JP2005018475A - 生産指示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】生産指示を発行する場合には、蓄積されている過去の製品生産情報から諸注意事項を抽出し、生産指示に添付して生産ラインに発行し、製造関係者に伝達する。
【解決手段】この生産指示システムは、予め過去の生産実績、結果の解析に基づいて抽出された諸注意事項がカテゴリー分類されて登録されている諸注意データベース18と、生産指示データ12に基づく検索キーによって諸注意データベースを検索して諸注意事項112を抽出するデータベース検索部19と、生産指示データ12に対し、当該データベース検索部の抽出した諸注意事項113を添付して諸注意事項付き生産指示データ114として出力する生産指示出力部110とを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製造情報フィードバック付きの生産指示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
機械、電気製品、自動車などの部品製造、組立加工製造の分野において、特に近年注目を浴びている人手を介して製造を行うような製造ライン、セル生産方式の製造ラインを制御する生産管理システムでは、製造上の諸注意事項をフィードバックさせるために、図5に示すようなワークフローを採用している。
【0003】
この図5に示した従来の生産システムは、電子機器の生産システムのワークフローであるが、生産計画システム1により作成された生産指示2を出力し、製造ライン3にペーパー、或いはオンラインの画面を通して指示する。この生産指示2では、どの機種を何台、どの製造ラインで製造せよという情報が指示として与えられる。この生産指示を受け取った製造ライン3では、その内容を作業者が確認し、これに従い製造に着手する。製造する機種における製造手順書はあらかじめ製造ラインに準備されており、これを参照しながら作業が進められる。
【0004】
製造ラインの実績収集4は、作業者の人手によりあるいは自動収集システムにより行われる。そして製品の品質管理は、製造ライン(セル生産の場合はセル内)でのインライン検査や組立完了後の検査において実施される。実績収集で収集される情報は製品機種、製造個数、製造日時等である。
【0005】
品質検査において品質不良品が発見された場合には、検査の意味やその複雑さなどによりその場で修理したり、専門の修理場で修理したりする。そのどちらの場合にも、品質不良の状態を確認し、不良の発生原因を究明し、修理対応(例えば、部品を交換するか品物を廃棄するか)を行っている。この品質情報は品質情報データベース(DB)5に登録する。品質情報には製品機種、製造日時、不良数、不良現象とその現象ごとの数、不良原因とその原因ごとの数が含まれる。
【0006】
品質情報データベース5に登録された情報は、その不良の再発を可能な限り防止するために利用される。不良現象や不良原因の発生頻度と使用部品の関係、製造ラインとの相互関係、設計仕様との関係などの面から、例えばパレート分析手法、データマイニングなどによって分析し(分析処理6)、解析判断する(解析判断7)。
【0007】
解析判断7では、設計仕様に関連するものは、設計変更として対応することが多い。使用していた部品のロットに起因するものであれば、例えば、そのロットの部品を採用することはしないように指示することが必要である。もし同種の部品を使用するのであれば、試験方法や管理内容について配慮するように指示したり、製造装置の利用方法に起因するような場合には、その取り扱いの諸注意などを指示したりするなど、品質不良発生防止のために過去の状況を分析して的確な指示を発行することが重要である。
【0008】
このように、従来は品質不良発生防止のために、
・設計変更により対応する、
・作業標準書の見直しで対応する、
・製造時の諸注意事項として伝達する、
などして製品品質の向上を図っていた。
【0009】
このように従来の生産管理システムでは、製品製造中に発生した不良品情報の活用において、設計変更7a、部品変更7bなどで対応するものではなく、また手順書の見直し7c、設備改善7dを実施するような大がかりな問題でもなく、それ以外の対応で、製造現場への諸注意伝達7eで対応する場合が多々ある。実際の製造ラインでは、開発費用の低減やその他の箇所への影響などを考慮すると、設計変更が行えず、作業上での配慮だけで不良品発生の防止に対処しなくてはならない場合が多い。また実状では、過去の品質情報を活用せずに不良品発生を放置し、製造品質ロスを低減できない工場、現場も多い。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−111298号公報
【0011】
【特許文献2】
特開2002−236511号公報
【0012】
【特許文献3】
特開2002−258931号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の生産管理システムでは、次のような問題点があった。多品種機種の生産のために、その機種ごとに特徴が出るような諸注意事項をタイムリーに抽出することが困難であり、生産に取りかかる機種に対する諸注意事項をタイムリーに伝達することができない問題点があった。また、製造ラインは日々新しい状況で生産を実施しているが、従来の経験則を基盤とした技術では諸注意事項を生産状況からタイムリーに更新することができない問題点があった。さらに、過去の製造ラインの状況に基づき経験的に把握したものについて、定量的に分析していないので、製造上の問題点の重要性を定量的に提示することができず、諸注意事項の重要性を製造関係者に十分に認識させることができない問題点もあった。
【0014】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、製造時に製造情報を収集し、その情報を分析して生産効率等を向上させる要因を抽出し、生産指示を発行する場合には、これらの過去の情報から収集、分析した情報を生産指示に諸注意事項として添付して発行し、製造上での諸注意を製造関係者に伝達できる生産指示システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の生産指示システムは、予め過去の生産実績、結果の解析に基づいて抽出された諸注意事項がカテゴリー分類されて登録されている諸注意データベースと、生産指示データに基づく検索キーによって前記諸注意データベースを検索して諸注意事項を抽出するデータベース検索部と、前記生産指示データに対し、当該データベース検索部の抽出した諸注意事項を添付して諸注意事項付き生産指示データとして出力する生産指示出力部とを備えたものである。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の生産指示システムにおいて、前記諸注意データベースは、前記諸注意事項の生じた根拠となる根拠統計情報を保持し、前記データベース検索部は、前記諸注意事項と共に該当する根拠統計情報を抽出し、前記生産指示出力部は、データベース検索部の抽出した諸注意事項と根拠情報とを前記生産指示データに添付し、前記諸注意事項付き生産指示データとして出力することを特徴とするものである。
【0017】
請求項3の発明の生産指示システムは、過去の製造実績データの登録されている製造実績データベースと、製品ごとの品質不良の要因、対策情報の登録されている対策データベースと、生産指示データを受信して該当製品に関連する品質情報を前記製造実績データベースから抽出する検索部と、前記検索部の抽出した品質情報に基づき、所定の品質分析を実施し、品質不良の要因を特定する検索結果分析部と、前記検索結果分析部が特定した品質不良の要因を改善する対策情報を前記対策データベースから抽出し、諸注意事項として出力する対策生成部と、
前記生産指示データに対し、前記対策生成部の出力する諸注意事項を添付して諸注意事項付き生産指示データとして出力する生産指示出力部とを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。本発明の第1の実施の形態の生産指示システムを、図1及び図2を用いて説明する。図1に示すように、第1の実施の形態の製造フィードバック付き生産指示システムは、スタンドアロン若しくはネットワーク接続されたコンピューターシステムで構成されるものであり、生産管理生産計画システム11、製造ライン管理用の製造ラインシステム13、品質情報データベース15を備えている。これらは、図5に示した従来の生産管理システムと共通するものである。そして本実施の形態の生産指示システムを特徴付ける構成要素としてさらに、製造諸注意データベース(DB)18、製造上諸注意検索部19、製造上諸注意付加部110を備えている。
【0019】
生産管理生産計画システム11は、従来同様に生産管理、生産計画を行い、生産指示12を製造ラインシステム13に対して出力する。製造ラインシステム13は、生産指示12に基づき製造ラインを稼働させ、製造実績14を手動により若しくは自動収集機能を用いて収集する。この製造実績14は品質情報データベース15に随時登録、保存される。
【0020】
品質情報データベース15には、例えば機種、製造日時、発生不良数、不良現象とその件数、不良原因とその件数などを登録している。生産管理技術者は品質情報データベース15に保存されているデータに基づいて分析処理16を実施し、その分析結果に基づき解析判断17を行う。分析処理16には例えば、パレート分析、データマイニングなどの分析手法を利用する。解析判断17では、不良品の不良現象とその件数の情報から不良原因を追求し、設計変更17a、部品変更17b、製造手順変更17c、設備改善17dの必要性を判断し、また大がかりな製造ラインの変更を必要としないが、製造に当たって作業者に注意喚起させる必要がある製造上の諸注意事項17eを割り出す。
【0021】
解析判断17により得られた製造諸注意17eについては、製造諸注意データベース18に登録する。製造諸注意データベース18に登録される諸注意事項としては、例えば機種別諸注意事項18a、ライン別諸注意事項18b、部品別諸注意事項18c、その他の注意事項18dがある。
【0022】
製造上諸注意検索部19は、生産管理生産計画システム11から出力される生産指示12の内容のカテゴリー分析を行い、製造機種、使用する製造ライン、使用する部品、その他の情報を割り出す。そして、製造機種に対応した諸注意事項を製造諸注意データベース18の機種別諸注意事項18aを検索して抽出し、ライン別諸注意事項18bを検索して使用ラインの諸注意事項を抽出し、さらに製造機種の製造に用いられる部品情報に基づき部品別諸注意事項18cから該当部品に対する諸注意事項を抽出し、他の注意事項18dからも必要な諸注意事項を抽出する。そして製造上諸注意検索部19は、製造諸注意データベース18の検索111により得た検索結果112を製造上諸注意113として製造上諸注意付加部110に送信する。
【0023】
製造上諸注意付加部110は、生産管理生産計画システム111からの生産指示12に対して、製造上諸注意検索部19からの製造上諸注意113を付加し、諸注意事項付き生産指示114にして製造ラインシステム13に送信する。
【0024】
製造ラインシステム13では、与えられる諸注意事項付き生産指示情報をオンラインでディスプレイに表示し、或いはプリントアウトして該当作業者に提示する。
【0025】
次に、上記構成の第1の実施の形態の生産指示システムの動作について説明する。生産管理生産計画システム11から発行された生産指示12は、そのまままたは人手により詳細な状況に編集され、差し立てとして発行される。
【0026】
製造現場では、製造実績14を人手または実績収集システムで自動収集しており、製造実績量、稼働時間、製造履歴などの他に、検査関連については、不良発生現象とその件数、不良発生要因とその件数、不良に対しての処置などが収集され、品質情報として品質情報データベース15に登録され管理される。実績収集14で収集された実績情報は、生産管理生産計画システム11にもフィードバックされる。
【0027】
この品質情報データベース15に登録された品質情報に対して、パレート分析やX−pチャート図等の各種の統計解析やデータマイニングなどの分析手法により分析、解析とされる。この解析の仕組みは、人手を介して分析することが多い。その結果、設計変更17a、部品変更17b、製造手順変更17c、設備改善17d及び製造上の諸注意17eに分類される。
【0028】
設計変更、部品変更、製造手順変更などについては、その担当部署が判断して実施されるが、それらまでに至らない対処や、変更するとその影響が過大になり実質的に変更が難しいもので製造上でカバーできるものは、製造諸注意事項として製造現場にフィードバックされる。
【0029】
製造諸注意事項となった品質情報については、製造諸注意データベース18に登録する。製造諸注意データベース18の登録情報について説明する。
【0030】
・検索キー:製造機種、使用部品、製造ライン、製造日、採用外注、作業担当者など。
【0031】
・登録情報:過去の品質情報から分析、解析した結果からの諸注意事項。
【0032】
・諸注意事項の登録:諸注意事項は、人手によりデータベース18に登録するものであり、製品品質情報から直接誘導される情報の他に、必要な諸情報の追加登録が可能である。
【0033】
・諸注意事項の内容:諸注意事項のテキスト文、イメージ図などを含む。また、諸注意事項となった根拠を示す根拠情報も含む。また、諸注意事項の中である時点からは、設計変更や手順変更により不要となるものもあるので、諸注意有効期限を付加記載しておくことが望ましい。しかし、そのような変更があれば機種番号の変更やレビジョン番号の追記などにより対応される場合も多い。
【0034】
図2に、製造諸注意データベース18の登録内容が例示してある。ここでは機種XXXに対する諸注意事項として、部品取り扱いに関する注意、製造手順に関する注意、設備に関する注意、発行日時、有効日時などが登録されている。また機種XXXに対する発生不良原因のトップファイブとして、○○不良、△△不良、××作業ミス等が登録されている。
【0035】
製造上諸注意検索部19は、生産管理生産計画システム11から出力される生産指示12の内容のカテゴリー分析を行い、製造機種、使用する製造ライン、使用する部品、その他の情報を割り出す。そして、製造機種に対応した諸注意事項を製造諸注意データベース18の機種別諸注意事項18aを検索して抽出し、ライン別諸注意事項18bを検索して使用ラインの諸注意事項を抽出し、さらに製造機種の製造に用いられる部品情報に基づき部品別諸注意事項18cから該当部品に対する諸注意事項を抽出し、他の注意事項18dからも必要な諸注意事項を抽出する。そして製造上諸注意検索部19は、製造諸注意データベース18の検索111により得た検索結果112を製造上諸注意113として製造上諸注意付加部110に送信する。
【0036】
図2の例として機種別の検索手順を説明する。生産指示12より製造機種XXXが特定されると、この製造機種を検索キーにして製造諸注意データベース18を検索(111)する。そして図2に示すように、機種XXXに関係する諸注意事項112を抽出する。製造上諸注意検索部19は抽出した情報を諸注意事項113として製造上諸注意付加部110に転送する。
【0037】
製造上諸注意付加部110は、生産管理生産計画システム111からの生産指示12に対して、製造上諸注意検索部19からの製造上諸注意事項113を付加し、諸注意事項付き生産指示114にして製造ラインシステム13に送信する。
【0038】
製造ラインシステム13では、与えられる諸注意事項付き生産指示情報をオンラインでディスプレイに表示し、或いはプリントアウトして該当作業者に提示する。
【0039】
この場合、製造フィードバック付き(諸注意付き)生産指示14の発行形態にはその生産形態、管理システムの形態により種々の態様が可能である。例えば、(1)従来の生産指示書(紙)に諸注意事項を追加印刷する、(2)従来の生産指示書(紙)に諸注意事項を印字した用紙を添付する、(3)生産指示情報と諸注意事項を追加編集してディスプレイに表示する、(4)生産指示情報をディスプレイに表示し、諸注意事項の表示キーも表示し、その表示キーにより諸注意事項を別表示するなどである。
【0040】
以上により第1の実施の形態の生産指示システムによれば、生産管理生産計画システムから出力される生産指示に製造上必要な諸注意事項を自動的に抽出して付加し、製造ラインの従事者に提示することができるため、製造ラインでの生産性の向上が図れる。
【0041】
さらに、製造ラインから収集した情報を確実にフィードバックすることができ、諸注意事項の判断、作成自体は人手によるとしても、その活用を自動的に行うことができ、人のみが運用する場合よりもむら無く、均一化された諸注意事項の作成、提示が行える。またさらに、諸注意データベースの根底にある品質情報は日々更新されるが、その解析も頻度を上げて実施することにより諸注意事項データベース18の内容も更新され、活発に製造へのフィードバックが行え、品質向上にいっそう寄与できる。加えて、このシステムの運用により、過去の品質情報の活用の重要性が関係者に喚起され、より良い改善活動サイクルの確立に貢献できる。
【0042】
次に、本発明の第2の実施の形態の生産指示システムについて、図3及び図4を用いて説明する。第2の実施の形態の特徴は、品質情報データベース15に登録されている品質情報から自動分析によって設計変更、部品変更等を判断し、また製造諸注意事項を抽出を行い、各種変更データベース22に自動登録する分析エンジン21を備えたことを特徴とする。
【0043】
第2の実施の形態において、図1及び図2に示した第1の実施の形態の生産指示システムの構成要素と共通するものには同一の符号を付して示してある。
【0044】
過去の製造情報から直接、過去の不良品情報を検索しただけでは設計に起因するもの、部品に起因するもの等が混在して抽出されるため、製造上の注意として生産指示に添付するものを吟味することが必要である。そのため、第2の実施の形態では分析エンジン21を備えている。この分析エンジンでは、製造上の諸注意として有意な情報を引き出すために、図4に詳しく示してあるように、品質データベース(DB)検索部211、検索結果分析部212、対策済み内容検索部213、そして対策生成部214を備えている。また、分析エンジン21により検索される各種変更情報データベース(DB)22、不良品発生の要因を登録する要因データベース(DB)23、不良品対策を登録する対策データベース(DB)24、設計情報を登録する設計情報データベース(DB)25を備えている。
【0045】
品質データベース検索部211は、製造ラインシステム13から収集された実績情報が登録されている品質情報データベース15に対して、生産指示12から出された内容に基づき、過去の品質情報を検索する。検索キーには、生産機種、使用する生産ライン、生産担当者などを指定することができる。一般的には、生産機種を検索キーとして検索する。
【0046】
検索結果分析部212は、品質情報データベース15から抽出した結果に対して、パレート分析等を実行する。これにより、生産指示12又は類似の指示について、過去に発生した不良の主現象や主要因のパレート分析を行う。
【0047】
対策済み内容検索部213は、パレート分析により抽出した内容が、これから製造する製品に対してすでに対策済みであるか否かを判断する。このため、各種変更情報データベース22にアクセスし、該当しているか否かを判定する。この分析結果の対策済み検索は、設計変更、部品変更、設備改善、作業者教育など種々の方面に対して調査し、対策済みのものは除外する。パレート分析では過去の結果の件数が分析されるが、その結果はすでに設計部門等へフィードバックされ、すでに設計変更されている場合もあり得る。そのため、この対策済みの正否を判定するのである。
【0048】
対策生成部214は、対策済みのものを除外した後の不良原因などに対して、どのように注意して製造すればよいのかを指示する諸注意事項を作成し、出力する。
【0049】
次に、上記構成の第2の実施の形態の生産指示システムによる諸注意事項付加処理機能について、図4を用いて説明する。各種変更データベース22は、第1の実施の形態と同様に、品質情報データベース15に蓄積された品質情報に基づいて人手によりパレート分析、データマイニング等の分析処理16を行い、設計変更17a、部品変更17b、製造手順変更17c、設備改善17d、諸注意17eの解析判断17を行い、その結果として実際に製造ラインにおいて行われた過去の各種変更を登録する。
【0050】
また、要因データベース23、対策情報データベース24、設計情報データベース25それぞれには予め不良発生の要因、不良発生に対する対策、設計情報等を登録する。
【0051】
実際の生産に当たっては、生産管理生産計画システム11から生産指示12が出力される。この生産指示12に対して生産上諸注意検索部19は諸注意抽出指示121を分析エンジン21に対して与える。
【0052】
分析エンジン21の品質データベース検索部211では、製造ラインシステム13から収集された実績情報が登録されている品質情報データベース15に対して、生産指示12の内容に基づき、過去の品質情報を検索(122)する。検索キーには、生産機種、使用する生産ライン、生産担当者などを指定する。一般的には、生産機種を検索キーとして検索する。
【0053】
分析エンジン21の検索結果分析部212では、品質データベース検索部211により品質情報データベース15から抽出した結果(123)に対して、パレート分析等を実行し、生産指示12に対して過去に発生した不良の主現象や主要因のパレート分析を行う。
【0054】
分析エンジン21の対策済み内容検索部213では、検索結果分析部212により抽出した内容が、これから製造する製品に対してすでに対策済みであるか否かを判断するため、各種変更情報データベース22にアクセスし、該当しているか否かを判し、対策済みのものは除外する。
【0055】
分析エンジン21の対策生成部214では、対策済み検索部213からの未対策要因について、要因データベース23、対策情報データベース24、設計情報データベース25を検索し、どのような注意をして該当製品を製造すればよいかの指示作成を行う。これには、(A)共通的に利用できる製造上の諸注意事項、(B)製造機種特有な場所、部品を、製造方法などを特定した機種固有の製造上の諸注意事項がある。
【0056】
この分析エンジン21が抽出した諸注意事項抽出結果124は製造上諸注意検索部19に送信され、製造上諸注意検索部19は諸注意事項113として製造上諸注意付加部110に転送する。
【0057】
製造上諸注意付加部110は、第1の実施の形態と同様に生産指示12に対して諸注意事項13を付加し、製造フィードバック付き(諸注意事項付き)生産指示114として製造ラインシステム13に送信する。そして第1の実施の形態と同様に、製造ラインシステム13ではこの製造上諸注意付加部110から受け取った生産指示14に基づき該当製品の製造に当たってその手順書と共に、諸注意事項を提示する。
【0058】
これにより、第2の実施の形態の生産指示システムでは、第1の実施の形態と同様の作用、効果に加えて、製品情報をオンラインで反映することができるために、分析などの時間遅れがなく、品質向上をタイムリーに行える。また、分析エンジン21として種々の分析手法を組み込むことができ、製造ラインやその管理システムの全体に影響を及ぼすことなく分析機能の向上が図れ、ひいては製品の品質向上が図れる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、製品製造における品質ロス、品質不良の低減が図れ、品質ロスと品質不良が低減できることから、生産性の向上、製造リードタイムの削減、さらにはこれによる不良在庫の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機能構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態による諸注意事項検索処理の説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の機能構成を示すブロック図。
【図4】第2の実施の形態による諸注意事項生成処理の説明図。
【図5】従来の生産管理システムのブロック図。
【符号の説明】
11 生産管理生産計画システム
12 生産指示
13 製造ラインシステム
14 実績収集処理
15 品質情報データベース
18 製造諸注意データベース
19 製造上諸注意検索部
110 製造上諸注意付加機能部
21 分析エンジン
22 各種変更情報データベース
23 要因データベース
24 対策データベース
25 設計情報データベース
211 品質データベース検索部
212 検索結果分析部
213 対策済み内容検索部
214 対策生成部

Claims (3)

  1. 予め過去の生産実績、結果の解析に基づいて抽出された諸注意事項がカテゴリー分類されて登録されている諸注意データベースと、
    生産指示データに基づく検索キーによって前記諸注意データベースを検索して諸注意事項を抽出するデータベース検索部と、
    前記生産指示データに対し、当該データベース検索部の抽出した諸注意事項を添付して諸注意事項付き生産指示データとして出力する生産指示出力部とを備えたことを特徴とする生産指示システム。
  2. 前記諸注意データベースは、前記諸注意事項の生じた根拠となる根拠統計情報を保持し、
    前記データベース検索部は、前記諸注意事項と共に該当する根拠統計情報を抽出し、
    前記生産指示出力部は、データベース検索部の抽出した諸注意事項と根拠情報とを前記生産指示データに添付し、前記諸注意事項付き生産指示データとして出力することを特徴とする請求項1に記載の生産指示システム。
  3. 過去の製造実績データの登録されている製造実績データベースと、
    製品ごとの品質不良の要因、対策情報の登録されている対策データベースと、生産指示データを受信して該当製品に関連する品質情報を前記製造実績データベースから抽出する検索部と、
    前記検索部の抽出した品質情報に基づき、所定の品質分析を実施し、品質不良の要因を特定する検索結果分析部と、
    前記検索結果分析部が特定した品質不良の要因を改善する対策情報を前記対策データベースから抽出し、諸注意事項として出力する対策生成部と、
    前記生産指示データに対し、前記対策生成部の出力する諸注意事項を添付して諸注意事項付き生産指示データとして出力する生産指示出力部とを備えたことを特徴とする生産指示システム。
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