JP2006072388A - 液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示素子の基板間距離を保持するスペーサとして複数積層型スペーサを用いるときに常に一定のスペーサ太さが得られるスペーサ構造を提供する。
【解決手段】着色層が形成された基板上に、着色層と同一工程で形成されるスペーサ層を積層してなるスペーサを有し、このスペーサが、液晶注入部付近に配置されている液晶表示素子。
【選択図】図4
【解決手段】着色層が形成された基板上に、着色層と同一工程で形成されるスペーサ層を積層してなるスペーサを有し、このスペーサが、液晶注入部付近に配置されている液晶表示素子。
【選択図】図4
Description
本発明はカラーフィルタ基板を用いた液晶表示素子に関する。
図18に示すように、従来のカラー液晶表示素子20は、カラーフィルタ基板10と対向基板50とが対向配置され、この2枚の基板間間隙に液晶層7が狭持されている。カラ−フィルタ基板10は、透明基板1上に遮光膜4、この遮光膜4の間を埋めるように配置された赤(R)2R,緑(G)2G,青(B)2Bの3色からなる着色層2が形成され、この上に電極5、配向膜14が順次形成されてなる。一方、対向基板50は、透明基板11上に電極12、配向膜14が順次形成されてなる。
この2枚の基板間には、2枚の基板間距離を保持するためにスペーサ3が配置され、これは着色層2の形成と同一の工程で形成されたスペーサ層3R,3G,3Bを積層して形成されている。
また、2枚の基板は、基板の外周部を液晶注入部を残した形状のシール部によって貼り合わさっており、この液晶注入部より液晶が注入され、両基板間間隙に液晶層が形成される。液晶注入部付近には、液晶注入部付近の基板間距離を一定に保つために、島状スペーサがシール部と同じシール材料でディスペンサにより塗布、形成されている。
しかし、スペーサ層を積層してスペーサを形成した場合、図19に示すようにスペーサ層3R、3G、3Bを積層する際に位置ずれが生じることがあった。この際、基板間距離を保持するための実効的なスペーサ太さは、3層のスペーサ層が重なり合った領域、即ち、断面からみた場合、aのスペーサ幅をとることになる。このような位置ずれが基板面内で均一に生じれば良いが、基板が反っていたりした場合、このような位置ずれの度合いが基板面内で異なり、実効的なスペーサ太さのばらつきが生じる。また、ロット間を比較した場合でも、ロット間における位置ずれの度合いが異なる場合があり、同様に実効的なスペーサ太さのばらつきが生じる。
このように基板間距離を保持するための実効的なスペーサ太さのばらつきが基板面内あるいはロット間で生じると、2枚の基板を張り合わせる際の加圧時における耐圧性がスペーサにより異なり、基板間距離を基板面内あるいはロット間において、一定に制御することが困難であった。
また、液晶注入部の基板間距離を保持するために配置されている島状スペーサはディスペンサにより形成するため、厚さを一定に保つことが難しく、液晶注入部付近の基板間距離を一定に制御することが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、品質が安定し、表示が良好な液晶表示素子を提供するものである。
本願発明の液晶表示素子は、第1の絶縁基板上に第1の電極が形成された第1の基板と、第2の絶縁基板上に第2の電極が形成された第2の基板と、前記第1の基板と第2の基板が対向配置され、この2枚の基板間に狭持された液晶層と、前記2枚の基板間に、前記液晶層を注入するための液晶注入部を除いて前記基板の外周部に形成されたシール部と、前記2枚の基板のうちいずれか一方の基板上の有効画素領域に形成された複数の着色層と、前記着色層が形成された基板上に、前記着色層と同一工程で形成されるスペーサ層を積層してなるスペーサとからなる液晶表示素子において、前記スペーサが、前記液晶注入部付近に配置されていることを特徴とする。
このように、液晶注入部付近に、スペーサを着色層と同一工程で形成されるスペーサ層を積層してスペーサを形成するので、常に一定の高さのスペーサを液晶注入部に配置することができる。
本発明の液晶表示素子のスペーサは、スペーサ層が複数層積層されている。このスペーサ層のうちの1層を第1のスペーサ層、これ以外のスペーサ層を第2のスペーサ層とした時に、第2のスペーサ層の絶縁基板と概略平行な任意の断面は、第1のスペーサ層を断面へ投影した時の投影領域を含みかつ、この投影領域と同一平面でこの投影領域を延在した領域をも含んだ構造となる。言い換えれば、第2のスペーサ層の大きさが第1のスペーサ層の大きさより大きくなり、第2のスペーサ層の輪郭内に第1のスペーサ層の輪郭が完全に含まれることになる。
このような構造にすることにより、第2のスペーサ層が第1のスペーサ層よりも大きいため第2のスペーサ層は第1のスペーサ層の大きさを越えた領域を有することになり、例え、もしスペーサ層積層工程中の第1のスペーサ層と第2のスペーサ層との間の位置ずれが生じたとしても、この越えた領域部分が位置ずれを吸収して、第1のスペーサ層が完全に第2のスペーサ層上に形成される。
これにより、2枚の基板間距離を保持するための実効的なスペーサ太さは、第1のスペーサを絶縁基板に投影させた領域となり、常に一定の実効的なスペーサ太さを得ることができる。よって、液晶表示素子の基板間距離を基板面内及びロット間で常に一定に保つことができ、表示むらのない良好な液晶表示素子を得ることができる。また、液晶注入部にスペーサ層を積層したスペーサを配置するため、常に一定の高さのスペーサを液晶注入部に配置することができる。
(実施形態1)本発明の実施の形態をアクティブマトリクス型液晶表示素子を例にあげて以下に説明する。
まず、構造について説明する。図1に液晶表示素子の平面図、図3に図1の線A−Aで切った時の縦断面図を示す。
図2にアレイ基板51の概略部分平面図を示す。図3は図2の線A−Aで切った時の縦断面図に相当する。図1、3に示すように、本実施例の液晶表示素子20は、アレイ基板50とカラーフィルタ基板10とが対向配置され、この2枚の基板間に液晶層7が狭持されている。図1に示すように、液晶層7を注入するための液晶注入部63を除いた基板の外周部に形成されたシール部62により、2枚の基板は貼り合わさっている。
図2、図3に示すように、アレイ基板50は、第1の絶縁基板11上に交差するように配列された複数の走査線32と複数の信号線33とが形成されている。これら走査線32と信号線33の交差部には、走査線32と信号線33と接続してスイッチング素子31が形成されている。このスイッチング素子31毎に画素電極13、補助容量線34が形成され、これらはスイッチング素子に電気的に接続されている。更に、これらの上には配向膜14が基板全面に形成されている。
一方、カラーフィルタ基板10は、図1、図3に示すように、第2の絶縁基板1上に有効画素領域に対応してストライプ状のR(赤),G(緑),B(青)の複数色の着色層2R,2G,2Bが形成されている。隣り合う有効画素領域間の非有効画素領域には遮光層4が形成されており、この遮光層4上に2枚の基板間距離を保持するためのスペーサ3が配置されている。更に、着色層とスペーサが形成された基板の全面に透明電極5、配向膜14が順次形成されている。なお、有効画素領域とは液晶表示素子としたときの光が透過する領域をいい、非有効画素領域とは光が透過しない領域をいう。
スペーサ3は、R,G,B各々の着色層と同一の工程で形成されるスペーサ層3R,3G,3Bが積層されて形成されている。図4(a)に、図1の線B−Bで切った時のカラーフィルタ基板10上の着色層2、スペーサ3の形成状態を表す斜視図を示し、図4(b)にスペーサの拡大図を示す。
図4(a)に示すように、着色層2とスペーサ3とは離間して配置され、かつ、スペーサ3は島状に配置されている。図4(b)に示すように、スペーサは第1のスペーサ層である3B、第2のスペーサ層である3R、3Gが積層して形成されている。スペーサ層3R、3G、3Bは、各々第1の主面である絶縁基板側の主面71R,71G,71Bの面積が、第1の主面に対向する他の主面70R,70G,70Bの面積とほぼ同じであり、円柱状をしている。本実施形態の場合、第1のスペーサ層を基板に投影したときの投影領域は、第1のスペーサ層である3Bの第1の主面71Bと同じ大きさの領域となる。第2のスペーサ層3R,3Gは、基板に対して概略平行な任意の断面を有し、この断面領域内に第1のスペーサ層を断面に投影した時の投影領域が含まれ、かつ、断面領域内には投影領域と同一の平面上であってこの投影領域を延在した領域である斜線部fの領域をも含んでいる。第2のスペーサ層3R,3Gの基板に対して概略平行な断面をどの箇所でとってもこのことは成立する。
ここで、液晶層の液晶分子は、配向処理された配向膜により配向が決まるが、スペーサの存在により、スペーサ付近の液晶分子は配向が一定でないため、配向不良となる。このため、有効画素領域の間隙、すなわち非画素領域に、スペーサを配置することによりスペーサ付近の配向不良が隠され、表示不良領域を隠すことができる。
更に、液晶表示素子は図1に示すように、2枚の基板間に液晶を注入する液晶注入部63に複数色のスペーサ層3R,3G,3Bが積層された島状スペーサ61が形成されている。図5に、図1の線A−Aで切った時の縦断面図を示す。島状スペーサ61が形成された領域には、カラーフィルタ基板11の有効画素領域の間隙に形成された遮光層4と同一工程で形成された遮光層4が形成されており、この遮光層4上に、島状スペーサ61が形成されている。更に、液晶注入部63付近に、カラーフィルタ基板及びアレイ基板各々の電極と同一工程で電極パターン64、65が形成され、この電極パターン領域内に島状スペーサ61が配置されている。このように液晶注入部63付近に、有効画素領域におけるスペーサの配置条件と同様に遮光層4、電極64、65を配置することにより、有効画素領域における基板間距離と同じ基板間距離を液晶注入部63にも設定することができる。また、遮光層を液晶注入口付近に形成することにより、光を遮断することが可能となる。
次にカラーフィルタ基板の製造方法について図6、7を用いて説明する。図6(a)に示すように、絶縁基板1として1.1mmの厚みの無アルカリガラス上にアルカリ現像可能な光硬化型アクリル樹脂にカーボンブラックを分散させた材料をスピンナーで塗布する。これを、90℃、10分の乾燥後、所定のパターン形状のフォトマスクを用いて300mj/cm2 の露光量で露光したあとpH11.5のアルカリ水溶液にて現像し、200℃、1時間の焼成にて膜厚2.0μmの格子状パターンの遮光膜4を形成した。
この遮光膜4を形成したガラス基板1上に、図6(b)に示すようにアルカリ現像可能な市販の赤色着色レジストCR−2000(富士ハントテクノロジー)6Rをスピンナーにより塗布、仮焼成後、図8に示すような着色層パターン32、円形状のスペーサ層パターン31、液晶注入口付近に対応した島状スペーサパターン(図示せず)が形成されたマスク30を用いて、100mj/cm2 の露光量で露光したあとpH11.5の現像液で現像する。その後、図6(c)に示すように200℃で1時間焼成し、膜厚2.0μmの着色層2R、遮光膜4上に円柱状のスペーサ層3R、液晶注入口付近に対応した島状スペーサパターン着色層61R(図示せず)を形成した。
次に、図6(d)に示すように、アルカリ現像可能な市販の緑色着色レジストCG−2000(富士ハントテクノロジー)6Gをスピンナーにより塗布、仮焼成後、図8に示すような着色層パターン32、スペーサ層パターン31、液晶注入口付近に対応した島状スペーサパターン(図示せず)が形成されたマスク30を用いて、100mj/cm2 の露光量で露光したあとpH11.5の現像液で現像する。図6(e)に示すように、その後、200℃で1時間焼成し、膜厚2.0μmの着色層2G、円柱状のスペーサ層3R上に積層するように円柱状スペーサ層3Gを形成する。この時用いるマスクの円形状のスペーサ層パターン31の面積は、赤色着色層形成時に使用したマスクの円形状スペーサ層パターン31の面積と異なる小さいものを使用した。
次に、図7(a)に示すように、アルカリ現像可能な市販の青色着色レジストCB−2000(富士ハントテクノロジー)6Bをスピンナーにより塗布、仮焼成後、図8に示すような着色層パターン32、円柱状スペーサ層パターン31、液晶注入口付近に対応した島状スペーサパターン(図示せず)が形成されたマスク30を用いて、100mj/cm2 の露光量で露光したあとpH11.5の現像液で現像する。その後、図7(b)に示すように、200℃で1時間焼成し、膜厚2.0μmの着色層2B、円柱状スペーサ層3G上に積層するようにスペーサ層3Bを形成し、カラーフィルタ基板10を形成した。この時用いるマスクの円形状のスペーサ層パターン31の面積は、緑色着色層形成時に使用したマスクの円形状スペーサ層パターン31の面積と異なる小さいものを使用した。
この時、露光機の重ね合わせ精度は±2μmであったので、スペーサ層3R,3G,3Bの積層時の位置ずれによるスペーサ3の太さが変わらないように、円柱状スペーサ層3Rの直径を20μm、円柱状スペーサ層3Gの直径を16μm、円柱状スペーサ層3Bの直径を12μmとした。
このように形成されたスペーサ3は、赤色の円柱状スペーサ層3R上に緑色の円柱状スペーサ層3G、青色の円柱状スペーサ層3Bの3色の複数色のスペーサ層が積層された形状をしている。積層するにしたがってスペーサ層形成時のマスクの孔を小さくするため、図4(b)に示すように、基板からの距離が離れるに従ってスペーサ層が小さくなるように積層される。言い換えれば、隣り合う2層のスペーサ層は、常にスペーサが形成される基板側からみて近いスペーサ層が、スペーサが形成される基板側からみて遠いスペーサ層の大きさより大きくなり、基板側に近いスペーサ層の輪郭内に基板側に遠いスペーサ層の輪郭が完全に含まれることになる。この2層の輪郭の大きさの差を露光機精度を考慮して設計すれば、スペーサ層積層工程中に位置ずれが生じたとしても、輪郭の大きさの差の部分でこの位置ずれが吸収されることになり、基板側に遠いスペーサ層が完全に基板側に近いスペーサ層上に形成される。これにより、2枚の基板間距離を保持するための実効的なスペーサ太さは、第1のスペーサを絶縁基板に投影させた領域となり、常に一定の実効的なスペーサ太さを得ることができる。
このように積層時のマスクの位置ずれを考慮して、スペーサ層の太さを変えて形成することにより、スペーサ層のうち1層である3Bが、他のスペーサ層である3R,3Gが重なり合う領域内に配置されるようにスペーサを形成することができる。このため、実効的なスペーサ太さが3Bの太さになり、基板に反りがあっても、実効的なスペーサ太さを基板面内また、ロット間で一定とすることができる。また、ここでは、スペーサを3色積層して作成したが4層以上を積層しても良く、所定の基板間距離を得るために積層数を変えても良い。また、スペーサを着色層とは離間して配置し、第1のスペーサ層と第2のスペーサ層の2層を積層してスペーサを形成してもよい。この場合、第2のスペーサ層が、絶縁基板と概略平行な任意の断面を有し、この断面が、第1のスペーサ層を断面へ投影した時の投影領域を含みかつ、この投影領域と同一平面でこの投影領域を延在した領域をも含むようにすることにより、投影領域を延在した領域で、2層のスペーサ層を積層するときの位置ずれを吸収することができる。言い換えれば、いずれか1層のスペーサ層が、他のスペーサ層に完全に配置されるようにスペーサ層が形成されていれば良い。
更に、スペーサ層のうち主面の面積が最も大きいスペーサ層と遮光層との位置ずれさえ考慮すれば、最終的に形成されるスペーサは遮光層の主面内に配置されることになる。これにより、スペーサの存在により起こるスペーサ付近の液晶の配列の乱れによる表示の不良を遮光層によって隠すことができる。更に、遮光層を形成することにより、3色重ねスペーサのみの場合と比較して、遮光効果は格段に向上する。
次に、このカラーフィルタ基板10上にITOからなる透明電極5を全面に形成した。そして、この透明電極5を形成したカラーフィルタ基板10上にポリイミドを塗布、これを配向処理して配向膜14を形成して、カラーフィルタ基板を形成した。
次に、アレイ基板51を以下のように製造した。まず、絶縁基板11上に交差するように複数の走査線32と補助容量線34を形成した。その上に、絶縁膜35を形成し、走査線32と直交するように複数の信号線33を形成し、これら走査線32と信号線33の交差部毎にスイッチング素子31を形成した。このスイッチング素子31毎に画素電極13を形成し、この上にポリイミドを塗布、これを配向処理をして配向膜14を形成してアレイ基板51を製造した。
次に、図3に示すように、このカラーフィルタ基板10と、アレイ基板51とを対向配置して、液晶注入部を残してシール剤を基板外周部にもうけて両基板を貼合わせた。その後、液晶注入部より液晶を注入して液晶層7を設け、液晶注入部を紫外線硬化樹脂で封止して液晶表示素子20を形成した。
2枚の基板の貼合わせの際、カラーフィルタ基板側から最も遠いスペーサ層、すなわちアレイ基板側に接するスペーサ層を、アレイ基板側に形成される走査線、信号線、補助容量線の内、最もアレイ基板側に最も近くに形成される配線上である補助容量線上叉は走査線上の位置に配置されるように、2枚の基板の位置決めを行った。本実施形態の場合では、走査線上に配置されるようにスペーサを形成した。このように走査線上にスペーサを形成したため、図3に示すように、アレイ基板51側の電極とカラーフィルタ基板側のスペーサ上に形成される電極との間に、下層配線である走査線32の上方に形成される絶縁膜35が存在することになり、アレイ基板側の走査線32とカラーフィルタ基板側のスペーサ上に形成される電極との短絡を防止することができる。アレイ基板側に最も近く形成される配線とスペーサ上に形成される共通電極との距離は、他の配線である、本実施形態の場合、信号線とスペーサ上に形成される共通電極との距離よりも離れるため、アレイ基板側に最も近く形成される配線上にスペーサを形成することにより、アレイ基板上の導電膜である配線層叉は画素電極と、共通電極との短絡をより一層防止できる。
また、前記スペーサを補助容量線上に形成しても良い。この場合、補助容量線とスペーサ上の共通電極との間に形成される絶縁膜のピンホール等により両者が短絡する場合がある。しかし、補助容量線と共通電極とは、同じ電位が供給されているため、短絡が生じたとしても動作特性上問題はない。尚、スペーサのと配線との位置関係においては、本実施形態に限定されるものではない。
ここで、アレイ基板とカラーフィルタ基板の2枚を対向配置させて液晶表示素子を製造する際の2枚の基板の位置合わせの時に、走査線上に配置されるべきスペーサが、基板の位置ずれにより部分的に画素電極上に配置され、スペーサ上に形成された電極と画素電極とが短絡する可能性がある。しかし、カラーフィルタ基板側から最も遠いスペーサ層が、他のスペーサ層の重なり合う領域内に配置されるように形成した場合、カラーフィルタ基板側から最も遠いスペーサ層の太さが、他のスペーサ層よりも細くなる。このため、2枚の基板の位置合わせマージンを取ることができ、合わせずれによるスペーサ上に形成された電極と画素電極との短絡を防止することができる。
また、本実施形態では、液晶注入部付近には着色層と同時に島状パターンのスペーサを形成したため、液晶注入口付近の基板間距離を一定に保つことができた。これにより、液晶注入部付近の基板間間距離の不均一による液晶の配向不良が無くなり、表示不良が無くなった。また、島状スペーサを1つ形成する場合は液晶注入部の中央部に配置すること望ましく、これにより液晶注入部付近の基板間距離の分布が一様になる。更に、複数の島状スペーサを形成する場合は液晶注入部に均一の間隔で配置することが望ましく、これにより液晶注入部付近の基板間距離の分布が一様になる。また、この液晶注入部付近に形成される島状スペーサは、有効画素領域に形成されるスペーサと比べ、スペーサ太さを大きく設定することができるため、積層の位置ずれによるスペーサ太さの影響が少ないので、積層するスペーサ層の形状を同一にしても良い。
このように液晶表示素子を形成することにより、基板面内の表示ムラもなく、また、ロット間の表示ムラも無くなり、品質の安定した表示が良好な液晶表示素子を得ることができた。
本実施形態では、スペーサ層を着色層の形成工程と同一工程で形成しているが、同一工程では行わず、別途スペーサ層工程をもうけても良い。しかし、本実施形態のように、スペーサ層を着色層の形成工程と同一の工程で形成することにより、スペーサ層を形成するための工程を別途設ける必要が無くなり、工程が大幅に削減できる。
(実施形態2)実施形態1において、アクテイブマトリクス型液晶表示素子の代わりに、シンプルマトリクス型液晶表示素子に適用した。
具体的には、実施形態1におけるアレイ板として、絶縁基板上にストライプ形状の電極、配向膜を形成した対向基板を用いた。カラーフィルタ基板としては、絶縁基板上に実施形態1と同様に形成したストライプ状の着色層及びスペーサを形成し、その上に着色層のストライプ形状と直交する形状のストライプ形状の電極、配向膜を形成したものを用いた。対向基板とカラーフィルタ基板は、両基板の電極が直交するように配置した。
尚、スペーサ上の電極と対向基板上の電極との短絡を考えた場合、2枚の基板が対向配置された時に、対向基板上の電極が形成されていない位置にスペーサ3を配置した方が好ましい。
このように液晶表示素子を形成することにより、基板面内の表示ムラもなく、また、ロット間の表示ムラも無くなり、品質の安定した表示が良好な液晶表示素子を得ることができた。
(実施形態3)実施形態1において、スペーサの形状を断面から見た時に、積層するに従い、徐々にスペーサ幅が狭くなるように設定したが、必ずしもこの形状に限定されるものではない。スペーサが3層以上のスペーサ層が積層され、この積層されたスペーサ層のうちの1層を第1のスペーサ層、他の複数のスペーサ層を第2のスペーサ層とした場合、第1のスペーサ第2のスペーサ層が絶縁基板と概略平行な任意の断面を有し、この断面が第1のスペーサ層を断面へ投影した時の投影領域を含みかつ、この投影領域と同一平面でこの投影領域を延在した領域をも含んでいれば良い。このように形成することにより、第1の層の太さが、基板間距離を保持するための実効的なスペーサ太さとなる。
以下に、図9、図10を用いてスペーサ形状の他の実施形態について説明するが、本発明はこれに限られるものではない。図9、図10に、スペーサの断面図及び斜視図を示す。
例えば、図9(a)では、スペーサ層3Bが第1のスペーサ層に相当し、スペーサ層3R、3Gが第2のスペーサ層に相当する。各々のスペーサ層は絶縁基板側の第1の主面と、この第1の主面に対向した第2の主面を有する。各々のスペーサ層は、第1の主面と第2の主面は同じ大きさになっており、絶縁基板側からみて1層目、2層目のスペーサ層3R、3Gは同じ大きさで、3層目のスペーサ層3Bは、スペーサ層3R、3Gより大きさが小さくなっている。スペーサ層3R、3Gは、各々絶縁基板と概略平行な任意の断面を有しており、本実施例では、第2のスペーサ層は同じ太さの円柱であるため、どの箇所で絶縁基板と概略平行な断面をとってもその断面は同じ大きさとなる。例えば、この断面を線“g”で切ったときの断面とすると、この断面は、第1のスペーサ層3Bをこの断面に投影したときの投影領域を含み、かつ、投影領域と同一平面で投影領域を延在した領域である斜線部“f”を含むことになる。
図9(b)では、スペーサ層3Rが第1のスペーサ層に相当し、スペーサ層3G、3Bが第2のスペーサ層に相当する。このスペーサは、絶縁基板側からみて積層するごとに徐々にスペーサ層の直径が大きくなって、スペーサ層の大きさが大きくなっている。スペーサ層3G、3Bは、各々絶縁基板と概略平行な任意の断面を有しており、例えば、この断面を線“g”で切ったときの断面とすると、この断面は、第1のスペーサ層3Rを断面に投影したときの投影領域を含み、かつ、投影領域と同一平面で投影領域を延在した領域である斜線部“f”を含むことになる。このことは、第2のスペーサ層のどの断面をとっても同様のことが成立する。本実施例のように、スペーサ層を積層するごとに徐々にスペーサ層の大きさを大きくしていくと、対向基板にスペーサを形成する構造とするとき、スペーサを含む基板全面に共通電極を形成する際に、スペーサの側面には電極が形成されにくい。このようにスペーサの側面に共通電極が形成されない場合、アレイ基板側に形成される配線や画素電極と、対向基板側に形成される共通電極との短絡を防止することができる。
図9(c)では、スペーサ層3Bが第1のスペーサ層、スペーサ層3R、3Gが第2のスペーサ層に相当する。各々のスペーサ層は、絶縁基板側の第1の主面と、この第1の主面に対向した第2の主面を有する。スペーサ層3Bの第1の主面と第2の主面とは同じ大きさで、スペーサ層3Gの第1の主面は第2の主面より小さく、スペーサ層3Rの第1の主面は第2の主面よりも大きくなっている。スペーサ層3G、3Rは、各々絶縁基板と概略平行な任意の断面を有しており、例えば、この断面を線“g”で切ったときの断面とすると、この断面は、第1のスペーサ層3Bを断面に投影したときの投影領域を含み、かつ、投影領域と同一平面で投影領域を延在した領域である斜線部“f”を含むことになる。このことは、第2のスペーサ層のどの断面をとっても同様のことが成立する。このように個々のスペーサ層が円柱形状をとらなくても良い。また、3層のスペーサ層の内の中央のスペーサ層3Gの大きさが、下層のスペーサ層3Rと上層のスペーサ層3Bよりも大きくしても良い。このような形状のスペーサの場合、対向基板にスペーサを形成する構造とするとき、スペーサを含む基板全面に共通電極を形成する際に、スペーサの側面には電極が形成されにくい。このようにスペーサの側面に共通電極が形成されない場合、アレイ基板側に形成される配線や画素電極と、対向基板側に形成される共通電極との短絡を防止することができる。
図10(a)では、スペーサ層3Gが第1のスペーサ層に相当し、スペーサ層3R、3Bが第2のスペーサ層に相当する。各々のスペーサ層は、絶縁基板側の第1の主面と、この第1の主面に対向した第2の主面を有する。スペーサ層3Gは第1の主面及び第2の主面は同じ大きさで円柱形状をとっており、スペーサ層3R、3Gは、スペーサ層3Bによって覆われている。スペーサ層3R、3Bは、絶縁基板と概略平行な任意の断面を有しており、例えば、この断面を線“g1”、“g2”のそれぞれで切ったときを断面とすると、この断面は、第1のスペーサ層3Gを断面に投影したときの投影領域を含み、かつ、投影領域と同一平面で投影領域を延在した領域である斜線部“f1”、“f2”をそれぞれ含むことになる。このことは、第2のスペーサ層のどの断面をとっても同様のことが成立する。
図10(b)では、スペーサ層3Gが第1のスペーサ層に相当し、スペーサ層3R、3Bが第2のスペーサ層に相当する。各々のスペーサ層は、絶縁基板側の第1の主面と、この第1の主面に対向した第2の主面を有する。スペーサ層3R、3Gは、第1の主面及び第2の主面がそれぞれの層で同じ大きさで円柱形状をとっており、スペーサ層3Gのみがスペーサ層3Bによって完全に覆われている。スペーサ層3R、3Bは、絶縁基板と概略平行な任意の断面を有しており、例えば、この断面を線“g1”、“g2”のそれぞれで切ったときを断面とすると、この断面は、第1のスペーサ層3Gを断面に投影したときの投影領域を含み、かつ、投影領域と同一平面で投影領域を延在した領域である斜線部“f1”、“f2”をそれぞれ含むことになる。このことは、第2のスペーサ層のどの断面をとっても同様のことが成立する。
上記実施例では、スペーサ層を3層積層した場合をあげたが、2層あるいは4層以上でも良い。2層積層してスペーサを形成する場合、図11(a)に示すように、着色層2とスペーサ3とが離間して配置することが望ましい。例えば、図11(a)に示すように、着色層2とスペーサ3とを離間して配置、すなわち着色層2と独立して2層のスペーサ層3R,3Gからなるスペーサ3を配置した場合と、図11(b)に示すように着色層2を重ねてスペーサとした場合を比較する。図11R>1(a)に示すように、着色層2と独立してスペーサ3を配置した場合には基板面内において、基板間距離を保持する実効的なスペーサ太さを一定にすることができる。これに対し、着色層2を重ねてスペーサとした場合には、例えば、着色層形成時の位置ずれによりスペーサ部Cとスペーサ部Dでは、実効的なスペーサ太さが異なり、面内において実効的なスペーサの太さのばらつきが生じる。
スペーサ層を3層以上積層してスペーサを形成する場合、スペーサ層と着色層が接続されて形成されていても良い。この場合、少なくとも1層のスペーサ層は、着色層とスペーサ層とが離間して配置されていなければならない。例えば、図11(c)では、スペーサは、スペーサ層3R、3G、3Bが積層して形成されている。スペーサ層3Rは着色層2Rと接続しており、スペーサ層3Gは着色層2Gと接続しており、スペーサ層3Bは着色層2Bと離間して配置されている。この場合、スペーサ層3Bが第1のスペーサ層に相当し、スペーサ層3R、3Gが第2のスペーサ層に相当する。スペーサ層3R、3Bは、各々絶縁基板と概略平行な任意の断面を有しており、例えば、この断面を線“g”で切ったときの断面とすると、この断面は、第1のスペーサ層3Bを断面に投影したときの投影領域を含み、かつ、投影領域と同一平面で投影領域を延在した領域である斜線部“f”を含むことになる。このことは、第2のスペーサ層のどの断面をとっても同様のことが成立する。言い換えれば、第2のスペーサ層3R、3Gが重なり合う領域内に、第1のスペーサ層3Bが収まるように形成されている。この重なり合う領域と、第1のスペーサ層をこの重なり合う領域へ投影したときの投影領域との差の領域部分の寸法を、スペーサ層積層時の露光機精度に合わせて設定すれば、例え位置ずれが生じたとしても、基板間距離を保持するための実効的なスペーサ太さは、第1のスペーサ層の太さとなる。
更に、絶縁膜、例えば配向膜を、スペーサを覆うようにして形成することが望ましい。図12に示すように、スペーサ上の電極5が、スペーサ3を覆うように形成されない場合があり、この場合、スペーサ3が直接液晶に接することがあるとスペーサ3を形成する着色層成分が液晶層に混入して誤動作の原因となることがある。これを防止するため、図12に示すようにスペーサが絶縁膜14、例えば配向膜により覆われることが望ましい。これにより、スペーサを形成する着色層成分が液晶層に混入されることが防止される。更に、スペーサ層のうち隣接する2層が、すべて、絶縁基板側のスペーサ層の絶縁基板側の主面と対向する他の主面内に、もう一方のスペーサ層の絶縁基板側の主面と対向する他の主面内に配置される、すなわち、絶縁基板側から順にスペーサ層の太さが徐々に細くなるようにスペーサを形成することが望ましい。これにより、絶縁基板側から順にスペーサ層の太さが徐々に太くなるようなスペーサを形成した場合と比較して、スペーサの側面部における電極または絶縁膜の段切れの発生を少なくすることができ、より一層、着色層成分の液晶層への混入を防止できる。
(実施形態4)実施形態1において、着色層とスペーサとは離間して配置し、かつ、スペーサは島状に配置されていたが、以下のように着色層とスペーサを配置しても良い。なお、これらの例に限定されるものではない。
例えば、図11、図15に示すように、着色層とスペーサとが離間して配置されていても良い。図1111では断面図、図15では平面図を示す。図11(a)に示すように、着色層2とスペーサ3とを離間して配置、すなわち着色層2と独立して2層のスペーサ層からなるスペーサ3を配置した場合と、図11(b)に示すように着色層2を重ねてスペーサとした場合を比較する。図11(a)に示すように、着色層2と独立してスペーサ3を配置した場合には基板面内において、基板間距離を保持する実効的なスペーサ太さを一定にすることができる。これに対し、着色層2を重ねてスペーサとした場合には基板面内において、着色層形成時の位置ずれによりスペーサCとスペーサDでは、実効的なスペーサ太さが異なる場合がある。この場合、図12(c)に示すように、スペーサを形成するスペーサ層のうち少なくとも1層を、スペーサ層3Bとして着色層2Bと独立して形成すれば良く、着色層が重なり合う領域にこの独立したスペーサ層3Bが配置されれば良い。
図15(a)〜図15(c)では、スペーサ層3Rと着色層2Rは接続しており、スペーサ層3Gと着色層2Gは接続しており、スペーサ層3Bは着色層2Bと離間して配置されている。この場合、スペーサ層3Bが第1のスペーサ層に相当し、スペーサ層3R、3Gが第2のスペーサ層に相当する。図15(b)、図15R>5(c)では着色層はストライプ形状を有し、図15(a)では着色層は個々の画素電極形状に対応した形状を有している。ここで、着色層が画素毎に形成されていても、着色層の色の配列を列毎で異なるように配置すれば、ストライプ形状に色が配列していることになる。
また、実施形態1では画素ごとに着色層が形成されていたが、図13に示すように、同じ色の同じ列の着色層が連なった形状の着色層2でも良く、各着色層の間にスペーサ3が着色層2と離間して配置されていても良い。また、図14に示すように、同じ列のスペーサが連なった形状のスペーサ3でも良い。
ところで、対向電極と走査線、対向電極と信号線との電極間に発生する寄生容量は小さい事が望ましい。容量の大きさは、向かい合う2枚の電極の重なり合う面積を一定にしたとき、2枚の電極間距離に反比例する。ここで、図14に示すような連なってスペーサ3が形成されている場合と、図13に示すように島状にスペーサ3が形成されている場合との断面形状を比較する。この場合、ある一定領域内において、連なってスペーサが形成されている場合ではアレイ基板にスペーサが全て接触している状態であるのに対し、島状にスペーサが形成されている場合ではアレイ基板に部分的にスペーサが接触している、すなわちスペーサが部分的に凹んだ状態で接触している形状となる。このため、連なってスペーサが形成されている場合と比較して、島状にスペーサ3が形成された場合では、凹んだ部分で寄生容量を軽減できるので、島状にスペーサ3が形成される方がより好ましい。
また、図16に示すような着色層形成用のマスク孔36、スペーサ層形成用の異なる面積のマスク孔35a,35b,35c部が形成されたマスクを用いることにより、1つのマスクで3色の着色層と異なる大きさのスペーサ層を積層したスペーサを形成することができる。具体的には、1色形成するごとにマスクを、1画素分cずつ右にずらしていけば良い。
(実施形態5)実施形態1において、一方の絶縁基板上に、着色層、スペーサ及び走査線、信号線、スイッチング素子、画素電極、補助容量線を、同一基板上に形成したものを用いた。
具体的には、図17に示すように、絶縁基板1上に実施形態1と同様に、走査線32、信号線(図示せず)、スイッチング素子(図示せず)、補助容量線(図示せず)を形成し、更に、着色層2R,2G,2Bとこの着色層2と同一工程で形成されたスペーサ層3R,3G,3Bが積層されてスペーサ3を形成した。画素電極13は着色層2上に形成され、これらの上に、配向膜14が形成されてカラーフィルタ基板10が形成されている。
もう一方の基板は、絶縁基板11上に全面に電極5、配向膜14が順次形成されて、対向基板60が形成されている。このように液晶表示素子20を形成することにより、基板面内の表示ムラもなく、また、ロット間の表示ムラも無くなり、品質の安定した表示が良好な液晶表示素子を得ることができた。本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、種々の組合せが可能である。
1…絶縁基板
2…着色層
3…スペーサ
3R…スペーサ層
3B…スペーサ層
3G…スペーサ層
4…遮光幕
5…共通電極
7…液晶層
13…画素電極
14…配向膜
20…液晶表示素子
31…スイッチング素子
32…走査線
33…信号線
34…補助容量線
50…アレイ基板
61…注入口付近のスペーサ
61R…スペーサ層
61G…スペーサ層
61B…スペーサ層
70…第2の主面
71…第1の主面
2…着色層
3…スペーサ
3R…スペーサ層
3B…スペーサ層
3G…スペーサ層
4…遮光幕
5…共通電極
7…液晶層
13…画素電極
14…配向膜
20…液晶表示素子
31…スイッチング素子
32…走査線
33…信号線
34…補助容量線
50…アレイ基板
61…注入口付近のスペーサ
61R…スペーサ層
61G…スペーサ層
61B…スペーサ層
70…第2の主面
71…第1の主面
Claims (3)
- 第1の絶縁基板上に第1の電極が形成された第1の基板と、第2の絶縁基板上に第2の電極が形成された第2の基板と、前記第1の基板と第2の基板が対向配置され、この2枚の基板間に狭持された液晶層と、前記2枚の基板間に、前記液晶層を注入するための液晶注入部を除いて前記基板の外周部に形成されたシール部と、前記2枚の基板のうちいずれか一方の基板上の有効画素領域に形成された複数の着色層と、前記着色層が形成された基板上に、前記着色層と同一工程で形成されるスペーサ層を積層してなるスペーサとからなる液晶表示素子において、前記スペーサが、前記液晶注入部付近に配置されていることを特徴とする液晶表示素子。
- 前記液晶注入部付近に前記電極と同一工程で形成された電極パターンを有し、前記電極パターン領域内に前記スペーサが配置されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
- 前記有効画素領域及び前記液晶注入部付近に形成された遮光層を有し、前記遮光層の領域内にスペーサが配置されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
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-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005322219A patent/JP2006072388A/ja active Pending
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