JPH1124082A - 表示素子用基板及び液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

表示素子用基板及び液晶表示素子の製造方法

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JPH1124082A
JPH1124082A JP17364697A JP17364697A JPH1124082A JP H1124082 A JPH1124082 A JP H1124082A JP 17364697 A JP17364697 A JP 17364697A JP 17364697 A JP17364697 A JP 17364697A JP H1124082 A JPH1124082 A JP H1124082A
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JP17364697A
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Satoru Naruoka
覚 成岡
Hirokazu Morimoto
浩和 森本
Tetsuya Nishino
哲哉 西野
Katsunori Murouchi
克徳 室内
Tadashi Honda
端 本田
Takaomi Tanaka
孝臣 田中
Shoichi Kurauchi
昭一 倉内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトリソグラフィ法を用いて形成したスペ
ーサを有する液晶表示素子のスペーサの検査に最適な表
示素子基板の構造を提供する。 【解決手段】 表示領域中のスペーサとは別に検査用ス
ペーサパターンを設けるため、スペーサの評価を表示と
は無関係の箇所で行うことができ、表示領域中のスペー
サを傷つけることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルタ基板
及び液晶表示素子の製造方法に係わり、特に2枚の基板
間距離を保持するスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられている液晶表示素子
は、着色層を有するカラーフィルタ基板と対向基板との
2枚の基板の間に液晶層を挟持し、2枚の基板の周囲が
液晶封入口を除いて接着剤で固定されていて液晶封入口
が封止剤で封止された構成をしている。2枚の基板間の
距離を一定に保つためのスペーサとして、フォトリソグ
ラフィ法にて所定の位置にパターニングした樹脂を用い
る方法がある。このようなスペーサの高さやエッチング
の過多等の評価は、触針式の段差測定器で行うことが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、触針式
の段差測定器を用いる方法では、針が直接スペーサに接
触するためにスペーサを傷つけてしまい、該傷が液晶表
示素子の表示欠陥となってしまうという問題があった。
【0004】また、レーザー干渉を用いてスペーサの評
価を行う方法も考えられるが、樹脂からなるスペーサと
して着色層を積層してスペーサを構成した場合では、ス
ペーサを構成する最上層の着色層の吸収波長とレーザー
との波長が同一の場合、測定を行うことが困難であっ
た。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
表示領域中のスペーサの高さ、形状及びエッチング過多
等の評価を、表示領域中のスペーサを傷つけることな
く、精度良く行うことができる表示用基板及び液晶表示
素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成によれば、
表示領域中のスペーサとは別に検査用スペーサパターン
を設けるため、スペーサの評価を表示とは無関係の箇所
で行うことができ、表示領域中のスペーサを傷つけるこ
とがない。
【0007】更に、本発明ではスペーサの形状が第1の
辺と第2の辺を有するほぼ長方形の形状をとった場合
に、検査用スペーサパターンが第1の辺とほぼ同じ長さ
の辺と第2の辺より十分長い辺とを有するほぼ長方形の
形状をとることを特徴とする。これにより、検査用スペ
ーサパターンの第1の辺とほぼ同じ長さの辺とほぼ平行
な線で切断したときのスペーサの高さ、形状の評価を行
うことができる。すなわち、例えば、第1の辺とほぼ同
じ長さの辺とほぼ平行な線に沿って針を動かす触針方式
により検査用スペーサパターンの評価を行う場合に、検
査用スペーサパターンはスペーサの第2の辺より十分長
い辺を有しているため、触針の設定位置を厳密に設定し
なくとも、第2の辺より十分長い辺のどの位置からも検
査が可能であり、精度良く検査用スペーサパターンを評
価することができる。
【0008】更に、本発明ではスペーサの形状を第1の
辺と第2の辺を有するほぼ長方形の形状をとった場合
に、検査用スペーサパターンを、第1の辺とほぼ同じ長
さの辺と第2の辺より十分長い辺とを有するほぼ長方形
の形状と第1の辺より長い長さの辺と第2の辺より十分
長い辺とを有するほぼ長方形の形状とを有することを特
徴とする。この場合、第1の辺とほぼ同じ長さの辺を有
する検査用スペーサパターンの第1の辺とほぼ同じ長さ
の辺とほぼ平行な方向で切断したときのスペーサの高さ
と、第1の辺より長い長さの辺を有する検査用スペーサ
パターンの第1の辺より長い辺とほぼ平行な方向で切断
したときのスペーサの高さとが一致した場合、第1の辺
に対応した辺の長さによるスペーサ形成条件による影響
がないと考えられるため、第1の辺より長い長さの辺を
有する検査用スペーサパターンでスペーサの評価をする
ことができ、評価の精度が更に向上する。
【0009】また、この検査用パターンは、第1の辺に
対応した辺の長さは、段階的に種々の長さの辺を設定し
て、階段状の検査用パターンをパターニング形成しても
良い。この構成においても、検査用スペーサパターンは
第2の辺より十分に長い辺を有するために、検査用スペ
ーサパターンの第1の辺とほぼ同じ長さの辺とほぼ平行
な方向で切断したときのスペーサの高さ、形状の評価
を、第1の辺とほぼ同じ長さの辺とほぼ平行な線に沿っ
て針を動かす触針方式により触針の設定位置を厳密に設
定しなくとも、精度良く検査用スペーサパターンを評価
することができる。
【0010】また、スペーサ及び検査用スペーサが複数
層が積層してなる場合、検査用スペーサをスペーサと同
じ積層条件とすることにより、積層の仕方が異なる複数
のスペーサが配置されている表示素子基板の場合におい
ても、積層条件の異なる個々のスペーサの評価を正確に
行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施形態につ
いて、図1、2を用いて説明する。図1は、液晶表示素
子の非表示領域内に配置されている検査用スペーサパタ
ーン14a、14b及び検査用着色層パターン23を有
する表示素子基板30の部分平面図を示し、図2は液晶
表示素子の部分概略断面図を示す。
【0012】液晶表示素子20は、図2に示すように表
示素子基板である2枚の基板30、31を周辺部のシー
ル材9によって貼り合わせ、2枚の基板の間隙に液晶層
33を狭持した構成となっている。基板31には、交差
する複数の信号線6及び走査線(図示せず)と、これら
信号線と走査線との交差毎にスイッチング素子(図示せ
ず)及び画素電極3が配置され、それらの上に配向膜4
が配置されている。一方、シール材形成領域より内側に
ある表示領域内の基板30上には、液晶表示素子とした
ときに信号線及び走査線にほぼ沿った形状の格子状に形
成されてなる黒色樹脂からなる遮光層5が配置されてい
る。この遮光層5の間隙を埋めるように画素電極3に対
応して、信号線とほぼ平行にストライプ形状の着色層1
2R(赤)、12G(緑)、12B(青)が配置されて
いる。遮光層5上には2枚の基板間距離を保持するため
の柱状のスペーサ11が樹脂により形成され、1画素に
1つの割合で配置されている。スペーサ11は、液晶表
示素子としたときに信号線上に配置される。これら着色
層12、スペーサ11上には共通電極10、配向膜4が
順次配置されている。表示領域内のスペーサ11は、基
板1に投影したときに第1の辺と第2の辺を有するほぼ
長方形の形状を有している。また、基板30上の非表示
領域内には検査用スペーサパターン14a、14b及び
検査用着色層パターンが配置されている。図2の検査用
スペーサパターン14aの断面図は、図1の線A−A´
で切断したときの断面である。検査用スペーサパターン
14a、14bは表示領域中のスペーサ11の形成工程
と同一工程で形成され、フォトリソグラフィ法を用いて
形成されている。基板30上の非表示領域内には、図1
に示すように表示領域中の着色層及びスペーサと大きさ
が同一の着色層パターン23R,G,B及びスペーサ2
2を有する検査用着色層パターン23と、表示領域中の
スペーサを評価するための検査用スペーサパターン14
a、14bとが配置されている。検査用着色層パターン
23は、表示領域内の配置条件と同一とするために、遮
光層8上にスペーサ22が配置され、検査用着色層24
R、24G、24Bが配置される部分は遮光層8は形成
されていない構造となっている。検査用着色層24間同
士の距離、検査用着色層24とスペーサ22との距離、
検査用着色層の横幅の長さ、スペーサの大きさなどの構
成は、すべて表示領域の構成条件と同一となっている。
【0013】また、検査用スペーサパターン14a、1
4bは、それぞれ遮光層8上に検査用スペーサ21a、
21bが配置された構成となっている。検査用スペーサ
パターン14は、2種類の第1の検査用スペーサパター
ン14a、第2の検査用スペーサパターン14bとから
なる。検査用着色層パターン23のスペーサ22は、基
板に投影したときに表示領域内のスペーサと同じ第1の
辺と第2の辺とを有する長方形形状を有している。ここ
で、図1においてほぼ長方形であるスペーサ22の第1
の辺に相当する部分を40、第2の辺に相当する部分を
41とする。本実施形態では表示領域中のスペーサが第
1の辺と第2の辺を有するほぼ長方形の形状を有してお
り、図1に示すように、第1の検査用スペーサパターン
14aの検査用スペーサ21aを基板1に投影したとき
の形状は3つの長方形B,C,Dが連なった形状となっ
ている。長方形B,C,Dのスペーサ22の第2の辺4
1とほぼ平行の辺51B、51C、51Dは、第2の辺
41よりも十分長い辺となっている。また、長方形Bの
スペーサの第1の辺40とほぼ平行の辺50Bは第1の
辺40とほぼ同じ長さの辺となっており、長方形C,D
のスペーサの第1の辺40とほぼ平行の辺50C、50
Dは第1の辺40よりも長く、更に長方形Cより長方形
Dのそれの方が長い形状となっている。第2の検査用ス
ペーサパターン14bの検査用スペーサ21bを基板1
に投影したときの形状は3つの長方形E、F、Gが連な
った形状となっている。長方形E、F、Gの、スペーサ
の第1の辺40とほぼ平行の辺50Eは、第1の辺40
よりも十分長い辺となっている。また、長方形Eのスペ
ーサの第2の辺41とほぼ平行の辺51Eは、第2の辺
41とほぼ同じ長さの辺となっており、長方形F、Gの
スペーサの第2の辺41とほぼ平行の辺51F、51G
は、第2の辺41よりも長く、更に長方形Fより長方形
Gのそれの方が長い形状となっている。
【0014】以下に、スペーサの評価法について説明す
る。スペーサの評価は、2枚の基板を貼り合わせる前で
あって、着色層及びスペーサが配置された基板30をス
ペーサ形成後に行った。第1の検査用パターンを構成す
る長方形Bの辺50Bとほぼ平行な線に沿って長方形B
上を針が移動するように触針方式でスペーサの凹凸状態
を評価した。この際、長方形Bの辺51Bは、スペーサ
の第2の辺41より十分に長いため、長方形Bの辺51
Bのどの位置からでも針を設定することが可能となり、
評価精度が向上した。表示領域内のスペーサが小さく、
表示領域内のスペーサと同じ大きさのスペーサパターン
を検査パターンとして用いる場合と比較して評価が容易
となる。ここでは、検査用スペーサ14aを第1の辺4
0とほぼ平行な線で切断したときスペーサ形状の評価を
行うことができる。
【0015】ここで、例えば検査用スペーサパターン1
4aの長方形BとCとの高さが等しい場合、長方形Bと
Cとは、辺50Bと辺50Cとの長さの違いによる、検
査用スペーサパターン形成時のフォトリソグラフィ法に
おけるエッチングによるスペーサ高さの影響がないと考
えられる。すなわち、長方形Bと長方形Cとにおけるパ
ターン形状の大きさの違いによるパターニングの精度が
ほぼ同じと考えられる。この場合、長方形Bの代わりに
長方形Cの評価を行うことによってスペーサの評価をす
る事が可能となり、長方形Bと比較して長方形Cの方
が、パターンの大きさが大きくなる分、評価が容易とな
る。また、同様に、例えば検査用スペーサパターン14
aの長方形BとDとの高さが等しければ、長方形Dの評
価を行えば良く、更に容易に評価を行うことが可能とな
る。
【0016】次に、第1の検査用パターンと同様に、第
2の検査用パターンを構成する長方形Eのスペーサの第
1の辺41とほぼ平行な線に沿って触針方式でスペーサ
の凹凸状態を評価した。この場合においても、長方形E
の辺50Eは、第1の辺40より十分に長いため、長方
形Eの辺50Eのどの位置からでも、検査用スペーサの
第2の辺41とほぼ平行な線で切断したときスペーサ形
状の評価を行うことができた。また、第1の検査用パタ
ーン同様長方形F、Gを用いることにより更に簡便な評
価が可能となる。
【0017】このように本実施形態では、第1の検査用
パターンと第2の検査用パターンとを有するため、スペ
ーサの評価を2つの断面から行うことができ、精度良く
容易にスペーサの評価を行うことが可能となる。
【0018】また、着色層検査パターン23を表示領域
内の着色層の形成工程と同一工程で形成することによ
り、表示領域外で着色層の各色の透過率等、色の評価を
行うことが可能となる。
【0019】次に、本発明の第2の実施形態について図
3、4を用いて説明する。第1の実施形態ではスペーサ
及び検査用スペーサが単層であったのに対し本実施形態
では着色層を積層した形状である点、第1の実施形態で
はスペーサが信号線上に配置されていたのに対し本実施
形態では走査線上に配置されている点、遮光層を配置し
なかった点で異なる。本実施形態ではスペーサ及び検査
用スペーサパターンについて特に詳細に説明する。
【0020】図3は、液晶表示素子の非表示領域内に配
置されている検査用スペーサパターン60、61及び検
査用着色層パターン23を有する表示素子基板30の部
分平面図を示し、図4は液晶表示素子の部分概略断面図
を示す。
【0021】液晶表示素子20は、図4に示すように表
示素子基板である2枚の基板30、31を周辺部のシー
ル材9によって貼り合わせ、2枚の基板の間隙に液晶層
33を狭持した構成となっている。基板31には、絶縁
膜15を介して交差して配置された複数の信号線6及び
走査線13と、これら信号線と走査線との交差毎にスイ
ッチング素子(図示せず)及び画素電極(図示せず)が
配置され、それらの上に配向膜4が配置されている。一
方、シール材形成領域より内側にある表示領域内の基板
30上には、画素電極3に対応して信号線とほぼ平行に
ストライプ形状の着色層12R(赤)、12G(緑)、
12B(青)が配置されている。着色層12上には、2
枚の基板間距離を保持するために柱状スペーサ11が配
置されている。スペーサ11は着色層12が積層した構
成となっており、1画素に1つの割合で配置され、走査
線上に配置されている。そして、これら着色層12、ス
ペーサ11上には共通電極10、配向膜4が順次配置さ
れている。
【0022】図3は、シール材形成領域外の非表示領域
を示す平面図であり、表示領域内の着色層及びスペーサ
を評価するための検査用スペーサパターン60、61及
び検査用着色層パターン23が配置されている。図4の
検査用スペーサパターン60の断面図は、図1の線B−
B´で切断したときの断面である。検査用スペーサパタ
ーン60、61は表示領域中の着色層の形成工程と同一
工程で形成され、フォトリソグラフィ法を用いて形成さ
れている。検査用着色層パターン23は表示領域内の構
成条件と同一条件で構成されており、図3の線C−C´
で切断したときの断面は、図4に示されるシール形成領
域内に配置される着色層形成領域の断面と同じとなるた
め、表示領域内の着色層及びスペーサの構成を図3に示
す検査用着色層23と図4を用いて説明する。
【0023】着色層の各色毎にスペーサは配置され、ス
ペーサは配置される異なる色の着色層毎にその積層条件
が異なり、本実施形態では積層条件が異なるスペーサが
3種類ある。1種類目である着色層12R上に配置され
るスペーサは、着色層12R上に他の着色層12G、1
2Bの形成と同一工程で形成される島状パターン70
G、71Bが積層されて構成され、70Gを基板に投影
したときの領域内に71Bが配置される。2種類目であ
る着色層12G上に配置されるスペーサは、12Rと同
一工程で形成される島状パターン72R上に着色層12
Gが積層され、更に着色層12Bと同一工程で形成され
る島状パターン71Bが配置されて構成される。島状パ
ターン71Bは着色層12Gと島状パターン72Rとが
重なり合った領域内に配置される。3種類目である着色
層12B上に配置されるスペーサは、着色層12R、1
2Gの形成と同一工程で形成される島状パターン72
R、70Gが積層した上に着色層12Bが配置されて構
成される。尚、積層の色の順は着色層の形成工程順によ
るものであり、本実施形態ではR、G、Bの順に着色層
を形成している。
【0024】そして、第1の検査用スペーサパターン6
0、第2の検査用スペーサパターン61も表示領域中の
積層条件と同様に構成され、それぞれ異なる積層条件の
3種の検査用スペーサパターンが配置されている。すな
わち、1種類目である着色層12R上に配置されたスペ
ーサに対応した検査用スペーサパターンとして60a、
61a、2種類目である着色層12G上に配置されたス
ペーサに対応した検査用スペーサパターンとして60
b、61b、3種類目である着色層12B上に配置され
たスペーサに対応した検査用スペーサパターンとして6
0c、61dが配置されている。
【0025】検査用スペーサパターンにおいては、基板
に投影したときにスペーサを構成する複数層のうちの島
状パターンに対応する層は複数の長方形が連なった階段
状のパターン形状とし、スペーサを構成する複数層のう
ちの着色層に対応する層はほぼ長方形のパターン形状と
なっている。スペーサを構成する島状パターンは第1の
辺と第2の辺とを有するほぼ長方形の形状をなしてお
り、島状パターンとこの島状パターンに対応する複数の
長方形が連なった階段形状のパターンの層との形状関係
は、上記第1の実施形態で説明した表示領域内のスペー
サとスペーサ検査パターンとの形状関係と同じとなって
いる。よって、検査用スペーサパターンは、スペーサを
構成する複数層の層の大小関係も反映した形状となって
いる。例えば、着色層12R上に配置されたスペーサに
対応する検査用スペーサパターン60aを例にあげる
と、スペーサを構成する層は12R、70G、71Bの
順に小さい形状とっていくのと同様に、検査用スペーサ
パターン60aもR、G、Bの順に小さい形状となって
いる。尚、図3の検査用スペーサパターンの点線部は、
上に他の層が積層されて図面上では層が見えない状態の
ものである。
【0026】このように、本発明はスペーサを複数層積
層した構成とする場合にも適用でき、第1の実施形態と
同様、スペーサの評価を精度良く容易に行うことができ
る。次に、本発明の第3の実施形態について図5〜7を
用いて説明する。
【0027】本実施形態は、第2の実施形態と比較し
て、スペーサ及び検査用スペーサパターンの構成条件が
異なる点、検査用スペーサパターンがシール領域内であ
って液晶表示素子としたときに非表示領域となる領域に
配置されている点、実施例1と同様遮光層が配置されて
いる点において異なり、スペーサ及び検査用スペーサパ
ターンの構成条件について特に詳細に説明する。
【0028】図5は表示領域内の着色層及びスペーサの
構成を示す部分平面図、図6は検査用スペーサパターン
を示す部分平面図、図7は液晶表示素子の表示領域中に
配置される着色層形成領域及び非表示領域中に配置され
る検査用スペーサパターン形成領域の縦断面図を示す。
【0029】本実施形態のスペーサの構成条件と第2の
実施形態のスペーサの構成条件とは、着色層12B上に
配置されるスペーサの構成のみが異なるため、着色層1
2B上に配置されるスペーサの構成のみ説明する。着色
層12B上に配置されるスペーサでは、最上層の青色の
島状パターン81Bは、着色層12Bと同一工程で形成
されており、着色層12Bと分離してパターニングされ
ている。着色層12B上に配置されるスペーサを構成す
る他の層80G、82Rは島状パターンに形成されてお
り、それぞれの島状パターンの周縁部は着色層12Bと
重なっている。島状パターン82R、80G、81Bが
順に積層してスペーサを構成している。最上層である青
色島状パターン81Bは、他の赤色の島状パターン82
R、緑色の島状パターン80Gをそれぞれ基板に投影し
たときの投影領域内に配置されている。これにより、3
種類のスペーサは全て最上層に島状パターン81Bを有
することになり、液晶表示素子としたときに2枚の基板
間距離を保持するスペーサの実効的な太さはこの島状パ
ターン81Bの大きさに因ることになり、3種類とも基
板間距離を保持するうえで実効的に同じ太さのスペーサ
を有する事となる。
【0030】また、実施形態2と同様に、着色層12R
上に配置されるスペーサに対する検査用スペーサは図6
に示す90a、着色層12G上に配置されるスペーサに
対する検査用スペーサは図6に示す90bとなる。一
方、着色層12B上に配置されるスペーサに対する検査
用スペーサは、図6に示す検査用スペーサ90cとな
る。この検査用スペーサ90cは、表示領域内のスペー
サと同様に、青色の島状パターン100Bと着色層91
Bとが分離した構造をしており、着色層91Bは、スペ
ーサを構成する他の層である緑色の島状スペーサ101
G、赤色の島状スペーサ102Rの周縁部の一部と重な
る構造をしている。
【0031】このように、本実施形態では、表示領域内
の異なる構成条件を有する3種のスペーサと同一構成条
件の3種類の検査用スペーサを有する構造、すなわちス
ペーサと検査用スペーサとの積層条件及び配置条件が同
一となっており、正確な表示領域内のスペーサの評価を
行う事ができる。
【0032】また、本実施形態では、遮光層を配置し、
この遮光層上にスペーサを配置しているため、検査用ス
ペーサにおいても同様に遮光層8上に検査用スペーサパ
ターンを配置している。
【0033】また、第1及び第2の実施形態では、シー
ル形成領域の外側に検査用スペーサを配置したが、第3
の実施形態のようにシール形成領域の内側に配置するこ
とも可能である。この際、検査用スペーサは液晶表示素
子としたときに非表示領域となることが望ましい。ま
た、検査用スペーサは最終的に基板を切断して取り除い
ても、どちらでも良い。また、検査用スペーサを残した
まま2枚の基板を貼りあわせる場合、非表示領域である
基板周辺部に検査用スペーサが存在すると基板のたわみ
が少ないという効果もある。上記実施形態では、基板側
にスペーサを配置したが、液晶表示素子としたときに画
素電極が配置されたアレイ基板にスペーサを配置しても
良く、アレイ基板側に着色層を配置し、スペーサを着色
層の積層によって形成しても良い。また第2、第3の実
施形態では、積層毎にスペーサの大きさを徐々に小さく
なるように変えていたが、各層の大きさは同じでも、異
なっていても構わない。また、上記実施例では、第1の
検査パターンと第2の検査パターンを設けることによ
り、X軸方向、Y軸方向の両方向からスペーサの検査を
行うことができるが、いずれか一方でも構わない。ま
た、上記実施例では、基板に投影したときの形状が長方
形の場合を例にあげたが、例えば、円形や多角形の形状
となるようスペーサを形成してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明では、表示領域中のスペーサとは
別に検査用スペーサパターンを設けるため、スペーサの
評価を表示とは無関係の箇所で行うことができ、表示領
域中のスペーサを傷つけることがない。更に、本発明は
スペーサの形状が第1の辺と第2の辺を有するほぼ長方
形の形状をとった場合に、検査用スペーサパターンが第
1の辺とほぼ同じ長さの辺と第2の辺より十分長い辺と
を有するほぼ長方形の形状をとることを特徴とする。こ
れにより、検査用スペーサパターンの第1の辺とほぼ同
じ長さの辺とほぼ平行な線で切断したときのスペーサの
高さ、形状の評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す表示素子基板の
部分平面図。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す液晶表示素子の
断面図。
【図3】発明の第2の実施形態を示す表示素子基板の部
分平面図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す液晶表示素子の
断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す表示素子基板の
スペーサの配置構造を示す部分平面図。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す表示素子基板の
検査用スペーサの配置構造を示す部分平面図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す液晶表示素子の
断面図。
【符号の説明】
1…基板 11…スペーサ 12…着色層 14…検査用スペーサパターン 20…液晶表示素子 30…表示素子基板 33…液晶層 60…検査用スペーサパターン 90…検査用スペーサパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室内 克徳 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内 (72)発明者 本田 端 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2号 株 式会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 田中 孝臣 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内 (72)発明者 倉内 昭一 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2号 株 式会社東芝深谷電子工場内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一主面上に配置されたフォトリソ
    グラフィ法により形成されてなるスペーサを有する表示
    素子用基板において、 前記基板上には前記スペーサの検査用スペーサパターン
    が配置されていることを特徴とする表示素子用基板。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ及び前記検査用スペーサパ
    ターンは、複数層積層されてなることを特徴とする請求
    項1記載の表示素子用基板。
  3. 【請求項3】 前記基板の一主面上には複数色からなる
    着色層が配置され、前記スペーサ及び前記検査用スペー
    サパターンは、前記着色層のうち少なくとも異なる2色
    が積層されてなることを特徴とする請求項2記載の表示
    素子用基板。
  4. 【請求項4】 前記スペーサ及び前記検査用スペーサパ
    ターンを構成する複数層は、最上層が他の層を前記基板
    に投影したときの投影領域内に配置されることを特徴と
    する請求項2または3記載の表示素子用基板。
  5. 【請求項5】 前記検査用スペーサは、前記スペーサと
    同一積層条件で形成されてなることを特徴とする請求項
    3または4いずれか1つ記載の表示素子用基板。
  6. 【請求項6】 前記スペーサは、前記基板に投影したと
    きに第1の辺と第2の辺を有するほぼ長方形の形状をな
    し、前記検査用スペーサパターンを前記基板に投影した
    ときの形状は、前記長方形の第1の辺とほぼ同じ長さの
    辺と前記長方形の第2の辺よりも十分長い辺を有するほ
    ぼ長方形の形状を有することを特徴とする請求項1記載
    の表示素子用基板。
  7. 【請求項7】 前記スペーサは、前記基板に投影したと
    きに第1の辺と第2の辺を有するほぼ長方形の形状をな
    し、前記検査用スペーサパターンを前記基板に投影した
    ときの形状は、前記長方形の第1の辺とほぼ同じ長さの
    辺と前記長方形の第2の辺よりも十分長い辺を有するほ
    ぼ長方形の形状の第1の検査用スペーサパターンと、前
    記長方形の第2の辺とほぼ同じ長さの辺と前記長方形の
    第1の辺よりも十分長い辺を有するほぼ長方形の形状の
    第2の検査用スペーサパターンとを有することを特徴と
    する請求項1記載の表示素子用基板。
  8. 【請求項8】 前記基板上には複数色の着色層が配置さ
    れ、前記スペーサ及び前記検査用スペーサパターンは、
    前記着色層のうち少なくとも異なる2色が積層されてな
    ることを特徴とする請求項6または7記載の表示素子用
    基板。
  9. 【請求項9】 前記スペーサ及び前記検査用スペーサパ
    ターンを構成する複数層は、最上層が他の層を前記基板
    に投影したときの投影領域内に配置されることを特徴と
    する請求項8記載の表示素子用基板。
  10. 【請求項10】 前記検査用スペーサは、前記スペーサ
    と同一積層条件で形成されてなることを特徴とする請求
    項8または9記載の表示素子用基板。
  11. 【請求項11】 2枚の基板のいずれか一方の基板上に
    フォトリソグラフィ法によりスペーサを形成する工程
    と、 前記スペーサにより前記2枚の基板間間隙を保持するよ
    うに前記2枚の基板を対向配置して、前記2枚の基板間
    隙に液晶層とを狭持する工程とからなる液晶表示素子の
    製造方法において、 前記2枚の基板のうち前記スペーサが配置されている基
    板上に前記スペーサの形成と同一工程で検査用スペーサ
    パターンを形成することを特徴とする液晶表示素子の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記2枚の基板のうち前記スペーサが
    配置される基板上に複数色からなる着色層を形成する工
    程と、 前記着色層の形成と同一工程で、前記スペーサ及び前記
    検査用スペーサパターンを前記着色層のうち少なくとも
    異なる2色を積層して形成することを特徴とする請求項
    11記載の液晶表示素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記スペーサ及び前記検査用スペーサ
    パターンを構成する着色層の各々は、最上層が他の層の
    前記基板に投影したときの投影領域内に配置されるよう
    に形成されることを特徴とする請求項12記載の液晶表
    示素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記検査用スペーサパターンは、前記
    スペーサと同一積層条件で形成することを特徴とする請
    求項12または13記載の液晶表示素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記スペーサを前記基板に投影したと
    きの形状が第1の辺と第2の辺を有するほぼ長方形の形
    状、前記検査用スペーサパターンを前記基板に投影した
    形状が前記長方形の第1の辺とほぼ同じ長さの辺と前記
    長方形の第2の辺よりも十分長い辺を有するほぼ長方形
    の形状となるように、前記スペーサ及び前記検査用スペ
    ーサパターンをパターニング形成することを特徴とする
    請求項11乃至14いずれか1つ記載の液晶表示素子の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 前記スペーサを前記基板に投影したと
    きの形状が第1の辺と第2の辺を有するほぼ長方形の形
    状、前記検査用スペーサパターンを前記基板に投影した
    ときに前記検査用スペーサパターンが前記長方形の第1
    の辺とほぼ同じ長さの辺と前記長方形の第2の辺よりも
    十分長い辺を有するほぼ長方形の形状の第1の検査用ス
    ペーサパターンと、前記長方形の第2の辺とほぼ同じ長
    さの辺と前記長方形の第1の辺よりも十分長い辺を有す
    るほぼ長方形の形状の第2の検査用スペーサパターンと
    を有するように、前記スペーサ及び前記検査用スペーサ
    パターンをパターニング形成することを特徴とする請求
    項11乃至14いずれか1つ記載の液晶表示素子の製造
    方法。
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