JP2000066179A - 液晶表示素子とその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子とその製造方法

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JP2000066179A
JP2000066179A JP23742698A JP23742698A JP2000066179A JP 2000066179 A JP2000066179 A JP 2000066179A JP 23742698 A JP23742698 A JP 23742698A JP 23742698 A JP23742698 A JP 23742698A JP 2000066179 A JP2000066179 A JP 2000066179A
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JP23742698A
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Akihiro Yajima
明裕 矢島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程を煩雑にすることなく光漏れを防止
する。 【解決手段】 一方の基板に光遮蔽層を形成し(101,10
2)、色層膜を塗布しパターニングして(103,104)、カ
ラーフィルタを形成する。その後、ITOを成膜し(10
5)、パターニングして、透明電極と基準マークとを同
時に形成する(106)。さらに、配向膜が形成される(1
07)。こうしてカラーフィルタ基板が完成する。他方の
基板にはTFTを含む駆動素子を形成し(108)、基準
マークを形成し(109)、配向膜を形成して(110)、T
FT基板が完成する。そして、カラーフィルタ基板とT
FT基板とを対向的に配置し、基準マークを重ね合わせ
て光学的に位置合わせを行う(111)。位置合わせ終了
後、シール材20で接着し(112)、液晶を封入する(1
13)。そして、両基板の外側に偏光板をそれぞれ貼り付
ける(114)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示素子とその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な液晶表示素子のうちカラ
ー表示可能な構成の例を図12に示している。
【0003】このような液晶表示素子は、一対の透明基
板31,32が対向的に配設された状態で両者の間隙に
液晶33が封入されている。そして、一方の透明基板3
1には、内側の面に透明電極34とカラーフィルタ35
と配向膜36とが設けられ、他方の透明基板32には、
内側の面に駆動素子(TFTを含むアクティブ素子)3
7と配向膜38とが設けられている。さらに、両基板3
1,32の外面には偏光板39,40がそれぞれ配設さ
れている。また、表示可能部分の外周等には光漏れによ
る表示品質劣化を防止するため、ブラックストライプと
呼ばれる光遮弊層41が形成されている。カラーフィル
タ35は、R(赤)G(緑)B(青)の3種の色層から
なり、各色の小点が多数マトリクス状に並んだものであ
る。また、駆動素子37は、互いに交差する多数の縦横
のストライプ上電極が設けられ、その交点にそれぞれT
FT(Thin Film Transistor)が配設されたものであ
る。この駆動素子37に任意の部分と透明電極34との
間に電圧が加わると液晶分子の姿勢が変化し、両偏光板
39,40の偏光方向と液晶分子の姿勢との組み合わせ
により、光の透過が制御できる。さらに、光の透過する
部分がカラーフィルタ35中のどの色層に相当するかに
より、表示色が制御できる。
【0004】このように、液晶表示素子において表示を
行なう場合、駆動素子37により選択される電圧印加部
分とカラーフィルタ35の色層とが一致してはじめて所
望のカラー表示が可能になる。従って、両基板31,3
2の相対位置精度が重要であり、その位置決め作業には
非常に高精度が要求される。
【0005】そこで、通常は両基板31,32にそれぞ
れ基準マーク42,43を形成しておき、両基準マーク
42,43を重ね合わせつつ観察して、両基準マーク4
2,43の位置関係が良好になるように調整することに
より、両基板31,32の位置合わせを行なっている。
その一例を図12に示している。
【0006】図12に示す構成では、光遮蔽層(ブラッ
クマトリクス)41をパターン形成する際に、部分的に
切り欠くことにより重ね合わせ精度検査用の基準マーク
42を形成している。
【0007】また、図13に示す第2の従来例(特開平
8−43806号公報に開示)では、両基板51,52
の表示部の外側の縁部に位置合わせのための基準マーク
53,54が形成されている。この基準マーク53,5
4は、基板51,52に形成されたものであって、光遮
蔽層を切り欠いたような透明パターンではないが、両基
板51,52を所定の間隔で対向的に配置した状態で、
両基準マーク53,54を重ね合わせて光学的に位置合
わせを行う。そして、2枚の基板51,52のうちの少
なくとも外側(直接視認される側)の基板51には、基
準マーク53,54に対応する位置に、例えば黒色油性
マーカーにて光遮蔽層55が形成されている。そして、
両基板51,52の外側にはそれぞれ偏光板56,57
が貼着されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す第1の従
来例においては、光遮蔽層41を切り欠いて形成した基
準マーク42からバックライト光が表示面側に漏れて、
表示品質が劣化するという問題がある。この時、基準マ
ーク42が偏光板39に覆われていれば、ある程度光の
漏れが抑制できるが、特に最近の液晶表示素子では、表
示部の外側の縁部が小型化されており、それに伴って偏
光板39,40の貼り付け範囲が狭くなっているため、
基準マーク42を偏光板39,40にて覆うことが困難
で、基準マーク42からの光の漏れが問題となる場合が
多い。
【0009】図13に示す第2の従来例では、基準マー
ク53を形成する工程と、この基準マーク53を覆う光
遮蔽層55を形成する工程(黒色油性マーカーを用いて
塗りつぶす工程など)とが必要であり、製造工程が増え
煩雑になるという欠点がある。
【0010】また、第2の従来例において基準マーク5
3,54を覆う光遮蔽層55を設ける代わりに、基準マ
ーク53,54の形成された部分を偏光板56,57に
て覆い、その偏光軸の傾きと液晶分子の旋光性に起因す
る光学異方性を利用した光遮蔽処理を施す構成とするこ
ともできる。しかし、表示部の外側の縁部が小型化され
ている液晶表示素子では、基準マーク53,54を形成
した部分を偏光板56,57にて覆うことができず、光
遮蔽処理を行なえない場合がある。
【0011】そこで本発明の目的は、製造工程を煩雑に
することなく、基板に形成された基準マークを通してバ
ックライト光の光漏れを防止することができる液晶表示
素子を提供するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示素子の
特徴は、対向的に配設される一対の基板の間隙に液晶が
封入され、前記一対の基板にそれぞれ位置合わせ用の基
準マークが設けられている液晶表示素子において、一方
の前記基板が、透明電極と、該透明電極と同じ材質で形
成された一方の前記基準マークと、一方の前記基準マー
クを覆うように設けられている光遮蔽層とを有するとこ
ろにある。
【0013】また、本発明のもう一つの特徴は、対向的
に配設される一対の基板の間隙に液晶が封入され、前記
一対の基板にそれぞれ位置合わせ用の基準マークが設け
られている液晶表示素子において、一方の前記基板が、
複数の色層膜からなるカラーフィルタと、前記色層膜の
少なくとも一つと同じ材質で形成された一方の前記基準
マークと、一方の前記基準マークを覆うように設けられ
ている光遮蔽層とを有するところにある。
【0014】そして、前記基準マークが、偏光板貼り合
わせ精度の検査用のスケールであってもよい。
【0015】本発明の液晶表示素子の製造方法の特徴
は、一方の基板に光遮蔽層を形成する工程と、前記一方
の基板に複数の色層膜からなるカラーフィルタを形成す
る工程と、前記一方の基板に透明電極と一方の基準マー
クとを同時に同じ材質で形成する工程と、他方の基板に
他方の基準マークを形成する工程と、前記一方の基板と
前記他方の基板とを対向させた状態で、前記一方の基準
マークと前記他方の基準マークとの位置関係を観察しな
がら、前記両基板を位置合わせする工程と、位置合わせ
された前記両基板を互いに固定するとともに、前記両基
板の間隙に液晶を封入する工程とを含むところにある。
【0016】また、本発明の液晶表示素子の製造方法の
もうひとつの特徴は、一方の基板に光遮蔽層を形成する
工程と、前記一方の基板に複数の色層膜からなるカラー
フィルタと、前記色層膜の少なくとも一つと同じ材質か
らなる一方の基準マークとを同時に形成する工程と、前
記一方の基板に透明電極を形成する工程と、他方の基板
に他方の基準マークを形成する工程と、前記一方の基板
と前記他方の基板とを対向させた状態で、前記一方の基
準マークと前記他方の基準マークとの位置関係を観察し
ながら、前記両基板を位置合わせする工程と、位置合わ
せされた前記両基板を互いに固定するとともに、前記両
基板の間隙に液晶を封入する工程とを含むところにあ
る。
【0017】前記基準マークが、偏光板貼り合わせ精度
の検査用のスケールであり、互いに固定された前記両基
板にそれぞれ偏光板を貼り付ける工程を含んでいてもよ
い。このような構成によると、基準マークが光遮蔽層に
覆われているため、表示部側に光漏れが生じず表示品質
がよい。そして、この基準マークが表示部の透明電極ま
たはカラーフィルタと同時に同じ材質で形成するので、
製造工程が簡単である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態について
図1〜6を参照して説明する。
【0019】本実施形態の液晶表示素子は、図1に示す
ように、ガラス等の透明な材料からなる透明基板1,2
が対向的に配設された状態で両者の間隙に液晶3が封入
されている。具体的には、透明基板1の内側の面に透明
電極4とカラーフィルタ5と配向膜6とが設けられて、
カラーフィルタ基板が構成されている。一方、透明基板
2の内側の面には、駆動素子(TFTを含むアクティブ
素子)7と配向膜8とが設けられてTFT基板が構成さ
れている。さらに、両基板1,2の外面には偏光板9,
10がそれぞれ配設されている。また、カラーフィルタ
基板の表示可能部分の外周等には光漏れによる表示品質
劣化を防止するため、ブラックストライプと呼ばれる光
遮弊層11が形成されている。さらに、本実施形態にお
いては、透明基板1に、透明電極4と同時に同じ材質
(ITO:Indium Tin Oxide)により基準マーク12が
形成されている。透明基板2には、基準マーク12と対
向可能な位置に基準マーク13が設けられている。
【0020】なお、詳細には示していないが、カラーフ
ィルタ5は、R(赤)G(緑)B(青)の3種の色層か
らなり、各色の小点が多数マトリクス状に並んだもので
ある。また、駆動素子7は、互いに交差する多数の縦横
のストライプ状電極が設けられ、その交点にそれぞれT
FT(Thin Film Transistor)が配設されたものであ
る。
【0021】この透明基板1,2が、所定の間隔をおい
て対向的に配置され、その間隙に液晶3が注入され、基
板1,2の外周近傍に形成されているシール材20によ
り封止されている。液晶3は、ラビング等の配向処理が
施された配向膜6,8により配向されている。そして、
偏光板9,10は、各々の配光軸が所定の方向を向くよ
うにそれぞれ配置されている。
【0022】表示時には、所望の個所に部分的に電位が
加わるように駆動素子7が駆動され、駆動素子7と透明
電極4との間に電圧が加わると、これらに挟まれる液晶
分子の姿勢が変化する。偏光板9,10の偏光方向と液
晶分子の姿勢との組み合わせにより、光の透過が制御さ
れる。すなわち、電圧が加わっていないときには光が透
過せず、電圧が加わったときに図示しないバックライト
からの光が透過するように(またはその逆になるよう
に)制御することができる。駆動素子7を用いることに
より、任意の個所に電圧が加わるように制御でき、カラ
ーフィルタ5中のRGBの色層に対応して電圧の加わる
部分を選択することにより表示色が定められる。こうし
て任意の個所を任意の色で表示することにより、絵や文
字や記号等のカラー画像が表示可能である。
【0023】このように表示を行なう上で、駆動素子に
より選択される電圧印加部分がカラーフィルタの所望の
色層と対応していないと、所望のカラー表示が行なえな
い。従って、両基板1,2の相対位置精度を高めるため
に、両基板1,2の固定時には精緻な位置決め作業が行
われる。すなわち、両基板1,2にそれぞれ形成された
基準マーク12,13の重なり具合を確認し、図2に示
すように両基準マーク12,13が適切な位置関係にな
るように両基板1,2をずらしながら調整する。なお、
光遮蔽層11が設けられているためにカラーフィルタ基
板(基板1)側からは視認できないので、TFT基板
(基板2)側から観察しながら前記した位置決め作業が
行なわれる。一方の基準マーク12は、透明電極4と同
様にITOからなるため、黒い光遮蔽層11上に透明な
基準マーク12が見えることになるが、人間の目に入っ
てくる光の干渉効果がITOと光遮蔽膜の材質(クロム
または樹脂など)とでは異なるため、基準マーク12を
識別できる。
【0024】次に、この液晶表示素子の製造方法につい
て説明する。
【0025】まず、カラーフィルタ基板の製造方法につ
いて、図6のフローチャートに沿って説明すると、ガラ
ス等の透明基板1を洗浄した後、クロムまたは黒色の樹
脂からなる層11aを、スパッタリング等で基板1の全
面に成膜する(ステップ101:図3(a)参照)。続
いて、この層11aをフォトリソグラフィ技術によりパ
ターニングし、光遮蔽層11を形成する(ステップ10
2:図3(b)参照)。そして光遮蔽層11が設けられ
た基板1上の全面に色層膜を塗布する(ステップ10
3)。その後、形成された色層膜をパターニングして、
各色のドット状パターンがが並んだカラーフィルタ5の
要素であるドット状パターンが形成される(ステップ1
04)。図示の例では、まず赤色の色層膜Rを形成し
(図3(c)参照)、これをパターニングして、カラー
フィルターの一要素である赤色のドット状パターンを形
成する。続いて、緑色の色層膜Gを形成し、これをパタ
ーニングして緑色のドット状パターンを形成する。そし
て、青色の色層膜Bを形成し、これをパターニングして
青色のドット状パターンを形成する。こうしてカラーフ
ィルタを完成させる(図3(d)参照)。
【0026】その後、ITOからなる透明電極膜4aを
基板1の全面に成膜する(ステップ105:図3(e)
参照)。この透明電極膜4aをパターニングし、液晶3
の駆動に用いられる透明電極4と基準マーク12とを形
成する(ステップ106:図3(f)参照)。さらに、
この基板1の表示部に配向膜6が形成され、ラビング等
の配向処理が施される(ステップ107:図3(g)参
照)。以上の工程によりカラーフィルタ基板が完成す
る。
【0027】次にTFT基板の製造工程について説明す
る。ガラス等の透明基板2を洗浄した後、詳述しないが
TFTを含む駆動素子7を形成する(ステップ108:
図4(a)参照)。続いて、この基板2の表示部外に基
準マーク13を形成し(ステップ109:図4(b)参
照)、表示部内に配向膜8を形成してラビング等の配向
処理を施す(ステップ110:図4(c)参照)。以上
の工程によりTFT基板が完成する。
【0028】カラーフィルタ基板とTFT基板とが完成
すると、両基板1,2を所定の間隔で配向膜6,8同士
が対向するように配置し、前記した通り基準マーク1
2,13を重ね合わせて適切な位置関係となるように光
学的に位置合わせを行う(ステップ111:図5(a)
参照)。そして、位置合わせ終了後、両基板1,2の外
周部をスペーサを兼ねたシール材20で接着する(ステ
ップ112:図5(b)参照)。そして、図示しない液
晶注入口から液晶3を2枚の基板1,2間に注入し、そ
の後で液晶注入口を封止する(ステップ113:図5
(c)参照)。そして、両基板1,2の外側に偏光板
9,10をそれぞれ貼り付ける(ステップ114:図1
参照)。この時、各偏光板9,10の配光軸が所望の方
向となるように配置した状態で貼り付けてある。例え
ば、両偏光板9,10の配光軸が互いに直交するように
配置することがある。
【0029】従来はブラックマトリクス等の光遮蔽層を
切り欠くことにより透明パターンの基準マークを形成す
る場合があったが、本実施形態の基準マーク12は、透
明電極4と同時にITOにより形成したものであり、光
遮蔽層11に覆われて表側に光漏れを生じるおそれはな
い。また、光学異方性を利用した光遮蔽処理を行なうた
めに基準マークを偏光板間に設ける必要がなく、表示部
の外側の縁部が小型化されている液晶表示素子にも対応
可能である。また、従来より透明でない基準マークを形
成する構成もあったが、その場合、基準マーク形成工程
が必要となり製造工程の複雑さを招いていた。しかし、
本実施形態では、透明電極4の形成と同時に基準マーク
12を形成しているため、特に製造工程が複雑になるこ
とはない。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態を図7,8
を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構
成については同一の符号を付与し説明を省略する。
【0031】本実施形態では、図7に示すように、透明
電極4ではなくカラーフィルタ5と同時に同材質で基準
マーク14がパターン形成されている。ここでは、カラ
ーフィルタ5のうちの赤色の色層膜Rにより基準マーク
14を形成している。その製造方法は、図8に示すよう
に、ITOのパターニング時に透明電極4のみを形成し
(ステップ121)、色層膜のパターニング時にカラー
フィルタ5としてのドットパターンの他に基準マーク1
4も同時に形成する(ステップ120)という点のみ前
記第1の実施形態と異なっている。
【0032】本実施形態によると、光遮蔽層11上で赤
色の基準マーク14が明確に判別でき視認し易いので、
位置合わせ作業が簡単である。もちろん、赤色の色層膜
Rに限らず、緑色の色層膜Gや青色の色層膜Bにより基
準マークを形成する構成とすることもできる。
【0033】続いて、本発明の第3の実施形態につい
て、図9を参照して説明する。なお、第1の実施形態と
同一の構成については同一の符号を付与し説明を省略す
る。
【0034】本実施形態では、基準マーク15,16と
して図9に示す偏光板貼り合わせ精度の検査用のスケー
ルを用いた構成である。具体的には、所定の位置に偏光
板9,10が貼り付けられた場合に、偏光板9,10の
コーナーのX方向の延長線が位置する部分がスケールの
基準点(0点)となり、この基準点を中心としてY方向
に数個の目盛りが設けられた基準マーク15と、偏光板
9,10のコーナー部のY方向の延長線が位置する部分
がスケールの基準点(0点)となり、この基準点を中心
としてX方向に数個の目盛りが設けられた基準マーク1
6とが設けられている。
【0035】この基準マーク15,16は、両基板1,
2の位置合わせに利用されるだけでなく、偏光板9,1
0の貼着時の位置合わせに利用でき、さらに液晶表示素
子完成後に、偏光板9,10のコーナー部の延長線が到
達する位置の目盛りを読み取ることにより偏光板9,1
0の貼り合わせ精度(位置ずれ量)を知ることができ
る。
【0036】本実施形態では、カラーフィルタ基板(基
板1)側の基準マーク15は、第1の実施形態と同様
に、ITOにより透明電極4と同時に形成されている。
しかしこれに限定されるものではなく、第2の実施形態
と同様に、色層膜によりカラーフィルタ5と同時に形成
されていてもよい。
【0037】なお、偏光板9,10を貼り付ける工程
は、液晶表示素子を最終的な外形に切断する工程の後に
実施される場合が多いため、基準マーク15,16は液
晶表示素子の最終外形の内部に設ける必要がある。
【0038】本発明の第4の実施形態について、図1
0,11を参照して説明する。なお、第1の実施形態と
同一の構成については同一の符号を付与し説明を省略す
る。
【0039】本実施形態においては、透明基板1上に透
明電極4やカラーフィルタ5や基準マーク12を形成し
た後で、光遮蔽層11を形成しているため、カラーフィ
ルタ基板の内面(TFT基板と対向する面)側で、基準
マーク12は光遮蔽層11にに全面的に覆われている。
すなわちその製造方法は、図11に示すように、第1の
実施形態と比較すると、色層膜成膜工程103、色層膜
パターニング工程104、ITO成膜工程105、IT
Oパターニング工程106が終了した後で、光遮蔽膜成
膜工程(ステップ122)と光遮蔽膜パターニング工程
(ステップ123)とを行なうものである。
【0040】
【発明の効果】本発明によると、基準マークが光遮蔽層
に覆われているため、偏光板が対向的に配設されなくて
も、表示部側に光漏れが生じず表示品質がよい。基準マ
ークの形成された部分を偏光板にて覆って光学異方性を
利用した光遮蔽処理を施す必要がないため、表示部の外
側の縁部が小型化されている液晶表示素子に特に効果的
である。そして、基準マークが表示部の透明電極または
カラーフィルタと同時に同じ材質で形成されているの
で、製造工程が煩雑になることがなく簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の液晶表示素子を示す
要部断面図である。
【図2】図1に示す液晶表示素子の一部拡大平面図であ
る。
【図3】図1に示す液晶表示素子のカラーフィルタ基板
の製造工程を示す要部断面図である。
【図4】図1に示す液晶表示素子のTFT基板の製造工
程を示す要部断面図である。
【図5】図1に示す液晶表示素子のカラーフィルタ基板
とTFT基板との接合工程を示す要部断面図である。
【図6】図1に示す液晶表示素子の製造方法を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態の液晶表示素子を示す
要部断面図である。
【図8】図7に示す液晶表示素子の製造方法を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態の液晶表示素子の一部
拡大平面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態の液晶表示素子を示
す要部断面図である。
【図11】図10に示す液晶表示素子の製造方法を示す
フローチャートである。
【図12】第1の従来例の液晶表示素子を示す要部断面
図である。
【図13】第2の従来例の液晶表示素子を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
1,2 基板 3 液晶 4 透明電極 5 カラーフィルタ 6 配向膜 7 駆動素子 8 配向膜 9,10 偏光板 11 光遮蔽層 12,13 基準マーク 14 光遮蔽層0 15,16 基準マーク(スケール) R 色層膜(赤) G 色層膜(緑) B 色層膜(青)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向的に配設される一対の基板の間隙に
    液晶が封入され、前記一対の基板にそれぞれ位置合わせ
    用の基準マークが設けられている液晶表示素子におい
    て、 一方の前記基板が、透明電極と、該透明電極と同じ材質
    で形成された一方の前記基準マークと、一方の前記基準
    マークを覆うように設けられている光遮蔽層とを有する
    ことを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 対向的に配設される一対の基板の間隙に
    液晶が封入され、前記一対の基板にそれぞれ位置合わせ
    用の基準マークが設けられている液晶表示素子におい
    て、 一方の前記基板が、複数の色層膜からなるカラーフィル
    タと、前記色層膜の少なくとも一つと同じ材質で形成さ
    れた一方の前記基準マークと、一方の前記基準マークを
    覆うように設けられている光遮蔽層とを有することを特
    徴とする液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 前記基準マークが、偏光板貼り合わせ精
    度の検査用のスケールである請求項1または2に記載の
    液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 一方の基板に光遮蔽層を形成する工程
    と、 前記一方の基板に複数の色層膜からなるカラーフィルタ
    を形成する工程と、 前記一方の基板に透明電極と一方の基準マークとを同時
    に同じ材質で形成する工程と、 他方の基板に他方の基準マークを形成する工程と、 前記一方の基板と前記他方の基板とを対向させた状態
    で、前記一方の基準マークと前記他方の基準マークとの
    位置関係を観察しながら、前記両基板を位置合わせする
    工程と、 位置合わせされた前記両基板を互いに固定するととも
    に、前記両基板の間隙に液晶を封入する工程とを含む液
    晶表示素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 一方の基板に光遮蔽層を形成する工程
    と、 前記一方の基板に複数の色層膜からなるカラーフィルタ
    と、前記色層膜の少なくとも一つと同じ材質からなる一
    方の基準マークとを同時に形成する工程と、 前記一方の基板に透明電極を形成する工程と、 他方の基板に他方の基準マークを形成する工程と、 前記一方の基板と前記他方の基板とを対向させた状態
    で、前記一方の基準マークと前記他方の基準マークとの
    位置関係を観察しながら、前記両基板を位置合わせする
    工程と、 位置合わせされた前記両基板を互いに固定するととも
    に、前記両基板の間隙に液晶を封入する工程とを含む液
    晶表示素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基準マークが、偏光板貼り合わせ精
    度の検査用のスケールであり、 互いに固定された前記両基板にそれぞれ偏光板を貼り付
    ける工程を含む請求項4または5に記載の液晶表示素子
    の製造方法。
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