JP2006070768A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006070768A
JP2006070768A JP2004253847A JP2004253847A JP2006070768A JP 2006070768 A JP2006070768 A JP 2006070768A JP 2004253847 A JP2004253847 A JP 2004253847A JP 2004253847 A JP2004253847 A JP 2004253847A JP 2006070768 A JP2006070768 A JP 2006070768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
adsorbent
canister
passage
purge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004253847A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hara
武志 原
Shoichi Kitamoto
昌一 北本
Takahiro Imamura
貴博 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004253847A priority Critical patent/JP2006070768A/ja
Publication of JP2006070768A publication Critical patent/JP2006070768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、蒸発燃料を効果的に冷却・液化して燃料タンクに回収するようにした蒸発燃料処理を提供する。
【解決手段】吸着材10aを収容するキャニスタ10と、キャニスタ10と燃料タンク12とを接続し、燃料タンクから蒸発した蒸発燃料をキャニスタにチャージして吸着材に吸着させるチャージ通路16と、キャニスタを大気に開放する大気開放路52と、キャニスタと内燃機関(エンジン)20の吸気系(吸気管22)とを接続して吸着材から脱離した蒸発燃料を吸気系にパージさせるパージ通路50とを備えると共に、パージ通路に、キャニスタに収容された吸着材の内部を通過する吸着材通過部50bを形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、蒸発燃料処理装置に関する。
キャニスタを備え、燃料タンクと接続して燃料タンクから蒸発した蒸発燃料(燃料蒸気)をチャージしてキャニスタに吸着させると共に、キャニスタから脱離した蒸発燃料を所定の運転状態において内燃機関の吸気系にパージさせる蒸発燃料処理装置は良く知られている。
このような蒸発燃料処理装置にあっては、内燃機関の吸気負圧を利用して蒸発燃料を吸気系にパージさせているが、近年、電動モータと内燃機関を組み合わせたハイブリッド車両や、燃焼室に燃料を直接噴射する、いわゆる直噴機関などが種々提案されている。しかしながら、ハイブリッド車両では内燃機関が停止されることが多く、さらに、通常の内燃機関でもスロットル開度が大きいときは、予定する吸気負圧を期待できない。その結果、蒸発燃料を吸気系にパージさせる機会が減少することから、吸着させた蒸発燃料量を適切に処理できない不都合があった。
そのため、下記の特許文献1に記載されるように、燃料タンクとキャニスタの間に凝縮器を設け、蒸発燃料を冷却して液化した上で燃料タンクに戻す技術が提案されている。
特開平11−93784号公報
特許文献1に記載される技術にあっては、凝縮器は、蒸発燃料を貯留する冷却槽と、冷却槽内部の蒸発燃料を冷却する、ペルチェ効果を利用した半導体素子(熱電冷却素子)からなる熱吸収装置と、冷却槽を分割する仕切り板を備え、燃料タンクからの燃料を導入して熱吸収装置によって冷却保存する。蒸発燃料はこの冷却された燃料の中を通されて液化・吸収され、燃料タンクに再び戻されるように構成される。
このように特許文献1に記載される技術にあっては、蒸発燃料の冷却・液化に熱電冷却素子からなる熱吸収装置を必要とするなど、構成が複雑となる欠点があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、より簡易な構成でありながら、蒸発燃料を効果的に冷却・液化して燃料タンクに回収するようにした蒸発燃料処理装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1に係る蒸発燃料処理装置にあっては、吸着材を収容するキャニスタと、前記キャニスタと燃料タンクとを接続し、前記燃料タンクから蒸発した蒸発燃料を前記キャニスタにチャージして前記吸着材に吸着させるチャージ通路と、前記キャニスタを大気に開放する大気開放路と、前記キャニスタと内燃機関の吸気系とを接続して前記吸着材から脱離した蒸発燃料を前記吸気系にパージさせるパージ通路とを備えると共に、前記パージ通路に、前記キャニスタに収容された吸着材の内部を通過する吸着材通過部を形成する如く構成した。
請求項2に係る蒸発燃料処理装置にあっては、さらに、前記パージ通路の吸着材通過部の下流に、前記パージ通路内の蒸発燃料の内の液化された燃料を貯留する液溜め室と、前記液溜め室と前記燃料タンクとを接続して前記液化された燃料を前記燃料タンクに戻す液化燃料戻し通路とを備え、よって前記パージ通路が前記液溜め室を介して前記内燃機関の吸気系に接続される如く構成した。
請求項3に係る蒸発燃料処理装置にあっては、さらに、前記パージ通路の吸着材通過部と前記液溜め室の間に、前記パージ通路内の蒸発燃料を冷却する冷却手段を備える如く構成した。
請求項4に係る蒸発燃料処理装置にあっては、さらに、前記パージ通路に配置され、前記吸着材から脱離した蒸発燃料を吸引して前記パージ通路への流入を促進する吸引ポンプを備える如く構成した。
請求項1に係る蒸発燃料処理装置にあっては、パージ通路にキャニスタに収容された吸着材の内部を通過する吸着材通過部を形成する如く構成したので、 蒸発燃料の冷却・液化に熱電冷却素子からなる熱吸収装置を必ずしも必要としない点で構成が簡易となる。即ち、後述する如く、キャニスタ内部に収容された吸着材(活性炭)は、蒸発燃料が脱離するときの気化熱によって冷却されるが、パージ通路がその吸着材(活性炭)の内部を通過するように構成することで、その吸着材の冷却を利用して蒸発燃料を冷却・液化することができ、従来技術に比して簡易な構成でありながら、蒸発燃料を効果的に冷却・液化して燃料タンクに回収することができる。
さらには、それによって内燃機関にパージされる蒸発燃料量を減少させることができて空燃比への影響を低減することができる。
請求項2に係る蒸発燃料処理装置にあっては、さらに、パージ通路の吸着材通過部の下流に、パージ通路内の蒸発燃料の内の液化された燃料を貯留する液溜め室と、液溜め室と燃料タンクとを接続して液化された燃料を燃料タンクに戻す液化燃料戻し通路とを備え、よってパージ通路が液溜め室を介して内燃機関の吸気系に接続される如く構成したので、上記した効果に加え、蒸発燃料を効果的に気液分離することができ、液化された蒸発燃料を燃料タンクに回収する一方、液化できなかった蒸発燃料を内燃機関にパージさせることができる。
請求項3に係る蒸発燃料処理装置にあっては、さらに、パージ通路の吸着材通過部と液溜め室の間にパージ通路内の蒸発燃料を冷却する冷却手段を備える如く構成したので、構成は若干複雑となるものの、蒸発燃料の冷却・液化を一層効果的に行うことができる。
請求項4に係る蒸発燃料処理装置にあっては、さらに、パージ通路に配置され、吸着材から脱離した蒸発燃料を吸引してパージ通路への流入を促進するポンプを備える如く構成したので、吸着材からの蒸発燃料の脱離を促進させることができると共に、吸気負圧が不足するような運転状態においても脱離した蒸発燃料を内燃機関の吸気系に確実にパージさせることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る蒸発燃料処理装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る蒸発燃料処理装置を模式的に示す概略図である。
図1において、符号10はキャニスタを示す。キャニスタ10は樹脂材あるいは金属材から製作され、その内部にペレット状の活性炭からなる吸着材10aを収容する。より具体的には、キャニスタ10は2個のフィルタ10b,10cを備え、その2個のフィルタ10b,10cの間に形成される空間内に吸着材10aが収容される。
尚、キャニスタ10の内部の空間は、フィルタ10bからフィルタ10cに向けて延びる仕切り板10dで部分的に区画される。また、フィルタ10cとキャニスタの底面の間にはスプリング10eが弾装され、フィルタ10cをフィルタ10bに向けて押し、ペレット間の空隙を減少させる。
符号12は燃料タンクを示し、燃料タンク12には燃料(ガソリン燃料)14が貯留される。燃料タンク12も樹脂材あるいは金属材から製作されると共に、気密かつ液密に製作される。燃料タンク12のフィラネック12aの先端に形成された開口はフィラキャップ12bで閉鎖される。
キャニスタ10と燃料タンク12の液面上方空間12cとはチャージ通路16によって接続され、燃料タンク12内において蒸発した蒸発燃料(燃料蒸気)はチャージ通路16を通ってキャニスタ10に送られる(チャージされる)。キャニスタ10に送られた蒸発燃料、特にその主成分である炭化水素(HC)成分は、キャニスタ10の内部に収容された吸着材10aに吸着される。
符号20は内燃機関(以下「エンジン」という)を示す。エンジン20は4サイクル4気筒エンジンからなり、エアクリーナ(図示せず)から吸入された空気は吸気管22を流れ、スロットル弁24で流量を調整されつつ吸気マニホルド26を通って各気筒の吸気ポートに至る。燃料タンク12に貯留されたガソリン燃料14は燃料供給管(図示せず)を介してインジェクタ30に供給され、そこで噴射されて流入空気と混合して混合気を形成する。混合気は吸気弁32が開弁されたとき、各気筒の燃焼室34(一つのみ示す)に流入する。
流入した混合気は点火プラグ36で点火されて燃焼し、ピストン40を駆動する。燃焼によって生じたガスは排気弁42が開弁されたとき、排気マニホルド44を流れ、排気管46を通って大気(エンジン外)に放出される。
キャニスタ10とエンジン20の吸気系、より具体的にはスロットル弁24の下流位置とはパージ通路50によって接続される。また、キャニスタ10は、大気開放路52を介して大気に開放される。
パージ通路50にはパージ制御弁50aが介挿される。パージ制御弁50aは電磁ソレノイド弁からなり、ソレノイドへの通電量に応じた開度でパージ通路50を開閉する。パージ通路50が開放されると、吸着材10aに吸着された蒸発燃料の気体成分は、脱離した後、パージ制御弁50aの開度に応じた流量でエンジン20の吸気系にパージされる。
大気通路52には大気開放弁52aが介挿される。大気開放弁52aも同様に電磁ソレノイド弁からなる。大気開放弁52aは、駆動されると、大気通路52を閉鎖する。
パージ通路50には、キャニスタ10から延びた後、エンジン20の吸気系に至るまでの間に、キャニスタ10に収容された吸着材10aの内部を通過する吸着材通過部50bが形成される。吸着材通過部50bは、具体的には、キャニスタ10から出て上方に延びた後、折曲されて再びキャニスタ10に向かい、キャニスタ10に収容された吸着材10aの間を、図示の如く、側面視においてU字状に湾曲してなる金属製の配管からなる。
吸着材通路50bは、大気開放路52に接続される開口の直下付近でキャニスタ10の側面からその内部に入り、フィルタ10cに向けて下降し、フィルタ10cに沿って延びた後、チャージ通路16に接続される開口に向けて延びつつ、その開口の直下付近でキャニスタ10の側面から出るような形状とされる。
さらに、パージ通路50の吸着材通過部50bの下流(パージの流れにおいて)には、パージ通路50の内部の蒸発燃料の内の液化された燃料を貯留する液溜め室54と、液溜め室54と燃料タンク12とを接続して液化された燃料を燃料タンク12に戻す液化燃料戻し通路56とが設けられる。
液溜め室54は、図示の如く、燃料タンク12を小型にした形状を備え、上方で2個の開口が穿設される。2個の開口の一方は吸着材通過部50bの末端に接続され、冷却・液化された蒸発燃料の液体成分が滴下してその内部に貯留される。
液溜め室54において液化燃料戻し通路56に接続される付近にはポンプ60が設けられ、貯留された蒸発燃料の液体成分を燃料タンク12に圧送する(戻す)。ポンプ60は電動モータ62に接続され、電動モータ62の回転出力で駆動される。
液溜め室54の2個の開口の他方には上記したパージ通路50が接続され、よって液溜め室54の液面上方空間54aをエンジン20の吸気系に接続する。従って、吸着材通路50bを介して送られた蒸発燃料の気体成分は、液面上方空間54aに一旦貯留した後、パージ通路50を介してエンジン20の吸気系に送られる。このように、パージ通路50は、液溜め室54を介してエンジン20の吸気系に接続される。
パージ通路50において、吸着材通過部50bの適宜位置にはポンプ64が配置され、吸着材10aから脱離した蒸発燃料を吸引してパージ通路50への流入を促進する。ポンプ64には電動モータ66が接続され、電動モータ66の回転出力で駆動される。
エンジン20のクランクシャフトあるいはカムシャフト(共に図示せず)の付近にはクランク角センサ70が配置され、エンジン回転数を示す信号を出力すると共に、吸気管22にはスロットル弁24の配置位置の下流において絶対圧センサ72が配置され、吸気管内圧力PBA(エンジン負荷を示す)に応じた信号を出力する。
これらセンサの出力は、CPU,ROM,RAMなどからなるマイクロコンピュータから構成される電子制御ユニット(以下「ECU」という)74に送られる。ECU74は、キャニスタパージが許可される運転状態、即ち、定常運転状態にあって空燃比フィードバック制御およびフュエルカットなどが実行されていない運転状態にあるとき、パージ制御弁50aを開弁して蒸発燃料を吸気系にパージさせる。
このとき、ECU74は電動モータ66を駆動してポンプ64を駆動する。この結果、パージ通路50内の蒸発燃料は吸引されてエンジン20の吸気系に強制的に圧送されるので、エンジン20の吸気負圧が不足するとき、あるいは吸気負圧が全くないような場合でも吸気系へのパージを行うことができる。また、ECU74は、電動モータ62を連続に駆動してポンプ60を駆動し、液化された蒸発燃料を燃料タンク12に戻す。尚、液溜め室54にフロートを配置して水位を検出し、それに応じて電動モータ62を間欠的に駆動するようにしても良い。
この実施例に係る蒸発燃料処理装置において特徴的なことは、パージ通路50にキャニスタ10に収容された吸着材10aの内部を通過する吸着材通過部50bが形成されることである。
以下それについて説明する。
図2は、n−ブタン(ノルマルブタン)の温度に対する蒸気圧特性を示すグラフである。図2から明らかな如く、n−ブタン、0℃での飽和蒸気圧はほぼ大気圧となると共に、0℃で液化する。
他方、キャニスタ10の内部の活性炭(吸着材10a)は、吸着したブタンが脱離するときの気化熱によって温度が低下する。図3は、活性炭の温度が45℃で脱離が開始したときのパージ流量(パージエア積算流量)に対する活性炭の温度特性を示すグラフである。図中で、A,B,C,Dは図1に示すキャニスタ10の位置における温度を示す。
図3に示される如く、活性炭温度はパージが開始した直後、0℃付近まで低下する。尚、温度降下は、チャージ通路16の付近に近い部位が最も大きい。
この実施例はその点に着目し、蒸発燃料の脱離時の活性炭の温度降下を利用し、パージ通路50にキャニスタ10に収容された活性炭(吸着材10a)の内部を通過する吸着材通過部50bを形成し、蒸発燃料を冷却・液化するようにした。
即ち、この実施例に係る蒸発燃料処理装置にあっては、吸着材10aを収容するキャニスタ10と、キャニスタ10と燃料タンク12とを接続し、燃料タンク12から蒸発した蒸発燃料をキャニスタ10にチャージして吸着材10aに吸着させるチャージ通路16と、キャニスタ10を大気に開放する大気開放路52と、キャニスタ10とエンジン20の吸気系(吸気管22)とを接続して吸着材10aから脱離した蒸発燃料を吸気系にパージさせるパージ通路50とを備えると共に、パージ通路50に、キャニスタ10に収容された吸着材10aの内部を通過する吸着材通過部50bを形成する如く構成したので、蒸発燃料の冷却・液化に熱電冷却素子からなる熱吸収装置を必ずしも必要としない点で構成が簡易となると共に、蒸発燃料を効果的に冷却・液化して燃料タンク12に回収することができる。
さらには、それによってエンジン20の吸気系にパージされる蒸発燃料量を減少させることができて空燃比への影響を低減することができる。
さらに、パージ通路50の吸着材通過部50bの下流に、パージ通路内の蒸発燃料の内の液化された燃料を貯留する液溜め室54と、液溜め室54と燃料タンク12とを接続して液化された燃料を燃料タンク12に戻す液化燃料戻し通路56とを備え、よってパージ通路50が液溜め室54を介してエンジン20の吸気系に接続される如く構成したので、上記した効果に加え、蒸発燃料を効果的に気液分離でき、液化された蒸発燃料を燃料タンク14に回収することができる一方、液化できなかった蒸発燃料をエンジン20の吸気系にパージさせることができる。
さらに、パージ通路50に配置され、吸着材10aから脱離した蒸発燃料を吸引してパージ通路50への流入を促進するポンプ64を備える如く構成したので、吸着材からの蒸発燃料の脱離を促進させることができると共に、吸気負圧が不足するような運転状態においても脱離した蒸発燃料をエンジン20の吸気系に確実にパージさせることができる。
図4は、この発明の第2実施例に係る蒸発燃料処理装置を模式的に示す、図1と同様の概略図である。尚、第1実施例と同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第2実施例においてはパージ通路50の吸着材通過部50bと液溜め室54の間にパージ通路50内の蒸発燃料を冷却する冷却手段80を備える如く構成した。冷却手段は、ペルチェ効果を利用した熱電冷却素子からなる。
第2実施例においては、上記の如く、冷却手段80を設けたので、構成は若干複雑となるものの、キャニスタ10に収容された活性炭(吸着材10a)が冷却状態にないときも、蒸発燃料の冷却・液化を一層効果的に行うことができる。
尚、第2実施例において、冷却手段80として、ペルチェ効果を利用した熱電冷却素子に代え、エアコンディショナ(図示せず)の冷媒などを利用しても良い。
この発明の第1実施例に係る蒸発燃料処理装置を模式的に示す概略図である。 図1に示す蒸発燃料処理装置で使用されるガソリン燃料などの成分である、n−ブタン(ノルマルブタン)の温度に対する蒸気圧特性を示すグラフである。 図1に示す蒸発燃料装置のキャニスタに収容される活性炭(吸着材)の温度が45℃で脱離が開始したときのパージ流量に対する活性炭の温度特性を示すグラフである。 この発明の第2実施例に係る蒸発燃料処理装置を全体的に示す、図1と同様の概略図である。
符号の説明
10 キャニスタ
12 燃料タンク
14 燃料
16 チャージ通路
20 内燃機関(エンジン)
22 吸気管(吸気系)
50 パージ通路
50a パージ制御弁
50b 吸着材通過部
52 大気開放路
54 液溜め室
56 液化燃料戻し通路
60,64 ポンプ
62,66 電動モータ
74 電子制御ユニット(ECU)
80 冷却手段

Claims (4)

  1. 吸着材を収容するキャニスタと、前記キャニスタと燃料タンクとを接続し、前記燃料タンクから蒸発した蒸発燃料を前記キャニスタにチャージして前記吸着材に吸着させるチャージ通路と、前記キャニスタを大気に開放する大気開放路と、前記キャニスタと内燃機関の吸気系とを接続して前記吸着材から脱離した蒸発燃料を前記吸気系にパージさせるパージ通路とを備えると共に、前記パージ通路に、前記キャニスタに収容された吸着材の内部を通過する吸着材通過部を形成したことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. さらに、前記パージ通路の吸着材通過部の下流に、前記パージ通路内の蒸発燃料の内の液化された燃料を貯留する液溜め室と、前記液溜め室と前記燃料タンクとを接続して前記液化された燃料を前記燃料タンクに戻す液化燃料戻し通路とを備え、よって前記パージ通路が前記液溜め室を介して前記内燃機関の吸気系に接続されることを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
  3. さらに、前記パージ通路の吸着材通過部と前記液溜め室の間に、前記パージ通路内の蒸発燃料を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の蒸発燃料処理装置。
  4. さらに、前記パージ通路に配置され、前記吸着材から脱離した蒸発燃料を吸引して前記パージ通路への流入を促進するポンプを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置。
JP2004253847A 2004-09-01 2004-09-01 蒸発燃料処理装置 Pending JP2006070768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004253847A JP2006070768A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 蒸発燃料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004253847A JP2006070768A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 蒸発燃料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006070768A true JP2006070768A (ja) 2006-03-16

Family

ID=36151651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004253847A Pending JP2006070768A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 蒸発燃料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006070768A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016121641A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
WO2017104377A1 (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 京三電機株式会社 燃料戻し装置
US10699728B2 (en) 2010-01-19 2020-06-30 Dolby International Ab Subband block based harmonic transposition

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10699728B2 (en) 2010-01-19 2020-06-30 Dolby International Ab Subband block based harmonic transposition
US11341984B2 (en) 2010-01-19 2022-05-24 Dolby International Ab Subband block based harmonic transposition
US11646047B2 (en) 2010-01-19 2023-05-09 Dolby International Ab Subband block based harmonic transposition
US11935555B2 (en) 2010-01-19 2024-03-19 Dolby International Ab Subband block based harmonic transposition
JP2016121641A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
US10415510B2 (en) 2014-12-25 2019-09-17 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel vapor recovery apparatus
WO2017104377A1 (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 京三電機株式会社 燃料戻し装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9822718B2 (en) System and method for controlling canister purging
US6959696B2 (en) Internal combustion engine evaporative emission control system
US9651003B2 (en) System and method for improving canister purging
US9611816B2 (en) System and method for improving canister purging
JP4661656B2 (ja) パージ装置
US10012183B2 (en) System and methods for purging residual exhaust and uncombusted fuel to an exhaust catalyst
US9874137B2 (en) System and method for canister purging
JP5825281B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
WO2014020865A1 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2005036759A (ja) 蒸発燃料処理装置
US7870848B2 (en) Reducing fuel-vapor emissions by vortex effect
US10907583B2 (en) Fuel vapor processing apparatus
JP2006070768A (ja) 蒸発燃料処理装置
US9133778B2 (en) Fuel supply device
JP3773406B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP5744674B2 (ja) 燃料供給装置
JP4349069B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料供給装置
JP7472764B2 (ja) エンジン装置
JP5962410B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2014066167A (ja) 蒸発燃料処理装置
KR200245197Y1 (ko) 자동차의캐니스터퍼지장치
JP2002122047A (ja) 蒸発燃料処理方法およびその装置
JPS61258963A (ja) 自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置
JP3424290B2 (ja) 燃料供給装置
JP3102124B2 (ja) 蒸発燃料制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20061128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Written amendment

Effective date: 20090515

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090804

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02