JP2006072408A - 設備制御方法、設備制御装置および設備制御のためのプログラム - Google Patents

設備制御方法、設備制御装置および設備制御のためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 操作等の規則性に基づいて適切な処理を実行できる設備制御方法、設備制御装置、およびそのような設備制御方法を実行するためのプログラムを提供する。
【解決手段】 端末装置で受け付けた操作の操作履歴を記憶装置に記憶する。また、設備で発生したイベントの履歴を記憶装置に記憶する。処理サーバは、記憶された操作履歴およびイベントの履歴を参照して操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出し、抽出された規則性を反映させた処理を実行する。例えば、抽出された規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作の受付を容易にするための処理を実行してもよい。これにより操作性の向上を図ることができる。また、抽出された規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作内容を実行してもよい。これにより制御の自動化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、受け付けた操作に基づいてプラント等の設備を制御する設備制御方法等に関し、とくに、操作等の規則性に基づいて適切な処理を実行できる設備制御方法等に関する。
端末装置によりプラントを広範囲に監視することができる制御システムが知られている。このような制御システムでは、通常時には自動運転によりプラントを制御する。また、異常を知らせるアラームが発生したような場合には、システムの一部を手動運転に切り替えることで、端末装置に対する手動操作によりプラントの制御を行うことができる。
図7は、アラームが発生した場合に、アラームを解除するための操作手順の一例を示している。アラームの発生を認識したオペレータは、アラームの原因となった計器あるいは装置のチューニングパネルを端末装置のモニタ(不図示)に表示させる。次に、この計器あるいは装置を自動運転から手動運転に切り替え、現在の状況を表示するためのトレンド画面(センサの検出値などの時間変化を視覚的に示す画面)を端末装置のモニタに表示させる。トレンド画面には、例えば、計器により計測された流量や温度の値の時間的変化が示される。図7の例では、オペレータはアラームを解除するために、プロセスを制御するための設定値を切り替える。ここでは、設定値を0から50に切り替える例を示している。このような操作の後、運転モードを手動運転から自動運転に戻し、処理を終了する。
特許文献1には、オペレータが行った各種の作業や、制御装置側で発生したイベントの関連情報を時間情報とともに保存する操作履歴管理装置が記載されている。
特開平9−196714号公報
しかし、同一のアラームが繰り返される場合、そのアラームに対処するための操作手順も同一のものとなるのが通常である。このため、同様の状況が発生した場合に、次の操作内容を実行したり、オペレータをその操作に誘導する処理を自動化することが考えられる。しかし、従来の制御システムでは、操作手順の規則性の発見が操作者に委ねられていたため、その発見が困難であり、効率的なプラント操業の自動化が図れないという問題がある。とくに、アラームから一連の操作が終了するまで長時間を要する場合や、他のアラームや操作が間に介在する場合には、規則性を見つけ出すことは極めて困難である。また、操作者の感覚に頼るため、規則性に抜けや誤りが存在する。さらには、アラームや操作の履歴を記録しこれを参照することができたとしても、一連のアラームや操作と無関係な操作等が大量に介在するため、自動化に必要な情報を抽出することは事実上困難である。
本発明の目的は、操作等の規則性に基づいて適切な処理を実行できる設備制御方法、設備制御装置、およびそのような設備制御方法を実行するためのプログラムを提供することにある。
本発明の設備制御方法は、受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法において、受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、記憶された前記操作履歴を参照して前記操作の時系列的な規則性を抽出するステップと、を備えることを特徴とする。
この設備制御方法によれば、記憶された操作履歴を参照して操作の時系列的な規則性を抽出するので、有用な規則性を抽出して制御の自動化や操作性の向上を図ることができる。
本発明の設備制御方法は、受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法において、受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、設備で発生したイベントの履歴を記憶するステップと、記憶された前記操作履歴および前記イベントの履歴を参照して前記操作および前記イベントの時系列的な規則性を抽出するステップと、を備えることを特徴とする。
この設備制御方法によれば、記憶された操作履歴およびイベントの履歴を参照して操作の時系列的な規則性を抽出するので、有用な規則性を抽出して制御の自動化や操作性の向上を図ることができる。
抽出された前記規則性を反映させた処理を実行するステップを備えてもよい。
このステップでは、例えば、抽出した規則性を提示する処理を実行してもよい。
前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作の受付を容易にするための処理を実行してもよい。
この場合には、操作性を向上させることができる。
前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作内容を実行してもよい。
この場合には、制御の自動化を図ることができる。
本発明の設備制御装置は、受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御装置において、受け付けた操作者の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、記憶された前記操作履歴を参照して前記操作の時系列的な規則性を抽出する規則性抽出手段と、を備えることを特徴とする。
この設備制御装置によれば、記憶された操作履歴およびイベントの履歴を参照して操作の時系列的な規則性を抽出するので、有用な規則性を抽出して制御の自動化や操作性の向上を図ることができる。
本発明の設備制御装置は、受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御装置において、受け付けた操作者の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、設備で発生したイベントの履歴を記憶するイベント履歴記憶手段と、記憶された前記操作履歴および前記イベントの履歴を参照して前記操作および前記イベントの時系列的な規則性を抽出する規則性抽出手段と、を備えることを特徴とする。
この設備制御装置によれば、記憶された操作履歴およびイベントの履歴を参照して操作の時系列的な規則性を抽出するので、有用な規則性を抽出して制御の自動化や操作性の向上を図ることができる。
抽出された前記規則性を反映させた処理を実行する処理実行手段を備えてもよい。
処理実行手段は、例えば、抽出した規則性を提示する処理を実行してもよい。
前記処理実行手段は、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作の受付を容易にするための処理を実行してもよい。
この場合には、操作性を向上させることができる。
前記処理実行手段は、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作内容を実行してもよい。
この場合には、制御の自動化を図ることができる。
本発明のプログラムは、受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法を実行するプログラムにおいて、コンピュータに、受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、記憶された前記操作履歴を参照して前記操作の時系列的な規則性を抽出するステップと、を実行させることを特徴とする。
このプログラムによれば、記憶された操作履歴およびイベントの履歴を参照して操作の時系列的な規則性を抽出するので、有用な規則性を抽出して制御の自動化や操作性の向上を図ることができる。
本発明のプログラムは、受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法を実行するプログラムにおいて、コンピュータに、受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、設備で発生したイベントの履歴を記憶するステップと、記憶された前記操作履歴および前記イベントの履歴を参照して前記操作および前記イベントの時系列的な規則性を抽出するステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
このプログラムによれば、記憶された操作履歴およびイベントの履歴を参照して操作の時系列的な規則性を抽出するので、有用な規則性を抽出して制御の自動化や操作性の向上を図ることができる。
コンピュータに、抽出された前記規則性を反映させた処理を実行するステップを実行させてもよい。
このステップでは、例えば、抽出した規則性を提示する処理を実行してもよい。
前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作の受付を容易にするための処理を実行してもよい。
この場合には、操作性を向上させることができる。
前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作内容を実行してもよい。
この場合には、制御の自動化を図ることができる。
本発明によれば、履歴データに基づいて操作の時系列的な規則性を抽出するので、適切な処理を実行でき、自動化や操作性の向上等を図ることができる。
以下、図1〜図6を参照して、本発明による設備制御方法の一実施形態について説明する。本実施形態は、プラントを制御する制御システムに本発明を適用した例を示す。
図1は本発明の設備制御方法を適用した制御システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、制御システム100は、操作者の操作を受け付ける端末装置1と、プラント各部を制御するコントローラ2A,2B,・・・と、制御システム100を統括的に制御する処理サーバ3とを備える。端末装置1、コントローラ2A,2B・・・、および処理サーバ3は、互いに通信回線5により接続される。
図1に示すように、コントローラ2Aにはプラント各部を監視するセンサ21等の計器類やプラントの各種装置に設けられたアクチュエータ22などの駆動装置群などが接続されている。他のコントローラについても同様である。
図1に示すように、処理サーバ3には記憶装置4が設けられている。図2に示すように、記憶装置4には履歴データおよび規則データが格納される。履歴データおよび規則データについては、さらに後述する。
図3は処理サーバ3の本発明にかかる機能を示すブロック図である。処理サーバ3は、受け付けた操作の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段31と、プラントで発生したイベントの履歴を記憶するイベント履歴記憶手段32と、操作履歴記憶手段31に記憶された操作履歴およびイベント履歴記憶手段32に記憶されたイベントの履歴を参照して操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出する規則性抽出手段33と、抽出された規則性を反映させた処理を実行する処理実行手段34と、を構成する。記憶部4(図1)は操作履歴記憶手段31およびイベント履歴記憶手段32として機能する。
次に、制御システム100の動作について説明する。
制御システム100では、通常時には運転モードが自動運転に設定され、端末装置1からの操作によらず、自動的にプラントの制御が行われる。自動運転時には、プラント各部からの情報に基づいてコントローラ2A,2B,・・・がプラント各部を制御する。また、処理サーバ3は、各コントローラ2A,2B,・・・を統合的に制御するとともに、コントローラ2A,2B,・・・を介して取得した情報、例えば、プラントで発生するイベントや各種計測値などの情報を端末装置1に提供する。
一方、制御システム100の運転モードを手動運転に切り替えることにより、プラント制御の一部あるいは全部を手動操作により実行することができる。この場合には、手動操作に切り替えた範囲において、端末装置1で受け付けた操作に従ってプラント各部が手動で制御される。
次に、本発明にかかる処理サーバ3の動作について説明する。
図3に示すように、操作履歴記憶手段31は、端末装置1を介して行われた操作者の操作履歴を記憶する。また、イベント履歴記憶手段32は、プラントで発生したイベントの履歴を記憶する。規則性抽出手段33は、操作履歴記憶手段31に記憶された操作履歴およびイベント履歴記憶手段32に記憶されたイベントの履歴を参照して操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出する。処理実行手段34は、規則性抽出手段33により抽出された規則性を反映させた処理を実行する。
図4は操作履歴およびイベントの履歴を記憶する処理の手順を示すフローチャートである。この処理は操作履歴記憶手段31およびイベント履歴記憶手段32の機能に対応しており、プログラムに従う処理サーバ3の制御に基づき実行される。
まず、図4のステップS11では、端末装置1で操作を受け付けたか否か判断し、判断が肯定されればステップS12へ進み、判断が否定されればステップS13へ進む。ステップS12では、端末装置1で受け付けた操作を記憶装置4に記憶し、処理を終了する。この処理では、受け付けた操作の内容を、その操作時刻とともに履歴データ(図2)として記憶、蓄積する。なお、操作の内容には、操作を受け付けた端末装置1を特定する情報が含まれる。
一方、ステップS13では、イベントが発生したか否か判断し、判断が肯定されればステップS14へ進み、判断が否定されればステップS11へ戻る。ステップS14では、発生したイベントを記憶装置4に記憶し、処理を終了する。この処理では、発生したイベントの内容を、そのイベント発生時刻とともに履歴データ(図2)として記憶、蓄積する。
図5は記憶装置4に蓄積された履歴データに基づいて操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出する処理の手順を示すフローチャートである。この処理は規則性抽出手段33の機能に対応しており、プログラムに従う処理サーバ3の制御に基づき実行される。この処理は、端末装置1を介してされた指示に従い、または、自動的に、適宜のタイミングで実行される。
ここで、「操作」は端末装置1に対する操作である。「イベント」は制御システム100で発生し、処理サーバ3で認識可能な事象を広く含む概念であり、例えば、異常を知らせるためのアラームなどが該当する。
まず、図5のステップS21では、フィルタリングにより規則性を抽出する操作およびイベントの範囲を指定する。範囲を適切に指定することで、規則性を抽出したい対象を絞り込むことができ、偶然や誤操作に基づく偽の規則性の抽出を排除することができる。このような範囲は、例えば、操作を受け付けた時刻、イベントが発生した時刻、特定のコントローラ2によって制御される領域、特定の計器によって監視される領域等を用いて絞り込むことができる。また、複数の異なる端末装置1に対して行われた操作を関連付け、規則性を認めることは合理的でないため、特定の端末装置1で受け付けた操作のみに絞り込むこともできる。範囲の指定は操作者の指示に従ってもよいし、予め決められた方法により自動的に行ってもよい。
ステップS22では、ステップS21で指定された範囲の履歴データ(図2)を記憶装置4から読み込む。ステップS23では読み込まれた履歴データに対し、データマイニングを実行する。ステップS24では、データマイニングにより抽出された操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出し、この規則性を規則データ(図2)として記憶装置4に記憶した後、処理を終了する。
以下、ステップS23〜ステップS24の処理について説明する。
単独の操作やイベント、または操作やイベントの集合を要素A,B,C,Dとする。要素A,B,C,Dは、それぞれ単独の操作から構成されていてもよいし、所定順序に並んだ複数の操作の集合でもよい。また、それぞれ単独のイベントから構成されていてもよいし、所定順序に並んだ複数のイベントの集合でもよい。さらには、所定順序に並んだ操作およびイベントの集合でもよい。この場合、操作およびイベントは、それぞれ単独でも複数でもよい。
そして、データマイニングを使用することにより、データ履歴から、例えば、(a)A→B→C→D,(b)A→B→C,(c)A→Bという順序の一連の操作およびイベントを抽出することができる。この場合、データマイニングを使用することで、各要素の中間、例えばA→Bに移行する中間に、他の端末装置1に対する操作や各要素に含まれる操作と因果関係のないイベントなどの外乱が存在していても、これら一連の操作やイベントの抽出が可能である。このような一連の操作およびイベントについて、24時間当たりの出現回数の期待値(出現率)を求めると、例えば、以下のような結果を得ることができる。
(a)A→B→C→D :45%
(b)A→B→C :50%
(c)A→B 70%
(d)B→C 70%
この例では、24時間内に出現する回数の期待値は、「(a)A→B→C→D」が0.45回、「(b)A→B→C」が0.5回、「(c)A→B」が0.7回、「(d)B→C」が0.7回である。このように、所定順序に従う一連の操作およびイベントの出現率に基づいて、その操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出することが可能となる。例えば、所定順序の操作が高い出現率で出現する場合に、その操作順序に規則性があると評価することができる。また、規則性の有無は、出現率だけでなく、その操作手順の内容等を反映して評価することができる。例えば、「(b)A→B→C」と比較して、これに含まれる「(c)A→B」あるいは「B→C」の出現率は高くなる。しかし、「(c)A→B」あるいは「(d)B→C」に規則性を認めることなく、「(b)A→B→C」に規則性を認め、「(c)A→B」あるいは「(d)B→C」はこれに含まれるものとして取り扱う方が合理的である場合がある。
また、ある所定順序の操作群の後に、高い頻度で出現する所定順序の操作群が存在する場合、前者の操作群と後者の操作群との間に規則性が認められる。例えば、上記の例では、「(b)A→B→C」の出現率と、「(a)A→B→C→D」の出現率が近い値である。そして、「(b)A→B→C」という操作等の後には、高い確率で「D」という操作等が出現することが判明していれば、「(b)A→B→C」の操作がされた場合、次の操作等である「D」の出現を予測できる。このように、一連の操作手順等の出現率だけでなく相前後する操作やイベントの関連を考慮して規則性を抽出することができる。
データマイニングにより抽出された操作およびイベントの時系列的な規則性は、制御システム100における処理に反映させることができる。
図6は抽出された規則性に基づいた処理を実行する手順を示すフローチャートである。この処理は処理実行手段34の機能に対応しており、プログラムに従う処理サーバ3の制御に基づき実行される。
図6のステップS31では、端末装置1に対する操作が行われたか否か判断し、判断が肯定されるのを待ってステップS32へ進む。ステップS32では、記憶装置4に格納されている規則データ(図2)を検索し、現在、端末装置1で受け付けている一連の操作や制御システム100で発生しているイベントと、規則データに含まれる一連の操作やイベントとを比較する。次に、ステップS33では、ステップS32の比較結果に基づいて、所定の処理を実行するべきか否か判断し、判断が肯定されればステップS34へ進み、判断が否定されればステップS31へ戻る。ステップS34では所定の処理を実行し、一連の処理を終了する。
ステップS34で行われる処理として、現在受け付けている操作に連続する次の操作を予測し、その操作内容を実行してもよい。例えば、次の操作がプラントの計器の設定値を所定の値に変更するための操作であると予測される場合には、この計器の設定値をその値に変更する。これにより、操作の自動化を図ることができる。
また、予測される次の操作の受け付けを容易にするような処理を実行してもよい。例えば、操作者が次の操作を容易に行えるように、端末装置1のモニタに所定の画面を表示してもよい。例えば、次の操作に必要となるチューニングパネル(計器の設定値等を調整するためのパネル)やトレンド画面(センサの検出値などの時間変化を視覚的に示す画面)、あるいはグラフィック(現在の状況を視覚的に示す画面)などを自動的に表示する。これにより、操作者の操作を効果的に支援できるため、迅速な操作が可能となるとともに誤操作を有効に防止できる。
このような画面を表示しないまでも、これらの画面を次の表示対象の候補として示すようにしてもよい。次に予測される操作として複数の候補があるような場合には、次に表示する画面の候補を複数提示し、操作者が画面を選択可能としてもよい。
さらに、規則性のある操作手順等を提示し、提示された規則性の利用方法は操作者に任せてもよい。この場合には、例えば、操作者が規則性を確認しながらプログラミングを行うことで、操作の自動化等が図られる。操作手順の提示は、例えば、操作者の要求に応じたタイミングで実行すればよい。
以上のように、本実施形態では、操作およびイベントの履歴データを蓄積し、データマイニングを使用して履歴データを分析することで、操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出している。このため、自動化などに必要な操作と、誤操作や他の端末装置1に対する無関係な操作とを区別し、有用な規則性のみを効果的に抽出できる。また、本実施形態によれば、操作者が意識していない規則性を提示し、あるいはこのような規則性を利用した処理を実行することができる。とくに、一連の操作やイベントが長時間にわたる場合や、中間に他の操作やイベントが介在するような場合にも、規則性を抽出できる。このため、プラント操業の自動化等を効率的に推進することができる。さらに、イベントの出現状況についても規則性が抽出できるため、例えば、友連れアラーム、すなわち連鎖的に複数のアラームが発生する状況などを効率的に検出できる。したがって、プラント操業の自動化、操作性の向上あるいはアラーム発生率の低減を図ることができる。
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、プラントの制御システムのみならず、種々の設備に対する制御を行う制御システムに対し、広く適用することができる。
本発明の設備制御方法を適用した制御システムの構成を示すブロック図。 記憶装置に格納されるデータのデータ構成を示す図。 処理サーバの機能を示すブロック図。 操作履歴およびイベントの履歴を記憶する処理の手順を示すフローチャート。 操作およびイベントの時系列的な規則性を抽出する処理の手順を示すフローチャート。 抽出された規則性に基づいた処理を実行する手順を示すフローチャート。 アラームを解除するための操作手順の一例を示す図。
符号の説明
1 端末装置
3 処理サーバ
4 記憶装置
31 操作履歴記憶手段
32 イベント履歴記憶手段
33 規則性抽出手段
34 処理実行手段

Claims (15)

  1. 受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法において、
    受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、
    記憶された前記操作履歴を参照して前記操作の時系列的な規則性を抽出するステップと、
    を備えることを特徴とする設備制御方法。
  2. 受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法において、
    受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、
    設備で発生したイベントの履歴を記憶するステップと、
    記憶された前記操作履歴および前記イベントの履歴を参照して前記操作および前記イベントの時系列的な規則性を抽出するステップと、
    を備えることを特徴とする設備制御方法。
  3. 抽出された前記規則性を反映させた処理を実行するステップを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の設備制御方法。
  4. 前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作の受付を容易にするための処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の設備制御方法。
  5. 前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作内容を実行することを特徴とする請求項3に記載の設備制御方法。
  6. 受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御装置において、
    受け付けた操作の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、
    記憶された前記操作履歴を参照して前記操作の時系列的な規則性を抽出する規則性抽出手段と、
    を備えることを特徴とする設備制御装置。
  7. 受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御装置において、
    受け付けた操作者の操作履歴を記憶する操作履歴記憶手段と、
    設備で発生したイベントの履歴を記憶するイベント履歴記憶手段と、
    記憶された前記操作履歴および前記イベントの履歴を参照して前記操作および前記イベントの時系列的な規則性を抽出する規則性抽出手段と、
    を備えることを特徴とする設備制御装置。
  8. 抽出された前記規則性を反映させた処理を実行する処理実行手段を備えることを特徴とする請求項6または7に記載の設備制御装置。
  9. 前記処理実行手段は、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作の受付を容易にするための処理を実行することを特徴とする請求項8に記載の設備制御装置。
  10. 前記処理実行手段は、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作内容を実行することを特徴とする請求項8に記載の設備制御装置。
  11. 受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法を実行するプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、
    記憶された前記操作履歴を参照して前記操作の時系列的な規則性を抽出するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 受け付けた操作に基づいて設備を制御する設備制御方法を実行するプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    受け付けた操作の操作履歴を記憶するステップと、
    設備で発生したイベントの履歴を記憶するステップと、
    記憶された前記操作履歴および前記イベントの履歴を参照して前記操作および前記イベントの時系列的な規則性を抽出するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  13. コンピュータに、抽出された前記規則性を反映させた処理を実行するステップを実行させることを特徴とする請求項11または12に記載のプログラム。
  14. 前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作の受付を容易にするための処理を実行することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記処理を実行するステップでは、抽出された前記規則性に基づいて次の操作を予測し、その操作内容を実行することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
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