JP2006071716A

JP2006071716A - カラオケ曲間映像関連情報提供システム

Info

Publication number: JP2006071716A
Application number: JP2004251826A
Authority: JP
Inventors: Kanako Horiuchi; 佳奈子堀内
Original assignee: Daiichikosho Co Ltd
Current assignee: Daiichikosho Co Ltd
Priority date: 2004-08-31
Filing date: 2004-08-31
Publication date: 2006-03-16

Abstract

【課題】カラオケ利用時、現に曲間映像が出力されている最中に、利用者が所持するブラウザ機能を有した利用者携帯端末に対し、その曲間映像の関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトに容易かつ正確にアクセスでき、リアルタイムでさらに詳細な曲間映像の関連情報を個々のカラオケ利用者に効率的に与えることができるシステムの提供。
【解決手段】カラオケ演奏装置（２）を主体とし、このカラオケ演奏装置（２）にてカラオケ楽曲の非演奏時に出力される曲間映像に、その関連情報が掲載されたモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスを電子透かし形態で埋め込んでなるシステムを構築した。
【選択図】図１

Description

本発明は、カラオケ楽曲の非演奏時に出力される曲間映像について、その関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスを、電子透かし読み取り機能およびブラウザ機能付き利用者携帯端末に提供するためのシステムに関する。

最近のカラオケ演奏装置は、その付帯するディスプレイに映像出力する、カラオケ利用者が予約したカラオケ楽曲を演奏する演奏モードの他に通称「曲間ＣＭ」モードがあり、カラオケ楽曲の非演奏時に自動的にモードが切替わるように構成されている。すなわち、現在のカラオケシステムでは、利用者がカラオケ楽曲を予約登録する前の時間や予約登録されたカラオケ楽曲の演奏間ないし演奏前後に、広告を主目的とした曲間映像が自動的に出力される。この曲間映像には様々な種類があり、例えば、新譜やお奨め曲ないし新人アーティストの紹介あるいは地域性や時事性のあるサービスや商品の紹介、さらには、カラオケ楽曲に関連した音楽ＣＤやＤＶＤの紹介などがあり、これらの情報はカラオケを楽しみながら得ることができるため、カラオケ利用者の情報源として非常に役立っている。

従来、曲間映像を出力するカラオケ演奏装置に関する技術は多々想到されている。例えば、特許文献１では、曲紹介の曲間ＣＭを設け、これによってカラオケ楽曲を１曲づつ紹介している時に、カラオケリモコン装置から簡略なキー操作を行うことにより、その楽曲を自動的に演奏する技術が開示されている。しかしながら、従来の曲間映像は、通常、テレビＣＭのように限られた短い時間でスポット的にして、各曲間映像を連続して出力するように構成されているため、利用者が関心を寄せる曲間映像であっても、その情報内容がある程度限定されてしまうという不都合がある。

そこで、さらに詳細な関連情報を与えるための手段が必要とされるが、最近では、ＨＴＴＰ（Hyper Text Transfer Protocol）を利用したＷＷＷ（World Wide Web）サーバが提供する所定のＷｅｂサイトを利用する技術が普及しており、このような技術を組み入れた技術も想到されている。例えば、特許文献２では、所定の音楽関連情報を掲載するＷｅｂサイトのサイトアドレス、通称「ＵＲＬ」（Uniform Resource Locator）を与え、これに基づき、当該Ｗｅｂサイトにアクセスできるカラオケ演奏装置付帯のブラウザ装置に関する技術が開示され、これにより、利用者が所望するカラオケ楽曲の関連情報などを効率良く得ることができる。

しかしながら、従来では、曲間映像の関連情報を得るため、その関連情報を掲載した所定のＷｅｂサイトを利用するにしても、個々の利用者が容易かつ正確にアクセスするための手法が開示されていない。そこで、利用者がそれぞれ所持する利用者携帯端末を利用する手法が考えられる。最近ではＷＷＷサーバが提供する所定のモバイルＷｅｂサイトにアクセス可能なブラウザ（Browser）機能を有した携帯電話やＰＤＡ（Personal
Digital Assistant）といった利用者携帯端末の普及と性能向上により、このような個人用モバイル情報ツールを利用して、個々の利用者が何時何処でも簡単に情報を得ることができるようになった。

そして、特許文献３では、カメラ付き携帯端末装置のように、それほど高性能の撮像手段を用いなくても画像に埋め込まれた情報（電子透かし）を精度よく検出できるように、撮像の歪みを補正し、この補正画像データからＵＲＬを検出し、検出したＵＲＬを表す情報を画像サーバに送信し、これをカメラ付き携帯電話に送信する技術が開示されている。なお、この技術では印刷物を対象としているが、勿論、現在では、動画像に埋め込まれた電子透かしを利用者携帯端末にて読み取ることもできるようになっている。
特開２０００−０９９０４５号公報特開２００２−２８７７７８号公報特開２００３−３４８３２７号公報

このような、従来の曲間映像の情報量不足という不都合と個人用モバイル情報ツールの現状を踏まえ、本発明は、カラオケの利用時、現に曲間映像が出力されている最中に、利用者が所持するブラウザ機能を有した利用者携帯端末に対し、その曲間映像の関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトに容易かつ正確にアクセスでき、リアルタイムでさらに詳細な曲間映像の関連情報を個々のカラオケ利用者に効率的に与えることができるシステムの提供を課題とする。

上記課題を鑑み、本発明者は、カラオケ演奏装置を主体とし、このカラオケ演奏装置にてカラオケ楽曲の非演奏時に出力される曲間映像に、その関連情報が掲載されたモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスを電子透かし形態で埋め込んでなるシステムを構築することで、上記課題を解決できることを見出し、本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムを想到した。

すなわち、本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムは、カラオケ演奏装置を主体とし、任意の電子透かし読み取り機能およびブラウザ機能付き利用者携帯端末に対し、カラオケ楽曲の非演奏時に出力される曲間映像について、その関連情報を提供するためのシステムであって、
所定の前記曲間映像に、当該曲間映像の関連情報が掲載されたモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスが電子透かし形態で埋め込まれていることを特徴とする。

本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムによれば、曲間映像が出力されている最中に、現に出力されている曲間映像の関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスが電子透か形態で埋め込まれているため、関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトに容易かつ正確にアクセスでき、リアルタイムでさらに詳細な曲間映像の関連情報を利用者に効率的に与えることができるといった効果を奏する。

以下、本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムについて、先ず、図１に示す、本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムの概略的構成図に基づき、本システムの構成について説明する。

図１は、本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムの構成例を示し、本実施例のカラオケ曲間映像関連情報提供システム（１）は、カラオケボックスの店舗内に設置された複数のカラオケルーム（Ｒ，Ｒ…）のそれぞれに備えられたカラオケ演奏装置（２，２…）を主体としており、当該演奏装置（２）にて出力される曲間映像について、所定のＷＷＷサーバ（５）に蓄積された、その関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスを、カラオケ利用者が所持している電子透かし読み取り機能およびブラウザ機能付き利用者携帯端末（４）に提供するものである。

ここで、本実施例におけるカラオケ演奏装置（２）について少々説明する。カラオケ演奏装置（２）には大容量のハードディスク装置（図示省略）が備えられ、これには多数のカラオケ楽曲のＭＩＤＩデータを主体とした伴奏音楽データや、歌詞画像の生成起源となる歌詞抽出データ、所定形式の長時間分の動画データや、動画データの処理シーケンス（処理すべき背景動画データの格納場所と処理順番）を規定した台本データや演奏可能なカラオケ楽曲についての曲名やアーティスト名、発表年、歌詞の歌い出し部分などのカラオケ楽曲データに加え、カラオケ楽曲の非演奏時に出力される曲間映像についての各種データも格納されている。そして、各種機能手段を制御して演奏装置全体を統括管理している中央制御部（図示省略）が備えられ、この中央制御部は、各楽曲のカラオケ楽曲データや曲間映像データを、それぞれ楽曲コードと曲間映像ＩＤによって識別し、これらを管理している。

各カラオケ演奏装置（２，２…）は店舗内ＬＡＮ（Ｌ）に接続され、店舗内の情報処理システムに組み込まれており、ＬＡＮ（Ｌ）上の１台のコンピュータとして認識される。この情報処理システムは、店舗における会計や各カラオケルーム（Ｒ，Ｒ…）への入退室管理などの業務を行う管理コンピュータ（図示省略）などにより構成されていると共に、ＡＤＳＬやＩＳＤＮといった通信回線（Ｃ）介してインターネット（Ｎｉ）にも接続されており、カラオケ事業者が管理するＶＰＮ（Virtual Private Network）を用いて、通信カラオケシステム用のカラオケホスト装置（３）に接続している。

なお、カラオケホスト装置（３）はカラオケ事業者専用コンピュータであり、各カラオケ演奏装置（２，２…）に対してカラオケ楽曲データや曲間映像データを適時に配信したり、あるいは、各カラオケ演奏装置（２，２…）にて随時収拾される稼働ログなどを集信したりする。そして、各カラオケ演奏装置（２，２…）の中央制御部は、ネットワークインタフェイスを介して店舗ＬＡＮ（Ｌ）およびＶＰＮに接続し、このカラオケホスト装置（３）と通信することで、当該ホスト装置（３）と各種データの授受を行う。各カラオケ演奏装置（２，２…）の通信制御部はＤＭＡ（Direct Memory Access）回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲データや曲間映像データを直接ハードディスクに書き込むことができ、このハードディスクには楽曲データを記憶した楽曲データファイルおよび曲間映像データを記憶した曲間映像データファイルが設定されている。

具体的には、本実施例では、店舗内に１００ＢＡＳＥ−Ｔ規格のEthernet（登録商標）によるＬＡＮ（Ｌ）が敷設されており、このＬＡＮ（Ｌ）上の各カラオケ演奏装置（２，２…）はルータ（６）を介してインターネット（Ｎｉ）上のＶＰＮに接続されている。また、ＬＡＮ（Ｌ）上のコンピュータ間の通信にもＴＣＰ／ＩＰが採用されており、ルータ（６）は、その内蔵するＤＨＣＰ（Dynamic Host Configuration Protocol）サーバ機能によって、ＬＡＮ（Ｌ）に接続されている各カラオケ演奏装置（２，２…）にＩＰアドレスを割り当て、各カラオケ演奏装置（２，２…）のＭＡＣ（Media Access Control）アドレスとＩＰアドレスとを対応付けしたテーブルを作成して記憶している。

本実施例の利用者携帯端末（４）は、電子透かし読み取り機能およびブラウザ機能付き携帯電話であって、携帯電話網（Personal Digital Cellular：ＰＤＣ）およびパケット携帯電話網（Personal Digital Cellular−Packet：ＰＤＣ−Ｐ）に接続可能とされ、このパケット携帯電話網（ＰＤＣ−Ｐ）は所定のゲートウェイシステム（図示省略）を介してインターネット（Ｎｉ）と接続しており、このパケット携帯電話網（ＰＤＣ−Ｐ）を経由して、ＷＷＷサーバ（５）などの任意のモバイルＷｅｂサイトにアクセスできる。そして、この利用者携帯端末（４）は、前述した特許文献３にも記載されているように、撮影レンズ、シャッタ、撮像デバイスなどからなる電子透かしを読み取り可能な撮像手段を備え、この撮像手段によって撮像された電子透かしはデコード処理され、関連情報が掲載されたモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレス情報が解析される。なお、本発明はこれに限定されず、例えば、利用者携帯端末は読み取った電子透かしを所定のＷＷＷサーバに転送し、そのＷＷＷサーバにてデコード処理して、解析したサイトアドレス情報を当該利用者携帯端末に返送させるように構成しても構わない。

以下、図２に示す、曲間映像の概略的データ構成図と、図３に示す、関連情報サイトアドレス管理テーブルの構成図と、図４に示す、関連情報サイトアドレスの表示画面に基づき、本システムについてさらに詳述する。

先ず、カラオケ演奏装置にてカラオケ楽曲の非演奏時に出力される曲間映像の再生はカラオケ楽曲データの演奏と同じ機能部（音源、音声データ処理部，パターン展開部など）を用いて実行されるため、図２に示す曲間映像データは殆どカラオケ楽曲データと同じように構成されている。すなわち、曲間映像データのＢＧＭデータファイルがカラオケ楽曲データの楽音トラックに対応し、同様に、表示データファイルが歌詞トラックに対応し、音声制御データファイルが音声制御トラックに対応し、ＤＳＰ制御データファイルが効果制御トラックに対応している。音声データは、通常、ＰＣＭ（Pulse Code Modulation）形式にてアナウンスの音声を断片に分割して構成したもので、この断片の音声データを所定の順序で組み合わせることにより、アナウンスが形成される。

また、映像データは、通常、ＭＰＥＧ（Moving
Picture Experts Group）形式で構成され、この映像データに当該曲間映像データの関連情報が掲載されたモバイルＷｅｂサイトがある場合、後述する「背景映像ＩＤ」に紐付けされたサイトアドレス情報が電子透かし形態でエンコードされる。本実施例では、この電子透かしデータは曲間映像の全編に亘ってエンコードされ、また、電子透かしデータは表示画面に複数重畳してエンコードされている。なお、本実施例の電子透かしのエンコード方式は、デジタル化時のＬＳＢ（Least Significant Bit）を空間領域で変調する方式であるが、本発明はこれに限定されず、利用者携帯端末にて読み取り可能な従来公知のアルゴリズムにてエンコードする方式で構わない。ＭＰＥＧデータに電子透かしをエンコードする技術としては、例えば、特開２０００−２４４８８１号公報、特開２００２−１９１０３３号公報、特開２００２−１５２７４２号公報、特開２００４−８００９５号公報などに開示されている。そして、この映像データは映像制御データファイルのデータにより出力制御されるが、この曲間映像データのヘッダには、個々の曲間映像データを特定するための曲間映像ＩＤと、この曲間映像を所定のタイミングで抽出出力するための抽出出力データが書き込まれている。

図３は、関連情報サイトアドレス管理テーブル（Ｔ）であり、本実施例では、図１に示すように、カラオケホスト装置（３）内に設けられている。この管理テーブル（Ｔ）は、関連情報が掲載されたモバイルＷｅｂサイトを有する曲間映像につき、その曲間映像が現に出力されている最中に、そのサイトアドレスを利用者携帯端末に提供するための制御データのテーブルであり、個々の曲間映像を特定するための「曲間映像ＩＤ」フィールド（ｆ１）と、提供するサイトアドレスを表示するための「表示サイトアドレス」フィールド（ｆ２）から主に構成されている。そして、このテーブル（Ｔ）に基づき、個々の曲間映像データにサイトアドレスの内容が電子透かし形態でエンコードされる。

そして、利用者は、自らが所持する電子透かし読み取り機能およびブラウザ機能付き携帯電話（利用者携帯端末）をもって、現に出力されている曲間映像を撮像すると、当該曲間映像の関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスが提供される。図４は、所定の曲間映像が現に出力されている最中に、当該曲間映像を撮像した場合の、任意の利用者携帯端末（４）における関連情報サイトアドレスの表示画面（Ｄ）であり、この表示画面（Ｄ）には、書誌的事項の他、その関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレス（ｄ１）がＵＲＬ表示され、提供されている。

以上、詳述したように、本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムによれば、曲間映像が出力されている最中に、現に出力されている曲間映像の関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスが電子透か形態で埋め込まれているため、関連情報が掲載された所定のモバイルＷｅｂサイトに容易かつ正確にアクセスでき、リアルタイムでさらに詳細な曲間映像の関連情報を個々のカラオケ利用者に効率的に与えることができる。

本発明のカラオケ曲間映像関連情報提供システムの概略的構成図。曲間映像の概略的データ構成図。関連情報サイトアドレスの管理テーブルの構成図。関連情報サイトアドレスの表示画面。

符号の説明

１カラオケ曲間映像関連情報提供システム
２カラオケ演奏装置
３カラオケホスト装置
４利用者携帯端末
５ＷＷＷサーバ
Ｔ関連情報サイトアドレス管理テーブル
Ｎｉインターネット

Claims

カラオケ演奏装置を主体とし、任意の電子透かし読み取り機能およびブラウザ機能付き利用者携帯端末に対し、カラオケ楽曲の非演奏時に出力される曲間映像について、その関連情報を提供するためのシステムであって、
所定の前記曲間映像に、当該曲間映像の関連情報が掲載されたモバイルＷｅｂサイトのサイトアドレスが電子透かし形態で埋め込まれていることを特徴とするカラオケ曲間映像関連情報提供システム。