0〜X63に対応する出力データを導出するようにしている。この導出された信号をレベルシフト回路153に供給し、その出力の電圧をたとえば1.2Vの低電圧から3.2Vの高電圧にレベルシフトしてワード線(X0〜X63)選択信号として出力している。
このようにして出力されたワード線選択信号と前述のカラム線選択信号で上述したメモリ154の任意のメモリセル(MC11−1〜MC13−1、・・・)が選択され、データの読み書きが行われる。
次に、上述したレベルシフタ(レベルシフト回路)153について図を参照しながら述べる。図8に第1の従来例であるレベルシフト回路200の回路構成例を示す。
このレベルシフト回路200に用いるPMOSトランジスタQ21とNMOSトランジスタQ22は圧膜トランジスタで構成し、NMOSトランジスタQ23は薄膜トランジスタで高速動作させている。
NMOSトランジスタQ23のソースはグランドにドレインはnodeA即ちNMOSトランジスタQ22のソースに接続され、ゲートには入力信号IN(VoltageB)が供給される。NMOSトランジスタQ22のソースがNMOSトランジスタQ23のドレインに接続され、ドレインはPMOSトランジスタQ21のドレインに接続されていて、ゲートには電圧VoltageCが供給される。また、PMOSトランジスタQ21のソースは電圧(源)VoltageAに接続され、ゲートには入力信号INX(VoltageB)が供給される。PMOSトランジスタQ21のドレインとNMOSトランジスタQ22のドレインの共通接続点はインバータ201の入力に接続され、このインバータ201の出力はインバータ202の入力とWL(ワードライン)に接続される。インバータ202の出力はインバータ201の入力に接続され、インバータ201,202でラッチ回路を構成している。
このレベルシフト回路200に用いるPMOSトランジスタQ21とNMOSトランジスタQ22は圧膜トランジスタで構成し、NMOSトランジスタQ23は薄膜トランジスタで高速動作させている。
NMOSトランジスタQ23のソースはグランドにドレインはnodeA即ちNMOSトランジスタQ22のソースに接続され、ゲートには入力信号IN(VoltageB)が供給される。NMOSトランジスタQ22のソースがNMOSトランジスタQ23のドレインに接続され、ドレインはPMOSトランジスタQ21のドレインに接続されていて、ゲートには電圧VoltageCが供給される。また、PMOSトランジスタQ21のソースは電圧(源)VoltageAに接続され、ゲートには入力信号INX(VoltageB)が供給される。PMOSトランジスタQ21のドレインとNMOSトランジスタQ22のドレインの共通接続点はインバータ201の入力に接続され、このインバータ201の出力はインバータ202の入力とWL(ワードライン)に接続される。インバータ202の出力はインバータ201の入力に接続され、インバータ201,202でラッチ回路を構成している。
このレベルシフト回路200のNMOSトランジスタQ22のゲート絶縁膜は他のMOSトランジスタQ23と比較して膜厚を厚く形成して、ゲートに中間電圧VoltageCを供給することにより、ノーマリ・オンの動作状態で使用している。その結果、nodeAは入力信号INX、INのON/OFFに係わり無く、VoltageC−Vthの電圧レベルになり電圧がこれ以上高くなることは無い。よって、NMOSトランジスタQ23に薄膜トランジスタを使用することを可能とし、動作の高速化を実現している。
また、近年トランジスタの世代が進むにつれ、DRAM回路にて使用されている通常動作電圧は低下していく傾向にあるが、それに対してDRAMワード線電圧はある電圧を保った状態にある。
図9は他の従来例のレベルシフト回路である。図9中、VoltageAは高電圧(ワード線電圧)、VoltageBは低電圧(通常動作電圧)で使用し、その大小関係はVoltageA>VoltageB>GNDである(図10(A),(B)参照)。また、トランジスアタQ31〜Q36は厚膜トランジスタを使用する。
入力信号IN−5がインバータ251に供給され、反転された信号を出力する。インバータ251の出力がインバータ252に入力に接続され、インバータ252の出力はNMOSトランジスタQ33のゲートとPMOSトランジスタQ32のゲートに接続される。NMOSトランジスタQ33のソースはグランドに接続され、このドレインはPMOSトランジスタQ32のドレインとPMOSトランジスタQ34のゲートに接続される。NMOSトランジスタQ32のソースはPMOSトランジスタQ31のドレインに接続される。PMOSトランジスタQ31のソースは基準電位(VoltageA)に接続され、ゲートはNMOSトランジスタQ36のドレインに接続されている。
NMOSトランジスタQ36のソースはグランドに、ゲートはPMOSトランジスタQ35のゲートとインバータ251の出力に接続されている。NMOSトランジスタQ35のドレインはnodeBすなわちNMOSトランジスアタQ36のドレインに接続され、PMOSトランジスタQ31のゲートに接続されると共に、このドレインから出力信号が導出される。PMOSトランジスタQ35のソースはPMOSトランジスタQ34ドレインに接続され、PMOSトランジスタQ34のソースは基準電位(VoltageA)に接続されている。
図9は他の従来例のレベルシフト回路である。図9中、VoltageAは高電圧(ワード線電圧)、VoltageBは低電圧(通常動作電圧)で使用し、その大小関係はVoltageA>VoltageB>GNDである(図10(A),(B)参照)。また、トランジスアタQ31〜Q36は厚膜トランジスタを使用する。
入力信号IN−5がインバータ251に供給され、反転された信号を出力する。インバータ251の出力がインバータ252に入力に接続され、インバータ252の出力はNMOSトランジスタQ33のゲートとPMOSトランジスタQ32のゲートに接続される。NMOSトランジスタQ33のソースはグランドに接続され、このドレインはPMOSトランジスタQ32のドレインとPMOSトランジスタQ34のゲートに接続される。NMOSトランジスタQ32のソースはPMOSトランジスタQ31のドレインに接続される。PMOSトランジスタQ31のソースは基準電位(VoltageA)に接続され、ゲートはNMOSトランジスタQ36のドレインに接続されている。
NMOSトランジスタQ36のソースはグランドに、ゲートはPMOSトランジスタQ35のゲートとインバータ251の出力に接続されている。NMOSトランジスタQ35のドレインはnodeBすなわちNMOSトランジスアタQ36のドレインに接続され、PMOSトランジスタQ31のゲートに接続されると共に、このドレインから出力信号が導出される。PMOSトランジスタQ35のソースはPMOSトランジスタQ34ドレインに接続され、PMOSトランジスタQ34のソースは基準電位(VoltageA)に接続されている。
次にこのレベルシフト回路(レベルシフタ)250の動作について、図10(A)、(B)を用いて述べる。
図10(A)に示す入力信号IN−5がインバータ251の入力に供給される。この入力信号IN−5は、時刻t51〜t52の期間で立ち上がり“H”(ハイ)レベルとなり、時刻t52〜t54で電圧(VoltageB)が一定で、時刻t54〜t55で立ち下がり“L”(ロー)レベルになる波形をしている。
NMOSトランジスタQ33とPMOSトランジスタQ32のペア、またNMOSトランジスタQ36とPMOSトランジスタQ35のペアはそれぞれインバータを構成している。
時刻t51〜t52の立ち上がりで、入力信号IN−5がインバータ251,252を介してインバータを構成するNMOSトランジスタQ33とPMOSトランジスタQ32の共通ゲート端子に供給され、NMOSトランジスタQ33のしきい値Vth以上になるとON動作しドレインの電位が下がり、nodeAの電位は下がる。一方PMOSトランジスタQ32はしきい値以上になるとOFF動作する。nodeAの電圧はPMOSトランジスタQ34のゲートにフィードバックされ、PMOSトランジスタQ34はONする。
またインバータ251の出力から入力信号IN−5を反転した信号をNMOSトランジスタQ36とPMOSトランジスタQ35の両ゲートに供給する。この両ゲートに供給する電圧は立下がりの波形をした電圧であるので、電圧が下がりNMOSトランジスタQ36のしきい値以下になるとOFFし、またPMOSトランジスタQ35はONする。その結果nodeBの電圧が上がり、この電圧をPMOSトランジスタQ31のゲートにフィードバックされ、OFFする。
このときの出力OUT−5の過渡状態は図10(B)の時刻t53〜t54に示す。入力信号IN−5の立ち上がり時刻t51と比較して出力信号(電圧)OUT−5の立ち上がりが遅れているのはインバータ251,252による入力信号の遅延と、入力信号IN−5がしきい値に達するまで時間がかかるためである。
その結果、PMOSトランジスタQ34とNMOSトランジスタQ35はONでいまVDSを0Vとすると、NMOSトランジスタQ36はOFF状態であるので、出力信号(電圧)OUTは基準電位(voltageA)の電圧voltageAまで上昇する。
図10(A)に示す入力信号IN−5がインバータ251の入力に供給される。この入力信号IN−5は、時刻t51〜t52の期間で立ち上がり“H”(ハイ)レベルとなり、時刻t52〜t54で電圧(VoltageB)が一定で、時刻t54〜t55で立ち下がり“L”(ロー)レベルになる波形をしている。
NMOSトランジスタQ33とPMOSトランジスタQ32のペア、またNMOSトランジスタQ36とPMOSトランジスタQ35のペアはそれぞれインバータを構成している。
時刻t51〜t52の立ち上がりで、入力信号IN−5がインバータ251,252を介してインバータを構成するNMOSトランジスタQ33とPMOSトランジスタQ32の共通ゲート端子に供給され、NMOSトランジスタQ33のしきい値Vth以上になるとON動作しドレインの電位が下がり、nodeAの電位は下がる。一方PMOSトランジスタQ32はしきい値以上になるとOFF動作する。nodeAの電圧はPMOSトランジスタQ34のゲートにフィードバックされ、PMOSトランジスタQ34はONする。
またインバータ251の出力から入力信号IN−5を反転した信号をNMOSトランジスタQ36とPMOSトランジスタQ35の両ゲートに供給する。この両ゲートに供給する電圧は立下がりの波形をした電圧であるので、電圧が下がりNMOSトランジスタQ36のしきい値以下になるとOFFし、またPMOSトランジスタQ35はONする。その結果nodeBの電圧が上がり、この電圧をPMOSトランジスタQ31のゲートにフィードバックされ、OFFする。
このときの出力OUT−5の過渡状態は図10(B)の時刻t53〜t54に示す。入力信号IN−5の立ち上がり時刻t51と比較して出力信号(電圧)OUT−5の立ち上がりが遅れているのはインバータ251,252による入力信号の遅延と、入力信号IN−5がしきい値に達するまで時間がかかるためである。
その結果、PMOSトランジスタQ34とNMOSトランジスタQ35はONでいまVDSを0Vとすると、NMOSトランジスタQ36はOFF状態であるので、出力信号(電圧)OUTは基準電位(voltageA)の電圧voltageAまで上昇する。
一方時刻t54〜t55になると入力信号IN−5が立ち下がりNMOSトランジスタQ33,36のしきい値以下になると、NMOSトランジスタQ33はOFFし、PMOSトランジスタQ32はON、またNMOSトランジスタQ36はON,PMOSトランジスアタ35はOFFする。NMOSトランジスタQ36がON状態になるので、出力OUT−5に接続されている負荷たとえばワードライン(WL)の電位を下げる。nodeAの電圧は上昇し、nodeBの電圧は下がる。その結果図10(B)の時刻t56〜t57において、PMOSトランジスタQ31はON,PMOSトランジスタQ34はOFFとなる。このときの出力(電圧)OUTは“L”レベル(または0V)に遷移する。
この回路は、その回路特性上VoltageA(ワード線電圧)に対してVoltageB(通常動作電圧)が下がっていくと、入力信号遷移時、例えば入力信号”L”レベルから”H”レベルへ遷移する時において、通常電圧よりも高い電圧であるVoltageAレベルにあるnodeAを、VoltageB(通常電圧)レベル信号で駆動されているNMOSトランジスタQ36でGND(グランド)レベルに引き抜くため動作スピードの低下を招く問題が生じる。
しかし、トランジスタの世代が進むことによるリーク電流の増大を受けて、薄膜トランジスタを使用することにより、回路スタンバイ時におけるVoltageAからGNDまでの貫通パスに対するリーク電流(スタンバイ電流)が問題となっている。
特開平6−203556号公報
特開平10−69771号公報
この回路は、その回路特性上VoltageA(ワード線電圧)に対してVoltageB(通常動作電圧)が下がっていくと、入力信号遷移時、例えば入力信号”L”レベルから”H”レベルへ遷移する時において、通常電圧よりも高い電圧であるVoltageAレベルにあるnodeAを、VoltageB(通常電圧)レベル信号で駆動されているNMOSトランジスタQ36でGND(グランド)レベルに引き抜くため動作スピードの低下を招く問題が生じる。
しかし、トランジスタの世代が進むことによるリーク電流の増大を受けて、薄膜トランジスタを使用することにより、回路スタンバイ時におけるVoltageAからGNDまでの貫通パスに対するリーク電流(スタンバイ電流)が問題となっている。
上述したように、従来の薄膜トランジスタを用いたレベルシフト回路は動作スピードを低下させないようにしているが、動作停止時にリーク電流が発生することが問題となっている。
とくに、DRAMなどにおいて微細化が進むとリーク電流が問題となり、その対策が必要である。
とくに、DRAMなどにおいて微細化が進むとリーク電流が問題となり、その対策が必要である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レベルシフト回路やそれを用いた半導体記憶装置におけるリーク電流を削減することである。
本発明は、第1の信号レベルを有する入力信号を増幅する増幅器と、前記増幅器を所定期間動作させる制御信号が入力され、前記増幅器の出力経路をオン・オフする制御回路と、前記制御回路から出力された第2の信号レベルを有する出力信号を保持する保持回路とを有する。
本発明は、第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、該第1と第2のトランジスタを所定期間動作させる制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路とを有する。
本発明は、第1の信号レベルを有する入力信号を増幅する増幅器と、前記増幅器を第1の期間動作させる第1の制御信号が入力され、該第1の制御信号に応じて前記増幅器の出力経路をオン・オフする第1の制御回路と、前記制御回路から出力された第2の信号レベルを有する出力信号を保持する保持回路と、前記保持回路の出力と基準電位間に設けられ、第2の期間動作させる第2の制御信号に応じてオン・オフ制御する第2の制御回路とを有する。
本発明は、第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、第1の期間動作させる第1の制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路と、前記ラッチ回路と基準電位間に接続され、第2の期間動作させる第2の制御信号が供給され該第2の制御信号に応じて前記ラッチ回路の出力と前記基準電位間をオン・オフする第5と第6のトランジスタとを有する。
本発明は、複数のビット線と、前記複数のビット線を介してアクセスされる複数のメモリセルと、前記メモリセルが前記ビット線を介してアクセスされるとき、該メモリセルに保持される信号に応じた前記ビット線の信号をそれぞれ増幅するセンスアンプと、ワードデコーダに接続されアドレス信号に応じてワード線を選択し前記メモリセルを選択するレベルシフト回路と、前記メモリセルから前記ビット線を介してデータを読み出し、または前記メモリセルに前記ビット線を介してデータを書き込む読み出し/書き込み回路とを有し、前記レベルシフト回路は、第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、第1の期間動作させる制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路とを有する。
本発明は、複数のビット線と、前記複数のビット線を介してアクセスされる複数のメモリセルと、前記メモリセルが前記ビット線を介してアクセスされるとき、該メモリセルに保持される信号に応じた前記ビット線の信号をそれぞれ増幅するセンスアンプと、ワードデコーダに接続されアドレス信号に応じてワード線を選択し前記メモリセルを選択するレベルシフト回路と、前記メモリセルから前記ビット線を介してデータを読み出し、または前記メモリセルに前記ビット線を介してデータを書き込む読み出し/書き込み回路とを有し、前記レベルシフト回路は、第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、第1の期間動作させる第1の制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路と、前記ラッチ回路と基準電位間に接続され、第2の期間動作させる第2の制御信号が供給され該第2の制御信号に応じて前記ラッチ回路の出力と前記基準電位間をオン・オフする第5と第6のトランジスタとを有する。
本発明を用いれば、レベルシフト回路とそれを用いた半導体記憶装置のリーク電流を低減することができる。特にDRAMに適用した場合、ワード線ドライバのレベルシフト回路の動作速度に与える影響を押さえつつ、リーク電流を削減することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら述べる。
図1に本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の全体回路構成を示す。アクティブ信号が供給されるCTRL signal発生回路14と、信号レベルと遅延時間を調整した入力信号を発生するタイミング信号発生回路13と、インバータ11,12とレベルシフト回路で構成されている。
レベルシフト回路10の主要部はNMOSトランジスタQ2,Q3,Q5,Q6、PMOSトランジスタQ1,Q4とで構成されている。
タイミング信号発生回路13から入力信号INが供給されるインバータ11の出力はインバータ12の入力とNMOSトランジスタQ6のゲートに接続される。インバータ12の出力はNMOSトランジスタQ3のゲートに接続され、このソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ2のソースに接続される。NMOSトランジスタQ2のゲートはCTRL signal発生回路14の出力に、またドレインはPMOSトランジスタQ1のドレインとPMOSトランジスタQ4のゲートにそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタQ1のゲートは出力OUTに接続され、ドレインは基準電位(voltageA)に接続されている。
NMOSトランジスタQ6のソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ5のソースに接続されている。NMOSトランジスタQ5のゲートはNMOSトランジスタQ2のゲートとCTRL signal発生回路14に接続され、ドレインはPMOSトランジスタQ4のドレインとPMOSトランジスタQ1のゲートと出力OUTに接続されている。PMOSトランジスタQ4のソースは基準電圧(voltageA)に接続されている。
図1に本発明の実施形態に係るレベルシフト回路の全体回路構成を示す。アクティブ信号が供給されるCTRL signal発生回路14と、信号レベルと遅延時間を調整した入力信号を発生するタイミング信号発生回路13と、インバータ11,12とレベルシフト回路で構成されている。
レベルシフト回路10の主要部はNMOSトランジスタQ2,Q3,Q5,Q6、PMOSトランジスタQ1,Q4とで構成されている。
タイミング信号発生回路13から入力信号INが供給されるインバータ11の出力はインバータ12の入力とNMOSトランジスタQ6のゲートに接続される。インバータ12の出力はNMOSトランジスタQ3のゲートに接続され、このソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ2のソースに接続される。NMOSトランジスタQ2のゲートはCTRL signal発生回路14の出力に、またドレインはPMOSトランジスタQ1のドレインとPMOSトランジスタQ4のゲートにそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタQ1のゲートは出力OUTに接続され、ドレインは基準電位(voltageA)に接続されている。
NMOSトランジスタQ6のソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ5のソースに接続されている。NMOSトランジスタQ5のゲートはNMOSトランジスタQ2のゲートとCTRL signal発生回路14に接続され、ドレインはPMOSトランジスタQ4のドレインとPMOSトランジスタQ1のゲートと出力OUTに接続されている。PMOSトランジスタQ4のソースは基準電圧(voltageA)に接続されている。
次にこのレベルシフト回路10の動作について、図1と図2を用いて説明する。図2(A)に示すように、アクティブ信号が時刻t1〜t11の期間“H”(ハイ)レベルになると、その期間にCTRL signal発生回路からCTRL signalがNMOSトランジスタQ2,Q5のゲートに供給され、またタイミング信号発生回路13にACTIVEの信号が供給される。またたとえば、ワードデコーダからの出力信号がタイミング信号発生回路13に供給されると、入力信号INが図1(B)に示してあるように、時刻t3〜t4で波形が立ち上がり、時刻t4〜t6の期間voltageBの一定電圧(“H”レベル)を出力し、時刻t6〜t7で立下り“L”レベルとなる。
時刻t3〜t4において、入力信号INたとえば1.2Vの電圧がインバータ11に供給されると、その反転された電圧はNMOSトランジスタQ6のゲートに供給される。またインバータ11の出力(電圧)信号は次段のインバータ12に出力され、その出力信号は反転されNMOSトランジスタQ3のゲートに供給される。その結果、NMOSトランジスタQ3はON,NMOSトランジスタQ6はOFFとなる。
CTRL signalの電圧voltageCがNMOSトランジスタQ2,Q5のゲートに供給されているので、これらのNMOSトランジスタQ2,Q5は常にON状態となっている。NMOSトランジスタQ2,Q3がONしているのでNMOSトランジスタQ2のドレイン電圧は下がり、それに伴いPMOSトランジスタQ4のゲートレベルは下がるので、PMOSトランジスタQ4はONし、出力に“H”レベルの電圧voltageAを出力する。またこの出力OUT電圧をPMOSトランジスタQ1のゲートに供給するのでOFF状態となる。
時刻t4〜t6の期間、PMOSトランジスタQ1,Q4はラッチ回路を構成しているので、それに対応する時刻t5〜t8の期間、出力OUTはこの出力レベルを維持する。
ここで出力OUTが入力信号INに対して遅延しているのは、インバータ11,12の遅延時間と入力信号INがNMOSトランジスタQ3,Q6のしきい値に達するまでの時間遅れによる。
入力信号INが時刻t6〜t7の期間立下り“H”レベルから“L”レベルに遷移する。この結果、NMOSトランジスタQ3のゲートは“L”レベルの電圧、NMOSトランジスタQ6のゲートには“H”レベルの電圧がそれぞれ入力される。
NMOSトランジスタQ2,Q5時刻t2〜t11の期間常にONしていて、この状態で、NMOSトランジスタQ3はOFF,NMOSトランジスタQ6はONする。したがって、NMOSトランジスタQ6のドレイン電圧(nodeB)は下がりvoltageC−Vthとなる。
NMOSトランジスタQ5,Q6がONしているのでNMOSトランジスタQ5のドレイン電圧下がり、PMOSトランジスタQ1のゲートに“L”レベルの電圧を供給する。またそれと同時に出力OUTは“L”レベルに遷移する。
NMOSトランジスタQ1はON動作となり、そのドレインは“H”レベルになるから、PMOSトランジスタQ4はOFFする。PMOSトランジスタQ1,Q4はラッチ回路を構成しているのでこの動作を維持する。
また時刻t9〜t10の期間、出力OUTは“L”レベルを維持する。
時刻t3〜t4において、入力信号INたとえば1.2Vの電圧がインバータ11に供給されると、その反転された電圧はNMOSトランジスタQ6のゲートに供給される。またインバータ11の出力(電圧)信号は次段のインバータ12に出力され、その出力信号は反転されNMOSトランジスタQ3のゲートに供給される。その結果、NMOSトランジスタQ3はON,NMOSトランジスタQ6はOFFとなる。
CTRL signalの電圧voltageCがNMOSトランジスタQ2,Q5のゲートに供給されているので、これらのNMOSトランジスタQ2,Q5は常にON状態となっている。NMOSトランジスタQ2,Q3がONしているのでNMOSトランジスタQ2のドレイン電圧は下がり、それに伴いPMOSトランジスタQ4のゲートレベルは下がるので、PMOSトランジスタQ4はONし、出力に“H”レベルの電圧voltageAを出力する。またこの出力OUT電圧をPMOSトランジスタQ1のゲートに供給するのでOFF状態となる。
時刻t4〜t6の期間、PMOSトランジスタQ1,Q4はラッチ回路を構成しているので、それに対応する時刻t5〜t8の期間、出力OUTはこの出力レベルを維持する。
ここで出力OUTが入力信号INに対して遅延しているのは、インバータ11,12の遅延時間と入力信号INがNMOSトランジスタQ3,Q6のしきい値に達するまでの時間遅れによる。
入力信号INが時刻t6〜t7の期間立下り“H”レベルから“L”レベルに遷移する。この結果、NMOSトランジスタQ3のゲートは“L”レベルの電圧、NMOSトランジスタQ6のゲートには“H”レベルの電圧がそれぞれ入力される。
NMOSトランジスタQ2,Q5時刻t2〜t11の期間常にONしていて、この状態で、NMOSトランジスタQ3はOFF,NMOSトランジスタQ6はONする。したがって、NMOSトランジスタQ6のドレイン電圧(nodeB)は下がりvoltageC−Vthとなる。
NMOSトランジスタQ5,Q6がONしているのでNMOSトランジスタQ5のドレイン電圧下がり、PMOSトランジスタQ1のゲートに“L”レベルの電圧を供給する。またそれと同時に出力OUTは“L”レベルに遷移する。
NMOSトランジスタQ1はON動作となり、そのドレインは“H”レベルになるから、PMOSトランジスタQ4はOFFする。PMOSトランジスタQ1,Q4はラッチ回路を構成しているのでこの動作を維持する。
また時刻t9〜t10の期間、出力OUTは“L”レベルを維持する。
しかしながら、時刻t10以降(また時刻t2以前も同様)は図4(A)に示すCTRL siganl発回路14に供給する信号は“L”レベルになるので、それに伴いCTRL siganal信号のレベルはvoltageCの高電位から低電位(0V)となり、NMOSトランジスタQ2,Q5のゲート電圧が下り(0V)、動作はOFFする。
以上のべたように、図3において、voltageAは高電圧(ワード線電圧)、voltageBは低電圧(通常動作電圧)で使用し、またCTRL signalの電圧レベル(voltageC)はvoltageA及びvoltageBの間の電圧を使用する。その大小関係はvoltageA>voltageC>voltageB>GND(グランド)である。
また、このレベルシフト回路10は、PMOSトランジスタQ1,Q4,NMOSトランジスタQ2,Q5は厚膜トランジスタ、NMOSトランジスタQ3,Q6は薄膜トランジスタにより構成されている。
以上のべたように、図3において、voltageAは高電圧(ワード線電圧)、voltageBは低電圧(通常動作電圧)で使用し、またCTRL signalの電圧レベル(voltageC)はvoltageA及びvoltageBの間の電圧を使用する。その大小関係はvoltageA>voltageC>voltageB>GND(グランド)である。
また、このレベルシフト回路10は、PMOSトランジスタQ1,Q4,NMOSトランジスタQ2,Q5は厚膜トランジスタ、NMOSトランジスタQ3,Q6は薄膜トランジスタにより構成されている。
したがって、NMOSトランジスタQ3,Q6のドレイン電圧はNMOSトランジスタQ2,Q5のゲートに供給するCTRL siganl電圧voltageCからしきい値Vth下がった電圧以上になることはないので、薄膜トランジスタを用いることができると共にリーク電流も削減できる。
また、NMOSトランジスタQ2及びNMOSトランジスタQ5はレベルシフタ動作モード制御トランジスタであり、本回路オペレーション時にON状態、スタンバイ状態にOFF状態へと移行する。またその制御信号はvoltageAとvoltageBの間の電圧を用いる。
図1(A)に示す、CRTL siganl発生回路14に供給する制御電圧が“L”レベルに対応するスタンバイ時において、NMOSトランジスタQ2及びNMOSトランジスタQ5はOFF状態にし、高抵抗状態になり、回路スタンバイ状態でのスタンバイ電流を大幅に削減することができる。
また、NMOSトランジスタQ2及びNMOSトランジスタQ5はレベルシフタ動作モード制御トランジスタであり、本回路オペレーション時にON状態、スタンバイ状態にOFF状態へと移行する。またその制御信号はvoltageAとvoltageBの間の電圧を用いる。
図1(A)に示す、CRTL siganl発生回路14に供給する制御電圧が“L”レベルに対応するスタンバイ時において、NMOSトランジスタQ2及びNMOSトランジスタQ5はOFF状態にし、高抵抗状態になり、回路スタンバイ状態でのスタンバイ電流を大幅に削減することができる。
次に本発明の他の実施形態例である他のレベルシフト回路の構成を図3に示す。
図3に本発明の実施形態に係るレベルシフト回路30の全体回路構成を示す。アクティブ信号が供給されるCTRL signal発生回路31と、信号レベルと遅延時間を調整した入力信号IN−1を発生するタイミング信号発生回路32と、インバータ33,34とNMOSトランジスタとPMOSトランジスタで構成されたレベルシフト回路の要部とで構成されている。
上述したレベルシフト回路の要部は具体例として、NMOSトランジスタQ13,Q14,Q17,Q18、PMOSトランジスタQ11,Q12,Q15,Q16とで構成されている。
タイミング信号発生回路32から入力信号IN−1がインバータ33に供給され、その出力はインバータ34の入力とNMOSトランジスタQ18のゲートに接続される。
インバータ34の出力はNMOSトランジスタQ14のゲートに接続される。NMOSトランジスタQ14のソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ13のソースに接続される。NMOSトランジスタQ13のゲートはCTRL signal発生回路101の出力に、またドレインはPMOSトランジスタQ12のドレインとPMOSトランジスタQ16のゲートにそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタQ12のゲートは出力OUTに接続され、ソースはPMOSトランジスタQ11のドレインに接続されている。PMOSトランジスタQ11のゲートにはCTRL signalxが供給され、ソースは基準電位(voltageA)に接続されている。
NMOSトランジスタQ18のソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ17のソースに接続されている。NMOSトランジスタQ17のゲートはNMOSトランジスタQ13のゲートとCTRL signal発生回路14に接続されCTRL sigalzが供給され、ドレインはPMOSトランジスタQ16のドレインとPMOSトランジスタQ12のゲートと出力OUTに接続されている。PMOSトランジスタQ16のソースはPMOSトランジスタQ15のドレインに接続され、ゲートはPMOSトランジスタQ11のゲートに接続され、ドレインはPMOSトランジスタQ15のドレインに接続されている。PMOSトランジスタQ15のゲートはPMOSトランジスタQ11のゲートに接続され、CTRL signalxが供給される。またこのPMOSトランジスタQ15のソースは基準電圧(voltageA)に接続されている。
図3に本発明の実施形態に係るレベルシフト回路30の全体回路構成を示す。アクティブ信号が供給されるCTRL signal発生回路31と、信号レベルと遅延時間を調整した入力信号IN−1を発生するタイミング信号発生回路32と、インバータ33,34とNMOSトランジスタとPMOSトランジスタで構成されたレベルシフト回路の要部とで構成されている。
上述したレベルシフト回路の要部は具体例として、NMOSトランジスタQ13,Q14,Q17,Q18、PMOSトランジスタQ11,Q12,Q15,Q16とで構成されている。
タイミング信号発生回路32から入力信号IN−1がインバータ33に供給され、その出力はインバータ34の入力とNMOSトランジスタQ18のゲートに接続される。
インバータ34の出力はNMOSトランジスタQ14のゲートに接続される。NMOSトランジスタQ14のソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ13のソースに接続される。NMOSトランジスタQ13のゲートはCTRL signal発生回路101の出力に、またドレインはPMOSトランジスタQ12のドレインとPMOSトランジスタQ16のゲートにそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタQ12のゲートは出力OUTに接続され、ソースはPMOSトランジスタQ11のドレインに接続されている。PMOSトランジスタQ11のゲートにはCTRL signalxが供給され、ソースは基準電位(voltageA)に接続されている。
NMOSトランジスタQ18のソースはグランドに、ドレインはNMOSトランジスタQ17のソースに接続されている。NMOSトランジスタQ17のゲートはNMOSトランジスタQ13のゲートとCTRL signal発生回路14に接続されCTRL sigalzが供給され、ドレインはPMOSトランジスタQ16のドレインとPMOSトランジスタQ12のゲートと出力OUTに接続されている。PMOSトランジスタQ16のソースはPMOSトランジスタQ15のドレインに接続され、ゲートはPMOSトランジスタQ11のゲートに接続され、ドレインはPMOSトランジスタQ15のドレインに接続されている。PMOSトランジスタQ15のゲートはPMOSトランジスタQ11のゲートに接続され、CTRL signalxが供給される。またこのPMOSトランジスタQ15のソースは基準電圧(voltageA)に接続されている。
次にこのレベルシフト回路30の動作について、図3と図4(A)〜(D)を用いて説明する。図4(C)、(D)に示すように、時刻t21〜t22の期間、CTRL signalzは“L”レベルから“H”(ハイ)レベルになり、時刻t22〜t28の期間“H”レベルを維持する。また時刻t28〜t29の期間“H”レベルから“L”レベルへ遷移する。一方CTRL signalxはCTRL signalzを反転した波形になっている。すなわち、時刻t21〜t22の期間CTRL signalxは“H”レベルから“L”(ハイ)レベルになり、時刻t22〜t28の期間“L”レベルを維持する。また時刻t28〜t29の期間“L”レベルから“H”レベルへ遷移する。
入力信号IN−1が供給される時刻t23〜t26の期間と出力OUT−1が“H”レベルの期間(時刻t24〜t27)はCTRL signalzの“H”レベル期間、CTRL signalxの“L”レベル期間であるので、PMOSトランジスタQ11,Q15のゲート電圧は“L”レベルでこの両PMOSトランジスタQ11,Q15はON動作する。またNMOSトランジスタQ13,Q17のゲート電圧は“H”レベルでこの両NMOSトランジスタQ13,Q17はON動作する。
入力信号IN−1が供給される時刻t23〜t26の期間と出力OUT−1が“H”レベルの期間(時刻t24〜t27)はCTRL signalzの“H”レベル期間、CTRL signalxの“L”レベル期間であるので、PMOSトランジスタQ11,Q15のゲート電圧は“L”レベルでこの両PMOSトランジスタQ11,Q15はON動作する。またNMOSトランジスタQ13,Q17のゲート電圧は“H”レベルでこの両NMOSトランジスタQ13,Q17はON動作する。
時刻t23〜t24の期間入力信号IN−1は“L”レベルから“H”レベルへ遷移する。たとえば、“L”レベルの電圧を0V、“H”レベルの電圧を1.2Vとする。入力信号IN−1がインバータ33,34を介してNMOSトランジスタQ14のゲートに供給される。その結果NMOSトランジスタQ14はONし、ドレイン電圧は下がる(0Vとなる)。一方、入力信号IN−1はインバータ33で反転されてNMOSトランジスタQ18のゲートに供給され、NMOSトランジスタQ18はOFFする。
CTRL signalzの電圧voltageCがNMOSトランジスタQ13,Q17のゲートに供給されているので、これらのNMOSトランジスタQ13,Q17は常にON状態となっている。NMOSトランジスタQ13,Q17がONしているのでNMOSトランジスタQ14のドレイン電圧(voltageC−Vth)は下がり、それに伴いPMOSトランジスタQ16のゲートレベルは下がるので、PMOSトランジスタQ16はONし、ON動作状態のPMOSトランジスタQ15のソース・ドレイン間電圧VDSを無視(0V)すると、出力OUT−1に“H”レベルの電圧voltageAを出力する。またこの出力OUT−1の出力電圧の“HレベルをPMOSトランジスタQ12のゲートに供給するのでOFF状態となる。
時刻t25〜t26の期間、PMOSトランジスタQ12,Q16はラッチ回路を構成しているので、それに対応する時刻t24〜t25の期間出力OUT−1はこの出力レベルが維持される。ここで遅延時間があるのは、インバータ11,12の遅延時間と入力信号IN−1がNMOSトランジスタQ14,Q18のしきい値に達するまでの時間遅れによる。
入力信号IN−1が時刻t25〜t26の期間で、立下り“H”レベルから“L”レベルに遷移する。この結果、NMOSトランジスタQ14のゲートは“L”レベルの電圧、NMOSトランジスタQ18のゲートには“H”レベルの電圧がそれぞれ入力される。
NMOSトランジスタQ13,Q17は時刻t22〜t28の期間常にONしていて、この状態で、NMOSトランジスタQ14はOFF,NMOSトランジスタQ18はONする。したがって、NMOSトランジスタQ18のドレイン電圧(nodeB)は下がりvoltageC−Vthとなる。
NMOSトランジスタQ17,Q18がONしているのでNMOSトランジスタQ17のドレイン電圧下がり、PMOSトランジスタQ12のゲートに“L”レベルの電圧を供給する。またそれと同時に出力OUTは“L”レベルに遷移する。
NMOSトランジスタQ12はON動作となり、PMOSトランジスタQ11は常にONしているので、いまそのVDSの電圧を無視すると、そのドレインは“H”レベルのvoltageAになるから、PMOSトランジスタQ16はOFFする。また、PMOSトランジスタQ12,Q16はラッチ回路を構成しているのでこの動作状態を維持する。
次の、入力信号IN−1が時刻t26以降になると、“H出力OUTは“L”レベルを維持する。
CTRL signalzの電圧voltageCがNMOSトランジスタQ13,Q17のゲートに供給されているので、これらのNMOSトランジスタQ13,Q17は常にON状態となっている。NMOSトランジスタQ13,Q17がONしているのでNMOSトランジスタQ14のドレイン電圧(voltageC−Vth)は下がり、それに伴いPMOSトランジスタQ16のゲートレベルは下がるので、PMOSトランジスタQ16はONし、ON動作状態のPMOSトランジスタQ15のソース・ドレイン間電圧VDSを無視(0V)すると、出力OUT−1に“H”レベルの電圧voltageAを出力する。またこの出力OUT−1の出力電圧の“HレベルをPMOSトランジスタQ12のゲートに供給するのでOFF状態となる。
時刻t25〜t26の期間、PMOSトランジスタQ12,Q16はラッチ回路を構成しているので、それに対応する時刻t24〜t25の期間出力OUT−1はこの出力レベルが維持される。ここで遅延時間があるのは、インバータ11,12の遅延時間と入力信号IN−1がNMOSトランジスタQ14,Q18のしきい値に達するまでの時間遅れによる。
入力信号IN−1が時刻t25〜t26の期間で、立下り“H”レベルから“L”レベルに遷移する。この結果、NMOSトランジスタQ14のゲートは“L”レベルの電圧、NMOSトランジスタQ18のゲートには“H”レベルの電圧がそれぞれ入力される。
NMOSトランジスタQ13,Q17は時刻t22〜t28の期間常にONしていて、この状態で、NMOSトランジスタQ14はOFF,NMOSトランジスタQ18はONする。したがって、NMOSトランジスタQ18のドレイン電圧(nodeB)は下がりvoltageC−Vthとなる。
NMOSトランジスタQ17,Q18がONしているのでNMOSトランジスタQ17のドレイン電圧下がり、PMOSトランジスタQ12のゲートに“L”レベルの電圧を供給する。またそれと同時に出力OUTは“L”レベルに遷移する。
NMOSトランジスタQ12はON動作となり、PMOSトランジスタQ11は常にONしているので、いまそのVDSの電圧を無視すると、そのドレインは“H”レベルのvoltageAになるから、PMOSトランジスタQ16はOFFする。また、PMOSトランジスタQ12,Q16はラッチ回路を構成しているのでこの動作状態を維持する。
次の、入力信号IN−1が時刻t26以降になると、“H出力OUTは“L”レベルを維持する。
しかしながら、時刻t29以降(また時刻t21以前も同様)は図4(C)、(D)に示すCTRL siganlz、CTRL signalxはそれぞれ“L”、“H”レベルレベルになるので、それに伴いNMOSトランジスタQ13,Q17のゲート電圧が下り(0V)OFFし、PMOSトランジスタQ11,Q15のゲート電圧は上りvoltageCとなるからOFF動作状態になる。
以上述べたことから解るように、図3に示すレベルシフト回路30は図1のレベルシフト回路10のスタンバイ電流を更に低減化した回路である。図1に示すレベルシフト回路10の高電圧電源からの接続に対し、さらにもう一段トランジスタを設け、スタンバイ時にこのトランジスタをOFFし電源からの供給を遮断することにより、よりスタンバイ電流の低減をはかることができる。
なお、本発明回路で用いている中間電圧は、内部電源からの生成もしくは外部印加のどちらの手段を用いてもかまわないものとする。
なお、本発明回路で用いている中間電圧は、内部電源からの生成もしくは外部印加のどちらの手段を用いてもかまわないものとする。
図5は、本発明の実施形態に係るレベルシフト回路を用いた半導体記憶装置の構成例の概要を示す全体構成図である。
図5に示す半導体記憶装置50は、DRAMを例として、メモリの全体構成図を示す。メモリは、マトリクス状に配置されたメモリセルが一定個まとめられたメモリセルアレイMA54と、メモリセルアレイに記憶されたデータを増幅するためのセンス・アンプと、センス・アンプに対してデータを書き込むためのライトバッファ、さらに、メモリアレイがマトリックス状に配列されたメモリセルのロー(行)方向を選択するためアドレス信号A0〜A5が供給されるローアドレスバッファ51、カラム(列)方向を選択するためのアドレス信号A6〜A11が供給されるカラムアドレスバッファ61、またローアドレスバッファのアドレス信号をデコードするメインワードデコーダ53とサブワードデコーダ52A,52B、ワードレコーダ用レベルシフト回路53、カラムアドレス信号に対してはカラムデコーダ60がり、それ以外に書き込み/読み出しのためのデータ入出力回路がある。
図5に示す半導体記憶装置50は、DRAMを例として、メモリの全体構成図を示す。メモリは、マトリクス状に配置されたメモリセルが一定個まとめられたメモリセルアレイMA54と、メモリセルアレイに記憶されたデータを増幅するためのセンス・アンプと、センス・アンプに対してデータを書き込むためのライトバッファ、さらに、メモリアレイがマトリックス状に配列されたメモリセルのロー(行)方向を選択するためアドレス信号A0〜A5が供給されるローアドレスバッファ51、カラム(列)方向を選択するためのアドレス信号A6〜A11が供給されるカラムアドレスバッファ61、またローアドレスバッファのアドレス信号をデコードするメインワードデコーダ53とサブワードデコーダ52A,52B、ワードレコーダ用レベルシフト回路53、カラムアドレス信号に対してはカラムデコーダ60がり、それ以外に書き込み/読み出しのためのデータ入出力回路がある。
図5に示すDRAM50の要部を図6に示す。メモリ(70)を構成する、ワード線(ライン)をWL1〜WL64、ビット線(ライン)をBL1,XBL1〜BL64,XBL64、メモリセルをMC11,MC12,MC13、・・・,MCmnとする。
各メモリセルMC11〜MC13が共通のワード線WL1に接続されているとする。またメモリセルのMC11はビット線BL1に接続され、メモリセルMC12はビット線BL2に接続され、メモリセルMC13はビット線BL3に接続されている。
各メモリセルMC11〜MC13が共通のワード線WL1に接続されているとする。またメモリセルのMC11はビット線BL1に接続され、メモリセルMC12はビット線BL2に接続され、メモリセルMC13はビット線BL3に接続されている。
たとえば、メモリセルMC11〜MC13は、それぞれ、情報記憶用のキャパシタC(C11,C12,・・・)とアクセス用のトランジスタQ(Q11,Q12,・・・)を有している。
キャパシタC(C11,C12,・・・)は、トランジスタQ(Q11,Q12,・・・)を介してビット線(BL1〜BL3,・・・)に接続されており、トランジスタQ(Q11,Q12,・・・,Q1n)の各ゲートはワード線WL1に接続されている。
キャパシタC(C11,C12,・・・)は、トランジスタQ(Q11,Q12,・・・)を介してビット線(BL1〜BL3,・・・)に接続されており、トランジスタQ(Q11,Q12,・・・,Q1n)の各ゲートはワード線WL1に接続されている。
ビット線BL1は、ビット線XBL1と対を成しており、書き込みや読み出しのアクセスを行う前にプリチャージ回路によってそれぞれ所定電圧(例えば電源電圧VDDの半分(1/2VDD)の電圧)にプリチャージされる。
同様に、ビット線BL2はビット線XBL2、ビット線BL3はビット線XBL3とそれぞれ対を成しており、何れもアクセスの前に上記の所定電圧にプリチャージされる。
ここで、ビット線に関し、XBL1はBL1の反転データ線を示し、それ以外のデータも同様である。
同様に、ビット線BL2はビット線XBL2、ビット線BL3はビット線XBL3とそれぞれ対を成しており、何れもアクセスの前に上記の所定電圧にプリチャージされる。
ここで、ビット線に関し、XBL1はBL1の反転データ線を示し、それ以外のデータも同様である。
各ビット線対に接続されたセンスアンプをそれぞれSA1,SA2,SA3とすると、センス・アンプSA1はビット線対(BL1,XBL1)、センス・アンプSA2はビット線対(BL2,XBL2)、センス・アンプSA3はビット線対(BL3,XBL3)の電圧差をそれぞれ増幅する(以下同様にBLn,XBLnまで繰り返す)。
また、各ビット線対に接続された書き込み回路をそれぞれWC1、WC2,WC3,・・・,WCnとすると、書き込み回路WC1は、書き込みアクセスの際、制御信号WA1に従ってビット線対(BL1,XBL1)に書き込み信号を入力する。すなわち、書き込みバッファによって書き込みデータ線対(BL1,XBL1)の一方を電源電圧VDD、他方をグランドレベルGNDに駆動し、これを制御信号WA1に従ってビット線対(BL1,XBL1)に接続する。
同様に、書き込み回路WC2は、制御信号WA2に従ってビット線対(BL2,XBL2)に書き込み信号を入力する。書き込み回路WC3は、制御信号WA3に従ってビット線対(BL3,XBL3)に書き込み信号を入力する(以下同様にWAnとBLn,XBLnまで繰り返す)。
同様に、書き込み回路WC2は、制御信号WA2に従ってビット線対(BL2,XBL2)に書き込み信号を入力する。書き込み回路WC3は、制御信号WA3に従ってビット線対(BL3,XBL3)に書き込み信号を入力する(以下同様にWAnとBLn,XBLnまで繰り返す)。
説明を簡単にするため、図6に示すように、アドレスデータをA0〜A11とする。カラム選択のためのアドレス信号A6〜A11はカラムアドレスバッファ回路78に入力され、その出力データがカラムデコーダ77供給され、カラム(列)選択信号WAi(i=1,2,3,・・・,64)がスイッチQ4n−1,Q5n−1〜Q4n−64,Q5n−64の各ペアーゲートに接続され、カラム選択信号に応じてカラムが選択される。
一方、ロー(列)選択のためのアドレス信号A0〜A5はローアドレスバッファ51に供給され、たとえばA0,A1をサブワードデコーダ52A,52Bに供給し、アドレスA2〜A5をメインワードデコーダに供給する。メインワードデコーダ53とサブワードデコーダの組み合わせによりワード線が選択され、それぞれのワード信号がレベルシフト回路53に供給され、たとえば1.2Vの低電圧から3.2Vの高電圧に電圧を変換して各ワード線WL1〜WL64にワード線選択信号として出力する。
一方、ロー(列)選択のためのアドレス信号A0〜A5はローアドレスバッファ51に供給され、たとえばA0,A1をサブワードデコーダ52A,52Bに供給し、アドレスA2〜A5をメインワードデコーダに供給する。メインワードデコーダ53とサブワードデコーダの組み合わせによりワード線が選択され、それぞれのワード信号がレベルシフト回路53に供給され、たとえば1.2Vの低電圧から3.2Vの高電圧に電圧を変換して各ワード線WL1〜WL64にワード線選択信号として出力する。
このようにして出力された高電圧のワード線選択信号と前述のカラム線選択信号で上述したメモリ80の任意のメモリセル(MC11,MC12,MC13、・・・MCmn;ここでは説明を解り易くするため図5と対応づけて、m=64,n=64とする)が選択され、データの読み書きが行われる。
上述した、メモリセルアレイMA80は、m行n列の行列状に配列されたメモリセルMC11,…,MCmnを含む。
第i行(iは1≦i≦mの整数を示す。以下同じ。)のメモリセルMCi1〜MCinは、共通のワード線WLiに接続される。
第j列(jは1≦j≦nの整数を示す。以下同じ。)のメモリセルMC1j〜MCmjは、共通のビット線対(BLj,XBLj)に接続される。
なお、メモリセルMC11〜MCmnは、本発明のメモリセルの一実施形態である。
ビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)は、本発明のビット線の一実施形態である。
第i行(iは1≦i≦mの整数を示す。以下同じ。)のメモリセルMCi1〜MCinは、共通のワード線WLiに接続される。
第j列(jは1≦j≦nの整数を示す。以下同じ。)のメモリセルMC1j〜MCmjは、共通のビット線対(BLj,XBLj)に接続される。
なお、メモリセルMC11〜MCmnは、本発明のメモリセルの一実施形態である。
ビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)は、本発明のビット線の一実施形態である。
制御回路は、メモリセルアレイMA80に対する読み出し動作や書き込み動作を実行するために必要となる種々の制御信号を生成して、行デコード回路、データ入出力回路、ビット線制御回路に供給する。例えば、選択信号R/Wに応じて読み出しまたは書き込みの何れの動作を実行するか選択し、イネーブル信号ENがアクティブ状態に設定された場合に、当該選択した動作を実行するための種々の制御信号を生成する。
行デコード回路は、データの読み出しや書き込みを行う場合に、制御回路からの制御信号に従ってアドレスデータをデコードし、このデコード結果に応じて、m本のワード線WL1〜WLmの中から1本を選択し活性化する。
データ入出力回路は、データの読み出しや書き込みを行う場合に、制御回路1からの制御信号に従ってアドレスデータをデコードし、このデコード結果に応じて、n対のビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)の中から、所定データ長(例えば1バイト)のデータに対応する1群のビット線対を選択する。
そして、データの読み出しを行う場合、選択したビット線対に生じる電圧差もしくは電流差を内蔵するセンス・アンプにおいて増幅し、読み出しデータDoutとして出力する。
データの書き込みを行う場合は、入力される書き込みデータDinに基づいて、内蔵する書き込み回路が上記選択したビット線対の2つのビット線を相補的に駆動する。すなわち、書き込みデータDinの値に応じてビット線対の一方をハイレベル、他方をローレベルに駆動する。
そして、データの読み出しを行う場合、選択したビット線対に生じる電圧差もしくは電流差を内蔵するセンス・アンプにおいて増幅し、読み出しデータDoutとして出力する。
データの書き込みを行う場合は、入力される書き込みデータDinに基づいて、内蔵する書き込み回路が上記選択したビット線対の2つのビット線を相補的に駆動する。すなわち、書き込みデータDinの値に応じてビット線対の一方をハイレベル、他方をローレベルに駆動する。
ビット線制御回路は、制御回路からの制御信号に従って、ビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)に供給する電圧や電流を制御する。
例えば、データの読み出しや書き込みを行う場合、ワード線WLiを活性化する前にビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)を電源電圧VDDの半分の電圧‘VDD/2’にプルアップする。その後、プルアップを解除しワード線WLiを活性化することにより、ビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)にはそれぞれメモリセルMCi1〜MCinの記憶データに応じた電圧差が生じる。データ入出力回路3のセンス・アンプは、このビット線対に生じる電圧差を増幅する。
例えば、データの読み出しや書き込みを行う場合、ワード線WLiを活性化する前にビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)を電源電圧VDDの半分の電圧‘VDD/2’にプルアップする。その後、プルアップを解除しワード線WLiを活性化することにより、ビット線対(BL1,XBL1)〜(BLn,XBLn)にはそれぞれメモリセルMCi1〜MCinの記憶データに応じた電圧差が生じる。データ入出力回路3のセンス・アンプは、このビット線対に生じる電圧差を増幅する。
次に、本発明の他の実施形態例である、メモリセルアレイMA80中のメモリセルを選択する回路について、特にレベルシフト回路を用いた構成とその動作について、図1,3,6を参照しながら述べる。
アドレスA0〜An(n=11)とローアドレスストローブ(RASの反転信号)信号をローアドレスバッファ72に、またアドレスA0〜Anとカラムアドレスストローブ(CSAの反転信号)信号をカラムアドレスバッファ回路78に供給する。カラムアドレスバッファ回路78からのアドレス信号がカラムデコーダ77に供給され、書き込み回路WC1、WC2,WC3,・・・,WC64のカラム(列)選択信号WAi(i=1,2,3,・・・,64)がスイッチトランジスタQ4n−1,Q5n−1〜Q4n−64,Q5n−64の各ペアーゲートに接続され、カラム選択信号に応じて特定のカラムが選択される。
一方、ロー(列)選択のためのアドレス信号A0〜A5はローアドレスバッファ72に供給され、たとえばA0,A1をサブワードデコーダ52A,52Bに供給し、アドレスA2〜A5をメインワードデコーダ73に供給する。メインワードデコーダ73とサブワードデコーダ74A,74Bの組み合わせによりワード線Wl1,Wl2,Wl3,・・・,W64から特定のワード線が選択される。具体的には、メインワードデコーダ73は各列に配列された複数のメモリセルをまとめたものを選択するようにしている。このメインワードデコーダ73で行方向のラインを選択するが、メモリセルの数が多いのでレベルシフト回路75(レベルシフタ−1,レベルシフタ−2、レベルシフタ−3・・・)を用いてドライブできるようにしていて、このレベルシフト回路75(レベルシフタ−1,レベルシフタ−2、レベルシフタ−3,・・・)はメインワードデコーダ73の入力電圧1.2Vを3.2Vへドライブ電圧を高くして各メモリセルをドライブする。
サブワードデコーダ74A,74Bで各列に配列された複数のメモリセルの中から1個のメモリを選択する。
そして、各列方向のメモリセルはWAiでスイッチトランジスタ(Q4n−i,Q5n−i)をON/OFFしてビット線対BLi,XBLiを選択して列が確定する。その交点のセルが選択され、データの読み書きが行われる。
一方、ロー(列)選択のためのアドレス信号A0〜A5はローアドレスバッファ72に供給され、たとえばA0,A1をサブワードデコーダ52A,52Bに供給し、アドレスA2〜A5をメインワードデコーダ73に供給する。メインワードデコーダ73とサブワードデコーダ74A,74Bの組み合わせによりワード線Wl1,Wl2,Wl3,・・・,W64から特定のワード線が選択される。具体的には、メインワードデコーダ73は各列に配列された複数のメモリセルをまとめたものを選択するようにしている。このメインワードデコーダ73で行方向のラインを選択するが、メモリセルの数が多いのでレベルシフト回路75(レベルシフタ−1,レベルシフタ−2、レベルシフタ−3・・・)を用いてドライブできるようにしていて、このレベルシフト回路75(レベルシフタ−1,レベルシフタ−2、レベルシフタ−3,・・・)はメインワードデコーダ73の入力電圧1.2Vを3.2Vへドライブ電圧を高くして各メモリセルをドライブする。
サブワードデコーダ74A,74Bで各列に配列された複数のメモリセルの中から1個のメモリを選択する。
そして、各列方向のメモリセルはWAiでスイッチトランジスタ(Q4n−i,Q5n−i)をON/OFFしてビット線対BLi,XBLiを選択して列が確定する。その交点のセルが選択され、データの読み書きが行われる。
上述したレベルシフト回路75(レベルシフタ−1,レベルシフタ−2、レベルシフタ−3,・・・)の具体回路は、たとえば図1、図3の示したレベルシフト回路10,30を使用することができる。
まず、レベルシフト回路10を図1の半導体記憶装置50に用いた実施態様例について述べる。
XRAS(RASの反転信号)信号をCTRL signal発生回路14に供給し、これに同期したCTRL signalをレベルシフト回路10のNMOSトランジスタQ2,Q5の両ゲートに供給する。CTRL signal発生回路14からの出力信号とメインワードデコーダ53から出力されたワード信号がタイミング信号発生回路13に供給され、所定時間遅延しかつ出力電圧の“H”レベルをvoltageBに調整した入力信号IN(たとえば1.2V)が出力される。
XRAS信号が“H”レベルの期間、レベルシフト回路10は動作状態となり、入力信号INが供給されると出力電圧がvoltageA(たとえば3.2V)のワード線ドライブ用信号が出力される。
一方XRAS信号が“L”レベルになると、NMOSトランジスタQ2,Q5の両ゲートに供給するCTRL siganalが“L”レベルであるからOFF動作し、このレベルシフト回路10は完全にOFFする。
このように、メインワードデコーダ73の後段に図1に示すレベルシフト回路10の回路構成を用いることにより、レベルシフタ−1,レベルシフタ−2,レベルシフタ−3,・・・、はスタンバイ時において、スタンバイ(リーク)電流を大幅に削減している。
まず、レベルシフト回路10を図1の半導体記憶装置50に用いた実施態様例について述べる。
XRAS(RASの反転信号)信号をCTRL signal発生回路14に供給し、これに同期したCTRL signalをレベルシフト回路10のNMOSトランジスタQ2,Q5の両ゲートに供給する。CTRL signal発生回路14からの出力信号とメインワードデコーダ53から出力されたワード信号がタイミング信号発生回路13に供給され、所定時間遅延しかつ出力電圧の“H”レベルをvoltageBに調整した入力信号IN(たとえば1.2V)が出力される。
XRAS信号が“H”レベルの期間、レベルシフト回路10は動作状態となり、入力信号INが供給されると出力電圧がvoltageA(たとえば3.2V)のワード線ドライブ用信号が出力される。
一方XRAS信号が“L”レベルになると、NMOSトランジスタQ2,Q5の両ゲートに供給するCTRL siganalが“L”レベルであるからOFF動作し、このレベルシフト回路10は完全にOFFする。
このように、メインワードデコーダ73の後段に図1に示すレベルシフト回路10の回路構成を用いることにより、レベルシフタ−1,レベルシフタ−2,レベルシフタ−3,・・・、はスタンバイ時において、スタンバイ(リーク)電流を大幅に削減している。
つぎに、レベルシフト回路30を図1の半導体記憶装置50に用いた実施態様例について述べる。
XRAS(RASの反転信号)信号をCTRL signal発生回路31に供給し、これに同期したCTRL signalxをレベルシフト回路30のPMOSトランジスタQ11,Q15対のゲートに、またCTRL signalzをNMOSトランジスタQ13,Q17対のゲートにそれぞれ供給する。
CTRL signal発生回路31からの出力信号とメインワードデコーダ53から出力されたワード信号がタイミング信号発生回路32に供給され、所定時間遅延しかつ出力電圧の“H”レベルをvoltageBに調整した入力信号IN−1(たとえば1.2V)が出力される。
XRAS信号が“L”レベル(ローアクティブとする)の期間に対応して発生された制御信号CTRL signalxは“H”レベル、CTRL signalzが“L”レベルとなる。すると、PMOSトランジスタQ11,Q15対のゲートは“L”レベルであるからON動作状態となり、またNMOSトランジスタQ13,Q17対のゲートは“H”レベルであるからON動作状態となる。
この状態で、入力信号IN−1が供給されると出力電圧がvoltageA(たとえば3.2V)のワード線ドライブ用信号が出力される。
一方XRAS信号が“H”レベルになると、制御信号CTRL signalxは“L”レベル、CTRL signalzが“H”レベルとなる。すると、PMOSトランジスタQ11,Q15対のゲートは“H”レベルであるからOFF動作状態となり、またNMOSトランジスタQ13,Q17対のゲートは“L”レベルであるからOFF動作状態となる。
この状態でレベルシフト回路30は動作がOFFしているので、入力信号IN−1に関係なくワードライン制御用信号は出力されない。
XRAS(RASの反転信号)信号をCTRL signal発生回路31に供給し、これに同期したCTRL signalxをレベルシフト回路30のPMOSトランジスタQ11,Q15対のゲートに、またCTRL signalzをNMOSトランジスタQ13,Q17対のゲートにそれぞれ供給する。
CTRL signal発生回路31からの出力信号とメインワードデコーダ53から出力されたワード信号がタイミング信号発生回路32に供給され、所定時間遅延しかつ出力電圧の“H”レベルをvoltageBに調整した入力信号IN−1(たとえば1.2V)が出力される。
XRAS信号が“L”レベル(ローアクティブとする)の期間に対応して発生された制御信号CTRL signalxは“H”レベル、CTRL signalzが“L”レベルとなる。すると、PMOSトランジスタQ11,Q15対のゲートは“L”レベルであるからON動作状態となり、またNMOSトランジスタQ13,Q17対のゲートは“H”レベルであるからON動作状態となる。
この状態で、入力信号IN−1が供給されると出力電圧がvoltageA(たとえば3.2V)のワード線ドライブ用信号が出力される。
一方XRAS信号が“H”レベルになると、制御信号CTRL signalxは“L”レベル、CTRL signalzが“H”レベルとなる。すると、PMOSトランジスタQ11,Q15対のゲートは“H”レベルであるからOFF動作状態となり、またNMOSトランジスタQ13,Q17対のゲートは“L”レベルであるからOFF動作状態となる。
この状態でレベルシフト回路30は動作がOFFしているので、入力信号IN−1に関係なくワードライン制御用信号は出力されない。
このように、半導体記憶装置50に使用したレベルシフト回路30は、レベルシフト回路10のスタンバイ電流低減化を考慮した回路である。
上述したように、高電圧電源からの接続に対し、さらにもう一段トランジスタを設け、スタンバイ時にこのトランジスタをOFFし電源からの供給を遮断することにより、よりスタンバイ電流の低減をはかることができる。
上述したように、高電圧電源からの接続に対し、さらにもう一段トランジスタを設け、スタンバイ時にこのトランジスタをOFFし電源からの供給を遮断することにより、よりスタンバイ電流の低減をはかることができる。
10,30,200,250…レベルシフト回路、11,12,33,34…インバータ、13,32…タイミング信号発生回路、50,70,150…半導体記憶装置、51,72,151…ローアドレスバッファ回路、52A,52B…サブワードデコーダ、53,73…メインワードデコーダ、55,75,153…レベルシフタ(レベルシフト回路)、54,80,154…メモリセルアレイ(MA)、60,77,160…カラムデコーダ、61,78,161…カラムアドレスバッファ回路、Q1,Q4,Q11,Q12,Q15,Q16,Q21,Q31,Q32,Q34,Q35…PMOSトランジスタ、Q2,Q3,Q5,Q6,Q13,Q14,Q17,Q18,Q22,Q23,Q33,Q36…NMOSトランジスタ、MC11〜MCmn…メモリセル、SA1〜SAn…センス・アンプ、WC1〜WCn…書き込み回路、WB1〜WBn…書き込みバッファ、WL1〜WLm,X0〜X63…ワード線、BL1〜BLn,XBL1〜XBLn,b0〜b63,Xb0〜Xb63…ビット線、WD1〜WDn,XWD1〜XWDn…書き込みデータ線
Claims (32)
- 第1の信号レベルを有する入力信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器を所定期間動作させる制御信号が入力され、前記増幅器の出力経路をオン・オフする制御回路と、
前記制御回路から出力された第2の信号レベルを有する出力信号を保持する保持回路と
を有するレベルシフト回路。 - 前記制御回路はオン動作のとき、前記増幅器の出力電圧を制限する
請求項1記載のレベルシフト回路。 - 前記増幅器は第1と第2のトランジスタを有し、前記保持回路は前記制御回路がオンのとき前記第1と第2のトランジスタの出力信号を保持するためのラッチ回路を有する
請求項1記載のレベルシフト回路。 - 前記第1と第2のトランジスタはN型電界効果トランジスタを有し、前記ラッチ回路はP型電界効果トランジスタを有する
請求項3記載のレベルシフト回路。 - 前記第1と第2のトランジスタはゲート絶縁型電界効果トランジスタを有し、前記ラッチ回路の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜より薄く構成された
請求項4記載のレベルシフト回路。 - 前記第1の信号レベルを有する入力信号は前記第2の信号レベルを有する出力信号より低く設定された
請求項1記載のレベルシフト回路。 - 第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、
前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、該第1と第2のトランジスタを所定期間動作させる制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、
前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路と
を有するレベルシフト回路。 - 前記ラッチ回路は第5と第6のトランジスタを有する
請求項7記載のレベルシフト回路。 - 前記第1から第4のトランジスタは電界効果トランジスタを有する
請求項7記載のレベルシフト回路。 - 前記ラッチ回路に含まれる第5と第6のトランジスタはゲート絶縁型電界効果トランジスタを有し、前記第1と第2のトランジスタのゲート絶縁型トランジスタの絶縁膜は前記第3から第6の絶縁型トランジスタの絶縁膜より薄く構成された
請求項9記載のレベルシフト回路。 - 前記第1の信号レベルを有する入力信号は前記第2の信号レベルを有する出力信号より低く設定された
請求項7記載のレベルシフト回路。 - 第1の信号レベルを有する入力信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器を第1の期間動作させる第1の制御信号が入力され、該第1の制御信号に応じて前記増幅器の出力経路をオン・オフする第1の制御回路と、
前記制御回路から出力された第2の信号レベルを有する出力信号を保持する保持回路と、
前記保持回路の出力と基準電位間に設けられ、第2の期間動作させる第2の制御信号に応じてオン・オフ制御する第2の制御回路と
を有するレベルシフト回路。 - 前記第1と第2の制御回路がオン動作のとき、前記第1の制御回路は前記増幅器の出力電圧を制限する
請求項12記載のレベルシフト回路。 - 前記増幅器は第1と第2のトランジスタを有し、前記保持回路は前記第1と第2の制御回路がオンのとき前記第1と第2のトランジスタの出力信号を保持するためのラッチ回路を有する
請求項12記載のレベルシフト回路。 - 前記第1と第2のトランジスタはN型電界効果トランジスタを有し、前記ラッチ回路はP型電界効果トランジスタを有する
請求項12記載のレベルシフト回路。 - 前記第1と第2のトランジスタのゲート絶縁型電界効果トランジスタは、前記ラッチ回路のゲート絶縁型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜より薄く構成された
請求項15記載のレベルシフト回路。 - 前記第1の信号レベルを有する入力信号は前記第2の信号レベルを有する出力信号より低く設定された
請求項12記載のレベルシフト回路。 - 第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、
前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、第1の期間動作させる第1の制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、
前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路と、
前記ラッチ回路と基準電位間に接続され、第2の期間動作させる第2の制御信号が供給され該第2の制御信号に応じて前記ラッチ回路の出力と前記基準電位間をオン・オフする第5と第6のトランジスタと
を有するレベルシフト回路。 - 前記ラッチ回路は第7と第8のトランジスタを有する
請求項18記載のレベルシフト回路。 - 前記第1から第4のトランジスタはN型電界効果トランジスタを有する
請求項18記載のレベルシフト回路。 - 前記第1と第2のトランジスタのゲート絶縁型電界効果トランジスタは、前記ラッチ回路のゲート絶縁型電界効果トランジスタのゲート絶縁膜より薄く構成された
請求項20記載のレベルシフト回路。 - 前記第1の信号レベルを有する入力信号は前記第2の信号レベルを有する出力信号より低く設定された
請求項18記載のレベルシフト回路。 - 複数のビット線と、
前記複数のビット線を介してアクセスされる複数のメモリセルと、
前記メモリセルが前記ビット線を介してアクセスされるとき、該メモリセルに保持される信号に応じた前記ビット線の信号をそれぞれ増幅するセンスアンプと、
ワードデコーダに接続されアドレス信号に応じてワード線を選択し前記メモリセルを選択するレベルシフト回路と、
前記メモリセルから前記ビット線を介してデータを読み出し、または前記メモリセルに前記ビット線を介してデータを書き込む読み出し/書き込み回路とを有し、
前記レベルシフト回路は、
第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、
前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、第1の期間動作させる制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、
前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路と
を有する半導体記憶装置。 - 前記ラッチ回路は第5と第6のトランジスタを有する
請求項23記載の半導体記憶装置。 - 前記第1から第4のトランジスタはN型電界効果トランジスタを有する
請求項23記載の半導体記憶装置。 - 前記ラッチ回路に含まれる第5と第6のトランジスタはゲート絶縁型電界効果トランジスタを有し、前記第1と第2のトランジスタのゲート絶縁型トランジスタの絶縁膜は前記第3から第6の絶縁型トランジスタの絶縁膜より薄く構成された
請求項25記載の半導体記憶装置。 - 前記第1の信号レベルを有する入力信号は前記第2の信号レベルを有する出力信号より低く設定された
請求項23記載の半導体記憶装置。 - 複数のビット線と、
前記複数のビット線を介してアクセスされる複数のメモリセルと、
前記メモリセルが前記ビット線を介してアクセスされるとき、該メモリセルに保持される信号に応じた前記ビット線の信号をそれぞれ増幅するセンスアンプと、
ワードデコーダに接続されアドレス信号に応じてワード線を選択し前記メモリセルを選択するレベルシフト回路と、
前記メモリセルから前記ビット線を介してデータを読み出し、または前記メモリセルに前記ビット線を介してデータを書き込む読み出し/書き込み回路とを有し、
前記レベルシフト回路は、
第1の信号レベルを有する第1の入力信号が入力される第1のトランジスタと、
前記第1の入力信号を反転した第2の入力信号が入力される第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの出力に接続され、第1の期間動作させる第1の制御信号に応じてオン・オフ動作し、オン動作のとき第2の信号レベルの出力信号を出力する第3と第4のトランジスタと、
前記第3と第4のトランジスタからの出力信号を保持するラッチ回路と、
前記ラッチ回路と基準電位間に接続され、第2の期間動作させる第2の制御信号が供給され該第2の制御信号に応じて前記ラッチ回路の出力と前記基準電位間をオン・オフする第5と第6のトランジスタと
を有する半導体記憶装置。 - 前記ラッチ回路は第7と第8のトランジスタを有する
請求項28記載の半導体記憶装置。 - 前記第1から第4のトランジスタはN型電界効果トランジスタを有する
請求項28記載の半導体記憶装置。 - 前記ラッチ回路に含まれる第7と第8のトランジスタはゲート絶縁型電界効果トランジスタを有し、前記第1から第6のトランジスタはゲート絶縁型電界効果トランジスタを有し、前記第1と第2のゲート絶縁型トランジスタのゲート絶縁膜は前記第3から第8のゲート絶縁型電界効果トランジスタの絶縁膜より薄く構成された
請求項29記載の半導体記憶装置。 - 前記第1の信号レベルを有する入力信号は前記第2の信号レベルを有する出力信号より低く設定された
請求項28記載の半導体記憶装置。
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2004
- 2004-09-02 JP JP2004255516A patent/JP2006073098A/ja active Pending
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