JP2006072855A - 形状簡略化装置、形状簡略化方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

形状簡略化装置、形状簡略化方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方式で3D形状データを用いて図面データを作成することができる形状簡略化装置、方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供する。
【解決手段】形状簡略化装置は、表示される3D(three Dimension)形状の部分の指定、および3D形状に関する形状パラメータの指定を受け付けるGUI部1と、GUI部1が受け付けた形状パラメータを閾値として3D形状の部分を抽出する形状抽出部2と、形状抽出部2が抽出した3D形状の部分の除去の指定を受け付け、かつGUI部1が指定を受け付けた3D形状の部分の非除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って除去および非除去の処理を施す形状除去部3と、を備える。
【選択図】 図1

Description

3D(three Dimension)形状データを簡略化する形状簡略化装置、形状簡略化方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
一般に、技術系などの指示書、手順書、マニュアル等におけるイラスト図の作成に3D CAD(three Dimension Computer Aided Design)データを利用することによって、イラスト図を作成する手間を省くことが良く行われている。このようにCADデータを利用してイラスト図を作成する場合、3D CADデータが持つ微小な詳細形状の図面は指示書、手順書、マニュアル等における図面の理解の妨げになるため、説明のポイントとなる部分のみ詳細を残したまま、それ以外の部分の形状を簡略することが広く行われる。
このような3D形状を簡略化する方法として、3Dから2Dの線描画情報を取り出し、2Dの線分の編集により簡略化することが行われているが、この方法の場合、同じ説明内容について異なる視点から描画された図に対して、それぞれの図について同じ部分を簡略化しなければならない。これに対して、あらかじめ3Dデータを簡略化しておけば、どのような視点からの描画に際しても、同じデータを利用することができるので、優れた方法であるといえる。このような3Dの微小な形状を削除して簡略化する方法としては、簡略化する部分を個々に指定して修正する技術が考えられている(特許文献1)。
また、3Dの微小形状の削除において、例えば半径5mm以下のネジ穴は削除するというような閾値を指定して一括して簡略化する技術が示されている(特許文献2)。
特開平6−259505号公報 特開平6−103339号公報
特許文献1の技術においては、簡略するための部位を、ユーザが個々に指定する必要があり、非常に繁雑な作業が必要となってくる。
特許文献2の技術においては、一括して削除してしまうために、説明のため残しておきたい詳細部分まで簡略化してしまうことが生じる。このため、閾値を指定して削除するだけでは、必要な簡略化した形状を求めることは困難であった。また、残しておきたい必要な部分を指定することができないという問題があった。
さらに、3D CADデータは、設計変更により形状が変更されてしまい、特に設計の初期段階では頻繁に設計変更が発生する。このような設計変更が生じた場合、以前に3Dで作成した図面も、再度作成し直さなければならず、以前の3Dを使って図面を作成する際に実行した簡略化の手順を、新しい3D形状データに対して再度実行しなければならないという問題点があった。
本発明は以上の問題に鑑みてなされ、その目的は、簡易な方式で3D形状データを用いて図面データを作成することができる形状簡略化装置、方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、形状簡略化装置であって、表示される3D(three Dimension)形状の部分の指定、および3D形状に関する形状パラメータの指定を受け付けるGUI(Graphical User Interface)手段と、前記GUI手段が受け付けた前記形状パラメータを閾値として3D形状の部分を抽出する形状抽出手段と、前記形状抽出手段が抽出した前記3D形状の部分の除去の指定を受け付け、かつ前記GUI手段が指定を受け付けた3D形状の部分の非除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って除去および非除去の処理を施す形状除去手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の形状簡略化装置において、前記形状除去手段は、前記形状抽出手段が抽出した前記3D形状の部分の非除去の指定を受け付け、かつ前記GUI手段が指定を受け付けた3D形状の部分の除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って非除去および除去の処理を施すものであることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の形状簡略化装置において、前記形状除去手段が除去した形状の情報を保存する除去情報保存手段と、前記除去情報保存手段が保存した除去形状の情報を読み込む読込手段と、をさらに備え、前記形状除去手段は、前記読込手段が読み込んだ除去形状と合致する形状を除去する処理を施すものであることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の形状簡略化装置において、前記形状除去手段は、前記読込手段が読み込んだ除去形状と合致する形状を除去しないものであることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の形状簡略化装置において、前記GUI手段は、表示される前記3D形状の部分を指示する球体、楕円体、直方体、および正多面体を含む3D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の形状簡略化装置において、前記GUI手段は、表示される前記3D形状の部分を指示する円、楕円、および矩形を含む2D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項4〜6のいずれか1つに記載の形状簡略化装置において、前記GUI手段は、前記ポインタが見掛け上包含する3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項5〜7のいずれか1つに記載の形状簡略化装置において、前記GUI手段は、前記ポインタを、表示された前記3D形状の見掛けの表面上のみに移動可能に表示して、前記指定を受け付けることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか1つに記載の形状簡略化装置において、前記形状抽出手段は、指定された形状パラメータを閾値として受け付けた場合、受け付けた前記閾値に関連する形状特性を探索して、前記3D形状の部分を抽出するものであることを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1〜9のいずれか1つに記載の形状簡略化装置において、前記GUI手段は、前記形状抽出手段が抽出した除去対象を表示し、表示された除去対象に対して、操作者による除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの設定入力を受け付けるものであり、前記形状除去手段は、前記GUI手段が受け付けた上記設定入力に従って除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの処理を施すものであることを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項3〜10のいずれか1つに記載の形状簡略化装置において、前記除去情報保存手段は、前記形状除去手段によって除去された形状の情報を、直方体、球、円柱、および円錐を含む幾何情報、および穴、突起を含むつながりを示す位相情報の少なくともいずれかを含む形状の特徴情報として保存するものであることを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11に記載の形状簡略化装置において、前記除去情報保存部は、該除去された形状に関する特徴情報を、3D形状の属性情報として保存するものであることを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項12に記載の形状簡略化装置において、前記除去情報保存手段は、前記3D形状の属性情報としてXML(eXtensible Markup Language)を使用した情報として保存するものであることを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、形状簡略化方法であって、GUI(Graphical User Interface)において表示される3D(three Dimension)形状の部分の指定、および3D形状に関する形状パラメータの指定を受け付ける指定工程と、前記指定工程で受け付けた前記形状パラメータを閾値として3D形状の部分を抽出する形状抽出工程と、前記形状抽出工程で抽出した前記3D形状の部分の除去の指定を受け付け、かつ前記指定工程で指定を受け付けた3D形状の部分の非除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って除去および非除去の処理を施す形状除去工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項14に記載の形状簡略化方法において、前記形状除去工程は、前記形状抽出工程で抽出した前記3D形状の部分の非除去の指定を受け付け、かつ前記指定工程で指定を受け付けた3D形状の部分の除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って非除去および除去の処理を施すものであることを特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項14または15に記載の形状簡略化方法において、前記形状除去工程で除去した形状の情報を保存する除去情報保存工程と、前記除去情報保存工程で保存した除去形状の情報を読み込む読込工程と、をさらに含み、前記形状除去工程は、前記読込工程で読み込んだ除去形状と合致する形状を除去する処理を施す指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、請求項16に記載の形状簡略化方法において、前記形状除去工程は、前記読込工程で読み込んだ除去形状と合致する形状を除去しない指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、請求項14〜17のいずれか1つに記載の形状簡略化方法において、前記指定工程は、前記GUIにおいて表示される前記3D形状の部分を指示する球体、楕円体、直方体、および正多面体を含む3D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項19にかかる発明は、請求項14〜17のいずれか1つに記載の形状簡略化方法において、前記指定工程は、前記GUIにおいて表示される前記3D形状の部分を指示する円、楕円、および矩形を含む2D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項20にかかる発明は、請求項17〜19のいずれか1つに記載の形状簡略化方法において、前記指定工程は、前記GUIにおいて前記ポインタが見掛け上包含する3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする。
また、請求項21にかかる発明は、プログラムであって、請求項14〜20のいずれか1つに記載の形状簡略化方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、GUI手段が、表示される3D(threeDimension)形状の部分の指定、および3D形状に関する形状パラメータの指定を受け付け、形状抽出手段が、受け付けた形状パラメータを閾値として3D形状の部分を抽出し、形状除去手段が、抽出した3D形状の部分の除去の指定を受け付け、かつGUI手段が指定を受け付けた3D形状の部分の非除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って除去および非除去の処理を施す。この構成によって、GUI手段から形状パラメータを閾値として入力して一括して形状除去し、かつ非除去の形状を個別に指定することにより、3Dデータからイラスト等の図面を作成する際に、3D形状の詳細部を一括して除去しかつ非除去部分を個別に指定して残すことができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、形状除去手段は、形状抽出手段が抽出した3D形状の部分の非除去の指定を受け付け、かつGUI手段が指定を受け付けた3D形状の部分の除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って非除去および除去の処理を施す。この構成によって、GUI手段から形状パラメータを閾値として入力して一括して非除去処理に指定し、かつ除去する形状を個別に指定することにより、3Dデータからイラスト等の図面を作成する際に、3D形状の詳細部を一括して非除去とし、かつ除去する部分を個別に指定して除去することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、除去情報保存手段が、形状除去手段が除去した形状の情報を保存し、読み込み手段が、除去情報保存手段が保存した除去形状の情報を読み込み、形状除去手段は、読込手段が読み込んだ除去形状と合致する形状を除去する処理を施す。この構成によって、除去した形状の情報を保存して読み出し、形状除去手段は以前と同じ形状除去処理を施すことによって、設計変更に伴うモデル形状の変更に対しても、簡易な操作で以前と同じ除去処理を施すことができる形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、形状除去手段は、読込手段が読み込んだ除去形状と合致する形状を除去しない。この構成によって、請求項3の場合とは逆に、非除去とした形状の情報を保存して読み出し、形状除去手段は以前と同様に非除去として処理を施すことによって、設計変更に伴うモデル形状の変更に対しても、簡易な操作で以前と同様に非除去として処理を施すことができる形状簡略化装置を提供するという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、GUI手段は、表示される3D形状の部分を指示する球体、楕円体、直方体、および正多面体を含む3D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、ポインタを介して3D形状の部分の指定を受け付ける。この構成によって、3D形状のポインタの大きさを閾値と見なして操作者は形状を指定することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、GUI手段は、表示される3D形状の部分を指示する円、楕円、および矩形を含む2D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、ポインタを介して3D形状の部分の指定を受け付ける。この構成によって、2D形状のポインタの大きさを閾値と見なして操作者は形状を指定することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、GUI手段は、ポインタが見掛け上包含する3D形状の部分の指定を受け付ける。この構成によって、ポインタが3D形状を見掛け上包含するか否かでもって閾値判定して操作者は形状を指定することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、GUI手段は、ポインタを、表示された3D形状の見掛けの表面上のみに移動可能に表示して、指定を受け付ける。この構成によって、ポインタが3D形状の内部に見掛け上潜り込むことなく、見掛けの表面上にのみ移動可能であるので、操作者は形状を指定する操作においてポインタを形状の表面上に意識して移動させる必要なく、不要な神経を使うことなく形状を指定することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、形状抽出手段は、指定された形状パラメータを閾値として受け付けた場合、受け付けた閾値に関連する形状特性を探索して、3D形状の部分を抽出する。この構成によって、形状パラメータを閾値として指定するだけで、関連する形状を含めて指定できるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、GUI手段は、形状抽出手段が抽出した除去対象を表示し、表示された除去対象に対して、操作者による除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの設定入力を受け付け、形状除去手段は、GUI手段が受け付けた上記設定入力に従って除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの処理を施す。この構成によって、一括除去処理の対象を表示して、操作者は表示された対象に対して除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの設定を入力することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化装置を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、除去情報保存手段は、形状除去手段によって除去された形状の情報を、直方体、球、円柱、および円錐を含む幾何情報、および穴、突起を含むつながりを示す位相情報の少なくともいずれかを含む形状の特徴情報として保存する。この構成によって、上記の特性情報を用いた情報を読み出して同様の除去処理を施すことによって、設計変更に伴うモデル形状の変更に対しても、上記特性情報を用いた情報に基づいて簡易な操作で以前と同じ除去処理を施す形状簡略化装置を提供できるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、除去情報保存部は、該除去された形状に関する特徴情報を、3D形状の属性情報として保存する。この構成によって、3D形状の特性情報を用いた情報を読み出して同様の除去処理を施すことによって、設計変更に伴うモデル形状の変更に対しても、3D形状の特性情報を用いた情報に基づいて簡易な操作で以前と同じ除去処理を施す形状簡略化装置を提供できるという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、除去情報保存手段は、3D形状の属性情報としてXML(eXtensible Markup Language)を使用した情報として保存する。この構成によって、特性情報としてXMLを用いた情報を読み出して同様の除去処理を施すことによって、設計変更に伴うモデル形状の変更に対しても、特性情報としてXMLを用いた情報に基づいて簡易な操作で以前と同じ除去処理を施す形状簡略化装置を提供できるという効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、GUIが、表示される3D(three Dimension)形状の部分の指定、および3D形状に関する形状パラメータの指定を受け付け、受け付けた形状パラメータを閾値として3D形状の部分を抽出し、抽出した3D形状の部分の除去の指定を受け付け、かつGUIが指定を受け付けた3D形状の部分の非除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って除去および非除去の処理を施す。この構成によって、形状パラメータを閾値として入力して一括して形状除去し、かつ非除去の形状を個別に指定することにより、3Dデータからイラスト等の図面を作成する際に、3D形状の詳細部を一括して除去しかつ非除去部分を個別に指定して残すことができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、3D形状の部分の非除去の指定を受け付け、かつ指定を受け付けた3D形状の部分の除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って非除去および除去の処理を施す。この構成によって、形状パラメータを閾値として入力して一括して非除去処理に指定し、かつ除去する形状を個別に指定することにより、3Dデータからイラスト等の図面を作成する際に、3D形状の詳細部を一括して非除去とし、かつ除去する部分を個別に指定して除去することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、除去した形状の情報を保存しておき、保存しておいた除去形状の情報を読み込み、読み込まれた除去形状と合致する形状を除去する処理を施す。この構成によって、除去した形状の情報を保存して読み出し、以前と同じ形状除去処理を施すことによって、設計変更に伴うモデル形状の変更に対しても、簡易な操作で以前と同じ除去処理を施す形状簡略化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、非除去とした形状の情報を保存しておき、保存しておいた非除去とされた形状の情報を読み込み、読み込まれた非除去とされた形状と合致する形状を非除去とする処理を施す。この構成によって、以前と同様に非除去とした形状の情報に基づいて非除去とする処理を施すことによって、設計変更に伴うモデル形状の変更に対しても、簡易な操作で以前と同じ非除去とする処理を施す形状簡略化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項18にかかる発明によれば、GUIにおいて表示される3D形状の部分を指示する球体、楕円体、直方体、および正多面体を含む3D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、ポインタを介して3D形状の部分の指定を受け付ける。この構成によって、3D形状のポインタの大きさを閾値と見なして操作者は形状を指定することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項19にかかる発明によれば、GUIにおいて表示される2D形状の部分を指示する円、楕円、および矩形を含む2D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、ポインタを介して3D形状の部分の指定を受け付ける。この構成によって、2D形状のポインタの大きさを閾値と見なして操作者は形状を指定することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項20にかかる発明によれば、ポインタが見掛け上包含する3D形状の部分の指定を受け付ける。この構成によって、ポインタが3D形状を見掛け上包含するか否かでもって閾値判定して操作者は形状を指定することができるので、ユーザにとって簡便で分かり易い表示と操作によって適切で効率の良い形状簡略化が可能な形状簡略化方法を提供することができるという効果を奏する。
また、請求項21にかかる発明によれば、請求項14〜20のいずれか1つに記載の形状簡略化方法をコンピュータに実行させるので、コンピュータにおいて請求項14〜20のいずれか1つに記載の形状簡略化方法を実行させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる形状簡略化装置、形状簡略化方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の説明において、本発明の実施の形態による形状簡略化装置として、CAD装置などに適用可能な形状簡略化装置を例に挙げて説明するが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
(1.実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による形状簡略化装置の機能的ブロック図である。形状簡略化装置は、GUI(Graphical User Interface)部1、形状抽出部2、形状除去部3、マウス11、キーボード12、モニタ13、および格納部14を備える。
GUI部1は、格納部14に格納された3Dデータを読み込んで、モニタ13に表示させる。GUI部1がモニタ13上に表示した3Dデータに対して、ユーザが除去したい部分、または除去したくない部分をマウス11等を利用して指定する。また、ユーザは、除去対象を指定するための閾値をキーボード12から入力する。
GUI部1は、ユーザによるマウス11による指定入力およびキーボード12からの入力を受け付け、受け付けたそれぞれの入力を形状抽出部2に送る。
形状抽出部2は、GUI部1から入力された閾値によって3Dデータを判別し、3Dデータのうちから除去対象を抽出する。形状抽出部2が抽出した除去対象は、形状除去部3に送られる。
形状除去部3は、形状抽出部2によって抽出された除去対象のデータを除去する。また、形状除去部3は、GUI部1が受け付けた除去対象の情報に従って除去処理を施す。
また、形状除去部3は、GUI部1によって非除去対象であるとの指定を受け付けられた非除去対象の情報に従って、3Dデータから非除去の処理を施す。非除去対象の処理を施された3Dデータは、形状除去部3が除去処理を施す際には、除去されずに残る。
また、形状除去部3によって除去対象となる形状情報を、モニタ13上に表示し、除去前にユーザによるマウス11あるいはキーボード12からは確認入力を、GUI部1は受け付ける。
格納部14は、除去処理を施す3Dデータを格納し、GUI部1がユーザなどによる読み込み入力を受け付けて読み込む。
図2は、形状簡略化装置による処理によって形状が部分的に簡略化されることを説明する図である。図3は、モニタ上で形状簡略化の入力を受け付けることを説明する図である。図4は、形状簡略化装置による簡略化処理において、指定された部分が削除されずに残されることを説明する図である。
図2に示すように、格納部14からGUI部1を介して読み込んだ3Dデータ120aが、モニタ13に表示されている。ここで、図3に示されたモニタ13に表示の入力画面141から、穴であって、半径の指定141aが選択され、閾値としてキーボード12からは閾値が2.0mmであることが入力される。これらの入力によって、形状抽出部2は半径が2.0mm以下の穴を有する形状を抽出し、形状除去部3は抽出されたデータを除去する。除去された図形120bは、モニタ13に表示される。
ここで、モニタ13およびマウス11を介して、表示された最初の図形130a(図4)に対して、ユーザは非除去を指定する入力を行うことができる。図4に示すように、穴部131および132がマウス11を介して非除去の指定をされると、GUI部1は非除去の指定入力を受け付け、受け付けられた非除去の指定入力によって形状除去部3は、除去対象から除いて除去処理を施す。これによって、形状除去部3は指定された部分の形状を非除去とすることができ、穴部131および132が非除去のまま残される(図4)。
図5は、実施の形態1による形状簡略化手順を説明するフローチャートである。GUI部1は、形状パラメータの指定を受け付け状態にあって(ステップS101)、操作者が、例えば穴の半径が2mm以下であるというような除去対象を指定する形状パラメータを入力すると、該形状パラメータを受け付けて(ステップS101のYes)、形状抽出部2は、形状パラメータを閾値として除去対象を抽出する(ステップS102)。GUI部1が形状パラメータを受け付けない場合は、そのまま待機する(ステップS101のNo)。
GUI部1はモニタ13に除去対象を表示させ(ステップS103)、操作者からの除去処理の実行を受付状態にあって(ステップS104)、受け付けた場合(ステップS104のYes)、形状除去部3は形状抽出部2による抽出に従って除去処理を行う(ステップS105)。
形状除去部3は、除去対象をGUI部1に送ってモニタ13に表示させて、除去して良いか否かをユーザに確認させる入力を受け付ける(ステップS106)。
一方、GUI部1が操作者からの除去処理の実行を受け付けない場合(ステップS104のNo)、GUI部1は更なる除去対象が選択されたか、あるいは非除去対象が選択されたかを検出動作に入る(ステップS106)。
ユーザが除去対象を変更したい場合は、GUI部1にて除去対象としたい形状を選択したり、あるいは除去対象としない形状を選択して入力する(ステップS106のYes)。GUI部1が受け付けた選択入力に従って形状抽出部2は抽出処理を施して(ステップS107)、その結果をGUI部1はモニタ13に表示させる(ステップS108)。そして、ユーザがもうこれ以上変更する必要がない場合、処理実行を入力するので、GUI部1は処理実行の指定を受け付け(ステップS104のYes)、既述の選択された除去対象、もしくは非除去対象は形状除去部3に送られて除去または非除去の処理を施される(ステップS105)。
ここで、あらかじめGUI部1にて除去対象または非除去対象を選択した後、閾値による除去対象の抽出を行うという順序で、手順を実行しても良い。
なおGUI部1は、形状抽出部2が抽出した除去対象を表示し、表示された除去対象に対して、操作者による除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの設定入力を受け付けるものとすることが望ましい。
本発明は、以上に説明したように、GUIという簡便な操作によって閾値指定を行い一括簡略化し、また、簡略化したい部分および簡略化したくない形状を個別に指定できるので、3Dデータから図面を作成する手間を軽減することができる。特に、形状を簡略化しながら図面を作成する手間を軽減することができる。
(2.実施の形態2)
図6は、実施の形態2による形状簡略化装置の機能的ブロック図である。実施の形態2による形状簡略化装置が実施の形態1と異なるのは、除去情報保存部24および除去情報読込部25を備えて、形状除去の処理の結果保存された除去情報を使って、形状処理を行う点である。
除去情報保存部24は、形状除去部23から送られる除去対象の情報をファイル等の形で格納部14bに保存する。
除去情報読込部25は、除去情報保存部24によって格納部14bに保存された除去情報を読み込み、除去対象の情報を形状除去部23に送る。形状除去部23は、除去情報読込部25によって送られてきた除去対象に従って、3Dデータに対して除去処理を施す。ここでまた、形状除去部23によって除去された情報は、除去情報保存部24によってファイル等で格納部14bに保存される。
また、3Dデータ変更に伴って除去情報読込部25からの情報が、何らかの理由によって形状除去部23によっては除去不可能な、即ち無効な場合、GUI部1は、除去不可能な情報をモニタ13上に表示して、ユーザからの選択入力を受け付ける。
一般に、3D形状データが、設計変更などによって変更されている場合がよく起きる。その場合は、除去情報読込部25が、過去において除去して格納部14bに格納されている除去データを読み込んだとしても、変更後の3Dデータと比較して除去対象が有効でない場合が起きる場合がある。このような場合、除去対象が有効でないとの情報をGUI部1に送りモニタ13に表示させて、ユーザに注意を与えることができる。あるいは、ユーザに対して他の選択入力を受け付ける表示を行うことができる。
図7は、実施の形態2による形状簡略化装置による3Dデータ形状の簡略化処理を説明する図である。3D形状データが格納部14bから読み込まれてモニタ13に表示されている。ここで、3D形状データは、最初のものと異なった設計変更がなされており、表示されている3D形状170aには、3D形状130a新たに穴部171,172,および173が書き加えられたものである。そして、過去において半径が所定の閾値以下の穴部は、削除処理を施されたことがあるものとする。
ここで、操作者の操作によって、除去情報読込部25は過去に除外処理された形状データを読み出し、形状除去部23に送る。形状除去部23は、除外処理された形状データをGUI部1に送信し、GUI部1はモニタ13に表示させる。図7に示した3D形状170bにおける穴部a1〜a11は、過去に除去された部分として赤い色で表示され、一括して削除処理されようとしていることを表示する。それと共に、新たに設計変更された穴部171〜173が色を変えて、例えば青色で3D形状107bにおいて穴部171b〜173bとして表示される。操作者はマウス11を介して、穴部171b〜173bを削除、あるいは非削除の選択入力をすることができる。今、操作者は削除の選択入力をした場合、GUI部1は該削除の入力を受け付けて、赤色で示された削除を設定された穴部a1〜a11とともに削除処理を施される。その結果、3D形状170aは、図2に示した3D形状120bと同様のものとなって表示される。
図8は、実施の形態2による形状簡略化装置において除去処理を施された形状情報を保存することを説明するフローチャートである。図5において説明したステップS105では形状除去部23は除去対象を除去する。除去情報保存部24は、形状除去部23によって除去された形状データを格納部14bにファイル等の形式で格納し(ステップS201)、終了する。
図9は、実施の形態2による形状簡略化手順を説明するフローチャートである。操作者は、除去情報読み込みの指定を入力する。除去情報読込部25は、除去情報を読み込みの指定入力を受け付けた否かを検出状態にあって(ステップS301)、検出した場合(ステップS301のYes)、除去情報読込部25は、格納部14bにファイル等で保存された除去情報を読み込み、読み込んだ除去情報を形状除去部23に送る(ステップS302)。
形状除去部23は、読み込んだ除去情報に該当する部分を抽出し(ステップS303)、GUI部1は形状除去部23が除去する部分としてモニタ13に表示する(ステップS304)。この時、3Dデータが設計変更などによって変更されていて除去情報保存時とは異なる場合は、除去情報のうち現在の3Dデータに対して適用できない除去情報について、GUI部1を通してユーザにその旨告知するために表示する。
GUI部1は、操作者からの処理実行の入力を受け付けたか否かを検出状態にあり(ステップS305)、操作者は処理実行を入力すると受け付けて(ステップS305のYes)、形状除去部23が除去を施し(ステップS306)、除去情報保存部24は処理した情報を保存して(ステップS307)、終了する。
一方、GUI部1が操作者から処理の実行の入力を受け付けなかった場合(ステップS305のNo)、操作者から除去対象について非除去、あるいは、非除去対象についての除去などの選択を待ち受け(ステップS308)、受け付けた場合(ステップS308のYes)。形状除去部23は受け付けた選択に従って処理を施す(ステップS309)。
GUI部1は形状除去部23が処理した結果を表示し(ステップS310)、ステップS305に戻る。そして操作者から処理実行の入力を受け付けた場合(ステップS305のYes)、既述のようにステップS306以下へと進む。
保存された除去情報を利用して処理を施した場合も、GUI部1にて除去対象または非除去対象の選択を受け付けたり、除去時の情報を除去情報保存部24に格納させる。次の処理のための情報としてファイル等に保存しておくと、次の処理を施す場合に利用できるからである。
このように、形状除去部23が除去した情報を除去情報保存部24が保存し、保存された除去情報を読み込んで、除去処理を施そうとする3D形状データに対して除去対象として表示させて処理を施すことができるので、効率よく迅速に作業の手間を軽減して形状簡略化の処理を施すことができる。
また、設計変更による3Dデータの変更があった場合、以前の簡略化時の情報を属性情報として抽出し保存してそれを再利用することで、設計変更後の3Dデータに対して同じ簡略化の手順を適用することによって、3Dデータから図面作成の手間を軽減することができる。
また、設計変更による3Dデータの変更部分を提示して、操作者に選択させることができるので、正確に効率よく迅速に、また作業の手間を軽減して除去処理を施すことができる。
(3.実施の形態3)
実施の形態3による形状簡略化装置は、GUI部が、マウスと連動するポインタの形状を、2Dあるいは3Dの広がりのある形状として表示させ、この広がりのある形状によって3D形状の部分を指示する。特に、ポインタが3D形状の見掛け上の形状部分を包含する位置に移動して表示されることによって、除去あるいは非除去の指定の受け付けを明瞭に判別できるようになる。
ポインタの形状は、GUI部1において生成して制御し、モニタ13上に表示させる。
除去対象または非除去対象を指定するために、モニタ13の表示上において例えば、矩形、円、楕円などの2D形状とする。2Dのポインタ形状に指定しようとする3D形状が含まれるか否かによって、指定するかしないかを操作者が明瞭に判定できる。
図10は、2Dポインタによって突起した形状を指定することを説明する図である。操作者は、図10に示したように、マウスに連動する2Dポインタ301を移動させて3D形状330aにおける突起物302を指定する。ここで、2Dポインタは円形をしており、操作者はこの円形の大きさを閾値の目安として、円形に収まる形状を除去あるいは非除去処理に指定する。
また、除去対象または非除去対象を指定するために、モニタ13の表示上において例えば、球、楕円体、直方体、正多面体などの3D形状とする。3Dのポインタ形状に指定しようとする3D形状が含まれるか否かによって、指定するかしないかを操作者が明瞭に判定できる。
図11は、3Dポインタによって突起した形状を指定することを説明する図である。操作者は、図11に示したように、球形をなしてマウスに連動する3Dポインタ401を移動させて3D形状400aにおける突起物402を指定する。ここで、3Dポインタは見掛け上球形をしており、操作者はこの球形の見掛けの大きさを閾値の目安として、球形に収まる形状を除去あるいは非除去処理に指定する。
上記の2Dポインタあるいは3Dポインタの見掛けの形状の大きさを変えることによって、除去もしくは非除去対象の閾値の目安とすることができる。3D形状を大きく設定することによって、閾値を高く設定でき、その逆の場合は、閾値を低く設定できる。これによって大きな、あるいは、小さな3D形状を選択することができる。
(4.実施の形態4)
実施の形態4による形状簡略化装置は、GUI部が、マウスと連動するポインタをモニタ表示上の簡略化処理を施そうとする対象の3D形状の表示された形状の見掛けの表面上を移動させる。
一般に、3D形状には奥行きがあるため、モニタ13上でのポインタを移動させた場合、操作者が意図する位置ではない位置を占めることが起きうる。この場合、例えば3面図表示のような複数方向から表示させたり、ポインタを移動させつつ適宜視点を移動させて、常に、ポインタが操作者の意図した位置にあるか否かを確認する必要がある。このように複数視点で表示させると一般に、描画のパフォーマンスが低下してしまう。
そのため、頻繁に視点を移動させることなく、意図した位置にポインタを移動させる方法として、対象とする3D形状の見掛けの表面上に沿ってのみ移動させ、かつそのように表示させることが望ましい。本発明は、3D形状の微小部分を除去、もしくは非除去の部分として選択して指定することを目的としているため、3D形状の表面上に沿ってのみ移動するという制約条件を課したとしても、実際の選択作業上においては問題となることはない。
図12は、実施の形態3による形状簡略化装置のポインタ移動を説明する図である。モニタ13に表示された3D形状500において、ポインタ502a,b,およびcは、常に見掛けの表面上を移動するように構成されている。このように、表示されるポインタを、3D形状の見掛けの表面上のみを移動させるように表示することによって、3D形状500の内部にポインタが、見掛け上潜り込むことがないので、指定しようとする突起形状501を操作者は容易に指定できる。
ここで、形状抽出部2が閾値を指定する方法としては、例えば、半径0.5cm以下のネジ穴、容積1cm3の突起形状、などの指定方法が可能である。具体的に指定した閾値に従って、削除対象の形状を取得する方法は、ネジ穴等の属性情報があらかじめ3Dデータに付加されている場合は、それらの情報を利用することができる。そのような属性情報が付加されていない場合は、幾何情報を利用する。
図13は、閾値の指定によって抽出された削除対象が表示される例を説明する図である。3D形状600aにおいて、閾値が指定されて、部分601が該閾値によって抽出される。ここでは、突起状部材602bに閾値によって抽出された半径の穴部601を有するものが、例えば色づけされて表示される。
ここで例えば、半径○○以下の穴、といった指定では、円柱面の幾何情報をもつ面を調べ、その半径が指定した閾値以下であり、さらに穴が指定された場合ならば、円柱の軸方向に面の法線ベクトルが向いているものを抽出すればよい。
また、3Dデータに位相情報、面と面、面と稜線、稜線と頂点などの関係が存在すれば、それらの関係を利用することで、より簡単に閾値以下の形状部位を求めることが可能である。
例えば、体積○○以下の穴、といった指定では、穴の入り口部分は、形のつながり上のトポロジー的な位相上で穴を含む面に属する面として管理される。このため、上記穴を含む面に属する面を探索し、探索された面に接続するすべての面と、穴の出口部の面とを取得する。次に、穴の入り口部、出口部に対応する面は、それぞれその面を含む面の方向に面を生成し、それ以外の面は向きを反転することで、穴部の形状を抽出することができ、体積を算出することができる。
図14は、実施の形態3の形状簡略化装置の形状抽出部が閾値を指定して形状を抽出することを説明する図である。処理を施す対象となる3D形状700aに対して、GUI部1から閾値がキーボード12を介して入力されると、形状抽出部2によって形状の部分701が抽出されて、該当する部分702として色を変えるなどして表示される。GUI部1が除去処理を施すか否かの入力を受け付け、除去する入力を受け付けると、形状除去部23が除去処理を施し、施した結果の3D形状700cをGUI部1はモニタ13に表示させる。
なお、除去情報保存部が3D形状の属性情報をXML(eXtensible Markup Language)を使用して保存することが望ましい。
図15は、実施の形態4による形状簡略化装置の除去情報保存部が保存するXMLファイルの一例を示す模式図である。XML(eXtensible Markup Language)形式のファイルで除去情報保存部に格納することによって、汎用性を確保できるからである。
(5.実施の形態による形状簡略化装置のハードウェア構成)
図16は、実施の形態による形状簡略化装置のハードウェア構成図である。本実施の形態の形状簡略化装置は、CPU1601などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)1602やRAM1603などの記憶装置と、HDD1604、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、操作・表示部である入力インタフェース1606、キーボード1612、スキャナ1613およびモニタ1614と、通信装置1608およびバス1607と、を備えており、通常のコンピュータを利用するハードウェア構成となっている。
また、ROM1602には、形状簡略化装置のコンピュータに、上述した各ステップ(工程)、各部を実行させるための形状簡略化プログラムが格納されている。
なお、形状簡略化プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。この場合、CPU1601が上記記憶媒体から形状簡略化プログラムを読み出して主記憶装置上にロードすることで、形状簡略化装置に上述した各ステップ(工程)および各部を実現させる。
また、形状簡略化プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。または、形状簡略化プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供若しくは配布するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる形状簡略化装置、形状簡略化方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムは、3D形状を簡略化する技術に有用であり、特にCADで用いる3D形状データの形状を簡略化して図面を作成する技術に有用である。
本発明の実施の形態1による形状簡略化装置の機能的ブロック図である。 形状簡略化装置による処理によって形状が部分的に簡略化されることを説明する図である。 モニタ上で形状簡略化の入力を受け付けることを説明する図である。 形状簡略化装置による簡略化処理において、指定された部分が削除されずに残されることを説明する図である。 実施の形態1による形状簡略化手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2による形状簡略化装置の機能的ブロック図である。 実施の形態2による形状簡略化装置による3Dデータ形状の簡略化処理を説明する図である。 実施の形態2による形状簡略化装置において除去処理を施された形状情報を保存することを説明するフローチャートである。 実施の形態2による形状簡略化手順を説明するフローチャートである。 2Dポインタによって突起した形状を指定することを説明する図である。 3Dポインタによって突起した形状を指定することを説明する図である。 実施の形態3による形状簡略化装置のポインタ移動を説明する図である。 閾値の指定によって抽出された削除対象が表示される例を説明する図である。 実施の形態3の形状簡略化装置の形状抽出部が閾値を指定して形状を抽出することを説明する図である。 実施の形態4による形状簡略化装置の除去情報保存部が保存するXMLファイルの一例を示す模式図である。 実施の形態による形状簡略化装置のハードウェア構成図である。
符号の説明
1 GUI部
2 形状抽出部
3、23 形状除去部
11 マウス
12 キーボード
13 モニタ
14、14b 格納部
24 除去情報保存部
25 除去情報読込部

Claims (21)

  1. 表示される3D(three Dimension)形状の部分の指定、および3D形状に関する形状パラメータの指定を受け付けるGUI(Graphical User Interface)手段と、
    前記GUI手段が受け付けた前記形状パラメータを閾値として3D形状の部分を抽出する形状抽出手段と、
    前記形状抽出手段が抽出した前記3D形状の部分の除去の指定を受け付け、かつ前記GUI手段が指定を受け付けた3D形状の部分の非除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って除去および非除去の処理を施す形状除去手段と、
    を備えたことを特徴とする形状簡略化装置。
  2. 前記形状除去手段は、前記形状抽出手段が抽出した前記3D形状の部分の非除去の指定を受け付け、かつ前記GUI手段が指定を受け付けた3D形状の部分の除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って非除去および除去の処理を施すものであることを特徴とする請求項1に記載の形状簡略化装置。
  3. 前記形状除去手段が除去した形状の情報を保存する除去情報保存手段と、
    前記除去情報保存手段が保存した除去形状の情報を読み込む読込手段と、をさらに備え、
    前記形状除去手段は、前記読込手段が読み込んだ除去形状と合致する形状を除去する処理を施すものであることを特徴とする請求項1または2に記載の形状簡略化装置。
  4. 前記形状除去手段は、前記読込手段が読み込んだ除去形状と合致する形状を除去しないものであることを特徴とする請求項3に記載の形状簡略化装置。
  5. 前記GUI手段は、表示される前記3D形状の部分を指示する球体、楕円体、直方体、および正多面体を含む3D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の形状簡略化装置。
  6. 前記GUI手段は、表示される前記3D形状の部分を指示する円、楕円、および矩形を含む2D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の形状簡略化装置。
  7. 前記GUI手段は、前記ポインタが見掛け上包含する3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の形状簡略化装置。
  8. 前記GUI手段は、前記ポインタを、表示された前記3D形状の見掛けの表面上のみに移動可能に表示して、前記指定を受け付けることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の形状簡略化装置。
  9. 前記形状抽出手段は、指定された形状パラメータを閾値として受け付けた場合、受け付けた前記閾値に関連する形状特性を探索して、前記3D形状の部分を抽出するものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の形状簡略化装置。
  10. 前記GUI手段は、前記形状抽出手段が抽出した除去対象を表示し、表示された除去対象に対して、操作者による除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの設定入力を受け付けるものであり、
    前記形状除去手段は、前記GUI手段が受け付けた上記設定入力に従って除去、非除去、確認、選択、およびトグルの少なくともいずれか1つの処理を施すものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の形状簡略化装置。
  11. 前記除去情報保存手段は、前記形状除去手段によって除去された形状の情報を、直方体、球、円柱、および円錐を含む幾何情報、および穴、突起を含むつながりを示す位相情報の少なくともいずれかを含む形状の特徴情報として保存するものであることを特徴とする請求項3〜10のいずれか1つに記載の形状簡略化装置。
  12. 前記除去情報保存部は、該除去された形状に関する特徴情報を、3D形状の属性情報として保存するものであることを特徴とする請求項11に記載の形状簡略化装置。
  13. 前記除去情報保存手段は、前記3D形状の属性情報としてXML(eXtensible Markup Language)を使用した情報として保存するものであることを特徴とする請求項12に記載の形状簡略化装置。
  14. GUI(Graphical User Interface)において表示される3D(three Dimension)形状の部分の指定、および3D形状に関する形状パラメータの指定を受け付ける指定工程と、
    前記指定工程で受け付けた前記形状パラメータを閾値として3D形状の部分を抽出する形状抽出工程と、
    前記形状抽出工程で抽出した前記3D形状の部分の除去の指定を受け付け、かつ前記指定工程で指定を受け付けた3D形状の部分の非除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って除去および非除去の処理を施す形状除去工程と、
    を含むことを特徴とする形状簡略化方法。
  15. 前記形状除去工程は、前記形状抽出工程で抽出した前記3D形状の部分の非除去の指定を受け付け、かつ前記指定工程で指定を受け付けた3D形状の部分の除去の指定を受け付けて、受け付けたそれぞれの指定に従って非除去および除去の処理を施すものであることを特徴とする請求項14に記載の形状簡略化方法。
  16. 前記形状除去工程で除去した形状の情報を保存する除去情報保存工程と、
    前記除去情報保存工程で保存した除去形状の情報を読み込む読込工程と、をさらに含み、
    前記形状除去工程は、前記読込工程で読み込んだ除去形状と合致する形状を除去する処理を施す指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項14または15に記載の形状簡略化方法。
  17. 前記形状除去工程は、前記読込工程で読み込んだ除去形状と合致する形状を除去しない指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項16に記載の形状簡略化方法。
  18. 前記指定工程は、前記GUIにおいて表示される前記3D形状の部分を指示する球体、楕円体、直方体、および正多面体を含む3D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項14〜17のいずれか1つに記載の形状簡略化方法。
  19. 前記指定工程は、前記GUIにおいて表示される前記3D形状の部分を指示する円、楕円、および矩形を含む2D形状を有してマウスの動きに対応するポインタを表示させて、前記ポインタを介して前記3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項14〜17のいずれか1つに記載の形状簡略化方法。
  20. 前記指定工程は、前記GUIにおいて前記ポインタが見掛け上包含する3D形状の部分の指定を受け付けるものであることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1つに記載の形状簡略化方法。
  21. 請求項14〜20のいずれか1つに記載の形状簡略化方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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