JP2006071030A - ロータリダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロータリダンパにおいて、ベーンの外周に設けるシール部材として、流体圧力では変形しない剛性体からなるものを使用した場合でも、ケーシングの内側寸法のバラツキを吸収し、ベーンの外周に設けたシール部材とケーシングとの間に生じる隙間を、可及的に小さくし、シール機能を確保し、ロータの回転切り返し時における応答性を向上すること。
【解決手段】 ロータリダンパ100において、シール部材90が、ケーシング10の内周面に対向する先端シール91と、ケーシング10の両側壁面に対向する2つの側面シール92をからなり、先端シール91と2つの側面シール92を、それぞれ剛性体にて形成するとともに、先端シール91の両端部と2つの側面シール92の各一端部に、該先端シール91の両端部と該2つの側面シール92の各一端部が互いに直角をなして衝接する傾斜面91A、92Aを形成したもの。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動二輪車等の操舵ハンドルに設けられるステアリングダンパ、又は自動二輪車等の後輪懸架装置に設けられるサスペンションダンパ等に用いて好適なロータリダンパに関する。
ロータリダンパとして、特許文献1、2に記載の如く、ケーシングにロータを揺動自在に設け、ロータの外周に形成したベーンの両側に油室を区画し、ベーンの外周に、該ベーンの両側の油室を封止するシール部材を設けたものがある。
特許文献1の図1は、仕切部材38が、ベーン25の先端面に幅方向の全長に亙って形成した溝39内へと摺動自在に挿入され、かつ、仕切部材38の基端側と溝39の底との間に介装したコイルスプリングからなる弾性部材40で常に突出方向へと付勢されるものを開示している。また、特許文献1の図3は、仕切部材38を、ベーン体8とベーン25の側面に亙り高さ方向の全長に亙って設けた溝39内に設置し、かつ、当該溝39の底との間に介装した弾性部材40で仕切部材38の先端をサイドプレート3、4の内壁に押し付けてシールするようにした場合の実施例を示している。
特許文献2の図3は、ロータ22に設けた可動ベーン28の両側面と先端面に溝28a、28bを形成し、各溝28a、28bに板状のばね30、31を挿入して、可動ベーン28の先端側には断面凹字形状のシール部材32を摺動自在に嵌合させ、側面の溝28bにはL字形状のシール部材33を摺動自在に嵌め込んだものを開示している。そして、ばね30によりシール部材32をシリンダ部21の内周面に付勢して密接させ、ばね31によりシール部材33をガイド部23とバルブリテーナ25に付勢して密接させることによりシールを確実に行なうものである。
特開平8-303511 特許2916691
特許文献1には開示されていないものの、特許文献1の図1と図3のものを組合せて、図14の如くのロータリダンパを構成することが考えられる。ところが、図14のロータリダンパには以下の問題点がある。
(1)ケーシング2の軸方向の寸法に、バラツキ、例えば、+0.1mmが生じると、仕切部材38aの高さh0分については、ケーシング2の軸方向のバラツキを吸収できず、仕切部材38aの両側に、+0.1mm×h0(仕切部材38aの厚み)の隙間が生じる。この隙間を介して、ベーン両側の圧力室が連通するので、仕切部材38aのシール機能が損なわれる。
(2)仕切部材38aが、その端面に、合成樹脂等からなる低フリクション層を形成していない部材からなる場合には、仕切部材38aの端面が、直接ケーシングと接触して側壁面に疵をつけるおそれがある。このような事態を防ぐために、仕切部材38の端面38aにも摺動層を形成するときには、加工コストの増加を招く。
特許文献2のロータリダンパは、図15に記載の如く、以下の問題点がある。
(1)ハウジング20の径方向の内周寸法に、バラツキ、例えば、+0.1mmが生じると、L字形状のシール部材33が、断面凹字形状のシール部材32の溝28aから側方に突出した分h0については、径方向の内周寸法のバラツキを吸収することができない。その結果、+0.1mm×h0の隙間が、径方向の外周側とハウジングの内周との間に生じる。
(2)上述(1)を回避するために、シール部材32の溝28aを十分長くしてシール部材33を溝28a内に完全に収容できるようにする場合には、この側方に突出した分h0をなくすことが可能となり、シール部材32、33とケーシングの角部との間に生じる隙間を可及的に小さくできる。しかしながら、シール部材32、33の断面形状が同一でないため、また、シール部材32に溝を形成する必要がある等、製作が容易でないという不具合がある。
本発明の課題は、ロータリダンパにおいて、ベーンの外周に設けるシール部材として、流体圧力では変形しない剛性体からなるものを使用した場合でも、ケーシングの内側寸法のバラツキを吸収し、ベーンの外周に設けたシール部材とケーシングとの間に生じる隙間を、可及的に小さくし、シール機能を確保し、ロータの回転切り返し時における応答性を向上することにある。
請求項1の発明は、ケーシングにロータを揺動自在に設け、ロータの外周に形成したベーンの両側に油室を区画し、ベーンの外周に、該ベーンの両側の油室を封止するシール部材を設けたロータリダンパにおいて、シール部材が、ケーシングの内周面に対向するベーンの先端溝内に摺動自在に設けた先端シールと、ケーシングの両側壁面に対向するベーンの両側溝内に摺動自在に設けた2つの側面シールとからなり、先端シールと2つの側面シールを、それぞれ剛性体にて形成するとともに、先端シールと先端溝の底面との間、及び、側面シールと側溝の底面との間に、それぞれ弾性部材を介装し、先端シールの両端部と2つの側面シールの各一端部に、該先端シールの両端部と該2つの側面シールの各一端部が互いに直角をなして衝接する傾斜面を形成したものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記先端シールと側面シールが、断面矩形で同一の幅を有するものからなるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記先端シールと側面シールが、金属製の裏金と、該裏金の表面に設けた、フリクションの小さな合成樹脂等からなる摺動層とからなり、該摺動層を前記ケーシングの内周面又は側壁面に摺接可能にするようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において更に、前記先端シールと側面シールが、裏金の表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものからなるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項4の発明において更に、前記先端シールと側面シールが、板状のシート材から切断加工されたものからなり、該シート材が裏金の表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものからなるようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記先端シールと側面シールが、潤滑材等を含む硬質合成樹脂からなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)先端シールと2つの側面シールを、油室の流体圧では変形しない剛性体で形成したから、ロータリダンパのロータの回転切り返し時における油室の圧力の上昇により、シール部材が弾性体からなるものの如くに変形せず、ダンパの応答遅れを発生することがない。
(b)先端シールの両端部と2つの側面シールの各一端部に、該先端シールの両端部と該2つの側面シールの各一端部が互いに直角をなして衝接する傾斜面を形成したから、図13に示す如く、ケーシングの内周面に摺接する先端シール及び側面シールの先端部の垂直カット面の厚みh1は、先端シール及び側面シールの本体部の厚みh0に対して、十分小さく、ケーシングの内周面又は側壁面との間に生じる隙間を小さくし、それらのシール機能を確保できる。
また、ケーシングの寸法のバラツキによっては、先端シールの傾斜面と側面シールの傾斜面との間に、隙間ができる場合があるが、この隙間は、大部分がべーンの溝内に収容され、ベーンの外側に露出する隙間は小さい。従って、油漏れは小さなものになり、それらのシール機能を確保できる。
(請求項2)
(c)先端シールと側面シールが、断面矩形で同一の幅を有するものからなるので、特許文献2に比ベ、シール部材の製作が容易となり、コストを低減することができる。
(請求項3)
(d)先端シールと側面シールが、金属製の裏金と、この裏金の表面に設けたフリクションの小さな摺動層とからなるので、剛性を確保することができるとともに、摺動性及びシール性を確保することができる。
(e)先端シールの傾斜面と側面シールの傾斜面が衝接し、傾斜面がケーシングの内周面又は側壁面と摺接することがないから、先端シールと側面シールは、摺動層のみを介してケーシングの内周面又は側壁面に摺接する。その結果、傾斜面に合成樹脂等からなる摺動層が形成されていない場合でも、ケーシングの内周面又は側壁面を疵つけることがない。
(請求項4)
(f)先端シールと側面シールが、金属裏金の表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものからなるので、テフロン(登録商標)層の剥離が少なく、フリクションも小さい。
(請求項5)
(g)先端シールと側面シールが、金属裏金の表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸した既存の板状のシート材を、短冊状に切断加工したものからなるので、製作コストの低減を図ることができる。
(請求項6)
(h)先端シールと側面シールが、フリクションの小さい合成樹脂からなるものであって、合成樹脂の故に成形が容易で、製作が容易となる。
図1はロータリダンパを示す斜視図、図2はロータリダンパを示す平面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図、図5は図3のV-V線に沿う断面図、図6は図3のVI−VI線に沿う断面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、図8はチェック弁を示し(A)は図5のA−A線に沿う断面図、(B)は図5のB−B線に沿う断面図、図9はロータリダンパを示し、(A)は第1の動作を示す模式図、(B)は第2の動作を示す模式図、図10はロータを示し、(A)は断面図、(B)は側面図、図11は先端シールを示し、(A)は側面図、(B)は平面図、図12は側面シールを示し、(A)は側面図、(B)は平面図、図13は先端シールと側面シールの衝接部を示す模式図、図14は比較例を示す模式図、図15は従来例を示す模式図である。
図1〜図8のロータリダンパ100は、自動二輪車等の操舵ハンドルに設けられるステアリングダンパ、又は自動二輪車等の後輪懸架装置に設けられるサスペンションダンパ等に用いられる。
ロータリダンパ100は、図1〜図4に示す如く、ケーシング10及びその底板11をボルト12により結合して備える。ロータリダンパ100は、ケーシング10に収容され、ケーシング10のボス部10Aと底板11のボス部11Aにそれぞれブッシュを介して回転可能に軸支した軸部21と、軸部21の外周から半径方向に突出形成した単一の揺動ベーン22とからなるロータ20を有する。ロータリダンパ100は、ロータ20の軸部21に操舵ハンドルのステアリング軸を結合し、又は後輪懸架装置のサスペンションアームの回転軸を結合する。ロータリダンパ100は、ケーシング10内における、ロータ20のベーン22の両側に、オイルを充填した第1の油室13Aと第2の油室13Bを区画する。ケーシング10は、底板11との合せ面にパッキン14を備え、軸部21の装填部にOリング15を備える。
ロータリダンパ100は、ケーシング10の、底板11に対すると反対側の外側面に、ボルト16により、外蓋30を取付けている。ケーシング10は、外蓋30との合せ面にパッキン17を備える。
ロータリダンパ100は、図3、図6、図7に示す如く、ケーシング10の外側面と外蓋30の内側面との間に、第1の油室13Aと第2の油室13Bをそれぞれ連通する第1の油路31と第2の油路32を並列に設ける。第1の油路31と第2の油路32は、後述するオリフィスプレート50の回転操作軸60に対し軸対称状をなすように配置される。
第1の油路31は、外蓋30の内側面に形成した溝aとケーシング10の外側面との間に形成される外蓋側油路部31Aと、ケーシング10の外側面に形成した溝bと外蓋30の内側面との間に形成されるケーシング側油路部31Bと、外蓋側油路部31Aとケーシング側油路部31Bを連通する接続部31Cを有する。第1の油路31は、第1の油室13Aから第2の油室13Bへのオイルの流れのみを許容する第1のチェック弁41を備え、外蓋側油路部31Aの入口31iを第1の油室13Aに開口するとともに、ケーシング側油路部31Bの出口31oを第1のチェック弁41経由で第2の油室13Bに開口する。第1の油路31の入口31i、出口31oは、ベーン22の作動によって閉じられることがないように、ケーシング10内におけるベーン22の揺動範囲の外側に配置され、常時油室13A、13Bに開口する。
第2の油路32は、外蓋30の内側面に形成した溝aとケーシング10の外側面との間に形成される外蓋側油路部32Aと、ケーシング10の外側面に形成した溝bと外蓋30の内側面との間に形成されるケーシング側油路部32Bと、外蓋側油路部32Aとケーシング側油路部32Bを連通する接続部32Cを有する。第2の油路32は、第2の油室13Bから第1の油室13Aへのオイルの流れのみを許容する第2のチェック弁42を備え、第2のチェック弁32Aの入口32iを第2の油室13Bに開口するとともに、ケーシング側油路部32Bの出口32oを第2のチェック弁42経由で第1の油室13Aに開口する。第2の油路32の入口32i、出口32oは、ベーン22の作動によって閉じられることがないように、ケーシング10内におけるベーン22の揺動範囲の外側に配置され、常時油室13B、13Aに開口する。
ケーシング10のベーン22を挟む両側で第1の油室13Aと第2の油室13Bを区画する周壁部のそれぞれに、図4、図5、図7、図8に示す如く、第1の油路31の出口31o、第2の油路32の出口32oのそれぞれが開口し、かつ第1のチェック弁41と第2のチェック弁42のそれぞれが納められる凹部18、19が形成される。凹部18はケーシング10の周壁部より低い段差壁18Aを介して第2の油室13Bに臨み、第1のチェック弁41のハウジング41Aを螺着し、ハウジング41Aにバルブシート41Bを圧入して備え、チェックボール41Cとスプリング41Dを内蔵し、開口41Eを備える(図8(A))。凹部19はケーシング10の周壁部より低い段差壁19Aを介して第1の油室13Aに臨み、第2のチェック弁42のハウジング42Aを螺着し、ハウジング42Aはバルブシート42Bを圧入して備え、チェックボール42Cとスプリング42Dを内蔵し、開口42Eを備える(図8(B))。
ロータリダンパ100は、図3、図4、図6、図7に示す如く、第1の油路31の接続部31Cと第2の油路32の接続部32Cにともに臨むオリフィスプレート50を、ケーシング10の外側面と外蓋30の内側面との間に移動可能に設ける。オリフィスプレート50は、複数の移動停止位置(回転停止位置)それぞれで、第1の油路31の外蓋側油路部31Aとケーシング側油路部31Bをそれぞれ導通するように当該油路31に対応する複数のオリフィス孔51A、52A・・・からなる第1のオリフィス孔群50Aと、第2の油路32の外蓋側油路部32Aとケーシング側油路部32Bをそれぞれ導通するように当該油路32に対応する複数のオリフィス孔51B、52B・・・からなる第2のオリフィス孔群50Bとを有する。
オリフィスプレート50は、図3、図4に示す如く、第1の油路31の接続部31Cと第2の油路32の接続部32Cに挟まれる位置で、その回転操作軸を外蓋30に枢支され、各接続部31C、32Cに臨む周縁部を有し、ケーシング10の外側面の円形状凹部に回転可能に嵌装される回転円盤からなり、第1のオリフィス孔群50Aと第2のオリフィス孔群50Bをその周縁部に互いに軸対称状に配置して備える。回転操作軸60は、外蓋30のボス部30AにOリング60Aを介して液密に挿通され、フランジ61を外蓋30の内側段差面に当て、止め輪62にバックアップされるとともに止めねじ63Aで固定されたダイヤル63を外蓋30の外側面に当て、オリフィスプレート50を回転及び停止操作可能とする。ダイヤル63は、図4に示す如く、外蓋30のボス部30Aの外端面との間にクリップストップ機構部64を備え、オリフィスプレート50を各回転停止位置のいずれかにセット可能とし、第1のオリフィス孔群50Aの各オリフィス孔51A、52A・・・と第2のオリフィス孔群50Bの各オリフィス孔51B、52B・・・を第1の油路31と第2の油路32の接続部31C、32Cに順に位置付ける。
オリフィスプレート50は、第1のオリフィス孔群50Aの各オリフィス孔51A、52A・・・と第2のオリフィス孔群50Bの各オリフィス孔51B、52B・・・であって、オリフィスプレート50の各回転停止位置で第1の油路31の接続部31Cと第2の油路32の接続部32Cに同時期に対応するオリフィス孔51Aと51B、オリフィス孔52Aと52B・・・を互いに同一孔径にする。オリフィス孔51Aと51Bの孔径>オリフィス孔52Aと52Bの孔径>・・・の如くに順に段階的に小径にする。
ロータリダンパ100は、図3、図5に示す如く、ロータ20の軸部21に、第1の油室13Aと第2の油室13Bのそれぞれに連通する2つの油路71A、71Bを設け、それらの油路71A、71Bにブロー弁70を介装する。ロータ20の軸部21の一側の端面に、2つの油路71A、71Bが開口する孔72を設け、この孔72に、2つの油路71A、71Bの開口部を閉じるブロー弁70を設ける。ブロー弁70は、止め輪73、カラー74にバックアップされたスプリング75により閉じ方向に付勢されるディスクからなり、一定の開弁圧を付与される。
ロータリダンパ100は、図3に示す如く、ロータ20の軸部21に、第1の油室13Aと第2の油室13Bに連通するオリフィス孔81を設け、このオリフィス孔81が開口する油室82を軸部21に穿設し、この油室82にOリング80Aを介して摺動する温度補償用フリーピストン80を内挿する。フリーピストン80は、止め輪83、ストッパ84にバックアップされたスプリング85により加圧される。
尚、ロータリダンパ100は、ロータ20の軸部21に接続される検出軸86を底板11に液密に挿通し、ロータ20の回転角度位置を検出可能にしている。
以下、ロータリダンパ100の減衰動作について説明する(図9)。
(1)ロータ20が図9(A)に示す如くに右回転すると、第1の油室13Aのオイルが加圧され、このオイルが第1の油路31の入口31i、外蓋側油路部31A、接続部31C(オリフィスプレート50の第1のオリフィス孔群50A)、ケーシング側油路部31Bを通って、出口31o、第1のチェック弁41から第2の油室13Bに移送される。
オリフィスプレート50は、この移送過程のオイルに、第1のオリフィス孔群50Aのうちで接続部31Cに位置付けられているいずれかのオリフィス孔51A、52A・・・、例えばオリフィス孔51Aの孔径に対応する抵抗力を付与し、ロータ20に一定の減衰力を及ぼす。
このとき、第1の油室13Aのオイルは、第2のチェック弁42の逆止作用により、第2の油路32への流入を阻止される。
(2)ロータ20が上述(1)の後、図9(B)に示す如くに左回転すると、第2の油室13Bのオイルが加圧され、このオイルが第2の油路32の入口32i、外蓋側油路部32A、接続部32C(オリフィスプレート50の第2のオリフィス孔群50B)、ケーシング側油路部32Bを通って、出口32o、第2のチェック弁42から第1の油室13Aに移送される。第2の油路32は上述(1)においてオイルの流れがなく、ひいてはその慣性力の影響がないから、第2の油路32を通る第2の油室13Bから第1の油室13Aへのオイルの移送はスムースである。
オリフィスプレート50は、この移送過程のオイルに、第2のオリフィス孔群50Bのうちで接続部32Cに位置付けられているいずれかのオリフィス孔51B、52B・・・、例えばオリフィス孔51Bの孔径に対応する抵抗力を付与し、ロータ20に一定の減衰力を及ぼす。オリフィス孔51Bの孔径は上述(1)のオリフィス孔50Aの孔径と同一径であり、オリフィスプレート50はロータ20の左右両回転に対し同一の減衰力を及ぼす。
このとき、第2の油室13Bのオイルは、第1のチェック弁41の逆止作用により、第1の油路31への流入を阻止される。
しかるに、ロータリダンパ100にあっては、ロータ20におけるベーン22の外周に、ベーン22の両側の油室13A、13Bを封止するシール部材90(先端シール91と2つの側面シール92)を設け、それらのシール部材90によるシール機能を確保し、ロータ20の回転切り返し時における応答性を向上するため、以下の構成を具備する。
シール部材90は、図3、図5、図10に示す如く、ケーシング10の内周面に対向するベーン22の先端溝22Aに、溝深さ方向に摺動自在に嵌合して設けた先端シール91と、ケーシング10の両側壁面(ケーシング10の内側面と底板11の内側面)に対向するベーン22の両側溝22Bに、溝深さ方向に摺動自在に嵌合して設けた、2つの側面シール92とからなる。
先端シール91と2つの側面シール92は、それぞれ、剛性体にて形成される。即ち、先端シール91、側面シール92は、油室13A、13Bの流体圧では変形しない鋼板等の金属もしくは硬質合成樹脂等の剛性体、又は硬質体からなる。
先端シール91と先端溝22Aの底面に設けたばね収容孔22Cとの間にコイルばねからなる弾性部材93を介装し、側面シール92と側溝22Bの底面に設けたばね収容孔22Dとの間にコイルばねからなる弾性部材94を介装し、弾性部材93、94の付勢力により、先端シール91をケーシング10の内周面に加圧し、側面シール92をケーシング10の両側壁面に加圧する。
先端シール91の両端部と、2つの側面シール92の各一端部には、図11、図12に示す如く、先端シール91の両端部と2つの側面シール92の各一端部が互いに直角をなして衝接する傾斜面91A、92Aを形成してある。
先端シール91と側面シール92は、横断面を矩形とし、互いに同一の幅(溝22A、22Bの溝深さに直交する方向をシール91、92の幅方向とする)を有する。
尚、ケーシング10の内周面と両側壁面は互いに直角をなし、ベーン22の先端溝22Aと側溝22Bも互いに直角をなす。
先端シール91、側面シール92の傾斜面91A、92Aは、先端シール91の両端部と側面シール92の一端部に、ケーシング10の内周面と側壁部のなす角部と、ベーン22の先端面と側面のなす角部と、更に、ベーン22の先端溝22Aの底面と側溝22Bの底面のなす角部とを結ぶ斜面に合致、又は概ね合致する傾斜面にて形成される。
先端シール91と側面シール92は、横断面を矩形とし、互いに同一の厚み(溝22A、22Bの溝深さ方向をシール91、92の厚み方向とする)を有し、先端シール91の傾斜面91Aと側面シール92の傾斜面92Aの傾斜角は、それらの長手方向に対してともに45度に斜交する。但し、先端シール91と側面シール92はそれらの厚みを互いに異にしても良く、その場合、先端シール91の傾斜面91Aと側面シール92の傾斜面92Aの傾斜角は互いに異なるものになる。
先端シール91は、鋼板等の金属製の裏金aと、該裏金aの表面に設けた、フリクションの小さな合成樹脂等からなる摺動層bとからなり、摺動層bをケーシング10の内周面又は側壁面に摺接可能にする。摺動層bとしては、裏金aの表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものを採用できる。
側面シール92も、鋼板等の金属製の裏金aと、該裏金aの表面に設けた、フリクションの小さな合成樹脂等からなる摺動層bとからなり、摺動層bをケーシング10の内周面又は側壁面に摺接可能にする。摺動層bとしては、裏金aの表面に多孔質燒結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものを採用できる。
先端シール91と側面シール92は、板状のシート材から切断加工して製作できる。シート材としては、裏金a及び摺動層bからなるもの、例えば裏金aの表面に多孔質燒結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトロフルオロエチレン樹脂を含浸したものを採用できる。先端シール91と側面シール92は、シート材を長手方向に対して直角に垂直切断し、その切断端部を更に斜めに切断(研削でも可)して傾斜面91A、92Aとする。尚、先端シール91、側面シール92の傾斜面91A、92Aが設けられる切断端部のうち、摺動層bを含む表層側には、摺動層bの保護のために垂直カット面91B、92B(図13の厚みh1)を残すこともある(図11、図12)。但し、先端シール91、側面シール92の切断端部を尖らせてその全端面を傾斜面91A、92Aにすることもできる。先端シール91、側面シール91の全端面を傾斜面91A、92Aにした場合には、先端シール91、側面シール92とケーシング10の内周面又は側壁面との間の隙間(図13のh1)をなくすことができる。
また、側面シール92の長手方向において、傾斜面92Aが設けられない側の端部は、平面視でR加工される(図12)。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)先端シール91と2つの側面シール92を、油室13A、13Bの流体圧では変形しない剛性体で形成したから、ロータリダンパ100のロータ20の回転切り返し時における油室13A、13Bの圧力の上昇により、シール部材90(91、92)が弾性体からなるものの如くに変形せず、ダンパの応答遅れを発生することがない。
(b)先端シール91の両端部と2つの側面シール92の各一端部に、該先端シール91の両端部と該2つの側面シール92の各一端部が互いに直角をなして衝接する傾斜面91A、92Aを形成したから、図13に示す如く、ケーシング10の内周面に摺接する先端シール91及び側面シール92の先端部の垂直カット面91B、92Bの厚みh1は、先端シール91及び側面シール92の本体部の厚みh0に対して、十分小さく、ケーシング10の内周面又は側壁面との間に生じる隙間を小さくし、それらのシール機能を確保できる。
また、ケーシング10の寸法のバラツキによっては、先端シール91の傾斜面91A、92Aと側面シール92の傾斜面91A、92Aとの間に、隙間ができる場合があるが、この隙間は、大部分がベーン22の溝22A、22B内に収容され、ベーン22の外側に露出する隙間は小さい。従って、油漏れは小さなものになり、それらのシール機能を確保できる。
(c)先端シール91と側面シール92が、断面矩形で同一の幅を有するものからなるので、特許文献2に比ベ、シール部材90(91、92)の製作が容易となり、コストを低減することができる。
(d)先端シール91と側面シール92が、金属製の裏金aと、この裏金aの表面に設けたフリクションの小さな摺動層bとからなるので、剛性を確保することができるとともに、摺動性及びシール性を確保することができる。
(e)先端シール91の傾斜面91Aと側面シール92の傾斜面92Aが衝接し、傾斜面91A、92Aがケーシング10の内周面又は側壁面と摺接することがないから、先端シール91と側面シール92は、摺動層bのみを介してケーシング10の内周面又は側壁面に摺接する。その結果、傾斜面91A、92Aに合成樹脂等からなる摺動層bが形成されていない場合でも、ケーシング10の内周面又は側壁面を疵つけることがない。
(f)先端シール91と側面シール92が、金属裏金aの表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものからなるので、テフロン(登録商標)層の剥離が少なく、フリクションも小さい。
(g)先端シール91と側面シール92が、金属裏金aの表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸した既存の板状のシート材を、短冊状に切断加工したものからなるので、製作コストの低減を図ることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、先端シール91と側面シール92は、潤滑材等を含む硬質合成樹脂からなるものであっても良い。合成樹脂としては、例えば、好油性繊維及び特殊潤滑材を均一に分散させた含油ポリアセタール樹脂等を使用することができる。これによれば、先端シール91と側面シール92が、フリクションの小さい合成樹脂からなるものであって、合成樹脂の故に成形が容易で、製作が容易となる。
図1はロータリダンパを示す斜視図である。 図2はロータリダンパを示す平面図である。 図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。 図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図5は図3のV-V線に沿う断面図である。 図6は図3のVI−VI線に沿う断面図である。 図7は図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図8はチェック弁を示し(A)は図5のA−A線に沿う断面図、(B)は図5のB−B線に沿う断面図である。 図9はロータリダンパを示し、(A)は第1の動作を示す模式図、(B)は第2の動作を示す模式図である。 図10はロータを示し、(A)は断面図、(B)は側面図である。 図11は先端シールを示し、(A)は側面図、(B)は平面図である。 図12は側面シールを示し、(A)は側面図、(B)は平面図である。 図13は先端シールと側面シールの衝接部を示す模式図である。 図14は比較例を示す模式図である。 図15は従来例を示す模式図である。
符号の説明
10 ケーシング
13A、13B 油室
20 ロータ
22 ベーン
22A 先端溝
22B 側溝
90 シール部材
91 先端シール
91A 傾斜面
92 側面シール
92A 傾斜面
93、94 弾性部材
100 ロータリダンパ

Claims (6)

  1. ケーシングにロータを揺動自在に設け、ロータの外周に形成したベーンの両側に油室を区画し、
    ベーンの外周に、該ベーンの両側の油室を封止するシール部材を設けたロータリダンパにおいて、
    シール部材が、
    ケーシングの内周面に対向するベーンの先端溝内に摺動自在に設けた先端シールと、ケーシングの両側壁面に対向するベーンの両側溝内に摺動自在に設けた2つの側面シールとからなり、
    先端シールと2つの側面シールを、それぞれ剛性体にて形成するとともに、先端シールと先端溝の底面との間、及び、側面シールと側溝の底面との間に、それぞれ弾性部材を介装し、
    先端シールの両端部と2つの側面シールの各一端部に、該先端シールの両端部と該2つの側面シールの各一端部が互いに直角をなして衝接する傾斜面を形成したことを特徴とするロータリダンパ。
  2. 前記先端シールと側面シールが、断面矩形で同一の幅を有するものからなる請求項1に記載のロータリダンパ。
  3. 前記先端シールと側面シールが、金属製の裏金と、該裏金の表面に設けた、フリクションの小さな合成樹脂等からなる摺動層とからなり、該摺動層を前記ケーシングの内周面又は側壁面に摺接可能にする請求項1又は2に記載のロータリダンパ。
  4. 前記先端シールと側面シールが、裏金の表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものからなる請求項3に記載のロータリダンパ。
  5. 前記先端シールと側面シールが、板状のシート材から切断加工されたものからなり、該シート材が裏金の表面に多孔質焼結金属を形成し、該焼結金属上にポリテトラフルオロエチレン樹脂を含浸したものからなる請求項4に記載のロータリダンパ。
  6. 前記先端シールと側面シールが、潤滑材等を含む硬質合成樹脂からなる請求項1又は2に記載のロータリダンパ。
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