JP4846412B2 - 操業支援装置、操業支援方法、操業支援システム、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

操業支援装置、操業支援方法、操業支援システム、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は製造プラントにおける操業支援装置、操業支援方法、操業支援システム、コンピュータプログラム及び記録媒体に関し、例えば操業成績が低下した際の操業解析作業に用いて好適な技術に関する。
例えば鋼板を生産する鉄鋼プラントの複数の工程で構成された製造ライン等の操業管理室においては、設備・操業プロセスの状態のデータ、及び製造物の不良発生状態等の操業成績のデータ等が収集されて、操業作業者のためにディスプレー上に表示されることが多い。操業成績が低下した場合(例えば、生産量、歩留まりの低下した場合など)に、原因調査、現象把握、改善策検討等を行う方法として、上記の設備・操業プロセスの状態のデータに基づいて、原因の調査及び改善策を決める業務フローが予め定められていることが多い。当該業務フローは、装置により一部自動化されていることもあるが、人の知識、経験にもとづく判断、及び過去の事例データベースや関連情報に関する検索作業が最終的に必要であった。
このため、原因調査、現象把握、改善策検討といった操業解析作業において、手間がかかるという問題だけでなく、人の判断が必要な部分(特に、対象設備の特定について)では知識、経験の差によっては現象を把握することができないという問題点や、現象を把握できても改善作業が判断できない問題点、または過去事例の確認に手間がかかるという問題点があった。
前述のような問題点を解決するために、特許文献1に記載のプラントの運転支援装置は、プラントで異常状態が発生した場合には、異常状態が発生した原因(以下、発生原因とする)を解明し、かつ正常状態に戻すために必要な処置策を表示装置に表示して提示するようにしている。このような提示を可能にするために、特許文献1に記載されたプラントの運転支援装置は、予め想定した異常状態毎に発生原因及び処置策に関するシナリオを作成してデータベースにして記憶するようにしている。そして、プロセスの運転が異常状態にあると判定されたときには、前記データベースに記憶しているシナリオと同じ異常状態のシナリオに基づいて、発生原因及び処置策を抽出して表示装置に表示して提示するようにしている。
特開平10−340121号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプラントの運転支援装置の場合は、予め想定された異常状態のシナリオを作成する作業が事前に必要であるという問題点があった。また、前記データベースに記憶しているシナリオは、発生原因及び処置策が異常状態毎に分類されて記憶されているので、発生原因が複数である場合は、発生原因及び処置策を抽出して提示することができなかった。したがって、このような場合には発生原因の解明に必要な情報をあらためて調査したり、収集したりする必要があったので、人の知識、経験にもとづく判断が必要であり、現象把握に必要な情報を提示する効率が悪い場合があるという問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、異常状態が発生した原因及び処置策を提示するためのシナリオを作成する作業を不要にできるようにするとともに、現象把握に必要な情報を効率よく提示できるようにして、異常事態に対する処置を適切且つ早急に実施できるようにすることを目的としている。
本発明の操業支援装置は、複数の製造工程からなる製造ラインにおける操業成績、過去の作業記録、検査記録、操業成績の低下要因、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻、並びに前記低下要因の改善作業事例に係る情報が相互に紐つけられて記憶されているデータベースから情報を入手して、表示手段を用いて操業成績に関する情報、並びに、異常状態が発生した要因及び処置をユーザに提示する操業支援装置であって、前記データベースは、前記製造ラインにおける設備情報、製造ラインのデータ、材料の長さなどの情報、製造ラインにおける過去の改善作業事例を含む作業記録及び検査記録が記憶された設備・プロセスデータベースと、生産量と歩留まりのいずれか一方または両方を含む生産の成績に係わる操業実績の情報、製造ラインで製造された製品の製造品管理番号及び製造時刻を含む情報、並びに、製造ラインの前記生産の成績の合格ラインを定義する操業指標定義についての情報が記憶された操業成績データベースと、過去の操業成績の低下の事例に対する低下要因の項目を定義した操業成績低下要因定義についての情報、および、低下要因に関連する設備を定義した要因関連設備定義についての情報が記憶された現象データベースと、を含み、前記操業成績データベースから受信された操業実績及び操業指標定義に基づいて、操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータを生成し、該操業成績トレンドデータにより操業成績が所定の基準を下回ったか否かを判定し、下回ったときに警告を前記表示手段に表示するように指示する操業成績判定手段と、前記操業成績判定手段による判定の結果として前記操業成績が所定の基準を下回ったときに前記ユーザによる要因特定開始の入力信号を検知して、前記現象データベースから受信した操業成績低下要因定義と、前記操業成績とに基づいて低下要因を絞り込み、前記設備・プロセスデータベースから取得した製造ラインにおける過去の作業記録または検査記録を参照しながら、前記操業成績が所定の基準を下回った要因を特定し、前記現象データベースから受信した要因関連設備定義に基づき、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻を特定する要因特定手段と、前記要因特定手段によって特定された低下要因に対応する改善作業事例を、前記データベースから検索する改善作業事例検索手段と、を具備し、前記操業成績判定手段の判定の結果に基づく警告を促す表示を行い、そして、前記改善作業事例検索手段によって検索された改善作業事例と、前記操業成績が所定の基準を下回った要因と、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻とに係わる情報とを前記表示手段より表示することを特徴とする。
本発明の操業支援方法は、複数の製造工程からなる製造ラインにおける操業成績、過去の作業記録、検査記録、操業成績の低下要因、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻、並びに前記低下要因の改善作業事例に係る情報が相互に紐つけられて記憶されているデータベースから情報を入手して、表示工程において操業成績に関する情報、並びに、異常状態が発生した要因及び処置をユーザに提示する操業支援装置の操業支援方法であって、前記データベースは、前記製造ラインにおける設備情報、製造ラインのデータ、材料の長さなどの情報、製造ラインにおける過去の改善作業事例を含む作業記録及び検査記録が記憶された設備・プロセスデータベースと、生産量と歩留まりのいずれか一方または両方を含む生産の成績に係わる操業実績の情報、製造ラインで製造された製品の製造品管理番号及び製造時刻を含む情報、並びに、製造ラインの前記生産の成績の合格ラインを定義する操業指標定義についての情報が記憶された操業成績データベースと、過去の操業成績の低下の事例に対する低下要因の項目を定義した操業成績低下要因定義についての情報、および、低下要因に関連する設備を定義した要因関連設備定義についての情報が記憶された現象データベースと、を含み、前記操業成績データベースから受信された操業実績及び操業指標定義に基づいて、操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータを生成し、該操業成績トレンドデータにより操業成績が所定の基準を下回っているか否かを判定し、下回ったときに警告を前記表示工程において表示するように指示する操業成績判定工程と、前記操業成績判定工程による判定の結果として前記操業成績が所定の基準を下回っている場合は、前記ユーザによる要因特定開始の信号の入力により、前記現象データベースから受信した操業成績低下要因定義と、前記操業成績とに基づいて低下要因を絞り込み、前記設備・プロセスデータベースから取得した製造ラインにおける過去の作業記録または検査記録を参照しながら、前記操業成績が所定の基準を下回った要因を特定し、前記現象データベースから受信した要因関連設備定義に基づき、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻を特定する要因特定工程と、前記要因特定工程によって特定された低下要因に対応する改善作業事例を、前記データベースから検索する改善作業事例検索工程と、を具備し、前記操業成績判定工程の判定の結果に基づく警告を促す表示を行い、そして、前記改善作業事例検索工程によって検索された改善作業事例と、前記操業成績が所定の基準を下回った要因と、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻とに係わる情報とを前記表示工程より表示することを特徴とする。
本発明の操業支援システムは、前記に記載の操業支援装置と、前記操業支援装置が用いる情報を蓄積している前記データベースとを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、前記に記載の操業支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、前記に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、操業成績が所定の基準を下回っている場合、製造ラインにおける過去の作業記録を参照しながら操業成績が所定の基準を下回った要因と、関連する設備及び製造時刻とを特定し、前記特定した低下要因に対応する改善作業事例を検索して改善作業事例と、前記操業成績が所定の基準を下回った要因、関連する設備及び製造時刻に係わる情報とを表示装置に表示するようにしたので、異常状態が発生した原因及び処置策を提示するためのシナリオを作成する作業を不要にできるとともに、人の知識、経験にもとづく判断に頼ることなく現象把握に必要な情報を提示することができ、発生原因及び処置策を提示する効率を向上することができる。これにより、設備状態の劣化等に伴う変化によって原因、処置案が変化していく場合でも日々の作業記録をもとにして柔軟に追従することができ、さらに、原因解明を迅速化することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における操業支援システムの構成例を示す構成図である。
図1において、操業支援システムは、操業支援装置100、設備・プロセスデータベース102、画像データベース103、操業成績データベース104、現象データベース105とから構成されており、それぞれLAN110によって接続されている。
操業支援装置100は、製造トラブルが生じたときに原因を解明する装置である。詳細については、図2を参照しながら後述する。工程管理装置101は、各データベース102〜105にそれぞれ関連する情報を送信する装置であり、操業成績、録画映像などを定期的に送信している。
設備・プロセスデータベース102には、製造ラインにおける設備情報と、製造ラインのデータ、材料の長さなどの情報と、製造ラインにおける作業記録(過去の改善作業事例を含む)及び検査記録など、製造ラインに関する様々な情報が記憶されている。
画像データベース103には、製造ラインの各工程において録画された製品の静止画や動画像データが工程管理装置101経由で受信・蓄積されており、各工程を製品が通過するたびに、録画映像が録画時刻と紐つけられた静止画像データ又は動画像データが記憶されるようになっている。
操業成績データベース104には、生産量、歩留まりなど生産の成績に係わる情報(操業実績)、及び各製造ラインで製造された製品の製造品管理番号、各製造の製造時刻などの情報が記憶されている。さらに、製造ラインごとに生産量、歩留まりなどの合格ラインを定義する操業指標定義についての情報も記憶されている。
現象データベース105には、過去の操業成績の低下の事例に対する低下要因と思われる項目を定義した操業成績低下要因定義についての情報が記憶されている。つまり、操業支援装置100は、操業成績が低下したときに、低下要因と思われる項目を現象データベース105から検索し、過去の実績に基づいて低下要因を絞り込むことができるようにしている。また、各低下要因に関連する設備を定義した要因関連設備定義についての情報も記憶されている。
図2は、本実施形態における操業支援装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2において、データ受信部201は、各データベース102〜105からLAN110を通じて必要に応じて情報を受信する。記憶部202は、データ受信部201で受信された情報を記憶する。
操業成績判定部203は、操業成績データベース104から受信された操業実績を参照し、操業指標定義に従って演算を行う。そして、操業成績演算結果を、対象となる製造品管理番号と紐つけて操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータを生成する。さらに、操業成績トレンドデータを参照して操業成績が一定の基準を満たしているか否かを判定し、操業成績が一定の基準を下回った場合は、表示制御部204に、警告を促す表示を行うように指示する。
表示制御部204は、操業成績判定部203で生成された操業成績トレンドデータ、画像データベース103から受信した録画映像、以下で説明する要因特定部206で特定された操業成績が低下した要因、その低下要因に関連する設備及び製造時刻に関する情報、設備・プロセスデータベース102から受信した過去の改善作業事例の情報などを表示装置205に表示する。また、キーボード209の操作に応じて、必要な情報を記憶部202から読み出し、表示装置205に表示する。
要因特定部206は、操業成績判定部203が操業成績が一定の基準を下回ったと判定し、操作入力部208がキーボード209から要因特定開始の信号を検知すると、各データベース102〜105から必要な情報を受信するようにデータ受信部201に指示する。そして、現象データベース105から受信した操業成績低下要因定義と、操業成績とを紐つけて低下要因を絞り込む。
さらに、設備・プロセスデータベース102から受信した製造ラインにおける作業記録及び検査記録をもとに、操業成績が低下した要因を特定する。また、操業成績が低下した要因を特定すると、次に、現象データベース105から受信した要因関連設備定義をもとに、操業成績が低下した要因に関連する設備を特定し、操業成績データベース104から受信した製造品管理番号をもとに、製造時刻を特定する。
なお、本実施形態においては、操作入力部208がキーボード209から送られる要因特定開始の信号を検知したときに各データベース102〜105から必要な情報を受信するようにデータ受信部201に指示するようにしているが、操作入力部208から送られてくる要因特定開始の信号を待つことなく、操業成績判定部203が操業成績が一定の基準を下回ったと判定すると同時に、各データベース102〜105から必要な情報を受信するようにデータ受信部201に指示するようにしてもよい。
改善作業事例検索部207は、操業成績が低下した要因が要因特定部206で特定されると、それに対応する過去の改善作業事例の検索を行い、設備・プロセスデータベース102から検索の対象となった過去の改善作業事例を受信するようにデータ受信部201に対して指示する。
操作入力部208は、要因特定開始の信号がキーボード209から入力されると、操業成績が低下した要因の特定を開始するように要因特定部206に指示する。なお、キーボード209からは、要因特定開始の信号に限らず、様々な信号が入力される。
図3は、本実施形態における操業支援装置100の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図3のステップS301において、操業成績判定部203は、操業成績データベース104から受信された操業実績を参照し、操業指標定義に従って演算を行う。そして、操業成績演算結果を、対象となる製造品管理番号と紐つけて操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータを作成する。
次に、ステップS302において、表示制御部204は、ステップS301で作成された操業成績トレンドデータを表示装置205に表示する。次に、ステップS303において、操業成績判定部203は、ステップS301で作成された操業成績トレンドデータを参照して操業成績が一定の基準を満たしているか否かを判定する。この判定の結果、操業成績が一定の基準を満たしている場合は、製造ラインは正常であるため、そのまま何もせずに終了する。
一方、ステップS303の判定の結果、操業成績が一定の基準を満たしていない場合は、次のステップS304において、表示制御部204は、表示装置205に警告を促す表示を行う。次に、ステップS305において、操作入力部208は、低下した要因の特定を開始する旨の信号がキーボード209から入力されたか否かを判定する。この判定の結果、信号が入力されていない場合は、入力されるまで待機する。
一方、ステップS305の判定の結果、信号が入力された場合は、次のステップS306において、要因特定部206は、現象データベース105から受信した操業成績低下要因定義と、操業成績とを紐つけて低下した要因を絞り込む。次に、ステップS307において、要因特定部206は、設備・プロセスデータベース102から受信した製造ラインにおける作業記録及び検査記録をもとに、操業成績が低下した要因を特定する。
次に、ステップS308において、要因特定部206は、現象データベース105から受信した要因関連設備定義をもとに、操業成績が低下した要因に関連する設備を特定し、操業成績データベース104から受信した製造品管理番号をもとに、製造時刻を特定する。
次に、ステップS309において、改善作業事例検索部207は、設備・プロセスデータベース102から対応する過去の改善作業事例の検索を行う。次に、ステップS310において、表示制御部204は、設備・プロセスデータベース102から受信した検索対象の過去の改善作業事例、低下した要因と関連する設備情報、要因特定部206で特定された低下要因、操業成績データベースから受信した対象となっている製造品管理番号及び製造時刻、画像データベース103から受信した対象となっている製造ラインにおける録画映像を表示装置205に表示し、処理を終了する。このとき、表示装置205に表示される画面について図4を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態において、表示装置205に表示される画面の一例を示す図である。
図4において、表示領域401には、操業成績判定部203で作成された操業成績トレンドデータが表示されている。また、操業成績が低下したことにより、警告表示されている。
表示領域402には、画像データベース103から受信した録画映像が表示されている。本実施形態においては、表示領域402が2分割されており、ユーザが低下要因を認識しやすくするようにしている。表示領域403には、設備・プロセスデータベース102から受信した改善作業事例が表示されている。
表示領域404には、要因特定部206で特定された低下要因及びそれに関連する設備についての情報が表示されている。なお、より詳細な情報を見たいときは、例えば画面上の対象の設備をマウスでクリックすることにより、その設備についての詳細な情報を表示することができる。表示領域405には、操業成績データベース104から受信した低下要因に関連する製造品管理番号及び製造時刻が一覧表示されている。
以上のように、本実施形態においては、操業成績が所定の基準を下回っていると判断した場合、製造ラインにおける過去の作業記録を参照しながら操業成績が低下した要因と、関連する設備及び製造時刻とを特定し、この特定した低下要因に対応する改善作業事例を検索する。そして、検索された改善作業事例と、操業成績が所定の基準を下回った要因、関連する設備及び製造時刻に係わる情報とを表示装置205に表示するようにしたので、異常状態が発生した原因及び処置策を提示するためのシナリオを作成する作業を不要にできるとともに、人の知識、経験にもとづく判断に頼ることなく現象把握に必要な情報を提示することができ、発生原因及び処置策を提示する効率を向上することができる。これにより、設備状態の劣化等に伴う変化によって原因、処置案が変化していく場合でも日々の作業記録をもとにして柔軟に追従することができ、さらに、原因解明を迅速化することができる。
(本発明に係る他の実施形態)
第1の実施形態においては、操業支援装置100と各データベース102〜105とがネットワークにより接続されている例について説明したが、各データベース102〜105が操業支援装置100に内蔵されていてもよい。また、各データベース102〜105を、1つのデータベースに集約するようにしてもよい。
前述した実施形態の操業支援装置100は、具体的にはCPU、RAM、ROM等を含むコンピュータ装置或いはコンピュータシステムにより構成されるものである。したがって、本発明の各機能処理を実現するために、コンピュータにインストールされるコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
また、前記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態における操業支援システムの構成例を示す構成図である。 本発明の実施形態における操業支援装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態における操業支援装置全体の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において、表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 操業支援装置
101 工程管理装置
102 設備・プロセスデータベース
103 画像データベース
104 操業成績データベース
105 現象データベース
110 LAN
201 データ受信部
202 記憶部
203 操業成績判定部
204 表示制御部
205 表示装置
206 要因特定部
207 改善作業事例検索部
208 操作入力部
209 キーボード

Claims (9)

  1. 複数の製造工程からなる製造ラインにおける操業成績、過去の作業記録、検査記録、操業成績の低下要因、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻、並びに前記低下要因の改善作業事例に係る情報が相互に紐つけられて記憶されているデータベースから情報を入手して、表示手段を用いて操業成績に関する情報、並びに、異常状態が発生した要因及び処置をユーザに提示する操業支援装置であって、
    前記データベースは、前記製造ラインにおける設備情報、製造ラインのデータ、材料の長さなどの情報、製造ラインにおける過去の改善作業事例を含む作業記録及び検査記録が記憶された設備・プロセスデータベースと、
    生産量と歩留まりのいずれか一方または両方を含む生産の成績に係わる操業実績の情報、製造ラインで製造された製品の製造品管理番号及び製造時刻を含む情報、並びに、製造ラインの前記生産の成績の合格ラインを定義する操業指標定義についての情報が記憶された操業成績データベースと、
    過去の操業成績の低下の事例に対する低下要因の項目を定義した操業成績低下要因定義についての情報、および、低下要因に関連する設備を定義した要因関連設備定義についての情報が記憶された現象データベースと、を含み、
    前記操業成績データベースから受信された操業実績及び操業指標定義に基づいて、操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータを生成し、該操業成績トレンドデータにより操業成績が所定の基準を下回ったか否かを判定し、下回ったときに警告を前記表示手段に表示するように指示する操業成績判定手段と、
    前記操業成績判定手段による判定の結果として前記操業成績が所定の基準を下回ったときに前記ユーザによる要因特定開始の入力信号を検知して、前記現象データベースから受信した操業成績低下要因定義と、前記操業成績とに基づいて低下要因を絞り込み、前記設備・プロセスデータベースから取得した製造ラインにおける過去の作業記録または検査記録を参照しながら、前記操業成績が所定の基準を下回った要因を特定し、前記現象データベースから受信した要因関連設備定義に基づき、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻を特定する要因特定手段と、
    前記要因特定手段によって特定された低下要因に対応する改善作業事例を、前記データベースから検索する改善作業事例検索手段と、を具備し、
    前記操業成績判定手段の判定の結果に基づく警告を促す表示を行い、そして、前記改善作業事例検索手段によって検索された改善作業事例と、前記操業成績が所定の基準を下回った要因と、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻とに係わる情報とを前記表示手段より表示することを特徴とする操業支援装置。
  2. 前記操業成績が所定の基準を下回った要因に関連する設備及び製造時刻に係わる情報は、前記製造時刻における前記製造ラインの各製造工程の録画映像を含み、
    前記表示手段は、前記製造時刻における製造ラインの各製造工程の録画映像を表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載の操業支援装置。
  3. 記表示手段は、前記操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータをも表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操業支援装置。
  4. 複数の製造工程からなる製造ラインにおける操業成績、過去の作業記録、検査記録、操業成績の低下要因、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻、並びに前記低下要因の改善作業事例に係る情報が相互に紐つけられて記憶されているデータベースから情報を入手して、表示工程において操業成績に関する情報、並びに、異常状態が発生した要因及び処置をユーザに提示する操業支援装置の操業支援方法であって、
    前記データベースは、前記製造ラインにおける設備情報、製造ラインのデータ、材料の長さなどの情報、製造ラインにおける過去の改善作業事例を含む作業記録及び検査記録が記憶された設備・プロセスデータベースと、
    生産量と歩留まりのいずれか一方または両方を含む生産の成績に係わる操業実績の情報、製造ラインで製造された製品の製造品管理番号及び製造時刻を含む情報、並びに、製造ラインの前記生産の成績の合格ラインを定義する操業指標定義についての情報が記憶された操業成績データベースと、
    過去の操業成績の低下の事例に対する低下要因の項目を定義した操業成績低下要因定義についての情報、および、低下要因に関連する設備を定義した要因関連設備定義についての情報が記憶された現象データベースと、を含み、
    前記操業成績データベースから受信された操業実績及び操業指標定義に基づいて、操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータを生成し、該操業成績トレンドデータにより操業成績が所定の基準を下回っているか否かを判定し、下回ったときに警告を前記表示工程において表示するように指示する操業成績判定工程と、
    前記操業成績判定工程による判定の結果として前記操業成績が所定の基準を下回っている場合は、前記ユーザによる要因特定開始の信号の入力により、前記現象データベースから受信した操業成績低下要因定義と、前記操業成績とに基づいて低下要因を絞り込み、前記設備・プロセスデータベースから取得した製造ラインにおける過去の作業記録または検査記録を参照しながら、前記操業成績が所定の基準を下回った要因を特定し、前記現象データベースから受信した要因関連設備定義に基づき、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻を特定する要因特定工程と、
    前記要因特定工程によって特定された低下要因に対応する改善作業事例を、前記データベースから検索する改善作業事例検索工程と、を具備し、
    前記操業成績判定工程の判定の結果に基づく警告を促す表示を行い、そして、前記改善作業事例検索工程によって検索された改善作業事例と、前記操業成績が所定の基準を下回った要因と、前記低下要因に関連する設備及び製造時刻とに係わる情報とを前記表示工程より表示することを特徴とする操業支援方法。
  5. 前記操業成績が所定の基準を下回った要因に関連する設備及び製造時刻に係わる情報は、前記製造時刻における前記製造ラインの各製造工程の録画映像を含み、
    前記表示工程は、前記製造時刻における製造ラインの各製造工程の録画映像を表示装置に表示することを特徴とする請求項に記載の操業支援方法。
  6. 記表示工程は、前記操業成績の目標値と実績値とを示す操業成績トレンドデータをも表示することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の操業支援方法。
  7. 請求項1〜3の何れか1項に記載の操業支援装置と、前記操業支援装置が用いる情報を蓄積している前記データベースとを有することを特徴とする操業支援システム。
  8. 請求項4〜6の何れか1項に記載の操業支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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