JP2006072422A - 情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次著作物となる楽曲などのコンテンツの著作権と、そのコンテンツの原著作物の著作権とを適切に保護することができるようにする。
【解決手段】 トラック1乃至トラックnの複数のトラックにより構成される楽音データを、トラックLとトラックRの2つのトラックにミックスダウンする場合、トラック1乃至トラックnのデータの使用(利用)状況が記述された利用状況保持トラックを生成する。利用状況保持トラックには、トラック1乃至トラックnのそれぞれのデータの使用時間の情報と、トラック1乃至トラックnのそれぞれに設定された一次著作権情報である著作権情報1乃至著作権情報nが含まれる。ミックスダウンが終了した後、トラックL、トラックR、および利用状況保持トラックに対して、ミックスダウンを行ったユーザを著作権者とする二次著作権情報が設定される。本発明は、デジタルミキサーに適用することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体に関し、特に、二次著作物となる楽曲などのコンテンツの著作権と、そのコンテンツの原著作物の著作権とを適切に保護することができるようにする情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体に関する。
従来の音楽配信は、個別に録音された複数トラックからなるオーディオデータを、いわゆるミックスダウン(もしくは、トラックダウンとも称される)という手法を用いてステレオ化(すなわち2つのチャンネルに変更)し、レコードやCDといった記憶媒体に記憶させて販売することが主流であった。通常、一般のリスナーは、音楽を、CD、カセットテープ、レコード、その他の媒体を用いて聴いている。これらは、いずれも現在は2チャンネル、つまりステレオのメディアである。よって、4〜48以上のトラック数を、編集して、2トラック(すなわち、2チャンネルのステレオ)に変更するミックスダウンが行われる。
このような、記録媒体を介した音楽配信に対して、最近では、楽音データを消費者に流通するビジネスとして、ステレオ化されたデジタルのオーディオデータに対して、エンコード(圧縮・符号化)を施して、インターネットに接続されたサーバに配置し、インターネットを介して、ユーザが所望の楽曲データをダウンロードし、デコード(解凍・復号)を行うことにより再生するという、新たな音楽配信方法が普及し始めている。
例えば、ドラム、ベース、ピアノ、およびボーカルから構成される楽曲を製作する場合、まず、レコーディングスタジオにドラム、ベース、ピアノのそれぞれの演奏者、およびボーカリストが集められ、ドラマーによって演奏されたドラムパート、ベーシストによって演奏されたベースパート、ピアニストによって演奏されたピアノパート、およびボーカリストによって演奏されたボーカルパートが、それぞれデジタルオーディオレコーダによって録音される。楽曲プロデューサは、録音された4つのパートのオーディオトラックを、デジタルオーディオレコーダからそれぞれ再生し、各パートのレベルを調整しながら、2トラックのデータに合成する。従来、インターネットを介して配信される楽音データも、CD(Compact Disk)や、MD(Mini Disk)に記録され、販売されている楽音データと同様に、ステレオ信号にミックスダウンされたものである。
また、デジタルオーディオデータによる音楽配信サービスの普及に伴い、例えば、作曲、編曲といった、楽曲の作成に精通したユーザからは、ミックスダウンされた後の完成された音楽を聴くのみではなく、複数パートからなる楽曲のうち、特定のパートだけを取り出して聞いたり、その特定パートを編集したり、新たなパートを加えるといった、ミックスダウン後の編集不可能な楽音データでは実現できない、新たな要求が高まっている。
例えば、上述したドラム、ベース、ピアノ、ボーカルからなる楽曲データにおいて、ピアニストが、その楽曲データに含まれているピアノパートのみを取り出して、そのパートのみの楽音データを聞いたり、編集したいという要求である。しかしながら、上述したように、ミックスダウン後の楽音データからは、ピアノパートのみの楽音データを取り出すことはできない。
そこで出願人は、複数のトラックからなる楽音データにおいて、個々のトラックを独立して管理し、個々のトラックの著作権情報を付加して配信する方法を提案した(例えば、特許文献1参照)。
これにより、ユーザは、楽曲のなかの所望のパート(例えば、ピアノ)のみを取り出して聞いたり、編集することができるとともに、ユーザにより利用されたパートに対応するトラックの著作権情報に基づいて、例えば、課金を行うなど、適切に楽曲の著作権を保護することができる。
一方、近年では、インターネットなどを利用したフリーマーケット、アフェリエイトサービスなどのように、ユーザ自身がネットワークを利用したビジネスを手掛ける機会が増えており、当然、ユーザが自分で作成した楽音データなどのコンテンツを、ネットワークを介して販売することもできる。
そこで、例えば、クラブDJなど、楽曲の編集に精通したユーザが、特許文献1に記載された技術を利用して、素材となるオーディオデータを、複数のトラックのオーディオデータとして収集し、これら複数のトラックのオーディオデータをユーザ自身がミックスダウン(リミックス)し、リミックスした楽音データを、Webを介して配信したいというニーズも高まっている。
特開2001−229281号公報
しかしながら、リミックスした楽曲を配信(販売)する場合、権利者の許諾を得る必要がある。たとえば、ユーザがある楽曲のピアノのパートに他の音を加えて編集した場合、編集された作品(楽曲)は、ピアノのパートを原著作物とする二次著作物となり、二次著作物の著作者はユーザとなるが、同時にピアノのパートの演奏者も編集された作品の権利者となる。すなわち、リミックスされた作品はユーザの作品であるが、もともとの作品(原著作物)の権利者も、二次著作物(リミックスされた新しい作品)についての権利を同等に持っていることになる。
従来の技術では、二次著作物であるリミックスされた楽曲の著作権を管理できないという課題があり、また、リミックスされた楽曲における原著作物の著作権を適切に保護できないという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、二次著作物となる楽曲などのコンテンツの著作権と、そのコンテンツの原著作物の著作権とを適切に保護することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データを生成する第1の生成手段と、第1の生成手段により生成された楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックを生成する第2の生成手段と、第1の生成手段により生成された楽音データ、および第2の生成手段により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報を設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
原著作物である複数のトラックからなる楽音データのそれぞれのトラックに、トラックのデータを作成した作成者を著作権者とする第2の著作権情報が設定されているようにすることができる。
前記第1の著作権情報または第2の著作権情報には、少なくとも、前記第1の著作権情報または第2の著作権情報が設定されているデータを再生できる回数を表す再生回数制限の情報と、前記第1の著作権情報または第2の著作権情報が設定されているデータの単位時間あたりの使用料金を表す情報とが含まれるようにすることができる。
前記第1の生成手段により生成された楽音データを再生する場合、第1の著作権情報に基づいて、楽音データの再生可否が判定されるようにすることができる。
使用情報トラックには、少なくとも、複数のトラックのそれぞれのデータの使用時間に関する情報と、複数のトラックのそれぞれのトラックに対応する第2の著作権情報とが含まれるようにすることができる。
前記第1の生成手段により生成された楽音データを再生する場合、使用情報トラックに含まれる使用時間に関する情報、および第2の著作権情報に基づいて、一次著作権使用料が算出され、第1の著作権情報に基づいて、二次著作権使用料が算出され、一次著作権使用料、および二次著作権使用料に基づいて、楽音データの再生に対する課金情報が生成されるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データを生成する第1の生成ステップと、第1の生成ステップの処理により生成された楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックを生成する第2の生成ステップと、第1の生成ステップの処理により生成された楽音データ、および第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報を設定する設定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データの生成を制御する第1の生成制御ステップと、第1の生成制御ステップの処理により生成された楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックの生成を制御する第2の生成制御ステップと、第1の生成制御ステップの処理により生成された楽音データ、および前記第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報の設定を制御する設定制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データの生成を制御する第1の生成制御ステップと、第1の生成制御ステップの処理により生成された楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックの生成を制御する第2の生成制御ステップと、第1の生成制御ステップの処理により生成された楽音データ、および第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報の設定を制御する設定制御ステップとをコンピュータに実行させるプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データが、複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集され、複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データが生成され、生成された楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックが生成され、生成された楽音データ、および使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報が設定される。
本発明によれば、二次著作物となる楽曲などのコンテンツの著作権と、そのコンテンツの原著作物の著作権とを適切に保護することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載した発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書には記載されているが、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明が、全て請求されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出願、または追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理装置は、ユーザ(例えば、楽曲の編集に精通したユーザ)の操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データ(例えば、図4のマルチトラックの楽音データ)を、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラック(例えば、図8のトラックLとトラックR)からなる楽音データを生成する第1の生成手段(例えば、図7のステップS23の処理を実行する図6の楽音データ混合処理部76)と、前記第1の生成手段により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラック(例えば、図8の利用状況保持トラック)を生成する第2の生成手段(例えば、図7のステップS24の処理を実行する図6の楽音データ混合処理部76)と、前記第1の生成手段により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成手段により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報(例えば、図8の二次著作権情報)を設定する設定手段(例えば、図7のステップS27の処理を実行する図6の著作権情報処理部74)とを備える。
請求項2に記載の情報処理装置は、原著作物である前記複数のトラックからなる楽音データのそれぞれのトラックに、前記トラックのデータを作成した作成者(例えば、演奏家)を著作権者とする第2の著作権情報(例えば、図4の著作権情報1乃至著作権情報n)が設定されているようにすることができる。
請求項3に記載の情報処理装置は、前記第1の著作権情報または第2の著作権情報には、少なくとも、前記第1の著作権情報または第2の著作権情報が設定されているデータを再生できる回数を表す再生回数制限の情報(例えば、図5の再生回数制限)と、前記第1の著作権情報または第2の著作権情報が設定されているデータの単位時間あたりの使用料金を表す情報(例えば、図5の使用料)とが含まれるようにすることができる。
請求項4に記載の情報処理装置は、前記第1の生成手段により生成された楽音データを再生する場合、前記第1の著作権情報に基づいて、前記楽音データの再生可否が判定される(例えば、図11のステップS55の処理により判定される)ようにすることができる。
請求項5に記載の情報処理装置は、使用情報トラックには、少なくとも、前記複数のトラックのそれぞれのデータの使用時間に関する情報(例えば、図9の「IN」と「OUT」の組み合わせにより記述されるデータ)と、前記複数のトラックのそれぞれのトラックに対応する前記第2の著作権情報(例えば、図9の著作権情報1乃至著作権情報n)とが含まれるようにすることができる。
請求項6に記載の情報処理装置は、前記第1の生成手段により生成された楽音データを再生する場合、前記使用情報トラックに含まれる前記使用時間に関する情報、および前記第2の著作権情報に基づいて、一次著作権使用料が算出され(例えば、図14のステップS139の処理により算出され)、前記第1の著作権情報に基づいて、二次著作権使用料が算出され(例えば、図14のステップS141の処理により算出され)、前記一次著作権使用料、および前記二次著作権使用料に基づいて、前記楽音データの再生に対する課金情報が生成される(例えば、図14のステップS142の処理により生成される)ようにすることができる。
請求項7に記載の情報処理方法は、ユーザ(例えば、楽曲の編集に精通したユーザ)の操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データ(例えば、図4のマルチトラックの楽音データ)を、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラック(例えば、図8のトラックLとトラックR)からなる楽音データを生成する第1の生成ステップ(例えば、図7のステップS23の処理)と、前記第1の生成ステップの処理により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラック(例えば、図8の利用状況保持トラック)を生成する第2の生成ステップ(例えば、図7のステップS24の処理)と、前記第1の生成ステップの処理により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報(例えば、図8の二次著作権情報)を設定する設定ステップ(例えば、図7のステップS27の処理)とを含む。
請求項8に記載のプログラムは、ユーザ(例えば、楽曲の編集に精通したユーザ)の操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データ(例えば、図4のマルチトラックの楽音データ)を、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラック(例えば、図8のトラックLとトラックR)からなる楽音データの生成を制御する第1の生成制御ステップ(例えば、図7のステップS23の処理)と、前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラック(例えば、図8の利用状況保持トラック)の生成を制御する第2の生成制御ステップ(例えば、図7のステップS24の処理)と、前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報(例えば、図8の二次著作権情報)の設定を制御する設定制御ステップ(例えば、図7のステップS27の処理)とをコンピュータに実行させる。
請求項9に記載の記録媒体は、ユーザ(例えば、楽曲の編集に精通したユーザ)の操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データ(例えば、図4のマルチトラックの楽音データ)を、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラック(例えば、図8のトラックLとトラックR)からなる楽音データの生成を制御する第1の生成制御ステップ(例えば、図7のステップS23の処理)と、前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラック(例えば、図8の利用状況保持トラック)の生成を制御する第2の生成制御ステップ(例えば、図7のステップS24の処理)と、前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報(例えば、図8の二次著作権情報)の設定を制御する設定制御ステップ(例えば、図7のステップS27の処理)とをコンピュータに実行させるプログラムが記録されている。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る楽曲利用システムの一実施の形態を示す図である。同図において、録音ユニット11は、個々のトラックの楽音データの入力を受け付け、複数のトラックからからなる(以下、マルチトラックと称する)楽音データを生成する。このとき、生成されるマルチトラックの楽音データに対して、録音ユニット11は、個々のトラックに対応づけて、そのトラックのデータの作成者(例えば、演奏者)を著作権者とする一次著作権情報を付加する。
編集ユニット12は、録音ユニット11により生成された楽音データを編集するユニットであり、例えば、マルチトラックの楽音データを複数取得し、それらの楽音データを素材データとし、素材データのうち、ユーザが所望のトラックのデータを組み合わせるなどして、新たにマルチトラックの楽音データを生成する。そして、生成されたマルチトラックの楽音データを再生し、各トラックのデータを、CD(Compact Disk)や、MD(Mini Disk)に記録され、販売されている楽音データと同様に、2チャンネル(2トラック)のステレオ信号にミックスダウンする。すなわち、ユーザは、編集ユニット12を利用して、楽曲のリミックスを行うことができる。
また、このとき、ミックスダウンされる楽音データに対して、編集ユニット12は、素材となるデータ(各トラックのデータ)の一次著作権情報が含まれるデータを生成するとともに、楽音データの編集を行ったユーザ(例えば、ミキサー、DJなど)を著作権者とする二次著作権情報を付加する。
再生ユニット13は、編集ユニット12により編集(ミックスダウン)された楽音データを取得して、再生するとともに、一次著作権情報と二次著作権情報を管理サーバ31に送信する。
管理サーバ31は、著作権情報に関する情報が集約されて記憶されているサーバであり、録音ユニット11乃至再生ユニット13と通信し、必要に応じて著作権に関する情報の提供などを行う。また、必要に応じて楽音データが管理サーバ31に記憶されるようにしてもよい。
さらに、管理サーバ31は、再生ユニット13から送信される一次著作権情報と二次著作権情報とに基づいて、楽音データの再生の許可または不許可の判定を行い、課金情報の生成などの処理を行う。また、生成された課金情報をユーザと、図示せぬ決済サーバなどに送信して楽音データの利用に対する課金処理の実行を制御する。
録音ユニット11乃至再生ユニット13は、それぞれ通信機能を有しており、それぞれ互いに通信可能となるように構成されるとともに、管理サーバ31と通信可能となるように構成されている。録音ユニット11乃至再生ユニット13は、まとめて1つの筐体(機器)として構成されるようにしてもよいし、それぞれ独立した機器として構成されるようにしてもよい。
また、録音ユニット11乃至再生ユニット13、および管理サーバ31は、それぞれインターネット、LAN(Local Area Network)などのネットワークにより互いに接続されるようにしてもよいし、専用のケーブルなどにより接続されるようにしてもよい。
この例では、例えば、プロミュージシャンなどの演奏家がスタジオにある録音ユニット11を用いて、マルチトラックの楽音データを提供し、編集ユニット12を保有するユーザであって、クラブDJなどの楽曲の編集に精通したユーザが、ネットワークを介して、上述したマルチトラックの楽音データを取得して、取得した楽音データの楽曲をリミックスすることを想定している。また、一般のユーザは、再生ユニット13を保有しており、自分が気に入ったクラブDJによるリミックスの楽音データを、例えば、ネットワークを介して取得して、再生ユニット13を利用して聴くものとする。
なお、この場合、リミックスの楽音データは、録音ユニット11を用いて生成されたマルチトラックの楽音データを原著作物とする、二次著作物となり、原著作物の著作権者は、上述した演奏家となり、二次著作物の著作権者は、上述したクラブDJになる。原著作物の著作権情報が、上述した一次著作権情報に対応し、二次著作物の著作権情報が、上述した二次著作権情報に対応している。
図2は、録音ユニット11の内部構成例を示すブロック図である。同図において、楽音データ入力部51は、マイクなどの入力機器から入力される楽音をデジタルデータに変換し、楽音データ保存部53に出力する。楽音データ保存部53は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成され、楽音データ入力部51から入力された楽音データをトラック単位に保存(記憶)する。
楽音データ出力部52は、必要に応じて、楽音データ保存部53に記憶されている楽音データの表示、再生などを行う。
著作権情報処理部54は、個々のトラックのデータに対応する著作権情報の入力を受け付け、それらの著作権情報を、各トラックのデータに対応づけて、一次著作権情報として付加する。また、著作権情報処理部54は、例えば、各トラックのデータを所定の暗号アルゴリズムで暗号化するための鍵を生成し、その鍵を用いて、各トラックのデータと一次著作権情報とを暗号化し、両者を不可分なデータとする。
通信処理部55は、ネットワーク、ケーブルなどを介して、編集ユニット12、管理サーバ31など他の機器との通信を行う。
次に、図3のフローチャートを参照して、録音ユニット11による一次著作権情報設定処理について説明する。
ステップS1において、楽音データ入力部51は、楽音データ(入力された楽音に基づくデータ)の入力を受け付け、ステップS2において、楽音データの入力が終了したか否かを判定し、まだ楽音データの入力が終了していないと判定された場合、処理は、ステップS1に戻る。
ステップS2において、楽音データの入力が終了したと判定された場合、処理は、ステップS3に進む。このとき、楽音データは、1つの(または複数の)トラックのデータとして楽音データ保存部53に記憶されることになる。
ステップS3において、著作権情報処理部54は、楽音データ保存部53に記憶されている各トラックのデータについて、トラック毎に著作権情報の入力を受け付ける。このとき、著作権情報の入力は、例えば、その楽音データの著作権者(例えば、演奏家)により行われる。
ステップS5において、著作権処理部54は、ステップS3の処理で入力が受け付けられた著作権情報に基づいて、各トラックに一次著作権情報を設定する。これにより、図4に示されるように、一次著作権情報が設定される。
図4は、トラックと著作権情報の例を示す図である。同図に示されるように、トラック1のデータに著作権情報1が対応付けられている。ここで、著作権情報1は、トラック1のデータに対応する楽音を演奏した演奏家を著作権者とする著作権情報となる。
同様に、トラック2乃至トラックnのデータに著作権情報2乃至著作権情報nが対応付けられている。著作権情報2乃至著作権情報nは、トラック2乃至トラックnのデータに対応する楽音を演奏した、それぞれの演奏家を著作権者とする著作権情報となる。
図5は、著作権情報の構成例を示す図である。この例では、著作権情報を構成する項目「著作権者ID」、「使用料」、「再生回数制限」、「コピー回数制限」、「有効期限」、・・・が設けられている。
項目「著作権者ID」は、そのトラックのデータの著作権者を特定する情報であり、その内容は、著作権者を一意に識別可能な番号などが設定される。この例では、「0001」と記載されている。
項目「使用料」は、そのトラックのデータを再生するなどして使用した場合に課金される、時間単位の料金を表す情報であり、その内容は、例えば、1秒あたりの使用料金(円)が設定される。この例では、「1円/秒」と記載されている。
項目「再生回数制限」は、そのトラックのデータを再生できる回数を表す情報であり、この例では、「10回」と記載されている。
項目「コピー回数制限」は、そのトラックのデータをコピー可能な回数を表す情報であり、この例では、「3回」と記載されている。
楽音データは、例えば、DRM(Digital Right Management)などの、コンテンツの著作権の管理システムにより著作権が保護されており、著作権の管理システムに基づいて、再生回数制限、コピー回数制限が設定される。
項目「有効期限」は、この著作権情報の有効期限を表す情報であり、この例では、「2005/12/31(西暦2005年12月31日を表す)」と記載されている。
この他著作権情報として、例えば、リミックスの方法を制限する情報などが必要に応じて設定される。
図4に戻って、このように構成される著作権情報1乃至著作権情報nのそれぞれが、一次著作権情報として、トラック1乃至トラックnのデータに対応づけられて設定(付加)される。
図3に戻って、ステップS5の処理のあと、ステップS6において、著作権情報処理部54は、各トラックのデータを所定の暗号アルゴリズムで暗号化するための鍵(暗号鍵)を生成する。そして、ステップS7において、ステップS6の処理で生成された鍵を用いて、トラックの楽音データと、そのトラックに対応付けられた著作権情報を暗号化する。これにより、トラックのデータと著作権情報とが不可分となる。なお、トラックの楽音データと、そのトラックに対応付けられた著作権情報を暗号化する代わりに、著作権情報に基づいて生成されたメッセージダイジェストなどをトラックのデータに付加することにより、トラックのデータと著作権情報とが不可分となるようにしてもよい。要は、著作権情報の改竄が防止されるようにすればよい。
ステップS8において、著作権情報処理部54は、鍵の情報を著作権情報(またはトラックのヘッダ部分など)に付加し、それらの情報を楽音データ保存部53に記憶する。
このようにして、楽音データを構成する個々のトラックのデータに対して一次著作権情報が設定される。また、一次著作権情報が設定されたマルチトラックの楽音データは、例えば、ネットワークを介して、あるいはまた、管理サーバ31を介して、他のユーザ(例えば、編集ユニット12を保有するユーザ)にも提供される。
図6は、編集ユニット12の内部構成例を示すブロック図である。同図において、楽音データ入力部71は、マイクなどの入力機器から入力される楽音をデジタルデータに変換するとともに、CDやMDなどの記録媒体に記録されている楽音データを取得し、楽音データ保存部73に出力する。楽音データ保存部73は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成され、楽音データ入力部71から入力された楽音データ、または、通信処理部75を介して取得された楽音データをトラック単位に保存(記憶)する。
楽音データ出力部72は、必要に応じて、楽音データ保存部53に記憶されている楽音データの表示、再生などを行う。
楽音データ混合処理部76は、例えば、楽音データ保存部73に記憶されているマルチトラックの楽音データの楽曲をリミックスするなどの編集処理を行う。楽曲のリミックスは、例えば、マルチトラックの楽音データのうち、所望のトラックのデータを所望の部分(時間)だけ取り出して組み合わせるなどして、マルチトラックの楽音データを2チャンネル(2トラック)のステレオ信号のデータにミックスダウンすることにより行われる。
そして、楽音データ混合処理部76は、リミックスされた楽音データを楽音データ保存部73に記憶する。このとき、保存される楽音データには、リミックスの過程で利用されたトラックのデータの利用状況と、それらのトラックに対応づけられた一次著作権情報が含まれる利用状況保持トラックが付加される。なお、利用状況保持トラックについては、図8乃至図10を参照して後述する。
著作権情報処理部74は、楽音データ混合処理部76によりリミックスされた楽音データに対応づけて、入力される二次著作権情報を付加する。また、著作権情報処理部54は、例えば、リミックスされた楽音データを所定の暗号アルゴリズムで暗号化するための鍵を生成し、その鍵を用いて、リミックスされた楽音データと二次著作権情報とを暗号化し、両者を不可分なデータとする。
通信処理部75は、ネットワーク、ケーブルなどを介して、録音ユニット11、再生ユニット13、管理サーバ31など他の機器との通信を行う。
次に、図7のフローチャートを参照して、編集ユニット12による二次著作権情報設定処理について説明する。
ステップS21において、楽音データ混合処理部76は、編集操作の入力を受け付ける。このとき、例えば上述したように、楽曲をリミックスする編集操作の入力が受け付けられる。
ステップS22において、楽音データ混合処理部76は、編集操作が終了したか否かを判定し、まだ、編集操作が終了していないと判定された場合、処理は、ステップS21に戻る。例えば、ユーザにより図示せぬ操作部が操作され、編集の終了が指令されると、ステップS22において、編集操作が終了したと判定され、処理は、ステップS23に進む。
ステップS23において、楽音データ混合処理部76は、マルチトラックの楽音データを、例えば、左右2チャンネルのステレオ信号に対応する2トラックの楽音データにミックスダウンしたミックスダウントラックを生成する。
ステップS24において、楽音データ混合処理部76は、利用状況保持トラックを生成する。
ステップS25において、著作権情報処理部74は、著作権情報の入力を受け付ける。ステップS26において、著作権情報処理部74は、著作権情報の入力が完了したか否かを判定し、まだ著作権情報の入力が完了していないと判定された場合、処理は、ステップS25に戻る。ステップS26において、著作権情報の入力が完了したと判定された場合、処理は、ステップS27に進む。このとき、著作権情報の入力は、例えば、ミックスダウンされた楽音データの著作権者(例えば、編集操作を行ったクラブDJ)により行われる。
ステップS27において、著作権情報処理部74は、ステップS25の処理で入力が受け付けられた著作権情報に基づいて、リミックスされた2トラックの楽音データに二次著作権情報を設定する。
図8乃至図10を参照してさらに詳しく説明する。図8は、マルチトラックの楽音データが2トラックの楽音データにミックスダウンされる例を示す図である。この例では、トラック1乃至トラックnの各トラックにより構成されるマルチトラックの楽音データが、2チャンネルのステレオ信号のうちの左側の信号に対応するデータのトラック(トラックL)と、2チャンネルのステレオ信号のうちの右側の信号に対応するデータのトラック(トラックR)との2トラック(ミックスダウントラック)により構成される楽音データにミックスダウンされている(ステップS23)。なお、トラック1乃至トラックnのデータには、それぞれに対応する一次著作権情報として、著作権情報1乃至著作権情報nが設定されている。
そして、2トラックの楽音データに対応して、上述した利用状況保持トラックが生成され(ステップS24)、二次著作権情報が設定されている(ステップS27)。すなわち、図8に示されるように、マルチトラックの楽音データが2トラックの楽音データにミックスダウンされた場合、ミックスダウン後の2トラックのデータと、利用状況保持トラックに対して二次著作権情報が設定され、ミックスダウンされるマルチトラックの楽音データの各トラックに設定されていた著作権情報は、利用状況保持トラックに含まれることになる。なお、二次著作権情報も、図5を参照して上述した場合と同様に構成されるものとする。
利用状況保持トラックは、例えば、図9に示されるように構成される。この例では、利用状況保持トラックが、トラックLの各トラック利用状況91と、トラックRの各トラック利用状況92により構成されている。
トラックLの各トラック利用状況91には、トラック1乃至トラックnの各トラックの利用状況が記録されており、トラック1の利用状況として、「IN0:00:00 OUT0:20:30」、・・・「IN0:22:00 OUT0:25:30」、・・・と記述されている。これは、トラック1のデータが第1回目に、開始時点(0:00:00)から20分30秒後の時点(0:20:30)までの間利用(使用)され、その後(・・・)、例えば、第n回目に、開始時点から22分後の時点(0:22:00)から、開始時点から25分30秒後の時点(0:25:30)までの間利用(使用)されたことを表している。すなわち、各トラックの利用開始時点と利用終了時点が「IN」と「OUT」の組み合わせで表されている。
そして、トラックLの各トラック利用状況91には、トラック2・・・トラックnに関しても、トラック1の場合と同様に、利用状況が記述されている。
また、トラックLの各トラック利用状況91には、各トラックの一次著作権情報である、著作権情報1乃至著作権情報nが含まれている。このようにすることで、トラックLを再生するとき、各トラックの利用状況と、各トラックの一次著作権情報に基づいて、課金情報を生成することができ、楽音データの利用状況に応じた適正な課金を行うことが可能となる。
なお、トラックRの各トラックの利用状況92も、トラックLの各トラック利用状況91と同様に、各トラックの利用状況が記述されたデータと、各トラックの一次著作権情報により構成されている。
図7に戻って、ステップS27の処理の後、ステップS28において、著作権情報処理部74は、トラックL、トラックR、および利用状況保持トラックのデータを所定の暗号アルゴリズムで暗号化するための鍵(暗号鍵)を生成する。そして、ステップS29において、ステップS28の処理で生成された鍵を用いて、トラックLとトラックRの楽音データと、利用状況保持トラックのデータ、および二次著作権情報を暗号化する。これにより、上述した各トラックのデータと二次著作権情報とが不可分となる。なお、トラックのデータと、二次著作権情報を暗号化する代わりに、二次著作権情報に基づいて生成されたメッセージダイジェストなどをトラックのデータに付加することにより、トラックのデータと著作権情報とが不可分となるようにしてもよい。要は、二次著作権情報の改竄が防止されるようにすればよい。
ステップS30において、著作権情報処理部74は、鍵の情報を著作権情報(またはトラックのヘッダ部分など)に付加し、それらの情報を楽音データ保存部73に記憶する。
このようにして、リミックスされた楽音データに対して二次著作権情報が設定される。また、二次次著作権情報が設定された楽音データは、例えば、ネットワークを介して、あるいはまた、管理サーバ31を介して、他のユーザ(例えば、再生ユニット13を保有するユーザ)にも提供される。
図10は、再生ユニット13の内部構成例を示すブロック図である。同図において、楽音データ保存部112は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などにより構成され、例えば、通信処理部114を介して取得された楽音データをトラック単位に保存(記憶)する。
楽音データ出力部111は、必要に応じて、楽音データ保存部112に記憶されている楽音データの表示、再生などを行う。
著作権情報処理部113は、楽音データ保存部112に記憶されている楽音データの二次著作権情報、および利用状況保持トラックの情報を抽出し、通信処理部114を介して、管理サーバ31に送信する。また、著作権情報処理部113は、管理サーバ31から送信されてくる情報に基づいて、楽音データ出力部111を制御することにより、楽音データの再生を許可したり、または再生を拒絶する(エラーにする)。
通信処理部114は、ネットワーク、ケーブルなどを介して、編集ユニット12、管理サーバ31など他の機器との通信を行う。
次に、図11のフローチャートを参照して、再生ユニット13による楽音データの再生処理について説明する。ここでは、例えば、再生ユニット13により、ネットワークを介して、図8に示されるようなリミックス(ミックスダウン)された楽音データが取得されて、楽音データ保存部112に記憶されているものとし、再生ユニット13のユーザにより、その楽音データの再生が指令されたものとする。
ステップS51において、通信処理部114は、例えば、ネットワークを介して管理サーバ31にログインする。このとき、例えば、ログインに必要となるID、パスワードなどが管理サーバ31に送信される。ステップS52において、通信処理部114は、管理サーバ31にログインできたか否かを判定する。管理サーバ31により、再生ユニット13(再生ユニット13のユーザ)が正しく認証されれば、ログインできたと判定され、処理は、ステップS53に進む。なお、管理サーバ31の処理については、図12を参照して後述する。
ステップS53において、著作権情報処理部113は、通信処理部114を介して楽音データの著作権情報を管理サーバ31に送信する。ここでは、暗号化された楽音データが上述した鍵を用いて復号され、二次著作権情報が抽出されて送信される。
ステップS54において、著作権情報処理部113は、通信処理部114を介して管理サーバ31からの応答を受信する。このとき、例えば、管理サーバ31から、二次著作権情報の再生回数制限に情報に基づく再生可否の判定結果が送信される。
ステップS55において、著作権情報処理部113は、ステップS54で受信した管理サーバ31からの応答に基づいて、楽音データの再生が許可されたか否かを判定し、再生が許可されたと判定された場合、ステップS56に進み、利用状況保持トラックの情報を、管理サーバ31に送信する。
ステップS57において、著作権情報処理部113は、楽音データ出力部111を制御して、楽音データを再生させる。これにより、リミックスされた楽曲が図示せぬスピーカなどから出力され、ユーザはリミックスされた楽曲を聴くことができる。
ステップS58において、著作権情報処理部113は、管理サーバ31から送信される課金情報を、通信処理部114を介して受信し、その情報を、例えば、図示せぬ表示部などを介して表示し、ユーザに通知する。
ステップS59において、通信処理部114は、管理サーバ31からログアウトする。
なお、ステップS52において、ログインできなかったと判定された場合、処理は、ステップ60に進み、エラー処理が実行され、その後処理は終了される。このとき、例えば図示せぬ表示部などを介して管理サーバ31にログインできなかったことが表示され、ユーザに通知される。
また、ステップS55において、再生が許可されなかったと判定された場合、処理は、ステップS61に進み、エラー処理が実行され、その後処理は終了される。このとき、例えば図示せぬ表示部などを介して再生が許可されなかったことが表示され、ユーザに通知される。
このようにして、リミックスされた楽音データが再生される。二次著作権情報と、利用状況保持トラックの情報が管理サーバ31に送信されるようにしてので、二次著作物となるリミックスされた楽音データであっても、一次著作権情報と、二次著作権情報に基づいて、その楽音データの著作権と、原著作物の著作権とを適切に保護することができる。
次に、図12のフローチャートを参照して、管理サーバ31の処理について説明する。この処理は、再生ユニット13において、図11を参照して上述した再生処理が実行されているとき、並行して実行される。
ステップS81において、管理サーバ31は、再生ユニット13からログイン要求があったか否かを判定し、ログイン要求があったと判定されるまで待機する。図11のステップS51において、再生ユニット13が管理サーバ31にログインする処理を実行すると、ステップS81において、ログイン要求があったと判定され、処理は、ステップS82に進む。
ステップS82において、管理サーバ31は、ユーザ(再生ユニット13)を認証する。認証は、例えば、ID、パスワードなどに基づいて行われる。ステップS83において、管理サーバ31は、ステップS82において行われた認証の結果、正当なユーザであったか否かを判定し、正当なユーザであると判定された場合、処理は、ステップS84に進み、再生ユニット13のログインを許可する。
ステップS85において、管理サーバ31は、著作権情報を受信する。このとき、図11のステップS53において、再生ユニット13から送信された二次著作権情報が受信される。
ステップS86において、管理サーバ31は、図13を参照して後述する再生許可判定処理を実行する。これにより、楽音データの再生可否が判定される。
ここで、図13のフローチャートを参照して、図12のステップS86の再生許可判定処理の詳細について説明する。
ステップS111において、管理サーバ31は、ステップS85で受信された著作権情報の再生回数制限(図5)をチェックする。著作権情報の再生回数制限の値は、例えば、その楽音データが再生される都度、1ずつデクリメントされる。
ステップS112において、管理サーバ31は、ステップS111でチェックした再生回数制限の値に基づいて、楽音データを、再生可能か否かを判定する。いまの場合、再生回数制限の値が1以上であれば、楽音データを再生可能と判定される。
ステップS112において、楽音データが再生可能であると判定された場合、処理はステップS113に進み、管理サーバ31は、再生ユニット13に再生許可を表す情報を送信し、これが、図11のステップS54において、管理サーバ31からの応答として、再生ユニット13により受信される。
ステップS113の処理の後、ステップS114において、管理サーバ31は、再生許可を表す情報が送信されたことを表すフラグをオンにする。
一方、ステップS112において、楽音データを再生できないと判定された場合、処理は、ステップS115に進み、管理サーバ31は、再生ユニット13にエラーを送信し、これが、図11のステップS54において、管理サーバ31からの応答として、再生ユニット13により受信される。ステップS115の処理の後、ステップS116において、管理サーバ31は、上述したフラグをオフにする。
このようにして、楽音データの再生の許可が判定される。
図12にもどって、ステップS86の処理の後、ステップS87において、管理サーバ31は、再生が許可されたか否かを判定する。上述したフラグがオンである場合、再生が許可されたと判定され、処理は、ステップS88に進み、管理サーバ31は、図14を参照して後述する課金情報生成処理を実行する。これにより、楽音データの再生に対する課金情報が生成される。
ここで、図14のフローチャートを参照して、図12のステップS88の課金情報生成処理の詳細について説明する。
ステップS131において、管理サーバ31は、利用状況保持トラックの情報をチェックする。このとき、図11のステップS56において、再生ユニット13から送信された利用状況保持トラックの情報がチェックされる。ここでは、図9を参照して上述した場合と同様に、利用状況保持トラックの情報には、トラック1乃至トラックnの利用(使用)状況が記述されたデータが含まれているものとする。
ステップS132において、管理サーバ31は、変数iに値1をセットする。
ステップS133において、管理サーバ31は、i番目のトラックの使用時間(利用時間)を算出する。例えば、変数iの値が1の場合、トラック1の利用状況について、「IN」と「OUT」の組み合わせにより記述されるデータに基づいて、利用開始時点(「IN」)から利用終了時点(「OUT」)までの時間の合計が算出される。
ステップS134において、管理サーバ31は、変数iの値を1だけインクリメントする。ステップS135において、管理サーバ31は、変数iの値がnを超えたか否かを判定し、まだ超えていないと判定された場合、処理は、ステップS133に戻る。すなわち、トラック1乃至トラックnの各トラックの使用時間が算出されるまで、ステップS133乃至S135の処理が繰り返される。
ステップS136において、管理サーバ31は、著作権情報の使用料をチェックする。このとき、利用状況保持トラックに含まれる、トラック1乃至トラックnの各トラックに対応づけられた一次著作権情報である著作権情報1乃至著作権情報nの中の使用料(図5)の内容がチェックされる。ここで使用料は、上述したように、各トラックのデータについて、単位時間あたりの使用料金を表す情報である。
ステップS137において、管理サーバ31は、トラック毎の使用料を算出する。例えば、トラック1の使用料を算出する場合、ステップS133の処理により算出されたトラック1の使用時間に対して、ステップS136の処理によりチェックされたトラック1の単位時間あたり使用料金(著作権情報1の中に含まれている)が乗じられ、トラック1の使用料が算出される。トラック2乃至トラックnの使用料も同様にして算出されることになる。
ステップS138において、管理サーバ31は、全てのトラックの使用料を算出したか否かを判定し、まだ全てのトラックの使用料を算出していないと判定された場合、処理は、ステップS137に戻る。
ステップS138において、全てのトラックの使用料を算出したと判定された場合、処理は、ステップS139に進み、管理サーバ31は、各トラック(いまの場合、トラック1乃至トラックn)の使用料を合計して、一次著作権使用料を算出する。
ステップS140において、管理サーバ31は、二次著作権情報をチェックする。このとき、図12のステップS85の処理で受信された二次著作権情報がチェックされる。
ステップS141において、管理サーバ31は、二次著作権使用料を算出する。ここで、二次著作権使用料は、二次著作権情報の中の使用料(図5)の内容に基づいて算出される。
ステップS142において、管理サーバ31は、ステップS139の処理により算出された一次著作権使用料と、ステップS141の処理により算出された二次著作権使用料とに基づいて、課金情報を生成する。このとき、一次著作権使用料と、二次著作権使用料とが合計されて課金されるようにしてもよいし、別々に課金されるようにしてもよい。一次著作権使用料は、上述した原著作物の著作権者(例えば、演奏家)に支払われるべきものであり、二次著作権使用料は、上述した二次著作物の著作権者(例えば、リミックスしたクラブDJ)に支払われるものなので、別々に課金されるようにした方が管理しやすい。
ステップS143において、管理サーバ31は、ステップS142に生成した課金情報を、再生ユニット13、ネットワークを介して接続される図示せぬ課金サーバなどに送信し、再生された楽音データの利用(使用)に対する課金処理を実行させる。ここで、送信された課金情報は、図11のステップS58において、再生ユニット13にも受信される。
図12に戻って、ステップS83において、正当なユーザではないと判定された場合、処理は、ステップS89に進み、管理サーバ31は、エラーを送信し、図11のステップS54において、再生ユニット13により、これが受信される。
また、ステップS87において、再生が許可されなかったと判定された場合、ステップS88の処理は、スキップされ、処理は終了する。
このようにして、管理サーバ31の処理が行われる。二次著作権情報に含まれる再生回数制限に基づいて、楽音データの再生を許可するようにしたので、リミックスされた楽音データ(二次著作物)の著作権を適切に保護することができる。また、一次著作権使用料と二次著作権使用料に基づいて、課金情報が生成されるようにしたので、二次著作物であるリミックスされた楽音データが、再生されるとき、原著作物の著作権者と、二次著作物の著作権者のそれぞれに対する著作権使用料を適切に課金することができる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、録音ユニット11乃至再生ユニット13には、図15に示されるようなコンピュータ300が含まれる。
図15において、CPU(Central Processing Unit)301は、ROM(Read Only Memory)
302に記憶されているプログラム、または記憶部308からRAM(Random Access Memory)303にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM303にはまた、CPU301が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU301、ROM302、およびRAM303は、バス304を介して相互に接続されている。このバス304にはまた、入出力インタフェース305も接続されている。
入出力インタフェース305には、キーボード、マウスなどよりなる入力部306、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部307、ハードディスクなどより構成される記憶部308、モデム、ネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部309が接続されている。通信部309は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース305にはまた、必要に応じてドライブ310が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア311が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部308にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア311などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図15に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア311により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM302や、記憶部308に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明に係る楽曲利用システムの一実施の形態を示す図である。 図1の録音ユニットの内部構成例を示す図である。 一次著作権情報設定処理を説明するフローチャートである。 トラックのデータと一次著作権情報との対応付けの例を示す図である。 著作権情報の構成例を示す図である。 図1の編集ユニットの内部構成例を示す図である。 二次著作権情報設定処理を説明するフローチャートである。 ミックスダウンされる楽音データの例を示す図である。 利用状況保持トラックの構成例を示す図である。 図1の再生ユニットの内部構成例を示すブロック図である。 再生処理を説明するフローチャートである。 管理サーバの処理を説明するフローチャートである。 再生許可判定処理を説明するフローチャートである。 課金情報生成処理を説明するフローチャートである。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 録音ユニット, 12 編集ユニット, 13 再生ユニット, 31 管理サーバ, 54 著作権情報処理部, 73 楽音データ保存部, 76 楽音データ混合処理部, 74 著作権情報処理部, 111 楽音データ出力部, 113 著作権情報処理部

Claims (9)

  1. ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データを生成する第1の生成手段と、
    前記第1の生成手段により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックを生成する第2の生成手段と、
    前記第1の生成手段により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成手段により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報を設定する設定手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 原著作物である前記複数のトラックからなる楽音データのそれぞれのトラックに、前記トラックのデータを作成した作成者を著作権者とする第2の著作権情報が設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の著作権情報または第2の著作権情報には、少なくとも、
    前記第1の著作権情報または第2の著作権情報が設定されているデータを再生できる回数を表す再生回数制限の情報と、
    前記第1の著作権情報または第2の著作権情報が設定されているデータの単位時間あたりの使用料金を表す情報とが含まれる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の生成手段により生成された楽音データを再生する場合、前記第1の著作権情報に基づいて、前記楽音データの再生可否が判定される
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 使用情報トラックには、少なくとも、
    前記複数のトラックのそれぞれのデータの使用時間に関する情報と、
    前記複数のトラックのそれぞれのトラックに対応する前記第2の著作権情報とが含まれる
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の生成手段により生成された楽音データを再生する場合、
    前記使用情報トラックに含まれる前記使用時間に関する情報、および前記第2の著作権情報に基づいて、一次著作権使用料が算出され、
    前記第1の著作権情報に基づいて、二次著作権使用料が算出され、
    前記一次著作権使用料、および前記二次著作権使用料に基づいて、前記楽音データの再生に対する課金情報が生成される
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データを生成する第1の生成ステップと、
    前記第1の生成ステップの処理により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックを生成する第2の生成ステップと、
    前記第1の生成ステップの処理により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報を設定する設定ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  8. ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データの生成を制御する第1の生成制御ステップと、
    前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックの生成を制御する第2の生成制御ステップと、
    前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報の設定を制御する設定制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. ユーザの操作に基づいて、複数のトラックからなる楽音データを、前記複数のトラックのそれぞれのデータを使用して編集し、前記複数のトラックからなる楽音データを原著作物とする二次著作物であって、より少ない数のトラックからなる楽音データの生成を制御する第1の生成制御ステップと、
    前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データにおいて、原著作物の楽音データの各トラックのデータが、それぞれどのように使用されたかを表す情報を記述した使用情報トラックの生成を制御する第2の生成制御ステップと、
    前記第1の生成制御ステップの処理により生成された前記楽音データ、および前記第2の生成ステップの処理により生成された使用情報トラックのデータに、原著作物の楽音データを編集したユーザを著作権者とする第1の著作権情報の設定を制御する設定制御ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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